JP4091512B2 - 揺動車両 - Google Patents

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本発明は、揺動車両に関するものである。
従来、揺動車両として、終減速装置と車輪とを連結するための駆動軸の一端にスライド式トリポート型継手を用いたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
実開昭63−43905号公報
特許文献1の第1図を以下の図15で説明する。なお、符号は振り直した。
図15は従来の揺動車両用ドライブシャフトの断面図であり、終減速装置401と車輪402とを連結する駆動軸403の車輪402側にスライド式トリポート型継手404を用いたことを示す。なお、405は駆動軸403の終減速装置401側に設けた固定式バーフィールド型継手である。
スライド式トリポート型継手404は、スピンドル406に一体成形したスリーブ407の内周面に3本の軸線方向溝408を形成し、これらの軸線方向溝408に駆動軸403の端部に3カ所設けた半径方向脚部411を軸方向移動可能に係合させた等速継手である。
スライド式トリポート型継手404では、軸線方向溝408と半径方向脚部411との係合部分が内周面の奥まった位置にあるために、スライド式トリポート型継手404の屈曲角、即ちスピンドル406の軸線と駆動軸403の軸線とのなす角度が大きく取れない。車輪402の上下ストロークを確保するためには、駆動軸403の全長を確保する必要がある。このため、車幅を小さくしたい小型の車両の場合であっても、上下ストロークの確保から、車幅を小さくすることに制限がある。
また、スライド式トリポート型継手404の屈曲角の限度によって、車両のサスペンションの仕様、サイズ、配置等の設計自由度に制限が出る。また、例えば、揺動式車両に用いる場合には、屈曲角度は、揺動角を制限する場合もある。
更に、スライド式トリポート型継手404では、スリーブ407の軸線方向溝408の加工、駆動軸403の半径方向脚部411の形成が難しいために、例えば上記の固定式バーフィールド型継手405に比べてコスト高となる。
本発明の課題は、揺動車両において、その等速ジョイントの屈曲角を大きくし、駆動軸の全長を小さくでき、これによる車幅の縮小を可能にするとともに、更に、サスペンション及び揺動角の設計自由度を増すことにある。
請求項1に係る発明は、車輪ドライブシャフトを介して駆動され、サスペンションアームに対して駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動する三輪又は四輪の揺動車両において、ドライブシャフトを、駆動ケースから左右に一対延ばし、ドライブシャフトの各々を、一対の等速ジョイントと、これらの等速ジョイントの距離を伸縮可能とするために等速ジョイント間に設けたボールスプライン機構とから構成し、このボールスプライン機構を、外周面に軸方向に延びる複数の軸側スプライン溝を設けたスプライン軸と、このスプライン軸の周りを囲うとともに内周面に軸方向に延びる複数の筒側スプライン溝を設けた外筒と、これらの軸側スプライン溝及び筒側スプライン溝のそれぞれに嵌りながら転動可能な複数のボールとから構成し、左右一対のドライブシャフトの各々のボールスプライン機構を、相互で、前後位置をずらして配置したことを特徴とする。
ボールスプライン機構によって一対の等速ジョイント間の距離が伸縮するため、等速ジョイントにスライド機構が不要となる。
また、駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動し、旋回性能を高める。
請求項2に係る発明は、2つのボールスプライン機構を、車輪の車軸を挟むように配置したことを特徴とする。
左右一対のドライブシャフトの各々における駆動ケース側の等速ジョイントを相互に駆動ケースの前後に連結することが可能になる。
請求項3に係る発明は、2つのボールスプライン機構を、車輪の車軸方向に対して同一方向に傾斜させたことを特徴とする。
左右一対のドライブシャフトの各々における駆動ケース側の等速ジョイントを相互に駆動ケースの前後に連結することが可能になる。
請求項4に係る発明は、ドライブシャフトを、車輪として後輪を支持するダブルウイッシュボーン式サスペンションに対して車体フレームが左右に揺動する揺動三輪車に取付けるようにしたことを特徴とする。
ドライブシャフトの屈曲角を大きくすれば、揺動三輪車の後輪の上下ストロークと左右の揺動角を確保しつつ左右の後輪のトレッドが小さくできて揺動三輪車の車幅が小さくなる。
請求項5に係る発明は、揺動三輪車を、エンジンを車体フレームにラバーマウントした車両としたことを特徴とする。
エンジンを車体フレームにラバーマウントすることにより、エンジンから車体フレームへ振動が伝わるのを防止するとともに、エンジンが変位したときにこの変位をドライブシャフトで吸収する。
