JP4093040B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車等の車両に搭載されたナビゲーション装置においては、運転者等の操作者が所定の入力部を操作して目的地を設定すると、該目的地、及び、現在位置検出処理部によって検出された車両の現在位置に基づいて、該現在位置から目的地までの経路が探索され、探索された経路が案内される。
【0003】
また、車両が目的地に到着した時に挨拶(あいさつ)等のフレーズを音声出力するナビゲーション装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この場合、操作者は、挨拶等のフレーズを聞くことによって、心が和み、疲労が癒される。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−235343号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のナビゲーション装置においては、自宅、目的地等の地点を操作者が入力しなければならない。また、出発する時に適切なフレーズを音声出力することがないので、操作者が前記目的地における行動によって疲労している場合であっても、心が和んだり、疲労が癒されたりすることがない。
【0006】
例えば、前記操作者が会社員であり、目的地が会社の駐車場である場合、車両が前記目的地を離れて出発する時は、前記操作者が一日の勤務を終えて家路に就く時である。この場合、前記操作者が一日の勤務を終えて疲労した状態であるにも関わらず、前記従来のナビゲーション装置は適切なフレーズを音声出力することがない。そのため、操作者は、疲労しているにも関わらず、心が和んだり、疲労が癒されたりすることがないまま、車両を運転したり、車両に搭乗したりして、家路を急ぐことになる。
【0007】
本発明は、前記従来のナビゲーション装置の問題点を解決して、操作者に関連する特定の施設を学習することができ、また、操作者の心が和み、疲労が癒され、操作者が快適に感じながら車両を運転したり、車両に搭乗したりすることができるナビゲーション装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のナビゲーション装置においては、車両が停止している現在位置に対応する施設の種別を判定する施設判定部と、前記現在位置に対応する施設の種別が設定された種別である場合、該種別に対応するフレーズを選択するフレーズ選択部と、選択されたフレーズを音声出力させるフレーズ出力部とを有し、前記フレーズ選択部は、電源がオフにされてからオンにされるまでの時間が第1の閾値以下である場合、第1のフレーズを選択し、前記時間が第1の閾値よりも長い第2の閾値以上である場合、第2のフレーズを選択する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0019】
図2は本発明の第1の実施の形態における車載装置の概念図、図3は本発明の第1の実施の形態における車載装置の機能を示す図である。
【0020】
図2に示されるように、14はナビゲーション装置として機能するコンピュータとしての車載装置であり、該車載装置14は、現在位置を検出する現在位置検出処理部15、道路データ、探索データ等が記録された記録媒体としてのデータ記録部16、入力された情報に基づいて、ナビゲーション処理等の各種の演算処理を行うナビゲーション処理部17、入力部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び通信部38を有し、前記ナビゲーション処理部17に車速センサ41が接続される。
【0021】
そして、前記現在位置検出処理部15は、GPS(Global Positioning System)センサ21、地磁気センサ22、距離センサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジャイロセンサ26、図示されない高度計等から成る。なお、前記GPSセンサ21、地磁気センサ22、距離センサ23、ステアリングセンサ24、ビーコンセンサ25、ジャイロセンサ26、高度計等の中のいくつかは、製造コスト等の観点から、適宜省略することもできる。
【0022】
そして、前記GPSセンサ21は、人工衛星によって発生させられた電波を受信することによって地球上における現在位置を検出し、前記地磁気センサ22は、地磁気を測定することによって車両が向いている方位を検出し、前記距離センサ23は、道路上の所定の位置間の距離等を検出する。前記距離センサ23としては、例えば、図示されない車輪の回転数を測定し、該回転数に基づいて距離を検出するもの、加速度を測定し、該加速度を二回積分して距離を検出するもの等を使用することができる。
【0023】
また、前記ステアリングセンサ24は、舵(だ)角を検出し、前記ステアリングセンサ24としては、例えば、図示されないステアリングホイールの回転部に取り付けられた光学的な回転センサ、回転抵抗センサ、車輪に取り付けられた角度センサ等が使用される。
【0024】
そして、前記ビーコンセンサ25は、道路に沿って配設されたビーコンからの位置情報を受信して現在位置を検出する。前記ジャイロセンサ26は、車両の回転角速度、すなわち、旋回角を検出し、前記ジャイロセンサ26としては、例えば、ガスレートジャイロ、振動ジャイロ等が使用される。そして、前記ジャイロセンサ26によって検出された旋回角を積分することによって、車両が向いている方位を検出することができる。
【0025】
なお、前記GPSセンサ21及びビーコンセンサ25は、それぞれ、単独で現在位置を検出することができる。そして、距離センサ23によって検出された距離と、地磁気センサ22及びジャイロセンサ26によって検出された方位とを組み合わせることによって現在位置を検出することもできる。また、距離センサ23によって検出された距離と、ステアリングセンサ24によって検出された舵角とを組み合わせることによって現在位置を検出することもできる。
【0026】
そして、前記データ記録部16は、各種のデータファイルから成るデータベースを備え、経路を探索するための探索データの他、前記表示部35の画面に、探索された経路に沿って案内図を表示したり、交差点又は経路における特徴的な写真、コマ図等を表示したり、次の交差点までの距離、次の交差点における進行方向等を表示したり、他の案内情報を表示したりするために、地図データ、施設データ等の各種のデータを記録する。なお、前記データ記録部16には、所定の情報を音声出力部37によって出力するための各種のデータも記録される。
【0027】
ここで、前記探索データには、交差点データ、道路データ、交通規制データ及び経路表示データが含まれる。そして、前記交差点データには、データが格納されている交差点の数に加え、それぞれの交差点に関するデータが交差点データとして、識別するための番号を付与されて格納されている。さらに、それぞれの前記交差点データには、該当する交差点に接続する道路、すなわち、接続道路の数に加え、それぞれの接続道路を識別するための番号を付与されて格納されている。なお、前記交差点データには、交差点の種類、すなわち、交通信号灯器の設置されている交差点であるか又は交通信号灯器の設置されていない交差点であるかの区別が含まれていてもよい。
【0028】
また、前記道路データには、データが格納されている道路の数に加え、それぞれの道路に関するデータが道路データとして、識別するための番号を付与されて格納されている。そして、それぞれの前記道路データには、道路種別、それぞれの道路の長さとしての距離、それぞれの道路を走行するのに要する時間としての旅行時間等が格納されている。さらに、前記道路種別には、国道、県道、主要地方道、一般道、高速道路等の行政道路属性が含まれる。
【0029】
なお、前記道路データには、道路自体について、幅員、勾(こう)配、カント、高度、バンク、路面の状態、中央分離帯があるか否か、道路の車線数、該車線数の減少する地点、幅員の狭くなる地点等のデータが含まれることが望ましい。そして、高速道路や幹線道路の場合、対向方向の車線のそれぞれが別個の道路データとして格納され、二条化道路として処理される。例えば、片側二車線以上の幹線道路の場合、二条化道路として処理され、上り方向の車線と下り方向の車線は、それぞれ、独立した道路として道路データに格納される。さらに、コーナについては、曲率半径、交差点、T字路、コーナの入口等のデータが含まれることが望ましい。また、踏切、高速道路出入口ランプウェイ、高速道路の料金所、降坂路、登坂路等の道路属性が含まれていてもよい。
【0030】
また、前記ナビゲーション処理部17は、車載装置14の全体の制御を行うCPU31、該CPU31が各種の演算処理を行うに当たりワーキングメモリとして使用されるRAM32、及び、制御プログラムの他、目的地までの経路の探索、経路中の走行案内、特定区間の決定、地点、施設等の検索等を行うための各種のプログラムが記録された記録媒体としてのROM33から成る。そして、前記ナビゲーション処理部17には、前記入力部34、表示部35、音声入力部36、音声出力部37及び通信部38が接続される。そして、経路の探索、経路中の走行案内、特定区間の決定、地点、施設等の検索等の各種処理を実行する。なお、前記音声入力部36、音声出力部37及び通信部38の中のいくつかは、製造コスト等の観点から、適宜省略することもできる。
