JP2003011386A - インクタンク並びにそれを備えた記録装置及び記録システム - Google Patents

インクタンク並びにそれを備えた記録装置及び記録システム

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JP2003011386A JP2001266044A JP2001266044A JP2003011386A JP 2003011386 A JP2003011386 A JP 2003011386A JP 2001266044 A JP2001266044 A JP 2001266044A JP 2001266044 A JP2001266044 A JP 2001266044A JP 2003011386 A JP2003011386 A JP 2003011386A
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ink tank
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卓 石澤
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仁俊 木村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインのインクタンクからサブのインクタン
クへのインクの初期充填を確実に行うことができるイン
クタンク並びにそれを備えた記録装置及び記録システム
を提供すること。 【解決手段】 インクが貯留されているメインのインク
タンク11から供給される前記インクを一時的に貯留す
るサブのインクタンク20を可撓性素材21により構成
し、前記可撓性素材同士の密着を防止する密着防止部材
22を設ける。これにより、メインのインクタンクから
サブのインクタンクへのインクの初期充填を行う際に、
サブのインクタンク内を一旦真空にしても、密着防止部
材によりサブのインクタンクを構成する可撓性素材同士
の密着を防止することができるので、上記初期充填をス
ムーズに行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクが貯留され
ているメインのインクタンクから供給される前記インク
を一時的に貯留するサブのインクタンク並びにそれを備
えた記録装置及び記録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、銀塩フィルムを用いるカメラに代
わってCCDとメモリを用いるデジタルカメラが普及し
てきているが、このようなデジタルカメラで撮った画像
は記録装置により記録媒体上に記録される。この記録装
置としては例えばインクジェット式プリンタが使用さ
れ、記録媒体としては例えば印刷用紙が使用される。こ
のような状況から、銀塩フィルムを現像し画像を印画紙
に焼き付けて写真とするいわゆるラボにおいても、イン
クジェット式プリンタを設置してデジタル画像を印刷す
るようになってきている。
【0003】上述したラボにおいてデジタル画像の印刷
量が増加した場合は、複数のインクジェット式プリンタ
を導入してシステム化する必要がある。従来、このよう
なインクジェット式プリンタシステムは実現されていな
いが、提案として各色毎に1つの大容量のメインのイン
クタンクを設置し、そのメインタンクと、容積変化可能
な柔軟性を有する可撓性素材で気密性を有する袋状に形
成された複数のサブのインクタンクと、複数のインクジ
ェット式プリンタとを配管接続してシステム化するとい
うものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述したインクジェッ
ト式プリンタシステムでは、最初にメインタンクからサ
ブタンクにインクを供給する前、すなわち初期充填前に
おいては、メインタンクとサブタンクの間にインクが存
在していないため、水頭差供給することができない。こ
のため、メインタンクとサブタンクの間の配管に配設さ
れているバルブを閉じ、サブタンク内を一旦真空にして
から上記バルブを開けることにより初期充填する必要が
ある。
【0005】ところが、サブタンク内を一旦真空にする
と、サブタンクを構成する可撓性素材同士が密着(閉
塞)し、初期充填することができない場合がある。さら
に、複数色のサブタンクが配設されているとき、そのう
ちの1つのサブタンクが閉塞していると、そのサブタン
クに接続されたプリントヘッドから他色のインクが逆流