請求項1に係る発明では、ドライブシャフトの一対の等速ジョイント間にボールスプライン機構を介在させ、左右一対のドライブシャフトの各々のボールスプライン機構を、相互で、前後位置をずらして配置したので、ドライブシャフトの等速ジョイントにスライド機構を設けるのに比べて、等速ジョイントの屈曲角を大きくすることができる。従って、車輪の上下ストロークを確保しつつドライブシャフトの全長を短くすることができて、車輪のトレッドを小さくできるため、車幅を抑えることができ、車両の小型化を図ることができる。又、屈曲角度が揺動角度によって増加する揺動車両に用いるので、スライド機構はより好適である。
また、等速ジョイントの屈曲角が大きいために、サスペンションの仕様、サイズ、配置及び揺動角等の設計自由度を増すことができる。
更に、一対の等速ジョイントを同一のものにするとともに、ボールスプライン機構として市販のものを利用すれば、ドライブシャフトのコストを抑えることができる。
また更に、駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動するので、揺動車両の旋回性能を高めることができる。
請求項2に係る発明では、2つのボールスプライン機構を、車輪の車軸を挟むように配置したので、請求項1の効果に加え、左右一対のドライブシャフトの各々における駆動ケース側の等速ジョイントを相互に駆動ケースの前後に連結することが可能になる。
請求項3に係る発明では、2つのボールスプライン機構を、車輪の車軸方向に対して同一方向に傾斜させたので、請求項1の効果に加え、左右一対のドライブシャフトの各々における駆動ケース側の等速ジョイントを相互に駆動ケースの前後に連結することが可能になる。
請求項4に係る発明では、車輪として後輪を支持するダブルウイッシュボーン式サスペンションに対して車体フレームが左右に揺動する揺動三輪車に取付けるようにしたので、ドライブシャフトの屈曲角を大きくできるために、揺動三輪車の後輪の上下ストロークを確保しつつドライブシャフトの全長を短縮することができ、ひいては左右の後輪のトレッドを短くすることができる。従って、小型の揺動三輪車に上記のドライブシャフトを適用することで車幅を小さくすることができ、揺動三輪車の小型化を図ることができる。
また、設計自由度が高いダブルウイッシュボーン式サスペンションと上記のドライブシャフトとの組み合わせによって、車両の乗り心地、走行性をより一層向上させることができる。
請求項5に係る発明では、揺動三輪車を、エンジンを車体フレームにラバーマウントした車両としたので、エンジンから車体フレームへ振動が伝わるのを防止することができ、また、エンジンの変位をドライブシャフトで吸収することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る揺動車両の側面図であり、揺動車両10は、車体フレーム11の前部にフロントフォーク12を介して前輪13を取付け、車体フレーム11の後部に左右のサスペンションアーム(後に詳述する。)を介して左右の車輪としての後輪14,15(手前側の符号14のみ示す。)を取付け、例えば、旋回時にサスペンションアームに対して車体フレーム11を左右に揺動可能とした揺動三輪車である。
車体フレーム11は、前端に設けたヘッドパイプ17と、このヘッドパイプ17からほぼ下方に延ばしたダウンパイプ18と、このダウンパイプ18の途中から左右に側面視でほぼU字状に延ばしたロアパイプ21,22(手前側の符号21のみ図示)と、ダウンパイプ18の途中から後方へ延ばしたセンタパイプ23と、収納ボックス24、燃料タンク26を支持するためにロアパイプ21,22の後端及びセンタパイプ23の後端に連結したセンタ支持フレーム27と、このセンタ支持フレーム27の後端部に連結した左右のリヤアッパパイプ28,31(手前側の符号28のみ示す。)と、これらのリヤアッパパイプ28,31に連結したリヤダウンパイプ32とを備える。
詳しくは、揺動車両10は、ヘッドパイプ17に図示せぬステアリング軸を介してフロントフォーク12を操舵自在に取付け、このフロントフォーク12の下端に前輪13を回転自在に取付け、ステアリング軸の上部にハンドル34を取付け、ロアパイプ21,22とセンタ支持フレーム27との結合部にそれぞれ補強プレート35を取付け、これらの補強プレート35,35(手前側の符号35のみ示す。)にラバーマウント装置36を介してエンジン37を取付け、センタ支持フレーム27の前後中間部にラバーマウントロッド38を介してギヤボックス41を取付け、車体フレーム11の後部にダブルウイッシュボーン式サスペンション42を介して左右の後輪14,15を取付けたものである。
ここで、51はラジエータ、52はラジエータ用ファン、53はバッテリ、54はシート、56はエンジン37とギヤボックス41との間に設けた無段変速機、57はエンジン37から後方へ延ばした排気管、58は排気管57の後端に接続したマフラ、61はエンジン37とギヤボックス41とを連結するとともにマフラ58を取付ける補強フレームである。
