JP4083616B2 - 音声出力切換器および衛星放送受信再生装置 - Google Patents

音声出力切換器および衛星放送受信再生装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、音声出力切換器および衛星放送受信再生装置に関し、特に衛星放送電波が受信不良となった場合の対策技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星放送受信再生装置のブロック図を図1に示す。制御部10がCPUバス20を介して各部を統括してデータの入出力などを行い、全体の動作を制御する。パラボラアンテナなどで受信/変換された中間周波数(IF)信号が同調部30に入力される。ここで、選択したチャンネル(番組)が含まれる搬送波のIFに同調させ、その搬送波から複数の番組が多重された番組多重データを復調部40で復調する。番組多重データは多重分離部50で各チャンネルの番組データに分離される。誤り訂正やスクランブルの解除も多重分離部50で行う。MPEG2デコード部60で音声・映像の信号の復号処理が行われる。音声・映像信号は各制御部70a,70bを介して図示しないTVモニターやオーディオアンプに出力される。またCPUバス20には、高速デジタルインタフェース部80が接続されており、多重分離部50からのID出力信号やディスクランブルされたトランスポートデータを出力する。さらにCPUバス20には、外部と通信を行うためのモデム110、およびユーザの操作入力を受け付ける操作入力部120が接続されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、悪天候などで受信電波が減衰した場合が問題である。このとき、オーディオアンプに接続されたスピーカからは、それまで流れていた音楽が突然途切れてしまう。
現在、これまでの有線放送による音楽番組に代わってデジタル多チャンネル衛星放送が各家庭や店舗などに導入されつつある。毎月受信料を払った上で利用しているのに、せっかく楽しんでいた音楽が途切れれば利用者は怒る。加えて、カラオケ事業を営んでいるところでは、カラオケ装置による伴奏音楽の演奏の合間に、衛星放送番組による音楽を流すサービスを行っている。このサービスが突然中断するのでは店舗内のムードに悪影響が出て営業上、支障が出かねない。
【0004】
本発明は、このような課題を鑑みてなされたものであり、衛星放送を正常に受信できなくなっても、外部への音声出力が途絶えることのない音声出力切換器および衛星放送受信再生装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の発明に係る音声出力切換器は、外部の衛星放送受信再生装置からの音声信号を外部のオーディオ機器へ中継する音声出力切換器であって、
衛星放送受信再生装置の高速デジタルインタフェース端子に接続される第1入力端子と、衛星放送受信再生装置の音声出力端子に接続される第2入力端子と、オーディオ機器に向けて音声信号を出力する出力端子とを装備したケーシング内に、
高能率圧縮符号化された音楽データを記憶した音楽データ蓄積手段と、
高能率圧縮符号化された音楽データを復号化して音声信号を再生する復号再生手段と、
蓄積手段から音楽データを読み出して復号再生手段により音楽を再生する再生制御手段と、
第2入力端子に入力される音声信号Aと復号再生手段から出力される音声信号Bのいずれかを前記出力端子から出力する切換回路と、
第1入力端子に入力される信号に基づいて衛星放送受信再生装置が受信不良状態になっていることを検出する受信不良検出手段と、
受信不良検出手段の検出信号に応答して切換回路を制御し、受信不良状態でない期間は音声信号Aを、受信不良が検出されている期間は音声信号Bを前記出力端子から出力させる切換制御手段とが実装されたものである。
【0006】
この発明では、上記の構成に加えて、つぎのような要件(A)〜()を適宜に備えた音声出力切換器とすることができる。
【0009】
)第1入力端子に入力される信号から高能率圧縮符号化された音楽データを抽出して蓄積手段に格納する手段を備え、再生制御手段は、この手段により格納された音楽データを処理対象とすることを特徴とする音声出力切換器。
【0010】
)予備音声入力端子と、予備音声入力端子の有効無効を設定するための第ユーザインタフェース手段とを備え、切換回路は、予備音声入力端子に入力される音声信号Cを前記出力端子から出力可能であり、切換制御回路は、第ユーザインタフェース手段により有効と設定されている場合において、受信不良が検出されている期間は音声信号Cを前記出力端子から出力させることを特徴とする音声出力切換器。
【0011】
)予備音声入力端子に入力される音声信号Cを強制出力することを指令するための第ユーザインタフェース手段を備え、第ユーザインタフェース手段により指令入力があったとき、切換制御手段は、音声信号Cを前記出力端子から出力させることを特徴とする音声出力切換器。