してくるおそれがある。
【0006】本発明は、上記のような課題に鑑みなされ
たものであり、その目的は、メインのインクタンクから
サブのインクタンクへのインクの初期充填を確実に行う
ことができるインクタンク並びにそれを備えた記録装置
及び記録システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、本
発明の請求項1に係るインクタンクでは、インクが貯留
されているメインのインクタンクから供給される前記イ
ンクを一時的に貯留するサブのインクタンクであって、
可撓性素材により構成され、前記可撓性素材同士の密着
を防止する密着防止部材が設けられていることを特徴と
している。これにより、メインのインクタンクからサブ
のインクタンクへのインクの初期充填を行う際に、サブ
のインクタンク内を一旦真空にしても、密着防止部材に
よりサブのインクタンクを構成する可撓性素材同士の密
着を防止することができるので、上記初期充填をスムー
ズに行うことができる。さらに、複数色のサブのインク
タンクが配設されていても、そのうちの1つのサブのイ
ンクタンクが閉塞したときに生じるプリントヘッドから
の他色のインクの逆流を防止することができる。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1に記載
のインクタンクにおいて、前記密着防止部材は、前記サ
ブのインクタンクの内部に収納される板状部材であるこ
とを特徴としている。これにより、サブのインクタンク
がインクの充填・消費により膨張・収縮する際に密着防
止部材に引っ掛かることはないので、サブのインクタン
ク内のインク量を検出するインク量検出手段の誤動作を
防止することができる。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項2に記載
のインクタンクにおいて、前記板状部材は、表面に溝が
設けられていることを特徴としている。これにより、メ
インのインクタンクから供給されるインクは溝に沿って
サブのインクタンク内に流れ込むので、サブのインクタ
ンクをスムーズに初期充填することができる。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項1に記載
のインクタンクにおいて、前記密着防止部材は、前記サ
ブのインクタンクの素材に成形される凹凸部であること
を特徴としている。これにより、密着防止部材を別材で
用意する必要が無くなると共に、サブのインクタンクを
成形するときに同時に密着防止部材も成形することがで
きるので、サブのインクタンクのコストを低減させるこ
とができる。
【0011】請求項5に係る発明では、請求項1〜4の
何れか一項に記載のインクタンクにおいて、前記密着防
止部材は、前記サブのインクタンク内のインク量を検出
するインク量検出手段と干渉しないように配設されてい
ることを特徴としている。これにより、サブのインクタ
ンク内のインク量を高精度に常時検出することが可能と
なるので、インク供給不足による記録不良を防止するこ
とができる。
【0012】請求項6に係る発明では、請求項1〜5の
何れか一項に記載のインクタンクにおいて、前記メイン
のインクタンクから前記サブのインクタンクへの初期充
填は、前記サブのインクタンク内部を真空状態にしてか
ら行うことを特徴としている。これにより、サブのイン
クタンクへインクを確実に供給することができる。
【0013】また、上記目的達成のため、請求項7に係
る記録装置では、インク滴を記録媒体に吐出することに
より情報を記録する記録装置において、請求項1〜6の
何れか一項に記載のインクタンクを備えていることを特
徴としている。これにより、メインタンクからサブタン
クへのインクの供給は確実なものとなり、記録手段にお
ける記録不可の事態の発生を防止することができる。こ
れにより、上記各作用を奏する記録装置を提供すること
ができる。
【0014】また、上記目的達成のため、請求項8に係
る記録システムでは、インクを貯留する少なくとも1つ
のメインのインクタンクと、前記メインのインクタンク
と配管接続されており、前記メインのインクタンクから
供給される前記インクを複数の記録手段へそれぞれ供給
する請求項1〜6の何れか一項に記載の複数のサブのイ
ンクタンクとを備えたことを特徴としている。これによ
