JP4094817B2 - 複数の板からなる容器 - Google Patents

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Description

【0001】
本発明は本願請求項1から4までの前段に定義される容器に関する。
【0002】
他の種々文献の中で、この種の容器は、本願出願人の前身が出願したPCT特許出願公開明細書第WO94/11259A号、同第WO95/13970A号及び同第WO97/41037A号から知られている。この種の容器は複数のフラップから構成され、そのうちの一つは基部を形成し、他のフラップは容器の側壁を形成し、これらフラップは洗浄又は空の状態で輸送する際、互いに平行に折り込んだ位置を取ることができる。この場合、フラップは容器基部に平行に拡がるか、又はその容器基部上に折り重ねられる。
【0003】
物品輸送のため、側壁を形成するフラップは容器基部に対して直角な位置に起こして互いに固定される。
個々のフラップのピボット動作を可能にする装置は、ヒンジピンの形で与えられる。これらのヒンジピンは接続リンクを用いて個々のフラップ前方縁からある距離を置いて保持されると共に、他のフラップの溝にその位置を構える。これら容器の或ものでは、フラップはヒンジピンの長手方向軸の方向に個々のフラップを変位させることによって、それらを分離することができる。
【0004】
また、この種の容器はPCT特許出願公開明細書第WO96/11144A1号及びドイツ特許出願公開明細書第DE4201145A1号からも知られており、その容器は上記のものと類似の構成を有している。これらの容器については、上記最初の公開明細書は、ヒンジピン用の案内スリーブの一つがスリットを有し、半径方向に弾性変形が可能であって、容器の基部を形成するフラップに対する位置に達して、固締するためのピボット作用を可能にする構成を提案し、ヒンジ機構の残りの部分は、側壁を形成するフラップが直立位置にあるとき、ヒンジピンが垂直方向のストレス、即ち容器基部を形成するフラップに直角方向に掛かるストレスを逸らす構成を採っている。
【0005】
しかし、上記容器は全て強度と言う点からも、それらに求められる全ての要件に合うことができないことが判明したし、また安全要素の点でも歪みを十分に取ることができないことが判明した。
【0006】
従って、本発明の目的は、物品輸送時に容器に掛かる増大する歪み、並びに外部から容器に掛けられるストレスに対して高度な抵抗を示すと共に、容器をその頂部に積み重ねた際に上方の容器の重量を受け止めることのできる容器を提供することにある。
【0007】
この目的は、請求の範囲第1項から第4項の特徴部に定義された特徴によって達成される。
請求項1がその概略を描く解決策は、以下の事実から有利である。即ち、周囲隆起部のレイアウトが容器基部を形成するフラップの強度を増加させる事実、及びリンク装置が装置基部の表面より上に載置されるので、側壁を形成するフラップは基部上に位置し、かつ水平に限定された位置で基部から解放され、他方、直立状態にあるときは、ヒンジピンが外側に向かって保護され、カバーされるように配置されている事実から有利である。従って、ヒンジ配置に関するこれら微妙で、かつ敏感なヒンジピンは、例えばフォークリフトの尖った先端に対しても、また過剰にきつくパックされた状態からも、あるいは車両による側壁への衝撃に対しても良好に保護される。
【0008】
請求項2がその概略を描く実施例は、利点を有している。即ち、ヒンジピンは支持領域に関して、前もって最小限の緊張状態にある。ヒンジピンに付加的空間を与えるために溝内に載置されるので、衝撃及び振動に基づくストレスを受けたときでさえ、ヒンジピンは十分に溝に案内され、保持される。しかし同時に、ヒンジピンを破壊しり、曲げたりする如何なる不所望なヒンジピンへの過剰な歪みを避けることができる。このことは、容器が積み上げられたときでさえも、より高い垂直負荷を掛けることを可能にすると共に、側壁を形成するフラップに外部から作用し、容器内部にも影響するような衝撃が起こった際には、ヒンジピンは確実により効果的に溝内に保持される。
【0009】
請求項3に記載の実施例は驚くべき有利な構成を与える。この構成によって、互いに調整可能なフラップは、直立位置に一緒に折られて位置し、異なる空間方向における案内と支持のために構成された弾性変形可能な維持要素を有する接続シート配置によって、フラップが相互に連結するコーナー領域に於ける反りを有利に防止する。
【0010】
請求項4がその概略を描く解決策は、本来的な解決策であって、この解決策は、他のフラップに対して一フラップを支える直立フラップが、異なる空間方向に容器の基部を形成するフラップにほぼ直角に配置されたフラップに固定されるのを可能にするため、高い垂直又は水平負荷が掛かった場合に於いてさえも、他のフラップと隣接するフラップが異なる空間方向に関して弱体化することを防止すると共に、そこに含まれる物品、又はコンベヤ手段によって掛けられる外的作用力による極端なストレスを受けたときでさえ、容器には如何なる損傷、又はそれに類するものが起こらないことを特徴とする。
【0011】
本発明の他の有利な実施形態は請求項5から68に定義されており、これらが提供する利点については、更に詳細な説明でそれらの大要を述べる。
【0012】
以下、本発明の異なる実施形態例を示す図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
【0013】
はじめに当たり、以下の点に注意されたい。種々の図に於いて、同一構成要素は同一参照番号によって示され、かつ同一構成要素名によって呼称するので、以下の記載を通じて行う開示は、その意味に於いて同一参照番号及び同一構成要素名を有する同一構成要素に適用し得ること。また以下の記載中、位置の記載に用いる用語、例えば頂部、底部、側部などは、説明に用いている特定の図に関し、図示されている何れの新たな位置に適用することができる。更に、説明され、かつ図示される異なる実施例の個々の特徴、又はそれら特徴の組み合わせは、本発明の提議する進歩性有る本来的解決策を代表するものである。
【0014】
図1〜3は或る程度迄は、木枠としても説明することが可能な食料品、特にフルーツ、野菜等の新鮮な産品の輸送に使用されるが、ミルク瓶、ミルクカートン、又はその同等品等のパック食品類の輸送に適している。
この容器1は複数のフラップ2〜6、特に4枚又はそれ以上の複数のフラップから構成され、図示の容器は三角形表面領域とは反対の長方形表面領域、即ち5枚のフラップ2〜6を有している。
【0015】
この場合、フラップ6は容器の基部を形成し、フラップ2及び4は側端部壁を形成すると共に、フラップ3及び5は長手方向側壁を形成する。この特定の表現は単に容器の基部、即ちフラップ6が長方形表面であるがためであって、容器基部が正方形であれば、側壁を形成する4枚のフラップ2〜5は全て、多かれ少なかれ同一長さとなる。
【0016】
個々のフラップ2〜6は如何なる構成であってもよく、枠組み構造、円形構造、又は片面又は両面に突き出た強化リプを備えた平面構造として構成することも可能である。
特に、ここに図示し、単に例として挙げた実施例では、互いに向かい合うフラップ2〜6の各表面は平坦であって、かつ例えば容器内部に通気を与えるための少数のオリフィス(小孔)を備えている。複数の選択事項の一つとしては、フラップ2〜5に切り欠き部9を設けて、この部分に握りを与えるように構成することもできる。
【0017】
互いに向き合うフラップ2〜6の表面が平坦であって、かつリブを持たない実施形態は、輸送中の食品が突出部分によって傷つけられることもなく、使用後の洗浄を楽にするという利点を提供する。
容器1を空の状態で輸送するときの体積と、容器1を物品又は食料品で満した使用状態で輸送するときの体積との比を、可能な限り好ましい比にするため、フラップ2〜5はヒンジ機構を用いて容器基部を形成するフラップ6に連結される。
【0018】
ヒンジ機構10はヒンジピン11から構成されると共に、接続リンク12を用いて、対面するフラップ2〜5の前方縁部13に所定の隙間を置いて永久付着される。この接続リンク12はピボット動作可能に支持ハウジング14に納められ、必要に応じて除去可能となっている。
この支持ハウジング14は、内部表面15を横切って周囲縁領域を延走する周囲隆起部16を有するように構成され、その内部には各フラップの一部長さに渡ってヒンジピン11を受ける手段として、互いにある距離を置いて設けた溝17が形成される。
【0019】
これらの溝17は対向して横たわる側壁又は端部壁面に向かって開かれているので、ヒンジピン11は側壁を形成するフラップ2〜5が、容器基部とほぼ並行な位置に移動すると、凹状の溝17への挿入及び抜き取りが可能である。斯うしたフラップの挿抜動作は固締ピン又は固締表面の弾性変形によって可能となるが、このことは必ずしもその場合だけと言うわけではない。
【0020】
フラップ6の協働前方縁13の長手方向に、それぞれ容器基部を形成するフラップ6に関し、それぞれ個々のフラップ2〜5を置き換えることによって、接続リンク12を越えて突出するヒンジピン11の二つの端部領域18の一つは、保持肩19を形成する溝17の一部に押し込まれる。
保持肩19は溝17の一部をカバー要素20が覆うように構成される。
【0021】
ヒンジピン11の端部領域18が保持肩19に押し込まれると、接続リンク12は溝17の凹み21によって形成される側頬部22内に移動する。この場合、凹み21は基板23の少なくとも一部に設けられ、ヒンジピン11の長手方向に平行な長さと、少なくとも同方向に計った接続リンク12の幅に対応する幅を有している。この凹み21はヒンジピン11の長手方向中心軸24に関して、少なくとも90°のピボット運動範囲を越えて延在する。
【0022】
容器基部を形成するフラップ6の中心領域に開口する溝17の長さ25は、ヒンジピン11の長さ26と等しいか、又はそれよりも大きい。
ヒンジ11及び接続リンク12、フラップ2〜5に関連する凹み21の構造の結果、言い換えれば、端面を形成するフラップ2〜4及び長手方向の面を形成するフラップ3〜5は、容器基部に対向する位置、即ち輸送目的のために内向きに180°折り込まれてきた位置から、輸送又は洗浄を目的として、容器基部を形成するフラップ6から外部に向かって突出する位置に折り出すことが可能であり、それらは容器基部を形成するフラップ6の周囲の前端縁の外側に横たわるようになる。
【0023】
使用可能な位置では、各フラップ2〜5は容器基部を形成するフラップ6に関して、折り出されるか、又は折り込まれるかの間の位置にあり、容器基部6に対して90°の角度でフラップ6に対して直立する。
容器基部6に関してフラップ2〜5を、それらの長手方向前端縁が互いに平行となる方向に案内するため、接続リンク12は保持肩19と、そのピボット移動の大部分に対して対向して横たわる止め子27との間にある凹部21に案内される。
【0024】
溝17は大凡U字形又はC字形の断面を有するため、脚部間を対称的に走る垂直軸線は、容器基部表面に対して5〜25°、好ましくは8〜20°の角度の傾きで容器基部を形成するフラップ6の中央領域に立設される。この角度範囲を横切るフラップ6、フラップ2〜5及びフラップ3〜5の間の相対変位は調整可能であるから、端部壁面の重なりを形成するフラップ2、4に向き合う前方縁30,31が重なるピボット運動領域内に、内部面28に直角に突出する止め隆起部29を越えて案内され、これによってフラップ3、5、及び6の間の如何なる相対変位をも防止する。また、これら止め隆起部29が容器基部6に折り込まれた位置で、端部正面30と平行に走る横断壁を形成するフラップ2、4の前方縁32、33と重なることは明らかである。
