JP4082871B2 - 自動車用ホイール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、意図的にアンバランスが特定の個所になるように構成した自動車用ホイールに関する。
【0002】
【従来の技術】
乗用車等に装着される自動車ホイールのうち、2ピースホイールといわれるタイプの自動車ホイールは、図3、図4に示すように、それぞれ別体で製作された、タイヤが装着されるリム1と、ディスク2を溶接接合した構造になっている。
リム1には、ホイールが車両に装着された状態で、タイヤに空気を充填できるような位置にバルブを装着するためのバルブ穴5が形成されている。
ディスク2には、ホイールが車両に装着された時に外側から見える部分である、半径方向外側のいわゆる意匠面3には、周方向に均一の間隔で飾り穴4が形成されている。この飾り穴4は、冷却効果、意匠性の向上、軽量化等の役割を果たす。
ホイールは車両に装着される前に、タイヤと組付けられる。この場合、組付けられたホイールとタイヤアッセンブリの回転軸芯からの質量変動、いわゆるアンバランスが乗り心地に悪影響を与えるため、全数、バランス測定を行い、アンバランスの場合、必要個所に必要重量のバランスウエイトを装着して調整を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法には次のような問題がある。
(1)タイヤとホイールの組付け体は、個々にアンバランスの位置が異なりあらかじめ予測できないため、バランスウエイトを装着する場合、アンバランス位置を求めなければならず、バランス取りの効率が悪い。
(2)最近、車両によっては、タイヤにエアー圧を検知するためのエアー圧センサを装着する場合があり、この場合は、更に、アンバランスの量が増加するために、その対応が求められていた。
本発明の目的は、タイヤとホイールの組立体のバランス取りの作業の効率アップと経済性を向上させた自動車用ホイールを提供することにある。
【0004】
【問題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明は次の通りである。
(1) リムとディスクからなり、前記リムにバルブ穴が形成されており、前記ディスクの意匠面に周方向に複数個の飾り穴が形成されている自動車用ホイールにおいて、前記バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の飾り穴を他の飾り穴よりも小さく形成することにより、小さく形成した飾り穴に対応するホイール部分を意図的にバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りした自動車用ホイール。
(2) リムとディスクからなり、前記リムにバルブ穴が形成されており、前記ディスクの意匠面に周方向に複数個の飾り穴が形成されている自動車用ホイールにおいて、全飾り穴を周方向に等間隔で形成する場合には形成される飾り穴のうち、前記バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の飾り穴を形成しないことにより、該バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の両側の飾り穴間間隔を他の飾り穴間間隔に比べて拡げるとともに、飾り穴を形成しないホイール部分を意図的にディスクのバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りした自動車用ホイール。
【0005】
上記(1)自動車用ホイールでは、バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の飾り穴を他の飾り穴よりも小さく形成することにより、小さく形成した飾り穴に対応するホイール部分を意図的にバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りしたので、あらかじめ、アンバランスになる位置を想定でき、効率的であり、エアー圧センサが装着されてもバランスウエイトの重量を最小限に抑えることができる。
上記(2)の自動車用ホイールでは、バルブ穴と径方向反対側に位置する部分に飾り穴を形成しないことにより、飾り穴を形成しないホイール部分を意図的にディスクのバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りしたので、(1)の効果に加え、飾り穴の個数を少なくできるので、経済的である。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明実施例を図1、図2を参照して説明する。
図1は本発明の第1実施例、図2は本発明の第2実施例である。両実施例に共通する部分には、同一符号を付して説明する。尚、本発明による自動車用ホイールは基本断面形状は、先に説明した従来例と同一なので、断面図は省略し、平面図を主にして説明する。
まず、本発明の第1、第2実施例に共通する部分を、図1を参照して、説明する。
図1において、10はリムであり、リム10にはディスク12が嵌合され、溶接接合されている。リム10には、タイヤにエアーを注入するためのエアーバルブ用のバルブ穴18が1個所形成されている。