【0031】
また、前記ナビゲーションプログラムや、探索データ、道路データ等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、半導体メモリだけでなく、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等、あらゆる形態の記録媒体を含むものである。
【0032】
なお、前記データ記録部16及びROM33は、図示されない磁気コア、半導体メモリ等によって構成される。また、前記データ記録部16及びROM33として、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等の各種の記憶媒体を使用することもできる。該記憶媒体は、車載装置14にあらかじめ据え付けられたものであってもよく、運転者等によって適宜交換可能なものであってもよい。
【0033】
本実施の形態においては、前記ROM33に各種のプログラムが記録され、前記データ記録部16に各種のデータが記録されるようになっているが、プログラム及びデータを同じように外部記憶媒体に記録することもできる。この場合、例えば、前記ナビゲーション処理部17に図示されないフラッシュメモリ等の記憶媒体を配設し、前記外部記憶媒体から前記プログラム及びデータを読み出して前記記憶媒体に書き込むこともできる。したがって、外部記憶媒体を交換することによって前記プログラム及びデータを更新することができる。また、図示されない自動変速機制御装置の制御プログラム等も前記外部記憶媒体に記録させることができる。このように、各種の記憶媒体に記録されたプログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。なお、前記外部記憶媒体は、磁気テープ、磁気ディスク、磁気ドラム、CD−ROM、MD、DVD−ROM、光ディスク、MO、ICカード、光カード、メモリカード等いかなる種類のものであってもよい。
【0034】
さらに、前記通信部38は、FM送信装置、電話回線、インターネット、携帯電話網等との間で各種のデータの送受信を行うためのものであり、例えば、図示されない情報センサ等によって受信した渋滞等の道路情報、交通事故情報、GPSセンサ21の検出誤差を検出するD−GPS情報等の各種のデータを受信する。また、本発明の機能を実現するためのプログラム、車載装置14を作動させるためのその他のプログラム、データ等を、情報センタ(インターネットサーバ、ナビゲーション用サーバ等)から複数の基地局(インターネットのプロバイダ端末、前記通信部38と電話回線、通信回線等を介して接続された通信局等)に送信し、さらに各基地局から通信部38に送信することもできる。このようなシステムを使用する場合、各基地局から送信された前記プログラム及びデータの少なくとも一部が受信されると、前記CPU31は、読み書き可能なメモリ、例えば、RAM32、フラッシュメモリ、ハードディスク等の記録媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うことができる。
【0035】
この場合、例えば、プログラム及びデータを異なる記録媒体に記録したり、同じ記録媒体に記録したりすることもできる。
【0036】
また、家庭用のパーソナルコンピュータを使用し、前記情報センタから送信されたプログラム、データ等をパーソナルコンピュータに対して脱着自在なメモリカード、CD−R等の記録媒体にダウンロードし、前記プログラムを起動し、データに基づいて各種の処理を行うこともできる。
【0037】
そして、前記入力部34は、走行開始時の位置を修正したり、目的地を入力したりするためのものであり、車載装置14の本体に配設された操作キー、押しボタン、ジョグダイヤル、十字キー等から成るものであるが、リモートコントローラであってもよい。なお、表示部35がタッチパネルである場合には、該表示部35の画面に表示された操作キー、操作メニュー等の操作スイッチから成るものであることが望ましい。この場合、通常のタッチパネルのように前記操作スイッチを押す(タッチする)ことによって、入力を行うことができる。
【0038】
そして、前記表示部35の画面には、操作案内、操作メニュー、操作キーの案内、現在位置から目的地までの経路、該経路に沿った案内情報等が表示される。前記表示部35としては、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、フロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することができる。
【0039】
また、音声入力部36は、図示されないマイクロホン等によって構成され、音声によって必要な情報を入力することができる。さらに、音声出力部37は、図示されない音声合成装置及びスピーカを備え、音声情報、例えば、音声合成装置によって合成された音声から成る案内情報、変速情報等をスピーカから出力し、操作者に知らせる。なお、音声合成装置によって合成された音声の他に、各種の音、あらかじめテープ、メモリ等に録音された各種の案内情報をスピーカから出力することもできる。
【0040】
本実施の形態において、図3に示されるように車載装置14は、機能の観点から、施設を判定する施設判定部11、フレーズを選択するフレーズ選択部12、フレーズを出力させるフレーズ出力部13、自宅を登録する自宅登録部18、施設を学習する施設学習部27、運転者等の操作者の疲労度を判定する疲労度判定部28、施設に関連した種々のデータの処理を行う施設関連データ処理部29、及び、車両が停止している現在位置を蓄積する現在位置蓄積部30を有する。
【0041】
この場合、前記施設判定部11は、車両が駐停車しているときに、現在位置に対応する施設、すなわち、現在位置対応施設の種別を判定する。ここで、現在位置対応施設とは、現在位置としての前記車両が駐停車している場所が付属する施設である。例えば、前記車両が駐停車している場所が操作者の勤務する会社の駐車場である場合、前記現在位置対応施設は会社であり、前記車両が駐停車している場所が操作者の自宅の庭である場合、前記現在位置対応施設は自宅であり、前記車両が駐停車している場所がゴルフ場の駐車場である場合、前記現在位置対応施設はゴルフ場であり、前記車両が駐停車している場所が遊園地の駐車場である場合、前記現在位置対応施設は遊園地であり、前記車両が駐停車している場所が美術館の駐車場である場合、前記現在位置対応施設は美術館であり、前記車両が駐停車している場所が操作者が通勤に利用する鉄道の駅の駐車場である場合、前記現在位置対応施設は通勤に利用する鉄道の駅、すなわち、通勤電車の駅である。
【0042】
また、施設の種別とは、ゴルフ場、スキー場、遊園地、水族館、美術館、博物館、会社、通勤電車の駅等のようにある程度具体的な分類、すなわち、小分類に分けて把握され、判定されるものであってもよいし、ゴルフ場、スキー場等を含むスポーツ施設、遊園地、水族館等を含む娯楽施設、美術館、博物館等を含む文化施設、会社、通勤電車の駅等を含む勤務関連施設のようにある程度抽象的な分類、すなわち、大分類に分けて把握され、判定されるものであってもよい。
【0043】
そして、前記フレーズ選択部12は、施設判定部11の判定した現在位置対応施設の種別に応じて、音声出力される語句、すなわち、フレーズを選択する。ここで、該フレーズは、「頑張ってね」、「楽しんできてね」、「勉強してきてね」、「お仕事頑張ってね」、「お疲れさまでした」、「調子はどうだった」、「楽しかったかな」、「勉強になったかな」、「お仕事お疲れ様でした」等のように、挨拶、応援、鼓舞、激励、癒し、労い、質問等のものである。なお、複数のフレーズを適宜組み合わせてもよい。
【0044】
また、前記フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択したフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。なお、前記フレーズ出力部13は、あらかじめ登録された声音で前記フレーズを出力させることができる。この場合、前記操作者は、あらかじめ自分の好みの声音、例えば、俳優、声優、歌手、アナウンサー、タレント等の声音を設定して登録しておくことができる。これにより、前記操作者は挨拶、応援、鼓舞、激励、癒し、労い、質問等のフレーズを自分の好みの声音で聞くことができる。
【0045】
また、前記自宅登録部18は、操作者があらかじめ入力部34を操作して、自宅の住所等を入力すると、自宅の位置を登録する。
【0046】
また、前記施設学習部27は、現在位置対応施設の種別を学習して記憶し、自動的に登録する。例えば、所定の期間において自宅を出発して所定の場所に駐車する頻度の高い場合、前記施設学習部27は、前記駐車する場所は勤務関連施設に付属する場所である、すなわち、前記施設は勤務関連施設であると判断して登録する。そのため、前記操作者が登録しなくても、前記施設学習部27は学習を通して施設の種別を判断し、自動的に登録する。さらに、前記施設学習部27は、前記現在位置蓄積部30に蓄積された現在位置が基準条件を満たす場合、該当する現在位置対応施設を操作者関連特定施設として学習する。ここで、該操作者関連特定施設は、操作者に関連する特定の施設であり、例えば、操作者の自宅、操作者の勤務する会社のような勤務関連施設、操作者の通う学校や通学電車の駅のような通学関連施設等である。
