JP4089231B2 - インク充填方法及びインクジェット式記録装置 - Google Patents

インク充填方法及びインクジェット式記録装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクが貯留されているメインのインクタンクから供給されるインクを一時的に貯留するサブのインクタンクへのインク充填方法及びインクジェット式記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、インクジェット式記録装置の1つであるインクジェット式プリンタは、インクタンクから供給されるインクを加圧してインク滴を吐出する記録ヘッドを用紙の幅方向に往復動させて印刷するようになっている。このような方式にて大量の印刷を行うことが可能なインクジェット式プリンタは、各色毎の大容量のメインのインクタンク(以下、メインタンクという)と、各メインタンクに配管接続された容積変化可能な柔軟性を有する可撓性素材で気密性を有する袋状に形成された各色毎の小容量のサブのインクタンク(以下、サブタンクという)とを備えている。
【0003】
このような構成のインクジェット式プリンタのサブタンクにインクを初期充填する方法は、先ず、サブタンクとメインタンクの間に配設されている電磁バルブを閉じ、記録ヘッドをキャッピングし吸引してサブタンク内の空気を排出する。次に、上記電磁バルブを開いてメインタンク内のインクをサブタンクへ供給して充填する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したインク充填方法では、記録ヘッドからサブタンクを経て電磁バルブまでの間の流路にある空気は、吸引動作により排出することができるが、電磁バルブからメインタンクまでの間の流路にある空気は、メインタンクからのインクと共にサブタンク内に残ってしまい、排出することができず、インクの脱気度を低下させるという問題が発生する。このため、前記動作後、記録ヘッドをキャッピングし吸引してサブタンク内の空気をインクと一緒に排出し、再度電磁バルブを開いてメインタンク内のインクをサブタンクヘ供給することも考えられるが、吸引動作や電磁バルブの開閉等動作が複雑であり、また、サブタンク内の空気を排出する際に同時にインクも排出してしまうという課題がある。
【0005】
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、メインのインクタンクからサブのインクタンクへインクを初期充填する際のインクの脱気度を簡易に向上させることができ、かつ、インクの排出量も低減できるインク充填方法及びインクジェット式記録装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明の請求項に係るインク充填方法では、インクが貯留されているメインのインクタンクと、前記メインのインクタンクより上側に配設され、前記メインのインクタンクから加圧供給される前記インクを一時的に貯留する可撓性素材により構成されるサブのインクタンクと、前記サブのインクタンクから供給される前記インクをインク滴として吐出する記録ヘッドと、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンクの間の流路を開閉する開閉手段とを有するインクジェット式記録装置のインク充填方法であって、前記サブのインクタンクには、前記可撓性素材同士の密着を防止し、且つ、インクを流すことが可能な溝を有する密着防止部材が設けられ、前記メインのインクタンクを加圧しない状態で前記開閉手段を開いて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して、当該サブのインクタンク内の残留物を排出する工程を行い、さらに、前記記録ヘッドに負圧を作用させ続け、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程を実施することを特徴としている。
【0007】
これにより、サブのインクタンクより下側に配設されたメインのインクタンクの水頭差を利用しながらサブのインクタンク内の空気を排出することができる。また、サブのインクタンクを押し潰し空気を排出する動作のままで、サブのインクタンクを押し潰した状態を維持しながらメインのインクタンクとサブのインクタンク間の流路の空気を排出し、インクを充填することができる
【0008】
また、サブのインクタンクを押し潰し空気を排出する動作のままで、サブのインクタンクを押し潰した状態を維持しながらサブのインクタンクと記録ヘッド間の流路及び記録ヘッド内の空気を排出し、インクを充填することができる。
【0009】
また、サブのインクタンク内に所定量のインクを充填することができる。また、この密着防止部材によりサブのインクタンクを構成する可撓性素材同士の密着を防止することができるので、サブのインクタンク内の全ての領域が等しく負圧となり、サブのインクタンク内の空気の残存を無くすことができる。
【0010】
また、本発明の請求項に係るインク充填方法では、前記開閉手段を開いた状態で前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程の後、前記メインのインクタンクを加圧して前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填することを特徴としている。これにより、サブのインクタンク内に所定量のインクを充填することができる。
【0011】
また、サブのインクタンクと記録ヘッド間の流路及び記録ヘッド内の空気を排出し、インクを充填することも可能となる。そして、サブのインクタンクヘのインクの供給が確実に実施することができる。
【0012】
また、本発明の請求項に係るインク充填方法では、前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する際に、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路を開閉する開閉手段を閉じた状態で前記メインのインクタンクを加圧し、所定圧力に達した時点で前記開閉手段を開き、前記インクを充填することを特徴としている。これにより、サブのインクタンクへのインクの供給が確実に実施することができる。
【0013】
また、本発明の請求項に係るインク充填方法では、前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する際に、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路を開閉する開閉手段を開いた状態で、前記メインのインクタンクを加圧し、前記インクを充填することを特徴としている。この方法においても、サブのインクタンクヘのインクの供給が確実に実施することができる。
【0014】
また、本発明の請求項に係るインク充填方法では、前記メインのインクタンクの加圧は、空気供給により行われることを特徴としている。また、本発明の請求項に係るインク充填方法では、前記記録ヘッドの負圧の作用は、吸引により行われることを特徴としている。 これにより、複雑な機構を設けずに負圧を簡易に作用させることができる。また、サブのインクタンク内に空気を混入することなく、インクを充填することも可能となる。
