JP4091512B2 - 揺動車両 - Google Patents
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図15は従来の揺動車両用ドライブシャフトの断面図であり、終減速装置401と車輪402とを連結する駆動軸403の車輪402側にスライド式トリポート型継手404を用いたことを示す。なお、405は駆動軸403の終減速装置401側に設けた固定式バーフィールド型継手である。
更に、スライド式トリポート型継手404では、スリーブ407の軸線方向溝408の加工、駆動軸403の半径方向脚部411の形成が難しいために、例えば上記の固定式バーフィールド型継手405に比べてコスト高となる。
また、駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動し、旋回性能を高める。
左右一対のドライブシャフトの各々における駆動ケース側の等速ジョイントを相互に駆動ケースの前後に連結することが可能になる。
左右一対のドライブシャフトの各々における駆動ケース側の等速ジョイントを相互に駆動ケースの前後に連結することが可能になる。
エンジンを車体フレームにラバーマウントすることにより、エンジンから車体フレームへ振動が伝わるのを防止するとともに、エンジンが変位したときにこの変位をドライブシャフトで吸収する。
更に、一対の等速ジョイントを同一のものにするとともに、ボールスプライン機構として市販のものを利用すれば、ドライブシャフトのコストを抑えることができる。
また更に、駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動するので、揺動車両の旋回性能を高めることができる。
図1は本発明に係る揺動車両の側面図であり、揺動車両10は、車体フレーム11の前部にフロントフォーク12を介して前輪13を取付け、車体フレーム11の後部に左右のサスペンションアーム(後に詳述する。)を介して左右の車輪としての後輪14,15(手前側の符号14のみ示す。)を取付け、例えば、旋回時にサスペンションアームに対して車体フレーム11を左右に揺動可能とした揺動三輪車である。
車体フレーム11は、左右のロアパイプ21,22を連結する第1クロスパイプ71、第2クロスパイプ72及びアンダクロスパイプ73と、第2クロスパイプ72の中央部から後方へ延ばしたアンダフレーム74(太線で示した部材である。)と、前端をアンダクロスパイプ73に連結するとともに後部をアンダフレーム74に沿わせるようにして取付けた左右のアンダサイドパイプ76,77と、アンダフレーム74、アンダサイドパイプ76,77間にそれぞれ渡した補強プレート78と、ループ状としたセンタ支持フレーム27に幅方向に渡したアッパクロスパイプ81とを備える。
アンダフレーム74は、後部に、後上がりに傾斜する立ち上がり部151と、この立ち上がり部151の後端からほぼ前後に延出する前後延出部152と、この前後延出部152の後端から湾曲して下方に延出する下方延出部153とを備え、立ち上がり部151の下部に前部支持ブラケット155を取付け、下方延出部153の下端部に後部支持筒部材156を取付け、これらの前部支持ブラケット155と後部支持筒部材156とに下部支軸157を取付け、この下部支軸157にダブルウイッシュボーン式サスペンション42の一部を取付ける。
下部支軸157は、後部支持筒部材156に挿入した後、順に後部取付部98b、後部取付部96b、前部取付部98a及び前部取付部96aに挿入し、前部支持ブラケット155に一体的に取付けたナット158にねじ込むことで組み付ける。
(a)において、左ドライブシャフト143は、ギヤボックス41(図7参照)側に連結した内側等速ジョイント191と、後輪14(図7参照)側に連結した外側等速ジョイント192と、これらの内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192のそれぞれの間に介在させたボールスプライン機構193とからなる。
従って、(a),(b)において、ボールスプライン機構193によって、内側シャフト195に対して、外側シャフト211は相対回転せずに軸方向にスライドする。
図9は本発明に係る揺動車両の作用を示す第1背面図である。
例えば、左側の後輪14が地面225に対して移動量Mだけ上昇した場合、車体フレーム11、詳しくはアンダフレーム74に対して左アッパアーム95及び左ロアアーム96が共に上方にスイングする。このとき、左ロアアーム96に連結した左リンク106が上昇し、これに伴って、左ベルクランク108が支軸117を中心にして矢印Aで示すように時計回りに回転する。