図2は本発明に係る揺動車両の車体フレーム及び後輪用サスペンションを示す平面図である。図中の矢印(FRONT)は車両前方を表す(以下同じ)。
車体フレーム11は、左右のロアパイプ21,22を連結する第1クロスパイプ71、第2クロスパイプ72及びアンダクロスパイプ73と、第2クロスパイプ72の中央部から後方へ延ばしたアンダフレーム74(太線で示した部材である。)と、前端をアンダクロスパイプ73に連結するとともに後部をアンダフレーム74に沿わせるようにして取付けた左右のアンダサイドパイプ76,77と、アンダフレーム74、アンダサイドパイプ76,77間にそれぞれ渡した補強プレート78と、ループ状としたセンタ支持フレーム27に幅方向に渡したアッパクロスパイプ81とを備える。
アンダフレーム74は、前半部を構成する直線部83と、後半部を構成する屈曲部84とからなり、屈曲部84は、前から後へ順に、前部屈曲部85、前部直線部86,後部屈曲部87、後部直線部88で構成した部分である。
ダブルウイッシュボーン式サスペンション42は、車体フレーム11の下部に前後に渡した支軸(不図示。詳細は後述する。)に取付けた左側サスペンションアーム91及び右側サスペンションアーム92と、これらの左側サスペンションアーム91及び右側サスペンションアーム92のそれぞれの先端に取付けたナックル93、93と、これらのナックル93,93にそれぞれ軸受を介して回転自在に取付けたハブ(不図示)とを備え、左右のハブにそれぞれ後輪14,15を取付ける。
左側サスペンションアーム91は、ほぼ直線状とした左アッパアーム95及びA形状とした左ロアアーム96からなる。また、右側サスペンションアーム92は、ほぼ直線状とした右アッパアーム97及びA形状とした右ロアアーム98からなる。
図3は本発明に係る揺動車両の背面図であり、ダブルウイッシュボーン式サスペンション42は、後輪14,15から車体フレーム11に衝撃が伝わるのを防止する緩衝機構101を付設したものである。
緩衝機構101は、左ロアアーム96の上部に設けた左ブラケット103,104に支軸105を介してスイング自在に取付けるとともに上方へ延ばしたほぼ直線状の左リンク106と、この左リンク106の上端に支軸107を介してスイング自在に連結した左ベルクランク108と、右ロアアーム98の上部に設けた右ブラケット111,112に支軸113を介してスイング自在に取付けるとともに上方へ延ばしたほぼ直線状の右リンク114と、この右リンク114の上端に支軸115を介してスイング自在に取付けた右ベルクランク116と、これらの左ベルクランク108及び右ベルクランク116をそれぞれ支軸117,118を介して連結するために車体フレーム11の後部に支軸119を介してスイング自在に取付けた左右連結部材121と、左ベルクランク108に設けた支軸123、右ベルクランク116に設けた支軸124間に渡した緩衝器125とからなる。
緩衝器125は、後輪14,15が上下動したときに緩衝作用をなすものであり、弾性力を発生させるコイルスプリング126と、減衰力を発生させるダンパ127とからなる。
ここで、131は左アッパアーム95とナックル93とを連結する支軸、132は左ロアアーム96とナックル93とを連結する支軸、133は右アッパアーム97とナックル93とを連結する支軸、134は右ロアアーム98とナックル93とを連結する支軸である。
図中の136は左・右ベルクランク108,116と左右連結部材121との連結部に設けたストローク制限機構であり、後輪14,15の上下ストロークを規制するものであって、左右連結部材121の両側に設けた円弧状長穴137と、この円弧状長穴137に通すとともに左・右ベルクランク108,116にそれぞれ取付けたストッパピン138とからなる。
図4は本発明に係る揺動車両の車体フレーム、後輪用サスペンション及びドライブシャフトを示す斜視図であり、車体フレーム11のアンダフレーム74とリヤアッパパイプ31とに鉛直パイプ141を渡して取付け、ギヤボックス41(図1参照)とナックル93に回転自在に取付けたハブ(不図示)とに左ドライブシャフト143及び右ドライブシャフト144を渡したことを示す。
図5は本発明に係る揺動車両の車体フレーム後部を示す要部側面図である。
アンダフレーム74は、後部に、後上がりに傾斜する立ち上がり部151と、この立ち上がり部151の後端からほぼ前後に延出する前後延出部152と、この前後延出部152の後端から湾曲して下方に延出する下方延出部153とを備え、立ち上がり部151の下部に前部支持ブラケット155を取付け、下方延出部153の下端部に後部支持筒部材156を取付け、これらの前部支持ブラケット155と後部支持筒部材156とに下部支軸157を取付け、この下部支軸157にダブルウイッシュボーン式サスペンション42の一部を取付ける。