【0015】
上記目的達成のため、本発明の請求項に係るインクジェット式記録装置では、インクが貯留されているメインのインクタンクと、前記メインのインクタンクより上側に配設され、前記メインのインクタンクから加圧供給される前記インクを一時的に貯留する可撓性素材により構成されるサブのインクタンクと、前記サブのインクタンクから供給される前記インクをインク滴として吐出する記録ヘッドと、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンクの間の流路を開閉する開閉手段と、各部を制御して記録媒体に記録する制御装置とを有するインクジェット式記録装置であって、前記サブのインクタンクには、前記可撓性素材同士の密着を防止し、且つ、インクを流すことが可能な溝を有する密着防止部材が設けられ、前記制御装置は、インク充填方法において、前記メインのインクタンクを加圧しない状態で前記開閉手段を開いて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して、当該サブのインクタンク内の残留物を排出する工程を行い、さらに、前記記録ヘッドに負圧を作用させ続け、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程を実施することを特徴としている。これにより、サブのインクタンクより下側に配設されたメインのインクタンクの水頭差を利用しながらサブのインクタンク内の空気を排出することができる。
【0016】
また、本発明の請求項に係るインクジェット式記録装置では、前記開閉手段を開いた状態で前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程の後、前記メインのインクタンクを加圧して前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する工程を実施することを特徴としている。これにより、インクの脱気度を低下させることなく簡易に、かつ、インクを余計に排出せずにインク充填を行なうことができる。
【0017】
上記目的達成のため、本発明の請求項に係るインクジェット式記録装置では、インクが貯留されているメインのインクタンクと、前記メインのインクタンクより上側に配設され、前記メインのインクタンクから加圧供給される前記インクを一時的に貯留する可撓性素材により構成されるサブのインクタンクと、前記サブのインクタンクから供給される前記インクをインク滴として吐出する記録ヘッドと、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンクの間の流路を開閉する開閉手段と、各部を制御して記録媒体に記録する制御装置とを有するインクジェット式記録装置であって、前記サブのインクタンクには、前記可撓性素材同士の密着を防止し、且つ、インクを流すことが可能な溝を有する密着防止部材が設けられ、前記メインのインクタンクを加圧しない状態で前記開閉手段を開いて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して、当該サブのインクタンク内の残留物を排出する工程を行い、当該工程の後、前記メインのインクタンクを加圧して前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、及び前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する工程と、前記開閉手段を閉じ、前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路及び前記記録ヘッドに前記サブタンクから前記インクを充填する工程を実施することを特徴としている。
【0018】
この方法においても、インクの脱気度を低下させることなく簡易に、かつ、インクを余計に排出せずにインク充填を行なうことができる。
【0019】
また、本発明の請求項に係るインクジェット式記録装置では、前記サブのインクタンクは、インク充填量によるインクタンクの変形により変位する突起を有する部材が設けられ、その変位を検出することにより前記サブタンク内のインク量を管理することを特徴としている。これにより、サブのインクタンク内のインク量を確実に管理することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明のインクジェット式記録装置の実施の形態に係るインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図である。このインクジェット式プリンタ1は、フレーム2により用紙が通過可能な幅の窓3が形成されている。そして、窓3の上部には、主走査方向に往復移動可能なキャリッジ4に搭載されており、インク滴を吐出する記録へッド5が配設され、窓3の下部には、用紙を支持する用紙ガイド部材6が配設されている。さらに、フレーム2の図示右サイドには、内蔵されている制御部を操作するための操作パネル7が配設され、フレーム2の図示左サイドには、開閉可能なカバー8により覆われており、着脱可能なメインタンク10B、10Y、10C、10M(図2参照)を収納するメインタンク収納部9が配設されている。
【0022】
図2は、図1のインクジェット式プリンタ1の記録部の詳細を示す図である。キャリッジ4は、タイミングベルト31を介してキャリッジ駆動モータ32により往復駆動可能に構成されている。このキャリッジ4には、インク供給システム40から供給されるブラックのインク滴を吐出する記録ヘッド5aとイエロー、シアン、マゼンタの各インク滴を吐出する記録ヘッド5bが搭載されている。
【0023】
インク供給システム40は、各色のインクが貯留されているメインタンク10B、10Y、10C、10Mと、メインタンク10B、10Y、10C、10Mからの各色のインクを一時的に貯留するサブタンク20B、20Y、20C、20Mと、メインタンク収納部9に配設されてメインタンク10B、10Y、10C、10Mを収容する加圧室41B、41Y、41C、41Mが配設されている。そして、各加圧室41B、41Y、41C、41Mは、圧力検出器51B、51Y、51C、51M及び圧力開放用の電磁バルブ52B、52Y、52C、52Mを介して加圧ポンプ53の吐出口53aに接続されている。
【0024】
さらに、メインタンク10B、10Y、10C、10Mとサブタンク20B、20Y、20C、20Mを接続するインク輸送管42B、42Y、42C、42Mと、インク輸送管42B、42Y、42C、42Mの途中に接続された電磁バルブ43B、43Y、43C、43Mと、サブタンク20B、20Y、20C、20Mと記録ヘッド5a、5bを接続するインク供給チューブ44B、44Y、44C、44Mが配設されている。
【0025】
