JPH11270197A - 防護柵 - Google Patents

防護柵

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JPH11270197A
JPH11270197A JP11487698A JP11487698A JPH11270197A JP H11270197 A JPH11270197 A JP H11270197A JP 11487698 A JP11487698 A JP 11487698A JP 11487698 A JP11487698 A JP 11487698A JP H11270197 A JPH11270197 A JP H11270197A
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longitudinal
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諭 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路脇や敷地境界等の主として屋外に用いら
れる防護柵に関して特に勾配のある設置場所に好適に用
いられる防護柵において、横棧の縁部が露出せず、組み
立てが容易な防護柵パネルを提供するものである。 【解決手段】 防護柵パネルの縦棧3の上下両端部が略
平坦となるように圧潰されて平坦部31となされ、上横
棧1の下面と下横棧2の上面の長手方向の全長に亘って
縦棧の平坦部の厚みと略同寸の開口部12,22を有す
る袋溝が形成され、この袋溝に縦棧の平坦部が挿入され
てその平坦部において軸着されて、縦棧が上横棧と下横
棧の間に取着されたもので、縦棧が上下端部で横棧に軸
着されているので、上下の横棧を互いに反対の水平方向
に動かすことによって、縦棧を横棧に対して容易に傾斜
させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路脇や敷地境界
等の主として屋外に用いられる防護柵に関して、特に勾
配のある設置場所に好適に用いられる防護柵に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、傾斜地に用いられる防護柵として
実公平7−45729号公報には上横筒及び下横筒と、
該上横筒の下面及び下横筒の上面に左右方向一定間隔で
穿設された複数の嵌孔と、該嵌孔を通して上横筒及び下
横筒内に上下端部が嵌入された縦格子管と、該縦格子管
の上下端部に互いに左右方向で対向して穿設された第一
楔孔及び第二楔孔と、該第一楔孔及び第二楔孔に貫通さ
れた横楔とを具え、前記縦格子管の上下端は夫々上横筒
の内面及び下横筒の内面に当接され、前記第一楔孔は横
楔とほぼ同径の孔とされ、かつ前記第二楔孔は第一楔孔
に比して上下方向にのみ長い寸法の孔とされたフェンス
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記実公
平7−45729号公報に提案されているフェンスにお
いては、上横筒と下横筒とに穿設された嵌孔は、前記縦
格子管の左右方向外形に比して左右方向にのみ長い寸法
の長孔とされているので、横筒の縦格子管の取付け部近
傍に隙間ができるとともに、横筒に穿設された嵌孔の縁
部が露出されこの縁端部が錆びやすいという問題があっ
た。また、上下の横筒に縦格子管を取着するのに横筒の
略全長に亘って、横楔が縦格子管端部の楔孔に貫通され
ねばならず、フェンスパネルの組み立てが困難であると
いう問題があった。
【0004】そこで本発明者は従来の欠点に鑑み鋭意研
究の結果、横棧の縁部が露出せず、組み立てが容易な防
護柵を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明請求項1記載の防
護柵は、地表に適宜間隔で立設された支柱間に柵パネル
が取着されてなる防護柵において、この柵パネルが上横
棧と下横棧とこの上横棧と下横棧間に亘って取着された
多数の縦棧とからなり、この縦棧の上下両端部が略平坦
となるように圧潰されて平坦部となされ、上横棧の下面
と下横棧の上面の長手方向の全長に亘って縦棧の平坦部
の厚みと略同寸の開口部を有する袋溝が形成され、この
袋溝に縦棧の平坦部が挿入支持されて縦棧が上横棧と下
横棧間に取り付けられ、袋溝の開口部が縦棧の平坦部の
厚みと略同寸の開口部とされて縦棧の平坦部が挿入支持