【0025】
また、止め隆起部29を長手方向側壁を形成するフラップ3、5に設ける代わりに、それらが同様に長手方向側壁3、5か、又は容器基部を形成するフラップ6の平行に走る前端縁と重なるように、横断端部壁を形成するフラップ2、4上に設ける得ることは明らかである。
他方、この実施形態例に示すように、もし止め隆起部29を長手方向側壁を形成するフラップ3、5に設ければ、溝17及びヒンジピン11の長手方向中心軸線24は、図1に図示のように、フラップ2、4に対応する厚さ34だけフラップ6の表面15より上に設けられる。従って、ヒンジピン11のための支持ハウジング14を形成する周囲隆起部16が立ち上げられている事実を考慮すれば、大凡U字形をした受容チャンネルは容器基部を形成するフラップ6との関連で形成されるから、横断側壁を形成するフラップ2、4は、溝17が容器基部を形成するフラップ6の中心に向かって開く角度範囲内に於いて、周囲隆起部16によって横方向に案内され、保持肩19内に案内されるヒンジピン11の端部領域18が、この部分のピボット運動中に保持肩19から押し出されることはない。
【0026】
従って、長さ35は長手方向側壁を形成するフラップ3及び5上でヒンジピン11を受ける支持ハウジング14の互いに対面する側面間の内部幅36と等しいか、又は僅かに小さい。更に、長手方向側壁を形成するフラップ3及び5の各の止め隆起部29の間の内部幅37は、横断端部壁を形成するフラップ2及び4のヒンジピン11を受ける支持ハウジング14の互いに離れて対面する前方縁39の間の最大距離38に等しいか、又は僅かに小さい。
【0027】
同様に、長手方向側壁を形成するフラップ3、5の内部表面28を越えて直角に突出する止め隆起部29が跨ぐ高さ40は、図3に図示のように、横断側壁を形成するフラップ2、4の厚さ34に容器基部を形成するフラップ6の厚さ41を加えた厚さに等しいか、又は僅かに小さい。
図1〜3は容器の基本構造及びその一般的な動作原理を示しているが、ここからは各フラップ2〜6の構成及びレイアウトを更に詳しく図示する図4〜13及び図14〜18を参照して更に詳しく説明する。
【0028】
図4〜6は容器1の長手方向側壁を形成する二つのフラップ3、5の一つを示す。フラップ3は実際に詳細図として選んだ図である。また、図4及び5はフラップ3又は5の構造を更に詳細に示す図である。
このフラップ3は中空部材型の強化ブレース42を有している。この強化ブレース42は前方縁13の狭い正面端部43、44近くに沿って、長手方向前方端縁45に向かう方向に延走する。
【0029】
容器1を積み上げた際の力の移動を改善するために、もし強化ブレース42の垂直方向に延びる部分領域と、強化ブレース42の水平部分領域とが湾曲部材によって連結されていれば好都合である。同様に、側壁の隣接部分領域を強化するために、もし強化ブレース42が、少なくともコーナーの支えの厚さだけ、フラップ3だけの高さ46の部分領域を跨いで中央長手方向にオフセット、又は返し配置されるならば有利である。
【0030】
強化ブレース42は中空のプラスチック部から構成される。この中空プラスチック部は、可塑性材料の中心領域がまだ液状又は可塑状態にある状態で、フラップ3及び5の他の部分と共に一連の単一作業工程で成形され、その後、射出成形構成要素のコアがブロウアウトされる射出成形工程で製造するのが好ましい。付加した棒状の長手方向支え47、48、垂直支え49、並びに対角支持要素50はこの工程で連結することが可能であり、空間的には非常に良好な剛性を創生し、就中これらフラップ3、5が非常に高い垂直負荷を支持することを可能にする。
【0031】
ここで興味のある特徴は、心出し用凹部51は長手方向側部縁45の領域に設けられ、上部に重なる容器1の容器基部を形成するフラップ6の整合用心出し突起52と協働する点である。相対的に高度なストレスがこの領域に加えられるから、互いに向き合う二つの対角支持要素50は大凡この領域に終端し、強化ブレース42とヒンジ機構10との間にある長手方向側壁3、5、各長手方向支え47、48、及び垂直支え49に渡って一様な剛性を与え、ここに発生する巨大な歪みを処理し、特に如何なる曲がり変形をも防止する。
【0032】
ヒンジ機構10に高度な強度と抵抗を与えるために、フラップ3、5の前方縁13の長さに渡って多数のヒンジピン11を分配配置することもまた有利に働く。
従って、それぞれ互いに隣接して対を作るヒンジ機構10を配置し、これらヒンジ機構10の各対の間にピボット止め子53を用意することが有利であることが判る。
【0033】
このピボット止め子53の目的は、長手方向側壁を形成するフラップ3、5を直立させたとき、またフラップ2、4を直立させたときも、フラップ2〜5が直立位置を確実に取るようにすることにある。また、これらピボット止め子53の立設表面54は、ヒンジ機構10が過剰な歪みを受けるのを防止する。初期計画のものより高い負荷がヒンジ機構10に掛けられと、立設表面54は容器基部を形成するフラップ6上に立設表面とは反対側に横たわる支持表面55によって支持され、これによってヒンジ機構10及びヒンジピン11に掛かる負荷をできる限り低減する。
【0034】
フラップ2〜5に作用する垂直方向の力による基本負荷はヒンジ機構10を介して転向されるから、高い表面圧力は少なくともヒンジピン11の端部領域18と支持ハウジング14又は溝17との間に創生される。しかし、この支持ハウジング14又は溝17は、側壁を形成するフラップ3及び5に対して高い衝撃が加えられた際に、開口したヒンジピン11の端部領域18がそれぞれの溝17から滑り出るのを防止する。
【0035】
ほぼ長方形の立設表面54の側部縁56は、ヒンジピン11の長手方向中心軸線によって形成される輪郭表面57を有する輪郭を越えて突出し、その輪郭と接線を形成すると言う事実が有るため、この機械的障壁を克服するには、力を付加する必要がある。他方、すべての実際目的についてはフラップ2、4も同じだが、フラップ3、5が容器基部を形成するフラップ6にほぼ垂直に配置されている際には、この障壁側壁がそれ自身を輸送位置に合わせる、即ち側壁を内側又は外側に折り畳むことを更に困難にし、フラップ2〜5、特にフラップ3及び5が容器基部を形成するフラップ6に対して実質上垂直位置に直立にしっかりと置かれている際には、フラップ2〜5をしっかりと保持するので、フラップ2及び4によって形成される横断側壁は単一動作で直立させることができる。
【0036】
ピボット止め子53の立設表面54は、これと協働する容器基部を形成するフラップ6の支持面5の上、僅かな距離に配置されると言う事実を考えれば、物品を入れていない容器のフラップ2〜5を直立にセットしたとき、立設表面54はピボット運動を無視できる程度だけに妨げる。フラップ2〜5を上向きに、即ち直立にすれば、側部縁56は立設表面54に向かって走り、突出する前方縁56のため、端部領域18、60の軸線に対する横断方向の弾性変形の結果、フラップ2〜5は同距離61だけ持ち上げられて、側部縁56は輪郭表面57を越えて突出するので、フラップ2〜5はフラップ6にほぼ直角な位置に振り上げることができ、立設表面54は支持表面55と平行な位置となり、その上に僅かな距離で空間ができる。従って、フラップ2〜5はヒンジピン11の長手方向軸線24を中心に、僅かな角度範囲でピボット運動ができるようになるが、フラップ6と平行な位置に崩れ落ちることもなく、またフラップ6の側方に広がって崩れることもない。このことは、横断側壁を形成するフラップ2、4を立てるのを容易にすると共に、フラップ3、5の固締を容易にする。同時に、この構成はヒンジピン11の弾性変形可能な端部領域18に掛かる過剰な歪みを防止する。
【0037】
フラップ2〜5はそれぞれ大凡の厚さ34を有している。この場合、内部表面28の面を走るヒンジピン11の軸線59は、各フラップ2〜5の厚さ34の半分より大きい距離を保って、内部表面28から離れて配置するのが好ましい。各フラップ2〜5のこの厚さ34は、フラップ2〜5の範囲を決める外部周囲隆起部63が内部表面28に対向して横たわるフラップ2〜5の外部表面64を越えて突出する高さ62と、それぞれのフラップ2〜5の厚さ65とから構成される。フラップ2〜6を更に強くするため、図4及び6に示す図から更に明確に判るように、上記の長手方向支え47、48、垂直支え49、及び対角支持体50がフラップを囲む周囲隆起部63の内部に配設される。
【0038】
周囲隆起部63がフラップ2〜6の外部表面64を越えて突出する間に、長手方向側壁を形成する板3及び5上の狭い端部面43、44の領域にある止め隆起部29は、すでに図1について述べたように、高さ40だけ突出している。フラップ3、5の中央領域に面した面上のこれら周囲隆起部29には、支持及び心出し要素66、67、68が配置される。これら要素については、横断端部壁を形成するフラップ2及び4と関連して以下に述べる。また、これら要素はフラップ2〜4の狭い端面の周囲領域にある整合支持心出し要素と協働する。
【0039】
更に、接続機構70の接続要素69は、フラップ2〜5がフラップ6に対して多かれ少なかれ直立位置にあるときに、フラップ2、4をフラップ3、5に解放可能に接続するために用意されている。
【0040】
更に詳しい図を用いて、この接続機構70を以下に詳しく説明する。
図5に示す断面図から判るとおり、ヒンジピンに対向して横たわる長手方向前端縁45の領域の周囲縁63は、中空部の形で用意される。それ故、周囲隆起部63のこの領域における空洞は、製造工程の一部として形成される。即ち、外皮はすでに固化状態に達しているが、内部は依然として可塑化途中又は液状態にある冷却工程の間にブローを入れると言う、すでに知られている種々の形態の従来技術を用いて形成される。この技術、特にこの中空空洞構造及びこの工程に必要な工程明細、これらはエア〜モールディングとして知られている技術であり、ドイツ特許出願公開明細書第DE3940186A1号にその記載が有るが、その詳細についてはここでは省略する。
【0041】
また、図4及び6から判るように、複数のヒンジピン11はフラップ3、5の前方縁13の長さに沿って配置され、その各々は前方縁13からある距離を置いた所にそれ自身の接続リンク12を備えている。前方縁13からある距離を置いた所にある接続リンク12によって維持されたヒンジピン11は対をなして好都合に配置される。フラップ3及び5の長手方向中心に隣接して設けられたヒンジピン対71及び72はその各ヒンジピン11間に、狭い前端43、44の領域に設けられたヒンジピン対74、75より短い距離73を有し、ヒンジピン対74、75はその各ヒンジピン11の間に距離76を有している。ピボット止め子53はこれらヒンジピン対71、72及び74、75の各々の間に配置される。ここでもまた、狭い前端領域43、44に向かう方向のピボット止め子の長さ77はヒンジピン対71、72の間で、ヒンジピン対71、74、又は72、75に比べて短くなる。ヒンジピン11は最小スペースを置いて配置されるため、強固で高い負荷抵抗の接続が、握りとして設けられたフラップ3及び5から切り取った領域に創生される。それにも拘わらず、容器1を持ち上げた際、垂直負荷は多かれ少なかれ長さに沿って平等に分配される。その理由は、すでに上記したように、支持及び心出し要素66、67、68を用いた追加の支持が狭い前端領域43、44に垂直方向に向かって行われているからである。
