JP4091479B2 - ラベル剥離装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、剥離可能にシートに貼付されたラベルをシートから剥離するラベル剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、機密性を有する情報が記載された紙等のシートに剥離可能に構成されたラベルを貼付し、それにより、情報を外部から視認不可能として情報の機密性を確保しながらも、情報の伝達先においてこのラベルをシートから剥離することにより情報の伝達先にその情報を伝達する技術が利用されている。
【0003】
このような技術は、例えば、葉書に口座番号や暗証番号といった機密性を有する情報を記載した後、この情報が記載された領域に上述したようなラベルを貼付し、所定の送付先に送付する場合等に用いられている。この場合、葉書にラベルが貼付された状態ではラベルが貼付された領域に記載された情報は外部から視認不可能となっており、それにより、情報の機密性が確保される。その後、この葉書の送付先において葉書からラベルが剥離されると、ラベルが貼付されていた領域に記載された情報が視認可能となって該情報が葉書の送付先に伝達されることになる。
【0004】
ここで、葉書の送付先においては、ラベルが貼付された領域に記載された情報を視認可能とするために葉書からラベルを剥離する必要があるが、その作業は、手作業で行われているのが一般的である。
【0005】
しかしながら、葉書からラベルを手作業で剥離する場合、葉書の数量が増加するとそれに伴って作業が煩雑化してしまい、葉書の数量によっては作業時間が膨大なものとなってしまう。
【0006】
そこで、上述したようなラベルが葉書に貼付された状態で葉書に熱を加え、それにより、ラベルの粘着力を弱めたりなくしたりして葉書からラベルを容易に剥離する技術が考えられている(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0007】
また、粘着材が塗工されたロールやブロックをラベルに接触させ、それにより、ラベルをロールやブロック側に貼付させて葉書からラベルを剥離する方法が利用されている。
【0008】
また、小さな爪を有するクランプを用いてラベルの先端を摘み、それにより、葉書からラベルを剥離する方法が利用されている。
【0009】
【特許文献1】
特開平9−95096号公報
【特許文献2】
特開平7−325544号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の技術においては、以下に示すような問題点がある。
【0011】
(1)ラベルが葉書に貼付された状態で葉書に熱を加え、それにより、ラベルの粘着力を弱めたりなくしたりして葉書からラベルを容易に剥離するものにおいては、熱を加えることによって粘着力が弱まったりなくなったりするラベルに対しては有効であるが、それ以外のラベルに対しては、適用しても葉書を容易に剥離することができるようにはならない。また、熱を加えるための発熱体が必要となるため、発熱体にて必要となる分だけ消費電力が増大してしまう。
【0012】
(2)粘着材が塗工されたロールやブロックをラベルに接触させ、それにより、ラベルをロールやブロック側に貼付させて葉書からラベルを剥離するものにおいては、ロールやブロックに塗工される粘着材の粘着力が弱い場合、ラベルを葉書から安定して剥離することができない。また、ロールやブロックに塗工される粘着材を管理する必要が生じてしまう。
【0013】
(3)小さな爪を有するクランプを用いてラベルの先端を摘み、それにより、葉書からラベルを剥離するものにおいては、ラベルの厚さが薄い場合、ラベルを葉書から安定して剥離することができない。
【0014】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、紙等のシートに対して剥離可能に貼付されたラベルを、熱を加えることなく、高速に、かつ、安定してシートから剥離することができるラベル剥離装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
ラベルが剥離可能に貼付されたシートを供給する供給手段と、該供給手段から供給されたシートを搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送されてくるシートから前記ラベルを剥離する剥離手段とを少なくとも有し、搬送方向先端側に前記ラベルが貼付されていない領域が設けられたシートから前記ラベルを剥離するラベル剥離装置において、