されていることから、縦棧の抜け防止がなされるととも
に、袋溝の開口部においてこれに挿入された縦棧の回転
が阻止され、また袋溝の開口部の溝幅を小さくできるこ
とから誤って指等を挟む事故等が防止できて、その上意
匠的にも開口部が必要最小限の細幅に納まって優れた美
観を呈する。
【0006】また、本発明請求項2記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材が上横棧と下横棧内に貫入され、このピッチ
確保材に縦棧の上下平坦部が取着されたものであり、多
数の縦棧の上下端をピッチ確保材に取着した状態で上下
のピッチ確保材を上下の横棧内に貫入取着すればよいの
で組み立てが容易である。
【0007】また、本発明請求項3記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材が上横棧と下横棧内に貫入され、このピッチ
確保材に縦棧の上下平坦部が回動可能に軸着されたもの
であり、多数の縦棧の上下端をピッチ確保材に取着した
状態で上下のピッチ確保材を上下の横棧内に貫入取着す
ればよいので組み立てが容易であり、さらに縦棧が上下
端部で上下の横棧内に貫入されたピッチ確保材に軸着さ
れているので、上下の横棧を互いに反対の水平方向に動
かすことにより縦棧を横棧に対して容易に傾斜させるこ
とができる。
【0008】また、本発明請求項4記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材に縦棧の上下平坦部が、埋込リベットを介し
てピッチ確保材又は縦棧の上下平坦部のいずれか一方に
孔を形成しつつ他方に埋設接合されて軸となされ、ピッ
チ確保材と縦棧の上下平坦部がこの埋込リベットを軸と
して回動可能に軸着されたものであり、縦棧が上下端部
で上下の横棧内に貫入されたピッチ確保材に軸着されて
いるので、上下の横棧を互いに反対の水平方向に動かす
ことにより縦棧を横棧に対して容易に傾斜させることが
できる。また、上記埋込リベットはピッチ確保材および
縦棧の上下平坦部に、あらかじめ孔加工等事前の準備工
程を経ることなく埋設接合されて軸となされることか
ら、製造工程が簡略化できて低コストで生産できる。
【0009】また、本発明請求項5記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材と縦棧の上下平坦部とが合わされて凹凸状に
押圧変形されて、両者のいずれか一方が他方に埋設接合
されて軸となされ、ピッチ確保材と縦棧の上下平坦部が
この埋設接合部を軸として回動可能に軸着されたもので
あり、縦棧が上下端部で上下の横棧内に貫入されたピッ
チ確保材に軸着されているので、上下の横棧を互いに反
対の水平方向に動かすことにより縦棧を横棧に対して容
易に傾斜させることができ、ピッチ確保材と縦棧の上下
平坦部の接合がリベット類を使わない2つの材料を凹凸
状に押圧変形させてかしめて埋設接合されることから、
リベット類等の副資材を使わず、かつピッチ確保材およ
び縦棧の上下平坦部にあらかじめ孔加工等事前の準備工
程が不要なことから、製造工程が簡略化できて低コスト
に生産できる。
【0010】また、本発明請求項6記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材に適宜間隔でピッチ孔が穿設され、縦棧の上
下平坦部には取付け孔が穿設されるとともにこの取付け
孔とピッチ確保材に穿設されたピッチ孔とが合わせられ
てリベットを介して取着されることから、縦棧の上下平
坦部の取付け孔およびピッチ確保材に穿設されたピッチ
孔が合わせられてかしめ工程の前段階において予めリベ
ットの仮付けができる上にピッチ確保材には適宜間隔で
のピッチ孔が前工程で設定されているため、かしめ加工
段階では正確に位置設定する必要が無く作業が容易とな
る。
【0011】また、本発明請求項7記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材と縦棧の上下平坦部がリベットを軸として回
動可能に軸着されていることから、上下の横棧を互いに
反対の水平方向に動かすことにより縦棧を横棧に対して
容易に傾斜させることができる。
【0012】また、本発明請求項8記載の防護柵は、下
横棧の袋溝の開口部に適宜間隔で挿入取着された縦棧間
に目地材が挿入されたもので、下横棧の開口部が目地材