り、上記各作用を奏する記録システムを提供することが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態について詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の記録装置の実施の形態に
係るプリンタの構成例を示す斜視図である。図1に示す
プリンタ1は、フレーム2により印刷用紙が通過可能な
幅の窓3が形成されており、窓3の上部には主走査方向
に往復移動するキャリッジ4に搭載されたプリントへッ
ド5が配設され、窓3の下部には印刷用紙を支持する用
紙ガイド部材6が配設されている。さらに、フレーム2
の図示右サイドには、内蔵されている制御部を操作する
ための操作パネル7が配設され、フレーム2の図示左サ
イドには、開閉可能なカバー8により覆われており、着
脱可能なメインタンクが収納されるメインタンク収納部
9が配設されている。
【0017】通常、フルカラーのプリンタ1のプリント
へッド5は、ブラックインクを吐出するブラックインク
用のプリントへッドと、イエロー、シアン、マゼンタ等
の各色のインクを吐出する複数のカラーインク用のプリ
ントヘッドで構成されている。そして、各色のプリント
ヘッドは、対応する各色のサブタンクと配管接続されて
いる。このような構成において、印刷用紙を副走査方向
に間欠的に設定量ずつ送りつつキャリッジ4を主走査方
向に移動させ、サブタンクからプリントへッド5へ送ら
れてくるインクをインク滴として印刷用紙に吐出して印
刷するようになっている。
【0018】図2は、本発明の記録システムの実施の形
態に係るインクジェット式記録装置を示す概略構成図で
ある。このインクジェット式記録装置10は、複数の上
記プリンタ1、1つのメインタンク11、エアポンプ1
2とアキュムレータ13と大気開放機構19及びシステ
ム制御部14を備えている。複数のプリンタ1は、高低
差を付けて配設されている。
【0019】メインタンク11は、空気室11aとイン
ク室11bに分離されており、インク室11bは、各プ
リンタ1に設けられたサブタンク20と配管15で接続
され、貯留しているインクを各プリンタ1のサブタンク
20に供給するようになっている。サブタンク20は、
ダンパ5aを介してプリントヘッド5と配管20aで接
続され、貯留しているインクをプリントヘッド5に供給
するようになっている。
【0020】エアポンプ12は、アキュムレータ13と
大気開放機構19を介してメインタンク11の空気室1
1aと配管16で接続され、取り込んだ空気をメインタ
ンク11の空気室11aに供給するようになっている。
アキュムレータ13は、エアポンプ12の圧力の変動を
防止して圧力の安定化を図るようになっている。なお、
アキュムレータ13は特に設けなくても、インクジェッ
ト式記録装置10として機能させることは可能である。
大気開放機構19は、配管16内及び空気室11a内を
大気開放してエアポンプ12による加圧状態を解除する
ようになっている。
【0021】メインタンク11近傍の配管15には電磁
バルブ17が配設され、各サブタンク20近傍の配管1
5には電磁バルブ18が配設されている。そして、シス
テム制御部14は、各プリンタ1の制御部1a、メイン
タンク11、エアポンプ12、電磁バルブ17及び大気
開放機構19と電気的に接続されており、各プリンタ1
やエアポンプ12及び大気開放機構19の駆動等、メイ
ンタンク11内のインク残量チェック等及び電磁バルブ
17の開閉を制御するようになっている。また、各プリ
ンタ1の制御部1aは、電磁バルブ18やサブタンク2
0等と電気的に接続されており、電磁バルブ18の開閉
やサブタンク20内のインク残量チェック等を制御する
ようになっている。
【0022】なお、図2においては便宜上、メインタン
ク11、配管15、16及びサブタンク20は上述した
各色のインク別には示していないが、実際にはメインタ
ンク11及びサブタンク20は各色毎に設けられて各色
毎の配管15、16でそれぞれ接続されている。
【0023】このような構成において、その動作例を図
3のフローチャートを参照して説明する。システム制御
部14は、例えば図示しないホストコンピュータから印
刷指令を受けると、その指令を各プリンタ1の制御部1
aへ送る。すると、各プリンタ1の制御部1aは、受け
た印刷指令に基づいて印刷処理を開始すると共に、サブ
タンク20内のインク残量をチェックする(ステップS
1)。
【0024】そして、あるプリンタ1の制御部1aが、
サブタンク20内のインク残量が僅かになったことを検
出したら、その旨をシステム制御部14へ送る。する