【0016】
【発明の実施の形態】
=====第1形態=====
<<<概 略>>>
一つの実施例として、前述した従来の衛星放送受信再生装置(図1参照)に対し、本発明の音声出力切換器を外付けする形態を説明する。図2のシステム構成図に示すように、衛星放送受信再生装置100の音声出力系統は、音声出力切換器200を経由してアンプ300に接続される。アンプ300からの音声出力はスピーカ400に出力される。映像出力は従来通りにTVモニター500に出力される。受信電波が正常に受信されているあいだ、音声出力切換器200は、受信再生装置100から出力される音声信号をアンプ300へ中継する。受信不良状態に陥ると内蔵のシンセサイザによる音声信号を出力する。
【0017】
<<<音声出力切換器>>>
音声出力切換器200の構成および動作を図3のブロック回路図を参照して説明する。制御部210は、CPU、ROMおよびRAMから構成され、音声出力切換器200の動作を統一的に制御する。制御部210には、操作/表示パネル部220、高速デジタルインタフェース部230、シンセサイザとしてのMIDI音源部240、音声信号切換部250、ジャンル選択スイッチ260が接続されている。
受信再生装置が受信中のチャンネルの番号を操作/表示パネル部220で表示する。操作/表示パネル部220で受け付けた操作入力に応じて制御部210は所定の動作を実行する。高速デジタルインタフェース部230には、受信再生装置側の高速デジタルインターフェース端子が接続され、ID出力信号が入力される。このID出力信号は、ID−DATA、ID−CLOCK、ID−SYNCの3種類の信号からなる。このID出力信号は高速デジタルインタフェース部230を通じて制御部210に入力される。ID−DATA信号にはSERVICE−IDが含まれており、このSERVICE−IDの入力を制御部210が監視することで受信不良状態を検出する。SERVICE−IDは本来、受信中のチャンネル番号を示すものであり、最大100ミリ秒の周期で得られる。
【0018】
SERVICE−IDの監視による受信不良状態の検出の仕方としては、SERVICE−IDを検出できなかった回数を計数し、所定の回数以上連続して検出できなかった場合に受信不良状態と判定する。このことで、正常な受信状態を維持しているのにも関わらず、瞬間的に受信エラーが生じてSERVICE−IDが数回検出されない場合に、誤って受信不良状態と判定してしまうことを防止する。
【0019】
受信不良状態と判定すると制御部210は所定のMIDIデータを読み出す。このMIDIデータは、所定数の楽曲分について音楽ジャンル別に用意されており、制御部210のROMに記憶されている。このMIDIデータに基づいてMIDI音源部240を制御し、音声信号を生成する。同時に、音声信号切換部250を切り換えて外部出力をMIDI音源部240からの音声信号とする。この音声信号切換部250はよく知られた半導体スイッチで構成する。
【0020】
受信不良状態においてMIDIデータを読み出すにあたり、ジャンル選択スイッチ260で指定された音楽ジャンルのものを選択する。各MIDIデータにはジャンル識別子が付帯しており、該当のMIDIデータが適宜読み出される。この実施例における具体的な音楽ジャンルとしては、ポップスや演歌、軽音楽およびクラシックなど、4ジャンルとする。各ジャンルごとに2曲分用意し、受信不良中、この2曲を交互に繰り返し演奏する。
【0021】
また、受信不良状態を脱して正常な受信状態に復旧すると、直ちに音声出力切換器200に働きかけて外部出力を受信電波の再生音声に切り換えるとともに、MIDIデータによる演奏を中止する。この受信状態の復旧の検出法としては、SERVICE−IDを検出できた回数を計数し、所定の回数以上連続して検出できた場合を正常な受信状態と判定する。このことで、受信不良状態の続行中の瞬間的な誤動作あるいは瞬間的な回復に過ぎないにも関わらず、SERVICE−IDを数回検出できたことで、正常な受信状態と誤判定して外部出力の切換を行ってしまうことを防止できる。
【0022】
さらに、受信再生装置の電源が落ちている場合においてもSERVICE−IDは検出できない。このことを想定した対策も必要である。このとき、SERVICE−IDを検出できないことで受信不良とみなしてしまい、MIDI音源部240による音声信号を外部出力としてしまうことを避けたい場合がある。この場合、ID出力信号のうちのID−CLOCK信号の入力レベルの有無を監視しておく。これが無い場合は、受信再生装置の電源が落ちていると見なし、受信不良の検出動作を行わない。反対に、受信再生装置の電源が落ちているために再生音声が得られないときでもMIDI音源部240による音楽をスピーカから鳴らしたい場合には、ID−CLOCK信号を無視して受信不良の検出動作を実行可能としておく。
