JP4090623B2 - 金型交換台車及び金型交換方法 - Google Patents

金型交換台車及び金型交換方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、金型交換台車及び金型交換方法に関し、特に、空気入りタイヤの加硫成型用金型を加硫機へ移載し又は加硫機から使用済金型を取出し、新たに次使用金型を移載する金型交換台車と、この金型交換台車を用いた加硫機に対する金型交換方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】
空気入りタイヤ(以下タイヤという)生産の最終段階に近い加硫成型工程では、前段の成型工程にて、一般化している頻繁なサイズ切替乃至種類切替に対応しなければならない。これら成型サイズ切替乃至成型種類切替に合わせ、それまで加硫機に取付けていたタイヤ加硫成型用使用済旧金型を新金型と交換する必要が生じるケースが殆ど全てである。
【0003】
タイヤの加硫成型用金型は相当な重量物であり、よって、この種の金型を加硫機に取付けるにも、また、加硫機に取付けている使用済旧金型を次使用の新金型に交換するにしても、取扱いや作業は容易ではない。このことは、金型が二つ割り合わせモールドの場合にも当てはまるが、合わせモールドに比し、より一層構造が複雑な割りモールドの場合が深刻である。なぜなら、割りモールドは、円周方向に多数個に分割したトレッド部形成用金型エレメントと、各エレメントに連結し、各エレメントを放射方向内外に移動させるセグメントとを有するからである。
【0004】
すなわち、新旧金型の搬送にはフォークリフトを使用し、加硫機からの旧金型の取出及び加硫機への新金型の装填にはホイストやクレーンを使用するのが一般である。しかし、これらの作業は、人手と多くの時間とを要し、加硫生産性を低下させ、さらに、長時間に及ぶ高温内作業が余儀なくされるなど、多くの問題を含む。
【0005】
そこで、重量物の金型交換における自動化及び省力化を目指し、特開平5−229643号公報(その一)では、複数台の低圧鋳造機のごとき成型機に対する上下金型の交換装置を開示している。この交換装置は、成形機の前を案内溝などのガイド手段に沿って走行可能な親台車と、親台車に搭載した子台車とを有する。上下金型を載せた子台車は、親台車に回動自在に取付けた連結部材と、成型機に固定した被連結部材との複合連結体上を走行して、成型機のベース上に乗り移るというものである。
【0006】
また、特開平6−315938号公報(その二)は、多数の加硫機に沿い自走可能な台車と、該台車上に設けたスライド台車と、該スライド台車上の旋回台とを有する、タイヤ加硫機における上下金型交換台車を開示している。スライド台車は加硫機に向かいスライド可能に構成し、旋回台は2セットの金型組立体の搭載部を有し、金型を搭載したスライド台車が、旋回台上のレ−ルと加硫機内のレールとの接続レール上を往復スライド移動するというものである。
【0007】
また、特開平10−6345号公報(その三)では、加硫機から取出した使用済金型を金型置場に戻し、金型置場から選択し取出した次使用金型を加硫機に装填する金型交換装置を提案している。この金型交換装置は、上下一対の金型載置台と、これら一対の載置台の昇降手段と、これら載置台を加硫機に接近離隔させる手段としてのリフタとを有する。このリフタにより載置台を交換位置まで移動させるというものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図1を参照し、タイヤ生産工場における加硫ラインでは、実状その一として、稼働中の多数基の横並び加硫機1〜5それぞれの前面に、次加硫用の未加硫タイヤを待機させておくのが普通である。一般に、待機未加硫タイヤは、各加硫機への自動ローディングのため、所定場所に位置する各置台111 、112 〜151 、152 上に載置する。
【0009】
特に、ラジアルプライタイヤの場合、未加硫タイヤは加硫済タイヤに近い外輪郭形状を有する。各置台111 、112 〜151 、152 上で待機中の未加硫タイヤは、自動ローディングを可能とするため、横置きとする。従って、各未加硫タイヤと、置台111 、112 〜151 、152 とは、加硫機1〜5の前面で広いスペースを占める。
【0010】
実状その二として、日常、比較的高頻度で実施されるサイズ切替又は種類切替に際し、少なくとも量産タイヤにおいては、全般に、多数個の金型を一斉に、できる限り速やかに交換することが必要である。実状その三として、各加硫機1〜5(全般に5基を大幅に超える)下方部の金型支持面の床面FLからの高さは一様ではない。
【0011】
そこで、まず、前記公報その一が開示する上下金型の交換装置をタイヤの加硫ラインに適用した場合、交換装置は、待機中の未加硫タイヤとその置台とを避け、加硫機から遠く離した前方位置を走行させねばならない。そのとき、複合連結体における非支持部のスパンは著しく長く、非支持部は、どのように補強したとしても、重量物の金型を載せた子台車の多数回に及ぶ走行に耐えることはできない。また、この交換装置は、ベース上での金型の位置決めが不十分であり、これは、特に精密な位置決めが高品質の最終決め手となるタイヤ加硫成型用金型移載の場合に問題となる。
【0012】
次に、前記公報その二が開示する上下金型交換台車は、加硫機との間に未加硫タイヤ受け台スペースを含む点で公報その一が提案する交換装置よりタイヤ加硫ラインに適合する。しかし、金型交換に当り、金型組立体の搭載部の旋回動作を必要とするため、交換効率が低い点で改善を要する。さらに、スライド台車を往復スライド移動させるためのレールを加硫機内に設ける必要があり、加硫機の大幅改造を必要とする点に難点も有する。また、位置決め手段は、スライド台車の加硫機に対する位置決めであり、必ずしも金型の加硫機に対する位置決めではなく、正確な心出とは言えず、問題が残る。
【0013】
