JP4086300B2 - 継手部材の製造方法およびそのための金型装置 - Google Patents

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本発明は、例えば自動車のステアリング装置に組み込み、ハンドル軸の動きをステアリングギアに伝達するための構成部材である緩衝要素を有する継手部材、および自在継手のヨークの製造方法、および、それらの継手部材を鍛造するための金型装置に関する。
図31は、自動車のステアリング装置の一般的構成を示す説明図である。ステアリングホイール1の動きはステアリングコラム2内に回転自在に設けたステアリングシャフト(図示省略)および中間シャフト3を介してステアリングギア4に伝達され、このステアリングギア4によって車輪の方向を操舵する。通常、上記ステアリングシャフトとステアリングギア4の入力軸とは互いに同一直線上に設けることが出来ない。
このため従来から上記ステアリングシャフトとステアリングギア4への入力軸5の間に中間シャフト3を設け、この中間シャフト3の両端部とステアリングシャフトおよび入力軸5の端部とを自在継手6、6を介して結合することにより、同一直線上に存在しないステアリングシャフトと入力軸5との間での動力伝達が行えるようにされている。また、ステアリングシャフトとステアリングギア4との間には車輪からの振動を遮断する目的で緩衝部材が組み込まれる場合がある。
図1、図2は、従来から動力伝達機構に組み込まれている自在継手のヨークの異なる例を示す説明図である。継手部材をなすヨーク10は、継手要素14とアーム要素21とを備えている。継手要素14は、基端寄り部分に切り割り13を、内周面にセレーション溝15を、それぞれ有する円管状の結合筒部11を備えており、この結合筒部11は基端部に、上記切り割り13を挟んで上記結合筒部11と一体に設けられた一対のフランジ部16、17とを備えている。
一方のフランジ部16にフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔18が、また、この螺子孔18に螺合するボルトを挿通するため、他方のフランジ部17には上記螺子孔18と同心に形成された通し孔19を備えている。アーム要素21は、この継手要素14の結合筒部11の反対側に二股状に形成され、十字軸9(図32参照)との嵌合のための軸受を挿入するための一対の円孔(軸受け孔)20、20を備えた結合腕12を有している。
なお、図1と図2とに示されるヨークの違いは、継手要素14とアーム要素21の位相が90度、ずれている点にある。2つのヨーク10は図32に示すように十字軸9を介して結合される。
また、この継手部材には結合筒部の先端に、図3に示すように、内面にセレーション溝24を有する円管状部23が結合されて、緩衝要素22が形成される場合(緩衝継手)がある。
これらの継手部材(自在継手のヨーク10、緩衝要素22を有する継手部材)は一般に鍛造で造られているが、特許文献1(特公平07−088859号公報)に示されるように、ヨーク10を金属板から作ろうという試みもある。また、特許文献2(特許第2534772号)に示されるように、継手要素14を、金属板を所定ブランク形状に打抜いた後、曲げ加工や部分鍛造加工等を施して得ようとするものも提案されている。
最終的にこの継手部材は二股状のアーム要素と溶接結合され自在継手のヨークとして使用される。金属板から作ることから、強度を保つために切り割り13に連続する部分(円筒に成形して突き合せた部分)を溶接する必要があり、この溶接のためコストは金属板一体のヨークよりも高くなってしまう。また特許文献1のような金属板一体のヨークは相手軸との組み付け時にフランジ16、17が変形しボルトが破損してしまう危険もある。
図1に示されるヨークを鍛造によって作る場合、従来は図24乃至図27に示す工程に沿って加工が行われている。まず、図24に示すような低炭素鋼のブランク28を製作する。これはフォーマー鍛造機を用いるなどの公知のやり方で鋼ビレットから簡単に成形出来る。
このブランク28は中実の円筒部282および二面幅を持った切り欠き部283、283を有する。ブランク28は焼き鈍しおよび表面潤滑皮膜処理を施され(以下の例でも同様なので次例以降省略する)て、図25に示すような形状に鍛造され、第一の鍛造素材29となる。この工程では二股状のアーム部が成形される。
次の工程で図26に示すように第二の鍛造素材30となる。この工程においてブランク28の円筒部282は据え込まれ、円周一方向に張り出し成形を受け、矩形状の中実の矩形張り出し部281が形成される。次の工程で図27に示すように、アーム先端部を円弧状に打抜いて素材工程は完了する。
続く切削工程において、この素材は、切り割り13、セレーション下孔およびセレーション溝15、螺子孔18、通し孔19、円孔20等が切削されて図1の製品が得られる。
図2の製品の場合の従来技術は以下のようである。図28に示すようなブランク28をまず製作する。このブランクは図29に示すような形状に鍛造され、中実の矩形張り出し部281と部分的な円筒部282および二股状のアーム部を有する第一の鍛造素材29となる。
次の工程で図30に示すように、アーム先端部を円弧状に打抜いて素材の鍛造工程は完了する。そして、前例と同様に、この次の切削工程にて、切り割り13、セレーション下孔およびセレーション溝15、螺子孔18、通し孔19、円孔20等の切削が行われ、図2の製品が得られる。図3の例の加工については、上述の例と比べて、もっと単純な鍛造方法で行うことができるので説明を省略する。素材形状は継手要素部については前例と同様の形状であり、緩衝要素部については中実の円筒状に形成されている。
いずれにしても、従来の鍛造法による場合、鍛造工程終了時の素材は、その継手部において切り割りとセレーション溝孔の部分がいずれも成形されておらず、後工程においてこれらの個所を初めから(つまり、大まかな孔も、大まかな切り割りもないところから)切削にて加工しなければならない。
このとき、セレーション溝孔は大型のドリルあるいはフライスで孔あけ加工することになるが、この除去体積が大きいため非常に時間がかかり能率が悪い。また、切り割りもフライスによる溝切り加工となるため、やはり除去体積も多く、そのため能率としてはよくない。
特開平02−035223号公報(特公平07−088859号) 特開平03−041220号公報(特許第2534772号)
本発明は、先に述べた問題に鑑みてなされた発明であり、従来技術のような軸孔(セレーション溝孔)及び切り割りを初めから切削加工する必要をなくすことにより、加工時間を短縮させ、もって加工コスト及び製品コストを低減させることを課題とする。また、従来のように切削によってメタルフローが切断されることがないようにして高い強度の継手要素あるいはヨークを低コストで製造することを課題とするものである。
上記課題は、以下の手段によって解決される。すなわち、第1番目の発明の解決手段は、基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴を有する継手要素と、上記結合筒の先端縁で、結合筒の軸線方向に延在し、内面にセレーション溝を有する円管状の緩衝部材とが一体に連結されているような緩衝要素を有する継手部材を製造するに際し、部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクを用い、このブランクの部分円筒部および矩形張り出し部を、上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、上記ブランクの外郭を囲んだダイとで軸方向に挟んだ状態で、上記パンチと、緩衝部のセレーション溝に相当する雄セレーションをその外面に有するカウンターパンチとを上記ブランクの軸線方向に押し込んでゆくとき、上記パンチの一部を上記ダイの内壁面の一部によってガイドすることにより、上記切り割りと上記セレーション孔、および円管状の緩衝要素を同時に鍛造し、素材を作ることを特徴とする円管状の緩衝要素を有する継手部材の製造方法である。
第2番目の発明の解決手段は、基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴を有する継手要素と、上記結合筒の先端縁で、結合筒の直径方向反対位置から連続して形成され、それぞれの先端部に形成された互いに同心の円孔を持った一対の結合腕とが一体に連結されているように構成された自在継手のヨークを製造するに際し、部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクを用い、このブランクの部分円筒部および矩形張り出し部を、上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、上記ブランクの外郭を囲んだダイとで軸方向に挟んだ状態で、上記パンチと、結合腕の内部形状に相当する形状を有するカウンターパンチとを上記ブランクの軸線方向に押し込んでゆくとき、上記パンチの一部を上記ダイの内壁面の一部によってガイドすることにより、上記切り割りと上記セレーション孔、および円管状の緩衝要素を同時に鍛造し、素材を作ることを特徴とする自在継手のヨークの製造方法である。
第3番目の発明の解決手段は、第2番目の発明の自在継手のヨークの製造方法において、上記結合腕と上記結合筒部のフランジとの円周方向の位相を0〜90度の任意の範囲でずれていることを特徴とする自在継手のヨークの製造方法である。
第4番目の発明の解決手段は、基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴を有する継手要素と、上記結合筒の先端縁で、結合筒の軸線方向に延在し、内面にセレーション溝を有する円管状の緩衝部材とが一体に連結されているような緩衝要素を有する継手部材を、部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクから同時に鍛造するための金型装置であって、上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、ブランクの外郭を囲むダイと、緩衝部のセレーション溝に相当する雄セレーションをその外面に有し、上記パンチと対向するカウンターパンチとからなり、上記ダイは、上記パンチおよび上記カウンターパンチに対して軸方向に浮動状態にされているとともに、このダイの内壁面の一部は上記パンチをガイド可能であることを特徴とする緩衝要素を有する継手部材を鍛造するための金型装置である。
第5番目の発明の解決手段は、基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴を有する継手要素と、上記結合筒の先端縁で、結合筒の直径方向反対位置から連続して形成され、それぞれの先端部に形成された互いに同心の円孔を持った一対の結合腕とが一体に連結されているように構成された自在継手のヨークを、部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクから同時に鍛造するための金型であって、上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、ブランクの外郭を囲むダイと、上記結合腕の内部形状に相当する形状を有し、上記パンチと対向するカウンターパンチとからなり、上記ダイは、上記パンチおよび上記カウンターパンチに対して軸方向に浮動状態にされているとともに、このダイの内壁面の一部は上記パンチをガイド可能であることを特徴とする自在継手のヨークを鍛造するための金型装置である。
第6番目の発明の解決手段は、第5番目の発明の自在継手ヨークを鍛造するための金型装置において、上記結合腕と上記結合筒部のフランジとの円周方向の位相を0〜90度の任意の範囲でずらしたことを特徴とする自在継手のヨークを鍛造するための金型装置である。
本発明によれば、鍛造により継手要素の切り割りおよびセレーション下孔を鍛造時に成形することが出来るので、後加工の切削においてこの部分の加工工数を省くことが出来、大幅な切削時間の短縮が図れ、切削コストが安くなる。その結果製品コストが安くなる。
また、セレーション孔と切り割りを成形するパンチは一体に構成され、その結果一体パンチの切り割りに相当するパンチの部分をダイの壁でガイドすることが可能となり、パンチにかかる曲げ荷重をこのガイド部で負担することができる。これにより、パンチに無理な応力がかからなくなり、パンチの破損を防止することができる。
また、鍛造により継手要素の部分形状を作るため、材料が鍛錬されて強度が増し、メタルフローも切断されないため製品の耐久強度が向上し、低コストで高品質の継手部材を得ることができる。
本発明の初めのブランクには従来技術におけるブランクとほぼ同様のものが使用され、このブランクは一端部側に前方後円形状の断面を有する前方後円柱状部分を備えている。このブランクの基端寄り部分に切り割りと、軸を嵌合するための軸孔が鍛造によって円管状に成形され結合筒部が作られる。
このとき結合筒部には一対のフランジ部が上記切り割りを挟む形で形成され、その後上記フランジ部の一方には螺子孔が形成され、他方には上記螺子孔に螺合するボルトを挿通するための通し孔が同心に形成され、最も基本的な継手部材が得られる。
更に、上記結合筒部には、軸孔とは反対側で軸線方向に延在し、内面にセレーション溝を有する円管状の緩衝部材が形成される場合もあり、更に、十字部材を軸支するための軸受け孔を有する一対の結合腕が一体に形成されることもある。最後の例の場合には、使用する箇所に応じて結合腕とフランジ部の位相をずらすあるいは同位相とする場合がある。
上記切り割りと軸孔は、円とこの円から突出する半矩形部からなる鍵穴形状断面を備えたパンチを前方後円柱状部分の端面から軸方向に押し込むことにより軸孔と切り割りが同時に形成される。また、セレーション孔と切り割りを成形するパンチは一体に構成され、その結果一体パンチの切り割りに相当するパンチの部分をダイの壁でガイドすることが可能となる。
本発明によれば、従来のように軸孔(セレーション溝孔)、セレーション及び切り割りを初めから切削加工する必要がなく、加工時間を短縮させることができ、もって加工コスト及び製品コストを低減させることが可能となる。また、従来のように切削によってメタルフローが切断されることがないので、高い強度の継手部材あるいはヨークを低コストで製造することが可能となる。
更に一体パンチの切り割りに相当するパンチの部分をダイの壁でガイドされるので、パンチにかかる曲げ荷重をこのガイド部で負担することができ、これにより、パンチに無理な応力がかからなくなり、パンチの破損を防止することができる。
以下、本発明の実施例に係わる継手部品およびその製造方法を図面を参照しつつ説明する。本発明の実施例1では、図1に示す製品が図4〜図7に示す工程によって製作される。最初に用意されるブランク28は図4に示されるように中間に円筒部282を有し、その一方に矩形張り出し部281を備えた部分円筒部285を、またその他方に二面状の切り欠き部283、283を有している。
このブランク28は従来と同様、フォーマーなどの鍛造装置を用いて製作可能であり、また焼き鈍しおよび表面潤滑皮膜処理を施す点においても従来と同様である。この部分の説明は同様であるため以下の実施例ではこの部分の説明は省略する。
図4のブランク28を鍛造して図5に示す第一の鍛造素材29を造る。この第一の鍛造素材29は図4の矩形張り出し部281と部分円筒部285の部分が、後方押し出し鍛造により成形され、開口孔部291が成形されたものである。
この成形は、具体的には、素材の端部から開口孔部291に相補的形状を有する鍵穴状のパンチを押し込み、矩形張り出し部281と部分円筒部285を後方押出し鍛造することによって行われる。これは後述の第2、第3の実施例においても同様であるので、これらの実施例の説明においてはこの部分の説明は省略する。
開口孔部291は鍵穴形状を有し、側面にも開口した切り割り294を有しているほか、開口孔部291の底部には底部292とバリ部293を備えている。そして反対側は切り欠き283(図6)を備えた円筒部282が二股状に成形され、もってアーム部が形成される。アーム部の底部と開口孔部291の底部292は接近しており打抜きが可能な程度の厚みになっている。
この鍛造工程は図15〜図17に示すような装置を用いて実行される。図15〜図17に成形のプロセスに添って、ブランク28が成形されて第1の鍛造素材となる様子を説明する。
図15はブランク28をダイ32の中に挿入した状態を示す。図15(b)のC−C線に添った部分断面図(c)図に示すように、ブランク28はダイ32の中に矩形張り出し部281および部分円筒部285を隙間のない状態で囲まれている。
図5の第1の鍛造素材29の外形と同じ形状を内部に形成されたダイ32は分割ダイ321と322にて図15(c)に示すように2分割されていて、分割面を密着した状態で、ダイホルダー43内に置かれ、その外面323、324はテーパウェッジ42、42のテーパ面421、421によって押し付けられている。
テーパウェッジの反対面はダイホルダー43の内面と接触しているので、テーパウェッジを押し込むことにより分割ダイ321、322は分割面で強い圧縮力を受け、ダイホルダーの内部に保持される。またダイ32はその上面をダイ締付板46にて規制されているが、ダイホルダー43の内部で水平方向に移動可能なように、わずかに隙間を有して上下方向に規制されている。
テーパウェッジ42はその端部において図15(b)のごとくダイ締付板46を貫通した連結軸53、53に連結されており、連結軸53、53はシリンダー(図示せず)などの手段によりテーパウェッジ42、42がダイホルダー43内に出し入れ可能に構成されている。
ダイホルダー43は図15(a)に示すように、下方に設けられた下ホルダー39にガイドポスト55により案内され、ガイドポスト55の直動軸受56と軸受ハウジング57によってがたのない状態に保たれて上下方向に正確に移動できるようになっている。つまり、ダイは軸方向に関して浮動状態になっている。また、ダイホルダー43はバネ50により上方への力を与えられ、また軸51上に設けられたストッパー52により上方の停止位置を規制されている。
ダイ32の内部下方には、結合腕12、12の内面形状を上部に形成されたカウンターパンチ33が、間座40を介して締付板44により下ホルダー39にボルト441により固定されている。
カウンターパンチ33の下方外側にはノックアウトリング37が締付板44と接して上下に摺動可能に配置されており、ノックアウトリング37の下方にはノックアウトピン38、38がカウンターパンチ33および間座40を貫通して伸びており、ノックアウトピン38、38の下方はノックアウト36の上面と接している。
ノックアウト36は下ホルダー39を貫通しており、その下方でシリンダー(図示せず)などの駆動手段により上下に摺動可能なように構成されている。下ホルダーはプレスのベッド(図示せず)に固定されている。
一方、ダイ32の上方には、パンチ31が配置されており、パンチ31の先端はダイ32の内部に入り込み、鍵状の断面形状を有している。この鍵状の断面が鍛造後に切り割り13とセレーション孔に対応することになる。
図15(b)に示すようにパンチ31の側壁面の一部311はダイ32の内壁面の一部325と接しており、成形途中でパンチ31およびダイ32が相対的にすべりを生じたときに、パンチ31がダイ32によってガイドされるように構成している。
このように、切り割り13に対応する部分の先端がダイ32によってガイドされるため、成形形状に偏りがあることから生じるパンチ31への横方向の荷重(曲げ荷重)は、ダイ32の内壁面の一部325によって受け止められ、パンチ31は変形、さらには破壊から免れることができる。これは本発明における重要な特徴をなす事項である。
パンチ31の上方には上ホルダー49が置かれ、パンチ31はパンチホルダー47を介してパンチ締付板48とボルト481により上ホルダー49に取り付けられている。上ホルダー49はプレスのスライド(図示せず)に取り付けられ、プレスのスライドの移動により上下に移動可能である。
ブランク28は図15(b)に示すように、その矩形張り出し部281および部分円筒部285の個所においてパンチ31の下面およびダイ32の内面段差部において挟まれたようになっていて、この状態からプレスのスライドの下降に伴って成形が始まる。
図15の状態からプレスのスライド(パンチ31)が下降すると、ブランク28をパンチ31とダイ32で挟んだ状態で、ダイホルダー43のブロック全体がバネ50を撓ませながら下降し、やがて、カウンターパンチ33とブランク28の下端面が接触する。このときまで、ブランク28は加工されることはない。
ブランク28の下端面とカウンターパンチ33が接触するとブランクはパンチ31とカウンターパンチ33に挟まれた状態になり、ブランクの成形が始まる。すなわち、パンチ31はブランク28の上端部に食い込み始め、カウンターパンチ33はブランク28の下端部に食い込み始める。このときダイ32はブランク28を保持したまま、バネ50により浮き上がった状態になっている。この状態で更にパンチ31を下降させてゆくと、図16のようになる。
図16は加工完了の状態を表している。このとき上部ではパンチ31により鍵穴上の開口孔部291が、下部ではアーム要素21の結合腕12、12が成形されている。図16(c)にて分かるように、パンチ31の側壁面の一部311はダイ32の内壁面の一部325と接触していて、パンチ31が曲がってブランクに突入してゆかないようにガイドしている。
なお、成形の精度を確実にするために、パンチホルダー47の下端部がダイ32の上端部と接触して動きが規制され、パンチ31とダイ32の相対位置を確実にしている。材料の余分な体積は結合腕12、12の先端の長さのばらつきにて吸収している。
この後図17に示すように第1の鍛造素材29は型内から取り出される。即ちパンチ31が上方に後退し、第1の鍛造素材29から離れる。
つづいて、ノックアウト36が下方のシリンダーにより押し上げられ、それに伴ってノックアウトピン38を押し上げ、ノックアウトリング37が押し上げられる。ノックアウトリング37の上端面がダイホルダー43の下面に当たり、ダイホルダー43が上昇し、ダイ32が上昇する。ダイ32の上昇により、第1の鍛造素材29とカウンターパンチ33の接触が解除され、バネ50の作用によりダイ32を含むダイホルダー43のブロック全体が浮き上がる。
この後、テーパウェッジ42、42を連結軸53、53に連結したシリンダーにて分割ダイ321、322のテーパ面323、324から離れる方向に上昇させてやることにより、分割ダイは水平方向に移動可能となり、図17(b)および(c)に示すように第1の鍛造素材29とダイ32の拘束は解かれ、完成品を型内から取り出すことが可能になる。
なお図15〜図17において示した型の構成は原理的な説明を示したものであり、前述の作動が可能であれば、その他の方法を用いても差し支えない。
図5の鍛造品は、次の工程で底部292とバリ部293が打抜かれ、図6に示すように、軸方向に貫通した孔を有する形状となる。次の工程でアーム先端部を円弧状に打抜いて図7に示す形状にし、素材の製造工程は完了する。この素材は次の切削工程にて、セレーション溝15、螺子孔18、通し孔19、円孔20、20を削り出して図1の製品となる。
従来の図27に示した素材と比較すると、切り割り294と開口孔部291が本発明の場合には、鍛造終了の段階で出来上がっている点で大きく異なる。鍛造の進行時には、パンチ31への横方向の荷重(曲げ荷重)が、ダイ32の内壁面の一部325によって受け止められるので、パンチ31は変形、さらには破壊から免れることができる。
従来技術と異なり、本発明の場合には、切り割り294(13)とセレーション下孔(開口孔)を切削加工する必要がない、あるいは精度の良い仕上げが必要な場合で仕上げ加工するにしてもわずかな除肉量で済むという大きな特徴を有し、コスト削減に大きく寄与することができる。
なお、この加工において、切り割り294(13)とヨーク10の結合腕12とはその開口部の位相が相互に90度異なっているが、図4〜図7に示す工程では0〜90度の範囲で角度をずらすだけであるため容易に変更することができる。
鍵穴状のパンチの円筒側面にセレーション対応の溝を形成しておくことにより、開口孔部291の成形時にセレーション溝が形成できるので、後工程でこれを切削することを必要をなくすことができる。これは以降の実施例においても同様である。また、セレーション溝とは限らず、その他小判型形状、六角形状等でもよい。図2及び図8〜図11(後述)には0度の場合の変形例が示されている。
実施例2は、切り割り294(13)とヨーク10の結合腕12との位相が合致している(図2)製品を製作する例であって、図8〜図11にその工程をしめす。最初のブランク28は、図8に示すように一方に、矩形張り出し部281と部分円筒部285を、他方に、矩形部284を有している。このブランク28を鍛造して図9に示す第一の鍛造素材29を造る。
この第一の鍛造素材29は図8の矩形張り出し部281と部分円筒部285の部分が、後方押し出し鍛造により成形され、開口孔部291が成形されたものである。開口孔部291は実施例1と同様の方法で形成され、鍵穴形状を有し、この開口部は側面にも開口して切り割り294が形成されている。
開口孔の底部には底部292が存在しており、一方、反対側は図8の矩形部284が二股上に成形されアーム部が形成される。アーム部の底部と開口孔部291の底部292は接近しており打抜きが可能な程度の厚さに成形されている。
この鍛造工程は図18〜図20に示すような装置を用いて実行される。図18〜図20に成形のプロセスに添って、ブランク28が成形されて第1の鍛造素材となる様子を説明する。
図18はブランク28をダイ32の中に挿入した状態を示す。図18(a)のB−B線に添った部分断面図、(b)に示すように、ブランク28はダイ32の中に矩形張り出し部281および部分円筒部285を隙間のない状態で囲まれている。
図9の第1の鍛造素材29の外形と同じ形状を内部に形成されたダイ32は下ホルダー39内に上下摺動可能に置かれ、バネ50により上方に付勢されている。上昇位置はダイ締付板46により規制されている。ダイ32の上下摺動の際の回り止めとして案内ピン54が下ホルダー39の一部に設置されており、ダイ32のキー溝にはまり込んでいる。
ダイ32の内部上方には、結合腕12、12の内面形状を下部に形成されたカウンターパンチ33が、締付板44により上ホルダー49にボルト441により固定されている。上ホルダー49はプレスのスライド(図示せず)に取り付けられていてプレスの動きに合わせて上下動する。
一方、ダイ32の下方には、パンチ31が配置されており、パンチ31の先端はダイ32の内部に入り込み、鍵状の形状を有している。図18(a)に示すようにパンチ31の側壁面の一部311はダイ32の内壁面の一部325と接しており、成形途中でパンチ31およびダイ32が相対的にすべりを生じたときに、パンチ31がダイ32によってガイドされるように構成している。
パンチ31の下方には下ホルダー39が置かれ、パンチ31は間座40を介してボルト401により下ホルダー39に取り付けられている。パンチ31の周りはアウターパンチ34に囲まれており、アウターパンチ34はパンチ31の外周面に沿って上下に摺動可能なようになっている。
アウターパンチ34は図19(b)に示すような第一の鍛造素材29と同様の断面を有している。パンチ31の下方にはノックアウトピン38がパンチ31を貫通して上下摺動可能に取り付けられており、その上端部はアウターパンチ34の下端面に接触できるようになっている。
ノックアウトピン38の下方にはノックアウト36が下ホルダー39を貫通して取り付けられており、その下方でシリンダー(図示せず)などの駆動手段により上下に摺動可能なように構成されている。下ホルダー39はプレスのベッド(図示せず)に取り付けられている。
ブランク28は図18(a)に示すように、その矩形張り出し部281および部分円筒部285の個所においてダイ32の内面段差部とカウンターパンチ33において挟まれたようになっていて、この状態からプレスのスライドの下降に伴って成形が始まる。
図18の状態からプレスのスライド(カウンターパンチ33)が下降するとブランク28をカウンターパンチ33とダイ32で挟んだ状態で、ダイ32がバネ50を撓ませながら下降し、やがて、パンチ31の上端面とブランク28の下端面が接触する。このときまで、ブランク28は加工されることはない。
ブランク28の下端面とパンチ31が接触するとブランク28はカウンターパンチ33とパンチ31に挟まれた状態になり、ブランクの成形が始まる。すなわち、パンチ31はブランク28の下端部に食い込み始め、カウンターパンチ33はブランク28の上端部に食い込み始める。このときダイ32はブランク28を保持したまま、バネ50により浮き上がった状態になっている。この状態で更にパンチ31を下降させてゆくと、図19のようになる。
図19は加工完了の状態を表している。このとき下部ではパンチ31により鍵穴状の開口孔部291が、また、上部ではアーム要素21の結合腕12、12が成形されている。図19(b)にて分かるように、パンチ31の側壁面の一部311はダイ32の内壁面の一部325と接触していて、パンチ31が曲がってブランク28に突入してゆかないようにガイドしている。
このように、切り割り294に対応する部分の先端がダイ32によってガイドされるため、成形形状に偏りがあることから生じるパンチ31への横方向の荷重(曲げ荷重)は、ダイ32の内壁面の一部325によって受け止められ、パンチ31は変形、さらには破壊から免れることができる。
なお、成形の精度を確実にするために、ダイ32の下端部が間座40の上端部と接触して動きが規制され、パンチ31とダイ32の相対位置を確実にしている。材料の余分な体積は結合腕12、12の先端の長さのばらつきにて吸収している。
この後、図20に示すように第1の鍛造素材29は型内から取り出される。即ちカウンターパンチ33が上方に後退し、第1の鍛造素材29から離れる。つづいて、ノックアウト36が下方のシリンダーにより押し上げられ、それに伴ってノックアウトピン38を押し上げ、アウターパンチ34が押し上げられる。
アウターパンチ34の上端面が第1の鍛造素材29の下端面に当たり、第1の鍛造素材29がパンチ31から外れて上昇し、同時にダイ32も上昇する。更にアウターパンチ34が上昇し、ダイ32の上昇がダイ締付板46により規制された後も上昇することにより、図20(a)に示すように第1の鍛造素材29とダイ32の拘束は解かれ、完成品を型内から取り出すことが可能になる。
なお図18〜図20において示した型の構成は原理的な説明を示したものであり、前述の動作が可能であれば、その他の方法を用いても差し支えない。
次の工程で図9の鍛造品は、底部292を打抜かれ図10に示す形状となる。次の工程でアーム先端部を円弧状に打抜いて図11に示す形状にし、素材の鍛造工程は完了する。この素材は次の切削工程にて、セレーション溝15、螺子孔18、通し孔19、円孔20、20を削り出して図2の製品となる。
従来の図30に示した素材と比較すると、切り割り294と開口孔部291が、本発明の場合には、素材の段階で出来上がっている点が異なる。従って、本発明の場合は切り割り294とセレーション下孔(開口孔)を切削加工する必要がないか、あるいは精度の良い仕上げが必要な場合で仕上げ加工するにしてもわずかな除肉量ですみ、製造コストを引き下げることができる。
なお、この加工において、切り割り294(13)とヨーク10の結合腕12とはその開口部の位相が合致している(0度になっている)点が実施例1と異なる。
実施例3は、図3に示す製品を製作する例であって、図12〜図14にその工程をしめす。最初のブランク28は一方に矩形張り出し部281と部分円筒部285を、他方に円筒部282を有する。図12のブランク28を鍛造して図13に示す第一の鍛造素材29を造る。この鍛造素材29は図12の矩形張り出し部281と部分円筒部285の部分が、後方押し出し鍛造により成形され、開口孔部291が成形されたものである。
開口孔部291は鍵穴形状を有し開口部は側面にも開口した切り割り294を有している。開口孔の底部には底部292とバリ部293が存在している。一方、反対側は図12の円筒部282がチューブ状に成形され円管状部23とされ、その内面にセレーション溝24が形成されている。円管状部23の底部と開口孔部291の底部292は接近しており打抜きが可能な程度の厚さに成形されている。
なお、この例では、内面のセレーション溝24を図13の鍛造時に成形するようにしているが、工程を分割して別工程で内面のセレーション溝24を形成しても良い。
この鍛造工程は図21〜図23に示すような装置を用いて実行される。図21〜図23に成形のプロセスに添って、ブランク28が成形されて第1の鍛造素材となる様子を説明する。
図21はブランク28をダイ32の中に挿入した状態を示す。図21(a)のB−B線に添った部分断面図(b)に示すように、ブランク28はダイ32の中に矩形張り出し部281および部分円筒部285を隙間のない状態で囲まれている。
図13の第1の鍛造素材29の外形と同じ形状を内部に形成されたダイ32は下ホルダー39内に上下摺動可能に置かれ、バネ50により上方に付勢されている。上昇位置はダイ締付板46により規制されている。ダイ32の上下摺動の際の回り止めとして案内ピン54が下ホルダー39の一部に設置されており、ダイ32のキー溝にはまり込んでいる。
ダイ32の内部下方には、緩衝要素22の円管状部23の内面形状(セレーション溝24の形状を含む)を上部に形成されたカウンターパンチ33が、間座40により下ホルダー39にボルト401で固定されている。カウンターパンチ33の周りはノックアウトリング37に囲まれており、ノックアウトリング37はカウンターパンチ33の外周面に沿って上下に摺動可能なようになっている。
ノックアウトリング37は図3(a)に示すよう円管状部23と同様の断面になっている。カウンターパンチ33の下方にはノックアウトピン38がカウンターパンチ33を貫通して上下摺動可能に取り付けられており、その上部端はノックアウトリング37の下端面に接触できるようになっている。
ノックアウトピン38の下方にはノックアウト36が下ホルダー39を貫通して取り付けられており、その下方でシリンダー(図示せず)などの駆動手段により上下に摺動可能なように構成されている。下ホルダー39はプレスのベッド(図示せず)に取り付けられている。
一方、ダイ32の上方には、パンチ31が配置されており、パンチ31の先端はダイ32の内部に入り込み、鍵状の形状を有している。図21(a)に示すようにパンチ31の側壁面の一部311はダイ32の内壁面の一部325と接するような位置関係に設定されており、成形途中でパンチ31およびダイ32が相対的にすべりを生じたときに、パンチ31がダイ32によってガイドされるように構成されている。
パンチ31の上方には上ホルダー49が置かれ、パンチ31はパンチ締付板48を介してボルト481により上ホルダー49に取り付けられている。上ホルダー49の上方はプレスのスライド(図示せず)に取り付けられていてプレスの動きに合わせて上下動する。
ブランク28は図21(a)に示すように、その矩形張り出し部281および部分円筒部285の個所においてダイ32の内面段差部において引っかかるようになっており、またカウンターパンチ33の上部に載置されるようになっている。パンチ31の下降によりブランク28はパンチ31とダイ32の間で挟まれるようになる。この状態からプレスのスライドの下降に伴って成形が始まる。
図21の状態からプレスのスライド(パンチ31)が下降するとブランク28をパンチ31ダイ32で挟んだ状態で、ダイ32がバネ50を撓ませながら下降し、やがて、カウンターパンチ33とブランク28の下端面が接触する。このときまで、ブランク28は加工されることはない。
ブランク28の下端面とカウンターパンチ33が接触するとブランク28はカウンターパンチ33とパンチ31に挟まれた状態になり、ブランクの成形が始まる。すなわち、パンチ31はブランク28の上端部に食い込み始め、カウンターパンチ33はブランク28の下端部に食い込み始める。このときダイ32はブランク28を保持したまま、バネ50により浮き上がった状態になっている。この状態で更にパンチ31を下降させてゆくと、図22のようになる。
図22は加工完了の状態を表している。このとき上部ではパンチ31により鍵穴上の開口孔部291が、下部では緩衝要素22の内面セレーション溝24が成形されている。図22(b)で分かるように、パンチ31の側壁面の一部311はダイ32の内壁面の一部325と接触していて、パンチ31が曲がってブランクに突入してゆかないようにガイドしている。
このように、切り割り13に対応する部分の先端がダイ32によってガイドされるため、成形形状に偏りがあることから生じるパンチ31の横方向の荷重(曲げ荷重)は、ダイ32の内壁面の一部325によって受け止められ、パンチ31は変形、さらには破壊から免れることができる。
なお、成形の精度を確実にするために、ダイ32の下端部が間座40の上端部と接触して動きが規制され、カウンターパンチ33とダイ32の相対位置を確実にしている。材料の余分な体積は円管状部23の先端の長さのばらつきにて吸収している。
この後、図23に示すように第1の鍛造素材29は型内から取り出される。即ちパンチ31が上方に後退し、第1の鍛造素材29から離れる。つづいて、ノックアウト36が下方のシリンダーにより押し上げられ、それに伴ってノックアウトピン38を押し上げ、ノックアウトリング37が押し上げられる。
ノックアウトリング37の上端面が第1の鍛造素材29の下端面に当たり、第1の鍛造素材29がカウンターパンチ33から外れて上昇し、同時にダイ32も上昇する。更にノックアウトリング37が上昇し、ダイ32の上昇がダイ締付板46により規制された後も上昇することにより、図23(a)に示すように第1の鍛造素材29とダイ32の拘束は解かれ、完成品を型内から取り出すことが可能になる。
なお図21〜図23において示した型の構成は原理的な説明を示したものであり、前述の動作が可能であれば、その他の方法を用いても差し支えない。
次の工程で図13の鍛造品は、底部292およびバリ部293を打抜かれ図14に示す形状となり、素材の鍛造工程が完了する。この素材は次の切削工程にて、セレーション溝15、螺子孔18、通し孔19を削り出して図3の製品となる。
従来の素材と比較すると、切り割り294(13)と開口孔部291が本発明の場合には、素材の段階で出来上がっている点で異なる。従って、本発明の場合は切り割り294とセレーション下孔(開口孔)を切削加工する必要がないため、低コスト化することができる。
切り割り294に対応する部分の先端がダイ32によってガイドされるため、成形形状に偏りがあることから生じるパンチ31の横方向の荷重(曲げ荷重)は、ダイ32の内壁面の一部325によって受け止められ、パンチ31は変形、さらには破壊から免れることができる。
また、従来、この製品の場合は、継手要素14と緩衝要素22とを別々に製作し、両者を溶接で結合する方法も採用されていたが、本発明の場合は一体で製作できるので溶接の工数を省くことができる。
本発明の実施例1において適用の対象となる自在継手のヨークの一例を示す図であって、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面断面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 本発明の実施例2において適用の対象となる自在継手のヨークの一例を示す図であって、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面断面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 本発明の実施例3において適用の対象となる自在継手のヨークの一例を示す図であって、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面断面図、(d)は(b)の下面図である。 本発明の実施例1において適用の対象となる図1の自在継手ヨークの素材の製造工程を説明する図であり、ブランクの形状を表し、(a)は正面図、(b)は(a)の右側面図である。 図4のブランクを鍛造成形した形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図5の鍛造品の底部およびバリ部を打抜く工程を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図6のワークピースのアーム先端を円弧状にカットする工程を示し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 本発明の実施例2において適用の対象となる図2の自在継手ヨークの素材の製造工程を説明する図であり、ブランクの形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は正面図、(c)は(b)の右側面図である。 図8のブランクを鍛造成形した形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図9の鍛造品の底部を打抜く工程を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図10のワークピースのアーム先端を円弧状にカットする工程を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 発明の実施例3において適用の対象となる図3の緩衝要素を有する緩衝継手の素材の製造工程を説明する図であり、ブランクの形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は正面図である。 図12のブランクを鍛造成形した形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面図である。 図13の鍛造品のバリ部を打抜く工程を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面図である。 図1の自在継手ヨークの素材の製造装置を説明するための図であって、加工開始前の状態を示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)のC−C線に添った部分断面図である。 図15の製造装置の加工完了時の状態を示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)のC−C線に添った部分断面図である。 図16の状態の後、ワークピース排出時の状態を示し、(a)は横断面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)のC−C線に添った部分断面図である。 図2の自在継手ヨークの素材の製造装置を説明するための図であり、加工開始前の状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線に添った部分断面図である。 図18の製造装置の加工完了時の状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線に添った部分断面図である。 図19の状態の後、ワークピース排出時の状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線に添った部分断面図である。 図3の円管状緩衝要素を有する緩衝継手の素材の製造装置を説明するための図であって加工開始前の状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線に添った部分断面図、(c)は(a)のC−C線に添った部分断面図である。 図21の製造装置の加工完了時の状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線に添った部分断面図、(c)は(a)のC−C線に添った部分断面図である。 図22の状態の後、ワークピース排出時の状態を示し、(a)は縦断面図、(b)は(a)のB−B線に添った部分断面図、(c)は(a)のC−C線に添った部分断面図である。 図1に示す自在継手ヨークについて、従来の素材製造工程を説明する図であって、ブランクの形状を表し、(a)は正面図、(b)は(a)の右側面図である。 図24のブランクを鍛造成形した形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図25の鍛造品の軸部を据え込んだ形状をあらわし、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図26のワークピースのアーム先端を円弧状にカットする工程を示し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図2に示す自在継手ヨークについて、従来の素材製造工程を説明する図であって、ブランクの形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は正面図、(c)は(b)の右側面図である。 図28のブランクを鍛造成形した形状を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 図29のアーム先端部を円弧状にカットする工程を表し、(a)は(b)の左側面図、(b)は縦断面図、(c)は(b)の右側面図、(d)は(b)の下面(一部断面)図である。 自動車のステアリング装置の一般的構成を示す説明図である。 自在継手部分の概要を説明するための説明図である。
符号の説明
1 ステアリングホイール
10 ヨーク
11 結合筒部
12 結合腕
13 切り割り
14 継手要素
15 セレーション溝
16、17 フランジ部
18 螺子孔
19 通し孔
2 ステアリングコラム
20 円孔
21 アーム要素
22 緩衝要素
23 円管状部
24 セレーション溝
28 ブランク
281 矩形張り出し部
282 円筒部
283 切り欠き部
284 矩形部
285 部分円筒部
29 第1の鍛造素材
30 第2の鍛造素材
291 開口孔部
292 底部
293 バリ部
294 切り割り
3 中間シャフト
31 パンチ
311 側壁面の一部
32 ダイ
321、322 分割ダイ
323、324 テーパ面
325 内壁面の一部
33 カウンターパンチ
34 アウターパンチ
36 ノックアウト
37 ノックアウトリング
38 ノックアウトピン
39 下ホルダー
4 ステアリングギア
40 間座
401 ボルト
42 テーパウェッジ
421 テーパ面
43 ダイホルダー
44 締付板
441 ボルト
46 ダイ締付板
461 ボルト
47 パンチホルダー
48 パンチ締付板
481 ボルト
49 上ホルダー
5 入力軸
50 バネ
51 軸
52 ストッパー
53 連結軸
54 案内ピン
55 ガイドポスト
56 直動軸受
57 軸受ハウジング
6 自在継手
9 十字軸

Claims (6)

  1. 基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、
    この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、
    一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、
    この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴
    を有する継手要素と、
    上記結合筒の先端縁で、結合筒の軸線方向に延在し、内面にセレーション溝を有する円管状の緩衝部材と
    が一体に連結されているような緩衝要素を有する継手部材を製造するに際し、
    部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクを用い、このブランクの部分円筒部および矩形張り出し部を、上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、上記ブランクの外郭を囲んだダイとで軸方向に挟んだ状態で、上記パンチと、緩衝部のセレーション溝に相当する雄セレーションをその外面に有するカウンターパンチとを上記ブランクの軸線方向に押し込んでゆくとき、上記パンチの一部を上記ダイの内壁面の一部によってガイドすることにより、上記切り割りと上記セレーション孔、および円管状の緩衝要素を同時に鍛造し、素材を作ること
    を特徴とする円管状の緩衝要素を有する継手部材の製造方法。
  2. 基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、
    この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、
    一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、
    この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴
    を有する継手要素と、
    上記結合筒の先端縁で、結合筒の直径方向反対位置から連続して形成され、それぞれの先端部に形成された互いに同心の円孔を持った一対の結合腕と
    が一体に連結されているように構成された自在継手のヨークを製造するに際し、
    部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクを用い、このブランクの部分円筒部および矩形張り出し部を、上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、上記ブランクの外郭を囲んだダイとで軸方向に挟んだ状態で、上記パンチと、結合腕の内部形状に相当する形状を有するカウンターパンチとを上記ブランクの軸線方向に押し込んでゆくとき、上記パンチの一部を上記ダイの内壁面の一部によってガイドすることにより、上記切り割りと上記セレーション孔、および円管状の緩衝要素を同時に鍛造し、素材を作ること
    を特徴とする自在継手のヨークの製造方法。
  3. 請求項2に記載された自在継手のヨークの製造方法において、
    上記結合腕と上記結合筒部のフランジとの円周方向の位相を0〜90度の任意の範囲でずれていること
    を特徴とする自在継手のヨークの製造方法。
  4. 基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、
    この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、
    一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、
    この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴
    を有する継手要素と、
    上記結合筒の先端縁で、結合筒の軸線方向に延在し、内面にセレーション溝を有する円管状の緩衝部材と
    が一体に連結されているような緩衝要素を有する継手部材を、
    部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクから同時に鍛造するための金型装置であって、
    上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、
    ブランクの外郭を囲むダイと、
    緩衝部のセレーション溝に相当する雄セレーションをその外面に有し、上記パンチと対向するカウンターパンチと
    からなり、
    上記ダイは、上記パンチおよび上記カウンターパンチに対して軸方向に浮動状態にされているとともに、このダイの内壁面の一部は上記パンチをガイド可能であること
    を特徴とする緩衝要素を有する継手部材を鍛造するための金型装置。
  5. 基端寄り部分に切り割りを、内周面にセレーション溝を、それぞれ有する円管状の結合筒部、
    この結合筒部の基端部に、上記切り割りを挟んで上記結合筒部と一体に設けられた一対のフランジ部、
    一方のフランジ面に対して直角方向に形成された螺子孔、及び、
    この螺子孔に螺合するボルトを挿通する為、他方のフランジ部に、上記螺子孔と同心に形成された通し穴
    を有する継手要素と、
    上記結合筒の先端縁で、結合筒の直径方向反対位置から連続して形成され、それぞれの先端部に形成された互いに同心の円孔を持った一対の結合腕と
    が一体に連結されているように構成された自在継手のヨークを、
    部分円筒部および矩形張り出し部を有するブランクから同時に鍛造するための金型であって、
    上記切り割りと上記セレーション孔形状に相当する鍵状断面を有するパンチと、
    ブランクの外郭を囲むダイと、
    上記結合腕の内部形状に相当する形状を有し、上記パンチと対向するカウンターパンチと
    からなり、
    上記ダイは、上記パンチおよび上記カウンターパンチに対して軸方向に浮動状態にされているとともに、このダイの内壁面の一部は上記パンチをガイド可能であること
    を特徴とする自在継手のヨークを鍛造するための金型装置。
  6. 請求項5に記載された自在継手ヨークを鍛造するための金型装置において、
    上記結合腕と上記結合筒部のフランジとの円周方向の位相を0〜90度の任意の範囲でずらしたこと
    を特徴とする自在継手のヨークを鍛造するための金型装置。
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