【0047】
また、前記疲労度判定部28は、車両の走行時間、走行距離、平均車速、前記施設への到着時刻、走行時間帯等に基づいて、前記操作者の疲労度を判定する。この場合、前記フレーズ選択部12は、疲労度判定部28が判定した操作者の疲労度に応じてフレーズを選択することができる。
【0048】
また、前記施設関連データ処理部29は、施設に関連した種々のデータの処理を行うことができる。例えば、前記施設がゴルフ場である場合、操作者等のゴルフのスコアを管理するためのデータ処理を行い、操作者等が入力したスコアその他の数値に基づいて、スコア、ストローク数、パット数等を統計的に処理して登録するとともに、表、グラフ等を作成して表示することができる。
【0049】
次に、前記構成の車載装置14の動作について説明する。
【0050】
図1は本発明の第1の実施の形態におけるフレーズを音声出力する動作を示す第1のフローチャート、図4は本発明の第1の実施の形態におけるフレーズの例を示す表、図5は本発明の第1の実施の形態におけるフレーズを音声出力する動作を示す第2のフローチャートである。
【0051】
この場合、操作者は、あらかじめ入力部34を操作して、自宅の住所等を入力し、現在位置対応施設として自宅の位置、及び、会社、通勤電車の駅等の勤務関連施設の位置を登録するものとする。また、前記操作者は車両の運転者であるものとする。
【0052】
そして、前記操作者は、車両を停止させて車載装置14の電源をオフ(OFF)にする。ここで、前記車載装置14は、通常のナビゲーション装置と同様に、車両のエンジンのスイッチがオフにされ、かつ、車両のアクセサリ電源のスイッチがオフにされると、自動的に電源がオフになるものとする。そして、前記車載装置14は動作を停止する。
【0053】
続いて、前記操作者は、車両の走行を開始するために、車両のアクセサリ電源のスイッチをオンにし、かつ、車両のエンジンのスイッチをオンにする。これにより、前記車載装置14は、通常のナビゲーション装置と同様に、自動的に電源がオンになる。すると、前記車載装置14は動作を開始する、すなわち、起動する。そして、現在位置検出処理部15が車両の現在位置を検出すると、施設判定部11は、前記現在位置としての車両が駐停車している場所が付属する施設、すなわち、現在位置対応施設があらかじめ登録された勤務関連施設であるか否かを判定する。
【0054】
そして、前記施設判定部11が現在位置対応施設があらかじめ登録された勤務関連施設であると判定すると、フレーズ選択部12は、車両のエンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が第1の閾値T1以下であるか、又は、該第1の閾値T1よりも長い第2の閾値T2以上であるかを判断する。なお、前記第1の閾値T1は、例えば、30分であり、前記第2の閾値T2は、例えば、8時間であるが、前記第1の閾値T1及び第2の閾値T2の値は適宜設定することができる。
【0055】
ここで、車両のエンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が相当に長い時間、すなわち、前記第2の閾値T2以上である場合、前記操作者が勤務を終えて帰宅するために車両のエンジンのスイッチをオンにしたと考えることができるので、前記フレーズ選択部12は、「お仕事お疲れ様でした」等の癒し、労い等に感じることができるフレーズを選択する。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択したフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0056】
この場合、前記第2の閾値T2は、前記操作者が会社、通勤電車の駅等の勤務関連施設の駐車場に車両を駐車させて勤務に赴き、一日の勤務を終えてから前記駐車場に戻って来たと考えることができる程度の時間であればよく、任意に設定することができる。
【0057】
また、車両のエンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が相当に短い時間、すなわち、前記第1の閾値T1以下である場合、会社の同僚等を通勤電車の駅や会社の入口等において降車させた後、前記入口等から遠く離れた駐車場に車両を駐車させるために車両のエンジンのスイッチをオンにしたと考えることができるので、前記フレーズ選択部12は、「お仕事頑張ってね」等の応援、鼓舞、激励等に感じることができるフレーズを選択する。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択したフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0058】
この場合、前記第1の閾値T1は、前記操作者が会社、通勤電車の駅等の勤務関連施設の敷地内に同僚を降車させたり、荷物を下ろしたりするために一時的に車両を駐車させたと考えることができる程度の時間であればよく、任意に設定することができる。
【0059】
また、前記施設判定部11は、現在位置対応施設があらかじめ登録された勤務関連施設でないと判定した場合、さらに、前記現在位置対応施設がどの種別であるかを判定し、フレーズ選択部12が前記現在位置対応施設の種別に応じてフレーズを選択するようになっている。
【0060】
この場合、前記施設判定部11は、まず、経路の探索や案内のための目的地が設定されているか否かを判定する。そして、目的地が設定されている場合、前記施設判定部11は、現在位置検出処理部15が検出した車両の現在位置に基づいて、車両が前記目的地に到着したか否かを判定する。そして、車両が前記目的地に到着した場合、前記施設判定部11は、データ記録部16に格納されている地図データ、施設データ等に基づいて、前記目的地の種別、すなわち、前記目的地における現在位置対応施設の種別を判定する。
【0061】
なお、前記目的地が設定されていない場合、及び、前記目的地が設定されていても該目的地に到着していない場合、前記施設判定部11は、車両の現在位置、すなわち、車載装置14の電源がオフ又はオンにされた時の現在位置が施設データに格納された何らかの施設に付属する場所であるか否かを判定する。そして、前記現在位置が何らかの施設に付属する場所である場合、すなわち、前記現在位置が何らかの施設の敷地、該施設用の駐車場、パーキングタワー、立体駐車場等の内部である場合、前記施設判定部11は、データ記録部16に格納されている地図データ、施設データ等に基づいて、前記施設の種別、すなわち、現在位置対応施設の種別を判定する。
【0062】
また、前記現在位置が何らかの施設に付属する場所でない場合、すなわち、前記現在位置が道路上であったり、施設データに格納されていない施設に付属する場所である場合、前記施設判定部11は処理を終了する。
【0063】
続いて、フレーズ選択部12は、前記現在位置対応施設の種別に基づいて、車両のエンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が第1の閾値T1以下である場合のフレーズとしての第1のフレーズ、及び、前記時間が第1の閾値T1よりも長い第2の閾値T2以上である場合のフレーズとしての第2のフレーズを選択する。この場合、前記第1のフレーズ及び第2のフレーズは、図4に示される表のように、現在位置対応施設の種別に対応してあらかじめ設定され、データ記録部16に格納されている。
【0064】
ここで、前記第1の閾値T1は、操作者が現在位置対応施設の敷地内において同僚を降車させたり、荷物を下ろしたりするために一時的に車両を駐車させたと考えることができる程度の時間である。そのため、前記操作者が同僚を降車させたり、荷物を下ろした後、遠く離れた駐車場に車両を駐車させるために車両のエンジンのスイッチをオンにしたと考えられる時に音声出力されるフレーズである第1のフレーズは、「頑張ってね」、「楽しんできてね」、「勉強してきてね」、「お仕事頑張ってね」等の応援、鼓舞、激励等に感じることができるフレーズであることが望ましい。
【0065】
また、前記第2の閾値T2は、操作者が現在位置対応施設の駐車場に車両を駐車させ、前記現在位置対応施設に応じた行動を終えてから前記駐車場に戻って来たと考えることができる程度の時間である。そのため、前記操作者が前記行動を終えて帰宅するために車両のエンジンのスイッチをオンにしたと考えられる時に音声出力されるフレーズである第2のフレーズは、「お疲れさまでした」、「調子はどうだった」、「楽しかったかな」、「勉強になったかな」、「お仕事お疲れ様でした」等の出迎えの挨拶、癒し、労い、質問等に感じることができるフレーズであることが望ましい。
【0066】
さらに、前記第1の閾値T1は、前記操作者が現在位置対応施設の敷地内において同僚を降車させたり、荷物を下ろしたりするために一時的に車両を駐車させたと考えることができる程度の時間であればよく、現在位置対応施設の種別に応じて任意に設定することができる。また、前記第2の閾値T2は、前記操作者が現在位置対応施設の駐車場に車両を駐車させ、前記現在位置対応施設に応じた行動を終えてから前記駐車場に戻って来たと考えることができる程度の時間であればよく、現在位置対応施設の種別に応じて任意に設定することができる。