用紙ガイド部材6の図示右サイドとなる非印刷傾城には、非印刷時に記録ヘッド5a、5bのインク乾燥に起因する目詰まり防止と、記録ヘッド5a、5bへのインクの初期充填や目詰まり解消のために、吸引ポンプ45により記録ヘッド5a、5bに負圧を作用させるキャッピング装置46が配設されている。また、用紙ガイド部材6は、吸引ポンプ47の吸引口47aからの負圧を用紙に作用させて用紙を固定するために、用紙に対向する面に細孔が穿設された支持板6aが配設されている。
【0026】
図3は、上記メインタンク10(10B、10Y、10C、10M)の詳細構造を示す斜視図である。このメインタンク10は、容積変化可能な柔軟性を有する可撓性素材により、インク量の変化に柔軟に追従できるサイズ、例えば1000cc程度の容量の気密性を有する袋状に形成されている。そして、一方の短辺側には、インク輸送管42B、42Y、42C、42Mと接続可能な接続口10aが設けられ、他方の短辺側の中央部は、無用に膨張するのを阻止するために溶着され、また、長辺側には、可及的に容積を拡大するためにマチ10bが設けられている。
【0027】
メインタンク10の構成材料としては、ガスバリア性を確保するために例えばアルミ箔を中間層として2枚のフィルム、例えば外側をナイロンフィルム、内側をポリエチレンフィルムにより挟み込んだアルミラミネートフィルムが使用可能である。さらに、可撓性及び遮気性に加えて透光性を備えたポリエチレンテレフタレート(PET)やナイロン等の高分子フィルムの表面に酸化珪素を蒸着して酸化珪素層を形成し、これの表面を熱溶着性に優れたポリエチレン等の高分子フィルムを積層して成る光透過性フィルムも使用可能である。
【0028】
図4(A)、(B)は、上記サブタンク20(20B、20Y、20C、20M)の詳細構造を示す平面図及びB−B線断面図である。このサブタンク20は、内部にインクが貯留されるインクパック21と、インクパック21の内面同士の密着を防止する密着防止部材22と、インクパック21内のインク量を検出するインク量検出手段23と、インクパック21を固定する固定板24を備えている。
【0029】
図5は、上記インクパック21の詳細構造を示す斜視図である。このインクパック21は、容積変化可能な柔軟性を有する可撓性素材により、インク量の変化に柔軟に追従できるサイズ、例えば5cc〜300cc程度の容量の気密性を有する袋状に形成されている。そして、対向する辺には、それぞれインク輸送管42B、42Y、42C、42Mと接続可能な流入口21aと、インク供給チューブ44B、44Y、44C、44Mと接続可能な流出口21bが設けられている。
【0030】
インクパック21の構成材料としては、ガスバリア性を確保するために例えばアルミ箔を中間層として2枚のフィルム、例えば外側をナイロンフィルム、内側をポリエチレンフィルムにより挟み込んだアルミラミネートフィルムが使用可能である。さらに、可撓性及び遮気性に加えて透光性を備えたポリエチレンテレフタレート(PET)やナイロン等の高分子フィルムの表面に酸化珪素を蒸着して酸化珪素層を形成し、これの表面を熱溶着性に優れたポリエチレン等の高分子フィルムを積層して成る光透過性フィルムも使用可能である。
【0031】
そして、図4に示すように、インクパック21の一面側には、インク量検出手段23が接着されており、インクパック21の他面側は、固定板24に接着されている。インク量検出手段23は、インクパック21の一面側に接着される略板状に形成された接着部23aと、この接着部23aの下部に接着部23aの面と直交するように略板状に一体形成された検出部23bを備えている。
【0032】
図6(A)、(B)、(C)、(D)は、上記密着防止部材22の詳細構造を示す一側面図、一面側の平面図、他側面図、他面側の平面図である。この密着防止部材22は、プラスチック等により、インクパック21の内部形状よりも若干小さい矩形板状に形成されている。そして、図6(B)に示すように、密着防止部材22の一面側には、断面が矩形状の溝22aが井桁状に形成され、図6(D)に示すように、密着防止部材22の他面側には、同様の断面が矩形状の溝22aが十字状に形成されている。
【0033】
図7(A)、(B)は、上記インクパック21と上記密着防止部材22の配設状態を示す側面図及び平面図である。密着防止部材22は、インクパック21の内部にフリー状態で収納されている。このような構成によれば、インクパック21がインクの充填・消費により膨張・収縮する際に密着防止部材22に引っ掛かることはないので、インク量検出手段23の誤動作を防止することができる。また、メインタンク10から供給されるインクは溝22aに沿ってインクパック21内に流れ込むので、インクパック21をスムーズに初期充填することができる。
【0034】
図8(A)、(B)は、インク量検出手段23の動作を示す断面図である。インク量検出手段23の検出部23bの図示矢印a方向両側、すなわちインクパック21が内部のインク量の変動に対応して膨張収縮する方向両側には、スイッチ25a、25bが配設されている。スイッチ25aは、インクパック21が完全に収縮したときに、それに追従して変位する検出部23bにより押されて作動するスイッチであり、インクパック21内のインク量がインクロー(Ink Low)状態、すなわちインク量が例えば10g以下のほぼ空状態になったことを検出するようになっている。
【0035】
また、スイッチ25bは、インクパック21が完全に膨張したときに、それに追従して変位する検出部23bにより押されて作動するスイッチであり、インクパック21内のインク量がインクフル(Ink Full)状態、すなわちインク量が例えば20g以上のほぼ満杯状態になったことを検出するようになっている。そして、スイッチ25a、25bが作動しない状態、すなわちインクパック21内のインク量がインクロー(Ink Low)状態〜インクフル(Ink Full)状態の間にあるときが、通常使用時として設定されている。
【0036】
図9(A)、(B)は、インクパックの別の詳細構造を示す側面図及び平面図である。このインクパック21′は、上述した矩形板状の密着防止部材22は備えておらず、インク量検出手段23が接着されるインクパック21の一面に半円凸状断面の密着防止部材22′が例えばプレス成形により形成されている。このように、インクパック21の一面を変形させて密着防止部材22′を形成しているので、上述した矩形板状の密着防止部材22を別材で用意する必要が無くなると共に、インクパック21′を成形するときに同時に密着防止部材22′も成形することができるので、サブタンク20のコストを低減させることができる。
【0037】
以上のように、矩形板状の密着防止部材22は、図4に示すように、インクパック21内にフリー状態で収納されており、また、半円凸状断面の密着防止部材22′は、図9及び図4に示すように、インク量検出手段23の接着部23aとインクパック21′の一面との接着面を避けるように形成されているので、各密着防止部材22、22′共にインク量検出手段23の検出部23bとは干渉しない。よって、インクパック22、22′内のインク量を高精度に常時検出することが可能となるので、インク供給不足による印刷不良を防止することができる。
【0038】