【0042】
また、狭い前方端部43、44の領域におけるピボット止め子53の長い長さがフラップ2〜5が潰れるのを防止していると言う事実がある。これはフラップがコーナー領域で内側に折り込まれる傾向を有していると言う理由からであろうが、恐らく偏心的に突出する重量構成要素によるものであっても、少なくとも支持及び心出し要素66〜68を有する突出する止め隆起部29のレイアウトによるものではない。
【0043】
図7の拡大図、また図6の図からも明確に判るように、端部領域18、60は接続ピンリンク12から離れた端部に円錐形の案内表面78を備えている。次の複数の図に関連して説明するように、これらの目的は、各フラップ2〜5のヒンジピン11を溝17及び保持肩19に挿入し易くすることである。従って、図7から更にはっきり判るように、ピボット止め子53の長さ77は支持ハウジング14の凹み79より短い。因みに、ハウジングは長さ80を有している。長さ77と長さ80との差は、通常、接続リンク12を越えて突出する端部領域18のピンの長さ81に対応するから、一度ヒンジピン11が溝17に挿入されると、全ヒンジピンの長さ81はフラップ6に対するフラップ2〜5の滑走作用によって、支持ハウジング14の保持肩19に案内することができ、対応する大きな案内支持面を創生する。しかし、ピボット止め子53の長さ77より大きな長さだけ、長さ80がピン長さ81より大きくなることは可能である。
【0044】
実際目的から、ピボット止め子53の高さ82は、支持ハウジング14の幅83と同じサイズである(図1参照)。何れにせよ、ヒンジピン11の長手方向中心軸線24と、ピボット止め子53の立設表面54との間の距離84が、支持ハウジング14内でヒンジピンを受ける溝17の長手方向中心軸線24と、フラップ6又はフラップ6の中央領域に対面する支持ハウジング14の側壁86との間の距離85(図10)より確実に大きくならないように注意することが肝要である。
【0045】
この効果は以下の点にある。即ち、ピボット止め子53の結果、フラップ2〜5が支持表面55上に完全に平らに横たわるように外側に向かって折り広げられたとき、ヒンジピン11は如何なる歪みからも解放され、他方、この位置に於いても、端部側壁を形成するフラップ2及び4は、フラップ6上に横たわる輸送位置に抑制又は固定される点にある。
【0046】
特にそうした位置を避けたいと望む場合には、長手方向側壁が外側に折り出されて、端部側壁を形成するフラップ2及び4が容器基部を形成するフラップ6上に抑制され、降ろされるように、距離84を距離85より大きくするように構成することが可能なのは明らかである。
【0047】
同様に、接続リンク12の寸法は次のように決められる。即ち、前方縁13とそれに対面するヒンジピン11の端部領域18の隣接表面部分との間の計測値又は寸法87が端部領域18と、前方縁13に対面するカバー要素20の表面との間の距離88より僅かに大きくなるように決める。この計測値87はカバー要素20と隣接する端部領域18におけるカバー要素20の厚さ89に対応する。
【0048】
フラップ2〜5を直立させたとき、言い換えれば使用可能位置に立たせたとき、フラップ2〜5を介して掛けられ、フラップ6に作用するストレスの結果として、初期には最小の力がヒンジピン11及び端部領域18、60に掛けられ、溝17に解放されるから、フラップ2〜5は追加の移行又はフラップ6の溝17からの滑脱に対してチェックされる。ヒンジピン11及び端部領域18、60を除去するかもしれない何か追加の歪みは、側壁を形成するフラップ2〜5が支持ハウジング14に直接支持されているという事実によって回避することができる。
【0049】
これらの寸法は、厚さ89と計測値87との差が、立設表面54とフラップ2〜5の支持表面55及びフラップ6との間の距離58と同じになるように特定してもよい。
しかし、実際目的のためには、これら寸法は力がフラップ2〜5に作用しているか、又は容器基部を形成するフラップ6に作用しているかによって、最初は前方縁13、又はピボット止め子53を介して力を掛け、ついで他のそれぞれの構成要素を介して容器基部を形成するフラップ6に送るかを選択できるように寸法を変化させてもよい。
【0050】
図8〜11は容器1の横断側壁を形成するフラップ2、4の一つを示し、この図を用いて詳細に説明する。図中、同一参照番号はフラップ3、5に関する説明に於いても、その同じ部分を参照するのに使用される。
このフラップ2は、中空構成要素として構成され、図4〜7に関する詳細な説明に於いて、既に十分に説明した従来技術から知られている方法を用いて作られる。
【0051】
接続リンク12によって前方縁13からある距離を置いて配置されたヒンジピン11からなる複数のヒンジ機構10は、ここでも再びフラップの底部前方縁13上に設けられる。これらヒンジピン11は、接続リンク12のどちらの側にもフラップ2の長手方向へ延長突出する二つの端部領域18、60を有している。このフラップ2の場合、それぞれのヒンジピン対93、94は狭い前方端91、92からの方向にそれぞれ幅90で用意される。もう一つのヒンジピン11は、フラップ2の中央領域に於いて前方縁13の領域に対して用意される。二つのヒンジピン対93、94のヒンジピン11の間の距離95は、フラップ2の中心領域に設けられたヒンジピンと、ヒンジピン11に隣接配置された二つのヒンジピン対93、94のヒンジピンとの間の距離96より小さい。
【0052】
上記の強化ブレース42はフラップ2の長手方向前方端縁45に沿って走り、フラップ2のどちら側に於いても狭い前方端91、92と平行に延伸し、フラップ2の中央方向に走る前方縁13に向かう方向に傾斜して突出し、フラップ2の周囲隆起部63の領域に終端する。この強化ブレース42と、前方縁13に向かい合う強化ブレース42の終端領域はとは、ヒンジピン対93、94のヒンジピン11の間にある距離95の領域に配置される。
【0053】
フラップ3と同様に、フラップ2は長手方向支え47、48、対角支持50、及び垂直方向の支え49を有し、フラップ2を渡って容器基部を形成するフラップ6に対する良好な負荷分配を創生する。その他の棒状長手方向支え47、垂直支え47、48及び対角支え50をリンクすることによって、非常に良好な空間剛性を作ることができ、就中、このことがフラップ2、4に高い垂直負荷に耐える能力を与えている。
【0054】
心出し凹み51は長手方向前端縁45の領域に配置され、その上部に横たわる容器1の基部を形成するフラップ6の整合用心出し突起と協働することができる。比較的高度なストレスが上部に横たわる容器1を介してこの領域にも伝えられるから、互いに向き合う二つの対角支持50は、ほぼこれら心出し凹み51領域に終端し、横断側壁、各長手方向支え47、48及び垂直支え49に渡って大きな剛性歪みを均一に分配するので、それらを容器基部を形成するフラップ6に逸らすことができる。更に、本発明が提案するヒンジ機構10の有利な構成は、以下に詳述する複数のヒンジピン11を用意することを可能にし、容器基部を形成するフラップ6への力の偏向を大いに改善することができる。
【0055】
容器基部を形成するフラップ6への力の偏向は、次の点を更に改善する。即ち、前方縁13に対面する強化ブレース42は、ヒンジピン対93、94のヒンジピン11の間の距離95の領域に終端するので、強化ブレース42を介して掛かる力は二つのヒンジピン対93、94の二つのヒンジピン11に均一に分配され、これによって個々のヒンジピン11、又はその端部領域18、60に掛かる過剰な歪みが避けられる。
【0056】
フラップ3、5に関する詳細な説明に於いて述べたように、フラップ2、4をそれらが距離95、96の領域にピボット止め子53を有するように構成し、これによって図4〜7に関して詳述したこの構成のピボット止め子53を用いた利点を提供できることは明らかである。
狭い前方端91、92の領域に於いて、フラップ2又はフラップ2、4は強化ブレース42の方向に延伸し、強化ブレース42とヒンジ機構10の間の領域でフラップ2、4の厚さ97を渡る突出する支持心出し要素98〜102を有している(図9に図示)。これら支持及び心出し要素98〜102は、フラップ2、4がフラップ3、5と、フラップ3、5の止め隆起部29の支持及び心出し要素66〜68於いて接続する領域における力の伝達及び心出し作用を改善する。これについては以下に詳述する。
【0057】
図1から理解できるように、狭幅の前端91、92の領域内のフラップ2、4の厚さ103は、厚さ34よりも小さい。フラップ3、5の止め隆起部29がフラップ2、4の外周領域内の所定位置に位置して、フラップ2、4の狭幅の前端91、92の領域内においてフラップ2〜5が互いに固締し合うときに、厚さ34が越えられないように、厚さ103はフラップ3、5の止め隆起部29の厚さ104だけ厚さ34より小さい。フラップ2、4の狭幅の前端91、92のこの有利な設計の結果として、フラップ3、5の突出した止め隆起部29にも係わらず、使用準備が整った位置においてコンテナ1と干渉するための突起が存在せず、このタイプのコンテナ1の取扱いを著しく容易にする。
【0058】
図8、図10、図11に示すように、外周隆起部63と補強ブレース42の間のフラップ2、4の狭幅の前端91、92の領域内に、接続機構70のそれぞれの接続区画が、接続要素69を受け入れるために両側に設けられており、この接続機構70の更に詳細な説明を本明細書の説明の中で更に行う。
フラップ2〜5の各々はほぼ同じ厚さ34である。内側表面28の平面内を延びるヒンジピン11の軸線59が、フラップ2〜5の各々の厚さ34の半分未満の距離に内側表面28から離して配置されていることが好ましい。フラップ2〜5の各々の厚さ34が高さ62によって形成されており、フラップ2〜5を画定する外側の外周隆起部63が、内側表面28の反対側に位置するフラップ2〜5の外側表面64とフラップ2、4各々の厚さ97とを越えて突き出す。フラップ2〜5をより剛性にするために、図4、図6、図8、図10及び図11から最も明瞭に理解できるように、上述の長手方向支え47、48と垂直支え49と斜め支え50がフラップ2〜5を取り囲む外周隆起部63の内側に配置されている。更に図9に示されているように、外周隆起部63は、ヒンジピン11の反対側に位置している長手方向の前端端縁45からの領域内に中空の部分を有するように設計されている。
【0059】
図11から更に明瞭に理解できるように、接続リンク12は、前端縁13とこれに面しているヒンジピン11の端部領域18の隣接表面部分との間の寸法87が、端部領域18と前端縁13に面しているカバー要素20の表面との間の距離88よりもわずかに大きいように寸法形成されており、この距離88は、カバー要素20に接触している端部領域18におけるカバー要素20の厚さ89に一致している。
【0060】
この結果として、フラップ2〜5が直立しているときに即ち使用準備が整った状態においてフラップ2〜5を介して加えられフラップ6に作用する応力である最小の力が、ヒンジピン11と端部領域18、60とに最初に加えられてから溝17内で解放され、従って、フラップ2〜5がフラップ6の溝17から更に移動するか外に滑り出ることが防止され、かつ、フラップ2〜5が支持ハウジング14上に直接支持されているので、ヒンジピン11と端部領域18、60とを移動させる可能性がある追加の歪みが全て防止されることが可能である。
【0061】
