JP4091706B2 - ユニット式建物 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット式建物に係り、工場生産された複数の建物ユニットを建築現場に設置して建てられるユニット式建物に関する。
【0002】
【背景技術】
従来より、工場生産された複数の建物ユニットを建築現場に設置して建てられるユニット式建物が知られている。
このようなユニット式建物を構成する建物ユニットとしては、四隅に立設された四本の柱と、これらの柱の上端間に架け渡された四本の天井梁と、各柱の下端間に架け渡された四本の床梁とで構成された骨組みを有するものがある。
【0003】
また、ユニット式建物では、前記骨組みを有した建物ユニットを複数並設した際、互いに近接対向する天井梁同士や、床梁同士、あるいは上下階間に集中した天井梁および床梁を相互に連結し、これによって梁の剛性を向上させることが提案されている(例えば特願平10−317177号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、梁剛性を向上させた前述のユニット式建物においては、梁同士が当該梁間に配置された連結具を介して連結されるが、この際、一方の梁と連結具とを結合するボルト、および他方の梁と前記連結具とを結合するボルトは、互いに対向した位置にあるため、一方のボルトを挿通すると、このボルトの頭部などによって他方のボルトの挿通作業が阻害されてしまい、作業性が悪いという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、連結具を用いた梁同士の連結を容易に行えるユニット式建物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のユニット式建物は、後述する実施形態での符号を用いて説明すると、同一階に隣接配置された少なくとも二つの建物ユニット20を有し、これらの建物ユニットの互いに近接対向する一対の梁22同士が当該梁間に配置された連結具40を介して連結されているユニット式建物10であって、前記一対の梁と前記連結具とが互いの鉛直な対向面部を貫通する締結部材50で結合され、前記一対の梁うちの一方の梁と前記連結具との結合位置、および他方の梁と前記連結具との結合位置は、前記一対の梁の長手方向または鉛直方向に互いにずれており、前記一対の梁のそれぞれには、前記各結合位置のずれ幅の両端に対応した位置に前記締結部材が挿通される挿通孔25が穿設されているとともに、両端の各挿通孔のうちのいずれか一方が用いられ、かつ各梁の形状は長手方向の中央に設定される鉛直な軸線B−Bを対称軸とした線対称であることを特徴とする。
【0007】
このような本発明によれば、一方の締結部材での結合位置と他方の締結部材での結合位置とが互いにずれているため、一方の締結部材に干渉されずに他方の締結部材の締結作業を行え、連結具を用いた梁同士の連結が容易になる。
【0008】
また、各梁として同一形状の梁材60を用いればよく、梁材の種類が統一される。
【0009】
さらに、本発明のユニット式建物では、前記二つの建物ユニットが上階側および下階側にそれぞれ配置され、上階側の二つの建物ユニット30の床梁33同士を連結する前記連結具、および下階側の二つの建物ユニット20の天井梁22同士を連結する前記連結具は、一体に形成されていることが好ましい。
このような場合には、連結具で四本の梁(二本の床梁および 二本の天井梁)が相互に連結されるから、梁剛性がより大きくなる。
【0010】
そして、以上において、前記二つの建物ユニットの梁の結合位置は、当該梁の鉛直方向の一方側に寄せて設定されていてもよい。
こうすることにより、各梁の対向面部には結合位置以外の部分を利用して開口部61などを設けることができ、この開口部を電気配線を通すのに利用したり、空調用空気の流通に利用することが可能になる。
【0011】
本発明のユニット式建物は、同一階に隣接配置された少なくとも二つの建物ユニット20を有し、これらの建物ユニットの互いに近接対向する一対の梁22同士が当該梁間に配置された連結具40を介して連結されているユニット式建物10であって、前記一対の梁と前記連結具とが互いの鉛直な対向面部を貫通する締結部材50で結合され、前記一対の梁うちの一方の梁と前記連結具との結合位置、および他方の梁と前記連結具との結合位置は、互いにずれており、前記二つの建物ユニットが上階側および下階側にそれぞれ配置され、上階側の二つの建物ユニット30の床梁33同士を連結する前記連結具、および下階側の二つの建物ユニット20の天井梁22同士を連結する前記連結具は、一体に形成されており、上階側の二つの建物ユニットの床梁の結合位置は、当該床梁の上部側に寄せて設定され、下階側の二つの建物ユニットの天井梁の結合位置は、当該天井梁の下部側に寄せて設定されていることを特徴とする