以上のような構成において、図10に示すように、メインタンク10(10B、10Y、10C、10M)は、接続口10aがインク輸送管42(42B、42Y、42C、42M)に接続され、サブタンク20(20B、20Y、20C、20M)は、流入口21aがインク輸送管42に接続され、流出口21bがインク供給チューブ44(44B、44Y、44C、44M)に接続されている。
【0039】
そして、メインタンク10に掛かる圧力を検出する圧力検出器51(51B、51Y、51C、51M)、圧力開放用の電磁バルブ52(52B、52Y、52C、52M)、加圧ポンプ53、電磁バルブ43(43B、43Y、43C、43M)、サブタンク20のインク量検出手段23の変位により作動するスイッチ25a、25b及び各吸引ポンプ45、47は、制御装置50と電気的に接続されており、メインタンク10内及びサブタンク20内のインク量のチェック等、各吸引ポンプ45、47及び加圧ポンプ53の駆動等、及び各電磁バルブ43、52の開閉を制御するようになっている。なお、図10においては、便宜上、メインタンク10、サブタンク20、加圧室41、インク輸送管42、電磁バルブ43及びインク供給チューブ44等は上述した各色のインク別には示しておらず、一色分のみを示している。
【0040】
このような構成において、初期充填の第1の動作例を図10及び図11のフローチャートを参照して説明する。なお、初期状態では、全色分のサブタンク20内には空気及び組立行程で入る送品液が入っている。先ず、制御装置50は、図示しないホストコンピュータからの初期充填指令を受けると、加圧ポンプ53は停止させた状態、すなわちメインタンク10を加圧しない状態で、各電磁バルブ43を開けて、メインタンク10とサブタンク20の水頭差が作用した状態にする(ステップS1)。
【0041】
そして、記録ヘッド5を非印刷領域側へ移動させて記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する(ステップS2)。続いて、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46の負圧を記録ヘッド5を介して各インク供給チューブ44、各サブタンク20及び各インク輸送管42に作用させ、これら部材内に残留している空気や送品液をキャッピング装置46に排出させる(ステップS3)。
【0042】
この吸引ポンプ45の作動を所定時間継続することにより、各サブタンク20内を高負圧状態とし、各サブタンク20を大気圧により押し潰して空気及び送品液をキャッピング装置46に完全に排出させる(ステップS4)。これにより、従来は排出が困難であった開状態の各電磁バルブ43から各メインタンク10までの各インク輸送管42内に残留している空気も、各メインタンク10からのインクと共にキャッピング装置46に完全に排出させることができる。
【0043】
次に、制御装置50は、吸引ポンプ45を停止させ(ステップS5)、各電磁バルブ43を開けた状態で、加圧ポンプ53を作動させて各加圧室41内に空気を供給し、各メインタンク10を加圧して高負圧状態となっている各サブタンク20へ各メインタンク10内のインクを流入させる(ステップS6)。そして、各サブタンク20内のインク量が、例えば20g以上のインクフル(Ink Full)状態であるか否かを判断し(ステップS7)、各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態になったら各電磁バルブ43を閉じる(ステップS8)。
【0044】
なお、上記ステップS7のループがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例えば各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態となるのに十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時間を越えたら強制的に上記ステップS8へ進むように設定してもよい。ただし、この場合は各メインタンク10から各サブタンク20へインクが供給されなかったとしても、初期充填は続行されてしまうので、それを回避するには、例えば上記設定時間を越えたらフェータルエラー(故障)としたり、インクエンドエラー(各メインタンク10のインクが無い状態)となるように設定してもよい。
【0045】
そして、必要に応じて記録ヘッド5を駆動させてキャッピング装置46内にインクを吐出させるフラッシング、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46内のインクを吸引して排出させる吸引等のメンテナンス動作を実施する(ステップS9)。これにより、記録ヘッド5のアクチュエータ周辺にこびり付いていた微細な気泡が剥離、溶解する。なお、フラッシング時は、記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する必要はなく、記録ヘッド5をキャッピング装置46上に位置決めするのみでもよい。以上により、各サブタンク20への初期充填処理及び記録ヘッド5への初期充填処理が完了する。
【0046】
次に、初期充填の第2の動作例を図10及び図12のフローチャートを参照して説明する。なお、初期状態では、全色分のサブタンク20内には空気及び組立行程で入る送品液が入っている。先ず、制御装置50は、図示しないホストコンピュータからの初期充填指令を受けると、加圧ポンプ53は停止させた状態、すなわちメインタンク10を加圧しない状態で、各電磁バルブ43を開けて、メインタンク10とサブタンク20の水頭差が作用した状態にする(ステップS11)。
【0047】
そして、記録ヘッド5を非印刷領域側へ移動させて記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する(ステップS12)。続いて、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46の負圧を記録ヘッド5を介して各インク供給チューブ44、各サブタンク20及び各インク輸送管42に作用させ、これら部材内に残留している空気や送品液をキャッピング装置46に排出させる(ステップS13)。
【0048】
この吸引ポンプ45の作動を所定時間継続することにより、各サブタンク20内を高負圧状態とし、各サブタンク20を大気圧により押し潰して空気及び送品液をキャッピング装置46に完全に排出させる(ステップS14)。これにより、従来は排出が困難であった開状態の各電磁バルブ43から各メインタンク10までの各インク輸送管42内に残留している空気も、各メインタンク10からのインクと共にキャッピング装置46に完全に排出させることができる。
【0049】
次に、制御装置50は、吸引ポンプ45を停止させ(ステップS15)、各電磁バルブ43を閉じる(ステップS16)。そして、加圧ポンプ53を作動させて各加圧室41内に空気を供給し、各メインタンク10を所定圧力まで加圧した後に加圧ポンプ53を停止させる(ステップS17)。続いて、各電磁バルブ43を開けて高負圧状態となっている各サブタンク20へ各メインタンク10内のインクを流入させる(ステップS18)。そして、各サブタンク20内のインク量が、例えば20g以上のインクフル(Ink Full)状態であるか否かを判断し(ステップS19)、各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態になったら各電磁バルブ43を閉じる(ステップS20)。
