JP4092591B2 - 農薬の省力的施用方法 - Google Patents

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Description

本発明は、畑作物の苗に対する農薬の省力的施用方法に関する。
根こぶ病、根腐れ病または立枯病に代表される土壌病害の防除方法は、粉剤を土壌混和処理する方法が一般的である。しかしながら、その投下製剤量は20〜40kg/10アールと非常に多く、施用作業者に対する負担が大きい。そのため、より省力的な防除方法の開発が望まれている(例えば、非特許文献1および2参照。)。
また、土壌混和処理に使用される粉剤は、300メッシュ以上(46μm以下)の微細な粒径を有するために、施用されると微風によっても目的圃場以外の近接する田畑、家屋等へドリフトしやすい。そのため、粉剤のドリフトによって環境は汚染され、防除対象以外の圃場で栽培されている有用作物への薬害被害や、施用作業者等の安全性への悪影響といった、ドリフトされた粉剤による環境汚染がしばしば問題となっている。したがって、ドリフトを低減した新しい農薬製剤または施用方法の開発も望まれている。
新版土壌病害の手引編集委員会編、「新版土壌病害の手引」、(社)日本植物防疫協会、1984年10月1日、p.175−184 農薬散布技術編集委員会編、「農薬散布技術」、(社)日本植物防疫協会、1998年、p.125−126,202−207
本発明が解決しようとする課題は、粉剤の土壌混和処理よりも省力的であり、環境と施用作業者に対して安全性の高い農薬の施用方法を提供することである。
本発明者らは鋭意研究した結果、畑作物の苗に対して農薬有効成分の水溶液または水性分散液を施用することによって、従来行われてきた土壌混和処理に比べて優れた土壌病害の防除効果を発現させることができ、且つ、作業労力や環境汚染を軽減化し、施用作業者に対する安全性を高めることができることを見出した。
特に本発明者らは、単位株数又は苗育成区画面積あたりの農薬有効成分の施用量が同一であっても、単位株数又は苗育成区画面積あたりの農薬有効成分の水溶液または水性分散液の施用量が少なくなるほど、土壌病害の防除効力が高まることを見出し、本発明を完成させた。
すなわち、本発明は、下記〔1〕から〔17〕に記載の農薬の施用方法、下記〔18〕に記載の有害生物の防除方法(以下、下記〔1〕から〔18〕に記載の方法を「本発明方法」と称する。)および〔19〕に記載の農薬有効成分の水溶液または水性分散液に関するものである。
〔1〕 農薬有効成分の水溶液または水性分散液を、畑作物の苗育成区画に苗の定植前までに潅注または散布することを特徴とする農薬の施用方法。
〔2〕 農薬有効成分の水溶液または水性分散液を、畑作物の苗育成用容器に苗の定植前までに潅注または散布することを特徴とする農薬の施用方法。
〔3〕 農薬有効成分の水溶液または水性分散液を、畑作物の苗育成用容器に床土充填後から苗の定植前までの期間に潅注または散布することを特徴とする農薬の施用方法。
〔4〕 農薬有効成分の水溶液または水性分散液が、農薬製剤を水で希釈して調製したものである上記〔1〕ないし〔3〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔5〕 100株の苗あたり20ml〜2100mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔6〕 100株の苗あたり20ml〜1600mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔7〕 100株の苗あたり20ml〜1100mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔8〕 100株の苗あたり20ml〜600mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔9〕 苗育成区画面積1800cmあたり20ml〜2100mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔10〕 苗育成区画面積1800cmあたり20ml〜1600mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔11〕 苗育成区画面積1800cmあたり20ml〜1100mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔12〕 苗育成区画面積1800cmあたり20ml〜600mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する上記〔1〕ないし〔4〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔13〕 農薬有効成分が殺虫剤または殺菌剤である上記〔1〕ないし〔12〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔14〕 農薬有効成分が殺菌剤である上記〔1〕ないし〔12〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔15〕 農薬有効成分が土壌病害に対して防除活性を持つものである上記〔1〕ないし〔12〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔16〕 農薬有効成分が根こぶ病菌に対して防除活性を持つものである上記〔1〕いし〔12〕のうちいずれか1項に記載の施用方法。
〔17〕 根こぶ病菌に対して防除活性を持つものが3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−イルスルホニル)−N,N−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−スルホンアミド、シアゾファミド、フルアジナム、フルスルファミドまたはエタボキサムである上記〔16〕に記載の施用方法。
〔18〕 上記〔1〕ないし〔17〕のうちいずれか1項に記載の施用方法による有害生物の防除方法。
〔19〕 上記〔1〕ないし〔17〕のうちいずれか1項に記載の施用方法で用いられる農薬有効成分の水溶液または水性分散液。
なお、「農薬有効成分の水溶液または水性分散液」を、以下単に「薬液」と称する。
本発明方法によれば、従来行われてきた土壌混和処理に比べて優れた土壌病害の防除効果を発現させることができる。また、作業労力や環境汚染を軽減化し、施用作業者に対する安全性を高めることができる
本発明における畑作物の苗育成区画とは、畑作物の苗が育成されている場所、または畑作物の苗が育成されている容器を意味する。
本発明において用いられる畑作物の苗育成用容器とは、苗箱、プラスチックポット、セルトレイ、セル苗トレイ、プラグトレイ、ペーパーポット(登録商標、日本甜菜製糖(株))およびチェーンポット(登録商標、日本甜菜製糖(株))に代表される畑作物の苗を育成するために用いられる容器である。
本発明方法において用いられる農薬有効成分の水溶液とは、主成分として水を含有する溶媒中に農薬有効成分が溶解したものであり、溶媒中には他の成分が溶解、乳濁または懸濁していてもよい。
本発明方法において用いられる農薬有効成分の水性分散液とは、主成分として水を含有する分散媒中に農薬有効成分が乳濁または懸濁したものであり、分散媒中には他の成分が溶解、乳濁または懸濁していてもよい。農薬有効成分のマイクロエマルジョンも、本発明の農薬有効成分の水性分散液に含まれる。
本発明方法において使用できる農薬有効成分としては、除草剤、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺バクテリア剤、抗ウィルス剤、植物成長調節剤、殺菌剤、共力剤、誘引剤、忌避剤および生物農薬等が挙げられる。好ましい農薬有効成分として、具体的にその一般名(または化学名)を例示すれば次の通りであるが、必ずしもこれらのみに限定されるものではない。
