JP2004122915A - 板材の格子状連結方法及びその方法によって得られた車両用グリル - Google Patents
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Abstract
【解決手段】縦部材10には、横部材20を両面から挟む嵌合溝13を形成するとともに、嵌合溝13の溝幅方向に位置する内側面14には、第1凹部16を形成し、横部材20の板面24には、縦部材10に嵌入されたときに嵌合溝13の開口端に対応する位置に第2凹部25を形成し、第1凹部16が形成された内側面14と第2凹部25が形成された板面24とが対向するように、横部材20を縦部材10の嵌合溝13に嵌入して格子状に組み付け、嵌合溝13の開口端を第2凹部25に、かしめ込ませて縦部材10及び横部材20を連結固定するものとした。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、互いに交差する複数の板材を嵌合させて格子状に連結する方法及びその方法によって得られた車両用グリルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の板材を嵌合させて格子状に連結したものとしては、自動車のフロントに設けられたグリル等がある。このような車両用のグリルとしては、互いに平行に配した複数の帯状の横部材とこれに交差する縦部材とが結合され、縦部材を介して車体に取り付けられる構造としたものが知られている。かかる車両用のグリルは、横部材には相手部材を嵌入して相手部材をその両面から挟む嵌合溝が形成されるとともに、縦部材には横部材が嵌入されたときに嵌合溝の開口端と対応する位置に、円形の凹所又は嵌入した複数の横部材の各々の嵌合溝の開口端を縦方向に横切る一連の溝状凹所が形成され、縦部材に嵌合した横部材の嵌合溝の開口端の端縁は、先端が鋭利なかしめ刃等を圧入されることにより前記凹所にかしめ込まれて横部材と縦部材とが結合固定されている(例えば、特許文献1又は特許文献2参照)。
【0003】
また、横部材に形成された切込部への嵌め込みによって格子状結合部が形成され、この嵌め込みは、切込部の内側面の凹部と横部材の外側面の凸部とによる凹凸嵌合を伴っているグリルも開示されている(例えば、特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−24841号公報
【特許文献2】
特開2000−85500号公報
【特許文献3】
特開平11−34919号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の車両用グリルにおいては、先端が鋭利なかしめ刃等を圧入されることにより凹所にかしめ込まれて横部材と縦部材とが結合固定される場合、横部材の嵌合溝の開口端の端縁を剪断して塑性変形させるための大きな荷重が必要であった。従って、かしめ刃を圧入させる設備が大規模になってしまう恐れがあった。更には、大きな荷重でかしめ刃を圧入させることにより、横部材の他の部位が変形したり潰れたりして見栄えを損なう恐れもあった。
【0006】
また、縦部材の凹部と横部材の凸部とによる凹凸嵌合を伴っているグリルの場合、凹凸嵌合できるように予め縦部材の凹部及び横部材の凸部の形状を精度よく形成しておく必要があるとともに、縦部材及び横部材の少なくとも一方を弾性変形可能な素材で構成する必要があった。
【0007】
それゆえ、本発明は、以上の事情を背景になされたものであり、全体の見栄えを低下させることなく縦部材と横部材との連結強度を確保しながら、かしめによる固定に要する荷重を低減可能な板材の格子状連結方法及びその方法によって得られた車両用グリルを提供することを、その技術的課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記した技術的課題を解決するため、本発明は、請求項1に記載のように、互いに交差する複数の第1及び第2の板材を嵌合させて格子状に連結する方法において、第1の板材には、第2の板材を両面から挟む嵌合溝を形成するとともに、嵌合溝の溝幅方向に位置する内側面の少なくとも一方には、第1凹部を形成し、第2の板材の板面には、第1の板材に嵌入されたときに前記嵌合溝の開口端に対応する位置に第2凹部を形成し、第1凹部が形成された内側面と第2凹部が形成された板面とが対向するように、第2の板材を第1の板材の嵌合溝に嵌入して格子状に組み付け、前記開口端を第2凹部にかしめ込ませて第1及び第2の板材を連結固定することを特徴とする板材の格子状連結方法とした。