【0050】
なお、上記ステップS19のループがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例えば各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態となるのに十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時間を越えたら強制的に上記ステップS20へ進むように設定してもよい。ただし、この場合は各メインタンク10から各サブタンク20へインクが供給されなかったとしても、初期充填は続行されてしまうので、それを回避するには、例えば上記設定時間を越えたらフェータルエラー(故障)としたり、インクエンドエラー(各メインタンク10のインクが無い状態)となるように設定してもよい。
【0051】
そして、必要に応じて記録ヘッド5を駆動させてキャッピング装置46内にインクを吐出させるフラッシング、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46内内のインクを吸引して排出させる吸引等のメンテナンス動作を実施する(ステップS21)。これにより、記録ヘッド5のアクチュエータ周辺にこびり付いていた微細な気泡が剥離、溶解する。なお、フラッシング時は、記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する必要はなく、記録ヘッド5をキャッピング装置46上に位置決めするのみでもよい。以上により、各サブタンク20への初期充填処理及び記録ヘッド5への初期充填処理が完了する。
【0052】
次に、初期充填の第3の動作例を図10及び図13のフローチャートを参照して説明する。なお、初期状態では、全色分のサブタンク20内には空気及び組立行程で入る送品液が入っている。先ず、制御装置50は、図示しないホストコンピュータからの初期充填指令を受けると、加圧ポンプ53は停止させた状態、すなわちメインタンク10を加圧しない状態で、各電磁バルブ43を開けて、メインタンク10とサブタンク20の水頭差が作用した状態にする(ステップS31)。
【0053】
そして、記録ヘッド5を非印刷領域側へ移動させて記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する(ステップS32)。続いて、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46の負圧を記録ヘッド5を介して各インク供給チューブ44、各サブタンク20及び各インク輸送管42に作用させ、これら部材内に残留している空気や送品液をキャッピング装置46に排出させる(ステップS33)。
【0054】
この吸引ポンプ45の作動を所定時間継続することにより、各サブタンク20内を高負圧状態とし、各サブタンク20を大気圧により押し潰して空気及び送品液をキャッピング装置46に完全に排出させる(ステップS34)。これにより、従来は排出が困難であった開状態の各電磁バルブ43から各メインタンク10までの各インク輸送管42内に残留している空気も、各メインタンク10からのインクと共にキャッピング装置46に完全に排出させることができる。
【0055】
次に、制御装置50は、吸引ポンプ45を停止させ(ステップS35)、各電磁バルブ43を開けた状態で、加圧ポンプ53を作動させて各加圧室41内に空気を供給し、各メインタンク10を加圧して高負圧状態となっている各サブタンク20へ各メインタンク10内のインクを流入させる(ステップS36)。そして、各サブタンク20内のインク量が、例えば20g以上のインクフル(InkFull)状態であるか否かを判断し(ステップS37)、各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態になったら各電磁バルブ43を閉じる(ステップS38)。
【0056】
なお、上記ステップS37のループがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例えば各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態となるのに十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時間を越えたら強制的に上記ステップS38へ進むように設定してもよい。ただし、この場合は各メインタンク10から各サブタンク20へインクが供給されなかったとしても、初期充填は続行されてしまうので、それを回避するには、例えば上記設定時間を越えたらフェータルエラー(故障)としたり、インクエンドエラー(各メインタンク10のインクが無い状態)となるように設定してもよい。
【0057】
ここで、初期充填直後の印刷品質を確保するためには、記録ヘッド5内の流れの淀んだ部分に残った気泡をインク中に溶解させる必要があるため、脱気度の高いインクを記録ヘッド5へ一定量流す必要がある。そこで、制御装置50は、記録ヘッド5の初期充填を行う。すなわち、吸引ポンプ45を作動させ(ステップS39)、この吸引ポンプ45の作動を所定時間継続することにより、各サブタンク20内の全インク量の例えば50%を吸引してキャッピング装置46に排出させ(ステップS40)、その後に吸引ポンプ45を停止させる(ステップS41)。
【0058】
次に、制御装置50は、記録ヘッド5への初期充填により消耗したインクを補給するために、各電磁バルブ43を開けて、各サブタンク20へ各メインタンク10内のインクを流入させる。そして、各サブタンク20内のインク量が、インクフル(Ink Full)状態であるか否かを判断し、各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態になったら各電磁バルブ43を閉じる。
【0059】
なお、ここでも、上記インクフル(Ink Full)状態の判断ループがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例えば各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態となるのに十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時間を越えたら強制的に次の工程へ進むように設定してもよい。
【0060】