殺菌剤:3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−イルスルホニル)−N,N−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−スルホンアミド (WO99/21851に記載の化合物であり、以下では化合物Aと略記する。)、アシベンゾラル−S−メチル(acibenzolar-S-methyl)、アシルアミノベンザミド(acylaminobenzamide)、アシペタックス(acypetacs)、アルジモルフ(aldimorph)、アンバム(amobam)、アムプロピルホス(ampropyfos)、アニラジン(anilazine)、アリルアルコール(allyl alcohol)、オーレオフンギン(aureofungin)、アザコナゾール(azaconazole)、アジチラム(azithiram)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、バリウムポリスルフィド(barium polysulfide)、ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベンキノックス(benquinox)、ベンタルロン(bentaluron)、ベンチアバリカルブ(benthiavalicarb)、ベンチアゾール(benthiazole)、ベンザルコニウムクロリド(benzalkonium chloride)、ベンザマクリル(benzamacril)、ベンズアモルフ(benzamorf)、ベンゾヒドロキサミックアシド(benzohydroxamic acid)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル(biphenyl)、ビテルタノール(bitertanol)、ビチオノール(bithionol)、ベトキサジン(bethoxazine)、ボルドー液(bordeaux mixture)、ボスカリド(boscalid)、ブラストサイジン−S(blasticidin-S)、ブロモコナゾール(bromoconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)、ブチルアミン(butylamine)、カルシウムポリスルフィド(calcium polysulfide)、カプタホル(captafol)、キャプタン(captan)、カッパーオキシクロリド(copper oxychloride)、カルプロパミド(carpropamid)、カルバモルフ(carbamorph)、カルベンダジン(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カルボン(carvone)、チェシュントミクスチャ(Cheshunt mixture)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロベンチアゾン(chlobenthiazone)、クロラニホルメタン(Chloraniformethane)、クロラニル(Chloranil)、クロルフェナゾール(chlorfenazol)、5−クロル−7−(4−メチル−ピペリジン−1−イル)−6−(2,4,6−トリフルオロ−フェニル)−[1,2,4]トリアゾロ[1,5−a]ピリミジン(5-chlor-7-(4-methyl-piperidin-1-yl)-6-(2,4,6-trifluor-phenyl)-[1,2,4]triazolo[1,5-a]pyrimidin)、クロロネブ(chloroneb)、クロロピクリン(Chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)クロロキノックス(Chlorquinox)、クロゾリネート(chlozolinate)、クリムバゾール(Climbazole)、クロトリマゾール(Clotrimazole)、カッパーアセテート(copper acetate)、塩基性炭酸銅(copper carbonate, basic)、水酸化第二銅(copper hydroxide)、カッパーナフテネート(copper naphthenate)、カッパーオレート(copper oleate)、塩基性塩化銅(copper oxychloride)、硫酸銅(copper sulfate)、塩基性硫酸銅(copper sulfate, basic)、カッパージンククロメート(copper zinc chromate)、クレゾール(cresol)、クフラネブ(cufraneb)、クプロバム(cuprobam)、シアゾファミド(cyazofamid)、シクラフルアミド(cyclafuramid)、シクロヘキシミド(cycloheximide)、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、サイペンダゾール(cypendazole)、シプロコナゾール(cyproconazol)、シプロジニル(cyprodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、ダゾメット(dazomet)、ディービーシーピー(DBCP)、デバカルブ(debacarb)、デカフェンチン(Decafentin)、デハイドロアセテイト(dehydroacetic acid)、ジクロン(dichlone)ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロゾリン(dichlozoline)、ジクロブトラゾール(diclobutrazol)、ジクロフラニド(dichlofluanid)、ジクロメジン(diclomedine)、ジクロラン(dicloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジエチルピロカルボネート(diethyl pyrocarbonate)、ジクロシメット(diclocymet)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジフルメトリン(diflumetorim)、ジメチリモール(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimethomorph)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-M)、ジノブトン(dinobuton)ジノカップ(dinocap)、ジノカップ−4(dinocap-4)、ジノカップ−6(dinocap-6)、ジノクトン(dinocton)、ジノスルホン(dinosulfon)、ジノテルボン(dinoterbon)、ジフェニルアミン(diphenylamine)、ジピリチオン(dipyrithione)、ジノスルフィラム(disulfiram)、ジタリムホス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ディーエヌオーシー(DNOC)、ドデモルフ(dodemorph)、ドジン(dodine)、ドラゾクソロン(drazoxolon)、エジフェンホス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコナゾール(etaconazole)、エタボキサム(ethaboxam)、エチリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazole)、エテム(Etem)、エトキシキン(Ethoxyquin)、エチルマーキュリーアセテート(ethylmercury acetate)、エチルマーキュリーブロミド(ethylmercury bromide)、塩化エチル水銀(ethylmercury chloride)、エチルマーキュリーホスフェート(ethylmercury