最後に、前記公報その三が開示する金型交換装置は、狭い通路を移動可能である点、加硫機の改造を必要とせず現行加硫機をそのまま使用することができる点及び円滑な金型交換が可能である点で、優れた金型交換装置である。この装置を載せる自動搬送車は、無軌条自走方式で行先設定により、例えば電磁誘導方式にて床面を自由に走行できる利点も有する。しかし、この種の金型交換装置は、加硫機に対する金型交換装置の高精度位置決めが困難である点及び装置構成が複雑で高価となる点は改善したほうが良い。さらに、重量物である金型を移載するために必要な電力の供給方法にも一考を要する。
【0014】
さらに、前記公報その一〜その三が提案する金型交換装置は、先に述べた加硫ラインにおける実状その一〜その三の全てに則しているとは言いがたい。すなわち、提案金型交換装置それぞれは、多数個の金型を短時間内で迅速に交換する上で難点を有している。
【0015】
従って、この発明の請求項1〜18に記載した発明は、待機未加硫タイヤ置台を有するタイヤ加硫ラインの現状及び多数基の加硫機の実状に則し、電力供給も自在であり、現行加硫機に手を加えることなく、しかも十分な強度を有して耐久性に富み、金型支持面の高さ不揃いに関わりなく、正確な位置決めの下で金型を迅速に加硫機に移載することができ、かつ、金型を加硫機から円滑迅速に取出すことができる、簡単な構造で低コストの、高能率かつ高精度な金型交換台車の提供を目的その一とする。
【0016】
また、この発明の請求項19〜23に記載した発明は、請求項1〜18に記載した発明の金型交換台車を用いて、高能率かつ高精度な金型交換方法の提供を目的その二とする。
【0017
【課題を解決するための手段】
前記目的その一を達成するため、まず、この発明の請求項1に記載した発明は、加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車上に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、前方に少なくとも1個の床面走行可能な車輪と、該車輪を床面と床面上方との間で昇降させる昇降手段とを備えることを特徴とする金型交換台車である。
【0018
前記目的その一を達成するため、次に、この発明の請求項3に記載した発明は、加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車上に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段と、前方に少なくとも1個の床面走行可能な車輪と、該車輪を床面と床面上方との間で昇降させる昇降手段とを備えることを特徴とする金型交換台車である。
【0019
請求項1、2に記載した発明に係り、請求項に記載した発明のように、上記昇降手段は、親台車に対し係合自在及び離脱自在に子台車の前方位置に取付けて成る。
【0020
また、請求項に記載した発明は、実際上、請求項に記載した発明のように、上記昇降手段はジャッキを有し、親台車はジャッキ昇降部分の下端部の支持部を有し、昇降手段の動作により、ジャッキ昇降部分の下端部は、親台車の支持部から離脱自在な構成を有する。
【0021
請求項に記載した発明に係り、請求項に記載した発明のように、上記支持部は、上方に向け先細りの円錐台形状を有し、ジャッキ昇降部分の下端部は、支持部の円錐台形状に沿う開口凹部を有し、支持部とジャッキ下端部とは、相互嵌まり合いの下で、子台車の親台車に対する位置決め手段を構成する。
【0022
請求項2又は3に記載した発明に係り、請求項に記載した発明のように、親台車はその上部に、子台車の往復移動を案内する案内部材を備え、該案内部材は、その一方端部側を親台車上に位置させた状態で、他方端部側を加硫機に向け引出し自在な構成を有する。
【0023】
また、前記目的その一を達成するため、この発明の請求項7に記載した発明は、加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、親台車はその上部に、子台車の往復移動を案内する案内部材を備え、該案内部材は、その一方端部側を親台車上に位置させた状態で、他方端部側を加硫機に向け引出し自在な構成を有することを特徴とする金型交換台車である。
【0024】
請求項6又は7に記載した発明に係り、請求項8に記載した発明のように、子台車はその後方に、上記案内部材に沿って走行する支持輪を有する。
【0025】
請求項6〜8に記載した発明に係り、請求項9に記載した発明のように、上記案内部材は、その両端部に子台車の後方支持輪の走行を停止させるストッパを有する。
【0026】
請求項1又は2に記載した発明に係り、請求項10に記載した発明のように、子台車は、各加硫機直前の床面に位置する一方の位置決め手段に係止する他方の位置決め手段を有する。
【0027】
また、前記目的その一を達成するため、この発明の請求項11に記載した発明は、加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、子台車は、各加硫機直前の床面に位置する一方の位置決め手段に係止する他方の位置決め手段を有することを特徴とする金型交換台車である。
【0028
また、請求項10又は11に記載した発明を実施するに当り、請求項12に記載した発明のように、上記一方の位置決め手段は、親台車の支持部と同じ円錐台形状をもつ突起部材であり、上記他方の位置決め手段は、子台車のジャッキ昇降部分の下端部である。
【0029
また、請求項1又は2に記載した発明に係り、請求項13に記載した発明のように、金型移載手段は、子台車に対し位置固定の第一のコンベヤと、該第一のコンベヤとの併置位置と加硫機内との間を往復移動自在な第二のコンベヤとを備える。
【0030】
また、前記目的その一を達成するため、この発明の請求項14に記載した発明は、加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、金型移載手段は、子台車に対し位置固定の第一のコンベヤと、該第一のコンベヤとの併置位置と加硫機内との間を往復移動自在な第二のコンベヤとを備えることを特徴とする金型交換台車である。
【0031
請求項13又は14に記載した発明に関し、請求項15に記載した発明のように、金型移載手段は、第一のコンベヤと第二のコンベヤとに載る往復移動可能な金型載置プレートを有する。