即ち、下部支軸157に左ロアアーム96及び右ロアアーム98を上下スイング自在に取付ける。詳しくは、下部支軸157に、左ロアアーム96の前部取付部96a及び後部取付部96b、右ロアアーム98の前部取付部98a及び後部取付部98bを回転自在に取付ける。
下部支軸157は、後部支持筒部材156に挿入した後、順に後部取付部98b、後部取付部96b、前部取付部98a及び前部取付部96aに挿入し、前部支持ブラケット155に一体的に取付けたナット158にねじ込むことで組み付ける。
また、ダブルウイッシュボーン式サスペンション42の左アッパアーム95及び右アッパアーム97を上下スイング自在に取付ける上部支軸161は、リヤダウンパイプ32の前部に取付けた上側後部支持ブラケット162と、鉛直パイプ141の側部に取付けた上側前部支持ブラケット163とに取付けたボルトであり、上側前部支持ブラケット163に設けた取付穴に通すとともに上側後部支持ブラケット162に一体的に取付けたナット164にねじ込んだものである。95aは上部支軸161に回転自在に取付けるために左アッパアーム95に設けた左取付部、97aは上部支軸161に回転自在に取付けるために右アッパアーム97に設けた右取付部である。
左右連結部材121を支持する支軸119は、リヤダウンパイプ32及びアンダフレーム74に取付けたリヤ第1ブラケット165と、アンダフレーム74の前後延出部152及び下方延出部153のそれぞれの連結部に取付けたリヤ第2ブラケット166とに渡して取付けたボルトであり、リヤ第2ブラケット166に設けた取付穴に通した後にリヤ第1ブラケット165に一体的に取付けたナット167にねじ込むことで固定する。
171は左右連結部材121に対してアンダフレーム74が左右に揺動したときに(即ち、左右連結部材121に図3に示したように連結した左ロアアーム96及び右ロアアーム98に対して車体フレーム11が左右に揺動したときに)、その揺動を元に戻そうとする弾性力を発生させるナイトハルトダンパであり、リヤ第1ブラケット165とアンダフレーム74とに取付けた二つ割りのケース172と、左右連結部材121に一体的に取付けるとともに支軸119に回転自在に嵌合させたカラー部材173から半径方向に突出させた突出部材(不図示。ケース172内に設けたものである。)と、これらの突出部材間の凹部とケース172との間に介在させた複数の円柱状ゴムとから構成したものである。
上記した突出部材に対して車体フレーム11と共にケース172が傾斜すれば、突出部材とケース172とで挟まれた円柱状ゴムは圧縮され、車体フレーム11を直立にさせようとする弾性力が発生する。
図6は本発明に係る後輪用サスペンションを示す平面図であり、ダブルウイッシュボーン式サスペンション42は、前部支持ブラケット155及び後部支持筒部材156に下部支軸157を取付け、この下部支軸157に左ロアアーム96及び右ロアアーム98を取付け、上側後部支持ブラケット162及び上側前部支持ブラケット163に上部支軸161を取付け、この上部支軸161に左アッパアーム95及び右アッパアーム97を取付け、左アッパアーム95及び左ロアアーム96のそれぞれの先端にナックル93を取付け、右アッパアーム97及び右ロアアーム98のそれぞれの先端にナックル93を取付けたものである。
左ロアアーム96は、平面視をほぼコ字状としたアーム本体176と、このアーム本体176を下部支軸157に取付けるために各端部に設けた前部取付部96a及び後部取付部96bと、アーム本体176に前後に設けた前後バー177と、ナックル93を取付けるためにアーム本体176から車体側方に延ばした側方延出プレート178,181と、前述の左ブラケット103,104とからなる
右ロアアーム98は、平面視をほぼコ字状としたアーム本体183と、このアーム本体183を下部支軸157に取付けるために各端部に設けた前部取付部98a及び後部取付部98bと、アーム本体183に前後に設けた前後バー184と、ナックル93を取付けるためにアーム本体183から車体側方に延ばした側方延出プレート186,187と、前述の右ブラケット111,112とからなる
図7は本発明に係る揺動車両用ドライブシャフトを示す平面図であり、ギヤボックス41の後部から左方へ且つわずかに前方へ傾斜させて左ドライブシャフト143を延ばすとともに後輪14側のハブに結合し、ギヤボックス41の前部から右方へ且つわずかに後方へ傾斜させて右ドライブシャフト144を延ばすとともに後輪15側のハブに結合したことを示す。
図8(a),(b)は本発明に係る揺動車両の左ドライブシャフトの断面図である。なお、右ドライブシャフトについては、左ドライブシャフトと同一構造であり、説明は省略する。
(a)において、左ドライブシャフト143は、ギヤボックス41(図7参照)側に連結した内側等速ジョイント191と、後輪14(図7参照)側に連結した外側等速ジョイント192と、これらの内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192のそれぞれの間に介在させたボールスプライン機構193とからなる。