phosphate)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナリモル(fenarimol)、フェブコナゾール(febuconazole)、フェナミドン(fenamidone)、フェンダゾスラム(fendazosulam)、フェンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フェノキサニル(fenoxanil)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenpropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチン(fentin)、フェルバン(ferbam)、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フルジオキソニル(fludioxonil)、フルオピコリド(fluopicolide)、フルオロイミド(fluoroimide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(flusulfamide)、フルトラニル(flutolanil)、フルトリアホール(flutriafol)、ホルペット(folpet)、ホセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminium)、フベリダゾール(fuberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フェナミノスルフ(fenaminosulf)、フェナパニル(fenapanil)、フェニトロパン(fenitropan)、フェノキサニル(fenoxanil)、フルメトバー(flumetover)、フルモルフ(flumorph)、フルオトリマゾール(fluotrimazole)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、フルカルバニル(furcarbanil)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾールーシス(furconazole-cis)、フルメシクロックス(furmecyclox)、フロファネート(furophanate)、グアザチン(guazatine)、グリオジン(glyodin)、グリセオフルビン(griseofulvin)、ヘキサクロロベンゼン(hexachlorobenzene)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hymexazol)、ハラクリネート(halacrinate)、ヘキサクロロブタジエン(hexachlorobutadiene)、ヘキシルチオホス(hexylthiofos)、ヒドロキシキノリンスルフェート(8-hydroxyquinoline sulfate)、イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イミノクタジン(iminoctadine)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンホス(iprobenfos)、イプロジオン(iprodione)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、イソバレジオン(isovaledione)、カスガマイシン(kasugamycin)、クレソキシムメチル(kresoxim-methyl)、マンカッパー(mancopper)、マンゼブ(mancozeb)、マンジプロパミド(mandipropamid)、マンネブ(maneb)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルホカルブ(methasulfocarb)、メチラム(metiram)、メトミノストロビン(metominostrobin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、MTF−753(試験名)、メベニル(mebenil)、メカルビンジド(mecarbinzid)、塩化第二水銀(mercuric chloride)、酸化第二水銀(mercuric oxide)、塩化第一水銀(mercurous chloride)、メタラキシルーM(metalaxyl-M)、メタム(metam)、メタロキソロン(metazoxolon)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチルブロマイド(methyl bromide)、メチルイソチオシアネート(methyl isothiocyanate)、メチルマーキュリーベンゾエート(methylmercury benzoate)、メチルマーキュリージシアンジアミド(methylmercury dicyandiamide)、メトラフェノン(metrafenone)、メトスルホバックス(metsulfovax)、ミクロゾリン(myclozolin)、メトキシエチルマーキュリークロリド(2-methoxyethylmercury chloride)ナバム(nabam)、ニッケルビス(ジメチルジチオカーバメート)(nickel bis(dimethyldithiocarbamate))、ニトロタールイソプロピル(nitrothal-isopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、ナタマイシン(natamycin)、ニコビフェン(nicobifen)、ニトロスチレン(nitrostyrene)、オクチリノン(octhilinone)、オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、オキシポコナゾールフマレート(oxpoconazole fumarate)、オーシーエッチ(OCH)、オリサストロビン(Orysastrobin)、オキシン銅(oxine copper)、ペフラゾエート(pefurzoate)、ペンコナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、フタリド(phthalide)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxins)、炭酸水素カリウム(potassium hydrogen carbonate)、プロベナゾール(probenazole)、プロクロラズ(prochloraz)、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ塩酸塩(propamocarb hydrochloride)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾホス(pyrazophos)、ピリフェノックス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ペンタクロロフェノール(pentachlorophenol(PCP))、尿素フェニル水銀(phenylmercuriurea)、フェニルマーキュリーアセテート(phenylmercury acetate)、フェニルマーキュリークロリド(phenylmercury chloride)、フェニルマーキュリーニトレート(phenylmercury nitrate)、フェニルマーキュリーサリチレート(phenylmercury 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殺バクテリア剤:ストレプトマイシン(streptomycin)、テクロフタラム(tecloftalam)、オキシテトラサイクリン(oxyterracycline)及びオキソリニックアシド(oxolinic acid)等。