これらの寸法を、厚さ89と寸法87の間の差が、立設表面54と、フラップ2〜5とフラップ6との支持表面55との間の差と同一であるように、指定してもよい。
しかし、実際上の必要に応じて、これらの寸法を、力がフラップ2〜5上に作用しているか、基部を形成するフラップ6上に作用しているかに応じて、随意にその力が最初に前端縁13又はピボット止め子53を介して伝達され、その次に基部を形成するフラップ6内に他のそれぞれの部品を介して伝達されるように、変化させてもよい。
【0062】
図12と図13は、基部を形成するフラップ6の正面図と側面図を示す。これらの図から、基部を形成するフラップ6は、フラップ2、4とフラップ3、5とに関して異なった高さの外周隆起部16を有するということが理解できる。
フラップ6の前端領域内とフラップ2、4を受け入れるための領域内とにおける基部と支持ハウジング14を伴う外周隆起部16との合計厚さ105が、フラップ6の厚さ106とヒンジピン11の厚さ107とカバー要素20の厚さ108との合計に一致することが好ましく、ヒンジ機構10のヒンジピン11の厚さ107は、ヒンジピン11を受け入れる溝17の直径109と同じであることが好ましい。更に、ヒンジピン11は、フラップ2〜5各々の厚さ34の半分未満であるフラップ2〜5の内側表面28からの距離において、ヒンジピン11の軸線59が中を延びる内側表面28の平面内で、フラップ2〜5上に配置されている。この有利な形状が、輸送のために最小可能高さとなる形でコンテナ1を積み重ねてこれらのコンテナ1の輸送を著しく経済的にすることが可能であるように、フラップ2〜5の折り畳み時に空間を可能な限り最適に使用する。
【0063】
図13の図から理解できるように、フラップ3、5のための支持ハウジング14を伴う外周隆起部16の合計厚さ110が、フラップ2、4の領域内における支持ハウジング14を伴う外周隆起部16の合計厚さ105よりも、フラップ2、4の厚さ34の分だけ大きいことが好ましい。この設計の結果として、フラップ3、5は、フラップ6上にすでに折り曲げられているフラップ2、4の上に自由に折り重ねられることが可能であり、この結果として、複数のコンテナ1の積み重ね高さが更に最適化されることが可能である。
【0064】
これらの図から理解できるように、基部を形成するフラップ6は、床上にコンテナ1を置くための形状に形成された、下面111から突き出ているリム112を有する。リム112の外部寸法113がフラップ6の側面図において延び、リム112の外部寸法114はフラップ6の正面図において延び、図2から理解できるように、外側寸法113は、フラップ2、4がその直立状態に固締されているときのフラップ2、4の間の内側幅115にほぼ一致し、一方、外部寸法114は、フラップ3、5がその直立状態に固締されているときのフラップ3、5の間の内側幅116にほぼ一致する。これらの寸法をリム112に与えることによって、下に位置するコンテナの内側8内で高さ117にリム112が位置して、下に位置するコンテナ1のフラップ2、5で囲まれるかフラップ2、5と確実な嵌合の形で接触するので、積み重ねられたコンテナ1が水平方向に互いに対して摺動することを確実に防止する形で、コンテナ1の使用準備が整っているとき即ちフラップ2、5がフラップ6に対して垂直に配置されているときに、コンテナ1を積み重ねることがより容易である。
【0065】
更に図13から明らかなように、フラップ3、5の外周隆起部16は、フラップ2、4のための外周隆起部16の前端縁39に面して寸法118だけ突出する。この寸法118はフラップ3、5の止め隆起部29の厚さ104にほぼ一致し、このことが、コンテナ1が輸送状態の形に押し潰されているときに平らな前端をコンテナ1に与える。
【0066】
図12に示してあるように、フラップ3、5のためのヒンジピン11を受け入れるために設けられている溝17の長手方向中心軸線24は、フラップの厚さ34にほぼ一致する高さ119だけ、フラップ2、4のための溝17の長手方向中心軸線24とは反対側に距離を置いており、この高さ119は、フラップ2、5の厚さ34が増大させられる場合には高さ119も増大させられ、これとは反対にフラップ2、5の厚さ34が減少させられる場合にはフラップ2、5のこの変更された厚さに対して高さ119も減少させられるように、フラップ2〜5の厚さの変化に従って値を変化させる。
【0067】
図14から図18は、溝17内に挿入されている端部領域18、60を有するヒンジピン11を含む、本発明によって提案されているヒンジ機構10の実施形態である。
支持ハウジング14が、二つの端部領域18、60を有するヒンジピン11と、フラップ2〜5の各フラップに各ヒンジピン11を連結する接続リンク12とを示す形で示されている。ヒンジピン11の端部領域18は、円錐形に延びる案内表面78をその前端に有し、この案内表面78に隣接して、ヒンジピン11の端部領域18を受け入れる手段として設けられている溝17の保持肩19が配置されている。
【0068】
フラップ2〜5は、基部を形成するフラップ6に面するフラップ2〜5の前端縁13の上方の領域内にヒンジ機構10を有し、かつ、その直立状態で調整可能な形で接続されており、及び、フラップ2〜5の前端縁13と平行に延びる少なくとも一つのヒンジピン11が接続リンク12によって一定の距離を置いて保持され、かつ、別のフラップ6の溝17内に挿入されることが可能である。溝17は溝床120を有し、この溝床120は凹形の形状であり、溝17は二つの端部領域121、122を有し、端部領域122は、保持肩19とカバー要素20とによって溝17の直径123全体にわたって閉めきられており、ヒンジピン11の端部領域18のための収容室124を形成する。
【0069】
図面から理解できるように、溝17の直径123はヒンジピン11の直径107と同じ大きさであることが好ましく、従って、ヒンジピン11は溝17内に収まり、保持肩19はカバー要素20によって全く遊隙なしに閉めきられている。溝17は、少なくとも部分領域内において、フラップ6の上方に突き出す外周隆起部16内の支持ハウジング14内に配置されており、かつ、ヒンジピン11の長さに少なくとも一致する開放長さ25を有する。保持肩19と止め子27とによって溝17の長手方向中心軸線24の方向において画定されている半径方向に延びる隙間凹み21が、接続リンク12が溝17の長手方向中心軸線24を軸として旋回する領域内において、溝17の側頬部22の領域内に配置されている。保持肩19と止め子27の間の距離125が、長手方向中心軸線24の方向において測定された接続リンク12の長さ126と少なくとも同じであり、かつ、接続リンク12の長さ126に同じ方向に接続リンクから突き出るヒンジピン11の端部領域18のピン長さ81を加えた長さほどは長くはない。
【0070】
溝17とヒンジピン11との間の、従って二つのフラップ2、6の間の旋回自在な接続箇所が、次のように設計されている。ヒンジピン11全体は長さ26を有し、この長さ26は溝17の開放長さ25と同じか又はこれよりもわずかに短く、従ってヒンジピン11は溝17内に挿入可能である。これは、接続リンク12が傾斜した状態にあるときに行われ、従ってヒンジ機構10を組み立てるための状態はコンテナ1の「使用準備が整った」状態と同じではない。ヒンジピン11を溝17内に挿入し終わると、ヒンジピン11の端部領域60は溝17の内側の前端縁127上に突き当たっており、従って保持肩19から反対方向のその位置に固定されている。溝17の直径123がヒンジピン11と同じ直径107であり、従ってヒンジピン11と溝17とが同一の長手方向中心軸線24を有するので、ヒンジピン11が溝17の長手方向の長さに対して横断方向に移動することが防止される。
【0071】
ヒンジピン11が溝17の開放長さ25を通して溝17内に挿入される場合には、溝17内のヒンジピン11が保持肩19の方向に長手方向中心軸線24に沿って溝17内を相対移動させられることが可能であるように、溝17内のヒンジピン11が案内される。ヒンジピン11が溝17の端部領域122の方向に押される場合には、ヒンジピン11の末端領域18が、閉じ要素20によって円周上において閉じられている保持肩19の収容室124に入り込むが、このことは、この手続きがヒンジピン11の端部領域18上の案内表面78の形状によって著しく容易にされることが可能であるということを意味する。図18から理解できるように、ヒンジピン11の端部領域18が移動して収容室124の内側前端128に対して接触することが好ましいが、保持肩19に面する接続リンク12の前面129が移動して接続リンク12に面する保持肩19の前面130に対して接触しその内部を通して案内されるので、端部領域18と内側前面128との間に距離を残すことも可能である。
【0072】
半径方向に延びる凹み21が、保持肩19の端面130と溝17の側頬部22の止め子27の間に配置されている。長手方向中心軸線24に平行に測定した接続リンク12の長さ126が保持肩19の端面130と溝17の側頬部22の止め子27との間の距離125と同じ大きさか又はこれよりもわずかに短いので、ヒンジピン11が溝17内で回転すること、又は、接続リンク12が溝17内に入れられるときに接続リンク12の位置に対して相対的に旋回することが可能である。
【0073】
このために、凹み21の湾曲長さ131が、接続リンク12が旋回する度合いにとって重要であり、従ってヒンジピン11が取り付けられているフラップ2〜5の旋回範囲にとって重要であり、接続リンク12はこの凹みによって制限される。従って、この実施形態では、凹み21の湾曲長さ131を増減させるために異なった形状構成を使用することも可能であり、一方、このことがフラップ2〜5の旋回範囲の増減が調整されることを可能にするだろう。
【0074】
図15から図17から理解できるように、溝17の開放端部に面する側頬部22の端部領域は、長手方向中心軸線24の方向に延びる傾斜した表面132を有し、この傾斜表面132の目的は、溝17内にヒンジピン11を挿入することを容易にすることである。更に、図17に示されているように、ヒンジピン11が溝17内にパチンと嵌り込んで、ヒンジピン11が自然発生的に溝17から弛んで外れることが不可能であることを確実にするように、溝17の開口幅133をヒンジピン11の直径107よりもわずかに小さくすることが可能である。
【0075】
図17は、ヒンジピン11を受け入れるための溝17の別の実施形態を示す。この実施形態は図16に示されている実施形態に概ね一致するが、この実施形態の場合には、凹み134がカバー要素20の反対側にあるように配置されており、この凹み134は、ヒンジピン11がその全表面区域においてこの凹み134内に収まるようにヒンジピン11の外側輪郭に合致する。この形状の結果として、溝17と収容室124の高さ135が長手方向中心軸線24の領域内で増大させられる。この結果として、長手方向中心軸線24が開口幅133の中心に対してオフセットしており、従って、ヒンジピン11を溝17から取り外すためには、ヒンジピン11は凹み134の深さに対応する量136だけ持ち上げられなければならない。
【0076】
図に示すヒンジピン11と接続リンク12との位置が、ヒンジ機構10の使用準備が整った状態、即ち、フラップ2〜5がフラップ6に対して垂直に直立した使用準備が整った位置にある状態を示す。この位置では、コンテナ1が互いに積み重ねられるときに、ヒンジ機構10とヒンジピン11とに最大の力が及ぼされ、その結果として溝床120とこの溝床120と協働するヒンジピン11の外側表面との間に高い表面圧力が蓄積される。この表面圧力は、この表面圧力が無ければ特定の望ましくない状況下で(例えばフラップ2〜5に対する外部からの衝撃のために)生じる可能性がある、溝17からのヒンジピン11の外れを防止する。