内側等速ジョイント191は、ボールスプライン機構193の一部を構成する内側シャフト195と、この内側シャフト195の先端に取付けた内輪196と、この内輪196の外周面に複数設けた溝であって溝底が軸方向に円弧状に湾曲した外面円弧状溝197に嵌めたボール198と、これらのボール198の位置決めを行うとともに内輪196に滑り自在に嵌合させたケージ201と、このケージ201の外側に嵌合させるとともにボール198が嵌る複数の溝であって溝底が軸方向に円弧状に湾曲した内面円弧状溝202aを形成した外輪202と、この外輪202に一体成形するとともにギヤボックス41内のギヤにスプライン結合する雄スプライン203aを形成した軸部203と、内側シャフト195に設けた環状溝部195aに一端をバンド204で固定するとともに他端を外輪202の外周面に設けた環状溝部202bにバンド206で固定したラバーブーツ207とからなる。
外側等速ジョイント192は、基本構造は内側等速ジョイント191と同一であるが、内輪196はボールスプライン機構193の一部を構成する外側シャフト211の端部に取付け、軸部203は後輪の車軸を兼用し、雄スプライン203aをハブとスプライン結合させたものである。
ボールスプライン機構193は、内側シャフト195の一端部に一体成形した外筒としての筒状部213と、この筒状部213内にボール214・・・(・・・は複数個を示す。以下同じ。)を介して軸方向移動可能に挿入するとともに外側シャフト211の一端部に一体成形したスライド軸216と、筒状部213、スライド軸216間をシールするために筒状部213の開口部に設けたシール部材217とからなる。
(b)は(a)のb−b線断面図であり、ボールスプライン機構193は、筒状部213の内面にボール214・・・を移動させるために軸方向に軸方向溝221・・・を形成し、スライド軸216の外面にボール214・・・を移動させるために軸方向に軸方向溝222・・・を形成したものである。
従って、(a),(b)において、ボールスプライン機構193によって、内側シャフト195に対して、外側シャフト211は相対回転せずに軸方向にスライドする。
以上に述べた揺動車両10の作用を次に説明する。
図9は本発明に係る揺動車両の作用を示す第1背面図である。
例えば、左側の後輪14が地面225に対して移動量Mだけ上昇した場合、車体フレーム11、詳しくはアンダフレーム74に対して左アッパアーム95及び左ロアアーム96が共に上方にスイングする。このとき、左ロアアーム96に連結した左リンク106が上昇し、これに伴って、左ベルクランク108が支軸117を中心にして矢印Aで示すように時計回りに回転する。
後輪15側の右ベルクランク116は静止した状態にあるから、左ベルクランク108の支軸123と右ベルクランク116の支軸124との間隔が小さくなるため、緩衝器125は押し縮めらながら衝撃を緩和する。
図10は本発明に係る揺動車両の作用を示す第2背面図である。
例えば、車体フレーム11、詳しくはアンダフレーム74が右方に角度θだけ揺動した場合、左アッパアーム95と左ロアアーム96とは平行に移動し、右アッパアーム97と右ロアアーム98とは平行に移動する。従って、後輪14,15は共に右方へ角度θだけ傾く、即ち、後輪14,15のキャンバ角はθとなる。従って、揺動車両10を旋回中に旋回側に揺動させることにより、二輪車の場合と同様に、後輪14,15に旋回方向内側への力、即ちキャンバスラストが発生し、揺動車両10の旋回をスムーズに行うことができる。
このように、左側サスペンションアーム91及び右側サスペンションアーム92に対して車体フレーム11が揺動しても、左リンク106及び及び右リンク114は平行に傾くから、左ベルクランク108の支軸123と右ベルクランク116の支軸124との間隔は変化せず、緩衝器125による緩衝作用は発生しない。但し、左右連結部材121に対してアンダフレーム74が傾くから、図3及び図5で説明したように、ナイトハルトダンパ171に、揺動した車体フレーム11を直立に戻す弾性力が発生する。
図11(a),(b)は本発明に係る揺動車両のドライブシャフトの作用を示す作用図である。
(a)は内側等速ジョイント191と外側等速ジョイント192とが直線上に位置する状態を示す。
(b)において、ギヤボックスに対して後輪が上下動すると、内側等速ジョイント191に対して外側等速ジョイント192が矢印で示すように軸直角方向へ移動するため、ボールスプライン機構193のボール214・・・が転動しながら筒状部213内からスライド軸216が距離Dだけ退出する。