前記剥離手段は、
前記搬送手段によって搬送されてくるシート及びラベルを搬送するための第1の回転部材と、
前記シート及びラベルを前記第1の回転部材との間にて挟持する第1の領域と、該第1の領域に対して径が小さな第2の領域とからなり、前記第1の領域にて前記第1の回転部材との間にて前記シート及びラベルを挟持しながら搬送する第2の回転部材と、
前記第1の回転部材と前記第2の領域との間にて移動可能に設けられ、前記第1の回転部材と前記第2の領域との間にて移動することにより、前記搬送手段によって搬送されてきたシートから前記ラベルを剥離し、該シートを前記第1の回転部材側に導き、該シートに貼付されたラベルを前記第2の回転部材側に導く分離部材とを有することを特徴とする。
【0016】
また、前記搬送手段によって搬送されてくるシートを検出する第1の検出手段を有し、
前記分離部材は、前記第1の検出手段にて前記シートが検出されたタイミング及び前記シートの搬送方向先端部分から前記ラベルが貼付されている領域までの距離に基づいて、前記シートの搬送方向先端側が前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間に搬送されてきた際に前記第1の回転部材との間に前記シートが入り込むために十分な間隔を有し、かつ、前記ラベルが貼付されている領域が前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間に搬送されてきた際に前記シートを介して前記第1の回転部材に当接するように、前記第1の回転部材と前記第2の領域との間にて移動することを特徴とする。
【0017】
また、前記剥離手段にて前記ラベルが剥離されたシートを検出するための第2の検出手段と、
前記剥離手段にて前記シートから剥離されたラベルを検出するための第3の検出手段と、
前記第2の検出手段にて前記シートが検出された場合に前記第3の検出手段にて該シートから剥離されたラベルが検出されているか否かに基づいて、前記剥離手段を通過したシートの搬送方向を振り分ける振分部材とを有することを特徴とする。
【0018】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、ラベルが剥離可能に貼付されたシートが供給手段から供給され、搬送手段によって搬送されてくると、ラベルが剥離可能に貼付されたシートは、剥離手段に設けられた第1の回転部材と第2の回転部材との間に供給される。第2の回転部材は、供給されたシート及びラベルを第1の回転部材との間にて挟持する第1の領域と、該第1の領域に対して径が小さな第2の領域とから構成されており、さらに、第1の回転部材と第2の領域との間には、シートからラベルを剥離するための分離手段が、第1の回転部材と第2の領域との間にて移動可能に設けられている。分離手段は、例えば、シートの搬送方向先端側が第1の回転部材と第2の回転部材との間に搬送されてきた際に第1の回転部材との間にシートが入り込むために十分な間隔を有し、かつ、ラベルが貼付されている領域が第1の回転部材と第2の回転部材との間に搬送されてきた際にシートを介して第1の回転部材に当接するように、第1の回転部材と第2の領域との間にて移動する。これにより、第1の回転部材と第2の回転部材とに挟持されて搬送されるシートからラベルが剥離され、ラベルが剥離されたシートが第1の回転部材側に導かれ、また、シートから剥離されたラベルが第2の回転部材側に導かれる。
【0019】
このように、剥離手段に設けられた分離部材が、ラベルが剥離可能に貼付されたシートを搬送する第1の回転部材と、第2の回転部材の第2の領域との間を移動することによりシートからラベルが剥離されるので、シートに対して剥離可能に貼付されたラベルが、熱を加えることなく、高速に、かつ、安定してシートから剥離されることになる。
【0020】
また、搬送手段によって搬送されてくるシートを検出する第1の検出手段を設け、分離部材が、第1の検出手段にてシートが検出されたタイミング及びシートの搬送方向先端部分からラベルが貼付されている領域までの距離に基づいて、第1の回転部材と第2の領域との間にて移動するようにすれば、第1の回転部材と第2の領域との間における分離部材の移動のタイミングを、シートが搬送されてくるタイミングに基づいて制御することができる。
【0021】