このような発明によれば、上階側では、床から下方に向けて浅い位置で締結部材での締結を行え、下階側では、天井から上方に向けて浅い位置で締結部材での締結を行えるから、各締結作業が容易になる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
図1は、第1実施形態に係るユニット式建物10の一部を示す概略斜視図、図2は、ユニット式建物10の要部を示す斜視図、図3は、前記要部の縦断面図、図4は、前記要部の平面図である。
【0013】
図1〜4において、ユニット式建物10は、下階側に隣接配置された二つの下階側建物ユニット20と、これらの下階側建物ユニット20上に配置された二つの上階側建物ユニット30とを有している。
【0014】
各建物ユニット20,30は、四隅に立設された四本の柱21、31(各ユニット毎に二本のみを図示)と、これらの柱21,31の上端間に架け渡された四本の天井梁22,32(各ユニット毎に三本のみを図示)と、各柱21,31の下端間に架け渡された四本の床梁23,33(各ユニット毎に三本のみを図示)とで構成された直方体状の骨組みを有している。
【0015】
このような建物ユニット20,30の互いに寄せ集まった四本の梁、すなわち各下階側建物ユニット20の互いに近接対向した長辺側の一対の天井梁22、および各上階側建物ユニット30の互いに近接対向した長辺側の一対の床梁33は、間隔を空けて配置された二本の連結具40で相互に連結されている。
【0016】
連結具40は、平面クランク状で、下階側の天井梁22の下面から上階側の床梁33の上面までの上下寸法と略同じ長さに設けられており、図5にも示すように、一方の天井梁22および床梁33と当接する当接片部41の上下両端側には、各梁22,33の長手方向に長い長孔42が穿設され、他方の天井梁22および床梁33と当接するもう一つの当接片部43の上下両端側にも、各梁22,33の長手方向に長い長孔44が穿設されている。さらに、各当接片部41,42とこれらを連結する連結片部45とでなす角部には、プレス加工によって複数の補強リブ46が形成されている。
【0017】
各天井梁22において、連結具40と対向した鉛直な対向面部24には、下方側に寄った位置に二個の挿通孔25が穿設されている。これらの挿通孔25は、各天井梁22間で対向しているとともに、天井梁22の長手方向に間隔を空けて穿設されていることにより、連結具40の下端側の長孔42,44にそれぞれ対応している。また、対向面部24の裏面側(連結具40の当接側に対して反対側)には、各挿通孔25に対応して裏ナット26が溶接等によって固定されている。
【0018】
そして、一方の天井梁22においては、二つの挿通孔25のうち一方の挿通孔25のみが用いられており、この挿通孔25と連結具40の長孔42とに挿通されたボルト50(締結部材)を裏ナット26に螺合することで、当該一方の天井梁22と連結具40との結合が行われている。
【0019】
これに対し、他方の天井梁22においては、二つの挿通孔25のうち、前記一方の天井梁22で用いられた挿通孔25とは対向していない方の挿通孔25のみが用いられており、この挿通孔25と連結具40の長孔44とに挿通されたボルト50(締結部材)を裏ナット26に螺合することで、当該他方の天井梁22と連結具40との結合が行われている。
【0020】
すなわち、各天井梁22では、連結具40との結合位置が各天井梁22の長手方向にずれており、そのずれ幅は間隔を空けて穿設された挿通孔25の間隔に等しい。
【0021】
一方、各床梁33においても、連結具40と対向した鉛直な対向面部34には、上方側に寄った位置に二個の挿通孔35が穿設されている。これらの挿通孔35も、各床梁33間で対向しているとともに、床梁33の長手方向に間隔を空けて穿設されていることにより、連結具40の上端側の長孔42,44にそれぞれ対応している。また、対向面部34の裏面側(連結具40の当接側に対して反対側)には、各挿通孔35に対応して裏ナット36が溶接等によって固定されている。
【0022】
そして、一方の床梁33においては、二つの挿通孔35のうち一方の挿通孔35のみが用いられており、この挿通孔35と連結具40の長孔42とに挿通されたボルト50(締結部材)を裏ナット36に螺合することで、当該一方の床梁33と連結具40との結合が行われている。
【0023】
これに対し、他方の床梁33においては、二つの挿通孔35のうち、前記一方の床梁33で用いられた挿通孔35とは対向していない方の挿通孔35のみが用いられており、この挿通孔35と連結具40の長孔44とに挿通されたボルト50(締結部材)を裏ナット36に螺合することで、当該他方の床梁33と連結具40との結合が行われている。
【0024】
すなわち、各床梁33でも、連結具40との結合位置が各床梁33の長手方向にずれており、そのずれ幅は間隔を空けて穿設された挿通孔35の間隔に等しい。
【0025】
