JP4091799B2 - 窓枠構造 - Google Patents

窓枠構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4091799B2
JP4091799B2 JP2002178856A JP2002178856A JP4091799B2 JP 4091799 B2 JP4091799 B2 JP 4091799B2 JP 2002178856 A JP2002178856 A JP 2002178856A JP 2002178856 A JP2002178856 A JP 2002178856A JP 4091799 B2 JP4091799 B2 JP 4091799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner peripheral
peripheral surface
decorative
opening
clamping
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002178856A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004019362A (ja
Inventor
理 飯田
康士 松下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2002178856A priority Critical patent/JP4091799B2/ja
Publication of JP2004019362A publication Critical patent/JP2004019362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4091799B2 publication Critical patent/JP4091799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、窓枠構造に関する。
【0002】
【背景の技術】
住宅等の窓の開口部の内周面の外側部分には、サッシ枠材が固定されており、窓の開口部の内周面の内側部分には、室内側の端面の保護と、窓用開口部周りの見栄えの向上のため、化粧枠材が固定されている。
この一例として、特開平11−62394号公報記載の技術が挙げられる。この技術では、窓の開口部の内周面のうちの室外側には、サッシ枠材が固定されており、室内側には、化粧枠材が取り付けられている。この化粧枠材は、窓の開口部の内周面の室内側に取り付けられた躯体当接面部(化粧枠受材)に、はめ込まれることによって固定されている。また、化粧枠材は、サッシ枠材の大きさや形状、開口部の内周面の奥行きに合わせて製造されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年の住宅に見られるように、多種多様な窓の開口部が形成される場合には、サッシ枠材の大きさや形状、開口部の内周面の奥行きが異なるごとに各開口部に対応した化粧枠材を製造していたので、コストがかかるものとなっていた。
【0004】
そこで、本発明の課題は、サッシ枠材の大きさや形状、開口部の内周面の奥行きが異なっても、一種類の化粧枠材で対応可能な窓枠構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、例えば、図1〜図6に示すように、建物躯体9の開口部9aの内周面9bを化粧する化粧枠材1を前記建物躯体9の開口部9aの内周面9bに固定された挟持部材2により挟持固定した窓枠構造10,20,30であって、前記化粧枠材1は、前記内周面9bを化粧する化粧部12と、前記挟持部材2により挟持される挟持部11と、を備え、前記建物躯体9の開口部9aの内周面9bにはサッシ枠材3が設けられ、前記挟持部11は、前記内周面9bの奥行き方向に所定の長さに形成されるとともに、前記挟持部材2によって挟持可能な厚さに形成され、前記挟持部材2に前記サッシ枠材3に向けて挿入されて保持されるように構成され、前記挟持部材2は、前記サッシ枠材3からの距離により当該挟持部材2の固定位置を決める位置決め部22を備えることを特徴とする。
【0006】
請求項1に記載の発明によれば、挟持部11は、建物躯体9の開口部9aの内周面9bの奥行き方向に所定の長さに形成されるとともに、挟持部材2によって挟持可能な厚さに形成されているので、化粧部12や挟持部11を切断して化粧枠材1の幅を小さくした場合であっても、挟持部材2にて挟持部11を挟持固定することができる。よって、住宅等に形成される開口部9aのうち、奥行きが最大の開口部9aの内周面9bに合わせて一種類の化粧枠材1を製作することにより、各開口部9aの奥行きに合わせて切断するだけで開口部9aの内周面9bに取り付けることができることとなって、サッシ枠材3の大きさや形状、開口部内周面の奥行きが異なっても一種類の化粧枠材1で対応できる。
挟持部材2はサッシ枠材3からの距離により挟持部材2の固定位置を決める位置決め部22を備えるので、位置決め部22の先端部22aをサッシ枠材3に当接させた状態で挟持部材2を開口部9aの内周面9bに固定することにより、サッシ枠材3から常に一定の距離をおいた状態で挟持部材2を固定することができる。よって、化粧枠材1及び挟持部材2の取付精度を向上させることができる。
【0007】