例えば、車体フレーム11、詳しくはアンダフレーム74が右方に角度θだけ揺動した場合、左アッパアーム95と左ロアアーム96とは平行に移動し、右アッパアーム97と右ロアアーム98とは平行に移動する。従って、後輪14,15は共に右方へ角度θだけ傾く、即ち、後輪14,15のキャンバ角はθとなる。従って、揺動車両10を旋回中に旋回側に揺動させることにより、二輪車の場合と同様に、後輪14,15に旋回方向内側への力、即ちキャンバスラストが発生し、揺動車両10の旋回をスムーズに行うことができる。
(a)は内側等速ジョイント191と外側等速ジョイント192とが直線上に位置する状態を示す。
更に、一対の内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192を同一のものにするとともに、ボールスプライン機構193として市販のものを利用すれば、左・右ドライブシャフト143,144のコストを抑えることができる。
揺動三輪車を、エンジン37を車体フレーム11にラバーマウントした車両としたので、エンジン37から車体フレーム11へ振動が伝わるのを防止することができ、また、エンジン37の変位を左・右ドライブシャフト143,144で吸収することができる。
(a)において、左ドライブシャフト230は、ギヤボックス41(図7参照)側に連結した内側等速ジョイント232と、後輪14(図7参照)側に連結した外側等速ジョイント237と、これらの内側等速ジョイント231及び外側等速ジョイント237のそれぞれの間に介在させたボールスプライン機構231とからなる。
揺動車両250は、車体フレーム11にダブルウイッシュボーン式サスペンション251を介して電動式の駆動輪253,254を取付けたものである。
左ホイール基部267は、電動モータ281を構成するステータ282と、ドラムブレーキ装置284を構成するブレーキシュー支持ピン285及びブレーキシュー駆動軸286と、スタッドボルトからなる駆動輪253の車軸288とを取付けた部材である。なお、291,291は左アッパアーム257(図13参照)及び左ロアアーム262(図13参照)を取付ける取付穴、292は周方向に連続して形成した泥よけである。
ブレーキシュー支持ピン285は、図示せぬ2個の円弧状としたブレーキシューのスイング軸となる部品である。
上記したステータ282のコイル282bに図示せぬ電源から電力を供給すれば、ロータ306が回転し、駆動輪253が回転する。
また、揺動車両としては、左右の前輪及び左右の後輪のそれぞれを例えばダブルウイッシュボーン式サスペンションで支持した揺動四輪車でもよい。
Claims (5)
- 車輪がドライブシャフトを介して駆動され、サスペンションアームに対して駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動する三輪又は四輪の揺動車両において、
前記ドライブシャフトは、前記駆動ケースから左右に一対延ばされ、
前記ドライブシャフトの各々は、
一対の等速ジョイントと、
これらの等速ジョイントの距離を伸縮可能とするために等速ジョイント間に設けたボールスプライン機構とからなり、
このボールスプライン機構は、
外周面に軸方向に延びる複数の軸側スプライン溝を設けたスプライン軸と、
このスプライン軸の周りを囲うとともに内周面に軸方向に延びる複数の筒側スプライン溝を設けた外筒と、
これらの軸側スプライン溝及び筒側スプライン溝のそれぞれに嵌りながら転動可能な複数のボールとから構成され、
前記左右一対のドライブシャフトの各々の前記ボールスプライン機構は、相互で、前後位置をずらして配置されることを特徴とする揺動車両。 - 前記2つのボールスプライン機構は、前記車輪の車軸を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1記載の揺動車両。
- 前記2つのボールスプライン機構は、前記車輪の車軸方向に対して同一方向に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の揺動車両。
- 前記ドライブシャフトは、前記車輪として後輪を支持するダブルウイッシュボーン式サスペンションに対して車体フレームが左右に揺動する揺動三輪車に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の揺動車両。
- 前記揺動三輪車は、エンジンを前記車体フレームにラバーマウントした車両であることを特徴とする請求項4記載の揺動車両。
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