と、システム制御部14は、エアポンプ12を駆動する
(ステップS2)と共に、電磁バルブ17を開け(ステ
ップS3)、さらに上記プリンタ1の制御部1aを介し
て電磁バルブ18を開ける(ステップS4)。
【0025】エアポンプ12は、メインタンク11の空
気室11aへ空気を供給することによりメインタンク1
1のインク室11b内のインクを加圧して、上記プリン
タ1のサブタンク20に供給して充填する(ステップS
5)。これにより、サブタンク20内のインクが不足す
るような事態を防止することができるので、インクを大
量消費する複数のプリンタ1へインクを十分に供給する
ことができる。
【0026】その後、上記プリンタ1の制御部1aは、
サブタンク20内のインクの充填が完了したことを検出
したら(ステップS6)、その旨をシステム制御部14
へ送る。すると、システム制御部14は、上記プリンタ
1の制御部1aを介して電磁バルブ18を閉め(ステッ
プS7)、エアポンプ12の駆動を停止し(ステップS
8)、さらに大気開放機構19を作動させて配管16内
及び空気室11a内を大気開放しエアポンプ12による
加圧状態を解除し(ステップS9)、最後に電磁バルブ
17を閉める(ステップS10)。
【0027】このように、大気開放機構19を作動させ
ることにより、インク供給が不要になったときは大気開
放して加圧状態を解除することができるので、加圧状態
が維持されることによる装置の故障等を無くすことがで
き、信頼性を高めることができると共に、加圧制御エラ
ーやインク供給エラー時の安全性を高めることができ
る。更に、エアポンプ12の連続駆動による電力消費を
低減することができる。
【0028】以上の動作をインクジェット式記録装置1
0が電源ON状態で繰り返す。なお、システム制御部1
4が、メインタンク11内のインク残量が僅かになった
ことを検出したら、その旨をホストコンピュータに送っ
て例えば表示手段に表示させる。これにより、ユーザ
は、該当するメインタンク11を新規なものに交換す
る。
【0029】図4(A)、(B)は、上記サブタンク2
0の詳細構造を示す平面図及びB−B線断面図である。
このサブタンク20は、内部にインクが貯留されるイン
クパック21と、インクパック21の内面同士の密着を
防止する密着防止部材22と、インクパック21内のイ
ンク量を検出するインク量検出手段23と、インクパッ
ク21を固定する固定板24を備えている。
【0030】このような構成のサブタンク20によれ
ば、メインタンク11からサブタンク20へのインクの
初期充填を行う際に、インクパック21内を一旦真空に
しても、密着防止部材22によりインクパック21の内
面同士の密着を防止することができるので、上記初期充
填をスムーズに行うことができる。さらに、複数色のサ
ブタンク20が配設されていても、そのうちの1つのイ
ンクパック21が閉塞したときに生じるプリントヘッド
5からの他色のインクの逆流を防止することができる。
【0031】図5は、上記インクパック21の詳細構造
を示す斜視図である。このインクパック21は、容積変
化可能な柔軟性を有する可撓性素材により、インク量の
変化に柔軟に追従できるサイズ、例えば5cc〜300
cc程度の容量の気密性を有する袋状に形成されてい
る。そして、対向する辺には、それぞれ配管15と接続
可能な流入口21aと、配管20aと接続可能な流出口
21bが設けられている。
【0032】インクパック21の構成材料としては、ガ
スバリア性を確保するために例えばアルミ箔を中間層と
して2枚のフィルム、例えば外側をナイロンフィルム、
内側をポリエチレンフィルムにより挟み込んだアルミラ
ミネートフィルムが使用可能である。さらに、可撓性及
び遮気性に加えて透光性を備えたポリエチレンテレフタ
レート(PET)やナイロン等の高分子フィルムの表面
に酸化珪素を蒸着して酸化珪素層を形成し、これの表面
を熱溶着性に優れたポリエチレン等の高分子フィルムを
積層して成る光透過性フィルムも使用可能である。
【0033】そして、図3に示すように、インクパック
21の一面側には、インク量検出手段23が接着されて
おり、インクパック21の他面側は、固定板24に接着
されている。インク量検出手段23は、インクパック2
1の一面側に接着される略板状に形成された接着部23
aと、この接着部23aの下部に接着部23aの面と直
交するように略板状に一体形成された検出部23bを備
えている。なお、このインク量検出手段23の動作は後
述する。
【0034】図6(A)、(B)、(C)、(D)は、