また、剥離手段にてラベルが剥離されたシートを検出するための第2の検出手段と、剥離手段にてシートから剥離されたラベルを検出するための第3の検出手段とを設けた場合においては、剥離手段においてシートからラベルが剥離された場合は、第2の検出手段にてシートが検出され、かつ、第3の検出手段にてラベルが検出されることになるので、振分部材において、第2の検出手段にてシートが検出された場合に第3の検出手段にて該シートから剥離されたラベルが検出されているか否かに基づいて、該シートの搬送方向を振り分ければ、剥離手段にてラベルが剥離されたシートとラベルが剥離されなかったシートとを振り分けることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
図1は、本発明のラベル剥離装置の実施の一形態を示す図である。
【0024】
本形態は図1に示すように、ラベル2が剥離可能に貼付されたシート1を供給する供給手段であるシート供給部10と、シート供給部10から供給されたシート1を搬送するための搬送手段であるローラ20a〜20eと、ローラ20b,20cとローラ20d,20eとの間を搬送されるシート1を検出する第1の検出手段であるセンサ30aと、ローラ20a〜20eによって搬送されてきたシート1からラベル2を剥離する剥離手段であるラベル剥離部40と、ラベル剥離部40を通過したシート1を検出するための第2の検出手段であるセンサ30bと、ラベル剥離部40にてシート1から剥離されたラベル2を検出するための第3の検出手段であるセンサ30cと、ラベル剥離部40を通過したシート1を搬送するための搬送ベルト50aと、センサ30b,30cにおける検出結果に基づいて、搬送ベルト50a上を搬送されてくるシート1を互いに異なる2方向に振り分ける振分部材であるNGフラッグ90と、ラベル剥離部40にてラベル2が剥離されたシート1が格納されるシートスタッカ60と、ラベル剥離部40にてラベル2が剥離されなかったシート1を搬送するためのローラ20h,20i及び搬送ベルト50bと、ローラ20h,20i及び搬送ベルト50bによって搬送されてきたシート1が格納されるNGスタッカ80と、ラベル剥離部40にてシート1から剥離されたラベル2が収納されるラベル収納部70とから構成されている。また、ラベル剥離部40は、シート1及びラベル2を搬送するためのベルト41及びローラ42a〜42eと、ベルト41及びローラ42a〜42cによって搬送されてくるシート1からラベル2を剥離し、シート1とラベル2とを互いに異なる2方向に振り分ける分離部材である剥離フラッグ43とから構成されている。
【0025】
図2は、図1に示したラベル剥離部40を構成するローラ42a,42bと剥離フラッグ43との関係を示す図であり、(a)は図1に示した矢印A方向から見たローラ42aとローラ42bとの関係を示す図、(b)は図1に示した矢印B方向から見たローラ42a,42bと剥離フラッグ43との関係を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
【0026】
図2(a)に示すように、ラベル剥離部40においては、1つの軸44に互いに所定の間隔を有して回転自在に設けられた2つのローラ42bに第1の回転部材であるローラ42aが当接するようにローラ42a,42bが設けられており、このローラ42a,42b間を、ラベル2が剥離可能に貼付されたシート1が挟持されて搬送される。また、図2(b),(c)に示すように、剥離フラッグ43は、2つのローラ42b間において、2つのローラ42bの間隔よりも狭い幅を有して設けられ、かつ、ローラ42aと軸44とに選択的に当接することができるように軸43aを中心に回転可能に設けられている。このローラ42bと軸44とによって第2の回転部材を構成し、ローラ42bが第1の領域となり、軸44が第2の領域となる。また、剥離フラッグ43は、その先端が、ローラ42a,42bの外周に沿った形状となっており、それにより、ローラ42a,42b間に搬送されたシート1及びラベル2が剥離フラッグ43によって剥離された後、ローラ42a,42bに沿うように搬送されていくことになる。また、ベルト41は、ローラ42bに当接するように2本配置されており、剥離フラッグ43は、このベルト41に接触しないように配置されている。
【0027】
以下に、上記のように構成されたラベル剥離装置の動作について説明する。
【0028】
シート供給部10には、ラベル2が剥離可能に貼付されたシート1が格納されており、シート1を供給する方向(図中X方向)に所定の押圧によってシート1が押し付けられている。シート供給部10においては、シート1を供給する側にローラ20aが設けられており、このローラ20aの回転によって、シート供給部10に格納されたシートが順次供給される。
【0029】