そして、必要に応じて記録ヘッド5を駆動させてキャッピング装置46内にインクを吐出させるフラッシング、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46内のインクを吸引して排出させる吸引等のメンテナンス動作を実施する(ステップS42)。これにより、記録ヘッド5のアクチュエータ周辺にこびり付いていた微細な気泡が剥離、溶解する。なお、フラッシング時は、記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する必要はなく、記録ヘッド5をキャッピング装置46上に位置決めするのみでもよい。以上により、各サブタンク20への初期充填処理及び記録ヘッド5への初期充填処理が完了する。
【0061】
次に、初期充填の第4の動作例を図10及び図14のフローチャートを参照して説明する。なお、初期状態では、全色分のサブタンク20内には空気及び組立行程で入る送品液が入っている。先ず、制御装置50は、図示しないホストコンピュータからの初期充填指令を受けると、加圧ポンプ53は停止させた状態、すなわちメインタンク10を加圧しない状態で、各電磁バルブ43を開けて、メインタンク10とサブタンク20の水頭差が作用した状態にする(ステップS51)。
【0062】
そして、記録ヘッド5を非印刷領域側へ移動させて記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する(ステップS52)。続いて、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46の負圧を記録ヘッド5を介して各インク供給チューブ44、各サブタンク20及び各インク輸送管42に作用させ、これら部材内に残留している空気や送品液をキャッピング装置46に排出させる(ステップS53)。
【0063】
この吸引ポンプ45の作動を所定時間継続することにより、各サブタンク20内を高負圧状態とし、各サブタンク20を大気圧により押し潰して空気及び送品液をキャッピング装置46に完全に排出させる(ステップS54)。これにより、従来は排出が困難であった開状態の各電磁バルブ43から各メインタンク10までの各インク輸送管42内に残留している空気も、各メインタンク10からのインクと共にキャッピング装置46に完全に排出させることができる。
【0064】
次に、制御装置50は、吸引ポンプ45を停止させ(ステップS55)、各電磁バルブ43を閉じる(ステップS56)。そして、加圧ポンプ53を作動させて各加圧室41内に空気を供給し、各メインタンク10を所定圧力まで加圧した後に加圧ポンプ53を停止させる(ステップS57)。続いて、各電磁バルブ43を開けて高負圧状態となっている各サブタンク20へ各メインタンク10内のインクを流入させる(ステップS58)。そして、各サブタンク20内のインク量が、例えば20g以上のインクフル(Ink Full)状態であるか否かを判断し(ステップS59)、各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態になったら各電磁バルブ43を閉じる(ステップS60)。
【0065】
なお、上記ステップS59のループがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例えば各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態となるのに十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時間を越えたら強制的に上記ステップS60へ進むように設定してもよい。ただし、この場合は各メインタンク10から各サブタンク20へインクが供給されなかったとしても、初期充填は続行されてしまうので、それを回避するには、例えば上記設定時間を越えたらフェータルエラー(故障)としたり、インクエンドエラー(各メインタンク10のインクが無い状態)となるように設定してもよい。
【0066】
ここで、初期充填直後の印刷品質を確保するためには、記録ヘッド5内の流れの淀んだ部分に残った気泡をインク中に溶解させる必要があるため、脱気度の高いインクを記録ヘッド5へ一定量流す必要がある。そこで、制御装置50は、記録ヘッド5の初期充填を行う。すなわち、吸引ポンプ45を作動させ(ステップS61)、この吸引ポンプ45の作動を所定時間継続することにより、各サブタンク20内の全インク量の例えば50%を吸引してキャッピング装置46に排出させ(ステップS62)、その後に吸引ポンプ45を停止させる(ステップS63)。
【0067】
次に、制御装置50は、記録ヘッド5への初期充填により消耗したインクを補給するために、各電磁バルブ43を開けて、各サブタンク20へ各メインタンク10内のインクを流入させる。そして、各サブタンク20内のインク量が、インクフル(Ink Full)状態であるか否かを判断し、各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態になったら各電磁バルブ43を閉じる。
【0068】
なお、ここでも、上記インクフル(Ink Full)状態の判断ループがトラブルにより必要以上に繰り返された場合は、例えば各サブタンク20内のインク量がインクフル(Ink Full)状態となるのに十分だと思われる時間を予め設定しておき、その設定時間を越えたら強制的に次の工程へ進むように設定してもよい。
【0069】
そして、必要に応じて記録ヘッド5を駆動させてキャッピング装置46内にインクを吐出させるフラッシング、吸引ポンプ45を作動させてキャッピング装置46内のインクを吸引して排出させる吸引等のメンテナンス動作を実施する(ステップS64)。これにより、記録ヘッド5のアクチュエータ周辺にこびり付いていた微細な気泡が剥離、溶解する。なお、フラッシング時は、記録ヘッド5をキャッピング装置46で封止する必要はなく、記録ヘッド5をキャッピング装置46上に位置決めするのみでもよい。以上により、各サブタンク20への初期充填処理及び記録ヘッド5への初期充填処理が完了する。
【0070】
なお、上記各実施形態では、本発明を1つのメインタンク10に対し1つのサブタンク20を有するインクジェット式プリンタ1に適用する場合について説明したが、以下で説明する1つのメインタンク10に対し複数のサブタンク20(記録ヘッド5)を有するインクジェット式記録装置にも適用可能である。
【0071】
図15は、1つのメインタンク10に対し複数のサブタンク20(記録ヘッド5)を有するインクジェット式記録装置を示す概略構成図である。なお、図10に示す構成と同一の構成箇所は同一番号を付して説明を省略する。このインクジェット式記録装置100は、サブタンク20を有する複数のプリンタ101と、1つのメインタンク10、メインタンク10に掛かる圧力を検出する圧力検出器51、圧力開放用の電磁バルブ52、加圧ポンプ53及びシステム制御部55を備えている。複数のプリンタ101は、高低差を付けて配設されている。
【0072】
各サブタンク20近傍のインク輸送管42には、電磁バルブ54(54B、54Y、54C、54M)が配設されている。これにより、サブタンク20へのインク供給が必要なプリンタ101のみに、メインタンク10からインクを供給することができるようになっている。また、各サブタンク20は、ダンパ5cを介して記録ヘッド5とインク供給チューブ44で接続されている。
【0073】