殺線虫剤:アルドキシカルブ(aldoxycarb)、カズサホス(cadusafos)、ホスチアゼート(fosthiazate)、ホスチエタン(fosthietan)、オキサミル(oxamyl)及びフェナミホス(fenamiphos)等。
殺ダニ剤:アセキノシル(acequinocyl)、アミトラズ(amitraz)、ビフェナゼート(bifenazate)、ブロモプロピレート(bromopropylate)、キノメチオネート(chinomethionat)、クロルベンジエート(chlorobezilate)、クロフェンテジン(clofentezine)、シヘキサチン(cyhexatin)、ジコホール(dicofol)、ジエノクロール(dienochlor)、エトキサゾール(etoxazole)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキシド(fenbutatin oxide)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンプロキシメート(fenproximate)、ハルフェンプロックス(halfenprox)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ミルベメクチン(milbemectin)、プロパルギット(propargite)、ピリダベン(pyridaben)、ピリミジフェン(pyrimidifen)及びテブフェンピラド(tebufenpyrad)等。
殺虫剤:アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセタミピリド(acetamipirid)、アルディカルブ(aldicarb)、アレスリン(allethrin)、アジンホス−メチル(azinphos-methyl)、ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(bensultap)、ビフェントリン(bifenthrin)、ブプロフェジン(buprofezin)、ブトカルボキシン(butocarboxim)、カルバリル(carbaryl)、カルボフラン(carbofuran)、カルボスルファン(carbosulfan)、カルタップ(cartap)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルピリホス(chlorpyrifos)、クロルフェンビンホス(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロチアニジン(clothianidin)、クロマフェノジド(chromafenozide)、クロルピリホス−メチル(chlorpyrifos-methyl)、シクロプロトリン(cycloprothrin)、シフルトリン(cyfluthrin)、ベータ−シフルトリン(beta-cyfluthrin)、シペルメトリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、シハロトリン(cyhalothrin)、ラムダ−シハロトリン(lambda-cyhalothrin)、デルタメトリン(deltamethrin)、ジアフェンチウロン(diafenthiuron)、ダイアジノン(diazinon)、ジアクロデン(diacloden)、ジフルベンズロン(diflubenzuron)、ジメチルビンホス(dimethylvinphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルホトン(disulfoton)、ジメトエート(dimethoate)、エマメクチンベンゾエート(emamectin-benzoate)、EPN、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofencarb)、エチプロール(ethiprole)、エトフェンプロックス(etofenprox)、エトリムホス(etrimfos)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノブカルブ(fenobucarb)、フェノキシカルブ(fenoxycarb)、フェンプロパトリン(fenpropathrin)、フェンバレレート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルアクリピリム(fluacrypyrim)、フルシトリネート(flucythrinate)、フルフェノクスウロン(flufenoxuron)、フルフェンプロックス(flufenprox)、タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、ホノホス(fonophos)、ホルメタネート(formetanate)、ホルモチオン(formothion)、フラチオカルブ(furathiocarb)、ハロフェノジド(halofenozide)、ヘキサフルムロン(hexaflumuron)、ヒドラメチルノン(hydramethylnon)、イミダクロプリド(imidacloprid)、イソフェンホス(isofenphos)、インドキサカルブ(indoxacarb)、イソプロカルブ(isoprocarb)、イソキサチオン(isoxathion)、ルフェヌロン(lufenuron)、マラチオン(malathion)、メタルデヒド(metaldehyde)、メタミドホス(methamidophos)、メチダチオン(methidathion)、メタクリホス(methacrifos)、メタルカルブ(metalcarb)、メソミル(methomyl)、メソプレン(methoprene)、メトキシクロール(methoxychlor)、メトキシフェノジド(methoxyfenozide)、モノクロトホス(monocrotophos)、ムスカルア(muscalure)、ニジノテフラン(nidinotefuran)、ニテンピラム(nitenpyram)、オメトエート(omethoate)、オキシデメトン−メチル(oxydemeton-methyl)、オキサミル(oxamyl)、パラチオン(parathion)、パラチオン−メチル(parathion-methyl)、ペルメトリン(permethrin)、フェントエート(phenthoate)、フォキシム(phoxim)、ホレート(phorate)、ホサロン(phosalone)、ホスメット(phosmet)、ホスファミドン(phosphamidon)、ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミホス−メチル(pirimiphos-methyl)、プロフェノホス(profenofos)、プロトリフェンブテ(protrifenbute)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロホス(pyraclofos)、ピリプロキシフェン(pyriproxyfen)、ロテノン(rotenone)、スルプロホス(sulprofos)、シラフルオフェン(silafluofen)、スピノサド(spinosad)、スルホテップ(sulfotep)、テブフェノジド(tebfenozide)、テフルベンズロン(teflubenzuron)、テフルトリン(tefluthorin)、テルブホス(terbufos)、テトラクロロビンホス(tetrachlorvinphos)、チアクロプリド(thiacloprid)、チオシクラム(thiocyclam)、チオジカルブ(thiodicarb)、チアメトキサム(thiamethoxam)、チオファノックス(thiofanox)、チオメトン(thiometon)、トルフェンピラド(tolfenpyrad)、トラロメトリン(tralomethrin)、トリクロルホン(trichlorfon)、トリアズロン(triazuron)、トリフルムロン(triflumuron)及びバミドチオン(vamidothion)等。