で隠蔽されることから下横棧にごみ等が入りにくくな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
について説明する。図1は、本発明防護柵における防護
柵パネルの実施形態の一例を示す正面図である。上横棧
1と下横棧2はそれぞれ上下に水平方向に亘って配設さ
れ、上下の横棧間に多数の縦棧3の両端が取着され防護
柵パネルとなされている。
【0014】図2は、図1の本発明防護柵の実施形態例
の防護柵パネルの組み立て法を示す斜視図であって、多
数の縦棧3を一定ピッチに配置してその縦棧3の両端が
取着されたピッチ確保材4が上下の横棧に貫入される様
子を表す。
【0015】ここで、縦棧3は断面円形の管体の両端が
略平坦となるように圧潰されて平坦部31となされてお
り、該平坦部31の縁部は円形状に形成されている。縦
棧3は一般には鋼管やアルミ合金管等の金属管から製作
され、適宜塗装や鍍金等の表面処理が施される。また、
縦棧3は前記したように断面円形の管体が好適に用いら
れるが、断面矩形や楕円形の管体等が用いられてもよ
い。
【0016】ピッチ確保材4は長尺の鋼板等の金属板よ
りなり、その側面に対して前記縦棧3の両端の平坦部3
1が合わせられて、適宜間隔をもって縦棧3が回動可能
に軸着されて防護柵パネルが構成される。図3〜5には
本発明防護柵の防護柵パネルにおける縦棧3の上下の平
坦部31とピッチ確保材4の側面との取着方法の実施形
態例を示し、図8には縦棧3の上下の平坦部31がピッ
チ確保材4の側面に取着されてその軸6を中心として回
動する様子を表す。
【0017】すなわち図3は、ピッチ確保材4に下孔4
3を形成しつつ埋込リベット61の先端が縦棧3の平坦
部31に埋設され、ピッチ確保材4と縦棧3の平坦部3
1とが取着されて埋込リベット61によって軸6が構成
される様子を表している。
【0018】また図4は、ピッチ確保材4と縦棧3の平
坦部31とが合わされてそれぞれが凹凸状に押圧変形さ
れ、ピッチ確保材4が縦棧3の平坦部31に埋設取着さ
れてかしめ軸6が構成される様子を表している。
【0019】さらに図5は、ピッチ確保材4に穿設され
たピッチ孔41および図7に示す縦棧3の平坦部31の
中心線上に平坦部31を貫通して穿設された取付け孔3
2の両孔を貫通して、ピッチ確保材4と縦棧3の平坦部
31とがリベット62を介してかしめによって軸着され
る様子を表している。
【0020】ここにおいてピッチ確保材4は、図6に示
したように長尺の鋼板等の金属板に適宜間隔で透孔が穿
設されピッチ孔41となされており、このピッチ孔41
は防護柵パネルを構成する縦棧3のピッチに適合するピ
ッチで、かつ縦棧3の数に適合する数設けられる。また
本実施例においては、ピッチ確保材4に後述する上下の
横棧に設けられた螺子孔のピッチの数に対応する雌螺子
42が設けられたものであり、これは防護柵パネルが上
下の横棧間に貫入取着された際に防護柵パネルの上下横
棧への取着を確実にして防護柵使用中に振動等による異
音の発生を防ぐべくなされたものであるが、上下横棧の
端部を取付金具を介して支柱に固定する際に取付金具と
柵パネルの端部とを同時に固着する等別の方法によって
もこの異音の発生を防ぐことができることから、上下の
横棧の螺子孔およびそれに対するピッチ確保材4の雌螺
子42は必ずしも設けられなくてよい。
【0021】図9には上述した縦棧3の平坦部31がリ
ベット62によって軸着されたピッチ確保材4が後述す
る防護柵の上横棧1に挿入された状態を表すが、ピッチ
確保材4はその断面形を屈曲させたL形等とされた場合
には、多数の縦棧3が取着された際にも剛性を維持して
防護柵パネルの組み立て工程において組み立て作業が容
易となり、且つガタツキが少なくなる。かかるL形等の
ピッチ確保材4を用いた例を図10に示した。
【0022】上横棧1は長尺の板状体が断面円形状に折
曲され、更に縁部が内方に屈曲され互いに対するように
なされており、この相対する屈曲片11により形成され
る開口部12は前記縦棧3の両端に形成された平坦部3
1の厚みと略同寸法となされ、袋溝が形成されている。
上横棧1は前記開口部が下方となるように支柱間に配設
され、またこの上横棧1の側壁には適宜間隔で透孔が穿
設され螺子孔となされている。上横棧1は鋼板等の金属
板から作成され、適宜塗装や鍍金等の表面処理が施され
る。