以上の図1、図3、図7及び図8で説明したように、本発明は第1に、車輪をドライブシャフトを介して駆動する三輪又は四輪の車両において、左ドライブシャフト143及び右ドライブシャフト144を、一対の内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192と、これらの内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192のぞれぞれの距離を伸縮可能とするために内側等速ジョイント191、外側等速ジョイント192間に設けたボールスプライン機構193とから構成し、このボールスプライン機構193を、外周面に軸方向に延びる複数の軸側スプライン溝としての軸方向溝222を設けたスプライン軸216と、このスプライン軸216の周りを囲うとともに内周面に軸方向に延びる複数の筒側スプライン溝としての軸方向溝221を設けた筒状部213と、これらの軸方向溝222及び軸方向溝221のそれぞれに嵌りながら転動可能な複数のボール214とから構成したことを特徴とする。
左・右ドライブシャフト143,144の一対の内側等速ジョイント191、外側等速ジョイント192間にボールスプライン機構193を介在させたので、ドライブシャフトの等速ジョイントにスライド機構を設けるのに比べて、内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192の屈曲角を大きくすることができる。従って、後輪14,15の上下ストロークを確保しつつ左・右ドライブシャフト143,144の全長を短くすることができて、後輪14,15のトレッドを小さくできるため、車幅を抑えることができ、揺動車両10の小型化を図ることができる。
また、内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192の屈曲角が大きいために、ダブルウイッシュボーン式サスペンション42の設計自由度を増すことができる。
更に、一対の内側等速ジョイント191及び外側等速ジョイント192を同一のものにするとともに、ボールスプライン機構193として市販のものを利用すれば、左・右ドライブシャフト143,144のコストを抑えることができる。
本発明は第2に、左・右ドライブシャフト143,144を、車輪として後輪14,15を支持するダブルウイッシュボーン式サスペンション42に対して車体フレーム11が左右に揺動する揺動三輪車に取付けるようにしたことを特徴とする。
車輪として後輪14,15を支持するダブルウイッシュボーン式サスペンション42に対して車体フレーム11が左右に揺動する揺動車両10としての揺動三輪車に取付けるようにしたので、左・右ドライブシャフト143,144の屈曲角を大きくできるために、揺動三輪車の後輪14,15の上下ストロークを確保しつつ左・右ドライブシャフト143,144の全長を短縮することができ、ひいては左右の後輪14,15のトレッドを短くすることができる。 従って、小型の揺動三輪車に上記の左・右ドライブシャフト143,144を適用することにより、車幅を小さくすることができ、揺動三輪車の小型化を図ることができる。
また、設計自由度が高いダブルウイッシュボーン式サスペンション42と上記の左・右ドライブシャフト143,144との組み合わせによって、揺動三輪車の乗り心地、走行性をより一層向上させることができる。
本発明は第3に、揺動車両10としての揺動三輪車を、エンジン37を車体フレーム11にラバーマウントした車両としたことを特徴とする。
揺動三輪車を、エンジン37を車体フレーム11にラバーマウントした車両としたので、エンジン37から車体フレーム11へ振動が伝わるのを防止することができ、また、エンジン37の変位を左・右ドライブシャフト143,144で吸収することができる。
図12(a),(b)は本発明に係る揺動車両のドライブシャフトの別実施形態を示す断面図(一部側面図)であり、図8に示した実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
(a)において、左ドライブシャフト230は、ギヤボックス41(図7参照)側に連結した内側等速ジョイント232と、後輪14(図7参照)側に連結した外側等速ジョイント237と、これらの内側等速ジョイント231及び外側等速ジョイント237のそれぞれの間に介在させたボールスプライン機構231とからなる。
ボールスプライン機構231は、内側等速ジョイント232を構成する内側シャフト233の一端部に一体成形した外筒としての筒状部234と、この筒状部234内にボール236・・・を介して軸方向移動可能に挿入するとともに外側等速ジョイント237を構成する外側シャフト238の一端部に一体成形したスプライン軸241と、筒状部234、スプライン軸241間をシールするために筒状部234の開口部に設けたシール部材217とからなる。
筒状部234は、ループ状で且つスプライン軸241側を開口させた軌道穴243・・・を備え、各軌道穴243にボール236・・・を連続的に並べたものであり、軌道穴243の開口側のボール236・・・がスプライン軸241と接しながら転がることで、ボール236・・・は軌道穴243内を循環するとともに筒状部234に対してスプライン軸241が軸方向移動する。