生物農薬:アグロバクテリウム ラジオバクター(Agrobacterium radiobacter)、シュードモナス フルオレッセンス(Pseudomonas fluorescens)、シュードモナス属菌CAB-02(Pseudomonas spp.)、バチルス スブチリス(Bacillus subtilis)、非病原性エルビニア カロトボーラ(Erwinia carotovora subsp. carotovora)、トリコデルマ(Trichoderma atroviride)、タラロマイセス フラバス(Talaromyces flavus)、ザントモナス カンペストリス(Xanthomonas campestris pv. poae)、スタイナーネマ カーポカプサエ(Steinernema carpocapsae)、スタイナーネマ グラセライ(Steinernema glaseri)、バーティシリウム レカニ(Verticillium lecanii)、ペキロマイセス フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、ボーベリア・ブロンニアティ(Beauveria brongniartii)、パスツーリア ペネトランス(Pasteuria penetrans)、モナクロスポリウム・フィマトパガム(Monacrosporium phymatophagum)等。
これらの農薬有効成分は、単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。
これらの農薬有効成分のうちで本発明方法に好適なものは、土壌病害に対して防除活性を持つものであり、より好適なものは根こぶ病菌に対して防除活性を持つものであり、具体的に例示すれば、3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−イルスルホニル)−N,N−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−スルホンアミド、シアゾファミド、フルアジナム、フルスルファミドおよびエタボキサム等が挙げられる。
本発明方法は、好ましくは以下の4期間を対象とし、各期間における薬液の施用方法は次の通りである。
・第1期間:播種前
畑作物の苗育成区画の土壌または畑作物の苗育成用容器に充填された土壌に、薬液を潅注または散布する。
・第2期間:播種後、但し覆土前
土壌に播種した種上に薬液を潅注または散布し、そののち覆土する。
・第3期間:播種後、且つ、覆土直後
覆土の土壌表面に薬液を潅注または散布する。
・第4期間:苗の育苗中
畑作物の苗育成区画の土壌表面または畑作物の苗育成用容器中の土壌表面に、薬液を潅注または散布する。
薬液の潅注または散布は、如露や噴霧器等の適当な器具を使用して行うことができる。
単位株数の苗あたりの薬液施用量は特に制限されないが、通常100株の苗あたり20〜2100mlである。単位株数の苗あたりの農薬有効成分の施用量が同一であっても、単位株数の苗あたりの薬液施用量が少なくなる程土壌病害の防除効力が高まることから、100株の苗あたりの薬液施用量は、好ましくは20〜1600ml、より好ましくは20〜1100ml、更に好ましくは20〜600mlである。
畑作物の苗育成区画または畑作物の苗育成用容器の単位面積あたりの薬液施用量は特に制限されないが、通常1800cmあたり20〜2100mlである。単位面積あたりの農薬有効成分の施用量が同一であっても、単位面積あたりの薬液施用量が少なくなる程土壌病害の防除効力が高まることから、1800cmあたりの薬液施用量は、好ましくは、20〜1600ml、より好ましくは20〜1100ml、更に好ましくは20〜600mlである。その他の薬液施用量の例としては、20〜2000ml、20〜1500ml、20〜1000mlおよび20〜500mlが挙げられる。
上記農薬有効成分の施用量は、限定されるものでないが、100株の苗あたり通常0.05〜20g、好ましくは0.1〜10gであり、さらに好ましくは0.1〜5gである。また、1800cmあたりでは、通常0.05〜20g、好ましくは0.1〜10gであり、さらに好ましくは0.1〜5gである。
本発明方法で用いる薬液(農薬有効成分の水溶液または水性分散液)は、農薬製剤を水で希釈して調製したものであってもよい。薬液を調製するために用いられる農薬製剤としては、例えば、液剤(soluble concentrate)、乳剤(emulsifiable concentrate)、水和剤(wettable powder)、水溶剤(water soluble powder)、顆粒水和剤(water dispersible granule)、顆粒水溶剤(water soluble granule)、懸濁剤(suspension concentrate)、乳濁剤(concentrated emulsion)、サスポエマルジョン(suspoemulsion)、マイクロエマルジョン(microemulsion)およびゲル剤(gel)等が挙げられる。
上記の農薬製剤は、通常、適当な固体担体又は液体担体と混合し、更に所望により界面活性剤、並びに農薬製剤調製時に用いられる慣用の浸透剤、展着剤、増粘剤、凍結防止剤、結合剤、固結防止剤、崩壊剤、消泡剤、防腐剤及び分解防止剤等を添加して得ることが出来る。
固体担体としては、例えば石英、カオリナイト、パイロフィライト、セリサイト、タルク、ベントナイト、酸性白土、アタパルジャイト、ゼオライト及び珪藻土等の天然鉱物質類、炭酸カルシウム、硫酸アンモニウム、硫酸ナトリウム及び塩化カリウム等の無機塩類、合成シリカならびに合成シリケート、小麦粉、デンプン、結晶セルロース、カルボキシメチルセルロース、ゼラチン等の天然高分子、グルコース、マントース、ラクトース、シュクロース等の糖類、尿素等が挙げられる
液体担体としては、例えばエチレングリコール、プロピレングリコール及びイソプロパノール等のアルコール類、キシレン、アルキルベンゼン及びアルキルナフタレン等の芳香族炭化水素類、ブチルセロソルブ等のエーテル類、シクロヘキサノン等のケトン類、γ−ブチロラクトン等のエステル類、N−メチルピロリドン及びN−オクチルピロリドン等の酸アミド類、大豆油、ナタネ油、綿実油及びヒマシ油等の植物油ならびに水が挙げられる。
これら固体及び液体担体は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキル(モノまたはジ)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ポリオキシエチレン脂肪酸(モノまたはジ)エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ヒマシ油エチレンオキシド付加物、アセチレングリコール、アセチレンアルコール、アセチレングリコールのエチレンオキシド付加物、アセチレンアルコールのエチレンオキシド付加物およびアルキルグリコシド等のノニオン性界面活性剤、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ナフタレンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、アルキルナフタレンスルホン酸のホルマリン縮合物の塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸または燐酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノまたはジ)アルキルフェニルエーテル硫酸または燐酸エステル塩、ポリオキシエチレン(モノ、ジまたはトリ)スチリルフェニルエーテル硫酸または燐酸エステル塩、ポリカルボン酸塩(例えば、ポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩およびマレイン酸とオレフィンとの共重合物等)およびポリスチレンスルホン酸塩等のアニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩およびアルキル4級アンモニウム塩等のカチオン性界面活性剤、アミノ酸型およびベタイン型等の両性界面活性剤、シリコーン系界面活性剤ならびにフッ素系界面活性剤が挙げられる。