【0023】
音声出力切換器200の外観の一例を示す。図4(a)の正面図に示すように、操作/表示パネル部220を構成するディスプレイ220aおよびスイッチ群220bが取り付けられている。ディスプレイ220aは、衛星放送受信再生装置で受信中のチャンネルの番号を表示する。スイッチ群220bを操作することで、アンプ300への音声出力をMIDI音源部240による音声信号に強制的に切り換える。この強制切換は放送の受信状態に依らず、正常に受信されている間でも実行できる。スイッチ群220bは3つのスイッチで構成され、1〜3の番号表示で識別される。各スイッチにはパチンコ店等に向けた「軍艦マーチ」など特定の曲が割り当てられており、このスイッチを択一的にONすることで所定の音楽を出力する。
【0024】
また図4(b)の背面図に示すように、音声出力切換器200は音声入力端子250a、音声出力端子250b、データ入力端子230aおよびジャンル選択スイッチ260が取り付けられている。音声入力端子250aには、受信再生装置100からの再生された音声信号が入力される。音声出力端子250bからはアンプ300に向けて音声信号が出力される。データ入力端子230aにはID出力信号が入力される。ジャンル選択スイッチ260はよく知られたDIPスイッチで構成する。各音楽ジャンルに対応付けられたDIPスイッチを多数並べて構成し、いずれか一つをONにすることで音楽ジャンルを選択する。
【0025】
<<<その他>>>
(イ)受信不良状態においてスピーカ400から鳴らす音楽のジャンルの選択には種々の方法がある。例えば受信中のチャンネルに応じて選択する。チャンネルとしては、音楽のジャンルやカテゴリ別に特化した番組内容となっている場合がある。ポップス専用チャンネルや外国ロック専用チャンネルなどである。ID出力信号から受信中のチャンネルデータをジャンル情報として制御部210のRAMに随時記憶させておく。一方、音楽ジャンルをチャンネルに対応付けたデータテーブルを予めROMに記憶させておく。例えば、チャンネル番号401は外国ロック、チャンネル番号450はクラシックといったものとする。そして、受信不良状態になるとRAMからチャンネルデータを読み出し、データテーブルを参照して音楽ジャンルを決定する。
またこの他に、受信電波に多重化されている番組データを利用する方法もある。受信再生装置側の高速デジタルインターフェース端子からのトランスポートデータを利用する。このデータを高速デジタルインタフェース部230で取り込む。音楽番組を放送する場合、番組データには放送内容として音楽のカテゴリーデータが付帯している。このカテゴリーデータをジャンル情報としてRAMに随時記憶させておく。一方、音楽ジャンルをカテゴリーデータに対応付けたデータテーブルを予めROMに記憶させておく。そして、受信不良状態になるとRAMからカテゴリー情報を読み出し、データテーブルを参照して音楽ジャンルを決定する。
【0026】
(ロ)受信不良状態においてスピーカから鳴らす音楽のMIDIデータを放送電波に多重して配信してもよい。このことでMIDIデータを予めROMに記憶させておく必要がなくなる。毎回異なる楽曲のMIDIデータを配信するようにすれば数曲分を記憶できるメモリを用意しておけばよく、比較的小さな容量で済む。具体的には、MIDIデータを放送電波の前記トランスポートデータより抽出しておき、RAMなどの適宜なメモリに記憶させておいて利用する。
また、MIDIデータを放送電波に多重するにあたり、放送している音楽と同じ楽曲のMIDIデータを多重化して配信してもよい。つまり、ある音楽の放送直前または放送中において適宜な時間間隔を持たせて繰り返し、該当のMIDIデータ1曲分を配信する。メモリ容量はこの1曲分で済む。そして、受信不良状態に陥ると、ただちに受信していた放送音楽と同一のMIDIデータの演奏を開始して外部出力する。スピーカからは受信電波によるものと同じ楽曲の音楽が途切れることなく流れる。
【0027】
(ハ)例えば図5に示すように、音声出力切換器200を受信再生装置100内に組み込んで一体としたものも、本発明に含まれる。この場合、制御部10はROMからMIDIデータを読み出し、MIDI音源部130を制御して音声信号を生成する。同時に、音声信号切換部140を切り換えて外部出力をMIDI音源部130からの音声信号とする。ジャンル選択の機能は操作入力部120に持たせてもよいし、ジャンル選択スイッチを別途設けてもよい。また、音声信号切換部140をなくした構成も可能であり、MIDI音源部130からの音声信号を直接外部へ出力させるようにしてもよい。
【0028】
(ニ)受信不良を検出する仕組みは種々変更できる。例えば、アンテナの受信レベルの低下を検出するようにしてもよい。
【0029】
=====第2形態=====
<<<実施例1>>>