【0032
請求項1〜15に記載した発明に係り、請求項16に記載した発明のように、子台車は上下に分かれた二重台を有し、上方台は移載手段を備え、下方台は上方台の高さを調整する前記高さ調整手段を備える。
【0033】
また、前記目的その一を達成するため、この発明の請求項17に記載した発明は、加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、子台車は上下に分かれた二重台を有し、上方台は移載手段を備え、下方台は移載手段上に載置する金型の移載高さを調整する高さ調整手段を備えることを特徴とする金型交換台車である。
【0034
請求項16又は17に記載した発明を実施するに上で、実際上は、請求項18に記載した発明のように、高さ調整手段は、下方台上に固定するモータと、該モータの回転駆動により昇降動作を行う、下方台4隅部の二対の高さ調整ジャッキとを有し、各高さ調整ジャッキの昇降部上端を上方台に連結して成る。
【0035
前記目的その二を達成するため、まず、この発明の請求項19に記載した発明は、請求項13〜15のいずれか一項に記載した金型交換台車を用いて金型を交換するに当り、走行する親台車を金型交換対象加硫機の直前所定位置で停止させ、停止した親台車から子台車を加硫機の直前まで前進させ、子台車を加硫機に対し位置決めし、高さ調整手段により、加硫機内に前進させた移載手段の第二のコンベヤ下面を、加硫機下方部上面と同一水平面に位置合わせし、加硫機と子台車との間で金型を相互に移載することを特徴とする金型交換方法である。
【0036
前記目的その二を達成するため、次に、この発明の請求項20に記載した発明は、請求項1〜18のいずれか一項に記載した金型交換台車を用いて金型を交換するに当り、昇降手段により子台車の前方車輪を床面から上昇させた状態で親台車を走行させて金型交換対象加硫機の直前所定位置で停止させ、その後、前方車輪を下降させ、車輪に所定荷重を負荷させた状態で子台車を加硫機の直前まで前進させ、子台車を加硫機に対し位置決めし、加硫機と子台車との間で金型を相互に移載することを特徴とする金型交換方法である
【0037
前記目的その二を達成するため、次に、この発明の請求項21に記載した発明は、請求項13〜15のいずれか一項に記載した金型交換台車を用いて金型を交換するに当り、昇降手段により子台車の前方車輪を床面から上昇させた状態で親台車を走行させて金型交換対象加硫機の直前所定位置で停止させ、その後、前方車輪を下降させ、車輪に所定荷重を負荷させた状態で子台車を加硫機の直前まで前進させ、子台車を加硫機に対し位置決めし、高さ調整手段により、加硫機内に前進させた移載手段の第二のコンベヤ下面を、加硫機下方部上面と同一水平面に位置合わせし、加硫機と子台車との間で金型を相互に移載することを特徴とする金型交換方法である。
【0038
請求項19〜21に記載した発明に共通して、請求項22に記載した発明のように、加硫機直前の床面に位置する円錐台状突起部に、前進する子台車のジャッキ下端部を嵌め合い係止させて、子台車を加硫機に対し位置決めすると共に、この嵌め合い係止状態の下で、移載手段を加硫機下方部に下降させる。
【0039
また、請求項19〜22に記載した発明に共通して、請求項23に記載した発明のように、子台車を加硫機に対し位置決めする間に、子台車の後方支持輪と、親台車の案内部材先端部のストッパとの係合を介し、案内部材を加硫機前方に引き出す。
【0040
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1〜図9に基づき説明する。図1は、横並び加硫機の下方部と金型交換台車との平面図であり、図2は、金型移載時の加硫機と金型交換台車との平面図であり、図3は、金型交換台車の正面図であり、図4は、図3に示すA−A線に沿う金型交換台車の側面図であり、図5は、図4とは別の状態におけるA−A線に沿う金型交換台車の側面図であり、図6は、図4及び図5とは別の状態におけるA−A線に沿う金型交換台車の側面図であり、図7は、移載手段の金型移載時における平面図であり、図8は、図2に示すB−B線と図7に示すC−C線とを合わせた両線に沿う金型交換台車及び加硫機の側面図であり、図9は、図3に示すIX−IX線に沿う金型交換台車の一部平面図である。
【0041
図1及び図2において、複数基の横並びツインタイプ加硫機1〜5の前面には、各加硫機毎に、一対の待機未加硫タイヤの置台111 、112 〜151 、152 を配備する。さらに、未加硫タイヤ置台111 、112 〜151 、152 の前面に2本の平行軌条171 、172 を敷設する。
【0042
軌条171 、172 が延びる方向は、加硫機1〜5の配置ライン(加硫機中心軸線を結ぶ直線)に平行とする。軌条171 、172 の上面は床面FLのレベルに合わせるのが望ましい。なお、説明の便宜上、図1、2では、金型を移載する加硫機1〜5の下方部のみを示す。また、図1、2では5基の加硫機1〜5の図示に止めているが、5基を超える加硫機配置の場合も含む。
【0043
金型181 、182 を載せる金型交換台車20は、軌条171 、172 上を走行する車輪21W1 、21W2 と、これら車輪21W1 、21W2 を回転駆動する電動モータ21M1 (図示省略)、21M2 とを備える。電動モータ21M1、21M2 への電力は天井側のトロリーワイヤからトロリーポールを介し供給する。この供給電力は、他の電気機器にも配分する。これにより、常時、金型交換台車20の必要電力を自在に供給する。
【0044
外側軌条171 はレールとし、レール171 上を走行する車輪21W1 は片フランジホイール乃至両フランジホイールとし、金型交換台車20の案内を確実なものとする。その一方、内側軌条172 はH形鋼としてもよい。H形鋼軌条172 上を走行する車輪21W2 はディスクホイールである。レール171 とH形鋼軌条172 との内外を入れ替えても良い。
【0045