また、これら界面活性剤は、単独で用いても2種以上を併用してもよい。
以下に本発明方法に用いる薬液を調製するために用いることができる農薬製剤の配合例を示す。なお、以下の配合例において「部」は質量部を意味する。
〔水和剤(wettable powder)〕
農薬有効成分 0.1〜80部
固体担体 5〜98.9部
界面活性剤 1〜10部
その他 0〜 5部
その他として、例えば固結防止剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔乳 剤(emulsifiable concentrate)〕
農薬有効成分 0.1〜30部
液体担体 45〜95部
界面活性剤 4.9〜15部
その他 0〜10部
その他として、例えば展着剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔懸濁剤(suspension concentrate)〕
農薬有効成分 0.1〜70部
液体担体 15〜98.89部
界面活性剤 1〜12部
その他 0.01〜30部
その他として、例えば凍結防止剤、増粘剤等が挙げられる。
〔顆粒水和剤(water dispersible granule)〕
農薬有効成分 0.1〜90部
固体担体 0〜98.9部
界面活性剤 1〜20部
その他 0〜 10部
その他として、例えば結合剤、分解防止剤等が挙げられる。
〔液 剤(soluble concentrate)〕
農薬有効成分 0.01〜70部
液体担体 20〜99.99部
その他 0〜 10部
その他として、例えば凍結防止剤、展着剤等が挙げられる。
上記農薬製剤は、通常水で1〜2000倍に希釈して潅注または散布する。
また、本発明方法においては、上記薬液の施用と同時に、その他の殺菌剤、除草剤、殺虫剤、植物成長調節剤または肥料を施用することができる。
本発明方法は、特に畑作物を加害する病害や害虫の防除に対して適している。防除しうる病害および害虫には具体的には次に示すものがあるが、それらのみに限定されるものではない。
すなわち、病害としては、
ウリ類のべと病(Pseudoperenospora cubensis)、炭そ病(Colletotrichum orbicula)、うどんこ病(Sphaerotheca fuliginea)、つる枯病(Didlymella bryoniae)、つる割病(Fusarium oxysporum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、立枯病(Fusarium solani)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、
キュウリの褐斑病(Corynespora cassiicola)、苗立枯病(Pythium cucurbitacearum、P. debaryanum、Rhizoctonia solani)、根腐病(Pythium myriotylum、P. volutum)、疫病(Phytophthora meronis、P. nicotianae)、斑点細菌病(Pseudomonas syringae pv. lachrymans)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、
スイカの褐色腐敗病(Phytophthora capsici)、疫病(Phytophthora cryptogea)、
メロンの立枯病(Pythium debaryanum)、疫病(Phytophthora nicotianae)、
カボチャの疫病(Phytophthora capsici)、
ナス科の青枯病(Ralstonia solancearum)、萎凋病(Fusarium oxysporum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、
トマトの疫病(Phytophthora infestans)、根腐疫病(Phytophthora cryptogea)、灰色疫病(Phytophthora capsici)、輪紋病(Alternaria solani)、葉かび病(Fulvia fulva)、うどんこ病(Oidium sp.及びOidiopsisi sicula)、褐色腐敗病(Phytophthora nicotianae)、かいよう病(Clavibacter michiganensis)、褐色根腐病(Pyrenochaeta lycopersici)、炭そ病(Colletotrichum gloeosporioides)、苗立枯病(Pythium vexans、Rhizoctonia solani)、半身萎凋病(Verticillium dahliae)、斑点病(Stemphylium lycopersici)、
ピーマンの疫病(Phytophthora capsici)、うどんこ病(Oidiopsis sicula)、苗立枯病(Rhizoctonia solani)、斑点病(Cercospora capsici)、
ナスの疫病(Phytophthora infestans)、褐色腐敗病(Phytophthora capsici)、褐紋病(Phomopsis vexans)、うどんこ病(Erysiphe cichoracerum及びOidiopsis sicula)、
ネギ類の白色疫病(Phytophthora porri)、疫病(Phytophthora nicotianae)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、苗立枯病(Rhizoctonia solani)、黒斑病(Alternaria porri)、軟腐病(Erwinia carotovora及びE. chrysanthmi)、べと病(Peronospora destructor)、さび病(Puccinia allii)、
ネギの萎凋病(Fusarium oxysporum)、黄斑病(Heterosporium allii)、紅色根腐病(Pyrenochaeta terrestris)、小菌核腐敗病(Botrytis squamosa)、
タマネギの乾腐病(Fusarium oxysporum)、黒穂病(Urocystis cepulae)、小菌核病(Ciborinia alli)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、灰色腐敗病(Botrytis allii)、腐敗病(Erwinia rhapontici)、りん片腐敗病(Burkholderia gladiol)、
アブラナ科野菜のべと病(Peronospora parasitica)、根こぶ病(Plasmodiophora brassicae)、白さび病(Albugo macrospora)、黒斑病(Alternaria japonica 及びA. brassicae)、白斑病(Cercosporella brassicae)、軟腐病(Erwinia carotovora)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、
キャベツの株腐病(Thanatephorus cucumeris)、バーティシリウム萎凋病(Verticillium dahliae)、
ハクサイの黄化病(Verticillium dahliae)、尻腐病(Rhizoctonia solani)、根くびれ病(Aphanomyces raphani)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、ピシウム腐敗病(Pythium ultimum)、