シート供給部10からシート1が供給されると、供給されたシート1は、ローラ20b,20c間及びローラ20d,20e間をそれぞれ挟持されながら搬送されていく。
【0030】
また、この際、ローラ20b,20cとローラ20d,20eとの間に設けられたセンサ30aにおいて、シート1が検出されることになる。
【0031】
図3は、図1に示したラベル剥離装置にてラベル2が剥離されるシート1の構成の一例を示す図である。
【0032】
図3に示すように、本形態におけるシート1には、ラベル2が剥離可能に貼付されており、少なくともシート1の搬送方向先端側において、ラベル2が貼付されていない領域3が形成されている。
【0033】
ローラ20b,20c間及びローラ20d,20e間をそれぞれ挟持されながら搬送されたシート1は、ラベル剥離部40に搬送され、ラベル剥離部40においてシート1からラベル2が剥離される。
【0034】
ここで、ラベル剥離部40におけるラベル2の剥離動作について詳細に説明する。
【0035】
図4は、図1及び図2に示したラベル剥離部40におけるラベル2の剥離動作を説明するための図であり、図2(c)に示したような剥離フラッグ43とローラ42a及び軸44との関係を示す。
【0036】
通常、剥離フラッグ43は、その先端が、2つのローラ42bを回転自在に支持する軸44に当接もしくは、ローラ42aに対して、ローラ42aと剥離フラッグ43との間にシート1が入り込むために十分な間隔を有して待機している(図4(a))。
【0037】
ローラ20b,20c間及びローラ20d,20e間をそれぞれ挟持されながら搬送されたシート1が、ラベル剥離部40に搬送され、ローラ42aとローラ42bとによって挟持されながら搬送されていくと、シート1がその搬送方向先端側からローラ42aと剥離フラッグ43との間に入り込んでいく(図4(b))。
【0038】
ここで、ローラ20b,20c間及びローラ20d,20e間をそれぞれ挟持されながら搬送されたシート1は、ローラ20b,20cとローラ20d,20eとの間において、センサ30aにおいて検出されており、センサ30aにてシート1が検出されてから所定の時間経過後、剥離フラッグ43が、その先端がローラ42aに当接する方向に軸43aを中心として回転し、シート1を介してローら42aに当接するような状態となる(図4(c))。これにより、シート1の搬送方向先端側がローラ42aに沿うように搬送されていき、また、その後、シート1のラベル2が貼付された領域が剥離フラッグ43の先端部分に差し掛かると、シート1とラベル2はローラ42aとローラ42bとにより挟持されて鋭角に曲げられた状態となるため、ラベル2のうち、ローラ42bに当接していない領域においては、その先端部がシート1から剥がれる。そこに、シート1とラベル2との間に剥離フラッグ43が入り込み、それにより、シート1に剥離可能に貼付されたラベル2は、剥離フラッグ43によってローラ42bに沿うようにシート1から剥離される(図4(d),(e))。これにより、シート1とラベル2とが剥離されて互いに異なる2方向に振り分けられる。なお、剥離フラッグ43が、その先端がローラ42aに当接する方向に軸43aを中心として回転するタイミングは、シート1の搬送方向先端部分がローラ42aと剥離フラッグ43との間に入り込んだ後であって、かつ、シート1のラベル2が貼付された領域が剥離フラッグ43の先端部分に差し掛かる前である必要があるため、例えば、センサ30aにてシート1が検出されてから、エンコードパルス数をカウントし、そのパルス数が、センサ30aにてシート1が検出されてからシート1の搬送方向先端部分がローラ42aと剥離フラッグ43との間に入り込んだ後であって、かつ、シート1のラベル2が貼付された領域が剥離フラッグ43の先端部分に差し掛かる前となるタイミングまでのパルス数となった場合に、剥離フラッグ43を、その先端がローラ42aに当接する方向に軸43aを中心として回転させることが考えられる。また、センサ30aにてシート1が検出されてからシート1の搬送方向先端部分がローラ42aと剥離フラッグ43との間に入り込んだ後であって、かつ、シート1のラベル2が貼付された領域が剥離フラッグ43の先端部分に差し掛かる前となるタイミングまでのパルス数は、シート1の搬送速度や、シート1の搬送方向先端部分からシート1のラベル2が貼付された領域までの距離によって予め設定されている。
【0039】
その後、ラベル剥離部40にてラベル2が剥離されたシート1は搬送ベルト50aによって搬送されていき、また、ラベル剥離部40にてシート1から剥離されたラベル2は、ラベル収納部70に収納される。
【0040】