金型交換台車20による交換対象金型181 、182 は、割りモールドのうちの金型本体と、二つ割り合わせモールドとする。金型本体は、タイヤトレッド部を形成する多分割エレメント(乃至ピース)と、タイヤサイドウォール部からビード部に至る部分を形成する上部サイドモールド及び下部サイドモールドとの組立体を指す。なお、ここでは2個の金型181 、182 の交換台車20につき説明し、この台車20を1個の金型の交換台車にも援用可とする。
【0046
図1は、金型移載対象加硫機3に向かう移動途中の金型181 、182 搭載金型交換台車20を示す。図2は、加硫機3との間で金型181 、182 を移載する途中の金型交換台車20を示す。金型交換台車20の移動方向中心軸線は、各加硫機に取付けた2個の金型の各中心軸線に直交する直線と平行である。図示の金型交換台車20は、2個の金型181 、182 を同時に加硫機1〜5内に移載し、また、加硫機1〜5における各加硫機内の2個の金型181 、182 を同時に金型交換台車20に取出し移載するタイプである。
【0047
金型交換台車20が、例えば移載対象加硫機3に向け移動途中にあるとき、金型交換台車20の金型移載動作を妨げないように、図1に示すように、予め、未加硫タイヤ置台131 、132 を軌条171 、172 から十分に離した前方に移動しておく。そのため、各置台111 、112 〜151 、152 には車輪を設け、容易に移動可能とするのが好ましい。さらに、各置台の自動移動を可能とする動力源と、車輪の案内軌条とを設けることもできる。
【0048
また、図1、2の動作順を逆にすることができる。すなわち、逆順序の動作において、図2は、加硫機3から金型181 、182 を取出し移載した直後の金型交換台車20を示し、図1は、取出し移載した金型181 、182 を搭載して、金型保管場所などへ移動する途中の金型交換台車20を示すということである。
【0049
図1〜図6において、金型交換台車20は、金型181 、182 の一対の移載手段221 、222 と、移載手段221 、222 の支持台車23とを有する。支持台車23は、軌条171 、172 に沿って走行する親台車24と、親台車24上に搭載する子台車25とを有する。子台車25は、単一台車であっても良いが、好適には、上下に分けた二重台26、27構成を有する。
【0050
以降、子台車25が二重台26、27を有する場合につき説明する。この場合、上方台26が一対の移載手段221 、222 を備える。上方台26と下方台27との間に設ける後述の高さ調整手段を介し、上方台26と下方台27とを互いに連結する。上方台26は、下方台27に対し上下方向移動のみを可能とし、その他は全て子台車25として下方台27との合体状態を保持する。
【0051
また、支持台車23は子台車25の往復移動機構(詳細後述)を有する。特に図4〜図6を参照し、往復移動機構は、親台車24から金型181 、182 移載対象加硫機3の直前まで子台車25を前進させ、前進させた子台車25を親台車24に復帰させる機能を有する。子台車25の前進移動方向及び復帰移動方向は、金型交換台車20の移動方向中心軸線と直交する。図4は、子台車25が親台車24に完全復帰している状態を示す。図5は、子台車25が前進移動途中乃至復帰移動途中にある状態を示す。図6は、子台車25が加硫機3の直前位置まで前進完して停止した状態を示す。
【0052
子台車25は、加硫機1〜5側の前方に、少なくとも1個、図示例は2個の床面FL走行可能な車輪29を有する。各車輪29は下方台27の前方両側に取付ける。また、子台車25は、各車輪29の近傍に一対の昇降手段30を有する。各昇降手段30は下方台27の前方両側に取付ける。昇降手段30の動作により、各車輪29は、床面FLに接して荷重を負担する位置と、床面FLから離れた上方位置とをとる。
【0053
図3では、1個の車輪29を実線で示し、1個の車輪29を二点鎖線で示す。また、説明の便宜上、図3では1台の昇降手段30のみを示し、その反対側の1台の昇降手段30は、一部輪郭のみを二点鎖線で示すに止めた。このように、1個の車輪29と1台の昇降手段30とを対とし、その二対を前方両側に設けるのが、重量物の金型181 、182 移載には適合する。なお、1個の中央車輪29と、その両側に位置する2台の昇降手段30との構成にしても良い。
【0054
図3及び図5に示す2個の車輪29は、床面FLに接して、金型181 、182 及び子台車25の合計荷重の一部を負荷として、床面FL上を走行可能である。図4及び図6に示す2個の車輪29は床面FL上に浮かせている。図4に示す車輪29の状態で金型交換台車20を移動させる。図6に示す車輪29の状態は、加硫機3に対する金型交換台車20の位置決め(詳細は後述)が完了したときを示す。
【0055
各昇降手段30は、親台車24から独立させ、親台車24に対し押圧自在とし、かつ、親台車24から離脱自在とする。より詳細には、図4に示すように、親台車24上に子台車25を完全に搭載した状態で、各昇降手段30の昇降動作部分の一方端部、ここでは下端部を親台車24の各支持部31により支持する。よって、一対の昇降手段30を動作させることで、子台車25は、親台車24及び床面FLの双方に対し昇降動作を行う。
【0056
以上述べた金型交換台車20は、(1)待機未加硫タイヤ置台111 、112 〜151 、152 を挟む加硫機1〜5前方の所定経路に沿って走行するので加硫ラインの現状に適合し、(2)従って電力を自在に供給することができ、(3)子台車25を加硫機1〜5それぞれの直前位置まで移動させ、この位置で金型181 、182 を移載するので、十分な移載時強度をもつことができ、(4)所定経路に沿う走行により、短時間内での高精度の位置決めが可能であり、(5)従って、迅速な金型181 、182 移載が可能となり、(6)構造を簡素化し、低コスト化することができ、(7)往復移動子台車25の採用で、より狭幅とすることができる。
【0057
以降、さらに金型交換台車20の細部につき説明する。まず、昇降手段30は、親台車24の一対の支持部31と係合可能な一対のジャッキ32により構成する。ジャッキ32は、精密で確実な昇降動作を実現する。ジャッキ32は、ねじジャッキ、油圧ジャッキ、ラックジャッキのいずれでも良く、図示例はねじジャッキ32である。そこで、ねじジャッキ32のおねじを回転駆動し、昇降動作させるためのモータ33と、モータ33の回転駆動力をねじジャッキ32のおねじに伝達するギヤボックス34と、ねじジャッキ32のナットとを子台車25に固着する。なお、昇降手段30にアクチュエータを適用しても良い。