ダイコンの炭そ病(Colletotrichum higginsianum)、バーティシリウム黒点病(Verticilliu albo−atrum)、
マメ類の青枯病(Ralstonia solanacearum)、萎凋病(Verticillium dahliae)、菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、黒根病(Thielaviopsis sp.)、さび病(Phakopsora pachyrhizi)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、立枯病(Fusarium oxysporum)、炭そ病(Colletotrichum truncatum、C. trifolii、Glomerella glycines、Gloeosporium sp.)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、
ダイズのべと病(Peronospora manshurica)、茎疫病(Phytophthora sojae)、葉焼病(Xanthomonas campestris pv. glycines)、紫斑病(Cercospora kikuchii)、黒とう病(Elsinoe glycines)、黒点病(Diaporthe phaseolorum)、
ラッカセイの黒渋病(Mycosphaerella personata)、褐斑病(Mycosphaerella arachidis)、
エンドウのうどんこ病(Erysiphe pisi)、
イチゴのうどんこ病(Sphaerotheca aphanis)、萎黄病(Fusarium oxysporum)、萎凋病(Verticillium dahliae)、疫病(Phytophthora cactorum)、角斑細菌病(Xanthomonas campestris及びX. fragariae)、黒斑病(Alternaria alternate)、じゃのめ病(Mycosphaerella fragariae)、炭そ病(Colletotrichum acutatum, C. fragariae及びGlomerella cingulata)、根腐病(Phytophthora fragariae)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、芽枯病(Rhizoctonia solani)、輪斑病(Drenerophoma obscurans)、
レタスの菌核病(Sclerotinia sclerotiorum)、すそ枯病(Rhizbacter solani)、軟腐病(Erwinia carotovora)、立枯病(Pythium sp.)、根腐病(Fusarium oxysporum)、灰色かび病(Botrytis cinerea)、斑点細菌病(Xanthomonas campestris pv. vitians)、ビッグベイン病(Lettuce bib-vein virus)、腐敗病(Pseudomonas cichorii、P. marginalis pv. Marginalis及びP. viridiflava)、べと病(Bremia lactucae)、
ゴボウの萎凋病(Fusarium oxysporum)、黒あざ病(Rhizoctonia solani)、黒条病(Itersonilia perplexans)、黒斑細菌病(Xanthomonas campestris pv nigromaculans)、黒斑病(Ascochyta phaseolorum)、根腐病(Pythium irregulare)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、
ニンジンの萎凋病(Fusarium oxysporum)、うどんこ病(Erysiphe heraclei)、黒葉枯病(Alternaria dauci)、こぶ病(Rhizoctonia dauci)、しみ腐病(Pythium sulcatum)、白絹病(Sclerotium rolfsii)、軟腐病(Erwinia carotovora)、根腐病(Rhizoctonia solani)、斑点病(Cercospora carotae)、紫紋羽病(Helicobasidium mompa)、
タバコの赤星病(Alternaria alternata)、うどんこ病(Erysiphe cichoracearum)、炭そ病(Colletotrichum cichoracearum)、
テンサイの褐斑病(Cercospora beticola)、そう根病(Beet necrotic yellow vein virus)、
バラの黒星病(Diplocarpon rosae)、うどんこ病(Sphaerotheca pannosa)、
キクの褐斑病(Septoria chrysanthemiindici)、白さび病(Puccinia horiana)
等が挙げられる。
本発明方法を用いて防除しうる昆虫類、ダニ類、線虫類、軟体動物または甲殻類としては、
コナガ(Plutella xylostella)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、カブラヤガ(Agrotis segetum)、オオタバコガ(Helicoverpa armigera)、タバコガ(Helicoverpa assulta)、コットンボールワーム(Helicoverpa zea)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タマナギンウワバ(Plusia nigrisigna)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、ハイマダラノメイガ(Hellula undalis)、イラクサギンウワバ(Trichoplusia ni)、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)等の鱗翅目害虫、
ニジュウヤホシテントウ(Henosepilachna vigintioctopunctata)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)等の鞘翅目害虫、
シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)等の半翅目害虫、
ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)、ヒラズハナアザミウマ(Frankliniella intonsa)、チャノキイロアザミウマ(Scirtothrips dorsalis)、ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)等の総翅目害虫、
ナスハモグリバエ(Liriomyza bryoniae)、マメハモグリバエ(Liriomyza trifolii)、タネバエ(Hylemya platura)等の双翅目害虫、
カンザワハダニ(Tetranychus kanzawai)、ナミハダニ(Tetranychus urticae)等のハダニ類、
チャノホコリダニ(Polyphaotarsonemus latus)、シクラメンホコリダニ(Steneotarsonemus pallidus)等のホコリダニ類、
ケナガコナダニ(Tyrophagus putrescentiae)等のコナダニ類、
キタネグサレセンチュウ(Prathylenchus penetrans)、クルミネグサレセンチュウ(Prathylenchus vulnus)、ジャガイモシストセンチュウ(Globodera rostochiensis)、ダイズシストセンチュウ(Heterodera glycines)、キタネコブセンチュウ(Meloidogyne hapla)、サツマイモネコブセンチュウ(Meloidogyne incognita)の線虫類、等が挙げられる。