【0067】
続いて、車両のエンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が相当に短い時間、すなわち、前記第1の閾値T1以下である場合、前記フレーズ選択部12は、第1のフレーズを選択する。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した第1のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。また、車両のエンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が相当に長い時間、すなわち、前記第2の閾値T2以上である場合、前記フレーズ選択部12は、第2のフレーズを選択する。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した第2のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0068】
次に、フローチャートについて説明する。まず、フレーズを音声出力する動作を示すフローチャートについて説明する。
ステップS1 電源をオフにする。
ステップS2 電源をオンにする。
ステップS3 現在位置対応施設が勤務関連施設であるか否かを判定する。勤務関連施設である場合はステップS4に進み、勤務関連施設でない場合はステップS8に進む。
ステップS4 エンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が第1の閾値T1以下であるか否かを判断する。第1の閾値T1以下である場合はステップS5に進み、第1の閾値T1以下でない場合はステップS6に進む。
ステップS5 「お仕事頑張ってね」等のフレーズを音声出力する。
ステップS6 エンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が第2の閾値T2以上であるか否かを判断する。第2の閾値T2以上である場合はステップS7に進み、第2の閾値T2以上でない場合は処理を終了する。
ステップS7 「お仕事お疲れ様でした」等のフレーズを音声出力する。
ステップS8 現在位置対応施設に応じた音声処理を行う。
【0069】
次に、ステップS8のサブルーチンを示すフローチャートについて説明する。
ステップS8−1 目的地が設定されているか否かを判定する。目的地が設定されている場合はステップS8−2に進み、目的地が設定されていない場合はステップS8−4に進む。
ステップS8−2 目的地に到着したか否かを判定する。目的地に到着した場合はステップS8−3に進み、目的地に到着していない場合はステップS8−4に進む。
ステップS8−3 地図データ等に記憶された目的地の種別、すなわち、現在位置対応施設の種別を判定する。
ステップS8−4 電源がオン又はオフにされた時の現在位置が施設データに格納された施設であるか否かを判定する。施設データに格納された施設である場合はステップ8−5に進み、施設データに格納されていない施設である場合は処理を終了する。
ステップS8−5 地図データ等に記憶された施設の種別、すなわち、現在位置対応施設の種別を判定する。
ステップS8−6 施設の種別固有の第1の閾値T1及び第2の閾値T2のフレーズを選択する。
ステップS8−7 エンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が第1の閾値T1以下であるか否かを判断する。第1の閾値T1以下である場合はステップS8−8に進み、第1の閾値T1以下でない場合はステップS8−9に進む。
ステップS8−8 第1のフレーズを音声出力する。
ステップS8−9 エンジンのスイッチがオフになってからオンになるまでの時間が第2の閾値T2以上であるか否かを判断する。第2の閾値T2以上である場合はステップS8−10に進み、第2の閾値T2以上でない場合は処理を終了する。
テップS8−10 第2のフレーズを音声出力する。
【0070】
このように、本実施の形態においては、車両が目的地等の現在位置対応施設を離れて出発する時に、前記現在位置対応施設における操作者の行動に適切に対応するフレーズが音声出力されるので、操作者は心が和み、疲労が癒され、快適に感じながら車両を運転したり、車両に搭乗したりすることができる。また、前記フレーズが適切なものであるので、操作者は違和感を感じることがない。
【0071】
また、現在位置対応施設の敷地内において一時的に車両を駐車させた後に、遠く離れた駐車場に車両を駐車させるために車両のエンジンのスイッチをオンにした場合にも、適切なフレーズが音声出力されるので、操作者は心が弾み、快適に感じることができる。
【0072】
なお、操作者の疲労の度合は天候によっても影響されるので、前記第1の閾値T1及び第2の閾値T2を天候に応じて変更するようにしてもよい。例えば、車載装置14が天候を検知する手段や、天気予報等の天候に関する情報を受信する手段を有している場合、検知した天候や受信した情報に基づいて前記第1の閾値T1及び第2の閾値T2を適宜変更することができる。
【0073】
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0074】
図6は本発明の第1の実施の形態における現在位置対応施設を学習する動作を示すフローチャートである。
【0075】
本実施の形態においては、施設学習部27が学習を通して現在位置対応施設を勤務関連施設として自動的に登録する動作について説明する。ここでは、前記勤務関連施設が勤務地としての会社であるものとし、また、自宅及び会社の位置はあらかじめ登録されているものとする。
【0076】
まず、操作者が、車両を停止させて車載装置14の電源をオフにした後、車両の走行を開始するときに前記車載装置14の電源をオンにすると、該車載装置14は起動する。そして、現在位置検出処理部15が車両の現在位置を検出すると、施設学習部27は、前記現在位置としての車両が駐停車している場所が自宅の近傍であるか否かを判断する。続いて、自宅の近傍でない場合、前記施設学習部27は、前記現在位置としての車両が駐停車している場所が勤務地としての会社の近傍であるか否かを判断する。ここで、会社の近傍である場合、前記施設学習部27は、前記現在位置が勤務地であると認識して、車両の軌跡情報を登録して処理を終了する。また、前記現在位置が自宅の近傍である場合も、前記施設学習部27は車両の軌跡情報を登録して処理を終了する。なお、前記軌跡情報はナビゲーション処理部17が通常のナビゲーション処理において記録する車両の軌跡に関する情報であるが、前記施設学習部27は前記軌跡情報を地図上の座標及び日付とともに登録する。
【0077】
また、前記施設学習部27は、前記現在位置が会社の近傍でない場合、現在位置から所定距離L1以内に登録された前記軌跡情報に対応する軌跡が所定個数N以上あるか否かを判断する。ここで、前記所定距離L1は、会社の敷地及びその周辺に前記軌跡情報に対応する軌跡があるか否かを判断するための距離であり、通常、数百〜数千〔m〕であるが、任意に設定することができる。また、前記所定個数Nは、前記現在位置から所定距離L1以内の領域をある程度繰り返して訪れているか否かを判断するための回数であり、任意に設定することができる。
【0078】
なお、現在位置から所定距離L1以内に登録された軌跡情報に対応する軌跡が所定個数N以上あるか否かを判断することに代えて、現在位置が属するポリゴン内に登録された軌跡情報に対応する軌跡が所定個数N以上あるか否かを判断するようにしてもよい。ここで、前記ポリゴンは、データ記録部16に格納された地図データにおいて、所定の地域、施設等の領域を表す多角形である。一般に、公園、スポーツ施設、学校、工場等の施設は、地図上である程度の広さの領域を占めている。そして、車載装置14のようなナビゲーション装置で使用されるデジタル道路地図等の地図においては、前記領域の輪郭をポリゴンで近似し、該ポリゴンの各頂点の座標と、各頂点の接続順序とを特定して前記ポリゴンを登録するようになっている。また、登録されているポリゴンの名称は、通常、該ポリゴンが対応する公園、スポーツ施設、学校、工場等の施設の名称であり、登録されているポリゴンの地図上の位置は、ポリゴンの重心付近の位置である。
【0079】
続いて、前記施設学習部27は、現在位置から所定距離L1以内に、又は、現在位置が属するポリゴン内に登録された前記軌跡情報に対応する軌跡が所定個数N以上ある場合、前記軌跡が出現する頻度が所定値M以上であるか否かを判断する。ここで、所定値Mは前記現在位置に対応する現在位置対応施設が勤務地としての会社であるか否かを判断するための数値であり、例えば、15〔回/月〕であるが、任意に設定することができる。そして、前記軌跡が出現する頻度が所定値M以上である場合、前記施設学習部27は、現在位置が勤務地であると認識し、現在位置を勤務地として登録して処理を終了する。また、前記軌跡が出現する頻度が所定値M以上でない場合、前記施設学習部27は、車両の軌跡情報を登録して処理を終了する。
【0080】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS11 電源をオフにする。
ステップS12 電源をオンにする。