【0009】
本発明にかかる板材の格子状連結方法によれば、第1の板材の嵌合溝の溝幅方向に位置する内側面に第1凹部を形成するので、この第1凹部を起点として、嵌合溝の開口端を第2凹部に確実にかしめ込ませて食い込ませることができ、その品質も安定させることができる。その結果、かしめ荷重を低減することができ、大きな荷重を出力可能な設備も使用しなくてもよい。更には、かしめ荷重を付加することによる他の部位への影響も低減できるので、全体的な見栄えも満足させることが可能となる。
【0010】
好ましくは、請求項2に記載のように、第1の板材の嵌合溝の開口方向を前方向とするとき、第1凹部の前方側の壁部を、第2の板材が第1の板材に嵌入されたときに第2凹部の後方側の壁部よりも、前方の位置に形成することが望ましい。このように、第1凹部の前方側の壁部を第2凹部の後方側の壁部よりも前方の位置に形成するので、開口端を第2凹部にかしめ込ませるときに、第1凹部よりも前方に位置する嵌合溝の内側面が、そのまますっぽりと第2凹部に収まることができる。即ち、嵌合溝の開口端を第2凹部にかしめ込ませ易くすることができ、かしめ荷重を、より低減することが可能となる。
【0011】
また好ましくは、請求項3に記載のように、第1の板材の嵌合溝の開口方向を前方向とするとき、第1凹部の前方側の壁部を、第2の板材が第1の板材に嵌入されたときに第2凹部の後方側の壁部よりも、後方の位置に形成することが望ましい。このように、第1凹部の前方側の壁部を第2凹部の後方側の壁部よりも後方の位置に形成するので、開口端を第2凹部にかしめ込ませるときに、第1凹部の直ぐ前方に位置する嵌合溝の内側面の一部が潰れて変形し、第2凹部の後方側の壁部に食い込ませることができる。即ち、部分的と潰れ変形となるので、かしめ荷重を低減することができ、更には、第1板材と第2板材とのガタや位置ずれを防止することも可能となる。
【0012】
また好ましくは、請求項4に記載のように、第1凹部を、円弧状に形成にすることが望ましい。これによれば、開口端を第2凹部にかしめ込ませるときに生じる応力集中を緩和できるので、第1凹部から割れることを防止することが可能となる。
【0013】
より好ましくは、請求項5に記載のように、前記第1の板材は縦部材であるとともに前記第2の板材は横部材であり、前記第1凹部は、前記嵌合溝の下方側の内側面に形成することが望ましい。この連結方法によって、車両用グリルを好適に製造することができる。更に、第1凹部は、前記嵌合溝の下方側の内側面に形成するので、かしめ込まれる部位が車両外方から見えにくくなり、車両の見栄えをよくすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施の形態を、図面を用いて説明する。本実施形態は自動車のフロント等に設けられる車両用グリルであり、複数の縦部材と複数の横部材が格子状に連結されたものである。
【0015】
まず、第1実施形態について説明する。図1は、本発明の第1実施形態を概略的に示した図であり、図1(a)は1つの連結部における分解斜視図、図1(b)は連結部が連結された状態の斜視図、図1(c)は、かしめ固定前の連結部近傍の垂直断面図、図1(d)は、かしめ固定後の連結部近傍の垂直断面図である。図1において、縦部材10及び横部材20は、長尺の平板状を呈したアルミニウム合金押出材より形成されている。縦部材10及び横部材20は、図では中実のものを示しているが、中空であってもよい。
【0016】