そして、システム制御部55は、各プリンタ101の制御部101a、圧力検出器51、圧力開放用の電磁バルブ52、加圧ポンプ53及び電磁バルブ43と電気的に接続されており、各プリンタ101や加圧ポンプ12の駆動等、メインタンク10内のインク量のチェック等及び各電磁バルブ43、52の開閉を制御するようになっている。また、各プリンタ101の制御部101aは、電磁バルブ54及びサブタンク20のインク量検出手段23の変位により作動するスイッチ25a、25bと電気的に接続されており、電磁バルブ54の開閉やサブタンク20内のインク残量チェック等を制御するようになっている。
【0074】
なお、図15においては、便宜上、メインタンク10、サブタンク20、加圧室41、インク輸送管42、電磁バルブ43及びインク供給チューブ44等は上述した各色のインク別には示していないが、実際にはメインタンク10及びサブタンク20は各色毎に設けられて各色毎のインク輸送管42及びインク供給チューブ44等でそれぞれ接続されている。
【0075】
以上のように、1つのメインタンク10から複数のサブタンク20へインクを供給しているので、複数のプリンタ1を備えていても1つのメインタンク10のみを交換すれば良く、作業効率を向上させることができる。また、メインタンク10とサブタンク20の間のインク輸送管42内の動圧は影響せず、記録ヘッド5とサブタンク20の間のインク供給チューブ44内による動圧のみが影響するので、印字品質を低下させることはない。また、複数のプリンタ1を高低差を付けてレイアウトしているが、各プリンタ1に対応したサブタンク20と記録ヘッド5の水頭差が一定になるようにサブタンク20をレイアウトしているので、サブタンク20からメインタンク10のインク供給が可能であると共に、印字品質を確保することが可能となる。
【0076】
なお、メインタンク10を複数配設しても良く、その場合はあるメインタンク10内のインクが残り僅かになったときには、他のメインタンク10に即座に切り替えることができるので、切り替えたメインタンク10を使用している間に、インクが残り僅かになったメインタンク10をインクが満たされた新規のメインタンク10に交換することができる。
【0077】
さらに、記録ヘッド5を複数配設しても、静圧、すなわちサブタンク20との上下方向のレイアウトと、動圧、すなわち複数の記録ヘッド5を同時に印字させてもインク供給チューブ44内で発生する動圧が問題無いレベル、例えば1ヘッド当たりのノズル数や時間当たり吐出するインク量が少ない場合が成り立てば問題無いので、複数ヘッドによるレイアウトにより設計の自由度を高めることができる。
【0078】
図16は、図1のインクジェット式プリンタ1の記録部の別の形態の詳細を示す図である。なお、図10に示す構成と同一の構成箇所は同一番号を付して説明を省略する。メインタンク10は、表面にインク残量検出板11が取り付けられて加圧室41(41B、41Y、41C、41M)に収容されている。加圧室41は、内圧を任意に調整するために電磁バルブ48(48B、48Y、48C、48M)を介して吸引ポンプ47の吐出口47bと接続され、また電磁バルブ49を介して大気に接続されている。
【0079】
そして、メインタンク10のインク残量検出板11の変位を検出する検出部12、サブタンク20のインク量検出手段23の変位により作動するスイッチ25a、25b、各電磁バルブ43、48、49及び各吸引ポンプ45、47は、制御装置50と電気的に接続されており、メインタンク10内のインク残量及びサブタンク20内のインク量のチェック等、各吸引ポンプ45、47の駆動等、及び各電磁バルブ43、48、49の開閉を制御するようになっている。なお、図16においては、便宜上、メインタンク10、サブタンク20、加圧室41、インク輸送管42、電磁バルブ43及びインク供給チューブ44等は上述した各色のインク別には示しておらず、一色分のみを示している。
【0080】
このように、吸引ポンプ47の吸気と排気を用いて用紙の固定とメインタンク10の加圧を兼用するようにしているので、図10や図15に示す加圧ポンプ53は不要とすることができ、インクジェット式プリンタ1の小型化やコスト低減化を図ることができる。
【0081】
なお、上述した各実施形態では、サブタンク20は密着防止部材22を備えた例で説明したが、密着防止部材22が無いサブタンクでも同様に適用可能である。また、上述した実施形態では、プリンタを例に説明したが、これに限られるものではなく、サブタンクを有する記録装置、例えばファクシミリ装置やコピー装置等にも適用可能である。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るインク充填方法及びインクジェット式記録装置によれば、記録ヘッドからサブのインクタンクを経て開閉手段に至る間の空気等のみならず、開閉手段からメインのインクタンクまでの間の流路にある空気も同一の動作仕様で記録ヘッド側から排出することができる。したがって、サブのインクタンクに充填されたインクの脱気度を短時間で容易に向上させることができ、インク滴の吐出性能を高性能な状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録装置の実施の形態に係るインクジェット式プリンタの構成例を示す斜視図である。
【図2】図1のインクジェット式プリンタの記録部の詳細を示す図である。
【図3】図1のインクジェット式プリンタのメインタンクの詳細構造を示す斜視図である。
【図4】図1のインクジェット式プリンタのサブタンクの詳細構造を示す平面図及びB−B線断面図である。
【図5】図4のサブタンクのインクパックの詳細構造を示す斜視図である。
【図6】図4のサブタンクの密着防止部材の詳細構造を示す一側面図、一面側の平面図、他側面図、他面側の平面図である。
【図7】図4のサブタンクのインクパックと上記密着防止部材の配設状態を示す側面図及び平面図である。
【図8】図4のサブタンクのインク量検出手段の動作を示す断面図である。
【図9】図4のサブタンクのインクパックの別の詳細構造を示す側面図及び平面図である。
【図10】図1のインクジェット式プリンタの記録部の詳細を示す図である。
【図11】図1のインクジェット式プリンタの初期充填の動作例を示す第1のフローチャートである。
【図12】図1のインクジェット式プリンタの初期充填の動作例を示す第2のフローチャートである。
【図13】図1のインクジェット式プリンタの初期充填の動作例を示す第3のフローチャートである。
【図14】図1のインクジェット式プリンタの初期充填の動作例を示す第4のフローチャートである。
【図15】本発明が適用可能な1つのメインタンクに対し複数のサブタンク(記録ヘッド)を有するインクジェット式記録装置を示す概略構成図である。
【図16】図1のインクジェット式プリンタの記録部の別の形態の詳細を示す図である。
【符号の説明】
1 インクジェット式プリンタ
2 フレーム
3 窓
4 キャリッジ
5 記録ヘッド
6 用紙ガイド部材
7 操作パネル
8 カバー
9 メインタンク収納部
10 メインタンク
11 インク残量検出板
20 サブタンク
21、21′ インクパック