【0077】
図17に示す実施形態は、ヒンジピン11が凹み134内により大きい支持表面を有するので、ヒンジピン11からフラップ6への力の伝達が大きく改善されることが可能であるという利点を有する。更に、例えばフラップ5〜7に対する外部からの衝撃のような望ましくない状況の発生時に、応力を受けるヒンジピン11が、溝17から外れることが可能となる前に、最初に凹み134の寸法136を克服しなければならず、その結果として、この実施形態は、溝17の外にヒンジピン11が出ることをますます困難にする。更に、溝17内のヒンジピン11に対して提供される支持表面が拡大するので、ヒンジピン11を介したフラップ6内への力又は力の偏りの吸収が改善されかつ増大させられ、従って、この実施形態は、このタイプのヒンジ機構の使用寿命を改善する。
【0078】
接続機構70を図19から図22を参照しながら詳細に説明する。この説明を、例えば接続要素69が単一部品の形で止め隆起部29上に形成されているフラップ5に関して行い、及び、接続要素69に合致する外周隆起部63の領域内の接続座137を有するフラップ2の部分領域に関して行う。この実施形態は、ここで説明する変型例には限定されず、コンテナ1のコーナー領域全てに設けられることが可能である。
【0079】
事例として選択したフラップ5とフラップ2の更に詳細な説明を、フラップ2とフラップ5のそれぞれに関する上述の詳細な説明から得ることが可能である。
フラップ2とフラップ5の形状のために、このタイプのコンテナ1のコーナー領域は、二つのフラップ2、5の狭幅の前端44、92の間の重なり合い領域138を有し、この接続機構70は、基部を形成するフラップ6に対して垂直に延びる状態にフラップ2、5があるときに、フラップ2、5を取り外し自在に接続する手段を提供し、このことがフラップ2、5の間の連結箇所が自然発生的に弛んで外れることを防止する。
【0080】
上述のように、ステップ5の止め隆起部29は、フラップ5の長手方向の中央部に面するその側面上に支持及び心出し要素66〜68を有する。接続要素69は支持及び心出し要素66とフラップ5の長手方向の前端の端縁45との間に配置されている。これとは反対側では、フラップ5との重なり合い領域138を形成するフラップ2の外周領域が、弾性的に変形可能な保持要素139を有する合同の形に配置された接続座137を有する。
【0081】
接続要素69はきのこ頭形の突起140として形成されており、接続座137とその反対側の保持要素139とが、突起140のきのこ頭の背後に位置する突出部141を有する。接続要素69が任意の採用可能な形状であってよく、又は、止め隆起部29の高さ延長部分に対して任意の採用可能な角位置にあってもよく、一方、接続座137は、フラップ2の外周領域内の合同位置に配置されているということを指摘しておかなければならない。明らかなことであるが、コーナー領域内における二つのフラップ2、5の接続を改善するために、複数の接続要素69又は接続機構70を止め隆起部29の高さ延長部分全体にわたって分布させることも可能である。
【0082】
接続要素69を接続座137と接続するために、フラップ5又はフラップ3、5がフラップ6に対して垂直な位置に配置され、その後でフラップ2、4がその使用準備が整った状態に折り曲げられ直立させられる。接続要素69は、接続座137と接触するときに、接続座137の円錐形の凹み143内の円錐形の案内表面142に係合する。更に、突起140の円錐形の案内表面142は接続座137の円錐形に延びる凹み143内に同じ形で位置し、保持要素139が突起140に対して開いて接続座137の開口幅144を拡大するように圧力が突起140に対して加えられる。
【0083】
この利点は、突起140の前端幅145が突起140のこの前端に面する保持要素139の開口幅146よりも小さいということである。この有利な形状によって、突起140を接続座137内にスナップ嵌めする前に突起140をその適正な位置に心出し、それによってフラップ2、4とフラップ3、5の間の接続を行うことをより容易にすることが可能である。この構成が接続要素69と接続座137のあらゆる採用可能な形状に対して有効であり、接続要素69と接続座137とが円形、正方形又は多角形の形状であってもよいということを指摘しなければならない。保持要素139の弾性設計が、プラスチック材料の弾性の結果として、及び、保持要素139に沿って任意の数の凹み147を配置することによって得られる。
【0084】
突起140が接続座137内に案内されるときには、保持要素139が突起140の案内表面142に沿って摺動するように、及び、側壁2、5が閉じられているときには、保持要素139が突起140の背後に位置し、それによってフラップ2がフラップ5から自然発生的に弛んで外れることを防止するように、保持要素139が突起140に対して広がる。
【0085】
接続座137の保持要素139に弾性設計を施すことによって、必要に応じて接続機構70を再び解除することが可能であり、この解除は、上述の通りに反対方向に力を加えることによって行われる。この解除を更に容易にするために、円錐形の案内表面を、円錐形凹み143の反対側に位置する保持要素139の側部上に適切に設けてもよい。
【0086】
図19と図20に示してあるように、支持及び心出し要素66〜68と支持及び心出し要素98〜102は、フラップ5の止め隆起部29上とフラップ2の外周領域内に配置されている。支持及び心出し要素66〜68と支持及び心出し要素98〜102とは互いに異なった様々な空間的方向においてフラップ2、5及びフラップ3、4の協働領域内に配置されてもよいということを指摘しておかなければならない。この効果を生じさせるためには、支持及び心出し要素66〜68と支持及び心出し要素98〜102が任意の採用可能な形状で設けられてもよいが、S字形又はL字形の形状であることが好ましく、更には支持及び心出し要素66〜68と支持及び心出し要素98〜102として直線のリムを使用することも可能である。
【0087】
フラップ2、4の外周領域内では、支持及び心出し要素98、99は、二つのフラップ2、5が固締された状態にあるときに支持及び心出し要素98、99の間に位置するフラップ5の止め隆起部29上に配置されている支持及び心出し要素66、67のための支持座148を形成する。一方、フラップ2、4とフラップ3、5との間の荷重の移動と心出しとを改善するために、二つの支持及び心出し要素67、68が、フラップ2、4の支持及び心出し要素99、100のための支持座149を形成する。更に、支持及び心出し要素101、102が、フラップ3、5の止め隆起部29上の別の支持及び心出し要素151のための別の支持座150を提供する。
【0088】
支持及び心出し要素66〜68は、その空間的配置の結果として、フラップ5の高さ延長部分に平行に延びる移行領域152を有し、これらの移行領域は距離153だけフラップ2の内側表面28から離して配置されている。フラップ3、5に対するフラップ2、4の堅固な締め付け嵌合と取り付けとを確実にするために、距離153はフラップ2、4の外周隆起部63の厚さ154と同じサイズであり、この結果として、フラップ3、5の移行領域152と協働するフラップ2、4の外周隆起部63の領域が、内側表面28と移行領域152との間の確実な嵌合を実現する形で位置し又は接触する。
【0089】
切欠き155が、支持及び心出し要素66、67、151の部分領域156を受け入れるためにフラップ2、4の外周隆起部63内に設けられており、これらの切欠き155の深さが、止め隆起部29に対して垂直に測定された支持及び心出し要素66、67、151の部分領域156の高さに一致する。
支持及び心出し要素66〜68と支持及び心出し要素151とが支持及び心出し要素98〜102と協働するので、及び、部分領域156が切欠き155内に位置するので、各フラップ2、4とフラップ3、5との間により一層安定した連結箇所が生じさせられ、それによって、一方では、重なり合うフラップ2、5とフラップ3、4とにおける力の偏りを改善し、他方では、これらの配置の結果としてコンテナ1の安定性を総合的に著しく向上させる。
【0090】
図23と図24は、フラップ5の支持及び心出し要素66〜68がフラップ2の支持及び心出し要素98〜100と重なり合う領域を更に詳細に示す。
図23から理解できるように、支持及び心出し要素98〜100の外面157は、止め隆起部29の支持及び心出し要素66〜68の外面158と確実な嵌合の形で接触する。このタイプの構成によって得られる利点は、支持及び心出し要素98〜100の高さ159が支持及び心出し要素66〜68の高さ160と同一であることが可能であり、このことがその外面157、158を介した実現可能な最善の荷重移動を生じさせることを可能にするということである。更に、この利点は、コンテナ1の所望の安定性を著しく増大させる。この形状の別の利点は、支持及び心出し要素98〜100と支持及び心出し要素66〜68とが、互いに反対側に位置したフラップ2、5のそれぞれとこれらの支持及び心出し要素が接触する仕方のために、特定の度合いで支持機能を発揮し、それによって、そうでない場合には外力の作用によって引き起こされる可能性があるフラップ5の止め隆起部29のあらゆる変形を適切に防止するということである。
【0091】
図24から理解できるように、外面157、158は、フラップ2がフラップ5に連結されている状態にあるときに互いに合致した形に位置するように傾斜した表面として形成されてもよい。このために、フラップ2の支持及び心出し要素98〜100はフラップ5の止め隆起部29に向かう方向に傾斜してもよく、一方、これらとは反対側では、フラップ5の止め隆起部29の支持及び心出し要素66〜68はフラップ2に向かう方向に同様に傾斜してもよい。
【0092】
この有利な実施形態の結果として、フラップ2をフラップ5及びその止め隆起部29と結合させるようにフラップ2がフラップ5に向かって軽く押されるときには、止め隆起部29がその他のフラップ5に対して最適に心出しされることが可能であり、このことが、更に、上述の接続機構70の接続座137内に接続要素69を挿入する操作を容易にする。
【0093】
支持及び心出し要素66〜68がL字形の形状でありかつ移行領域152と部分領域156とが支持及び心出し要素66〜68に直角に隣接するということを基本的に指摘しておかなければならない。この空間的形状が、図19から理解できるように、支持及び心出し要素66〜68の安定性を著しく増大させる。
図25と図26はフラップ3、5の重なり合い領域161を示す。
【0094】
フラップ3、5の高さの合計が、基部を形成するフラップ6の前端上で測定される幅よりも大きい場合には、輸送位置でのコンテナ1の積み重ね高さを増加させないように重なり合い領域161内のフラップ3、5の厚さ34を増加させることなしに、フラップ3、5が互いに係合する重なり合い領域161を実現することが必要である。この場合も同様に、フラップ3、5は、上端部領域と長手方向の前端端縁45の領域内とに補強ブレース42を有し、それによって、補強ブレース42として設けられている中空区画が、補強ブレース42の長手方向の長さに沿って内側表面28から離れている側部上の特定の領域内に切欠き162を有し、従って突起163が補強ブレース42の長手方向の長さに沿って形成される。更に、補強ブレース42はその長手方向の長さに沿って他の凹み164を有し、これらの凹み164の深さは補強ブレース42の中空区画の壁厚さ165よりも大きい。