請求項2に記載の発明は、例えば、図4〜図6に示すように、前記挟持部11は、前記建物躯体9の開口部9aの内周面9bに当接していることを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明によれば、挟持部11が建物躯体9の開口部9aの内周面9bに当接していることにより、化粧部12の荷重を挟持部材2と建物躯体9とで支持することができることとなって、化粧部12を安定して支持できる。
【0009】
請求項3に記載の発明は、例えば、図2、図4〜図6に示すように、前記化粧部12は、前記挟持部11の一端部11aから起立した起立部13と、この起立部13の先端部13aから前記挟持部11と所定の間隔をおいて突出する突出部14と、を備え、前記挟持部11と前記突出部14との間には、前記化粧部12を補強する補強部15が形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明によれば、挟持部11と突出部14との間には、化粧部12を補強する補強部15が形成されているので、化粧部12を中空にしても十分な剛性を維持できる。よって、化粧枠材1の製造コストの高騰を抑制することができる。
【0011】
請求項4に記載の発明は、例えば、図4〜図6に示すように、前記化粧部12は、前記起立部13の先端部13aから前記突出部14の反対方向に突出する第2突出部16を備え、前記起立部13又は前記第2突出部16に係合される係合部材4によって前記建物躯体9に設けられた耐火面材93が支持されていることを特徴とする。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、起立部13又は第2突出部16に係合される係合部材4によって建物躯体9に設けられた耐火面材93が支持されているので、耐火面材93の取り付け位置によって耐火面材93の厚さが変わっても、係合部材4の大きさを変えるだけでよく、化粧部12の大きさや形状を変更する必要がなくなって、化粧枠材1の製造コストの高騰を抑制できる。
【0013】
請求項5に記載の発明は、例えば、図2、図4〜図6に示すように、前記化粧部12は、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものからなることを特徴とする。
【0014】
請求項5に記載の発明によれば、化粧部12は、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものからなるので、化粧部12の軽量化を図ることができるとともに、見映えが木質調となり、自然に調和した化粧部12とすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図6を参照して本発明の実施の形態である窓枠構造10,20,30及び窓枠構造10,20,30の構築方法について詳細に説明する。
窓枠構造10,20,30は、住宅等の窓枠を構成するものであり、建物躯体としての壁パネル9の開口部9aの内周面9bを化粧する化粧枠材1を壁パネル9の開口部9aの内周面9bに固定された挟持部材2により挟持固定し、開口部9aの内周面9bの化粧枠材1に隣接する位置に、サッシ枠材3を固定したものである。ここで、壁パネル9は、縦框材と横框材と補強桟材とから構成される枠体の両面に面材を貼り付けた公知のものである。そして、4枚の壁パネル9を、図1に示すように連結することで窓を設けるための開口部9aが形成されている。また、この開口部9aを形成する4枚のパネルの縦框材又は横框材が開口部9aの内周面9bを形成している。さらに、壁パネル9のうち、住宅の内壁側に位置する面材92には、図4に示すように、耐火面材としての石膏ボード93が貼り付けられている。この石膏ボード93は、釘やビス等により面材92に打ちつけられて支持されているほか、その上端部が化粧枠材1に係合される係合部材4によって支持されている。
【0022】
化粧枠材1は、図2に示すように、壁パネル9の開口部9aの内周面9bの内側に取り付けられるものであり、断面視略コ字状の中空の部材から形成され、挟持部材2に挟持される挟持部11、開口部9aの内周面9bを化粧する化粧部12等を備えている。挟持部11及び化粧部12は、ともに、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものから構成されている。
挟持部11は、図2に示すように、開口部9aの内周面9bの奥行き方向、すなわち、化粧枠材1の幅方向に、化粧枠材1の幅より少し短い長さに形成されるとともに、挟持部材2が全域にわたって挟持可能な厚さに形成されている。この挟持部11は、開口部9aの内周面9bに当接しており、挟持部11の上部に化粧部12が一体に形成されている。
化粧部12は、化粧枠材1のうち、外部に露出する部分であり、挟持部11の一端部11aからほぼ垂直に起立した起立部13と、この起立部13の先端部13aから挟持部11に対してほぼ平行に延びる突出部14と、挟持部11と突出部14との間に形成されて化粧部12を補強する補強部15と、起立部13の先端部13aから突出部14の反対方向に延びる第2突出部16と、を備えて構成されている。
また、突出部14の先端部14aは挟持部11の他端部11bよりも突出するように形成されている。
【0023】
また、起立部13と突出部14との交点には、化粧部12の剛性を高めるための強化部17が形成され、起立部13の第2突出部16側の面のほぼ中央には、係合部材4と係合する突起13bが一体に形成されている。補強部15は、例えば、2ヵ所に設けられ、一方は断面視略Y字状に形成され、他方は挟持部11から斜め上方に向けて形成されている。この補強部15と突出部14との交点の一部には、化粧部12の剛性を高めるための第2強化部18、第3強化部19が形成されている。これらの強化部17〜19が設けられた部分は、他の部分よりも肉厚になるため、化粧部12全体の剛性が高められている。