22、22′ 密着防止部材
22a 溝
23 インク量検出手段
23a 接着部
23b 検出部
24 固定板
25a、25b スイッチ
41 加圧室
42 インク輸送管
43、48、54 電磁バルブ
44 インク供給チューブ
45、47 吸引ポンプ
46 キャッピング装置
50 制御装置
51 圧力検出器
49、52 圧力開放用電磁バルブ
53 加圧ポンプ
55 システム制御部
100 インクジェット式記録装置
101 プリンタ

Claims (10)

  1. インクが貯留されているメインのインクタンクと、
    前記メインのインクタンクより上側に配設され、前記メインのインクタンクから加圧供給される前記インクを一時的に貯留する可撓性素材により構成されるサブのインクタンクと、
    前記サブのインクタンクから供給される前記インクをインク滴として吐出する記録ヘッドと、
    前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンクの間の流路を開閉する開閉手段とを有するインクジェット式記録装置のインク充填方法であって、
    前記サブのインクタンクには、前記可撓性素材同士の密着を防止し、且つ、インクを流すことが可能な溝を有する密着防止部材が設けられ、
    前記メインのインクタンクを加圧しない状態で前記開閉手段を開いて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して、当該サブのインクタンク内の残留物を排出する工程を行い、
    さらに、前記記録ヘッドに負圧を作用させ続け、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程を実施することを特徴とするインク充填方法。
  2. 前記開閉手段を開いた状態で前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程の後、
    前記メインのインクタンクを加圧して前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填することを特徴とする請求項1に記載のインク充填方法。
  3. 前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する際に、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路を開閉する開閉手段を閉じた状態で前記メインのインクタンクを加圧し、所定圧力に達した時点で前記開閉手段を開き、前記インクを充填することを特徴とする請求項2に記載のインク充填方法。
  4. 前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する際に、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路を開閉する開閉手段を開いた状態で、前記メインのインクタンクを加圧し、前記インクを充填することを特徴とする請求項2に記載のインク充填方法。
  5. 前記メインのインクタンクの加圧は、空気供給により行われることを特徴とする請求項2〜の何れか一項に記載のインク充填方法。
  6. 前記記録ヘッドの負圧の作用は、吸引により行われることを特徴とする請求項1または2に記載のインク充填方法。
  7. インクが貯留されているメインのインクタンクと、
    前記メインのインクタンクより上側に配設され、前記メインのインクタンクから加圧供給される前記インクを一時的に貯留する可撓性素材により構成されるサブのインクタンクと、
    前記サブのインクタンクから供給される前記インクをインク滴として吐出する記録ヘッドと、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンクの間の流路を開閉する開閉手段と、
    各部を制御して記録媒体に記録する制御装置とを有するインクジェット式記録装置であって、
    前記サブのインクタンクには、前記可撓性素材同士の密着を防止し、且つ、インクを流すことが可能な溝を有する密着防止部材が設けられ、
    前記制御装置は、インク充填方法において、前記メインのインクタンクを加圧しない状態で前記開閉手段を開いて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して、当該サブのインクタンク内の残留物を排出する工程を行い、
    さらに、前記記録ヘッドに負圧を作用させ続け、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程を実施することを特徴とするインクジェット式記録装置。
  8. 前記開閉手段を開いた状態で前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路、及び前記記録ヘッドに前記インクを充填する工程の後、
    前記メインのインクタンクを加圧して前記メインのインクタンクから前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する工程を実施することを特徴とする請求項に記載のインクジェット式記録装置。
  9. インクが貯留されているメインのインクタンクと、前記メインのインクタンクより上側に配設され、前記メインのインクタンクから加圧供給される前記インクを一時的に貯留する可撓性素材により構成されるサブのインクタンクと、前記サブのインクタンクから供給される前記インクをインク滴として吐出する記録ヘッドと、前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンクの間の流路を開閉する開閉手段と、各部を制御して記録媒体に記録する制御装置とを有するインクジェット式記録装置であって、
    前記サブのインクタンクには、前記可撓性素材同士の密着を防止し、且つ、インクを流すことが可能な溝を有する密着防止部材が設けられ、
    前記メインのインクタンクを加圧しない状態で前記開閉手段を開いて前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクを大気圧で押し潰して、当該サブのインクタンク内の残留物を排出する工程を行い、
    当該工程の後、前記メインのインクタンクを加圧して前記メインのインクタンクと前記サブのインクタンク間の流路、及び前記サブのインクタンクに前記インクを所定量充填する工程と、
    前記開閉手段を閉じ、前記記録ヘッドに負圧を作用させ、前記サブのインクタンクと前記記録ヘッド間の流路及び前記記録ヘッドに前記サブタンクから前記インクを充填する工程を実施することを特徴とするインクジェット式記録装置。
  10. 前記サブのインクタンクは、インク充填量によるインクタンクの変形により変位する突起を有する部材が設けられ、その変位を検出することにより前記サブタンク内のインク量を管理することを特徴とする請求項に記載のインクジェット式記録装置。
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