【0023】下横棧2は長尺の板状体が断面円形状に折
曲され、更に縁部が内方に屈曲され互いに対するように
なされており、この相対する屈曲片21により形成され
る開口部22は前記縦棧3の両端に形成された平坦部3
1の厚みと略同寸法となされ、袋溝が形成されている。
下横棧2は前記開口部が上方となるように支柱間に配設
され、またこの下横棧2の側壁には適宜間隔で透孔が穿
設され螺子孔となされている。下横棧2は鋼板等の金属
板から作成され、適宜塗装や鍍金等の表面処理が施され
る。
【0024】なお、上横棧1と下横棧2の断面形状は前
記した円形に限るもではなく、矩形や楕円形であっても
良いが、従来の防護柵の断面形状の円形が従来の柵との
違和感がなく好適である。
【0025】さらに、上述したピッチ確保材4と縦棧3
の平坦部31との軸着を説明した図3〜7の実施例に基
づいて、図1,2および図3〜7および図9,11によ
って防護柵パネルの組み立ての詳細について説明する。
【0026】縦棧3の上下の平坦部31に設けられた取
付け孔32とピッチ確保材4に設けられたピッチ孔41
がリベット等の接合方法によって回動可能に軸着され、
適宜数の縦棧3の上下端部がピッチ確保材4に取り付け
られ、次にこのピッチ確保材4が上下の横棧の袋溝内に
貫入されて図9の状態となされ、横棧の開口部12,2
2を構成する屈曲片11,21の端部に当接され、横棧
の側壁に設けられた螺子孔を貫通する螺子がピッチ確保
材4の雌螺子42に螺着されて図11の状態となされ、
上下の横棧間に多数の縦棧3が取着された防護柵パネル
が構成される。
【0027】ピッチ確保材4と縦棧3との軸着は前記し
た図3,5等リベット類を用いた方法や図4のかしめ軸
による方法によれば簡単な工程で容易に軸着できて縦棧
3と横棧がスムーズに回動できるので好適であるが、ピ
ッチ確保材4のピッチ孔41に雌螺子を形成して雄螺子
で縦棧3が回動可能に取着されてもよい。
【0028】また、縦棧3と横棧の組み立ては前記した
ようにピッチ確保材4を用いた方が組み立て性が良く好
適であるが、これに限るものではなく、横棧の螺子孔に
対向する側壁にも透孔を設け横棧に縦棧3を螺子等で取
着しても良い。
【0029】本発明防護柵は傾斜地に立設されるとき、
防護柵パネルの上下の横棧を互いに反対の水平方向に動
かすと縦棧3は横棧に対して傾斜され、横棧が傾斜する
ように支柱間に取着されたときも縦棧3が垂直になるよ
うになされる。
【0030】防護柵パネルが支柱間に取り付けられた
後、下横棧2のとなりあう縦棧3の間の開口部に目地材
5が挿入される。目地材5は外形が横棧の外形に適合す
るようになされた蓋部51とこの外部の裏面に突設され
た突条52と突条52の端部に形成された抜止め部53
からなり、下横棧2の開口部22を形成する屈曲片21
の間に図11に示すように挿入取着される。目地材5
は、合成樹脂やゴム等適宜材料から製作される。
【0031】下横棧2の開口部22に目地材5が挿入さ
れた場合には開口部22が隠蔽されて好適であるが、開
口部22の幅は前記のとおり縦棧3の平坦部31の厚み
と略等しくなされていて手指等が容易に入ることはなく
安全であるため、目地材5は必ずしも用いられる必要は
ない。
【0032】
【発明の効果】上述の如く、本発明請求項1記載の防護
柵は、地表に適宜間隔で立設された支柱間に柵パネルが
取着されてなる防護柵において、この柵パネルが上横棧
と下横棧とこの上横棧と下横棧間に亘って取着された多
数の縦棧とからなり、この縦棧の上下両端部が略平坦と
なるように圧潰されて平坦部となされ、上横棧の下面と
下横棧の上面の長手方向の全長に亘って縦棧の平坦部の
厚みと略同寸の開口部を有する袋溝が形成され、この袋
溝に縦棧の平坦部が挿入支持されて縦棧が上横棧と下横
棧間に取り付けられ、袋溝の開口部が縦棧の平坦部の厚
みと略同寸の開口部とされて縦棧の平坦部が挿入支持さ
れていることから、縦棧の抜け防止がなされるととも
に、袋溝の開口部においてこれに挿入された縦棧の回転
が阻止され、また袋溝の開口部の溝幅を小さくできるこ
とから誤って指等を挟む事故等が防止できて、その上意
匠的にも開口部が必要最小限の細幅に納まって優れた美
観を呈する。
【0033】また、本発明請求項2記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材が上横棧と下横棧内に貫入され、このピッチ
確保材に縦棧の上下平坦部が取着されたものであり、多