(b)は(a)のb−b線断面図であり、ボールスプライン機構231は、スプライン軸241の外面にボール236・・・を移動させるために軸方向に軸側スプライン溝としての軸方向溝245・・・を形成したものであり、スプライン軸241に接するボール236・・・は、軌道穴243と軸方向溝245との両方に嵌る。
従って、(a),(b)において、ボールスプライン機構231によって、内側シャフト233に対して、外側シャフト238は相対回転せずに軸方向にスライドする。
図13は本発明に係る揺動車両の別実施形態を示す背面図であり、図3に示した実施形態と同一構成については同一符号を付け、詳細説明は省略する。
揺動車両250は、車体フレーム11にダブルウイッシュボーン式サスペンション251を介して電動式の駆動輪253,254を取付けたものである。
ダブルウイッシュボーン式サスペンション251は、車体フレーム11に設けた上部支軸256に左アッパアーム257及び右アッパアーム258をスイング自在に取付け、同じく車体フレーム11に設けた下部支軸261に左ロアアーム262及び右ロアアーム263をスイング自在に取付け、これらの左アッパアーム257及び左ロアアーム262のそれぞれの先端に支軸265,266を介して左ホイール基部267を取付け、右アッパアーム258及び右ロアアーム263のそれぞれの先端に支軸271,272を介して右ホイール基部273を取付けたものである。
また、ダブルウイッシュボーン式サスペンション251は、駆動輪253,254から車体フレーム11に衝撃が伝わるのを防止する緩衝機構275を付設したものである。
緩衝機構275は、左ロアアーム262の上部に設けた左ブラケット103,104に支軸105を介してスイング自在に取付けるとともに上方へ延ばしたほぼ直線状の左リンク276と、この左リンク276の上端に支軸107を介してスイング自在に連結した左ベルクランク108と、右ロアアーム263の上部に設けた右ブラケット111,277に支軸113を介してスイング自在に取付けるとともに上方へ延ばしたほぼ直線状の右リンク278と、この右リンク278の上端に支軸115を介してスイング自在に取付けた右ベルクランク116と、これらの左ベルクランク108及び右ベルクランク116をそれぞれ支軸117,118を介して連結するために車体フレーム11の後部に支軸119を介してスイング自在に取付けた左右連結部材121と、左ベルクランク108に設けた支軸123、右ベルクランク116に設けた支軸124間に渡した緩衝器125とからなる。
図14は本発明に係る揺動車両の別実施形態の駆動輪取付部を示す断面図であり、左ホイール基部267に駆動輪253を取付けたことを示す。なお、右ホイール基部273及び駆動輪254については、左ホイール基部267及び駆動輪253と同一構造であり、詳細説明は省略する。
左ホイール基部267は、電動モータ281を構成するステータ282と、ドラムブレーキ装置284を構成するブレーキシュー支持ピン285及びブレーキシュー駆動軸286と、スタッドボルトからなる駆動輪253の車軸288とを取付けた部材である。なお、291,291は左アッパアーム257(図13参照)及び左ロアアーム262(図13参照)を取付ける取付穴、292は周方向に連続して形成した泥よけである。
ステータ282は、左ホイール基部267に複数のボルト293で取付けた部品であり、磁心282a・・・と、これらの磁心282a・・・に巻いたコイル282b・・・とからなる。
ブレーキシュー支持ピン285は、図示せぬ2個の円弧状としたブレーキシューのスイング軸となる部品である。
ブレーキシュー駆動軸286は、一端にカム294を備え、他端にレバー部材295を取付けた部品であり、例えば、ブレーキレバー、あるいはブレーキペダルを作動させることによりワイヤを介してレバー部材295の端部296に回転力を与え、ブレーキシュー駆動軸286を介してカム294を回転させ、このカム294によって前述のブレーキシューを径外方に移動させて、後述するブレーキドラムに押し当て、駆動輪253を制動させる。なお、297は制動させるためにブレーキシュー駆動軸286を回転させる方向に対して反対側の方向に弾性力を発生させて回転したブレーキシュー駆動軸286を元の回転位置に戻すリターンスプリングである。
駆動輪253は、車軸288にベアリング301,301を介して回転自在に取付けたホイール302と、このホイール302に装着したタイヤ303とからなり、ホイール302のリム部305の径方向内側に電動モータ281を構成するロータ306を取付け、ホイール302のハブ部307の径外方にドラムブレーキ装置284を構成するブレーキドラム308を一体成形したものである。なお、309はホイール302にロータ306を固定するための止め輪である。