ステップS13 現在位置が自宅の近傍であるか否かを判断する。現在位置が自宅の近傍である場合はステップS20に進み、現在位置が自宅の近傍でない場合はステップS14に進む。
ステップS14 現在位置が会社の近傍であるか否かを判断する。現在位置が会社の近傍である場合はステップS15に進み、現在位置が会社の近傍でない場合はステップS16に進む。
ステップS15 現在位置が勤務地であると認識する。
ステップS16 現在位置から所定距離L1以内に所定個数N以上の軌跡があるか否かを判断する。所定個数N以上の軌跡がある場合はスッテプS17に進み、所定個数N以上の軌跡がない場合はステップS20に進む。
ステップS17 軌跡が出現する頻度が所定値M以上であるか否かを判断する。所定値M以上である場合はステップS18に進み、所定値M以上でない場合はステップS20に進む。
ステップS18 現在位置が勤務地であると認識する。
ステップS19 現在位置を勤務地としてメモリに登録する。
ステップS20 軌跡情報を地図上の座標及び日付けとともに登録する。
【0081】
このように、本実施の形態においては、施設学習部27が学習を通して勤務地としての会社を自動的に登録するようになっている。そのため、例えば、会社の敷地内における車両の駐車場が移動した場合であっても、操作者は入力部34を操作して新たな駐車場を会社として登録する必要がない。そのため、操作者は、煩わしさを感じることがない。
【0082】
なお、施設学習部27が勤務関連施設以外の施設を学習するようにしてもよい。この場合、現在位置蓄積部30に蓄積された現在位置が基準条件を満たすと、前記施設学習部27該当する現在位置に対応する施設を操作者関連特定施設として学習する。ここで、前記基準条件は、例えば、あらかじめ設定された所定の蓄積数であり、現在位置蓄積部30に蓄積された現在位置が所定の蓄積数を超えると操作者関連特定施設であると施設学習部27が判断する。また、前記施設学習部27は、所定の蓄積数を超えた最初の現在位置に対応する施設を自宅とすることもできる。なお、自宅登録部18によって自宅が登録されている場合、前記施設学習部27は自宅の情報に基づいて自宅以外の操作者関連特定施設を学習する。
【0083】
また、入力部34から操作者のプロフィールが入力された場合、前記施設学習部27は、前記プロフィールに基づいて操作者関連特定施設を学習する。なお、前記プロフィールは、例えば、年齢、性別、職業等の事項である。これにより、前記施設学習部27は、操作者関連特定施設が、例えば、会社であるとか、学校であるとか判断することができる。さらに、現在位置蓄積部30が車両が停止している日時を蓄積する場合、前記施設学習部27は、蓄積された日時に基づいて操作者関連特定施設を学習する。なお、前記日時には、曜日も含まれるものとする。例えば、日曜日に蓄積された現在位置に対応する施設は、会社や学校から除外される。
【0084】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。なお、前記第1及び第2の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0085】
図7は本発明の第3の実施の形態における平均車速に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【0086】
本実施の形態においては、疲労度判定部28が車両の走行時間、走行距離及び平均車速に基づいて、前記操作者の疲労度を判定する動作について説明する。
【0087】
まず、操作者が目的地を設定すると、ナビゲーション処理部17は、現在位置から目的地までの経路探索を行い、探索された経路について経路案内を行う。この場合、前記ナビゲーション処理部17は、所定の時間毎(例えば、100〔ms〕毎)に車両が目的地に到着したか否かを判断し、到着していない場合、経路案内を続行し、到着した場合、経路案内を停止する。
【0088】
そして、車両が目的地に到着すると、疲労度判定部28は、目的地までの走行距離が所定距離以下であるか否か、又は、目的地までの走行時間が所定時間以下であるか否かを判断する。なお、前記所定距離及び所定時間は操作者が疲労すると考えられる距離及び時間であり、例えば、それぞれ、50〔km〕及び2時間であるが、任意に設定することができる。そして、目的地までの走行距離が所定距離以下であるか、又は、目的地までの走行時間が所定時間以下である場合、操作者は疲労していないと考えることができるので、前記疲労度判定部28は処理を終了する。
【0089】
また、目的地までの走行距離が所定距離以上で、かつ、目的地までの走行時間が所定時間以上である場合、前記疲労度判定部28は操作者の疲労度を判定する。本実施の形態においては、目的地までの平均車速を計算することによって操作者の疲労度を判定する。そして、フレーズ選択部12は、前記平均車速が第1の下限値以下であるか又は第1の上限値以上である場合、相当高い疲労度に対応するフレーズとしての第3のフレーズを選択し、前記平均車速が第1の下限値より大きい第2の下限値以下であるか又は第1の上限値より小さい第2の上限値以上である場合、ある程度高い疲労度に対応するフレーズとしての第4のフレーズを選択する。
【0090】
ここで、平均車速が第1の下限値以下であるか又は第1の上限値以上である場合は、激しい渋滞に巻き込まれたか又は相当に高い速度で走行した場合に相当するので、操作者の疲労度は相当高いと考えることができる。そのため、前記フレーズ選択部12は相当高い疲労度に対応するフレーズとしての第3のフレーズを選択する。この場合、該第3のフレーズは、「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい」等の相当高い疲労度でも癒されたり、労われたりするように感じることができるフレーズであることが望ましい。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した前記第3のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0091】
また、平均車速が第1の下限値より大きい第2の下限値以下であるか又は第1の上限値より小さい第2の上限値以上である場合は、ある程度の渋滞に巻き込まれたか又はある程度高い速度で走行した場合に相当するので、操作者の疲労度はある程度高いと考えることができる。そのため、前記フレーズ選択部12はある程度高い疲労度に対応するフレーズとしての第4のフレーズを選択する。この場合、該第4のフレーズは、「お疲れ様でした」等のある程度高い疲労度でも癒されたり、労われたりするように感じることができるフレーズであることが望ましい。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した第4のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0092】
なお、前記第1の下限値、第2の下限値、第1の上限値及び第2の上限値は、例えば、それぞれ、10〔km/h〕、20〔km/h〕、50〔km/h〕及び40〔km/h〕であるが、前記第1の下限値、第2の下限値、第1の上限値及び第2の上限値の値は、適宜設定することができる。また、前記第3のフレーズ及び第4のフレーズは、疲労度判定部28の判定する操作者の疲労度に対応してあらかじめ設定され、データ記録部16に格納されている。
【0093】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS31 目的地を設定する。
ステップS32 経路案内を行う。
ステップS33 目的地に到着したか否かを判断する。目的地に到着した場合はステップS34に進み、目的地に到着するまで経路案内を続行する。
ステップS34 走行距離が50〔km〕以下、又は、走行時間が2時間以下であるか否かを判断する。走行距離が50〔km〕以上、又は、走行時間が2時間以上である場合はステップS35に進み、走行距離が50〔km〕以下、又は、走行時間が2時間以下である場合は処理を終了する。
ステップS35 平均車速を計算する。
ステップS36 平均車速が10〔km/h〕以下、又は、50〔km/h〕以上であるか否かを判断する。平均車速が10〔km/h〕以下、又は、50〔km/h〕以上である場合はステップS37に進み、平均車速が10〔km/h〕以下、又は、50〔km/h〕以上でない場合はステップS38に進む。
ステップS37 「お疲れ様でした、ゆっくり休んでください」等の第3のフレーズを音声出力する。
ステップS38 平均車速が20〔km/h〕以下、又は、40〔km/h〕以上であるか否かを判断する。平均車速が20〔km/h〕以下、又は、40〔km/h〕以上である場合はステップS39に進み、平均車速が20〔km/h〕以下、又は、40〔km/h〕以上でない場合は処理を終了する。
ステップS39 「 お疲れ様でした」等の第4のフレーズを音声出力する。
【0094】
このように、本実施の形態において、疲労度判定部28は、車両の走行時間、走行距離及び平均車速に基づいて、前記操作者の疲労度を判定し、フレーズ選択部12は前記疲労度に対応するフレーズを選択するようになっている。
【0095】
そのため、目的地に車両が到着した時に、操作者の疲労度に適切に対応するフレーズが音声出力されるので、操作者は疲労が癒される。