ここで、ラベル剥離部40にてシート1からラベル2が剥離されないようなエラーを考慮した場合における動作について説明する。
【0041】
図5は、図1に示したラベル剥離部40にてシート1からラベル2が剥離されないようなエラーを考慮した場合における動作を説明するための図であり、(a)はラベル剥離部40にてシート1からラベル2が剥離された場合におけるNGフラッグ90の状態を示す図、(b)はラベル剥離部40にてシート1からラベル2が剥離されなかった場合におけるNGフラッグ90の状態を示す図である。
【0042】
ラベル剥離部40を通過したシート1は、搬送ベルト50aにて搬送される際に、NGフラッグ90が設けられた領域に搬送される前のタイミングにてセンサ30bにて検出される。また、ラベル剥離部40にてシート1から剥離されたラベル2は、ラベル収納部70に収納される際に、ラベル2から剥離されたシート1が、NGフラッグ90が設けられた領域に搬送される前のタイミングにてセンサ30cにて検出される。すなわち、ラベル剥離部40にてシート1とラベル2とが剥離された場合、シート1が、NGフラッグ90が設けられた領域に搬送される前に、センサ30bにてシート30bが検出され、かつ、センサ30cにてラベル2が検出されることになる。
【0043】
そこで、センサ30bにてシート1が検出され、かつ、センサ30cにてラベル2が検出された場合は、ラベル剥離部40にてシート1からラベル2が剥離されたと判断され、図5(a)に示すように、NGフラッグ90が、その先端が、搬送ベルト50aに対して、シート1が通過するために十分な間隔を有するような状態となり、それにより、搬送ベルト50a上を搬送されてきたシート1が、NGフラッグ90と搬送ベルト50aとの間を通過し、シートスタッカ60に格納される。
【0044】
一方、センサ30bにてシート1が検出されたものの、センサ30cにてラベル2が検出されなかった場合は、ラベル剥離部40にてシート1からラベル2が剥離されなかったと判断され、図5(b)に示すように、NGフラッグ90が、その先端が搬送ベルト50aに当接するように軸91を中心として回転し、それにより、搬送ベルト50a上を搬送されてきたシート1が、NGフラッグ90によってローラ20h,20iの方向に導かれ、その後、ローラ20h,20i及び搬送ベルト50bによって搬送されていき、NGスタッカ80に格納される。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、ラベルが剥離可能に貼付されたシートを供給する供給手段と、該供給手段から供給されたシートを搬送する搬送手段と、搬送手段によって搬送されてくるシートからラベルを剥離する剥離手段とを少なくとも有し、搬送方向先端側にラベルが貼付されていない領域が設けられたシートからラベルを剥離するラベル剥離装置において、剥離手段が、搬送手段によって搬送されてくるシート及びラベルを搬送するための第1の回転部材と、シート及びラベルを第1の回転部材との間にて挟持する第1の領域と、該第1の領域に対して径が小さな第2の領域とからなり、第1の領域にて第1の回転部材との間にてシート及びラベルを挟持しながら搬送する第2の回転部材と、第1の回転部材と第2の領域との間にて移動可能に設けられ、第1の回転部材と第2の領域との間にて移動することにより、搬送手段によって搬送されてきたシートからラベルを剥離し、シートを第1の回転部材側に導き、該シートに貼付されたラベルを第2の回転部材側に導く分離部材とを有する構成としたため、シートに対して剥離可能に貼付されたラベルを、熱を加えることなく、高速に、かつ、安定してシートから剥離することができる。
【0046】
また、搬送手段によって搬送されてくるシートを検出する第1の検出手段を有し、分離部材が、第1の検出手段にてシートが検出されたタイミング及びシートの搬送方向先端部分からラベルが貼付されている領域までの距離に基づいて、シートの搬送方向先端側が第1の回転部材と第2の回転部材との間に搬送されてきた際に第1の回転部材との間にシートが入り込むために十分な間隔を有し、かつ、ラベルが貼付されている領域が第1の回転部材と第2の回転部材との間に搬送されてきた際にシートを介して第1の回転部材に当接するように、第1の回転部材と第2の領域との間にて移動する構成としたものにおいては、第1の回転部材と第2の領域との間における分離部材の移動のタイミングを、シートが搬送されてくるタイミングに基づいて制御することができる。
【0047】