【0024】
挟持部材2は、壁パネル9の開口部9aの内周面9bのうち、挟持部11の他端部11bが位置する場所に固定されるものである。挟持部材2は、図3に示すように、挟持部11の他端部11bを挟持するクリップ板21、サッシ枠材3からの距離により挟持部材2の固定位置を決める位置決め部22等を備えている。クリップ板21は、ステンレス等の耐腐食性を有する1枚の金属板を2ヵ所で折り曲げて断面視略コ字状に形成したものであり、開口部9aの内周面9bに当接する下面部21aと、下面部21aからほぼ直角に折り曲げられて形成された直立部21bと、直立部21bの上端部から下面部21a側へ折り返された上面部21cとを備えて構成されている。
【0025】
下面部21aのほぼ中央には、開口部9aの内周面9bにビスで固定するためのビス穴23が形成されている。また、下面部21aには、押し込むことで内周面9bに食い込み、挟持部材2を仮固定するための爪部24を備えている。直立部21bは、挟持部11の厚さとほぼ同じ高さとされている。上面部21cは、その先端部21dが下面部21aに向けて傾斜された状態となっており、この先端部21dの下面部21aからの高さは挟持部11の厚さよりも小さくなっている。すなわち、挟持部11は、上面部21cの先端部21dが下面部21a側に戻ろうとする弾性力によって挟持される。
位置決め部22は、直立部21bの背面に設けられた棒状の部材から形成されている。位置決め部22は、サッシ枠材3からの距離を考慮して適切な長さに形成されており、先端部22aをサッシ枠材3に当接させることで挟持部材2の位置決めを行う。
【0026】
サッシ枠材3は、引き違い戸のレール等を取り付ける場所であり、壁パネル9の開口部9aの内周面9bの外側に化粧枠材1に隣接するように取り付けられている。サッシ枠材3は、アルミニウム等の軽金属から形成され、開口部9aの大きさや形状、用途等によって適宜大きさや形状を変えて用いられる。
【0027】
係合部材4は、断面視略矩形状に形成された中空の部材であり、一方の側面には起立部13に形成された突起13bに係合する凹部41が形成されている。また、係合部材4の下面には石膏ボード93の上端部と係合する第2凹部42が形成されている。係合部材4は化粧枠材1と同様、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものから構成されている。
【0028】
次に、窓枠構造10の構築方法について説明する。
図4に示すように、化粧枠材1を壁パネル9の開口部9aの内周面9bに取り付けるには、まず、壁パネル9にて開口部9aを形成し、壁パネル9の内壁側の面材92に石膏ボード93を釘等で打ち付ける。次いで、開口部9aの内周部9bの外側にサッシ枠材3をビスにて固着する。次いで、サッシ枠材3に位置決め部22の一端部22aを当接させて挟持部材2の固定位置を決定し、クリップ板21のビス穴23からビスを打ち込んで挟持部材2を開口部9aの内周面9bに固定する。次いで、挟持部11及び突出部14を第1切断線C1で切断し、切断された挟持部11の切断部11cをクリップ板21で挟み込む。なお、第1切断線C1は、クリップ板21が切断部11cを挟み込んだ状態で、切断された突出部14の切断部14cがサッシ枠材3に当接するような位置に決定される。最後に、凹部41が突起13bに、第2凹部42が石膏ボード93の上端部に係合するように係合部材4を起立部13の背面に取り付けることにより、化粧枠材1は開口部9aの内周面9bに取り付けられ、窓枠構造10が構築される。
【0029】
また、図5に示す窓枠構造20は、壁パネル9の開口部9aの内周面9bの奥行きが図4に示す開口部9aの内周面9bの奥行きよりも小さい場合である。この場合には、挟持部11及び突出部14を図2に示すような第2切断部C2で切断して、化粧枠材1の幅を小さくすればよい。なお、窓枠構造20の構築方法は、図4に示す場合と同様なので説明を省略する。
また、図6に示す窓枠構造30は、壁パネル9の開口部9aの内周面9bの奥行きが図4に示す開口部9aの内周面9bの奥行きよりも大きい場合である。この場合には、化粧枠材1を切断する必要はなく、内周面9bにそのままの状態で取り付ければよい。なお、窓枠構造30の構築方法は、図4に示す場合と同様なので説明を省略する。
【0030】
本実施の形態の窓枠構造10,20,30及び窓枠構造10,20,30の構築方法によれば、挟持部11は、壁パネル9の開口部9aの内周面9bの奥行き方向に化粧枠材1の幅より少し短い長さに形成されるとともに、挟持部材2によって挟持可能な厚さに形成されているので、挟持部11と突出部14とを切断して化粧枠材1の幅を小さくした場合であっても、挟持部材2にて挟持部11を挟持固定することができる。よって、住宅等に形成される開口部9aのうち、奥行きが最大の開口部9aの内周面9bに合わせて一種類の化粧枠材1を製作することにより、各開口部9aの奥行きに合わせて切断するだけで開口部9aの内周面9bに取り付けることができることとなって、サッシ枠材3の大きさや形状、開口部9aの内周面9bの奥行きが異なっても一種類の化粧枠材1で対応できる。
また、挟持部11が壁パネル9の開口部9aの内周面9bに当接していることにより、化粧部12の荷重を挟持部材2と壁パネル9とで支持することができることとなって、化粧部12を安定して支持できる。
【0031】