本発明の衛星放送受信再生装置では、放送電波の正常受信中と不良受信中とで音声信号の再生動作が全く異なる。ブロック図としては前述した従来の図1においてCPUバス20に遅延蓄積メモリが接続された形態となる。この遅延蓄積メモリはRAMで構成される。
【0030】
正常受信中では、従来の図1の装置と同様の動作で実時間の音声信号を外部へ出力する。さらにこの動作と並行して、多重分離部50から得られるMPEG2オーディオストリームをRAMに最新の一定時間分(例えば10分間分)だけ順次更新しながら書き込んでいく。
【0031】
そして受信不良状態に陥ると、実時間の音声信号の出力動作ならびにRAMへの書き込み動作を停止する。受信不良のオーディオストリームを書き込んでも後で使いものにならないからである。同時に、RAMからオーディオストリームを読み出す。読み出しの順番は最も古いもの(例えば10分前)から直前に記録したものまで順次読み出す。読み出したオーディオストリームを復号して音声信号を出力する。この復号出力の仕方は実時間再生の場合と同じである。この読み出し再生の動作により受信不良に陥っても音声出力が断絶する状態を避けられる。受信不良状態の検出の仕方および動作としては、前述した第1形態と同様であり、SERVICE−IDの入力を制御部10が監視することで受信不良状態を検出する。
【0032】
RAMからのオーディオストリームの具体的な読み出し動作について説明する。読み出しを開始するアドレスとしては、受信不良状態に陥って書き込みを停止したアドレスの直後の適切なパケットとする。書き込みを停止した直前のアドレスには受信不良のパケットが格納されているはずである。一方、停止したアドレス以降には最も古く記録された(例えば10分前に受信した)パケットが格納されており、ここから読み出して再生処理していく。
すなわち、この読み出し開始時点のパケットは10分前に音声出力していたものである。例えば、その10分前の時点の放送ではある楽曲の演奏途中であった場合、受信不良に陥ると今まで出力していた音声信号に代えて10分前に出力していた演奏途中の音声信号を突然再度出力することになる。これをスピーカから聞くと違和感があるのは否めない。
【0033】
この違和感という課題を解決するための一つの手段を説明する。受信不良となって書き込みを停止した瞬間のアドレスを記憶しておく。ここから直前まで書き込んでいたアドレスにおいて適宜遡ったパケット(例えば書き込み停止の1秒前)から読み出し再生を開始する。このときフェードアウトしながら開始する。そして最後のアドレスより後のパケット(10分前に受信して記録していたもの)に至るとフェードインしながら再生する。すなわち受信不良状態になった瞬間に、実時間で再生出力していた1秒前の音声信号が再度繰り返しフェードアウトしながら出力され、10分前の音声信号がフェードインしてくる。このことで違和感の軽減を図る。
【0034】
つぎに、受信不良状態を脱して復旧した場合を説明する。正常な受信状態に復旧すると、RAMからオーディオストリームを読み出して再生出力する動作を直ちに停止する。同時に実時間の音声信号の出力動作ならびにRAMへの書き込み動作を開始する。この受信状態の復旧の検出の仕方としては、前述した第1形態と同様であり、SERVICE−IDの検出回数を計数することで復旧を検出する。
【0035】
<<<実施例2>>>
前述した実施例1における前記の違和感をより効果的に解決する手段として実施例2を説明する。この違和感の解決手段以外の部分は実施例1と同様である。異なる点を中心にして説明する。
まず放送局側から楽曲をデジタル放送する場合には楽曲単位のオーディオパケット群が含まれている。加えて、各音楽データを構成するオーディオパケット群において先頭のデータパケットには演奏の開始を示すデータが付帯するとともに、最後のデータパケットには演奏の終了を示すデータが付帯している。これら開始および終了のデータでもって演奏区間を特定する。
【0036】
この実施例2の衛星放送受信再生装置を図6に示す。実施例1における遅延メモリとしてのRAMにおいて複数の楽曲記憶部1〜n(nは2以上の整数)を確保しておく。また各楽曲記憶部1〜nには後述する記録完了フラグを設けておく。正常受信中において各楽曲記憶部1〜nそれぞれにつき一曲分の音楽データを記録していく。限られた数の楽曲記憶部1〜nの中で古い音楽データが記録されたものから最新に受信したもので上書き更新していく。多重分離部50から分離されてくるデータストリームを制御部10は監視して演奏開始のデータを検出するたびに、その時点からのオーディオストリームについて楽曲記憶部の先頭アドレスから上書きしていく。このとき記録完了フラグをクリアする。演奏終了のデータを検出すると、所定の終端符号を書き込んで音楽データの書き込みを完了し、次の演奏開始のデータの検出を待つ。この書き込み完了時点で記録完了フラグをセットする。
【0037】