【0058
親台車24の各支持部31は、上方に向け先細りの円錐台形状の上端部を有する。その一方で、各ねじジャッキ32のおねじ下端部32aは、支持部31の円錐台形状に沿う開口凹部を有する。ねじジャッキ32のジャッキアップにより、支持部31の上端部とおねじ下端部32aとは相互に嵌まり合う。
【0059
上記嵌まり合い状態で、子台車25は親台車24に位置決めする。この位置決め状態の下で、子台車25の各車輪29は床面FLから少なくとも離れるように、ねじジャッキ32の昇降ストロークを設定する。また、各車輪29を床面FLから離した状態で金型移載手段221 、222 は水平となる。
【0060
ジャッキアップを完全に解除したとき、図3及び図5に示すように、車輪29は、床面FLに当り、かつ、子台車25及び金型181 、182 の重量の一部を負担する。この状態での金型移載手段221 、222 は、加硫機1〜5それぞれの金型据え付け平面(水平面)と平行な平面内に位置する。
【0061
子台車25は、車輪29を回転駆動するモータ35(図3参照)を備える。モータ35は下方台27に取付ける。2個の移載手段221 、222 を備える金型交換台車20の場合は、1個の車輪29につき1個のモータ35を適用するのが好ましい。1個の移載手段22を備える金型交換台車20A(図示省略)の場合は2個の車輪29に1個のモータ35で済ますこともできる。モータ35の回転駆動により、子台車25は、親台車24から加硫機3に向かい自走で前進し、かつ、前進位置から親台車24に向かい自走で後退する。
【0062
図3〜図6に示すように、親台車24は、その上部に、子台車25の往復移動を案内する案内部材36を有する。案内部材36は子台車25の車輪29の近傍に一対設ける。各案内部材36は、親台車24の移動方向中心軸線と直交する向きに延びる。各案内部材36の案内により、子台車25は正確な前進後退の往復移動動作が可能となる。
【0063
実際上、案内部材36は頭部、腹部及び底部を有するレールを適用し、子台車25にはレール36上を走行する支持輪37を設ける。支持輪37は自由回転輪として前方車輪29の後方の下方台27に取付ける。支持輪37は両側にフランジを備え、レール36上を左右に振れることなく走行可能である。レール36は両端部にストッパ38を備える。支持輪37は、前後のストッパ38それぞれに当接して走行を停止する。図4は、支持輪37が後方ストッパ38に当接している状態を示し、図6は、支持輪37が前方ストッパ38に当接している状態を示す。
【0064
図6から明らかなように、レール36は、子台車25の移動方向に引出し自在な構成を有する。すなわち、レール36は、腹部に接する複数個(図示例は4個)の案内要素39により、親台車24上を往復摺動可能な構成を有する。各案内要素39は、レール36の両側に配置して、ガーターばねなどの弾性手段により親台車24の移動方向にレール部材36の動きを拘束し、かつ、レール部材36の長手方向移動を許容する。
【0065
レール36の往復摺動は、前後ストッパ38による子台車25の支持輪37の係止を介して行う。すなわち、レール36の摺動引出しは、前進する子台車25の支持輪37が前方ストッパ38により停止した後の子台車25の前進移動による。また、レール36の摺動収納は、後退する子台車25の支持輪37が後方ストッパ38により停止した後の子台車25の後退移動による。レール36の最大引出し量は、レール36の後方部分が親台車24上で十分支持される範囲内とする。このレール36と支持輪37とを用いることで、子台車25の前方稼働領域を一層拡大することができる。
【0066
以上述べたようにして前進移動する子台車25は、各加硫機直前の床面FLに位置する一方の位置決め手段に嵌め合い係止する他方の位置決め手段を備える。一方の位置決め手段は一対の突起部材40とする。突起部材40の上端部は親台車24の支持部31と同じ形状の円錐台とする。
【0067
子台車25の他方の位置決め手段には一対の昇降手段30を充当する。各突起部材40の円錐台上端部に各ねじジャッキ32の昇降部分の下端部32aを嵌め合い係止させる。この係止状態で、子台車25を各加硫機に正確に位置決めすることができる。
【0068
この位置決めとは、移載手段221 、222 上の金型181 、182 の各中心軸線と、各加硫機内に取付ける2個の金型の各中心軸線とを、金型181 、182 の移載方向で互いに合致させるということである。移載方向とは、金型交換台車20の移動方向軸線と直交する方向である。
【0069
図7及び図8は、移載手段221 、222 の稼働下で、金型181 、182 を加硫機3の下方部3uに移載するときのありさま、又は加硫機3の下方部3uの金型181 、182 を取出すときのありさまを示す。金型181 、182 は、図8にて二点鎖線及び実線でそれぞれ示し、図7では説明の便宜上図示を省略した。
【0070
図7、8において、移載手段221 、222 それぞれは、第一のコンベヤ411 、412 と、第二のコンベヤ421 、422 とを備える。図示例のコンベヤ411 、412 、421 、422 はフリーローラコンベヤである。重量物の金型181 、182 を支持することができれば他の種類のコンベヤでも良い。
【0071
第一のコンベヤ411 、412 は子台車25の上方台26に位置固定とし、第二のコンベヤ421 、422 は、第一のコンベヤ411 、412 との併置位置と加硫機3の下方部3u上方位置との間を往復移動自在とする。この往復移動はモータ431 、432 の駆動による。
【0072
第一及び第二のコンベヤ411 、412 、421 、422 は、金型交換台車20の移動方向中心軸線と平行な子台車25中心軸線DM と直交する方向に移送体を移動させる配置とする。図7、8は、第二のコンベヤ421 、422 が前進移動を完了している状態を示す。
【0073