また、挟持部11と突出部14との間には、化粧部12を補強する補強部15が形成されているので、化粧部12を中空にしても十分な剛性を維持できる。よって、化粧枠材1の製造コストの高騰を抑制することができる。また、中空の化粧部12の上面にかかる荷重は、起立部13と補強部15とで支持することができる、化粧部12としての強度を十分に発揮できる。
また、突起13bに係合される係合部材4によって壁パネル9の内壁側の面材92に設けられた耐火面材93が支持されているので、耐火面材93の取り付け位置によって耐火面材93の厚さが変わっても、係合部材4の大きさを変えるだけでよく、化粧部12の大きさや形状を変更する必要がなくなって化粧枠材1の製造コストの高騰を抑制できる。
さらに、化粧部12は、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものからなるので、化粧部12の軽量化を図ることができるとともに、見映えが木質調となり、自然に調和した化粧部12とすることができる。
【0032】
また、挟持部材2はサッシ枠材3からの距離により挟持部材2の固定位置を決める位置決め部22を備えるので、位置決め部22の先端部22aをサッシ枠材3に当接させた状態で挟持部材2を開口部9aの内周面9bに固定することにより、サッシ枠材3から常に一定の距離をおいた状態で挟持部材2を固定することができる。よって、化粧枠材1及び挟持部材2の取り付け精度を向上させることができる。
さらに、切断された挟持部11の切断部11cを挟持部材2が挟み込むので、住宅等に形成される開口部9aのうち、奥行きが最大の開口部9aの内周面9bに合わせて一種類の化粧枠材1を製作することにより、各開口部9aの奥行きに合わせて切断するだけで開口部9aの内周面9bに取り付けることができる。また、位置決め部22により挟持部材2の固定位置を決めるので、挟持部材2を正確な位置に固定することができ、化粧枠材1及び挟持部材2の取付精度を向上させることができる。
【0033】
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、サッシ枠材3はアルミニウム等の軽金属に限らず、化粧枠材1と同じく、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものから形成してもよい。また、補強部15の形状は任意であり、化粧枠材1の幅が大きくなればその数を増やせばよい。また、突起13bを第2突出部16に形成し、凹部41を係合部材4の上面に形成してもよい。さらには、挟持部11及び突出部14の切断位置も任意であって、使用状況によって自由に変更可能である。また、本実施の形態においては、中空の化粧枠材1を例に挙げて説明したが、化粧枠材1は、化粧部12を中実の部材としてもよい。
【0034】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、挟持部を切断して幅を小さくした場合であっても、挟持部材にて挟持部を挟持固定することができる。よって、奥行きが最大の開口部の内周面に合わせて一種類の化粧枠材を製作することにより、各開口部の奥行きに合わせて切断するだけで開口部の内周面に取り付けることができることとなって、サッシ枠材の大きさや形状、開口部の内周面の奥行きが異なっても一種類の化粧枠材で対応できる。
挟持部材は位置決め部を備えるので、位置決め部の先端部をサッシ枠材に当接させた状態で挟持部材を開口部の内周面に固定することにより、サッシ枠材から常に一定の距離をおいた状態で挟持部材を固定することができる。よって、化粧枠材及び挟持部材の取り付け精度を向上させることができる。
【0035】
請求項2に記載の発明によれば、挟持部が建物躯体の開口部の内周面に当接していることにより、化粧部の荷重を挟持部材と建物躯体とで支持することができることとなって、化粧部を安定して支持できる。
【0036】
請求項3に記載の発明によれば、挟持部と突出部との間には、補強部が形成されているので、化粧部を中空にしても十分な剛性を維持できる。よって、化粧枠材の製造コストの高騰を抑制することができる。
【0037】
請求項4に記載の発明によれば、係合部材によって耐火面材が支持されているので、耐火面材の取り付け位置によって耐火面材の厚さが変わっても、係合部材の大きさを変えるだけでよく、化粧部の大きさや形状を変更する必要がない。
【0038】
請求項5に記載の発明によれば、化粧部は、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものからなるので、化粧部の軽量化を図ることができるとともに、見映えが木質調となり、自然に調和した化粧部とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における窓枠構造が設けられる壁パネルの開口部の斜視図である。
【図2】上記実施の形態における化粧枠材の正面図である。
【図3】上記実施の形態における挟持部材の斜視図である。
【図4】上記実施の形態における窓枠構造を説明する図である。
【図5】上記実施の形態における他の例の窓枠構造を説明する図である。
【図6】上記実施の形態における他の例の窓枠構造を説明する図である。
【符号の説明】
1 化粧枠材
11 挟持部
11a 挟持部の一端部
11c 切断部
12 化粧部
13 起立部
13a 起立部の先端部
14 突出部
15 補強部
16 第2突出部
2 挟持部材
22 位置決め部
22a 位置決め部の先端部
3 サッシ枠材
4 係合部材
9 建物躯体
9a 開口部
9b 内周面
93 耐火面材
10,20,30 窓枠構造