受信不良状態に陥るといずれかの楽曲記憶部1〜nから音楽データを読み出して再生した音楽信号を出力する。このとき、読み出す楽曲記憶部1〜nは記録完了フラグがセットされたもののうち一つを選択する。音楽データの読み出し再生の動作を実行している過程で受信状態が復旧することなく終端符号が読み出されたら、別の楽曲記憶部1〜n(記録完了フラグのセット済み)から音楽データを読み出して再生する。
【0038】
***演奏区間の他の特定例***
▲1▼放送側で一つの楽曲の演奏を放送する際、演奏の開始から終了まで連続して該当の楽曲IDを多重化する。演奏開始の検出は新たな楽曲IDを検出し始めたことで判断し、演奏終了の検出は楽曲IDが途絶えるか、別の新たな楽曲IDを検出し始めたことで判断する。
▲2▼受信した音楽データの再生音声レベルを監視することで演奏区間の特定を行う。この音声レベルが一定のレベル以上を越えたら演奏開始と判断する一方、一定レベル未満に減衰した状態が所定時間以上連続したら演奏終了と判断する。曲中に無音部のある曲はその前後で別個の楽曲と判断されてしまうが、受信不良中における音声出力用のコンテンツとしては問題ない。このような方法は演奏区間の検出方法として雑ではあるが、放送データ中に演奏区間を特定するデータを多重化しなくて済む。
【0039】
***その他***
(イ)楽曲記憶部の数は最低限2つあれば足りる。正常受信中において交互に音楽データを更新していく。受信不良状態に陥った時、受信している音楽データにおいて演奏途中時点のものを一方の楽曲記憶部に書き込んでいる最中であることが多いと考えられる。つまり、この楽曲記憶部に書き込まれた音楽データは最後まで記録されておらず不完全なものである。したがって、残りの楽曲記憶部に書き込まれた完全な音楽データを読み出し再生する。一方、楽曲記憶部の数は多数用意すれば、その分だけ完全な音楽データを豊富に用意できる。
【0040】
また、音楽データ1曲分を格納する各楽曲記憶部1〜nの記憶容量としては、通常の音楽データの収まる5分程度分とすればよい。曲によっては15分を越えたりする。全楽章合わせて60分を越えるようなクラシック曲は各楽章を一曲分と見なしてもよい。この場合、各楽章ごとに演奏の開始および終了のデータを多重化させるか、楽章ごとに異なる楽曲IDを多重化しておく。
それでも一つの楽曲記憶部1〜nに収まらずに容量切れになり、楽曲の途中までしか記録できなかった場合、記録完了フラグがクリアされたままであるから通常は再生しない。ところがすべての楽曲記憶部1〜nの記録完了フラグがクリアされていて、止むを得ずに尻切れの音楽データを再生する場合がある。この場合、その最終部分のアドレスの再生に至るとフェードアウト処理して聞き取り易くする。
【0041】
(ロ)電源投入や受信チャンネルの切り換えの際には、演奏開始のデータを検出することなく楽曲の途中からでも直ちに音楽データの書き込みを行う。このとき、電源投入やチャンネル切り換えを行った直後に受信不良状態に陥っても直前まで書き込んでいた音楽データを再生出力する。このことで無音状態に陥るのを避ける。この場合も、すべての楽曲記憶部1〜nの記録完了フラグがクリアされていて止むを得ずに不完全な音楽データを再生することになる。
【0042】
(ハ)前記(ロ)の場合のように、いずれの楽曲記憶部1〜nについても演奏の開始から終了まで完全に音楽データが記録されていなかった場合、受信不良時には不完全な音楽データを再生出力して無音状態を避けることになる。このとき、受信不良となって書き込みを停止した瞬間のアドレスを記憶しておく。このアドレスに基づいて直前まで受信記録していた音楽データをフェードアウトしながら再生開始し、当該音楽データもしくは別の音楽データの先頭アドレスからフェードインする。このことで、聞き取りやすい読み出し動作を適宜行える。
【0043】
(ニ)複数ある楽曲記憶部1〜nの中で上書き更新する楽曲記憶部1〜nの選択の仕方としては、予め順番を決めておいて順番通り更新していく方法の他に、ランダムに選択してもよい。つまりランダム選択の場合、放送された順に書き込み動作をしながらもランダムに選ばれた楽曲記憶部1〜nに音楽データが記録される。このことで、受信不良時に再生される音楽データは、放送された順番とは無関係なものとでき、結果的に受信不良に至るまでに放送されていた楽曲の中から飛び飛びに間引いて記録再生できる効果が得られる。
【0044】
(ホ)受信不良を検出する仕組みは種々変更できる。例えばアンテナの受信レベルの低下を検出するようにしてもよい。
【0045】
(ヘ)受信再生装置の電源が落ちている場合においてもSERVICE−IDは検出できない。このとき、SERVICE−IDを検出できないことで受信不良とみなしてしまい、音楽データによる音声信号を外部出力としてしまうことを避けたい場合がある。この場合、ID出力信号のうちのID−CLOCK信号の入力レベルの有無を監視しておく。これが無い場合は、受信再生装置の電源が落ちていると見なし、受信不良の検出動作を行わない。反対に、受信再生装置の電源が落ちているために実時間の再生音声が得られないときでもRAMに記録した音楽データを再生出力したい場合には、ID−CLOCK信号を無視して受信不良の検出動作を実行可能としておく。