図示の第一のコンベヤ411 、412 及び第二のコンベヤ421 、422 は、それぞれ一対宛設け、第一のコンベヤ411 、412 の内側に第二のコンベヤ421 、422 を位置させる例である。代案として、第二のコンベヤ421 、422 はローラ幅を広げ、1個としても良い。また、別の代案では、1個の第一のコンベヤ411 、412 の両側に一対の第二のコンベヤ421 、422 を設けることができる。
【0074
また、移載手段221 、222 それぞれは、第一のコンベヤ411 、412 と第二のコンベヤ421 、422 とに個別に載る、移送体としての金型載置プレート441 、442 を有する。これらプレート441 、442 を、図7では二点鎖線で示し、図8では二点鎖線と実線とで示す。金型載置プレート441 、442は中央にレジスタ451 、452 と、前方縁の一対宛のノッチ461 、462 とを備える。レジスタ451 、452 は金型181 、182 (図示省略)の内周面と嵌まり合い、これにより、親台車24及び子台車25に対し金型181 、182 を心出する。
【0075
金型載置プレート441 、442 は、レジスタ451 、452 を介し、下方に位置する往復移動手段471 、472 と連結する。往復移動手段471 、472はモータ481 、482 の正転駆動及び逆転駆動により前進後退する。
【0076
加硫機3下方部3uは、一対宛の位置決め部材491 、492 、図示例は位置決めピン491 、492 を有する。往復移動手段471 、472 の前進移動は、金型載置プレート431 、432 の一対宛のノッチ451 、452 と、位置決めピン481 、482 との係止にて停止する。これにより、加硫機3下方部3uに金型181 、182 を正確に位置決めすることができる。
【0077
以上述べてきたように、(1)支持部31上端部とおねじ下端部32aとの相互嵌まり合いにより、親台車24上に子台車25を位置決めすること、(2)金型載置プレート441 、442 を介し、子台車25上に金型181 、182 を心出すること、(3)子台車25を加硫機1〜5それぞれに位置決めすること、(4)子台車25の金型載置プレート441 、442 を加硫機加硫機1〜5それぞれに位置決めすること、の三つの位置決め機能と一つの心出機能との協同により、金型181 、182は迅速かつ正確な相互移載が可能となる。
【0078
ここで、移載手段221 、222 の高さ調整手段を説明する。高さ調整手段は、上方台26の床面FLからの高さを調整することができれば手段のいかんを問わない。図3及び図9に例示する高さ調整手段51は、1台のモータ52と、モータ52の回転駆動により昇降動作する二対の高さ調整ジャッキ53とを有する。モータ52は下方台27に固着する。各高さ調整ジャッキ53は、下端部を下方台27の4隅部に固着し、かつ、昇降部の上方端は上方台26に連結する。
【0079
さらに、高さ調整手段51は、モータ52の回転軸に連結する1台のギヤボックス54、ギヤボックス54から延びる一対のドライブシャフト55それぞれに連結する一対のギヤボックス56、各ギヤボックス56から延びて各高さ調整ジャッキ53を回転駆動する一対のドライブシャフト57を有する。
【0080
また、高さ調整手段51の付帯部材として、下方台27は二対の垂直案内部材58を有し、上方台26は、各案内部材58と摺動係合する二対の摺動部材59を有する。これら両部材58、59により、移載手段221 、222 は、上下に円滑で正確な高さ調整が可能となる。
【0081
高さ調整手段51は、常時、移載手段221 、222 を水平に保持する役を果たす。例えば、図7、8を参照し、第二のコンベヤ421 、422 を加硫機1〜5の下方部3u上に所定のクリアランスの下で前進させるとき、前進させた第二のコンベヤ421 、422 を下降させて加硫機1〜5の下方部3u上面に接触させるとき、第二のコンベヤ421 、422 は常に水平状態を保持する。
【0082
この水平状態の保持により、第二のコンベヤ421 、422 は、加硫機1〜5の下方部3u上面で均等に支持し、金型181 、182 の相互移載を行う。これにより、第二のコンベヤ421 、422 に過度の負担が掛かることはない。なお、金型181 、182 が割りモールドの本体金型である場合、下方部3uには、金型181 、182 を受け入れる下部ホルダ501 、502 が取付けてある。この場合は、第二のコンベヤ421 、422 を下部ホルダ501 、502 により均等に支持する。
【0083
また、金型交換台車20は、一連の金型交換動作を自動化するための制御装置60を備える(図1〜図3参照)。制御装置60は、加硫機1〜5の識別情報及び固有情報など、金型自動交換に必要な各種情報を記憶し、交換指令を受けて、金型交換台車20の一連の移載動作を制御する。図8に、トロリーワイヤ61とトロリーポール62との概要を示す。
【0084
以下、図1〜図9を用い、次使用乃至新規使用の金型181 、182 を加硫機3に移載する方法を、金型交換方法の代表として簡単に説明する。まず、図1及び図2に示すように、予め、金型交換対象加硫機3の未加硫タイヤ置台131 、132 を自動で移動させる。金型181 、182 を載置して軌条171 、172 上を走行する金型交換台車20を、制御装置60により加硫機3直前の適正位置に停止させる。
【0085
次に、図3に示すように、停止した金型交換台車20は、子台車25が備える昇降手段30のジャッキアップ状態を解除し、各車輪29を床面FLに接面させ、各車輪29は子台車25の一部荷重を負担する。なお、図4は昇降手段30のジャッキアップ状態を示す。
【0086
次に、図5に示すように、図3に示す金型交換台車20の親台車24から加硫機3に向け子台車25を前進移動させる。このとき、図6に示すように、子台車25と加硫機3との間の距離が長い場合は、ストッパ38による子台車25の支持輪37係止により、レール36を引出し、加硫機3の直前で子台車25を停止させる。
【0087