【0096】
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第3の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0097】
図8は本発明の第4の実施の形態における平均車速に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【0098】
本実施の形態においては、前記第3の実施の形態と同様に、疲労度判定部28が車両の走行時間、走行距離及び平均車速に基づいて、前記操作者の疲労度を判定する動作について説明する。なお、前記第3の実施の形態においては、操作者が駐車場等に立ち寄った場合に該駐車場等における時間や走行距離も考慮されてしまうのに対して、本実施の形態においては、駐車場等における時間や走行距離を除き、道路上を走行しているときの時間や走行距離だけを考慮するようになっている。
【0099】
まず、操作者が目的地を設定すると、ナビゲーション処理部17は、現在位置から目的地までの経路探索を行い、探索された経路について経路案内を行う。この場合、前記ナビゲーション処理部17は、現在位置検出処理部15の検出した現在位置に基づき、車両が経路を外れているか否かを判断する。そして、外れている場合、所定の時間毎(例えば、100〔ms〕毎)に現在位置が道路上であるか否かを判断し、道路上であると判断すると、前記ナビゲーション処理部17は目的地までの経路の再探索を行い、探索された経路について経路案内を行う。
【0100】
また、車両が経路を外れていない場合、前記ナビゲーション処理部17は、所定の時間毎(例えば、100〔ms〕毎)に車両が目的地に到着したか否かを判断する。ここで、到着していない場合、疲労度判定部28は現在位置までの平均車速を計算して蓄積する。また、車両が目的地に到着した場合、前記ナビゲーション処理部17は経路案内を停止する。
【0101】
そして、車両が目的地に到着すると、疲労度判定部28は、前記第3の実施の形態において説明したのと同様の動作を行う。ただし、本実施の形態において、前記疲労度判定部28は操作者の疲労度を判定する場合、目的地までの平均車速として、前記蓄積した平均車速を使用し、該蓄積した平均車速によって操作者の疲労度を判定する。なお、その他の点については、前記第3の実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
【0102】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS41 目的地を設定する。
ステップS42 経路案内を行う。
ステップS43 車両が経路を外れているか否かを判断する。車両が経路を外れている場合はステップS44に進み、車両が経路を外れていない場合はステップS46に進む。
ステップS44 現在位置が道路上であるか否かを判断する。現在位置が道路上である場合はステプS45に進み、現在位置が道路上になるまで処理を繰り返す。
ステップS45 経路の再探索を行う。
ステップS46 目的地に到着したか否かを判断する。目的地に到着ていない場合はステップS47に進み、目的地に到着した場合は経路案内を停止してステップS48に進む。
ステップS47 平均車速を計算して蓄積する。
ステップS48 走行距離が50〔km〕以下、又は、走行時間が2時間以下であるか否かを判断する。走行距離が50〔km〕以上、又は、走行時間が2時間以上である場合はステップS49に進み、走行距離が50〔km〕以下、又は、走行時間が2時間以下である場合は処理を終了する。
ステップS49 平均車速が10〔km/h〕以下、又は、50〔km/h〕以上であるか否かを判断する。平均車速が10〔km/h〕以下、又は、50〔km/h〕以上である場合はステップS50に進み、平均車速が10〔km/h〕以下、又は、50〔km/h〕以上でない場合はステップS51に進む。
ステップS50 「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい」等の第3のフレーズを音声出力する。
ステップS51 平均車速が20〔km/h〕以下、又は、40〔km/h〕以上であるか否かを判断する。平均車速が20〔km/h〕以下、又は、40〔km/h〕以上である場合はステップS52に進み、平均車速が20〔km/h〕以下、又は、40〔km/h〕以上でない場合は処理を終了する。
ステップS52 「お疲れ様でした」等の第4のフレーズを音声出力する。
【0103】
このように、本実施の形態において、疲労度判定部28は、操作者が駐車場等に立ち寄った場合の該駐車場等における時間や走行距離も考慮せず、道路上を走行しているときの時間や走行距離だけを考慮して、車両の走行時間、走行距離及び平均車速に基づいて、前記操作者の疲労度を判定するようになっている。
【0104】
そのため、操作者の疲労度をより適切に判定することができる。
【0105】
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第4の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0106】
図9は本発明の第5の実施の形態における到着時刻に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【0107】
本実施の形態においては、疲労度判定部28が目的地への到着時間帯に基づいて、前記操作者の疲労度を判定する動作について説明する。
【0108】
まず、操作者が目的地を設定すると、ナビゲーション処理部17は、現在位置から目的地までの経路探索を行い、探索された経路について経路案内を行う。この場合、前記ナビゲーション処理部17は、所定の時間毎(例えば、100〔ms〕毎)に車両が目的地に到着したか否かを判断し、到着していない場合、経路案内を続行し、到着した場合、経路案内を停止する。
【0109】
そして、車両が目的地に到着すると、疲労度判定部28は、目的地までの走行距離が所定距離以下であるか否か、又は、目的地までの走行時間が所定時間以下であるか否かを判断する。なお、前記所定距離及び所定時間は、前記第3の実施の形態と同様である。そして、目的地までの走行距離が所定距離以下であるか、又は、目的地までの走行時間が所定時間以下である場合、操作者は疲労していないと考えることができるので、前記疲労度判定部28は処理を終了する。
【0110】
また、目的地までの走行距離が所定距離以上で、かつ、目的地までの走行時間が所定時間以上である場合、前記疲労度判定部28は操作者の疲労度を判定する。本実施の形態においては、目的地への到着時刻が夜遅くから朝までの時間帯である場合、ある程度以上夜間走行をしたと考えることができるので、前記疲労度判定部28は操作者の疲労度が高いと判定するようになっている。ここで、前記疲労度判定部28は、前記到着時刻が午前の第1の時刻から午後の第2の時刻までの範囲内であるか否かを判断する。そして、範囲内である場合、前記疲労度判定部28は処理を終了し、範囲内でない場合、すなわち、前記到着時刻が第1の時刻以前又は第2の時刻以降である場合、前記疲労度判定部28は夜間走行をしたことによって操作者の疲労度が高いと判定する。
【0111】
続いて、前記フレーズ選択部12は夜間走行したことによる高い疲労度に対応するフレーズとしての第5のフレーズを選択する。この場合、該第5のフレーズは、「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい」等の夜間走行したことによる高い疲労度でも癒されたり、労われたりするように感じることができるフレーズであることが望ましい。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した第5のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0112】
なお、前記第1の時刻及び第2の時刻は、例えば、それぞれ、6時及び21時であるが、前記第1の時刻及び第2の時刻は、適宜設定することができる。また、前記第5のフレーズは、あらかじめ設定され、データ記録部16に格納されている。
【0113】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS61 目的地を設定する。
ステップS62 経路案内を行う。
ステップS63 目的地に到着したか否かを判断する。目的地に到着した場合は経路案内を停止してステップS64に進み、目的地に到着していない場合は経路案内を続行する。
ステップS64 走行距離が50〔km〕以下、又は、走行時間が2時間以下であるか否かを判断する。走行距離が50〔km〕以上、又は、走行時間が2時間以上である場合はステップS65に進み、走行距離が50〔km〕以下、又は、走行時間が2時間以下である場合は処理を終了する。
ステップS65 到着時刻が6時から21時の範囲内か否かを判断する。到着時刻が6時から21時の範囲内でない場合はステップS66に進み、到着時刻が6時から21時の範囲内である場合は処理を終了する。
ステップS66 「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい」等の第5のフレーズを音声出力する。