【0046】
<<<実施例3>>>
前述した従来の衛星放送受信再生装置(図1参照)に対し、図7のブロック回路図に示すような音声出力切換器200を外付けする形態を説明する。前述した実施例1,2における受信再生装置の特徴的な機能をこの音声出力切換器200に持たせる。この場合、接続される受信再生装置の外部音声出力からは受信中の実時間の音声信号(IRD音声)しか得られない。つまり、この音声出力切換器200は、受信再生装置からの実時間の音声信号(IRD音声入力)を中継出力する。加えてこの中継動作と並行してオーディオストリームをRAM210cに最新の一定時間分順次更新しながら書き込んでいく。そして受信不良状態に陥ると、実時間の音声出力動作と書き込み動作を停止する。これと同時に、RAM210cからオーディオストリームを読み出して復号し、音声信号を出力する。このオーディオストリームの読み込みおよび書き込みの動作は実施例2と同様である。
【0047】
音声出力切換器200の構成および動作を図7を参照して説明する。制御部210は、CPU210a、ROM210bおよびRAM210cから構成され、音声出力切換器200の動作を統一的に制御する。制御部210には、高速デジタルインタフェース部230、操作/表示パネル部220、MPEG2デコード部270、音声制御部280、音声信号切換部250が接続されている。RAM210cの構成は実施例2における図6の楽曲記憶部1〜nと同じである。音声信号切換部250はよく知られた半導体スイッチで構成する。
【0048】
受信再生装置において受信中のチャンネルの番号を操作/表示パネル部220で表示する。操作/表示パネル部220で受け付けた操作入力に応じて制御部210は所定の動作を実行する。高速デジタルインタフェース部230には、受信再生装置側の高速デジタルインタフェース部が所定のケーブルを介して接続され、デスクランブルされたトランスポートデータと、ID出力信号が入力される。このトランスポートデータから上述のオーディオストリームが抽出される。またID出力信号は制御部210に入力される。ID−DATA信号に含まれるSERVICE−IDの入力を制御部210が監視することで受信不良状態を検出する。SERVICE−IDの監視による受信不良状態の検出の仕方としては前述した実施の形態1の場合と同様である。
【0049】
受信不良状態を検出すると、制御部210はRAM210cから所定の音楽データを読み出す。この音楽データはMPEG2デコード部270で音声信号に復号処理され、音声制御部280を介して音声信号切換部250に出力される。このとき実施例2と同様に演奏区間データに基づく音楽データの書き込み/読み出しを行う。同時に、音声信号切換部250を切り換えて外部出力を音声制御部280からの音声信号とする。
【0050】
受信不良状態を脱して正常な受信状態に復旧すると、直ちに音声信号切換部250に働きかけて外部出力を受信再生装置からの実時間の再生音声に切り換えるとともに、音楽データの読み出し再生処理を中止する。この受信状態の復旧の検出法は前述した第1形態の場合と同様である。
【0051】
なお以上説明したように、オーディオストリームにおけるMPEG2規格で高能率符号化された音声信号を録音しておきMPEG2デコード部270で復号再生するほかに、復号されたIRD音声入力信号をPCMなどの形式でデジタル録音してもよい。この場合MPEG2デコード部270を省略できる。また、切換出力する音声信号がアナログの場合はAD変換器およびDA変換器が必要となる。
【0052】
=====第3形態=====
受信不良状態が長引く場合や、豪雪地帯など頻繁に受信不良状態に陥るところでは、前述した第1,2形態におけるMIDIデータや録音された音楽による音声を繰り返し再生するためユーザは飽きてしまう。MIDIデータや録音音楽は容量の限られたメモリに記録されており種類には限界があるためである。そこで、前述した第1や第2の形態において、音声信号の入力系統を別にもう一つ増やして音声信号切換部で切換出力する。この別の入力系統をここでは予備の入力系統とする。この予備音声入力系統を複数にする構成も可能である。この入力系統にはCDプレーヤなど外部の音声再生機器からの出力信号が供給される。
【0053】
まず第1形態の音声出力切換器200について説明する。図3に示すように、予備音声入力系統を音声信号切換部250に接続しておく。ジャンル選択スイッチ260に外部出力を予備入力音声に切り換えるスイッチを設けておく。または、操作/表示パネル部220から操作入力を受け付けて外部への音声出力を予備音声に切り換える。この例における音声出力は3種類あって受信放送音声、MIDI音源部240からの音声、予備入力音声のいずれか一つに切り換えられる。外部の音声再生機器がCDプレーヤの場合、リピート再生モードにしておけばCDの音声が途絶えてしまうこともない。