上記密着防止部材22の詳細構造を示す一側面図、一面
側の平面図、他側面図、他面側の平面図である。この密
着防止部材22は、プラスチック等により、インクパッ
ク21の内部形状よりも若干小さい矩形板状に形成され
ている。そして、図6(B)に示すように、密着防止部
材22の一面側には、断面が矩形状の溝22aが井桁状
に形成され、図6(D)に示すように、密着防止部材2
2の他面側には、同様の断面が矩形状の溝22aが十字
状に形成されている。
【0035】図7(A)、(B)は、上記インクパック
21と上記密着防止部材22の配設状態を示す側面図及
び平面図である。密着防止部材22は、インクパック2
1の内部にフリー状態で収納されている。このような構
成によれば、インクパック21がインクの充填・消費に
より膨張・収縮する際に密着防止部材22に引っ掛かる
ことはないので、インク量検出手段23の誤動作を防止
することができる。また、メインタンク11から供給さ
れるインクは溝22aに沿ってインクパック21内に流
れ込むので、インクパック21をスムーズに初期充填す
ることができる。
【0036】図8(A)、(B)は、インク量検出手段
23の動作を示す断面図である。インク量検出手段23
の検出部23bの図示矢印a方向両側、すなわちインク
パック21が内部のインク量の変動に対応して膨張収縮
する方向両側には、スイッチ25a、25bが配設され
ている。スイッチ25aは、インクパック21が完全に
収縮したときに、それに追従して変位する検出部23b
により押されて作動するスイッチであり、インクパック
21内のインク量がインクロー状態、すなわちほぼ空状
態になったことを検出するようになっている。また、ス
イッチ25bは、インクパック21が完全に膨張したと
きに、それに追従して変位する検出部23bにより押さ
れて作動するスイッチであり、インクパック21内のイ
ンク量がインクハイ状態、すなわちほぼ満杯状態になっ
たことを検出するようになっている。
【0037】図9(A)、(B)は、インクパックの別
の詳細構造を示す側面図及び平面図である。このインク
パック21′は、上述した矩形板状の密着防止部材22
は備えておらず、インク量検出手段23が接着されるイ
ンクパック21の一面に半円凸状断面の密着防止部材2
2′が例えばプレス成形により形成されている。このよ
うに、インクパック21の一面を変形させて密着防止部
材22′を形成しているので、上述した矩形板状の密着
防止部材22を別材で用意する必要が無くなると共に、
インクパック21′を成形するときに同時に密着防止部
材22′も成形することができるので、サブタンク20
のコストを低減させることができる。
【0038】以上のように、矩形板状の密着防止部材2
2は、図4に示すように、インクパック21内にフリー
状態で収納されており、また、半円凸状断面の密着防止
部材22′は、図9及び図4に示すように、インク量検
出手段23の接着部23aとインクパック21′の一面
との接着面を避けるように形成されているので、各密着
防止部材22、22′共にインク量検出手段23の検出
部23bとは干渉しない。よって、インクパック22、
22′内のインク量を高精度に常時検出することが可能
となるので、インク供給不足による印刷不良を防止する
ことができる。
【0039】また、上述した実施形態では、プリンタを
例に説明したが、これに限られるものではなく、サブタ
ンクを有する記録装置、例えばファクシミリ装置やコピ
ー装置等にも適用可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クタンク並びにそれを備えた記録装置及び記録システム
によれば、メインのインクタンクからサブのインクタン
クへのインクの初期充填を行う際に、サブのインクタン
ク内を一旦真空にしても、密着防止部材によりサブのイ
ンクタンクを構成する可撓性素材同士の密着を防止する
ことができる。したがって、上記初期充填をスムーズに
行うことができ、また、複数色のサブのインクタンクが
配設されていても、そのうちの1つのサブのインクタン
クが閉塞したときに生じるプリントヘッドからの他色の
インクの逆流を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の実施の形態に係るプリンタ
の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明の記録システムの実施の形態に係るイン
クジェット式記録装置を示す概略構成図である。