【0114】
このように、本実施の形態において、疲労度判定部28は、目的地への到着時刻に基づいて、夜間走行したことによる操作者の疲労度を判定し、フレーズ選択部12は夜間走行したことによる疲労度に対応するフレーズを選択するようになっている。
【0115】
そのため、目的地に車両が到着した時に、操作者の疲労度に適切に対応するフレーズが音声出力されるので、操作者は疲労が癒される。
【0116】
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第5の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0117】
図10は本発明の第6の実施の形態における到着時刻に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【0118】
本実施の形態においては、前記第5の実施の形態と同様に、疲労度判定部28が目的地への到着時刻に基づいて、夜間走行したことによる操作者の疲労度を判定する動作について説明する。なお、前記第5の実施の形態においては、操作者が駐車場等に立ち寄った場合に該駐車場等における時間や走行距離も考慮されてしまうのに対して、本実施の形態においては、駐車場等における時間や走行距離を除き、道路上を走行しているときの時間や走行距離だけが考慮されるようになっている。
【0119】
まず、操作者が目的地を設定すると、ナビゲーション処理部17は、現在位置から目的地までの経路探索を行い、探索された経路について経路案内を行う。この場合、前記ナビゲーション処理部17は、現在位置検出処理部15の検出した現在位置に基づき、車両が経路を外れているか否かを判断する。そして、外れている場合、所定の時間毎(例えば、100〔ms〕毎)に現在位置が道路上であるか否かを判断し、道路上であると判断すると、前記ナビゲーション処理部17は目的地までの経路の再探索を行い、探索された経路について経路案内を行う。
【0120】
また、車両が経路を外れていない場合、前記ナビゲーション処理部17は、所定の時間毎(例えば、100〔ms〕毎)に車両が目的地に到着したか否かを判断する。ここで、到着していない場合、疲労度判定部28は夜間の時間帯における走行時間又は走行距離を計算して蓄積する。なお、前記夜間の時間帯は適宜設定することができるが、例えば、前記第5の実施の形態における第2の時刻から第1の時刻までの時間帯とすることができる。また、車両が目的地に到着した場合、前記ナビゲーション処理部17は経路案内を停止する。
【0121】
そして、車両が目的地に到着すると、疲労度判定部28は、夜間の時間帯における走行時間が第1の走行時間以下であるか否か、又は、夜間の時間帯における走行距離が第1の走行距離以下であるか否かを判断する。なお、前記第1の走行時間及び第1の走行距離は操作者が夜間走行したことにより疲労すると考えられる走行時間及び走行距離であり、例えば、それぞれ、1時間及び30〔km〕であるが、任意に設定することができる。そして、夜間の時間帯における走行時間が第1の走行時間以下であるか、又は、夜間の時間帯における走行距離が第1の走行距離以下である場合、操作者は疲労していないと考えることができるので、前記疲労度判定部28は処理を終了する。
【0122】
また、夜間の時間帯における走行時間が第1の走行時間以上で、かつ、夜間の時間帯における走行距離が第1の走行距離以上である場合、前記疲労度判定部28は操作者の夜間走行したことによる疲労度を判定する。この場合、疲労度判定部28は、夜間の時間帯における走行時間が第2の走行時間以下であるか否か、又は、夜間の時間帯における走行距離が第2の走行距離以下であるか否かを判断する。なお、前記第2の走行時間及び第2の走行距離は、操作者の夜間走行したことによる疲労度が相当高いと考えられる走行時間及び走行距離であり、例えば、それぞれ、3時間及び200〔km〕であるが、任意に設定することができる。
【0123】
そして、夜間の時間帯における走行時間が第2の走行時間以下であるか、又は、夜間の時間帯における走行距離が第2の走行距離以下である場合、フレーズ選択部12は、夜間走行したことによるある程度高い疲労度に対応するフレーズとしての第6のフレーズを選択する。この場合、該第6のフレーズは、「お疲れ様でした」等のある程度高い疲労度でも癒されたり、労われたりするように感じることができるフレーズであることが望ましい。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した前記第6のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0124】
また、夜間の時間帯における走行時間が第2の走行時間以上で、かつ、夜間の時間帯における走行距離が第2の走行距離以上である場合、フレーズ選択部12は、夜間走行したことによる相当高い疲労度に対応するフレーズとしての第7のフレーズを選択する。この場合、該第7のフレーズは、「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい」等の相当高い疲労度でも癒されたり、労われたりするように感じることができるフレーズであることが望ましい。そして、フレーズ出力部13は、フレーズ選択部12が選択した前記第7のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。なお、前記第6のフレーズ及び第7のフレーズは、疲労度判定部28の判定する操作者の疲労度に対応してあらかじめ設定され、データ記録部16に格納されている。
【0125】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS71 目的地を設定する。
ステップS72 経路案内を行う。
ステップS73 車両が経路を外れているか否かを判断する。車両が経路を外れている場合はステップS74に進み、車両が経路を外れていない場合はステップS76に進む。
ステップS74 現在位置が道路上であるか否かを判断する。現在位置が道路上である場合はステップS75に進み、現在位置が道路上になるまで処理を繰り返す。
ステップS75 経路の再探索を行う。
ステップS76 目的地に到着したか否かを判断する。目的地に到着ていない場合はステップS77に進み、目的地に到着した場合は経路案内を停止してステップS78に進む。
ステップS77 夜間の走行時間、又は、走行距離を計算して蓄積する。
ステップS78 走行時間が1時間以下、又は、走行距離が30〔km〕以下であるか否かを判断する。走行時間が1時間以上、又は、走行距離が30〔km〕以上である場合はステップS79に進み、走行時間が1時間以下、又は、走行距離が30〔km〕以下である場合は処理を終了する。
ステップS79 走行時間が3時間以下、又は、走行距離が200〔km〕以下であるか否かを判断する。走行時間が3時間以下、又は、走行距離が200〔km〕以下である場合はステップS80に進み、走行時間が3時間以上、又は、走行距離が200〔km〕以上である場合はステップS81に進む。。
ステップS80 「お疲れ様でした」等の第6のフレーズを音声出力する。
ステップS81 「お疲れ様でした、ゆっくり休んで下さい」等の第7のフレーズを音声出力する。
【0126】
このように、本実施の形態において、疲労度判定部28は、夜間の時間帯における走行時間及び走行距離に基づいて、前記操作者の疲労度を判定し、フレーズ選択部12は前記疲労度に対応するフレーズを選択するようになっている。
【0127】
そのため、目的地に車両が到着した時に、操作者の疲労度に適切に対応するフレーズが音声出力されるので、操作者は疲労が癒される。
【0128】
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第6の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0129】
図11は本発明の第7の実施の形態における施設に関連したデータを入力する動作を示すフローチャートである。
【0130】
本実施の形態においては、施設関連データ処理部29が施設に関連したデータの処理を行う場合について説明する。ここでは、施設がゴルフ場であり、操作者がデータとしてゴルフのスコアを入力する場合について説明する。
【0131】
まず、操作者が現在位置対応施設としてのゴルフ場を出発して帰宅するために車両のアクセサリ電源のスイッチをオンにし、かつ、車両のエンジンのスイッチをオンにすると、車載装置14が起動する。続いて、施設判定部11が現在位置対応施設がゴルフ場であることを判定し、フレーズ選択部12がゴルフ場を出発して帰宅する場合に対応する第2のフレーズである「お疲れさまでした、調子はどうでしたか」を選択すると、フレーズ出力部13が前記フレーズ選択部12が選択した第2のフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。ここまでの動作の詳細は、前記第1の実施の形態において述べたとおりである。
【0132】