ロータ306は、永久磁石311・・・と、これらの永久磁石311・・・を保持する磁石保持部312とからなる。
上記したステータ282のコイル282bに図示せぬ電源から電力を供給すれば、ロータ306が回転し、駆動輪253が回転する。
ここで、315はベアリング301,301間を一定距離に保つために車軸288に嵌めた第1カラー、316は一方のベアリング301に当てるために車軸288に嵌めた第2カラー、317はハブ部307の端部と第2カラー316との間に設けたシール部材、318は車軸288に駆動輪253を取付けるために車軸288の先端にねじ込んだホイールナットである。
尚、本発明の実施形態では、図8に示したように、ボールスプライン機構193にシール部材217を使用したが、これに限らず、筒状部213の外面と外側シャフト211とにラバーブーツの各端部を固定して、ボールスプライン機構193のシールを行ってもよい。
また、揺動車両としては、左右の前輪及び左右の後輪のそれぞれを例えばダブルウイッシュボーン式サスペンションで支持した揺動四輪車でもよい。
本発明は、揺動車両に好適である。
本発明に係る揺動車両の側面図である。 本発明に係る揺動車両の車体フレーム及び後輪用サスペンションを示す平面図である。 本発明に係る揺動車両の背面図である。 本発明に係る揺動車両の車体フレーム、後輪用サスペンション及びドライブシャフトを示す斜視図である。 本発明に係る揺動車両の車体フレーム後部を示す要部側面図である。 本発明に係る後輪用サスペンションを示す平面図である。 本発明に係る揺動車両のドライブシャフトを示す平面図である。 本発明に係る揺動車両の左ドライブシャフトの断面図である。 本発明に係る揺動車両の作用を示す第1背面図である。 本発明に係る揺動車両の作用を示す第2背面図である。 本発明に係る揺動車両のドライブシャフトの作用を示す作用図である。 本発明に係る揺動車両のドライブシャフトの別実施形態を示す断面図である。 本発明に係る揺動車両の別実施形態を示す背面図である。 本発明に係る揺動車両の別実施形態の駆動輪取付部を示す断面図である。 従来の揺動車両用ドライブシャフトの断面図である。
符号の説明
10…揺動車両、11…車体フレーム、14,15…車輪(後輪)、37…エンジン、41…駆動ケース(ギヤボックス)、42…ダブルウイッシュボーン式サスペンション、91,92…サスペンションアーム(左側サスペンションアーム、右側サスペンションアーム)、143,144,230…ドライブシャフト(左ドライブシャフト、右ドライブシャフト、左ドライブシャフト)、191,232…内側等速ジョイント、192,237…外側等速ジョイント、193,231…ボールスプライン機構、203…車軸(軸部)、213,234…外筒(筒状部)、214,236…ボール、216,241…スプライン軸(スライド軸)、221…筒側スプライン軸(軸方向溝)、222,245…軸側スプライン溝(軸方向溝)。

Claims (5)

  1. 車輪ドライブシャフトを介して駆動され、サスペンションアームに対して駆動ケースが車体フレームと一緒に左右に揺動する三輪又は四輪の揺動車両において、
    前記ドライブシャフトは、前記駆動ケースから左右に一対延ばされ、
    前記ドライブシャフトの各々は、
    一対の等速ジョイントと
    れらの等速ジョイントの距離を伸縮可能とするために等速ジョイント間に設けたボールスプライン機構とからなり、
    このボールスプライン機構は
    周面に軸方向に延びる複数の軸側スプライン溝を設けたスプライン軸と
    のスプライン軸の周りを囲うとともに内周面に軸方向に延びる複数の筒側スプライン溝を設けた外筒と
    れらの軸側スプライン溝及び筒側スプライン溝のそれぞれに嵌りながら転動可能な複数のボールとから構成され、
    前記左右一対のドライブシャフトの各々の前記ボールスプライン機構は、相互で、前後位置をずらして配置されることを特徴とする揺動車両。
  2. 前記2つのボールスプライン機構は、前記車輪の車軸を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1記載の揺動車両。
  3. 前記2つのボールスプライン機構は、前記車輪の車軸方向に対して同一方向に傾斜していることを特徴とする請求項1記載の揺動車両。
  4. 前記ドライブシャフトは、前記車輪として後輪を支持するダブルウイッシュボーン式サスペンションに対して車体フレームが左右に揺動する揺動三輪車に取付けるようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項記載の揺動車両。
  5. 前記揺動三輪車は、エンジンを前記車体フレームにラバーマウントした車両であることを特徴とする請求項4記載の揺動車両。
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