縦部材10は垂直方向(上下方向)に延在し、その長手方向に平行な前端縁11には、縦部材10の長手方向に交差する方向(前後方向)に延びる嵌合溝13が形成されている。嵌合溝13の深さ(前後方向の長さ)は、縦部材10の幅(前後方向の長さ)の約1/2の寸法となっている。この嵌合溝13の深さは、製品の意匠上の要求に応じて適宜対応される。
【0017】
嵌合溝13の幅(上下方向の長さ)は、横部材20の板厚t2(約3.5mm)とほぼ同じ(実際には若干大きい)寸法となっている。嵌合溝13と横部材20とのクリアランスは、大きいと縦部材10と横部材20とのガタが大きくなり、小さいと組み付け作業性が悪くなるので、正の値で若干量(具体的には0.1mm程度)となっている。また、嵌合溝13の幅を、横部材20の板厚t2よりも若干小さくして、圧入するようにしてもよい。
【0018】
嵌合溝13の溝幅方向(図1における上下方向)の下方に位置する内側面14には、第1凹部16が形成されている。第1凹部16は、円弧状に形成されており、本実施形態では図1に示すように、断面が半径1mmの半円形状を呈している。尚、本実施形態では、嵌合溝13の開口方向が前方向(図1における左方向)となっている。
【0019】
横部材20は水平方向(左右方向)に延在し、その長手方向に平行な前端縁21及び後端縁22を有している。前端縁21は、後端縁22と比べて下方向に幅広となっており、車両のデザイン上の要求による意匠面としての機能を有している。横部材20の下側の板面24には、横部材20の長手方向に延材する一連の溝状の第2凹部25が形成されている。本実施形態では、第2凹部25の深さ(図1における上下方向の長さ)は0.3mm、前後方向の長さである幅は2.5mmに設定されている。これらの前端面21や第2凹部25も、押出加工時に一体的に成形される。
【0020】
第1凹部16が形成された内側面14と第2凹部25が形成された板面24とが対向するように横部材20を嵌合溝13に嵌入して、縦部材10と横部材20とを格子状に組み付けると、図1(b)、(c)に示すような状態となる。このとき、横部材20の後端縁22は嵌合溝13の底面に当接しており、第2凹部25は、嵌合溝13の開口端に対応する位置となっている。詳説すると、第2凹部25の前方向(図1のおける左)側の壁部25aは、縦部材10の前端縁11よりも前方となっている。
【0021】
第1凹部16の前方向(図1(c)における左)側の壁部16aは、第2凹部25の後方側の壁部25bよりも、前方の位置となっている。壁部16aと壁部25bとの前後方向の距離d1は、長いと縦部材10と横部材20との前後方向におけるガタが大きくなるので、縦部材10の板厚t1の2倍の長さ以下が望ましい。本実施形態では、t1は2mmとしているので、d1は4mm以下が望ましいこととなり、具体的にはd1は1mmに設定されている。
【0022】
図1(c)の状態から、嵌合溝13の開口端は第2凹部25にかしめ込まれて、縦部材20と横部材10とが連結固定されて、図1(d)に示すような状態となる。このときのかしめ固定は、縦部材10に設けられた切込み17に、先端が鈍角のかしめ治具Kが圧入させられることにより、第1凹部16を起点として、第1凹部16よりも前方に位置する部位18が上方に塑性変形させられて、第2凹部25の中に倒しこまれる。この部位18によって、第2凹部25は押さえ込まれる。
【0023】
切込み17は、図1(c)に示すように、その上側の内側面17aは略水平になっており、下側の内側面17bは斜めになっている。即ち、かしめ治具Kを圧入すると、主に上側の内側面17aに力が付加されるようになっている。かしめ固定後は、図1(d)に示すように、上側の内側面17aが倒されて、切込み17が広がった状態となっている。
【0024】
このようにして、所定の間隔をおいて互いに平行に配した複数の横部材20と、横部材20よりも広い所定の間隔をおいて互いに平行に配した複数の縦部材10が格子状に組み付けられて、車両用グリルが構成されている。
【0025】
