JP4086290B2 - フェルールのクランプ装置およびこれを具備した顕微干渉計装置 - Google Patents

フェルールのクランプ装置およびこれを具備した顕微干渉計装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、顕微干渉計装置(「干渉顕微鏡装置」とも称される)を用いて、光コネクタを構成するフェルールの先端部の形状等を解析する際に、フェルールを対物レンズ前の所定位置に保持するために使用されるフェルールのクランプ装置およびこのクランプ装置を具備した顕微干渉計装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光通信に用いられる光ファイバの研究開発が盛んに進められている。この種の光ファイバは、例えば外径10μm程度のコアと、その外周に設けた例えば外径125μm程度のクラッド層からなり、光ファイバ同士を接続するためにその接続端部にフェルールを備えたものが知られている。
【0003】
フェルールとは、光ファイバを接続するために光ファイバの端部を保持固定する、光コネクタを構成する円筒状の部品である。フェルールは、その外径の中心部に光ファイバが挿入され接着剤等で固定された後、その先端を鏡面状に研磨されており、2つのフェルールの先端面を突き合わせることによって、それぞれに保持された2つの光ファイバを接続できるように構成されている。
【0004】
このフェルールの先端面は、光軸に対して直交する平面に研磨されたものや、光軸に対して斜交する平面に研磨されたものが知られているが、最近、フェルールの先端面を突き合わせる際の押圧力により先端面が弾性変形して、フェルール先端面同士の密着性を高め得るように、先端面を球面形状にするPC(phisical contact)研磨が施されたものが注目されている。
【0005】
ところで、光ファイバ接続に伴う光損失を低減するため、フェルールには高精度な種々の規格がJISにより定められており、上記PC研磨が施されたフェルールに対しては、先端面の曲率半径の寸法誤差、フェルールの球状先端面の頂点と光ファイバのコアの中心(ファイバの外形中心)との位置ずれ誤差など、6項目に及ぶμmオーダの規格が定められている。
【0006】
作製されたフェルールが、規格に適合しているかどうかを検査するために、顕微干渉計装置が用いられることがある。顕微干渉計装置は、微小な被検体の表面形状や屈折率分布などの位相情報を担持した物体光と、参照光とを干渉させて得られる干渉縞を観察し、この干渉縞の形状や変化を測定解析することにより、被検体の位相情報を得るように構成されている。
【0007】
このような顕微干渉計装置を用いて、作製されたフェルールの検査を行なう場合、顕微干渉計装置の対物レンズ前方の所定位置に、検査するフェルールを高い位置精度で保持するためのクランプ装置が必要となる。従来、このようなクランプ装置として、下記特許文献1に記載されているものが知られている。
【0008】
【特許文献1】
米国特許公報 5,917,515
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載されたクランプ装置は、フェルールをその一側面側から支持する固定の部分(支持部)と、この支持部に対して移動可能に構成された部分(移動部)とを備えており、これら支持部と移動部との間に、フェルールを挟み込んで保持するように構成されている。フェルールを保持する手順としては、まず、移動部が支持部から十分離れた状態で、支持部に対してフェルールを仮設置し、次に、移動部を支持部に向けて移動させ、フェルールを支持部と移動部とにより挟み込んで保持することになる。
【0010】
しかし、このような構成のクランプ装置には、次のような問題がある。すなわち、上記従来のクランプ装置では、支持部と移動部との間にフェルールが挟み込まれた状態となって、初めてフェルールの位置決めおよび保持が図られ、支持部に対してフェルールが仮設置された状態では、フェルールの位置決めも保持も共になされていない構成となっている。このため、支持部に対してフェルールを仮設置する際に、例えば、支持部とフェルールとの間に何らかの障害物が挟まることによって、フェルールが所期の姿勢とならなかったり、所期の位置からずれてしまったりして、そのままの状態でフェルールが保持されてしまう虞がある。あるいは、移動部とフェルールとの間に何らかの障害物が挟まったり、移動部の移動状態に何らかの不具合が生じたりして、フェルールに予期せぬ力が加わり、これにより、フェルールが所期の姿勢とならなかったり、所期の位置からずれてしまったりして、そのままの状態でフェルールが保持されてしまう虞もある。
【0011】
フェルールが所期の位置に、また所期の姿勢で保持されていない状態では、顕微干渉計装置を用いたフェルールの測定解析を、高精度に行なうことができない。
【0012】
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、光コネクタを構成するフェルールを、所期の位置に、かつ所期の姿勢で高精度に保持し得るフェルールのクランプ装置、およびフェルールの測定解析を安定して行ない得る顕微干渉計装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明のフェルールのクランプ装置は、光コネクタ用プラグのフェルールを保持するためのフェルールのクランプ装置において、前記フェルールの外径と略同寸法の内径を有する固定のフェルール挿通孔を備え、該フェルール挿通孔内に挿通された前記フェルールを該フェルール挿通孔の内面により支持する支持部と、前記フェルール挿通孔内に挿通された前記フェルールの、該フェルール挿通孔の挿通方向前側の端部から突出した先端部分から、前記挿通方向と略直角な所定の向きに所定距離離れた位置に支点を有し、該支点から該所定の向きと逆向きに延びると共に、該支点を中心として前記挿通方向に変位可能に形成された変位部と、該変位部の前記変位を調整する変位調整部とを備え、前記変位部は、前記変位によって前記フェルールの前記先端部分を前記挿通方向と略直角な方向に押圧する押圧部位を有してなり板状部材の中央部に該板状部材の厚み方向に延びるように形成された貫通孔の一部により前記フェルール挿通孔が構成され、該板状部材の一側面側から前記挿通方向と直交する方向に前記貫通孔を越える位置まで延びる切欠部が形成され、この切欠部を挟んで互いに対向する、該板状部材の2つの部分のうち、前記挿通方向前側に位置する部分により前記変位部が構成され、該挿通方向後側に位置する部分により前記支持部が構成され、前記押圧部位による前記押圧によって前記フェルール挿通孔内に挿通された前記フェルールを保持するものであることを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明のフェルールのクランプ装置は、前記変位部に、前記挿通方向に延びるように形成されたネジ孔と、前記支持部の該ネジ孔と対向する部分に、前記挿通方向に延びるように形成されたネジ挿入孔と、該ネジ挿入孔から前記ネジ孔に向けて差し込まれ該ネジ孔と螺合するネジとにより、前記変位調整部が構成されてなるものとすることができる。
【0015】
その際、前記変位部に、該変位部の前記変位を容易ならしめるための薄肉部が形成されていることが好ましい。
【0016】
また、前記ネジ挿入孔内に、前記変位部を前記支持部から離れる方向に付勢するコイルバネを設けるようにしてもよい。
【0017】
また、前記ネジを回転させるためのレバー部材を該ネジに設けると共に、該レバー部材の回動範囲を規制するストッパ部を備えるようにしてもよい。
【0018】
また、本発明の顕微干渉計装置は、被検体の位相情報を担持した物体光を参照光と干渉させて得られる干渉縞を観察する顕微干渉計装置において、上述した特徴を有する本発明のフェルールのクランプ装置を具備してなることを特徴とするものである。
【0019】
なお、上記フェルール挿通孔の断面形状としては、フェルールの断面形状と同じ円形とすることができるが、フェルールの位置決めを行なうことが可能であれば、円形に限られるものではなく、正方形や菱形あるいは多角形状に形成してもよい。その場合、フェルール挿通孔の内径とは、フェルールの外周面と接し、かつフェルールを挟んで互いに対向する面間の距離を意味する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
【0021】
<顕微干渉計装置>
まず、図5を参照しながら、本発明の一実施形態に係る顕微干渉計装置の全体的な構成について説明する。図5は、本発明の一実施形態に係る顕微干渉計装置の一部を破断して示す斜視図である。
【0022】
図5に示す顕微干渉計装置1は、底板2、前板3(一部破断して図示)、後板4、隔壁板5およびカバーケース6(一部破断して図示)からなる本体筐体内に、電源部7、コントロールボックス8および干渉計本体部10を備えている。
【0023】
この干渉計本体部10は、対物レンズユニット11、ピエゾユニット12、ハーフミラー・光源ユニット13、結像レンズユニット14、ミラーボックス15およびCCDカメラユニット16を備えている。これらのうち、結像レンズユニット14、ミラーボックス15およびCCDカメラユニット16は、隔壁板5に固定された固定台17に取り付けられており、対物レンズユニット11、ピエゾユニット12およびハーフミラー・光源ユニット13は、フォーカス台18(一部破断して図示)に取り付けられている。
【0024】
このフォーカス台18は、前板3と固定台17との間において前後方向(図中の矢印FおよびB方向)に互いに平行な状態で延設された上下2本のガイド軸19A,19B(一部破断して図示)に、前後方向にスライド移動可能に支持されている。また、上記固定台17と上記フォーカス台18との間には、コイルバネ9が配されており、上記フォーカス台18は、このコイルバネ9の弾性により前方(図中の矢印F方向)に向けて付勢されている。
【0025】
また、上記前板3には、上記フォーカス台18を移動させて干渉計本体部10のフォーカス調整を行なうためのフォーカス調整ネジ20が設けられている。このフォーカス調整ネジ20は、前板3に形成された不図示のネジ孔に、自身の軸周りの回転により前後方向に移動可能に螺合するネジ軸部21と、このネジ軸部21を回転させるためのツマミ部22とを備えてなる。このネジ軸部21の先端面はフォーカス台18の前面部に設けられた半球状の凸部18aに当接している。このためフォーカス調整ネジ20は、ツマミ部22を回転させてネジ軸部21の前板3からの突出長を変えることにより、フォーカス台18をガイド軸19A,19Bに沿って前後方向に移動させることが可能となっており、これによりフォーカス調整を行なえるようになっている。
【0026】
上述したような構成を有する干渉計本体部10は、対物レンズユニット11の前方の所定位置に保持された微小な被検体(不図示)に、不図示の光源からのレーザ光を参照光と分割して照射し、被検体から反射してきた物体光を参照光と干渉させ、その干渉光を結像レンズユニット14内の結像レンズ系(不図示)を通した後、不図示のCCD上に干渉縞を結像させる。そして、得られた干渉縞の形状や変化を測定解析することにより、被検体の表面形状の三次元計測や物性の測定を行なえるようになっている。なお、干渉計本体部10としては、ミロー型やマイケルソン型、リニーク型など種々のタイプのものを用いることが可能である。
【0027】
また、上記前板3には、傾斜調整装置100が配されている。この傾斜調整装置100は、前板3に固定されたL字状の第1の基部材110と、この第1の基部材110と同様のL字状をなし、第1の基部材110に対向配置された第2の基部材120とを備えている。第2の基部材120は、支点部130を中心に第1の基部材110に対して傾動可能に支持されており、第1の傾斜調整ネジ140および第2の傾斜調整ネジ150により、支点部130から略鉛直方向に延びる軸線周りと、支点部130から略水平方向に延びる軸線周りとにそれぞれ傾動して、第1の基部材110に対する傾きを調整できるようになっている。
【0028】
この傾斜調整装置100の第2の基部材120には、クランプ装置保持具200が取り付けられている。クランプ装置保持具200は、上段部210と下段部220とそれらを繋ぐ連結部230とを有してなり、その上段部210を3個の取付ネジ240により上記第2の基部材120に固定されている。クランプ装置保持具200の上段部210は、対物レンズユニット11の前面側に位置し、その中央部には、保持用凹部221が形成されており、この保持用凹部221内に、クランプ装置300を保持している。なお、この他に前板3には、顕微干渉計装置1の電源をオンオフする電源スイッチ30が設けられている。
【0029】
<クランプ装置の構成>
以下、上記クランプ装置300について、図1〜図4を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に係るフェルールのクランプ装置の断面図、図2はその正面図、図3はその正面側からの斜視図、図4はその裏面側からの斜視図である。なお、図示したクランプ装置300は、図1に示すフェルール420を、図5に示す顕微干渉計装置1の対物レンズユニット11前方の所定位置に保持するためのものである。
【0030】
図1に示すフェルール420は、不図示の相手側プラグと不図示のスリーブを介して接合される光コネクタを構成するものであり、通常は、光コネクタのプラグ内に収容されている。このフェルール420は、フェルール本体421の外径中心にシングルモードタイプの光ファイバ(不図示)の一端部を保持しており、このフェルール本体421には、フェルール420を光コネクタのプラグ内に収容するための保持具422が取り付けられている。また、フェルール本体421は、ジルコニアセラミックからなり、その先端面は不図示の相手側フェルールの先端面と密着し易いように凸状にPC研磨されている。
【0031】
一方、上記クランプ装置300は、図1および図4に示すように、円形の板状部材からなる基部310と、この基部310の正面側周縁部に該基部310と一体に形成された略円環状の縁部320と、基部310の正面にネジ331(図1、3参照)を介して取り付けられた円板状の回転規制板330と、変位調整部340とを備えてなる。
【0032】
図2に示すように上記縁部320は、3個のネジ孔321と位置決め用の凹部322とを備えている。ネジ孔321は、クランプ装置300を上記クランプ装置保持具200(図5参照)に取り付けるためのネジ用のものであり、凹部322は、クランプ装置保持具200に設けられた位置決め用のピン(不図示)が、この凹部322に入るようにクランプ装置300をセットすれば、クランプ装置300のクランプ装置保持具200に対する位置決めが行なえるように設けられている。
【0033】
図1に示すように上記基部310は、該基部310の一側面側(図中上部)から他側面側(図中下部)へ向かって延びる切欠部350を有し、該切欠部350によって、該切欠部350を挟んで互いに対向する2つの部分、すなわち、該基部310の正面側(フェルール420の挿通方向後側)に位置する支持部360と、該基部310の裏面側(フェルール420の挿通方向前側)に位置する変位部370とに、部分的に分割されている。
【0034】
上記支持部360は、基部310の中央部をクランプ装置300の軸線L方向に延びるように形成された貫通孔の一部によって構成された固定のフェルール挿通孔361を備えている。このフェルール挿通孔361は、上記フェルール420の外径と略同寸法の内径を有しており、上記支持部360は、このフェルール挿通孔361内に挿通されたフェルール420を該フェルール挿通孔361の内面により支持するように構成されている。
【0035】
上記変位部370には、上記基部310の一側面側から上記軸線Lを越えて延びる上記切欠部350の先端部に形成された空洞部351によって、軸線Lと略直角な向きに所定距離離れた位置に薄肉部373が形成されており、変位部370は、この薄肉部373の形成位置を支点として、軸線L方向(フェルール420の挿通方向)に変位可能に形成されている。また、変位部370は、上記フェルール挿通孔361内にフェルール420が挿通された際、該フェルール挿通孔361の挿通方向前側の端部から突出する、フェルール420の先端部分(図1に仮想線で示す)を、上記変位に伴い、フェルール420の挿通方向と略直角な方向に押圧して、フェルール挿通孔361内に挿通されたフェルール420を保持する押圧部位371を有している。
【0036】
上記変位調整部340は、上記変位部370の変位を調整するものであり、図1に示すように、変位部370の先端部に上記軸線L方向に延びるように形成されたネジ孔341と、上記支持部360の該ネジ孔341と対向する部分に、軸線L方向に延びるように形成されたネジ挿入孔342と、該ネジ挿入孔342からネジ孔341に向けて差し込まれた調整ネジ343とを備えている。
【0037】
この調整ネジ343は、上記ネジ孔341と螺合するネジ部343aと、該調整ネジ343を操作するためのレバー部材344が取り付けられるネジ基部343bとを備えてなる。また、調整ネジ343は、図1に示すように、回転規制板330を介して基部310に取り付けられており(回転規制板330には、調整ネジ343用のネジ挿通孔332が形成されている)、上記ネジ挿入孔342内には、変位部370を外方に向け付勢する圧縮コイルバネ345が設けられている。調整ネジ343は、圧縮コイルバネ345により外方に向け付勢された変位部370のネジ挿入孔342に、そのネジ部343aが螺合され、該調整ネジ343を回転することにより、変位部370の変位を調整できるようになっている。
【0038】
レバー部材344は、ネジ基部343bに形成されたピン挿通孔343c内に挿通されるピン部344aを有し、該ピン部344aをピン挿通孔343c内に挿通された後、ネジ基部343bの頂部に形成されたネジ孔343dに螺合するネジ346によって、ネジ基部343bに固定されている。このレバー部材344は、上記調整ネジ343を回転させ上記変位部370の変位を調整する際に、操作される。
【0039】
図2に示すように、上記縁部320には、上記レバー部材344の回動範囲を規制するためのストッパ部材380A,380Bが設けられている。ストッパ部材380Aは、レバー部材344の図中時計方向への回動を規制するためのものであり、ストッパ部材380Bは、レバー部材344の図中反時計方向への回動を規制するためのものである。レバー部材344は、これら2つのストッパ部材380A,380Bの間を回動する(回動角度範囲90度)ようになっており、レバー部材344がストッパ部材380Aに当接する位置が、フェルール420を保持するクランプ位置であり、レバー部材344がストッパ部材380Bに当接する位置が、フェルール420の保持を解除するクランプ解除位置となっている。また、図1に示すように、ストッパ部材380A,380B(図1ではストッパ部材380Aのみ図示)は、上記縁部320に形成されたネジ孔323と螺合するネジ部381を有し、該ネジ部381がネジ孔323に螺合されることによって、縁部320に固定されている。
【0040】
また、図2に示すように、上記基部310の正面には、上記回転規制板330を基部310に取り付ける際の位置決め用のピン部材390が2個取り付けられている。一方、回転規制板330には、これらピン部材390が挿通される位置決め用の孔部334と長孔335が形成されている。
【0041】
さらに、回転規制板330には、その中央部に、クランプ装置300に保持されたフェルール420の回転を規制するための回転規制孔333が形成されている。この回転規制孔333は、フェルール420の保持具422(図1参照)の外形形状と同じ矩形形状に形成されており、フェルール420が上記フェルール挿通孔361内に挿通された際に上記保持具422と係合し、これによりフェルール420が上記軸線L周りに回転することを規制するようになっている。
【0042】
また、図4に示すように、クランプ装置300の上記基部310の裏面には、各種の孔部が形成されている。孔部311は、上記回転規制孔333を基部310に固定する上記ネジ331が挿通される貫通孔であり、孔部312は、回転規制板330を位置決めするための上記ピン部材390が挿通される貫通孔である。どちらの孔部311、312も加工の都合上、基部310の正面側から裏面側まで貫通しているが、これらに挿通される上記ネジ331およびピン部材390の先端部は、上記切欠部350の手前の位置までしか達していない。
【0043】
また、基部310の裏面中央部には、フェルール420の先端部を観察するための観察孔372が形成されている。この観察孔372は、図1に示すように、上記軸線L上に位置するように設けられ、また、上記フェルール挿通孔361よりも一回り大きい大きさに形成されている。この観察孔372は、クランプ装置300が上記顕微干渉計装置1にセットされた際、上記対物レンズユニット11の正面に位置するように構成されている。
【0044】
<クランプ装置の作用>
上述したように構成されたクランプ装置300は、以下のようにしてフェルール420を保持する。まず、レバー部材344を、ストッパ部材380Bと当接する位置、すなわちクランプ解除位置に操作する(図2参照)。このとき、上記変位部370は、変位していない状態、すなわち、上記切欠部350の間隔がその全長に亘って一定となる状態に維持される(図1参照)。
【0045】
次に、フェルール420を、その先端部側からクランプ装置300の支持部360内のフェルール挿通孔361に挿入して、保持具422が回転規制板330の回転規制孔333内に係合される位置にセットする。フェルール挿通孔361の内径は、フェルール420の外径の大きさと略同じ大きさに形成されているので、フェルール420をフェルール挿通孔361内に挿入した時点で、フェルール420は所期の位置に、所期の姿勢で高精度にセットされる。
【0046】
次いで、レバー部材344を、ストッパ部材380Aと当接する位置、すなわち上記クランプ位置に操作する。このとき、上記調整ネジ343のネジ部343aが右回りに回転し、この回転により、該ネジ部343aと螺合している変位部370は、上記圧縮コイルバネ345の付勢力に抗しながら、上記薄肉部373を支点として支持部360に近づく方向に変位する。この変位によって、変位部370の上記押圧部位371が、フェルール挿通孔361の挿通方向前側の端部から突出するフェルール420の先端部分を、フェルール420の挿通方向と略直角な方向に押圧して、フェルール挿通孔361内に挿通されたフェルール420が抜脱しないように保持する。
【0047】
フェルール420の保持を解除する場合は、レバー部材344を、ストッパ部材380Bと当接する位置、すなわち上記クランプ解除位置に操作する。このとき、上記調整ネジ343のネジ部343aが左回りに回転し、この回転により、該ネジ部343aと螺合している変位部370は、上記薄肉部373を支点として支持部360から離れる方向に変位する。この変位によって、上記切欠部350の間隔がその全長に亘って一定となる状態に戻り、また、変位部370の押圧部位371によるフェルール420の先端部分に対する押圧が解除されて、フェルール420をフェルール挿通孔361内から抜脱することが可能となる。
【0048】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限られず、種々の態様の変更が可能である。
【0049】
例えば、上記実施形態において、クランプ装置は、先端面がPC研磨されたフェルールを保持するものとしているが、このクランプ装置は、先端面が光軸に対して垂直な平面に研磨されたフェルールや、先端面が光軸に対して斜交する平面に研磨されたフェルールを保持することも可能である。
【0050】
また、上記実施形態において、クランプ装置は、光コネクタのプラグ内から取り出された状態のフェルールを保持するものとしているが、クランプ装置の正面部にプラグの逃げ部(プラグの形状に合わせた凹部)を形成して、プラグ内に収容された状態のフェルールを保持できるようにすることも可能である。
さらに、上記実施形態においては、変位部が支持部と一体に形成されているが、変位部の全体あるいは一部を支持部と別体に形成することも可能である。
【0051】
また、上記実施形態では、変位部を支持部から離れる方向に付勢するために圧縮コイルバネが設けられているが、圧縮コイルバネに代えて、板バネやゴムブッシュ等の他の付勢部材を用いるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、フェルールは、ジルコニアセラミック製であり、その軸心部にはシングルモードタイプの光ファイバを保持しているが、フェルールに関しては、ステンレス製やプラスチック製等の他の材料で形成されたものであってもよく、保持する光ファイバに関しては、マルチモードタイプのものであってもよい。
【0052】
また、本発明のフェルールのクランプ装置は、顕微干渉計装置に使用が限られるものではなく、フェルールの検査等に用いられる他の機器において、フェルールを所期の位置に保持するなどのために用いることが可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明のフェルールのクランプ装置は、フェルールの外径と略同寸法の内径を有する固定のフェルール挿通孔を有する支持部と、このフェルール挿通孔の挿通方向と略直角な方向に所定距離離れた位置を支点として、挿通方向に変位可能に形成された変位部と、この変位部の変位を調整する変位調整部とを備えている。そして、上記支持部は、フェルール挿通孔内に挿通されたフェルールを該フェルール挿通孔の内面により支持するように構成されており、上記変位部は、上記変位によって、フェルール挿通孔の挿通方向前側の端部から突出したフェルールの先端部分を上記挿通方向と略直角な方向に押圧する押圧部位を有し、該押圧部位による押圧によってフェルール挿通孔内に挿通されたフェルールを保持するように構成されている。
【0054】
このように構成された本発明のフェルールのクランプ装置においては、フェルールの位置決めおよび姿勢維持が固定のフェルール挿通孔によって行なわれ、フェルールの保持は変位部によって行なわれる。フェルールの位置決め、姿勢維持、保持がクランプ装置の同じ部分で行なわれる従来技術とは異なり、フェルールの位置決め、姿勢維持を行なうフェルール挿通孔が固定であり、かつ該フェルール挿通孔の内径がフェルールの外径と略同寸法に形成されているので、顕微干渉計装置に対してクランプ装置が正しくセットされれば、フェルールを所期の位置に所期の姿勢で高精度に保持することが可能となる。
【0055】
また、本発明による顕微干渉計装置によれば、上記特徴を備えた本発明のクランプ装置を具備しているので、フェルールを、対物レンズ系前方の所定位置に、所期の姿勢で高精度に安定して、確実に保持することができる。これにより、フェルールの測定解析を安定して高精度に行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光コネクタ用プラグのクランプ装置の断面図
【図2】図1に示すクランプ装置の正面図
【図3】図1に示すクランプ装置の外観斜視図(正面側)
【図4】図1に示すクランプ装置の外観斜視図(裏面側)
【図5】図1に示すクランプ装置を具備した顕微干渉計装置の斜視図
【符号の説明】
1 顕微干渉計装置
2 底板
3 前板
4 後板
5 隔壁板
6 カバーケース
7 電源部
8 コントロールボックス
9 コイルバネ
10 干渉計本体部
11 対物レンズユニット
12 ピエゾユニット
13 ハーフミラー・光源ユニット
14 結像レンズユニット
15 ミラーボックス
16 CCDカメラユニット
17 固定台
18 フォーカス台
18a 凸部
19A,19B ガイド軸
20 フォーカス調整ネジ
21 ネジ軸部
22 ツマミ部
30 電源スイッチ
100 傾斜調整装置
110 第1の基部材
120 第2の基部材
130 支点部
140 第1の傾斜調整ネジ
150 第2の傾斜調整ネジ
200 クランプ装置保持具
210 上段部
220 下段部
221 保持用凹部
230 連結部
240 取付ネジ
300 クランプ装置
310 基部
311,312 孔部
320 縁部
321 ネジ孔
322 凹部
323 ネジ孔
330 回転規制板
331 ネジ
332 ネジ挿通孔
333 回転規制孔
334 孔部
335 長孔
340 変位調整部
341 ネジ孔
342 ネジ挿入孔
343 調整ネジ
343a ネジ部
343b ネジ基部
343c ピン挿通孔
343d ネジ孔
344 レバー部材
344a ピン部
345 圧縮コイルバネ
346 ネジ
350 切欠部
351 空洞部
360 支持部
361 フェルール挿通孔
370 変位部
371 押圧部位
372 観察孔
373 薄肉部
380A,380B ストッパ部材
381 ネジ部
420 フェルール
421 フェルール本体
422 保持具
L クランプ装置の軸線

Claims (6)

  1. 光コネクタ用プラグのフェルールを保持するためのフェルールのクランプ装置において、
    前記フェルールの外径と略同寸法の内径を有する固定のフェルール挿通孔を備え、該フェルール挿通孔内に挿通された前記フェルールを該フェルール挿通孔の内面により支持する支持部と、
    前記フェルール挿通孔内に挿通された前記フェルールの、該フェルール挿通孔の挿通方向前側の端部から突出した先端部分から、前記挿通方向と略直角な所定の向きに所定距離離れた位置に支点を有し、該支点から該所定の向きと逆向きに延びると共に、該支点を中心として前記挿通方向に変位可能に形成された変位部と、
    該変位部の前記変位を調整する変位調整部とを備え、
    前記変位部は、前記変位によって前記フェルールの前記先端部分を前記挿通方向と略直角な方向に押圧する押圧部位を有してなり
    板状部材の中央部に該板状部材の厚み方向に延びるように形成された貫通孔の一部により前記フェルール挿通孔が構成され、
    該板状部材の一側面側から前記挿通方向と直交する方向に前記貫通孔を越える位置まで延びる切欠部が形成され、この切欠部を挟んで互いに対向する、該板状部材の2つの部分のうち、前記挿通方向前側に位置する部分により前記変位部が構成され、該挿通方向後側に位置する部分により前記支持部が構成され、
    前記押圧部位による前記押圧によって前記フェルール挿通孔内に挿通された前記フェルールを保持するものであることを特徴とするフェルールのクランプ装置。
  2. 前記変位部に、前記挿通方向に延びるように形成されたネジ孔と、前記支持部の該ネジ孔と対向する部分に、前記挿通方向に延びるように形成されたネジ挿入孔と、該ネジ挿入孔から前記ネジ孔に向けて差し込まれ該ネジ孔と螺合するネジとにより、前記変位調整部が構成されてなることを特徴とする請求項1記載のフェルールのクランプ装置。
  3. 前記変位部に、該変位部の前記変位を容易ならしめるための薄肉部が形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のフェルールのクランプ装置。
  4. 前記ネジ挿入孔内に、前記変位部を前記支持部から離れる方向に付勢するコイルバネが設けられていることを特徴とする請求項2または3記載のフェルールのクランプ装置。
  5. 前記ネジを回転させるためのレバー部材が該ネジに設けられる共に、該レバー部材の回動範囲を規制するストッパ部を備えてなることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のフェルールのクランプ装置。
  6. 被検体の位相情報を担持した物体光を参照光と干渉させて得られる干渉縞を観察する顕微干渉計装置において、
    請求項1〜5までのいずれか1項に記載のフェルールのクランプ装置を具備してなることを特徴とする顕微干渉計装置。
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