数の縦棧の上下端をピッチ確保材に取着した状態で上下
のピッチ確保材を上下の横棧内に貫入取着すればよいの
で組み立てが容易である。
【0034】また、本発明請求項3記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材が上横棧と下横棧内に貫入され、このピッチ
確保材に縦棧の上下平坦部が回動可能に軸着されたもの
であり、多数の縦棧の上下端をピッチ確保材に取着した
状態で上下のピッチ確保材を上下の横棧内に貫入取着す
ればよいので組み立てが容易であり、さらに縦棧が上下
端部で上下の横棧内に貫入されたピッチ確保材に軸着さ
れているので、上下の横棧を互いに反対の水平方向に動
かすことにより縦棧を横棧に対して容易に傾斜させるこ
とができる。
【0035】また、本発明請求項4記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材に縦棧の上下平坦部が、埋込リベットを介し
てピッチ確保材又は縦棧の上下平坦部のいずれか一方に
孔を形成しつつ他方に埋設接合されて軸となされ、ピッ
チ確保材と縦棧の上下平坦部がこの埋込リベットを軸と
して回動可能に軸着されたものであり、縦棧が上下端部
で上下の横棧内に貫入されたピッチ確保材に軸着されて
いるので、上下の横棧を互いに反対の水平方向に動かす
ことにより縦棧を横棧に対して容易に傾斜させることが
できる。また、上記埋込リベットはピッチ確保材および
縦棧の上下平坦部に、あらかじめ孔加工等事前の準備工
程を経ることなく埋設接合されて軸となされることか
ら、製造工程が簡略化できて低コストで生産できる。
【0036】また、本発明請求項5記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材と縦棧の上下平坦部とが合わされて凹凸状に
押圧変形されて、両者のいずれか一方が他方に埋設接合
されて軸となされ、ピッチ確保材と縦棧の上下平坦部が
この埋設接合部を軸として回動可能に軸着されたもので
あり、縦棧が上下端部で上下の横棧内に貫入されたピッ
チ確保材に軸着されているので、上下の横棧を互いに反
対の水平方向に動かすことにより縦棧を横棧に対して容
易に傾斜させることができ、ピッチ確保材と縦棧の上下
平坦部の接合がリベット類を使わない2つの材料を凹凸
状に押圧変形させてかしめて埋設接合されることから、
リベット類等の副資材を使わず、かつピッチ確保材およ
び縦棧の上下平坦部にあらかじめ孔加工等事前の準備工
程が不要なことから、製造工程が簡略化できて低コスト
に生産できる。
【0037】また、本発明請求項6記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材に適宜間隔でピッチ孔が穿設され、縦棧の上
下平坦部には取付け孔が穿設されるとともにこの取付け
孔とピッチ確保材に穿設されたピッチ孔とが合わせられ
てリベットを介して取着されることから、縦棧の上下平
坦部の取付け孔およびピッチ確保材に穿設されたピッチ
孔が合わせられてかしめ工程の前段階において予めリベ
ットの仮付けができる上にピッチ確保材には適宜間隔で
のピッチ孔が前工程で設定されているため、かしめ加工
段階では正確に位置設定する必要が無く作業が容易とな
る。
【0038】また、本発明請求項7記載の防護柵は、ピ
ッチ確保材と縦棧の上下平坦部がリベットを軸として回
動可能に軸着されていることから、上下の横棧を互いに
反対の水平方向に動かすことにより縦棧を横棧に対して
容易に傾斜させることができる。
【0039】また、本発明請求項8記載の防護柵は、下
横棧の袋溝の開口部に適宜間隔で挿入取着された縦棧間
に目地材が挿入されたもので、下横棧の開口部が目地材
で隠蔽されることから下横棧にごみ等が入りにくくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明防護柵における防護柵パネルの実施形態
の一例を示す正面図である。
【図2】本発明防護柵における防護柵パネルの組み立て
の実施形態の一例を説明するための、斜視図である。
【図3】本発明防護柵におけるピッチ確保材と縦棧の接
合の一例を示す側面図である。
【図4】本発明防護柵におけるピッチ確保材と縦棧の接
合の他の例を示す側面図である。
【図5】本発明防護柵におけるピッチ確保材と縦棧の接
合のさらに他の例を示す側面図である。