Claims (5)

  1. 建物躯体の開口部の内周面を化粧する化粧枠材を前記建物躯体の開口部の内周面に固定された挟持部材により挟持固定した窓枠構造であって、
    前記化粧枠材は、前記内周面を化粧する化粧部と、前記挟持部材により挟持される挟持部と、を備え、
    前記建物躯体の開口部の内周面にはサッシ枠材が設けられ、
    前記挟持部は、前記内周面の奥行き方向に所定の長さに形成されるとともに、前記挟持部材によって挟持可能な厚さに形成され、前記挟持部材に前記サッシ枠材に向けて挿入されて保持されるように構成され、
    前記挟持部材は、前記サッシ枠材からの距離により当該挟持部材の固定位置を決める位置決め部を備えることを特徴とする窓枠構造。
  2. 前記挟持部は、前記建物躯体の開口部の内周面に当接していることを特徴とする請求項1に記載の窓枠構造。
  3. 前記化粧部は、前記挟持部の一端部から起立した起立部と、この起立部の先端部から前記挟持部と所定の間隔をおいて突出する突出部と、を備え、
    前記挟持部と前記突出部との間には、前記化粧部を補強する補強部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の窓枠構造。
  4. 前記化粧部は、前記起立部の先端部から前記突出部の反対方向に突出する第2突出部を備え、
    前記起立部又は前記第2突出部に係合される係合部材によって前記建物躯体に設けられた耐火面材が支持されていることを特徴とする請求項3に記載の窓枠構造。
  5. 前記化粧部は、木粉と樹脂とを混合し、この混合材料を溶融させて押出成形したものからなることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の窓枠構造。
JP2002178856A 2002-06-19 2002-06-19 窓枠構造 Expired - Fee Related JP4091799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002178856A JP4091799B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 窓枠構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002178856A JP4091799B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 窓枠構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004019362A JP2004019362A (ja) 2004-01-22
JP4091799B2 true JP4091799B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=31176453