【0054】
この予備入力音声への切換は、受信不良状態においてMIDIデータによる音声信号の出力中に行える。あるいは、予め設定しておいて受信不良状態に陥ると初めから予備入力音声を外部出力するようにもできる。また、予備音声の入力レベルを検知して入力がある場合、自動的に予備音声の出力モードとしてもよい。また、受信不良中に限らず正常受信時でも予備音声に切り換えられるようにもしておく。
【0055】
予備音声入力のソースとしてはCDプレーヤの他に周知の音声出力機器が利用できる。ラジオを含む地上波の各種放送や有線放送の受信機からの音声出力も利用できる。これらの音声出力機器による音声出力の開始は予めユーザの操作でもって行う。あるいは、音声出力機器のリモートコントロール端子への制御信号出力系統を音声出力切換器200に設けておき、予備入力音声に切り換えられたのを受けて制御部210が音声出力機器を制御して音声出力を開始させてもよい。
【0056】
つぎに第1形態の受信再生装置100について説明する。図5に示すように、予備音声入力系統を音声信号切換部140に接続しておく。この例における音声出力は3種類あって受信放送音声、MIDI音源部130からの音声、予備入力音声のいずれか一つに切り換えられる。操作入力部120から操作入力を受け付けて外部への音声出力を予備音声に切り換える。このほか、この予備音声入力系統に関する事項は前述した図3の音声出力切換器200の場合と同様である。
【0057】
つぎに第2形態における実施例1,2の受信再生装置100について説明する。実施例2にかかる図8に示すように、予備音声入力系統を音声信号切換部140に接続しておく。実施例1の図1の場合も図8と同様にして音声信号切換部140から予備入力音声と音声制御部70aの音声信号とを切換出力できるようにしておく。この例における音声出力は3種類あって受信放送音声、遅延蓄積メモリのオーディオストリームあるいは楽曲記憶部1〜nの音楽データの再生音声、予備入力音声のいずれか一つに切り換えられる。操作入力部120から操作入力を受け付けて外部への音声出力を予備音声に切り換える。予備入力音声への切換は、受信不良状態においてRAMからのオーディオストリームあるいは音楽データによる再生音声の出力中に行える。このほか、この予備音声入力系統に関する事項は前述した図3の音声出力切換器200の場合と同様である。
【0058】
つぎに第2形態における実施例3の音声出力切換器200について説明する。図7に示すように、予備音声入力系統を音声信号切換部250に接続しておく。この例における音声出力は3種類あって受信放送音声、遅延蓄積メモリのオーディオストリームあるいは楽曲記憶部1〜nの音楽データの再生音声、予備入力音声のいずれか一つに切り換えられる。操作/表示パネル部220から操作入力を受け付けて外部への音声出力を予備音声に切り換える。この予備入力音声への切換は、受信不良状態において遅延蓄積メモリのオーディオストリームあるいは楽曲記憶部1〜nの音楽データの再生音声信号の出力中に行える。このほか、この予備音声入力系統に関する事項は前述した図3の音声出力切換器200の場合と同様である。
【0059】
なお、これまで説明した第1〜3形態において、アンプ300がデジタル音声入力端子を備えている場合を前提とするならば、これに対応して音声出力切換器200側ではデジタル音声信号を切換出力するようにしてもよい。高音質な音楽を流すことができる。
【0060】
【発明の効果】
受信不良状態に陥って放送電波から音声が得られなくなると、シンセサイザにより音声信号を生成するとした場合には、スピーカからは途切れることなく音楽を流すことができる。
【0061】
このとき生成する音声信号は、実際に演奏された音楽を録音したものではなく、シンセサイザ制御方式の音楽データに基づいている。したがって、この音楽データを記憶するメモリは比較的少容量で済み、小型化が図れる。
【0062】
シンセサイザ制御方式の音楽データがジャンル分けされていて、このジャンルを指定できたり、それまで受信していた音楽番組に合ったジャンルのものとすれば、受信不良状態におけるスピーカから流れる音楽は、それまで流れていたものと違和感のないものにできる。
【0063】
また、受信不良状態に陥って放送電波から音声データが得られなくなると、録音手段から読み出した音声データを再生出力するとした場合には、直前まで受信出力していた一定時間分の音声データを記憶しておき、これを読み出して再生出力する。このため、受信不良直前の音声が再度出力され、違和感をあまり感じさせずに音声出力を続行できる。