【図6】本発明防護柵におけるピッチ確保材の一例を示
す正面図である。
【図7】本発明防護柵における縦棧の実施形態の一例を
示す(イ)は正面図、(ロ)は側面図である。
【図8】本発明防護柵において、防護柵パネルを傾斜さ
せたときの状態を説明する要部の正面図である。
【図9】図1のB−B断面図である。
【図10】図1のB−Bにおける他の一例を示す断面図
である。
【図11】図1のA−A断面図である。
【図12】本発明防護柵における目地材の実施形態の一
例を示す断面図である。
【符号の説明】 1 上横棧 11 屈曲片 12 開口部 2 下横棧 21 屈曲片 22 開口部 3 縦棧 31 平坦部 32 取付け孔 4 ピッチ確保材 41 ピッチ孔 42 雌螺子 43 下孔 5 目地材 51 蓋部 52 突条 53 抜止め部 6 軸 61 埋込リベット 62 リベット

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表に適宜間隔で立設された支柱間に柵
    パネルが取着されてなる防護柵に於いて、この柵パネル
    が上横棧と下横棧とこの上横棧と下横棧間に亘って取着
    された多数の縦棧とからなり、この縦棧の上下両端部が
    略平坦となるように圧潰されて平坦部となされ、上横棧
    の下面と下横棧の上面の長手方向の全長に亘って縦棧の
    平坦部の厚みと略同寸の開口部を有する袋溝が形成さ
    れ、この袋溝に縦棧の平坦部が挿入支持されて、縦棧が
    上横棧と下横棧間に取り付けられたことを特徴とする防
    護柵。
  2. 【請求項2】 ピッチ確保材が上横棧と下横棧内に貫入
    され、このピッチ確保材に縦棧の上下平坦部が取着され
    たことを特徴とする請求項1記載の防護柵。
  3. 【請求項3】 ピッチ確保材が上横棧と下横棧内に貫入
    され、このピッチ確保材に縦棧の上下平坦部が回動可能
    に軸着されたことを特徴とする請求項2記載の防護柵。
  4. 【請求項4】 ピッチ確保材に縦棧の上下平坦部が、埋
    込リベットを介してピッチ確保材又は縦棧の上下平坦部
    のいずれか一方に孔を形成しつつ他方に埋設接合されて
    軸となされ、ピッチ確保材と縦棧の上下平坦部がこの埋
    込リベットを軸として回動可能に軸着されたことを特徴
    とする請求項3記載の防護柵。
  5. 【請求項5】 ピッチ確保材と縦棧の上下平坦部とが合
    わされて凹凸状に押圧変形されて、両者のいずれか一方
    が他方に埋設接合されて軸となされ、ピッチ確保材と縦
    棧の上下平坦部がこの埋設接合部を軸として回動可能に
    軸着されたことを特徴とする請求項3記載の防護柵。
  6. 【請求項6】 ピッチ確保材に適宜間隔でピッチ孔が穿
    設され、縦棧の上下平坦部には取付け孔が穿設されると
    ともにこの取付け孔とピッチ確保材に穿設されたピッチ
    孔とが合わせられてリベットを介して取着されたことを
    特徴とする請求項2記載の防護柵。
  7. 【請求項7】ピッチ確保材と縦棧の上下平坦部がリベッ
    トを軸として回動可能に軸着されたことを特徴とする請
    求項6記載の防護柵。
  8. 【請求項8】 下横棧の袋溝の開口部に適宜間隔で挿入
    取着された縦棧間に目地材が挿入されたことを特徴とす
    る請求項1〜7のいずれか1項に記載の防護柵。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003080957A1 (en) * 2002-03-26 2003-10-02 Michael Terence O'connell Barrier panels and fences incorporating same
JP2010126982A (ja) * 2008-11-27 2010-06-10 Sekisui Jushi Co Ltd 横桟の接続構造
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JP2018127836A (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 Jfe建材株式会社 パネル及び防護柵

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