親台車24上位置から停止位置までの子台車25の移動距離は加硫機1〜5で同じ場合と異なる場合とある。従って、予め、所定加硫機に対する移動距離を制御装置60にインプットし記憶させておき、制御装置60は子台車25の移動距離を制御する。この制御は、各昇降手段30の下端部32aと、床面FLの各突起部材40とを互いに位置合わせさせるためである。図6は、各昇降手段30を各突起部材40に対しジャッキアップした状態を示す。この状態で、子台車25は加硫機3に対し正確な位置決めを達成する。
【0088
図6に示す金型交換台車20の状態から、図7、8に示すように、移載手段221 、222 の第二のコンベヤ421 、422 を加硫機3の下方部3u上方又は下部ホルダ501 、502 上方に所定クリアランスの下で前進移動させる。この所定クリアランスは、高さ調整手段51の動作による。但し、移載動作時における高さ調整手段51と各昇降手段30との昇降動作は同期させる。
【0089
その後、再び高さ調整手段51を動作させ、第二のコンベヤ421 、422 を下降させ、コンベヤ421 、422 の下面を、加硫機3の下方部3u上面又は下部ホルダ501 、502 上面に均一に接触させる。この状態で、往復移動手段471 、472 を前方に移動させ、ノッチ461 、462 が位置決め部材491 、492 と嵌まり合う位置まで、金型181 、182 を載置したプレート441 、442 を前進移動させる。この前進移動完了時点で、金型181 、182 は加硫機3に正確に位置決めされる。
【0090
その後、加硫機3上方に心出して位置する吊り上げ手段により、位置決めした金型181 、182 を、一旦、上方へ吊り上げる。この吊り上げ状態の下で、高さ調整手段51を動作させ、第二のコンベヤ421 、422 を、加硫機3の下方部3u上面又は下部ホルダ501 、502 上面と非接触状態で後退移動させる。この移動完了に合わせて、金型181 、182 を下降させ、加硫機3の下方部3u上又は下部ホルダ501 、502 内に取付ける。その後の子台車25は、先に述べた動作の逆を辿る。
【0091
子台車25に使用済金型を移載するのも、上述したプロセスと逆のプロセスをとる。すなわち、最初は、使用済金型181 、182 を吊り上げた状態で、第二のコンベヤ421 、422 とプレート441 、442 とを前進移動させ、その後、プレート441 、442 上に使用済金型181 、182 を載置する。後は、先に述べた動作の逆を辿らせる。
【0092
以上述べた金型交換方法によれば、加硫機1〜5それぞれの前面に待機未加硫タイヤを有する加硫ラインにおいて、また、加硫機1〜5それぞれの金型181、182 支持高さが異なる加硫ラインにおいて、高能率かつ高精度な2個の金型181 、182 移載を実現することができる。また、一つの加硫ラインに2基以上の金型交換台車20を用いることで、さらに高能率な金型交換が可能となる。
【0093
【発明の効果】
この発明の請求項1〜15に記載した発明によれば、現行加硫ラインに対して対応自在であり、高能率かつ高精度な金型移載が可能であり、高耐久性で、小型簡素な低コストの金型交換台車を提供することができる。また、この発明の請求項16〜20に記載した発明によれば、請求項1〜15に記載した発明の金型交換台車を用いて、高能率かつ高精度な金型交換を実現することが可能な金型交換方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 横並び加硫機の下方部とこの発明の金型交換台車との平面図である。
【図2】 金型移載時の加硫機とこの発明の金型交換台車との平面図である。
【図3】 この発明の金型交換台車の正面図である。
【図4】 図3に示すA−A線に沿う金型交換台車の側面図である。
【図5】 図4とは別の状態のA−A線に沿う金型交換台車の側面図である。
【図6】 図4及び図5とは別の状態のA−A線に沿う金型交換台車の側面図である。
【図7】 この発明の移載手段の金型移載時における平面図である。
【図8】 図2のB−B線と図7に示すC−C線との両線に沿うこの発明の金型交換台車及び加硫機の側面図である。
【図9】 図3に示すIX−IX線に沿う金型交換台車の一部平面図である。
【符号の説明】
1、2、3、4、5 加硫機
11、12、13、14、15 置台
17 軌条
18 金型
20 金型交換台車
21W1 、21W2 車輪
21M1 、21M2 モータ
22 移載手段
23 支持台車
24 親台車
25 子台車
26 上方台
27 下方台
29 子台車用車輪
30 昇降手段
31 支持部
32 ねじジャッキ
32a おねじ下端部
33、35、43、48、52 モータ
34、51、56 ギヤボックス
36 レール
37 支持輪
38 ストッパ
39 案内要素
40 突起部材
41 第一のコンベヤ
42 第二のコンベヤ
44 プレート
45 レジスタ
46 ノッチ
47 往復移動手段
49 位置決めピン
50 下部ホルダ
51 高さ調整手段
55、57 ドライブシャフト
58 案内部材
59 摺動部材
60 制御装置
61 トロリーワイヤ
62 トロリーポール
FL 床面

Claims (23)

  1. 加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車上に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、前方に少なくとも1個の床面走行可能な車輪と、該車輪を床面と床面上方との間で昇降させる昇降手段とを備えることを特徴とする金型交換台車。
  2. 加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車上に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段と、前方に少なくとも1個の床面走行可能な車輪と、該車輪を床面と床面上方との間で昇降させる昇降手段とを備えることを特徴とする金型交換台車。
  3. 上記昇降手段は、親台車に対し係合自在及び離脱自在に子台車の前方位置に取付けて成る請求項1又は2に記載した金型交換台車。