本発明方法が適用できる畑作物としては、例えば、食用作物では、イネ、エンバク、オオムギ、コムギ、裸麦等のムギ類、トウモロコシ等のイネ科作物、アズキ、インゲン、エンドウ等のマメ科作物、ソラマメ、ダイズ、ラッカセイ等の豆類、ジャガイモ、サツマイモ、ソバ等、
野菜類では、ホウレンソウ、カブ、カリフラワー、キャベツ、コマツナ、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリー、チンゲンサイ、ワサビ、カボチャ、キュウリ、シロウリ、スイカ、メロン、ゴボウ、シュンギク、チシャ、フキ、サトイモ、ショウガ、ミョウガ、セリ、セルリー、ニンジン、パセリ、ミツバ、トウガラシ、ピーマン、トマト、ナス、イチゴ、アスパラガス、タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク、ネギ、ラッキョウ、ワケギ等、
特用作物では、ワタ、テンサイ、ナタネ、サトウキビ、ゴマ、タバコ、コンニャク等、
花卉類では、キク、カーネーション、バラ、ストック、リンドウ、宿根カスミソウ、洋ラン類、スターチス、ガーベラ、トルコギキョウ、チューリップ、ユリ、グラジオラス、フリージア、アイリス、スイセン、キンセンカ、マーガレット等
を挙げることができる。
本発明の有用性について、以下の試験例において具体的に説明する。但し、本発明はこれらのみに制限されるものではない。
なお、以下の実施例で用いた供試土壌(汚染土壌)及び供試植物、並びに化合物Aの顆粒水和剤の製造例は以下の通りである。
・供試土壌:健全土壌にアブラナ科根こぶ病菌休眠胞子を2×10個/gの割合にて添加
・供試植物:セルトレイ(苗98株/トレイ、1800cm/トレイ)内で3〜4葉期まで育成したハクサイ(品種:無双)
・化合物Aの顆粒水和剤:
〔配合組成〕
(1)化合物A 50.0質量部
(2)アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム 3.0質量部
(3)リグニンスルホン酸ナトリウム 15.0質量部
(4)硫酸アンモニウム バランス
上記(1)〜(4)を混合粉砕した後、造粒水を加えて混練した。0.8mmのスクリーンをつけた押出造粒機にて造粒後、乾燥、整粒して顆粒水和剤を得た。
〔試験例1〕 散布薬液量別:ハクサイ根こぶ病防除効果試験
前記化合物Aの顆粒水和剤を水で希釈し、化合物Aの投下薬量が同量となるように濃度を調整した薬液を、前記供試植物の各セルトレイごとに5ml、10mlまたは20mlの散布薬液量で株元に噴霧散布した。シアゾファミド懸濁剤(ランマンフロアブル〔商品名〕、石原産業(株)製)も水で希釈して薬液を調製し、化合物Aと同様に処理した。
噴霧散布翌日、セルトレイから苗を抜き取り、直径10cmのポットに前記供試土壌を用いて定植した。
温室内(20℃調整)で4週間植物を育成後、ポットより土壌ごと植物を取り出し、健全土壌を入れた4寸鉢内に移植した。移植3週間後に根部の根こぶの着生程度を調べ、発病度及び防除価を評価した。
なお発病度及び防除価は下記の式に従い算出した。
発病度=〔Σ(程度別発病株数×発病指数)/(調査した株×3)〕×100
防除価=〔1−(処理区発病度/無処理区発病度)〕×100
[発病指数]
0 :根こぶの着生なし
0.5 :側根に根こぶを形成
1 :主根に小さな根こぶを形成
2 :主根に大きな根こぶを形成
3 :主根と側根に根こぶを形成
試験例1より得られた結果を表1に示す。
表1
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薬剤 有効成分濃度 散布水量 投下薬量 発病度 防除価
(ppm) (L/トレイ) (mg ai/トレイ) (%) (%)
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化合物A顆粒水和剤 1000 0.5 500 8.3 91.7
化合物A顆粒水和剤 500 1.0 500 33.3 66.7
化合物A顆粒水和剤 250 2.0 500 83.3 16.7
シアゾファミド懸濁剤 800 0.5 400 16.7 83.3
シアゾファミド懸濁剤 400 1.0 400 33.3 66.7
シアゾファミド懸濁剤 200 2.0 400 45.8 54.2
無処理 100.0 −
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
表1に示すとおり、化合物A顆粒水和剤またはシアゾファミド懸濁剤のいずれの薬剤を用いた場合でも、散布薬液量を0.5L/トレイとしたものが最も発病度が低く、優れた防除価を示した。
〔試験例2〕 処理方法別:ハクサイ根こぶ病防除効果試験
(1)セル苗潅注法
前記供試植物に、前記化合物Aの顆粒水和剤を水で500倍に希釈した薬液をセルトレイ当り0.5L潅注した。翌日、薬剤処理した苗をアブラナ科根こぶ病汚染圃場に定植した。
(2)土壌混和法
化合物Aの土壌混和処理は、定植当日に化合物Aの粉剤を30kg/10aとなるように薬剤を前記アブラナ科根こぶ病汚染圃場の土壌表面に散布し、よく混和した後にセル苗を定植した。
定植60日後に根部の根こぶの着生程度別株数を調べた。下記の式に従い、発病度を算出した。
発病度=〔Σ(程度別発病株数×発病指数)/(調査した株×4)〕×100
防除価=〔1−(処理区発病度/無処理区発病度)〕×100
[発病指数]
0:根こぶの着生なし
1:全体の25%以下に根こぶ形成
2:全体の25−50%に根こぶ形成
3:全体の50-75%に根こぶ形成
4:全体の75%以上に根こぶ形成
得られた結果を表2に示す。
表2
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
薬剤 処理方法 処理量 防除価(%)
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
化合物A顆粒水和剤 セル苗潅注 400mg ai/トレイ 64.5
800ppm・0.5L/トレイ
(15.6g ai/10a相当)
化合物A粉剤 土壌混和 150g ai/10a 60.4
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
表2に示すとおり、処理方法としてセル苗潅注法を採用すると、土壌混和法と比べて薬剤の処理量を約1/10も少なくでき、且つ、防除価に優れるとする結果が得られた。
本発明により、農薬の省力的施用を行うことができる。

Claims (6)

  1. 3−(3−ブロモ−6−フルオロ−2−メチルインドール−1−イルスルホニル)−N,N−ジメチル−1H−1,2,4−トリアゾール−1−スルホンアミドおよびシアゾファミドから選ばれる1種以上の農薬有効成分の水溶液または水性分散液を、該農薬有効成分の施用量が100株の苗あたり0.1g〜5gになるように、100株の苗あたり20ml〜1100mlの容量で、畑作物の苗育成区画に苗の定植前までに潅注または散布することを特徴とする根こぶ病の防除方法。
  2. 農薬有効成分の水溶液または水性分散液が、農薬製剤を水で希釈して調製したものである請求項1に記載の防除方法。
  3. 100株の苗あたり20ml〜600mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する請求項1または2に記載の防除方法。
  4. 苗育成区画面積1800cmあたり20ml〜1100mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する請求項1または2に記載の防除方法。
  5. 苗育成区画面積1800cmあたり20ml〜600mlの容量で、農薬有効成分の水溶液または水性分散液を潅注または散布する請求項1または2に記載の防除方法。
  6. 請求項1ないしから選ばれるいずれか1項に記載の防除方法で用いられる農薬有効成分の水溶液または水性分散液。
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