続いて、施設関連データ処理部29は、操作者にゴルフのスコアを入力して登録するか否かの選択を促す。この場合、フレーズ選択部12がゴルフのスコアを入力して登録するか否かの選択を促すためのフレーズ、例えば、「スコアを登録しますか」を選択すると、フレーズ出力部13が前記フレーズ選択部12が選択したフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0133】
そして、前記施設関連データ処理部29は、操作者がゴルフのスコアを入力して登録することを選択したか否かを判断する。この場合、例えば、表示部35に表示された登録することを選択するためのボタン等の選択手段が操作者によって操作されたか否かに基づいて判断する。ここで、登録することを選択した場合、前記施設関連データ処理部29は、表示部35にゴルフのスコアを入力するための画面を表示させる。続いて、操作者がゴルフのスコアを入力すると、前記施設関連データ処理部29は入力されたゴルフのスコアをデータ記録部16に格納して登録し、処理を終了する。なお、操作者が登録することを選択しなかった場合、前記施設関連データ処理部29は、ゴルフのスコアを入力するための画面を表示させることなく処理を終了する。
【0134】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS91 「お疲れ様でした、調子はどうでしたか」等のフレーズを音声出力する。
ステップS92 「スコアを登録しますか」等のフレーズを音声出力する。
ステップS93 スコアを登録することを選択したか否かを判断する。スコアを登録することを選択した場合はステップS94に進み、スコアを登録しない場合は処理を終了する。
ステップS94 スコアを入力するための画面を画面出力する。
ステップS95 スコアを入力する。
ステップS96 データを登録する。
【0135】
このように、本実施の形態において、操作者がゴルフ場を出発して帰宅する時に、施設関連データ処理部29が表示部35にゴルフのスコアを入力するための画面を表示させ、前記操作者が入力したゴルフのスコアを登録するようになっている。
【0136】
そのため、前記操作者は、忘れることなくゴルフのスコアを登録することができる。
【0137】
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。なお、前記第1〜第7の実施の形態と同じ構造を有するもの及び同じ動作については、その説明を省略する。
【0138】
図12は本発明の第8の実施の形態における施設に関連したデータを出力する動作を示すフローチャートである。
【0139】
本実施の形態においては、施設関連データ処理部29が施設に関連したデータ処理の結果を出力する場合について説明する。ここでは、施設がゴルフ場であり、操作者のゴルフのスコアを統計的に処理した結果を出力する場合について説明する。
【0140】
まず、操作者が目的地としてゴルフ場を設定すると、施設関連データ処理部29は、操作者にゴルフのスコアを統計的に処理した結果を出力するか否かの選択を促す。この場合、フレーズ選択部12がゴルフのスコアを統計的に処理した結果を出力するか否かの選択を促すためのフレーズ、例えば、「ゴルフ情報如何ですか」を選択すると、フレーズ出力部13が前記フレーズ選択部12が選択したフレーズを音声出力部37のスピーカから音声出力させる。
【0141】
そして、前記施設関連データ処理部29は、操作者がゴルフのスコアを統計的に処理した結果を出力することを選択したか否かを判断する。この場合、例えば、表示部35に表示された出力することを選択するためのボタン等の選択手段が操作者によって操作されたか否かに基づいて判断する。そして、操作者が出力することを選択しなかった場合、前記施設関連データ処理部29は、ゴルフのスコアを統計的に処理した結果を出力するための画面を表示させることなく処理を終了する。
【0142】
また、操作者が出力することを選択した場合、前記施設関連データ処理部29は、ゴルフのスコアの統計的な処理を行う、すなわち、過去に登録されたゴルフのスコアに基づいて計算を行う。続いて、前記施設関連データ処理部29は、目的地として設定されたゴルフ場である今回プレーを行うゴルフ場におけるゴルフのスコアを統計的に処理した結果を示す画面を表示部35に表示させる。すなわち、今回のゴルフ場での過去にプレーしたゴルフの回数、ベストスコア、平均スコア等を画面出力させる。
【0143】
続いて、前記施設関連データ処理部29は、過去の所定回数のプレー、例えば、最近10回のプレーにおけるベストスコア、平均スコア等を画面出力させる。また、前記施設関連データ処理部29は、現在日時の属する年、すなわち今年におけるプレーしたゴルフの回数、ベストスコア、平均スコア等を画面出力させる。さらに、前記施設関連データ処理部29は、スコアが登録されたすべてのゴルフの回数、ベストスコア、平均スコア等を画面出力させる。なお、必ずしも、これらすべてを画面出力させる必要はなく、例えば、今回のゴルフ場での過去にプレーしたゴルフの回数、ベストスコア、平均スコア等だけを画面出力させるようにしてもよい。
【0144】
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS101 ゴルフ場を目的地に設定する。
ステップS102 「ゴルフ情報如何ですか」等のフレーズを音声出力する。
ステップS103 結果出力することを選択したか否かを判断する。結果出力することを選択した場合はステップS104に進み、結果を出力しない場合は処理を終了する。
ステップS104 過去に登録されたスコアに基づいて計算する。
ステップS105 今回のゴルフ場での結果を画面出力する。
ステップS106 最近の結果を画面出力する。
ステップS107 今年の結果を画面出力する。
ステップS108 登録された全ての結果を画面出力する。
【0145】
このように、本実施の形態において、操作者がゴルフ場に向けて出発する時に、施設関連データ処理部29が表示部35にゴルフのスコアを統計的に処理した結果を示す画面を表示させるようになっている。
【0146】
そのため、前記操作者は、ゴルフをプレーする前に過去のスコア等を確認することができる。
【0147】
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0148】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、操作者の心が和み、疲労が癒され、操作者が快適に感じながら車両を運転したり、車両に搭乗したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるフレーズを音声出力する動作を示す第1のフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施の形態における車載装置の概念図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態における車載装置の機能を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態におけるフレーズの例を示す表である。
【図5】本発明の第1の実施の形態におけるフレーズを音声出力する動作を示す第2のフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における現在位置対応施設を学習する動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第3の実施の形態における平均車速に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態における平均車速に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施の形態における到着時刻に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第6の実施の形態における到着時刻に基づいて疲労度を判定する動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第7の実施の形態における施設に関連したデータを入力する動作を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第8の実施の形態における施設に関連したデータを出力する動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 施設判定部
12 フレーズ選択部
13 フレーズ出力部
14 車載装置
18 自宅登録部
27 施設学習部

Claims (1)

  1. (a)車両が停止している現在位置に対応する施設の種別を判定する施設判定部と、
    (b)前記現在位置に対応する施設の種別が設定された種別である場合、該種別に対応するフレーズを選択するフレーズ選択部と、
    (c)選択されたフレーズを音声出力させるフレーズ出力部とを有し、
    (d)前記フレーズ選択部は、電源がオフにされてからオンにされるまでの時間が第1の閾値以下である場合、第1のフレーズを選択し、前記時間が第1の閾値よりも長い第2の閾値以上である場合、第2のフレーズを選択することを特徴とするナビゲーション装置。
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