また、剥離手段にてラベルが剥離されたシートを検出するための第2の検出手段と、剥離手段にてシートから剥離されたラベルを検出するための第3の検出手段と、第2の検出手段にてシートが検出された場合に第3の検出手段にて該シートから剥離されたラベルが検出されているか否かに基づいて、剥離手段を通過したシートの搬送方向を振り分ける振分部材とを有する構成のものにおいては、剥離手段にてラベルが剥離されたシートとラベルが剥離されなかったシートとを振り分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラベル剥離装置の実施の一形態を示す図である。
【図2】図1に示したラベル剥離部を構成するローラと剥離フラッグとの関係を示す図であり、(a)は図1に示した矢印A方向から見たローラの関係を示す図、(b)は図1に示した矢印B方向から見たローラと剥離フラッグとの関係を示す図、(c)は(b)に示したA−A’断面図である。
【図3】図1に示したラベル剥離装置にてラベル2が剥離されるシート1の構成の一例を示す図である。
【図4】図1及び図2に示したラベル剥離部におけるラベルの剥離動作を説明するための図である。
【図5】図1に示したラベル剥離部にてシートからラベルが剥離されないようなエラーを考慮した場合における動作を説明するための図であり、(a)はラベル剥離部にてシートからラベルが剥離された場合におけるNGフラッグの状態を示す図、(b)はラベル剥離部にてシートからラベルが剥離されなかった場合におけるNGフラッグの状態を示す図である。
【符号の説明】
1 シート
2 ラベル
10 シート供給部
20a〜20i,42a〜42e ローラ
30a〜30c センサ
40 ラベル剥離部
41 ベルト
43 剥離フラッグ
43a,44,91 軸
50a,50b 搬送ベルト
60 シートスタッカ
70 ラベル収納部
80 NGスタッカ
90 NGフラッグ

Claims (3)

  1. ラベルが剥離可能に貼付されたシートを供給する供給手段と、該供給手段から供給されたシートを搬送する搬送手段と、該搬送手段によって搬送されてくるシートから前記ラベルを剥離する剥離手段とを少なくとも有し、搬送方向先端側に前記ラベルが貼付されていない領域が設けられたシートから前記ラベルを剥離するラベル剥離装置において、
    前記剥離手段は、
    前記搬送手段によって搬送されてくるシート及びラベルを搬送するための第1の回転部材と、
    前記シート及びラベルを前記第1の回転部材との間にて挟持する第1の領域と、該第1の領域に対して径が小さな第2の領域とからなり、前記第1の領域にて前記第1の回転部材との間にて前記シート及びラベルを挟持しながら搬送する第2の回転部材と、
    前記第1の回転部材と前記第2の領域との間にて移動可能に設けられ、前記第1の回転部材と前記第2の領域との間にて移動することにより、前記搬送手段によって搬送されてきたシートから前記ラベルを剥離し、該シートを前記第1の回転部材側に導き、該シートに貼付されたラベルを前記第2の回転部材側に導く分離部材とを有することを特徴とするラベル剥離装置。
  2. 請求項1に記載のラベル剥離装置において、
    前記搬送手段によって搬送されてくるシートを検出する第1の検出手段を有し、
    前記分離部材は、前記第1の検出手段にて前記シートが検出されたタイミング及び前記シートの搬送方向先端部分から前記ラベルが貼付されている領域までの距離に基づいて、前記シートの搬送方向先端側が前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間に搬送されてきた際に前記第1の回転部材との間に前記シートが入り込むために十分な間隔を有し、かつ、前記ラベルが貼付されている領域が前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間に搬送されてきた際に前記シートを介して前記第1の回転部材に当接するように、前記第1の回転部材と前記第2の領域との間にて移動することを特徴とするラベル剥離装置。
  3. 請求項2に記載のラベル剥離装置において、
    前記剥離手段にて前記ラベルが剥離されたシートを検出するための第2の検出手段と、
    前記剥離手段にて前記シートから剥離されたラベルを検出するための第3の検出手段と、
    前記第2の検出手段にて前記シートが検出された場合に前記第3の検出手段にて該シートから剥離されたラベルが検出されているか否かに基づいて、前記剥離手段を通過したシートの搬送方向を振り分ける振分部材とを有することを特徴とするラベル剥離装置。
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