以上のように、本発明の第1実施形態においては、縦部材10の嵌合溝13の溝幅方向に位置する内側面14に第1凹部16を形成するので、この第1凹部16を起点として、嵌合溝13の開口端を第2凹部25に確実にかしめ込ませて食い込ませることができ、その品質も安定させることができる。その結果、かしめ荷重を低減することができ、大きな荷重を出力可能な設備も使用しなくてもよい。更には、かしめ荷重を付加することによる他の部位への影響も低減できるので、全体的な見栄えも満足させることができる。
【0026】
また、第1凹部16の前方側の壁部16aを第2凹部25の後方側の壁部25bよりも前方の位置に形成するので、嵌合溝13の開口端を第2凹部25にかしめ込ませるときに、第1凹部16よりも前方に位置する部位18が、そのまますっぽりと第2凹部25に収まることができる。即ち、嵌合溝13の開口端を第2凹部25にかしめ込ませ易くすることができ、かしめ荷重を、より低減することができる。
【0027】
また更には、第1凹部16を、円弧状に形成にするので、嵌合溝13の開口端を第2凹部25にかしめ込ませるときに生じる応力集中を緩和できる。よって、第1凹部から割れが発生することを防止することができる。そして、第1凹部16は、嵌合溝13の下方側の内側面14に形成するので、図1(b)に示すように、かしめ込まれる部位が車両外方の斜め上方から見えにくくなり、車両の見栄えをよくすることができる。
【0028】
次に、第2実施形態について説明する。図2は、本発明の第2実施形態を概略的に示した図であり、第1実施例を示した図1と同様に、図1(a)は1つの連結部における分解斜視図、図1(b)は連結部が連結された状態の斜視図、図1(c)は、かしめ固定前の連結部近傍の垂直断面図、図1(d)は、かしめ固定後の連結部近傍の垂直断面図である(尚、図2に示す第2実施形態において、前述した第1実施形態と同じ構成には図1の番号符号に20を加えた番号符号を図2に付すことでその説明を省略し、第1実施形態と相違する点を中心に説明する)。
【0029】
本第2実施形態が、前述した第1実施形態と相違する点は、第1凹部36の前方向(図2(c)における左)側の壁部36aは、第2凹部45の後方側の壁部45bよりも、後方の位置となっている点である(他の構成は、第1実施例と略同じである)。
【0030】
壁部36aと壁部45bとの前後方向の距離d2は、長すぎると、部位38が塑性変形するかしめ固定時に第1凹部36を起点とすることによるかしめ荷重の低減効果が薄くなるので、縦部材30の板厚t3の2倍の長さ以下が望ましい。本実施形態では、t3は2mmとしているので、d2は4mm以下が望ましいこととなり、具体的にはd1は1mmに設定されている。
【0031】
図2(c)の状態から、嵌合溝33の開口端は第2凹部45にかしめ込まれて、縦部材30と横部材40とが連結固定されて、図2(d)に示すような状態となる。このときのかしめ固定は、縦部材30に設けられた切込み37に、先端が鈍角のかしめ治具Kが圧入させられることにより、第1凹部36を起点として、第1凹部36よりも前方に位置する部位38の後端38aが潰されながら、部位38は、上方に塑性変形させられて、第2凹部45の中に倒しこまれる。この部位38によって、第2凹部45は押さえ込まれる。
【0032】
このようにして、所定の間隔をおいて互いに平行に配した複数の横部材40と、横部材40よりも広い所定の間隔をおいて互いに平行に配した複数の縦部材30が格子状に組み付けられて、車両用グリルが構成されている。
【0033】
以上のように、本発明の第2実施形態においては、第1実施形態と同じ構成については前述した第1実施形態と同様の効果を得ることができ、その効果に加え、第1凹部36の前方側の壁部36aを第2凹部45の後方側の壁部45bよりも後方の位置に形成するので、嵌合溝33の開口端を第2凹部45にかしめ込ませるときに、第1凹部36の直ぐ前方に位置する嵌合溝33の内側面34側のの一部の部位38が潰れて変形し、第2凹部45の後方側の壁部45bに食い込ませることができる。即ち、第1凹部36よりも前方に位置する部位38の後端38aを潰れ変形させることとなり、部分的な潰れ変形となるので、かしめ荷重を低減することができ、更には、横部材と縦部材とのガタや位置ずれを防止することも可能となる。