  4. 上記昇降手段はジャッキを有し、親台車はジャッキ昇降部分の下端部の支持部を有し、昇降手段の動作により、ジャッキ昇降部分の下端部は、親台車の支持部から離脱自在な構成を有する請求項1〜3のいずれか一項に記載した金型交換台車。
  5. 上記支持部は、上方に向け先細りの円錐台形状を有し、ジャッキ昇降部分の下端部は、支持部の円錐台形状に沿う開口凹部を有し、支持部とジャッキ下端部とは、相互嵌まり合いの下で、子台車の親台車に対する位置決め手段を構成する請求項に記載した金型交換台車。
  6. 親台車はその上部に、子台車の往復移動を案内する案内部材を備え、該案内部材は、その一方端部側を親台車上に位置させた状態で、他方端部側を加硫機に向け引出し自在な構成を有する請求項1又は2に記載した金型交換台車。
  7. 加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、親台車はその上部に、子台車の往復移動を案内する案内部材を備え、該案内部材は、その一方端部側を親台車上に位置させた状態で、他方端部側を加硫機に向け引出し自在な構成を有することを特徴とする金型交換台車。
  8. 子台車はその後方に、上記案内部材に沿って走行する支持輪を有する請求項6又は7に記載した金型交換台車。
  9. 上記案内部材は、その両端部に子台車の後方支持輪の走行を停止させるストッパを有する請求項6〜8のいずれか一項に記載した金型交換台車。
  10. 子台車は、各加硫機直前の床面に位置する一方の位置決め手段に係止する他方の位置決め手段を有する請求項1又は2に記載した金型交換台車。
  11. 加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、子台車は、各加硫機直前の床面に位置する一方の位置決め手段に係止する他方の位置決め手段を有することを特徴とする金型交換台車。
  12. 上記一方の位置決め手段は、親台車の支持部と同じ円錐台形状をもつ突起部材であり、上記他方の位置決め手段は、子台車のジャッキ昇降部分の下端部である請求項10又は11に記載した金型交換台車。
  13. 金型移載手段は、子台車に対し位置固定の第一のコンベヤと、該第一のコンベヤとの併置位置と加硫機内との間を往復移動自在な第二のコンベヤとを備える請求項1又は2に記載した金型交換装置。
  14. 加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、金型移載手段は、子台車に対し位置固定の第一のコンベヤと、該第一のコンベヤとの併置位置と加硫機内との間を往復移動自在な第二のコンベヤとを備えることを特徴とする金型交換台車。
  15. 金型移載手段は、第一のコンベヤと第二のコンベヤとに載る往復移動可能な金型載置プレートを有する請求項13又は14に記載した金型交換台車。
  16. 子台車は上下に分かれた二重台を有し、上方台は移載手段を備え、下方台は移載手段上に載置する金型の移載高さを調整する高さ調整手段を備える請求項1〜15のいずれか一項に記載した金型交換台車。
  17. 加硫機外の金型を加硫機内に移載し、加硫機内の金型を取出す移載手段と、該移載手段の支持台車とを備える金型交換台車において、上記支持台車は、複数基の横並び加硫機前方の所定経路に沿って走行する親台車と、該親台車上に搭載する子台車と、子台車を親台車から所定加硫機の直前まで前進させ、前進させた子台車を親台車に復帰させる往復移動機構とを有し、子台車は、金型の移載手段と、該手段の高さ調整手段とを備え、子台車は上下に分かれた二重台を有し、上方台は移載手段を備え、下方台は移載手段上に載置する金型の移載高さを調整する高さ調整手段を備えることを特徴とする金型交換台車。
  18. 高さ調整手段は、下方台上に固定するモータと、該モータの回転駆動により昇降動作を行う、下方台4隅部の二対の高さ調整ジャッキとを有し、各高さ調整ジャッキの昇降部上端を上方台に連結して成る請求項16又は17に記載した金型交換台車。
  19. 請求項13〜15のいずれか一項に記載した金型交換台車を用いて金型を交換するに当り、走行する親台車を金型交換対象加硫機の直前所定位置で停止させ、停止した親台車から子台車を加硫機の直前まで前進させ、子台車を加硫機に対し位置決めし、高さ調整手段により、加硫機内に前進させた移載手段の第二のコンベヤ下面を、加硫機下方部上面と同一水平面に位置合わせし、加硫機と子台車との間で金型を相互に移載することを特徴とする金型交換方法。
  20. 請求項1〜18のいずれか一項に記載した金型交換台車を用いて金型を交換するに当り、昇降手段により子台車の前方車輪を床面から上昇させた状態で親台車を走行させて金型交換対象加硫機の直前所定位置で停止させ、その後、前方車輪を下降させ、車輪に所定荷重を負荷させた状態で子台車を加硫機の直前まで前進させ、子台車を加硫機に対し位置決めし、加硫機と子台車との間で金型を相互に移載することを特徴とする金型交換方法。
  21. 請求項13〜15のいずれか一項に記載した金型交換台車を用いて金型を交換するに当り、昇降手段により子台車の前方車輪を床面から上昇させた状態で親台車を走行させて金型交換対象加硫機の直前所定位置で停止させ、その後、前方車輪を下降させ、車輪に所定荷重を負荷させた状態で子台車を加硫機の直前まで前進させ、子台車を加硫機に対し位置決めし、高さ調整手段により、加硫機内に前進させた移載手段の第二のコンベヤ下面を、加硫機下方部上面と同一水平面に位置合わせし、加硫機と子台車との間で金型を相互に移載することを特徴とする金型交換方法。
  22. 加硫機直前の床面に位置する円錐台状突起部に、前進する子台車のジャッキ下端部を嵌め合い係止させて、子台車を加硫機に対し位置決めすると共に、この嵌め合い係止状態の下で、移載手段を加硫機下方部に下降させる請求項19〜21のいずれか一項に記載した金型交換方法。
  23. 子台車を加硫機に対し位置決めする間に、子台車の後方支持輪と、親台車の案内部材先端部のストッパとの係合を介し、案内部材を加硫機前方に引き出す請求項19〜22のいずれか一項に記載した金型交換方法。
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