以上のような挿通孔25,35が穿設された各梁22,33は、図6に示す同一の梁材60からなり、この梁材60を長手方向の水平軸線A−A回りに180°反転させて用いたり、中央の鉛直軸線B−B回りに180°反転させて用いている。つまり、この梁材60の形状は、中央の鉛直軸線B−Bを対称軸とした線対称になっている。
【0026】
このような本実施形態においては、先ず、下階側建物ユニット20を工場から建築現場に運び込んで配置した後、これら下階側建物ユニット20上に上階側建物ユニット30を積重し、各建物ユニット20,30同士を各柱21,31近傍で上下に連結する。さらに、長辺側の四本の梁22,33が寄り集まった箇所において、連結具40を各床梁33間および各天井梁22間に位置するように上階側から配置し、上階側から床梁33と連結具40とをボルト50で結合し、下階側から天井梁22と連結具40とをボルト50で結合する。
【0027】
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
1)各天井梁22と連結具40との結合においては、一方の天井梁22と連結具40との結合位置、および他方の天井梁22と連結具40との結合位置が互いにずれているため、これらの結合に用いられる一方のボルト50に干渉されずに他方のボルト50の挿入作業および締付作業を行える。
また、各床梁33と連結具40との結合においても、一方の床梁33と連結具40との結合位置、および他方の床梁33と連結具40との結合位置が互いにずれているため、やはりこれらの結合に用いられる一方のボルト50に干渉されずに他方のボルト50の挿入作業および締付作業を行える。
従って、このようなユニット式建物10においては、連結具40を用いた梁22,33同士の相互連結を容易にできる。
【0028】
2)各天井梁22と連結具40との各結合位置、および各床梁33と連結具40との各結合位置は、各梁22,33の長手方向に互いにずれているが、この際、各梁22,33のそれぞれには、各結合位置のずれ幅の両端に対応した位置にボルト50挿通用の挿通孔25,35が穿設されているとともに、両端の各挿通孔25,35のうちのいずれか一方が用いられ、かつ各梁22,33の形状は長手方向の中央に設定された鉛直軸線B−Bを対称軸とした線対称であるため、各梁22,33としては、同一形状の梁材60を水平軸線A−Aや鉛直軸線B−B回りに反転させて用いればよく、梁材60の種類を統一でき、部材の種類を低減できる。
【0029】
3)ユニット式建物10は、二つの下階側建物ユニット20および二つの上階側建物ユニット30を含んで構成され、連結具40でこれらの建物ユニット20,30の寄せ集まった四本の梁、すなわち二本の天井梁22および二本の床梁33が相互に連結されているので、四本の梁22,33を一本の大きな梁として見なすことができ、梁剛性をより大きくできる。これにより、上階側での床鳴りなどを確実に防止できる。
【0030】
4)各天井梁22と連結具40との各結合位置は、当該天井梁22の下部側に寄せて設定され、各床梁33と連結具40との各結合位置は、当該床梁33の上部側に寄せて設定されているから、上階側では、床から下方に向けて浅い位置でボルト50の締付作業を行え、下階側では、天井から上方に向けて浅い位置でボルト50の締結作業を行え、各締結作業を容易にできる。
【0031】
5)連結具40には長孔42,44が穿設されているので、各建物ユニット20,30を配置した際の相互のずれ等をそれらの長孔42,44で吸収でき、連結具40の結合を確実に行える。
【0032】
6)連結具40は平面クランク状であるが、補強リブ46で補強されているので、連結具40の強度を十分に確保できる。
【0033】
〔第2実施形態〕
図7には、本発明の第2実施形態として、梁材60の変形例が示されている。本実施形態の梁材60では、挿通孔25(あるいは挿通孔35)が鉛直方向の一方側に寄せて穿設されている点で前記第1実施形態とは同じであるが、鉛直方向の略中央には、梁材60の長手方向に沿って複数の開口部61が設けられている点で第1実施形態とは異なる。
【0034】
従って、このような本実施形態では、以下の効果がある。
7)本実施形態の梁材60によれば、挿通孔25(あるいは挿通孔35)が鉛直方向の一方側に寄せて穿設されていることにより、挿通孔25が設けられていない部分を利用して開口部61を確実が設けることができ、この開口部61を電気配線を通すのに利用したり、空調用空気の流通に利用することができる。
【0035】
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、各天井梁22と連結具40との各結合位置、および各床梁33と連結具40との各結合位置は、各梁22,33の長手方向に互いにずれていたが、各梁22,33の鉛直方向にずれていてもよい。しかし、鉛直方向にずれていると、一方の結合位置が床あるいは天井から深く入り込んでしまい、ボルト50の締付作業が若干しにくくなる可能性があるため、前記各実施形態のように、各結合位置を各梁22,33の長手方向にずらすのが好ましい。