前記受信不良状態の検出中にすべての前記演奏区間の記録された前記音楽データを選択再生するようにすれば、演奏の開始から終了まで完全に記録された音楽データを再生出力でき、不完全な音楽データを再生しないで済む。このことで違和感をより軽減した音声出力が行える。
さらに、受信不良状態が長引いたり豪雪地帯など頻繁に受信不良状態に陥る場合でも、予備音声入力端子を通じた外部機器からの音声を出力できる。このため飽きのこない多彩な音声を外部へ出力できる。
【0064】
なお悪天候に限らず、アンテナの向きがずれたり受信再生装置が不調をきたして、受信電波から音声信号をうまく得られない場合でも、前記効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例および本発明の第2形態の実施例1と共通する衛星放送受信再生装置のブロック図である。
【図2】本発明における音声出力切換器を使用したシステム構成図である。
【図3】本発明の第1,3形態における音声出力切換器のブロック図である。
【図4】本発明における音声出力切換器の外観図であり、(a)は正面図であり、(b)は背面図である。
【図5】本発明の第1,3形態における衛星放送受信再生装置のブロック図である。
【図6】本発明の第2形態の実施例2における衛星放送受信再生装置のブロック図である。
【図7】本発明の第2形態の実施例3および第3形態における音声出力切換器のブロック図である。
【図8】本発明の第3形態における衛星放送受信再生装置のブロック図である。
【符号の説明】
10 制御部
20 CPUバス
30 同調部
40 復調部
50 多重分離部
60 MPEG2デコード部
70a 音声制御部
70b 映像制御部
80 高速デジタルインタフェース部
90 ICカードIF部
100 衛星放送受信再生装置
110 モデム
120 操作入力部
130 MIDI音源部
140 音声信号切換部
200 音声出力切換器
210 制御部
210a CPU
210b ROM
210c RAM
220 操作/表示パネル部
220a ディスプレイ
220b スイッチ群
230 高速デジタルインタフェース部
230a データ入力端子
240 MIDI音源部
250 音声信号切換部
250a 音声入力端子
250b 音声出力端子
260 ジャンル選択スイッチ
270 MPEG2デコード部
280 音声制御部
300 アンプ
400 スピーカ
500 TVモニター

Claims (4)

  1. 外部の衛星放送受信再生装置からの音声信号を外部のオーディオ機器へ中継する音声出力切換器であって、
    衛星放送受信再生装置の高速デジタルインタフェース端子に接続される第1入力端子と、衛星放送受信再生装置の音声出力端子に接続される第2入力端子と、オーディオ機器に向けて音声信号を出力する出力端子とを装備したケーシング内に、
    高能率圧縮符号化された音楽データを記憶した蓄積手段と、
    高能率圧縮符号化された音楽データを復号化して音声信号を再生する復号再生手段と、
    蓄積手段から音楽データを読み出して復号再生手段により音楽を再生する再生制御手段と、
    第2入力端子に入力される音声信号Aと復号再生手段から出力される音声信号Bのいずれかを前記出力端子から出力する切換回路と、
    第1入力端子に入力される信号に基づいて衛星放送受信再生装置が受信不良状態になっていることを検出する受信不良検出手段と、
    受信不良検出手段の検出信号に応答して切換回路を制御し、受信不良状態でない期間は音声信号Aを、受信不良が検出されている期間は音声信号Bを前記出力端子から出力させる切換制御手段と、
    が実装されていることを特徴とする音声出力切換器。
  2. 第1入力端子に入力される信号から高能率圧縮符号化された音楽データを抽出して蓄積手段に格納する手段を備え、再生制御手段は、この手段により格納された音楽データを処理対象とすることを特徴とする請求項1に記載の音声出力切換器。
  3. 予備音声入力端子と、予備音声入力端子の有効無効を設定するための第ユーザインタフェース手段とを備え、
    切換回路は、予備音声入力端子に入力される音声信号Cを前記出力端子から出力可能であり、
    切換制御回路は、第ユーザインタフェース手段により有効と設定されている場合において、受信不良が検出されている期間は音声信号Cを前記出力端子から出力させることを特徴とする請求項1または2に記載に音声出力切換器。
  4. 予備音声入力端子に入力される音声信号Cを強制出力することを指令するための第ユーザインタフェース手段を備え、第ユーザインタフェース手段により指令入力があったとき、切換制御手段は、音声信号Cを前記出力端子から出力させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の音声出力切換器。
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