【0034】
尚、上記した実施形態では、第1凹部(16、36)の形状が、断面半円形状の例を示したが、本発明の実施にあたっては、深さの浅い円弧状や深さの深い円弧状であってもよく、更には四角や三角形状であってもよい。
【0035】
また、上記した実施形態では、第2凹部(25、45)が、横部材(20、40)の長手方向に延材する一連の溝状の例を示したが、本発明の実施にあたっては、嵌合溝(13、33)の開口端に対応する位置のみが凹部となった角孔や丸孔であってもよい。
【0036】
また、縦部材(10、30)に予め切込み(17、37)を設けることなく、縦部材(10、30)に直接かしめ治具を圧入させることによって、縦部材(10、30)と横部材(20、40)を、かしめ固定するようにしてもよい。
【0037】
更に、上記した実施形態では、嵌合溝(13、33)の開口方向を水平方向としたが、その開口方向を傾斜させて、縦部材(10、30)と横部材(20、40)との嵌合する方向を斜め方向としてもよい。また、縦部材(10、30)と横部材(20、40)の両方に嵌合溝を形成して、互いに嵌め込み嵌合させるものであってもよく、上記した実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、全体の見栄えを著しく低下させることなく、縦部材と横部材との連結強度を確保しながら、かしめ固定に要する荷重を低減できる板材の格子状連結方法、また、その方法によって得られた車両用グリルを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる車両用グリルの第1実施形態を概略的に示した図である。
【図2】本発明にかかる車両用グリルの第2実施形態を概略的に示した図である。
【符号の説明】
10、30、 縦部材(第1の板材)
13、33、 嵌合溝
14、34 内側面
16、36 第1凹部
16a、36a 前方側の壁部
20、40 横部材(第2の板材)
24、44 板面
25、45 第2凹部
25b、45b 後方側の壁部
d1、d2 距離
Claims (5)
- 互いに交差する複数の第1及び第2の板材を嵌合させて格子状に連結する方法において、前記第1の板材には、前記第2の板材を両面から挟む嵌合溝を形成するとともに、前記嵌合溝の溝幅方向に位置する内側面の少なくとも一方には、第1凹部を形成し、前記第2の板材の板面には、前記第1の板材に嵌入されたときに前記嵌合溝の開口端に対応する位置に第2凹部を形成し、前記第1凹部が形成された内側面と前記第2凹部が形成された板面とが対向するように、前記第2の板材を前記第1の板材の前記嵌合溝に嵌入して格子状に組み付け、前記開口端を前記第2凹部にかしめ込ませて前記第1及び第2の板材を連結固定することを特徴とする板材の格子状連結方法。
- 前記第1の板材の前記嵌合溝の開口方向を前方向とするとき、前記第1凹部の前方側の壁部を、前記第2の板材が前記第1の板材に嵌入されたときに前記第2凹部の後方側の壁部よりも、前方の位置に形成することを特徴とする請求項1に記載の板材の格子状連結方法。
- 前記第1の板材の前記嵌合溝の開口方向を前方向とするとき、前記第1凹部の前方側の壁部を、前記第2の板材が前記第1の板材に嵌入されたときに前記第2凹部の後方側の壁部よりも、後方の位置に形成することを特徴とする請求項1に記載の板材の格子状連結方法。
- 前記第1凹部を、円弧状に形成にすることを特徴とする請求項1に記載の板材の格子状連結方法。
- 前記第1の板材は縦部材であるとともに前記第2の板材は横部材であり、前記第1凹部は、前記嵌合溝の下方側の内側面に形成することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の方法によって得られた車両用グリル。
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