【図3】図2のインクジェット式記録装置の動作例を示
すフローチャートである。
【図4】図2のインクジェット式記録装置のサブタンク
の詳細構造を示す平面図及びB−B線断面図である。
【図5】図4のサブタンクのインクパックの詳細構造を
示す斜視図である。
【図6】図4のサブタンクの密着防止部材の詳細構造を
示す一側面図、一面側の平面図、他側面図、他面側の平
面図である。
【図7】図4のサブタンクのインクパックと上記密着防
止部材の配設状態を示す側面図及び平面図である。
【図8】図4のサブタンクのインク量検出手段の動作を
示す断面図である。
【図9】図4のサブタンクのインクパックの別の詳細構
造を示す側面図及び平面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 フレーム 3 窓 4 キャリッジ 5 プリントヘッド 6 用紙ガイド部材 7 操作パネル 8 カバー 9 メインタンク収納部 10 インクジェット式記録装置 11 メインタンク 12 エアポンプ 13 アキュムレータ 14 システム制御部 15、16 配管 17、18 電磁バルブ 19 大気開放機構 20 サブタンク 21、21′ インクパック 22、22′ 密着防止部材 22a 溝 23 インク量検出手段 23a 接着部 23b 検出部 24 固定板 24a、24b スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 淳 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA24 EA29 EB21 EB51 EC17 EC18 EC20 EC64 KA08 KB04 KB08 KB34 KB35 KB37 KC02 KC14 KC16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクが貯留されているメインのインク
    タンクから供給される前記インクを一時的に貯留するサ
    ブのインクタンクであって、 可撓性素材により構成され、前記可撓性素材同士の密着
    を防止する密着防止部材が設けられていることを特徴と
    するインクタンク。
  2. 【請求項2】 前記密着防止部材は、前記サブのインク
    タンクの内部に収納される板状部材であることを特徴と
    する請求項1に記載のインクタンク。
  3. 【請求項3】 前記板状部材は、表面に溝が設けられて
    いることを特徴とする請求項2に記載のインクタンク。
  4. 【請求項4】 前記密着防止部材は、前記サブのインク
    タンクの素材に成形される凹凸部であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクタンク。
  5. 【請求項5】 前記密着防止部材は、前記サブのインク
    タンク内のインク量を検出するインク量検出手段と干渉
    しないように配設されていることを特徴とする請求項1
    〜4の何れか一項に記載のインクタンク。
  6. 【請求項6】 前記メインのインクタンクから前記サブ
    のインクタンクへの初期充填は、前記サブのインクタン
    ク内部を真空状態にしてから行うことを特徴とする請求
    項1〜5の何れか一項に記載のインクタンク。
  7. 【請求項7】 インク滴を記録媒体に吐出することによ
    り情報を記録する記録装置において、 請求項1〜6の何れか一項に記載のインクタンクを備え
    ていることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 インクを貯留する少なくとも1つのメイ
    ンのインクタンクと、 前記メインのインクタンクと配管接続されており、前記
    メインのインクタンクから供給される前記インクを複数
    の記録手段へそれぞれ供給する請求項1〜6の何れか一
    項に記載の複数のサブのインクタンクとを備えたことを
    特徴とする記録システム。
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JP2020078895A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 セイコーエプソン株式会社 液体容器および液体噴射装置

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