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002178856A Expired - Fee Related JP4091799B2 (ja) 2002-06-19 2002-06-19 窓枠構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4091799B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865012A (zh) * 2011-08-24 2013-01-09 苏州苏明装饰有限公司 一种铝合金门窗的安装与防渗水方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6229176B2 (ja) * 2012-09-13 2017-11-15 株式会社Lixil 開口部装置
JP6923409B2 (ja) * 2017-09-29 2021-08-18 Ykk Ap株式会社 枠体の取付構造及び壁面ユニット

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2566122Y2 (ja) * 1992-06-09 1998-03-25 株式会社イナックス 接続枠を用いた窓の施工構造
JP3069210B2 (ja) * 1993-03-05 2000-07-24 ミサワホーム株式会社 窓枠の取付構造
JP3280168B2 (ja) * 1994-09-29 2002-04-30 ミサワホーム株式会社 化粧枠構造
JP4061354B2 (ja) * 1998-09-08 2008-03-19 ミサワホーム株式会社 化粧枠構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102865012A (zh) * 2011-08-24 2013-01-09 苏州苏明装饰有限公司 一种铝合金门窗的安装与防渗水方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004019362A (ja) 2004-01-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1876313A2 (en) An extrusion for fixing cladding boards to a support structure
JP4091799B2 (ja) 窓枠構造
JP2010255234A (ja) 壁材留具
KR102392987B1 (ko) 시공이 간편한 건축 내,외장용 마감 패널 조립체 및 그 시공 방법
JP6727171B2 (ja) 建物の天井構造
KR101897581B1 (ko) 장식용 건축부재
JP4213027B2 (ja) 幕板
JP2966835B1 (ja) バルコニーの構造
JP3939897B2 (ja) 外壁化粧部材の施工方法
JP3100963U (ja) 鍔付保持具
JP2001081927A (ja) 壁面埋め込み手すり
JP2542980B2 (ja) Alcパネルを用いたタイル壁面の施工方法及びタイル取付用基板
JP3604100B2 (ja) 屋根材
JP2003041714A (ja) 屋根用棟受金具
JP2809589B2 (ja) 組立式収納家具における組立枠
JP2891148B2 (ja) 壁面パネルおよび壁面構造
JPH0447348Y2 (ja)
JP3597278B2 (ja) 屋根材
JP3545955B2 (ja) 外装パネルの取付構造
JPS6229530Y2 (ja)
JPH0893126A (ja) ユニットルームの天井取付構造
JP2020066858A (ja) 空間構成用構造体
AU2007203118B2 (en) An Extrusion
JP2000096804A (ja) 外装材支持金具とこれによる外装材縦張り構造
JPS6139795Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050408

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070605

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070803

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080117

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080206

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080229

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140307

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees