JP4084698B2 - 球技用ゴール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、組立・解体の作業性のよい球技用ゴールに関する。
【0002】
【従来の技術】
サッカーやハンドボール等の球技で使用される従来の球技用ゴールとして、図16に示すように、ゴール入口を形成するクロスバー210とゴールポスト220とがコーナー継手230を介して連結されたものがある(特許文献1参照)。同図において符号240,Nはそれぞれ支持枠、ネットを示している。
【0003】
図17に示すようにコーナー継手230は、コーナー継手本体231からそれぞれ内側側方、下方、後方に延出する円筒状のクロスバー連結軸232、ゴールポスト連結軸233、支持枠連結軸234を備えている。クロスバー連結軸232には、長軸のボルトB’を上下方向に連通させるためのボルト連通孔232a,232bが穿設されている(図18参照)。
また、クロスバー210は中空円筒形状をなし、その中空部内にコーナー継手230のクロスバー連結軸232が挿入される。クロスバー210の断面上下部には、肉厚の補強部211,212が内向きに形成されている。
【0004】
図18に示すように、クロスバー210の補強部211,212にはそれぞれ段差状のボルト挿入孔211a、ナット挿入孔212aが形成されている。そして、クロスバー210とコーナー継手230とは、コーナー継手230のクロスバー連結軸232をクロスバー210の中空部内に挿入し、長軸のボルトB’をボルト挿入孔211a、ボルト連通孔232a,232b、ナット挿入孔212aに挿通して、ナット挿入孔212aに挿入したナットNをボルトB’に螺合することにより連結される。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−126145([0008]−[0012],図1−9)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、かかる従来の球技用ゴールには、次のような問題がある。
(1)コーナー継手230のクロスバー連結軸232をクロスバー210の中空部内に挿入した状態では、クロスバー連結軸232のボルト挿通孔232a,232bは外側から見えないため、ボルト挿入孔211a、ボルト挿通孔232a,232b、ナット挿入孔212aが一直線状となるようにクロスバー210を回転調整して、これらにボルトB’を挿通する作業が極めて難しい。また、ナット挿入孔212aに挿入したナットNをボルトB’に螺合するときに、ナットNが回転しないように押さえ付けながらボルトB’をまわす必要があるので、作業性が極めて悪い。
なお、コーナー継手230のゴールポスト連結軸233とゴールポスト220との連結についても全く同様の問題がある。
【0007】
(2)クロスバー210の補強部211,212とクロスバー連結軸232との間のクリアランス(隙間)を大きくすると、クロスバー210の中空部内でクロスバー連結軸232ががたつき、組み立てたときにクロスバー210が下方に撓んだ状態となってしまう。したがって、これを避けるために、クロスバー210の補強部211,212とクロスバー連結軸232との間のクリアランスを小さくしなければならないが、そうすると、クロスバー210の中空部内にクロスバー連結軸232を挿入することが難しく組立・解体の作業性が格段に悪くなってしまい、さらには製造精度によってクロスバー210の中空部内にクロスバー連結軸232を挿入することができなくなってしまうこともある。
なお、コーナー継手230のゴールポスト連結軸233とゴールポスト220との連結についても同様の問題がある。
【0008】
(3)図18に示すように、ゴールポスト220とコーナー継手230のゴールポスト連結軸233との連結も、クロスバー210とコーナー継手230のクロスバー連結軸232との連結と全く同様にして行われるが、ゴールポスト220は鉛直向きであるため、連結作業中にゴールポスト220が下方にずれたり落ちやすく、作業性が悪い。
【0009】
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、組立・解体の作業性がよく、しかもクロスバーが下方に撓まないように組立可能な構造の球技用ゴールを提案するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明の請求項1に係る球技用ゴールは、ゴール入口を形成するクロスバーと左右一対のゴールポストとがクロスバー継材を介して連結された球技用ゴールであって、前記各ゴールポストは、その上端部から内側側方に延出するクロスバー連結軸を備え、前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸は断面略中空円筒形状であって、各中空部内に前記クロスバー継材が挿入され、前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸と前記クロスバー継材とが後方から螺入されたボルトで連結されており、前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の内周面並びにクロスバー継材の外周面に、前記クロスバー継材の軸まわりの回転を規制する回転規制部が形成されている、ことを特徴とする。
【0011】
かかる球技用ゴールでは、クロスバー及びクロスバー連結軸の中空部内にクロスバー継材が挿入され、後方からボルトが螺入されることにより、クロスバーとゴールポストがクロスバー継材を介して連結されているが、クロスバー及びクロスバー連結軸の内周面並びにクロスバー継材の外周面に回転規制部が形成されているので、クロスバー継材がクロスバー及びクロスバー連結軸の中空部内で軸まわりに回転しない。したがって、クロスバー継材をクロスバー及びクロスバー連結軸の中空部内に挿入したときにボルトを挿入する孔が外側から見えなくても、クロスバー継材の挿入長さを調節するだけでボルト挿入のための位置決めを正確に行うことができ、組立時の作業性がよい。
【0012】
また、クロスバー及びクロスバー連結軸とクロスバー継材とを連通するように一方向(後方)からボルトを螺入するだけでこれらが互いに固定されるので、従来のようにナットを回転しないように押さえ付けながらボルトをまわす必要がなく、組立・解体の作業が簡単である。
さらに、クロスバー、クロスバー連結軸、クロスバー継材はいずれも水平であるため、これらを互いに連結するときに各部材がずれたり落下するおそれがなく、組立・解体の作業性がよい。
なお、ボルトは後方から挿入され、組立後にボルトがゴール入口に露出しないので、見映えがよく、競技中の安全性も高い。
また、クロスバー継材をクロスバー又はクロスバー連結軸のいずれか一方に予め連結した状態で現場に搬入するようにすれば、現場ではクロスバー継材をクロスバー継材又はクロスバーのいずれか一方だけに連結すれば済むので、現場工程を簡略化することができる。
【0013】
また、本発明の請求項に係る球技用ゴールは、前記クロスバー継材は断面略中空円筒形状であって、その中空部内には前記ボルトが螺入される棒ナットがその軸を前後方向に向けて配設され、前記棒ナットは、その前端面が前記クロスバー継材の内周前面に固定されるとともに、その後端面が前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の内周後面に臨んで隙間をあけて対向しており、前記棒ナットに前記ボルトを締め込んで前記隙間を小さくすると、前記クロスバー継材が断面前後方向に縮みつつ断面上下方向に伸びて、前記クロスバー継材の断面上下部と前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の断面上下部とが接触して互いに押圧される、ことを特徴とする。
【0014】
かかる球技用ゴールでは、棒ナットの前端面がクロスバー継材の内周前面に固定されているとともに、棒ナットの後端面がクロスバー及びクロスバー連結軸の内周後面に臨んで隙間をあけて対向しているので、クロスバー及びクロスバー連結軸の後方からボルトを螺入して締め込んでいくと、前記隙間が小さくなっていき、その結果、断面略中空円筒形状のクロスバー継材が断面前後方向に縮んでいくとともに断面上下方向に伸びていき、最終的にはクロスバー継材の断面上下部とクロスバー及びクロスバー連結軸の断面上下部とが接触して互いに押圧され、クロスバー継材がクロスバー及びクロスバー連結軸の中空部内でがたつかなくなる。したがって、クロスバー継材をクロスバー及びクロスバー連結軸の中空部内に挿入しやすくするためにクロスバー継材の外周面とクロスバー及びクロスバー連結軸の内周面とのクリアランスを大きくしても、クロスバー継材がクロスバー及びクロスバー連結軸の中空部内でがたつくことを確実に防止でき、組立後にクロスバーが下方に撓まないようにすることができる。
【0015】
本発明の請求項に係る球技用ゴールは、請求項に記載の球技用ゴールにおいて、前記クロスバー継材の断面上下部並びに前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の断面上下部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されている、ことを特徴とする。
【0016】
かかる球技用ゴールでは、クロスバー継材の断面上下部並びにクロスバー及びクロスバー連結軸の断面上下部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されているので、クロスバー継材の断面上下部がクロスバー及びクロスバー連結軸の断面上下部に押圧されたときに、クロスバー、クロスバー連結軸、クロスバー継材が破断することを確実に防止して、球技用ゴール全体の組立強度を高めることができる。
【0017】
本発明の請求項に係る球技用ゴールは、請求項1又は請求項2に記載の球技用ゴールにおいて、前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の外周後側に沿ってネットフック用のレール溝が形成され、該レール溝に前記ボルトの頭部が収容されている、ことを特徴とする。
【0018】
かかる球技用ゴールでは、ネットフック用のレール溝がクロスバー及びクロスバー連結軸の外周後側に形成され、ゴール入口に露出していないので見映えがよい。また、このレール溝にボルトの頭部が収容されているので、プレイヤーがボルトの頭部に接触して怪我をする危険を少なくすることができ、見映えもよい。
【0019】
また、本発明の請求項に係る球技用ゴールは、ゴール入口を形成するクロスバーと左右一対のゴールポストとがコーナー継手を介して連結された球技用ゴールであって、前記各コーナー継手は、それぞれ内側側方、下方に延出するクロスバー連結軸、ゴールポスト連結軸を備え、前記クロスバーは断面略中空円筒形状であって、その中空部内に前記クロスバー連結軸が挿入され、両者が後方から螺入されたボルトで連結されており、前記ゴールポストは断面略中空円筒形状であって、その中空部内に前記ゴールポスト連結軸が挿入され、両者が後方から螺入されたボルトで連結されており、前記クロスバーの内周面及び前記クロスバー連結軸の外周面に、前記クロスバーの軸まわりの回転を規制する回転規制部が形成され、前記ゴールポストの内周面及び前記ゴールポスト連結軸の外周面に、前記ゴールポストの軸まわりの回転を規制する回転規制部が形成されている、ことを特徴とする。
【0020】
かかる球技用ゴールでは、クロスバー及びゴールポストの中空部内にそれぞれコーナー継手のクロスバー連結軸、ゴールポスト連結軸が挿入され、後方からボルトが螺入されることにより、クロスバーとゴールポストがコーナー継手を介して連結されているが、クロスバーの内周面及びクロスバー連結軸の外周面に回転規制部が形成され、ゴールポストの内周面及びゴールポスト連結軸の外周面に回転規制部が形成されているので、クロスバー及びゴールポストが軸まわりに回転しない。したがって、クロスバー連結軸及びゴールポスト連結軸をそれぞれクロスバー及びゴールポストの中空部内に挿入したときにボルトを挿入する孔が外側から見えなくても、ボルト挿入のための位置決めを正確に行うことができ、組立時の作業性がよい。
【0021】
また、クロスバーとクロスバー連結軸とを連通するように、ゴールポストとゴールポスト連結軸とを連通するように一方向(後方)からボルトを螺入するだけでこれらが互いに固定されるので、従来のようにナットを回転しないように押さえ付けながらボルトをまわす必要がなく、組立・解体の作業が簡単である。
さらに、クロスバー、クロスバー連結軸はいずれも水平であるため、これらを互いに連結するときに各部材がずれたり落下するおそれがなく、組立・解体の作業性がよい。
なお、ボルトは後方から挿入され、組立後にボルトがゴール入口に露出しないので、見映えがよく、競技中の安全性も高い。
【0022】
また、本発明の請求項に係る球技用ゴールは、前記クロスバー連結軸及び前記ゴールポスト連結軸は断面略中空円筒形状であって、それぞれの中空部内には前記ボルトが螺入される棒ナットがその軸を前後方向に向けて配設され、前記棒ナットは、その前端面が前記クロスバー連結軸又は前記ゴールポスト連結軸の内周前面に固定されるとともに、その後端面が前記クロスバーの内周後面又は前記ゴールポストの内周後面に臨んで隙間をあけて対向しており、前記棒ナットに前記ボルトを締め込んで前記隙間を小さくすると、前記クロスバー連結軸が断面前後方向に縮みつつ断面上下方向に伸びて、前記クロスバー連結軸の断面上下部と前記クロスバーの断面上下部とが接触して互いに押圧されるとともに、前記ゴールポスト連結軸が断面前後方向に縮みつつ断面左右方向に伸びて、前記ゴールポスト連結軸の断面左右部と前記ゴールポストの断面左右部とが接触して互いに押圧される、ことを特徴とする。
【0023】
かかる球技用ゴールでは、棒ナットの前端面がクロスバー連結軸又はゴールポスト連結軸の内周前面に固定されているとともに、棒ナットの後端面がクロスバー又はゴールポストの内周後面に臨んで隙間をあけて対向しているので、クロスバーやゴールポストの後方からボルトを螺入して締め込んでいくと、前記隙間が小さくなっていき、その結果、断面略中空円筒形状のクロスバー連結軸及びゴールポスト連結軸が断面前後方向に縮んでいくとともにそれぞれ断面上下方向又は断面左右方向に伸びていき、最終的にはクロスバー連結軸の断面上下部とクロスバーの断面上下部とが接触して互いに押圧され、クロスバー連結軸がクロスバーの中空部内でがたつかなくなるとともに、ゴールポスト連結軸の断面左右部とゴールポストの断面左右部とが接触して互いに押圧され、ゴールポスト連結軸がゴールポストの中空部内でがたつかなくなる。したがって、クロスバー連結軸をクロスバーの中空部内に挿入しやすくするためにクロスバー連結軸の外周面とクロスバーの内周面とのクリアランスを大きくしても、クロスバー連結軸がクロスバーの中空部内でがたつくことを確実に防止でき、組立後にクロスバーが下方に撓まないようにすることができる。同様に、ゴールポスト連結軸をゴールポストの中空部内に挿入しやすくするためにゴールポスト連結軸の外周面とゴールポストの内周面とのクリアランスを大きくしても、ゴールポスト連結軸がゴールポストの中空部内でがたつくことを確実に防止できる。
【0024】
本発明の請求項に係る球技用ゴールは、請求項に記載の球技用ゴールにおいて、前記クロスバーの断面上下部及び前記クロスバー連結軸の断面上下部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されているとともに、前記ゴールポストの断面左右部及び前記ゴールポスト連結軸の断面左右部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されている、ことを特徴とする。
【0025】
かかる球技用ゴールでは、クロスバーの断面上下部及びクロスバー連結軸の断面上下部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されているとともに、ゴールポストの断面左右部及びゴールポスト連結軸の断面左右部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されているので、クロスバー連結軸の断面上下部がクロスバーの断面上下部に押圧されたときに、クロスバーやクロスバー連結軸が破断することを確実に防止できるとともに、ゴールポスト連結軸の断面左右部がゴールポストの断面左右部に押圧されたときに、ゴールポストやゴールポスト連結軸が破断することを確実に防止でき、球技用ゴール全体の組立強度を高めることができる。
【0026】
本発明の請求項に係る球技用ゴールは、請求項4又は請求項5に記載の球技用ゴールにおいて、前記クロスバー及び前記ゴールポストの外周後側に沿ってネットフック用のレール溝が形成され、該レール溝に前記ボルトの頭部が収容されている、ことを特徴とする。
【0027】
かかる球技用ゴールでは、ネットフック用のレール溝がクロスバー及びゴールポストの外周後側に形成され、ゴール入口に露出していないので見映えがよい。また、このレール溝にボルトの頭部が収容されているので、プレイヤーがボルトの頭部に接触して怪我をする危険を少なくすることができ、見映えもよい。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、説明において、同一要素には同一の符号を用い、重複する説明は省略するものとする。
【0029】
<第一実施形態>
図1は本発明に係る球技用ゴールの第一実施形態を表す全体斜視図であり、図2は同球技用ゴールの骨組の分解斜視図である。これらの図に示すように、球技用ゴール1は、クロスバー10、ゴールポスト20、クロスバー継材30、上部サイドフレーム40、下部サイドフレーム50、後部フレーム60、後部フレーム継材70、後部コーナー継手80で形成された骨組にネットNを被せて構成してある。
ゴール入口の左上隅部を後方から見た状態を分解して表した図3に示すように、水平なクロスバー10と、鉛直なゴールポスト20とは、クロスバー継材30を介して連結されている。
【0030】
クロスバー10は、図4(a)にも示すように、断面略中空円筒形状に形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材からなる。クロスバー10の長さ、外径、肉厚はたとえば5400mm、120mm、3mmに設定され、上下対称断面形となっている。クロスバー10の内周前上側面には一対の第一凸条11a,12aが全長にわたって形成されており、内周前下側面には第一凸条11a,12aと上下対称に一対の第二凸条11b,12bが全長にわたって形成されている。またクロスバー10の外周後面には、ネットフック90(図5(b)参照)が係合するレール溝13が全長にわたって形成されている。レール溝13の底壁には、長さ方向に所定間隔をあけてボルト挿入孔14,14,…が穿設されている。さらに、クロスバー10の断面上下部は全長にわたってそれぞれ他の断面部分よりも肉厚の肉厚部15a,15bとして形成されている。肉厚部15a,15bの内周面は水平面を形成している。
【0031】
ゴールポスト20は、鉛直なゴールポスト本体21と、ゴールポスト本体21の上端部から内側側方に(クロスバー10に向かって)延出するクロスバー連結軸22と、ゴールポスト本体21の上端部から後方に(上部サイドフレーム40に向かって)延出する上部サイドフレーム連結軸23と、ゴールポスト本体21の下端部から後方に(下部サイドフレーム50に向かって)延出する下部サイドフレーム連結軸24(図2参照)とを備えている。
【0032】
ゴールポスト本体21は、図4(a)にも示すように、クロスバー10と同一断面に形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材であり、長さはたとえば2500mmである。ゴールポスト本体21は、レール溝13が後側に、肉厚部15a,15bが左右に向くように配置されている。ゴールポスト本体21のレール溝13の上端部には、ネットフック90を挿入するための切欠部27が形成されている。
クロスバー連結軸22は、図4(a)にも示すように、クロスバー10と同一断面に形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材であり、長さはたとえば1020mmである。クロスバー連結軸22が比較的長くなっているのは、クロスバー10を短くすることにより、クロスバー10を運搬しやすくするとともに、組立状態でクロスバー10が下方に撓みにくくなるようにするためである。クロスバー連結軸22は、ゴールポスト本体21の上端部に溶接等により固定されている。
【0033】
上部サイドフレーム連結軸23、下部サイドフレーム連結軸24は、いずれも断面円筒形状のアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材であって、その長さ、外径はたとえば300mm、61mmである。上部サイドフレーム連結軸23、下部サイドフレーム連結軸24は、それぞれゴールポスト本体21の上端部、下端部に溶接等により固定されている。
そして、クロスバー連結軸22と上部サイドフレーム連結軸23とが交差するコーナー部には補強リブ25が溶接固定され、同様にゴールポスト本体21と下部サイドフレーム連結軸24とが交差するコーナー部には補強リブ26(図2参照)が溶接固定されている。
【0034】
クロスバー継材30は、図4(b)にも示すように、断面が上下にやや長い略中空円筒形状に形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材からなる。クロスバー継材30の長さはたとえば360mmである。またクロスバー継材30の断面外形の上下高さ、前後長さはたとえば107mm、93mmに設定されており、クロスバー10及びクロスバー連結軸22の中空部内に比較的容易に挿入できるようにやや小さめとなっている。
クロスバー継材30は上下対称断面形であり、その外周前側面には上下一対で第一凸条31、第二凸条32がそれぞれ全長にわたって形成されている。そして、クロスバー継材30がクロスバー10又はクロスバー連結軸22の中空部内に挿入された状態(図6参照)で、クロスバー継材30の第一凸条31はクロスバー10又はクロスバー連結軸22の一対の第一凸条11a,12a間に位置し、クロスバー継材30の第二凸条32はクロスバー10又はクロスバー連結軸22の一対の第二凸条11b,12b間に位置する。つまり、クロスバー継材30の第一凸条31とクロスバー10又はクロスバー連結軸22の一対の第一凸条11a,12aとが、クロスバー10又はクロスバー連結軸22の中空部内におけるクロスバー継材30の軸まわりの回転を規制する第一の回転規制部として機能し、クロスバー継材30の第二凸条32とクロスバー10又はクロスバー連結軸22の第二凸条11b,12bとが、クロスバー10又はクロスバー連結軸22の中空部内におけるクロスバー継材30の軸まわりの回転を規制する第二の回転規制部として機能する。
【0035】
また、クロスバー継材30の外周後側面には上下一対の第三凸条33a,33bが全長にわたって形成されており、クロスバー継材30がクロスバー10又はクロスバー連結軸22の中空部内に挿入された状態(図6参照)で、クロスバー継材30の第三凸条33a,33bでクロスバー10及びクロスバー連結軸22のレール溝13を内側において上下から挟み込むことになる。つまり、クロスバー継材30の第三凸条33a,33bとクロスバー10又はクロスバー連結軸22のレール溝13は、クロスバー10又はクロスバー連結軸22の中空部内におけるクロスバー継材30の軸まわりの回転を規制する第三の回転規制部として機能する。上下の第三凸条33a,33bの間の後壁には、所定位置に棒ナット38(図5(a)参照)を挿通させる棒ナット挿通孔34,34,…が穿設されている。
【0036】
また、クロスバー継材30の内周前面には、上下一対の第四凸条35a,35bが全長にわたって形成されている。これらの第四凸条35a,35bは、棒ナット38の軸まわりの回転を規制する役割を果たすものである。そして、上下の第四凸条35a,35bの間の前壁には、棒ナット挿通孔34,34,…と対向する位置にボルト挿入孔36,36,…が穿設されている。
さらに、クロスバー継材30の断面上下部は全長にわたってそれぞれ他の断面部分よりも肉厚の肉厚部37a,37bとして形成されている。肉厚部37a,37bの外周面は水平面を形成している。
【0037】
棒ナット38は、図5(a)に示すように全体として略円柱形状であり、その前後端面からそれぞれタップが立てられ、内周面に雌ネジが形成されたネジ孔38a,38bが形成されている。棒ナット38は、図6にも示すように、軸方向を前後に向けてクロスバー継材30の中空部内に配置される。棒ナット38の前端面の上下部には、所定の高さ及び奥行で水平に切削された切欠部38c,38dが形成されており、棒ナット38がクロスバー継材30の中空部内に配置されたときにちょうど切欠部38c,38dにクロスバー継材30の第四凸条35a,35bが係合して、棒ナット38がその軸まわりに回転しないようになっている。また、棒ナット38がクロスバー継材30の中空部内に配置された状態で、棒ナット38の前端面はクロスバー継材30の前壁内周面に当接し、棒ナット38の後端面は、クロスバー10及びクロスバー連結軸22のレール溝13の底壁の内周面との間に2mm程度の隙間(クリアランス)をあけた格好となる。
【0038】
ネットフック90は、ネットNの周囲のロープを係止し、クロスバー10やゴールポスト20のレール溝13に係合される合成樹脂製の部材である。図5(b)に示すように、ネットフック90は、ネットフック本体91と、ネットフック本体91の前面側に形成された断面略コ字形のスライド部92と、ネットフック本体91の後面側に形成された下向きフック93及び上向きフック94とで形成されている。
【0039】
その他、上部サイドフレーム40、下部サイドフレーム50、後部フレーム60、後部フレーム継材70はいずれも断面中空円筒形状に形成されたアルミニウム又はアルミニウム合金の押出形材からなる。ただし、上部サイドフレーム40は曲げ加工が施された曲線材であり、下部サイドフレーム50及び後部フレーム60は長尺の直線材、後部フレーム継材70は短尺の直線材である。また、後部コーナー継手80はアルミニウム又はアルミニウム合金の鋳物である。これらはボルトやナット等の適宜の手段で組み立てられる。
【0040】
続いて、球技用ゴール1の骨組のうち、特にクロスバー10とゴールポスト20を組み立てる手順について、説明する。
【0041】
まず、図8に示すように、棒ナット挿通孔34からクロスバー継材30の中空部内に棒ナット38を挿入する。このとき棒ナット38の切欠部38c,38dにそれぞれクロスバー継材30の第四凸条35a,35bが係合するとともに、棒ナット38の前端面はクロスバー継材30の内周前面に当接し、棒ナット38のネジ孔38aはクロスバー継材30のボルト挿入孔36に一致する。なお、クロスバー継材30の内周前後長さに比べて棒ナット38が短い場合には、棒ナット38をクロスバー継材30の端部開口から中空部内にスライド挿入してもよいが、その場合には棒ナット38のネジ孔38aをクロスバー継材30のボルト挿入孔36に位置合わせする手間がかかるので、棒ナット挿通孔34から棒ナット38を挿入するほうが簡単である。そして、クロスバー継材30の前方からボルト挿入孔36を介して棒ナット38のネジ孔38aにボルトB1を螺入し、締め込んで固定する。この状態で、棒ナット38の後端面はクロスバー継材30の棒ナット挿通孔34内でやや引っ込んだ状態である。
【0042】
次に、図9に示すように、クロスバー継材30を軸方向にスライドさせてその長さの半分をクロスバー連結軸22の中空部内に挿入する。このとき、クロスバー継材30の外周面とクロスバー連結軸22の内周面との間には充分なクリアランスがあるので(図6参照)、クロスバー連結軸22の中空部内にクロスバー継材30を容易に挿入することができる。また、第一の回転規制部(クロスバー継材30の第一凸条31とクロスバー連結軸22の一対の第一凸条11a,12a)、第二の回転規制部(クロスバー継材30の第二凸条32とクロスバー連結軸22の第二凸条11b,12b)、第三の回転規制部(クロスバー継材30の第三凸条33a,33bとクロスバー連結軸22のレール溝13)によりクロスバー連結軸22の中空部内におけるクロスバー継材30の軸まわりの回転が規制されるので、クロスバー連結軸22の中空部内へのクロスバー継材30の挿入長さを調節するだけで、クロスバー連結軸22のボルト挿入孔14と棒ナット38のネジ孔38bとの位置合わせをすることができる。
また、クロスバー連結軸22のレール溝13にネットフック90のスライド部92をスライド挿入する。
【0043】
次に、図10に示すように、後方からクロスバー連結軸22のボルト挿入孔14を通じて棒ナット38のネジ孔38bにボルトB2を螺入する(図6参照)。そして、更にボルトB2を締め込んでいくと、図7に示すように、棒ナット38の後端面とクロスバー連結軸22のレール溝13の底壁内周面との間のクリアランスが小さくなっていき、その結果、クロスバー継材30の前後長さが小さく、かつ、上下長さが大きくなっていく。そして最終的に、クロスバー継材30の肉厚部37a,37bがそれぞれクロスバー連結軸22の肉厚部15a,15bに押圧されるとともに、クロスバー継材30の第一凸条31、第二凸条32がそれぞれクロスバー連結軸22の第一凸条11a、第二凸条11bに押圧されるので、クロスバー継材30がクロスバー連結軸22の中空部内でがたつかなくなる。特に本実施形態では、クロスバー連結軸22の肉厚部15a,15bの内周面とクロスバー継材30の肉厚部37a,37bの外周面がともに水平面となっているので、両者が確実に面接触し、がたつき防止の効果がより大きい。そして、この状態で工場から出荷されることになる。
【0044】
続いて現場では、まず図11に示すように、クロスバー10を軸方向にスライドさせて、クロスバー10の中空部内にクロスバー継材30の長さの残り半分(クロスバー連結軸22の中空部内に挿入されていない部分)を挿入する。ここでもクロスバー継材30をクロスバー連結軸22の中空部内に挿入するときと同様、クロスバー継材30の外周面とクロスバー10の内周面との間には充分なクリアランスがあるので、クロスバー10の中空部内にクロスバー継材30を容易に挿入することができる。また、第一の回転規制部(クロスバー継材30の第一凸条31とクロスバー10の一対の第一凸条11a,12a)、第二の回転規制部(クロスバー継材30の第二凸条32とクロスバー10の第二凸条11b,12b)、第三の回転規制部(クロスバー継材30の第三凸条33a,33bとクロスバー10のレール溝13)によりクロスバー10の中空部内におけるクロスバー継材30の軸まわりの回転が規制されるので、クロスバー10の中空部内へのクロスバー継材30の挿入長さを調節するだけで、つまり、クロスバー10の端面がクロスバー連結軸22の端面に当接するまでクロスバー10の中空部内にクロスバー継材30を挿入するだけで、クロスバー10のボルト挿入孔14と棒ナット38のネジ孔38bとの位置合わせをすることができる。
また、図示省略するが、クロスバー10のレール溝13にネットフック90のスライド部92をスライド挿入する。
【0045】
最後に図12に示すように、後方からクロスバー10のボルト挿入孔14を通じて棒ナット38のネジ孔38bにボルトB2を螺入する(図6参照)。そして、更にボルトB2を締め込んで、図7に示すように、クロスバー継材30がクロスバー10の中空部内でがたつかないように固定する。
【0046】
以上のように、クロスバー継材30をクロスバー連結軸22に予め工場で固定しておくことにより、現場ではクロスバー継材30をクロスバー10の中空部内にスライド挿入し、たった二本のボルトB2,B2を一方向(後方)から螺入するだけで、クロスバー10とゴールポスト20とを連結することができる。また、充分なクリアランスが確保されているので、クロスバー継材30をクロスバー10及びクロスバー連結軸22の中空部内に容易に挿入できるとともに、棒ナット38のネジ孔38bへのボルトB2の螺入・締め込みにより、クロスバー10及びクロスバー連結軸22の中空部内でクロスバー継材30ががたつかないように強固に連結することができ、クロスバー10が下方に撓まないように球技用ゴール1を組み立てることができる。
【0047】
また、回転規制部により、クロスバー10及びクロスバー連結軸22のボルト挿入孔14と棒ナット38のネジ孔38bとの位置決めの際に、クロスバー継材30の周方向の位置決めをする必要がない。さらに、クロスバー継材30の第四凸条35a,35bと棒ナット38の切欠部38c,38dとの係合により、クロスバー継材30の中空部内に棒ナット38を正確かつ容易に位置決めできるとともに、ボルトB1の螺入時に棒ナット38が回転しない。
【0048】
なお、ここではクロスバー継材30をまずクロスバー連結軸22に連結して、その後にクロスバー10に連結したが、この手順を逆にしてもよい。また、クロスバー10、ゴールポスト20、クロスバー継材30以外の部材(上部サイドフレーム40、下部サイドフレーム50、後部フレーム60、後部フレーム継材70、後部コーナー継手80)の組立手順は任意に定めうる。ゴールポスト本体21のレール溝13に切欠部27からネットフック90を挿入するタイミングも任意に定めうる。
【0049】
<第二実施形態>
図13は本発明に係る球技用ゴールの第二実施形態を表す全体斜視図であり、図14は同球技用ゴールの骨組の分解斜視図である。これらの図に示すように、球技用ゴール2の骨組は、いずれも直線状のクロスバー100、ゴールポスト110、上部サイドフレーム120、下部サイドフレーム130、後部サイドフレーム140、後部フレーム150をコーナー継手160,170,180,190で連結したものとなっている。
ゴール入口の左上隅部を後方から見た状態を分解して表した図15に示すように、水平なクロスバー100と、鉛直なゴールポスト110とは、コーナー継手160を介して連結されている。
【0050】
同図に示すように、コーナー継手160はアルミニウム又はアルミニウム合金の鋳物であり、コーナー継手本体161からそれぞれ内側側方、下方、後方へ延出する断面略円筒形状のクロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163、上部サイドフレーム連結軸164を備える。クロスバー連結軸162はクロスバー100の中空部内に挿入され、ゴールポスト連結軸163はゴールポスト110の中空部内に挿入される。
クロスバー100、ゴールポスト110はそれぞれ、第一実施形態のクロスバー10、ゴールポスト本体21と同一の断面形状である。また、コーナー継手160のクロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163はいずれも、第一実施形態のクロスバー継材30と同一の断面形状である。
【0051】
したがって、第一実施形態と同様に、コーナー継手160のクロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163の中空部内に棒ナット38をセットして前方から螺入したボルトB1で固定した後、クロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163をそれぞれクロスバー100、ゴールポスト110の中空部内に挿入し、後方からボルトB2を螺入して締め込むことにより、クロスバー100、ゴールポスト110をコーナー継手160にしっかり連結することができる。
【0052】
つまり、本実施形態においても、クロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163をクロスバー100、ゴールポスト110の中空部内に挿入するときに、充分なクリアランスが確保されているので挿入が容易であるとともに、ボルトB2の螺入・締め込みにより、クロスバー100、ゴールポスト110の中空部内でクロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163ががたつかないように強固に連結することができ、クロスバー100が下方に撓まないように球技用ゴール2を組み立てることができる。
【0053】
また、回転規制部により、クロスバー100、ゴールポスト110の中空部内にクロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163を挿入した後にクロスバー100、ゴールポスト110の周方向の位置決めをする必要がなく、組立作業が簡単である。さらに、クロスバー連結軸162、ゴールポスト連結軸163の中空部内に棒ナット38を正確かつ容易に位置決めできるとともに、ボルトB1の螺入時に棒ナット38が回転しない。
【0054】
なお、これら以外の部材(上部サイドフレーム120、下部サイドフレーム130、後部サイドフレーム140、後部フレーム150、コーナー継手170,180,190)についても、同様な連結態様とすることも可能である。
【0055】
<補足説明>
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の趣旨に応じた適宜の変更実施が可能であることは言うまでもない。たとえば、上記実施形態では回転規制部として第一〜第三の回転規制部が形成されているが、これらをいずれか一つ又は二つとしてもよく、またそれぞれの回転規制部の構成も、その機能を発揮するものであることを条件として、その位置や形状等は任意に定めうる。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る球技用ゴールは、回転規制部により各部材の軸まわりの相対的な回転が規制されているので、組立時の位置決めを簡単かつ正確に行うことができる。また、一方向からボルトを螺入するだけで組み立てることができるので、組立・解体の作業性がよい。
さらに、一方の部材の中空部内に他方の部材を挿入するときに、充分なクリアランスを確保して容易に挿入可能にしても、挿入後のボルト締結により両部材をがたつきなく強固に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る球技用ゴールの第一実施形態を表す全体斜視図である。
【図2】同球技用ゴールの骨組の分解斜視図である。
【図3】同球技用ゴールの要部分解斜視図である。
【図4】(a)はクロスバー及びクロスバー連結軸の断面図、(b)はクロスバー継材の断面図である。
【図5】(a)は棒ナットの斜視図、(b)はネットフックの斜視図である。
【図6】クロスバー又はクロスバー連結軸の中空部内にクロスバー継材を挿入した状態の断面図である。
【図7】その後、後方からボルトを螺入して締め込んだ状態の断面図である。
【図8】クロスバーとクロスバー連結軸とを連結する最初の工程を表す斜視図である。
【図9】図8に続く工程を表す斜視図である。
【図10】図9に続く工程を表す斜視図である。
【図11】図10に続く工程を表す斜視図である。
【図12】図11に続く工程を表す斜視図である。
【図13】本発明に係る球技用ゴールの第二実施形態を表す全体斜視図である。
【図14】同球技用ゴールの骨組の分解斜視図である。
【図15】同球技用ゴールの要部分解斜視図である。
【図16】特許文献1に開示された従来の球技用ゴールの全体斜視図である。
【図17】同球技用ゴールの要部分解斜視図である。
【図18】同球技用ゴールの要部断面図である。
【符号の説明】
1 … 球技用ゴール
10 … クロスバー
11a,12a … 第一凸条
11b,12b … 第二凸条
13 … レール溝
14 … ボルト挿入孔
15a,15b … 肉厚部
20 … ゴールポスト
21 … ゴールポスト本体
22 … クロスバー連結軸
23 … 上部サイドフレーム連結軸
24 … 下部サイドフレーム連結軸
25,26 … 補強リブ
27 … 切欠部
30 … クロスバー継材