【0036】
前記各実施形態では、各梁22,33の挿通孔25,35が鉛直方向の一方側に寄せて穿設されていたが、このような挿通孔25,35を鉛直方向の中央に穿設した場合でも本発明に含まれる。
【0037】
また、前記実施形態では、連結具40で各建物ユニット20、30の四本の梁22,33を相互に連結していたが、例えば、実施形態の連結具40の略半分の長さの連結具を用いることにより、天井梁22同士のみ、あるいは床梁33同士のみを連結してもよい。このような場合でも、二本の梁を一本の大きな梁として見なすことができるから、前記実施形態ほどではないが、やはり梁剛性を大きくできるという効果はある。
【0038】
さらに、前記第1実施形態では、連結具40が二つ用いられていたが、連結具40の数などはこれに限定されず、建物ユニット20,30のモジュールに応じて適宜に決められてよい。また、連結具40の形状等も任意である。
【0039】
そして、本発明に係る締結部材としては、ボルトの他、ナットでもよい。すなわち、このような場合には、梁側に予めボルトを固定しておけばよい。
【0040】
【発明の効果】
以上に述べたように、本発明によれば、一方の締結部材での結合位置と他方の締結部材での結合位置とが互いにずれているため、一方の締結部材に干渉されずに他方の締結部材の締結作業を行え、連結具を用いた梁同士の連結を容易にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るユニット式建物の一部を示す概略斜視図である。
【図2】第1実施形態の要部を示す斜視図である。
【図3】前記要部の縦断面図である。
【図4】前記要部の平面図である。
【図5】前記実施形態の構成部材を示す全体斜視図である。
【図6】前記実施形態の他の構成部材を示す正面図である。
【図7】本発明の第2実施形態を示す正面図であり、前記他の構成部材の変形例を示す正面図である。
【符号の説明】
10 ユニット式建物
20 下階側建物ユニット
22 天井梁
24,34 対向面部
30 上階側建物ユニット
33 床梁
40 連結具
50 締結部材であるボルト
A−A 水平軸線
B−B 鉛直軸線

Claims (4)

  1. 同一階に隣接配置された少なくとも二つの建物ユニットを有し、これらの建物ユニットの互いに近接対向する一対の梁同士が当該梁間に配置された連結具を介して連結されているユニット式建物であって、
    前記一対の梁と前記連結具とが互いの鉛直な対向面部を貫通する締結部材で結合され、
    前記一対の梁うちの一方の梁と前記連結具との結合位置、および他方の梁と前記連結具との結合位置は、前記一対の梁の長手方向または鉛直方向に互いにずれており、
    前記一対の梁のそれぞれには、前記各結合位置のずれ幅の両端に対応した位置に前記締結部材が挿通される挿通孔が穿設されているとともに、両端の各挿通孔のうちのいずれか一方が用いられ、かつ各梁の形状は長手方向の中央に設定される鉛直な軸線を対称軸とした線対称であることを特徴とするユニット式建物。
  2. 請求項1に記載のユニット式建物において、
    前記二つの建物ユニットが上階側および下階側にそれぞれ配置され、
    上階側の二つの建物ユニットの床梁同士を連結する前記連結具、および下階側の二つの建物ユニットの天井梁同士を連結する前記連結具は、一体に形成されていることを特徴とするユニット式建物。
  3. 請求項1または請求項2に記載のユニット式建物において、
    前記二つの建物ユニットの梁の結合位置は、当該梁の鉛直方向の一方側に寄せて設定されていることを特徴とするユニット式建物。
  4. 同一階に隣接配置された少なくとも二つの建物ユニットを有し、これらの建物ユニットの互いに近接対向する一対の梁同士が当該梁間に配置された連結具を介して連結されているユニット式建物であって、
    前記一対の梁と前記連結具とが互いの鉛直な対向面部を貫通する締結部材で結合され、
    前記一対の梁うちの一方の梁と前記連結具との結合位置、および他方の梁と前記連結具との結合位置は、互いにずれており、
    前記二つの建物ユニットが上階側および下階側にそれぞれ配置され、
    上階側の二つの建物ユニットの床梁同士を連結する前記連結具、および下階側の二つの建物ユニットの天井梁同士を連結する前記連結具は、一体に形成されており、
    上階側の二つの建物ユニットの床梁の結合位置は、当該床梁の上部側に寄せて設定され、下階側の二つの建物ユニットの天井梁の結合位置は、当該天井梁の下部側に寄せて設定されていることを特徴とするユニット式建物。
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