【0095】
フラップ3、5の重なり合い領域161の安定性を増加させるために、フラップ3、5の長手方向の長さに沿って補強支柱166に向かう方向に補強ブレース42から延びる補強リブ167が、内側表面28に対して反対側に位置するフラップ3の側部上においてフラップ3上に一体状に形成されており、この補強リブ167は、補強ブレース42からフラップ3の内側表面28に向かう方向に開始して、フラップ3の内側表面28に平行に補強支柱166に面する端部領域内を延びる形で傾斜している。オリフィス168が、補強ブレース42の方向において補強支柱166に隣接しており、このオリフィス168はフラップ3を貫通して延び、フラップ3の長手方向長さ全体にわたって延び、フラップ3の止め隆起部29に接している。このオリフィス168は、補強ブレース42と補強支柱166との間に配置されている補強リブ167によって架橋されており、それによってオリフィス168がフラップ3、5の安定性を低下させないことを確実なものにする。
【0096】
同一構造の二つのフラップ3、5が重なり合い領域161内で互いに折り重ねられるときには、補強ブレース42の突起163がオリフィス168内に係合し、それによってフラップ3、5の内側表面28との同一平面の連結箇所を形成する。この有利な実施形態の結果として、複数のコンテナ1が輸送の準備のために互いに積み重ねられる場合に、補強ブレース42は側壁3、5のための適切な支持作用を提供する。
【0097】
コンテナ1とフラップ3、5とが横断方向において十分に安定していることを確実なものにするために、合致凹み164の寸法がその幅に関して補強リブ167の厚さにほぼ一致するように、補強ブレース42と補強支柱166との間に配置されている補強リブ167が、フラップ3、5が折り重ねられるときに補強ブレース42内のその合致凹み164内に位置する。
【0098】
潰された状態でのコンテナ1の積み重ね高さを不必要に増加させることを回避するために、側壁を形成するフラップ3、5は、基部を形成するフラップ6上に輸送準備が整った形で折り重ねられるときに、互いに重なり合い、互いに重なり合うフラップ3、5の厚さ169は個々のフラップ2、5の一方のフラップの厚さ34ほどは大きくない。更に、補強ブレース42の外側端面170は、反対側に位置するフラップ3、5の補強ブレース42内の相反方向に延びる溝内に係合する。
【0099】
基本的に、図に示すように、少なくとも部分領域内においては、溝17が、フラップ2、5の一方から外に突き出す外周隆起部16内に配置されており、ヒンジピン11の長さ26に少なくとも一致する開放長さ25を有し、凹み21が、半径方向に延びる溝17の側頬部22の一つの側頬部の領域内に設けられており、接続リンク12が溝17の長手方向中心軸線24を軸として旋回することが可能なように自由な範囲を残し、保持肩19と止め子27とによって溝17の長手方向中心軸線24の方向に画定されており、及び、保持肩19と止め子27との間の距離125が、ヒンジピン11と平行に延びる接続リンク12の長さ126と少なくとも同じであるが、接続リンク12の長さ126と、それを越えて同じ方向に突き出すヒンジピン11の端部領域18のピン長さ81との合計ほどは大きくはないということを指摘しなければならない。
【0100】
更に、ピボット止め子53が、フラップ2〜5の前端縁13の領域内に配置されている少なくとも二つのヒンジピン11の間に配置されており、このピボット止め子53は、少なくともフラップ2〜5が直立状態にされるときに有効であり、かつ、フラップ2〜5を直立状態にするために必要な前進角距離だけ外接円内に突き出し、更には、ヒンジピン11の軸線59と同軸に延び、かつ、それに面しているその他のフラップ2〜5の前端縁13からの軸線59の寸法87に一致する半径を有する。
【0101】
フラップ2〜5を互いに接続するために、接続機構70が、フラップ3、5内に永久的に固定され配置されている接続要素69の形で設けられ、この接続要素は、その他のフラップ2、4に向かう方向に突き出し、かつ、その他のフラップ2、4上に合同な構成の形で設けられている弾性的に変形可能な保持要素139を有する接続座137と協働する。
【0102】
更に、支持及び心出し要素66〜68と支持及び心出し要素151と支持及び心出し要素98〜102は、互いに異なった複数の空間的方向に延びるフラップ2〜5の平面内に配置されている。
適切な順序のために、コンテナの構造のより明確な理解を実現するために、コンテナとその構成部品とを歪んだ縮尺及び/又は拡大した縮尺及び/又は縮小した縮尺で図示してきたということを指摘しなければならない。
【0103】
本発明の目的を達成する手段として本発明によって提案される個別の解決策を、上記の説明に見いだすことが可能である。
上記の説明では、図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9、図10、図11、図12、図13、図14、図15、図16、図17、図18、図19、図20、図21、図22、図23、図24、図25、図26に示した個々の実施形態が、本発明によって提案される個別の解決策と見なされてよい。タスクと解決策とが、これらの図面を伴う詳細な説明で明らかになっている。
【0104】
参照番号リスト
1 コンテナ
2 フラップ
3 フラップ
4 フラップ
5 フラップ
6 フラップ
7 オリフィス
8 内側
9 切開部
10 ヒンジ機構
11 ヒンジピン
12 接続リンク
13 前端縁
14 支持ハウジング
15 表面
16 外周隆起部
17 溝
18 端部領域
19 保持肩
20 カバー要素
21 凹み
22 側頬部
23 基部板
24 長手方向中心軸線
25 長さ
26 長さ
27 止め子
28 内側表面
29 止め隆起部
30 前端縁
31 前端縁
32 前端縁
33 前端縁
34 厚さ
35 長さ
36 内側幅
37 内側幅
38 距離
39 前端縁
40 高さ
41 厚さ
42 補強ブレース
43 狭幅の前端
44 狭幅の前端
45 長手方向の前端端縁
46 高さ
47 長手方向支え
48 長手方向支え
49 垂直支え
50 対角支持要素
51 心出し凹み
52 心出し突起
53 ピボット止め子
54 立設表面
55 支持表面
56 側端縁
57 輪郭表面
58 距離
59 軸線
60 端部領域
61 距離
62 高さ
63 外周隆起部
64 外側表面
65 厚さ
66 支持及び心出し要素
67 支持及び心出し要素
68 支持及び心出し要素
69 接続要素
70 接続機構
71 ヒンジピン対
72 ヒンジピン対
73 距離
74 ヒンジピン対
75 ヒンジピン対
76 距離
77 長さ
78 案内表面
79 凹み
80 長さ
81 ピン長さ
82 高さ
83 幅
84 距離
85 距離
86 内側側壁
87 寸法
88 距離
89 厚さ
90 幅
91 狭幅の前端
92 狭幅の前端
93 ヒンジピン対
94 ヒンジピン対
95 距離
96 距離
97 厚さ
98 支持及び心出し要素
99 支持及び心出し要素
100 支持及び心出し要素
101 支持及び心出し要素
102 支持及び心出し要素
103 厚さ
104 厚さ
105 総厚さ
106 厚さ
107 直径
108 厚さ
109 直径
110 総厚さ
111 下面
112 リム
113 外側寸法
114 外側寸法
115 内側幅
116 内側幅
117 高さ
118 寸法
119 高さ
120 溝床
121 端部領域
122 端部領域
123 直径
124 収容室
125 距離
126 長さ
127 前端縁
128 前端縁
129 前面
130 前面
131 湾曲長さ
132 傾斜表面
133 開口幅
134 凹み
135 高さ
136 寸法
137 接続座
138 重なり合い領域
139 保持要素
140 突起
141 突出部
142 案内表面
143 凹み
144 開口幅
145 幅
146 開口幅
147 凹み
148 支持座
149 支持座
150 支持座
151 支持及び心出し要素
152 移行領域
153 距離
154 厚さ
155 切欠き
156 部分領域
157 外面
158 外面
159 高さ
160 高さ
161 重なり合い領域
162 切欠き
163 突起
164 凹み
165 壁厚さ
166 補強支柱
167 補強リブ
168 オリフィス
169 厚さ
170 外側端面
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明が提案する容器の概略斜視図であって、容器基部及び側壁が互いに平行な位置にあるときの状態を示す図である。
【図2】 図2は、側壁を形成するフラップを直立に折り起こして、使用可能な位置にした状態を示す図1に図示の容器の斜視図である。
【図3】 図3は、側壁を形成するフラップを容器基部を形成するフラップの下方内側に折って、別の搬送位置を取ったときの本発明が提案する容器を示す図である。
【図4】 図4は、本発明の提案になる容器の側壁を形成するフラップの側面図である。
【図5】 図5は、図4のV−V線に沿って取ったフラップの前方端部を示す図である。
【図6】 図6は、容器基部を形成するフラップに対して90°の角度で、側壁を形成するフラップを使用可能状態に折り起こしたときの側面図である。
【図7】 図7は、側壁を形成するフラップの正面端部領域の一部を拡大図示した側面図である。
【図8】 図8は、容器を側面から見たときの容器の終端壁を形成するフラップを示す図である。
【図9】 図9は、図8のIX−IX線に沿って取った容器終端壁を形成するフラップを示す側面図である。
【図10】 図10は、長手方向側壁を形成するフラップを取り除いた状態で、容器基部を形成するフラップに対して90°折り起こした位置にある終端壁を形成するフラップを示す側面図である。
【図11】 図11は、容器の終端壁を形成するフラップの端部領域を示す拡大図である。
【図12】 図12は、側壁を形成するフラップを取り除いた状態で、図2の矢印XIII方向に見たときの容器基部を形成するフラップの端部正面図である。
【図13】 図13は、図2の矢印XIII方向に見たときの容器基部を形成するフラップの側面図である。
【図14】 図14は図3のXIV−XIV線に沿って見たとき、容器基部を形成するフラップと側壁を形成するフラップの間に設けられる本発明の提案になる容器のヒンジピン挿入したヒンジ支持部の側面図である。
【図15】 図15は、図14のXV−XV線に沿って取ったヒンジ支持部の正面図である。
【図16】 図16は、図14のXVI−XVI線に沿って取った二つのフラップ間に位置するヒンジ支持部の正面図である。
【図17】 図17は、図16図と同様の正面図であって、ヒンジ支持部用に設計された他の実施例を閉めず図である。
【図18】 図18は、図14と同様の側面図で、容器基部を形成するフラップと側壁を形成するフラップとの間に位置する本発明が提案するヒンジ支持部であり、保持肩にヒンジピンの端部領域を挿入した状態を示す図である。
【図19】 図19は、側面から見たフラップの前面端部を示す図である。
【図20】 図20は、同様の側面から見た他のフラップの部分領域を示す図である。
【図21】 図21は、使用可能な位置に於いて、容器基部を形成するフラップに直立する二つの直立フラップの間のコーナー領域を示す図である。
【図22】 図22は、図21のXXII−XXII線に沿って取った、図21のコーナー領域を示す図である。
【図23】 図23は、図21のXXIII−XXIII線に沿って取った、図21に図示のコーナー領域を示す図である。
【図24】 図24は、図23に図示の部分領域の他の実施例を示す図である。
【図25】 図25は、正面から見たときに重なり合う領域を示す図である。
【図26】 図26は、一つのフラップを他のフラップ内に折ったときに重なり合う領域の正面図である。

Claims (68)

  1. 複数のフラップを含む容器であって、これらフラップは、基部を形成する基部形成フラップと、側壁を形成する側壁形成フラップとを含み、前記側壁形成フラップのうちのいくつかは、その前端縁の領域内において、前記基部形成フラップに対してヒンジ機構により調整可能な形で連結され、前記側壁形成フラップの前端縁に平行に延びる少なくとも一つのヒンジピンが、前記前端縁から一定の距離だけ離れて接続リンクにより保持され、かつ、前記基部形成フラップの溝内に挿入可能であり、前記溝の二つの端部領域の一方が、その幅の全体において、保持肩によって、前記ヒンジピンの二つの端部領域の一方のための収容室を形成する容器において、前記溝(17)が、前記側壁形成フラップ(2〜5)のうちの一つの上方に突き出す外周隆起部(16)内において、少なくとも部分領域内に配置され、かつ、少なくとも前記ヒンジピン(11)の長さ(26)に一致する開放長さを有し、凹み(21)が、前記溝(17)の長手方向中心軸線(24)を軸として前記接続リンク(12)が旋回するための領域を残しつつ、前記溝(17)の側頬部(22)のうちの一つの領域内に半径方向に延びる形で配置され、前記凹み(21)が、前記保持肩(19)と止め子(27)とによって前記溝(17)の前記長手方向中心軸線(24)の方向において画定され、前記保持肩(19)と前記止め子(27)の間の距離(125)が、前記ヒンジピン(11)と平行に延びる前記接続リンク(12)の長さ(126)と少なくとも同じであるが、前記接続リンク(12)の長さ(126)と、同方向にそれを越えて突出する前記ヒンジピン(11)の端部領域(18)のピン長さ(81)との合計ほどは長くはないことを特徴とする容器。
  2. 複数のフラップを含む容器であって、これらフラップは、基部を形成する基部形成フラップと、側壁を形成する側壁形成フラップとを含み、前記側壁形成フラップのうちのいくつかは、その前端縁の領域内において、前記基部形成フラップに対してヒンジ機構により調整可能な形で連結され、前記側壁形成フラップの前端縁に平行に延びる少なくとも一つのヒンジピンが、前記前端縁から一定の距離だけ離れて接続リンクにより保持され、かつ、前記基部形成フラップの溝内に挿入可能であり、前記溝の二つの端部領域の一方が、その幅の全体において、保持肩によって、前記ヒンジピンの二つの端部領域の一方のための収容室を形成する容器において、前記側壁形成フラップ(2〜5)の前端縁(13)の領域内に配置されている少なくとも二つのヒンジピン(11)の間にピボット止め子(53)が設けられ、前記ピボット止め子(53)は、少なくとも前記側壁形成フラップ(2〜5)が直立状態にあるときに有効であり、前記側壁形成フラップ(2〜5)を直立状態にするために必要な旋回方向における前進角距離だけ外接円弧内に突出し、前記ヒンジピン(11)の軸(59)と同軸に延び、かつ、それに面するその他の側壁形成フラップ(2〜5)の前端縁(13)からの前記軸(59)の寸法(87)に一致する半径を有することを特徴とする容器。
  3. 基部と、前記基部を形成する基部形成フラップに対してヒンジ機構により調整可能な形で連結可能な少なくとも二つのフラップであって側壁を形成する側壁形成フラップとを有する容器であって、前記側壁形成フラップが前記基部に対してほぼ垂直に延びる位置に置かれるときに前記側部形成フラップを互いに取り外し可能な形で接続するように前記側部形成フラップの狭幅の前端同士の間の重なり合い領域内に配置された接続機構であって自然発生的に弛んで外れることを防止する接続機構を有する容器において、前記接続機構(70)が、一部の側壁形成フラップ(3、5)内に永久的に配置されている接続要素(69)として設けられ、前記接続要素(69)が、その他の側壁形成フラップ(2、4)に向かう方向に突出し、かつ、その他の側壁形成フラップ(2、4)上に合同の構成で設けられた接続座(137)と協働し、前記接続座が、弾性的に変形可能な保持要素(139)を有することを特徴とする容器。
  4. 基部と、前記基部を形成する基部形成フラップに対してヒンジ機構により調整可能な形で連結可能な少なくとも二つの側壁とを有し、前面と或る側壁とその他の側壁の内側表面との間の重なり合い領域内に配置された支持及び心出し要素を有し、前記支持及び心出し要素が突起及び凹みの形で設けられ、これら支持及び心出し要素が、前記側壁が直立状態にあるときに、解除可能な確実な接続を生じさせるように相互に位置し、複数の突起及び凹みが前記側壁の端縁の付近に垂直の列の形で互いに隣接して位置する容器において、前記支持及び心出し要素(66〜68、151、98〜102)が、互いに異なる複数の空間的方向に延びるフラップであって前記側壁を形成する側壁形成フラップ(2〜5)の平面内に配置されていることを特徴とする容器。
  5. 前記基部形成フラップ(6)に面する前記側壁形成フラップ(2〜5)の前記前端縁(13)とそれに面する前記ヒンジピン(11)の前記端部領域(18)の隣接した表面部分との間の寸法(87)が、カバー要素(20)の厚さ(89)よりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1に記載の容器。
  6. 前記カバー要素(20)に隣接する端部領域(18)への距離(88)が前記カバー要素(20)の厚さ(89)に対応することを特徴とする請求項5に記載の容器。
  7. 前記厚さ(89)と前記寸法(87)の間の差が、ピボット止め子(53)の立設表面(54)と前記側壁形成フラップ(2〜5)又は前記基部形成フラップ(6)の支持表面(55)との間の距離(58)と同じであることを特徴とする請求項6に記載の容器。
  8. 前記厚さ(89)と前記寸法(87)の間の差が、ピボット止め子(53)の立設表面(54)と前記側壁形成フラップ(2〜5)又は前記基部形成フラップ(6)の支持表面(55)との間の距離(58)よりも小さいことを特徴とする請求項6に記載の容器。
  9. 前記ヒンジピン(11)が、接続リンク(12)と、前記長手方向中心軸線(24)に沿って突出する端部領域(18、60)とを有することを特徴とする請求項1及び請求項5から8までのいずれか一項に記載の容器。
  10. 前記ヒンジピン(11)の前記端部領域(18)が、円錐形の外周案内表面(78)をその前面に有することを特徴とする請求項1及び請求項5から9までのいずれか一項に記載の容器。
  11. 前記溝(17)が凹形状の溝床(120)を有することを特徴とする請求項1及び請求項5から10までのいずれか一項に記載の容器。
  12. 前記溝(17)が二つの端部領域(121、122)を有し、前記端部領域(121、122)のうちの一方が、前記保持要素(19)とカバー要素(20)とによって、前記溝(17)周りに延びる直径(123)全体にわたって閉めきられていることを特徴とする請求項1及び請求項5から11までのいずれか一項に記載の容器。
  13. 前記保持肩(19)が、前記カバー要素(20)と共に、前記ヒンジピン(11)の前記端部領域(18)のための収容室(124)を形成することを特徴とする請求項12に記載の容器。
  14. 前記溝(17)の直径(123)が、前記ヒンジピン(11)の直径(107)と同じサイズか又はこれよりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1及び請求項5から13までのいずれか一項に記載の容器。
  15. 前記溝(17)が、支持ハウジング(14)内の前記外周隆起部(16)の部分領域内に配置されていることを特徴とする請求項1及び請求項5から14までのいずれか一項に記載の容器。
  16. 前記溝の開放長さ(25)が、前記ヒンジピン(11)の長さ(26)と少なくとも同じであるか又は前記ヒンジピン(11)の長さ(26)よりもわずかに長いことを特徴とする請求項1及び請求項5から15までのいずれか一項に記載の容器。
  17. 前記保持肩(19)と前記止め子(27)の間の距離(125)が、前記接続リンク(12)の前記長手方向中心軸線(24)の長手方向に測定した場合の長さ(126)と少なくとも同じか又はこれよりも大きいことを特徴とする請求項1及び請求項5から16までのいずれか一項に記載の容器。
  18. 半径方向にみて円周の凹み(21)が、前記止め子(27)に面する前記保持肩(19)の前面(130)と前記溝(17)の前記側頬部(22)の前記止め子(27)との間に配置され、かつ湾曲長さ(131)を有することを特徴とする請求項1及び請求項5から17までのいずれか一項に記載の容器。
  19. 前記凹み(121)が、前記湾曲長さ(131)の寸法に適合する前記接続リンク(12)のための旋回範囲を自由なまま残すように構成されることを特徴とする請求項18に記載の容器。
  20. 前記溝(17)の開放端部に面する前記側頬部(22)の端部領域が、前記長手方向中心軸線(24)に向かう方向に延びる傾斜表面(132)を有することを特徴とする請求項1及び請求項5から19までのいずれか一項に記載の容器。
  21. 前記溝(17)の開口幅が、前記ヒンジピン(11)の直径(107)と同じサイズであることを特徴とする請求項1及び請求項5から20までのいずれか一項に記載の容器。
  22. 前記溝(17)の前記開口幅(133)が前記ヒンジピン(11)の直径(107)よりもわずかに小さいことを特徴とする請求項1及び請求項5から20までのいずれか一項に記載の容器。
  23. 前記溝床(120)が、前記ヒンジピン(11)の外側輪郭に合致する凹み(134)を有することを特徴とする請求項11に記載の容器。
  24. 前記側壁形成フラップ(2〜5)のほぼ長方形の立設表面(54)の側端縁(156)が、前記ヒンジピン(11)の長手方向中心軸線(24)によって形成される輪郭表面(57)を有する外側輪郭を越えて突出し、かつ該輪郭と接線を形成することを特徴とする請求項2に記載の容器。
  25. 前記ピボット止め子(53)の立設表面(54)が、それと協働する前記基部形成フラップの支持表面(55)の上方にわずかな距離(58)を置いて配置されることを特徴とする請求項2又は24に記載の容器。
  26. 前記側壁形成フラップ(2、5)が前記基部形成フラップ(6)に対して直角の状態にあるときに、前記ピボット止め子(53)の立設表面(54)が、前記支持表面(55)と平行であり、かつ、前記側壁形成フラップ(2〜5)の高さ(46)の方向に前記支持表面からわずかに離れていることを特徴とする請求項25に記載の容器。
  27. 前記前端縁(13)から一定の距離に接続リンク(12)によって保持されている前記ヒンジピン(11)が、対の形で配置されていることを特徴とする請求項2及び請求項24から26までのいずれか一項に記載の容器。
  28. 前記側壁形成フラップ(3、5)の長手方向中央部の付近に位置するヒンジピン対(71、72)の個々のヒンジピン(11)間の距離(73)が、前記ヒンジピン(11)が互いに距離(76)を置いて配置されている、狭幅の前端(43、44)の領域内に配置されているヒンジピン対(74、75)におけるよりも小さいことを特徴とする請求項27に記載の容器。
  29. それぞれ対応する前記ピボット止め子(53)が前記ヒンジピン対(71、72及び74、75)の間に配置されていることを特徴とする請求項27又は28に記載の容器。
  30. 狭幅の前端(43、44)に向かう方向において、前記ヒンジピン対(71、72)の間の前記ピボット止め子(53)の長さ(77)が、前記ヒンジピン対(71、74及び72、75)の間よりも小さいことを特徴とする請求項27から29までのいずれか一項に記載の容器。
  31. 前記ピボット止め子(53)の前記長さ(77)が、支持ハウジング(14)内の凹み(79)の長さ(80)よりも短いことを特徴とする請求項30に記載の容器。
  32. 前記長さ(77)と前記長さ(80)との間の差が、前記接続リンク(12)を越えて突出する端部領域(18)のピン長さ(81)に対応することを特徴とする請求項31に記載の容器。
  33. 前記ピボット止め子(53)の高さ(82)が、支持ハウジング(14)の幅(83)と同じサイズであることを特徴とする請求項2及び請求項24から32までのいずれか一項に記載の容器。
  34. 前記ヒンジピン(11)の長手方向中心軸線(24)と前記ピボット止め子(53)の立設表面(54)との間の距離(84)が、前記溝(17)の長手方向中心軸線(24)と、前記基部形成フラップ(6)に面する支持ハウジング(14)の内側側壁(86)又は前記基部形成フラップ(6)の中央領域との間の距離(85)ほどは大きくはないことを特徴とする請求項2及び請求項24から33までのいずれか一項に記載の容器。
  35. 前記接続要素(69)はきのこ頭形の突起(140)として形成されていることを特徴とする請求項3に記載の容器。
  36. 前記弾性的に変形可能な保持要素(139)は、前記きのこ頭形の突起(140)の背後に位置する突起を有することを特徴とする請求項3又は35に記載の容器。
  37. 前記接続座(137)は円形又は正方形又は多角形の形状であることを特徴とする請求項3、35及び36のいずれか一項に記載の容器。
  38. 前記接続座(137)は長円形のスロットであることを特徴とする請求項3及び請求項35から37までのいずれか一項に記載の容器。
  39. 前記接続座(137)は、前記側壁形成フラップ(2〜5)の外周領域内に一定の角度で配置されていることを特徴とする請求項3及び請求項35から38までのいずれか一項に記載の容器。
  40. 前記突起(140)の前端幅(145)は、前記突起(140)のこの前端に面する前記保持要素(139)の開口幅(146)よりも小さいことを特徴とする請求項35に記載の容器。
  41. 任意の数の凹み(147)が、前記保持要素(139)に弾性的な構成を付与するために前記保持要素(139)に沿って配置されていることを特徴とする請求項3及び請求項35から40までのいずれか一項に記載の容器。
  42. 前記支持及び心出し要素(66〜68、151、98〜102)はS字形及び/又はL字形の形状であることを特徴とする請求項4に記載の容器。
  43. 前記側壁形成フラップ(2、4)は、補強ブレース(42)に向かう方向に外周隆起部(63)から延びておりかつ厚さ(97)全体にわたって前記補強ブレース(42)と前記ヒンジ機構(11)との間の領域内に前記側壁形成フラップ(2、4)を含む、前記側壁形成フラップ(2、4)の狭幅の端面(91、92)の領域内に、突出する支持及び心出し要素(108〜112)を有することを特徴とする請求項4又は42に記載の容器。
  44. 前記支持及び心出し要素(66〜68、98〜102)は、これらと協働する前記側壁形成フラップ(2、5及び3、4)の領域内において互いに異なった複数の空間的方向において互いに隣接配置されていることを特徴とする請求項4、42及び43のうちいずれか一項に記載の容器。
  45. 複数の切欠き(155)が前記側壁形成フラップ(2、4)の外周隆起部(63)内に設けられており、前記切欠き(155)は前記支持及び心出し要素(66、67、151)の部分領域(156)を受け入れるための形状に形成されていることを特徴とする請求項4及び請求項42から44までのいずれか一項に記載の容器。
  46. これらの切欠き(155)の深さが、前記支持及び心出し要素(66、67、151)の前記部分領域(156)の、止め隆起部(29)に対して垂直に測定された高さに一致することを特徴とする請求項45に記載の容器。
  47. 第1の側壁形成フラップ(2,4)と第2の側壁形成フラップ(3,5)とが互いに連結されるようになっており、第1の側壁形成フラップ(2,4)の前記支持及び心出し要素(98〜100)の外面(157)が、第2の側壁形成フラップ(3,5)の止め隆起部(29)の前記支持及び心出し要素(66〜68)の外面(158)と確実な嵌合の形で接触することを特徴とする請求項4及び請求項42から46までのいずれか一項に記載の容器。
  48. 第1の側壁形成フラップ(2,4)の前記支持及び心出し要素(98〜100)の高さ(159)が、第2の側壁形成フラップ(3,5)の前記支持及び心出し要素(66〜68)の高さ(160)と同じであることを特徴とする請求項47に記載の容器。
  49. 前記外面(157、158)は、互いに合致する傾斜表面を有することを特徴とする請求項47又は48に記載の容器。
  50. 第1の側壁形成フラップ(2)と第2の側壁形成フラップ(5)とが互いに連結されるようになっており、第1の側壁形成フラップ(2)の前記支持及び心出し要素(98〜100)は、第2の側壁形成フラップ(5)の前記止め隆起部(29)の方向に傾斜することを特徴とする請求項4及び請求項42から49までのいずれか一項に記載の容器。
  51. 第1の側壁形成フラップ(2)と第2の側壁形成フラップ(5)とが互いに連結されるようになっており、第2の側壁形成フラップ(5)の前記止め隆起部(29)の前記支持及び心出し要素(66〜68、151)は第1の側壁形成フラップ(2)に向かう方向に傾斜することを特徴とする請求項4及び請求項42から50までのいずれか一項に記載の容器。
  52. 側部端壁を形成する前記側壁形成フラップ(2、4)の長さ(35)が、長手方向側壁を形成する前記側壁形成フラップ(3、5)のヒンジピン(11)を受け入れるための支持ハウジング(14)の互いに対向する側部表面の間の内側幅(36)と同じ大きさか又はこれよりもわずかに小さいことを特徴とする請求項1から51までのいずれか一項に記載の容器。
  53. 前記長手方向の側壁を形成する前記側壁形成フラップ(3、5)の各々の止め隆起部(29)の間の内側幅(37)が、互いに反対側に向いている支持ハウジング(14)の前端面の間の最大距離(38)と同じ大きさか又はこれよりもわずかに大きいことを特徴とする請求項1から52までのいずれか一項に記載の容器。
  54. 前記側壁形成フラップ(2〜5)は、棒状の長手方向支え(47、48)、垂直支え(49)、及び、斜め支持要素(50)を有することを特徴とする請求項1から53までのいずれか一項に記載の容器。
  55. 心出し凹み(51)が、前記基部形成フラップ(6)内の合致心出し突起を受け入れるために、長手方向の側端部(45)の領域内に配置されていることを特徴とする請求項1から54までのいずれか一項に記載の容器。
  56. 内側表面(28)の平面内を延びるヒンジピン(11)の軸線(59)が、前記側壁形成フラップ(2〜5)各々の厚さ(34)の半分よりも大きい距離だけ、前記内側表面(28)から離間して配置されていることを特徴とする請求項1から55までのいずれか一項に記載の容器。
  57. ヒンジピン(11)の反対側に位置する長手方向端の端縁(45)の領域内の外周隆起部(63)は、補強ブレース(42)を形成し、かつ、中空区画として設けられていることを特徴とする請求項1から56までのいずれか一項に記載の容器。
  58. 前記基部形成フラップ(6)の前端領域内の支持ハウジング(14)を含む外周隆起部(16)の基部の合計厚さ(105)が、前記基部形成フラップ(6)の厚さ(106)にヒンジピン(11)の厚さ(107)とカバー要素(20)の厚さ(108)とを加えた合計に一致することを特徴とする請求項1から57までのいずれか一項に記載の容器。
  59. 長手方向側壁を形成する前記側壁形成フラップ(3、5)のための支持ハウジング(14)を含む外周隆起部(16)の合計厚さ(110)が、側部端壁を形成する前記側壁形成フラップ(2、4)の領域内の前記支持ハウジング(14)を含む前記外周隆起部(16)の合計厚さ(105)よりも、側部端壁を形成する前記側壁形成フラップ(2、4)の厚さ(34)の分だけ大きいことを特徴とする請求項1から58までのいずれか一項に記載の容器。
  60. 前記基部形成フラップ(6)は、下面(11)の上方に突き出すリム(112)を有することを特徴とする請求項1から59までのいずれか一項に記載の容器。
  61. 前記基部形成フラップ(6)の側面図における前記リム(112)の寸法(113)と前記基部形成フラップ(6)の正面図における前記リム(112)の寸法(114)とが、側部端壁を形成する直立状態の前記側壁形成フラップ(2、4)の間の内側幅(115)と、長手方向側壁を形成する直立状態の側壁形成フラップ(3、5)の間の内側幅(116)とにほぼ一致することを特徴とする請求項60に記載の容器。
  62. 長手方向側壁を形成する前記側壁形成フラップ(3、5)のための外周隆起部(16)は、側部端壁を形成する前記側壁形成フラップ(2、4)のための前記外周隆起部(16)の前端縁(39)の反対側に、寸法(118)だけ突き出すことを特徴とする請求項1から61までのいずれか一項に記載の容器。
  63. 前記寸法(118)は、長手方向側壁を形成する前記側壁形成フラップ(3、5)の止め隆起部(29)の厚さ(104)にほぼ一致することを特徴とする請求項62に記載の容器。
  64. 前記側壁形成フラップ(3、5)の高さ(46)が、前記基部形成フラップ(6)の幅の半分よりも大きいことを特徴とする請求項1から63までのいずれか一項に記載の容器。
  65. 前記側壁形成フラップ(3、5)は、前記基部形成フラップ(6)上で輸送位置において直立状態にあるときに互いに重なり合い、かつ、前記重なり合う側壁形成フラップ(3、5)の厚さ(169)が前記側壁形成フラップ(2〜5)各々の一つのフラップの厚さ(34)ほどは大きくはないことを特徴とする請求項1から64までのいずれか一項に記載の容器。
  66. 補強ブレース(42)の外側側面が、反対側に位置する側壁形成フラップ(3、5)の前記補強ブレース(42)内に反対側に延びる溝内に係合することを特徴とする請求項1から65までのいずれか一項に記載の容器。
  67. 前記側壁形成フラップ(3、5)は重なり合い領域(161)を形成することを特徴とする請求項1から66までのいずれか一項に記載の容器。
  68. 補強リブ(167)が、前記側壁形成フラップ(3、5)の前記重なり合い領域(161)内に配置されていることを特徴とする請求項67に記載の容器。
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