31 … 第一凸条
32 … 第二凸条
33a,33b … 第三凸条
34 … 棒ナット挿通孔
35a,35b … 第四凸条
36 … ボルト挿入孔
37a,37b … 肉厚部
38 … 棒ナット
38a,38b … ネジ孔
38c,38d … 切欠部
40 … 上部サイドフレーム
50 … 下部サイドフレーム
60 … 後部フレーム
70 … 後部フレーム継材
80 … 後部コーナー継手
90 … ネットフック
91 … ネットフック本体
92 … スライド部
93 … 下向きフック
94 … 上向きフック
N … ネット

Claims (6)

  1. ゴール入口を形成するクロスバーと左右一対のゴールポストとがクロスバー継材を介して連結された球技用ゴールであって、
    前記各ゴールポストは、その上端部から内側側方に延出するクロスバー連結軸を備え、
    前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸は断面略中空円筒形状であって、各中空部内に前記クロスバー継材が挿入され、前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸と前記クロスバー継材とが後方から螺入されたボルトで連結されており、
    前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の内周面並びにクロスバー継材の外周面に、前記クロスバー継材の軸まわりの回転を規制する回転規制部が形成されており、
    前記クロスバー継材は断面略中空円筒形状であって、その中空部内には前記ボルトが螺入される棒ナットがその軸を前後方向に向けて配設され、
    前記棒ナットは、その前端面が前記クロスバー継材の内周前面に固定されるとともに、その後端面が前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の内周後面に臨んで隙間をあけて対向しており、
    前記棒ナットに前記ボルトを締め込んで前記隙間を小さくすると、前記クロスバー継材が断面前後方向に縮みつつ断面上下方向に伸びて、前記クロスバー継材の断面上下部と前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の断面上下部とが接触して互いに押圧される、
    ことを特徴とする球技用ゴール。
  2. 前記クロスバー継材の断面上下部並びに前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の断面上下部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の球技用ゴール。
  3. 前記クロスバー及び前記クロスバー連結軸の外周後側に沿ってネットフック用のレール溝が形成され、該レール溝に前記ボルトの頭部が収容されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の球技用ゴール。
  4. ゴール入口を形成するクロスバーと左右一対のゴールポストとがコーナー継手を介して連結された球技用ゴールであって、
    前記各コーナー継手は、それぞれ内側側方、下方に延出するクロスバー連結軸、ゴールポスト連結軸を備え、
    前記クロスバーは断面略中空円筒形状であって、その中空部内に前記クロスバー連結軸が挿入され、両者が後方から螺入されたボルトで連結されており、
    前記ゴールポストは断面略中空円筒形状であって、その中空部内に前記ゴールポスト連結軸が挿入され、両者が後方から螺入されたボルトで連結されており、
    前記クロスバーの内周面及び前記クロスバー連結軸の外周面に、前記クロスバーの軸まわりの回転を規制する回転規制部が形成され、
    前記ゴールポストの内周面及び前記ゴールポスト連結軸の外周面に、前記ゴールポストの軸まわりの回転を規制する回転規制部が形成されており、
    前記クロスバー連結軸及び前記ゴールポスト連結軸は断面略中空円筒形状であって、それぞれの中空部内には前記ボルトが螺入される棒ナットがその軸を前後方向に向けて配設され、
    前記棒ナットは、その前端面が前記クロスバー連結軸又は前記ゴールポスト連結軸の内周前面に固定されるとともに、その後端面が前記クロスバーの内周後面又は前記ゴールポストの内周後面に臨んで隙間をあけて対向しており、
    前記棒ナットに前記ボルトを締め込んで前記隙間を小さくすると、前記クロスバー連結軸が断面前後方向に縮みつつ断面上下方向に伸びて、前記クロスバー連結軸の断面上下部と前記クロスバーの断面上下部とが接触して互いに押圧されるとともに、前記ゴールポスト連結軸が断面前後方向に縮みつつ断面左右方向に伸びて、前記ゴールポスト連結軸の断面左右部と前記ゴールポストの断面左右部とが接触して互いに押圧される、
    ことを特徴とする球技用ゴール。
  5. 前記クロスバーの断面上下部及び前記クロスバー連結軸の断面上下部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されているとともに、
    前記ゴールポストの断面左右部及び前記ゴールポスト連結軸の断面左右部がそれぞれ他の部分よりも肉厚に形成されている、
    ことを特徴とする請求項に記載の球技用ゴール。
  6. 前記クロスバー及び前記ゴールポストの外周後側に沿ってネットフック用のレール溝が形成され、該レール溝に前記ボルトの頭部が収容されている、
    ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の球技用ゴール。
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