12はディスクであり、ホイール径方向にバルブ穴18と反対側に位置する部分を除いて、ディスク12の意匠面14には、周方向に同一形状の同じサイズの飾り穴16が、等間隔に複数個形成されている。
【0007】
次に、本発明の各実施例に特有な部分を説明する。
本発明の第1実施例では、バルブ穴18と飾り穴16、16aとの位置関係を示した図1に示すように、ディスク12の意匠面14には、周方向に同一形状の同じサイズの飾り穴16が、径方向にバルブ穴18と反対方向に位置する部分(周方向に180°ずれた部分)を除いて、等間隔に複数個形成されている。ただし、バルブ穴18と周方向反対側に位置する部分の飾り穴16a、2個は、その部分のホイールの質量を重くするために、他の部分の飾り穴16よりも小さく形成されている。
飾り穴16aの大きさは、ホイールの種類や、例えばエアーバルブの重量、エアー圧センサの重量によって調整される。
以上の構成になっているため、あらかじめアンバランスになる部分(バルブ穴18とホイール径方向反対側部分)が予測できるため、回転バランス取り作業が効率的にできる。
また、バルブ穴の位置にエアー圧センサ等を組み込んだ場合でも、バランスウエイトを大重量のものを使用することなくバランスの調整ができる。
【0008】
本発明の第2実施例では、バルブ穴18と飾り穴16、16aとの位置関係を示した図2に示すように、ディスク12の意匠面14には、周方向に同一形状の同じサイズの飾り穴16が、バルブ穴18と径方向の反対方向に位置する部分(周方向に180°ずれた部分)を除いて、等間隔に複数個形成されている。ただし、バルブ穴18と周方向反対側に位置する部位20には、意図的に飾り穴16を形成しない構成としてある。
以上の構成になっているため、あらかじめアンバランスになる部分(バルブ穴18とホイール径方向反対側部分)が予測できるため、回転バランス取り作業が効率的にできる。
また、飾り穴の個数を少なくできるので、経済的である。
【0009】
【発明の効果】
請求項1の自動車用ホイールによれば、バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の飾り穴を他の飾り穴よりも小さく形成することにより、小さく形成した飾り穴に対応するホイール部分を意図的にバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りしたので、あらかじめ、アンバランスになる位置を想定でき、効率的であり、エアー圧センサが装着されてもバランスウエイトの重量を最小限に抑えることができる。
請求項2の自動車用ホイールによれば、バルブ穴と径方向反対側に位置する部分に飾り穴を形成しないことにより、飾り穴を形成しないホイール部分を意図的にディスクのバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りしたので、請求項1の自動車用ホイールで得られる効果に加え、飾り穴の個数を少なくできるので、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の自動車用ホイールを示す平面図である。
【図2】本発明の第2実施例の自動車用ホイールを示す平面図である。
【図3】従来の基本的な、自動車用ホイールを示す平面図である。
【図4】従来の基本的な、自動車用ホイールを示す断面図である。
【符号の説明】
10 リム
12 ディスク
14 意匠面
16 飾り穴
16a 飾り穴(バルブ穴とホイール径方向反対側に位置するもの)
18 バルブ穴
Claims (2)
- リムとディスクからなり、前記リムにバルブ穴が形成されており、前記ディスクの意匠面に周方向に複数個の飾り穴が形成されている自動車用ホイールにおいて、前記バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の飾り穴を他の飾り穴よりも小さく形成することにより、小さく形成した飾り穴に対応するホイール部分を意図的にバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りした自動車用ホイール。
- リムとディスクからなり、前記リムにバルブ穴が形成されており、前記ディスクの意匠面に周方向に複数個の飾り穴が形成されている自動車用ホイールにおいて、全飾り穴を周方向に等間隔で形成する場合には形成される飾り穴のうち、前記バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の飾り穴を形成しないことにより、該バルブ穴と径方向反対側に位置する部分の両側の飾り穴間間隔を他の飾り穴間間隔に比べて拡げるとともに、飾り穴を形成しないホイール部分を意図的にディスクのバルブ穴が形成されているホイール部分よりも重くなるようにして回転バランス取りした自動車用ホイール。
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Cited By (1)
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- 2001-02-20 JP JP2001043327A patent/JP4082871B2/ja not_active Expired - Lifetime
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