JP4081971B2 - ディスクタンブラー錠のキーガイド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はディスクタンブラー錠のキーガイド(以下単にキーガイドという)に係り、特に、悪意の第三者による不正解錠を防止し得るキーガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂ディスクタンブラー錠は、図1に示すように、内筒1の中心軸方向(紙面方向)に積層して配設された複数のタンブラー2、2の夫々を、内筒1の半径方向に移動可能に案内すると共に、各タンブラー2のばね掛け片3とガイドピン4との間に弾装されたタンブラーばね5の弾力により一方向に付勢し、タンブラー2の端部を内筒1と外筒6との間のシアーライン7に跨がらせた状態で、外筒6に形成された施錠用係止溝8に投入し、この状態を施錠状態とする。
【0003】
一方、内筒1の鍵孔9(図1参照)に合鍵11を挿入すると(図2参照)、タンブラー2に開口したタンブラー孔12の開口端縁と合鍵11の鍵溝との係合により、タンブラーばね5の弾力に抗して、各タンブラーの両端がシアーライン7に整合するように移動し、内筒1が外筒6に対して相対的に回動可能になり、ディスクタンブラー錠が解錠される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したディスクタンブラー錠は、特殊な工具を用いての所謂ピッキングによる不正解錠が不可能ではないことは良く知られている。
【0005】
そのピッキングは、図3(A)〜(C)に示すように、施錠状態にあるディスクタンブラー錠の鍵孔9に図示しない工具を差し込んで内筒にトルクを与え、同時に他の工具13を鍵孔9に差し込み、これを矢印方向に移動させて一のタンブラー2を長さ方向に動かし、そのタンブラーの両端がシアーラインに整合したときの手応えを検知して順次他のタンブラーをシアーラインに揃えていく如くである。
【0006】
図1に示す従来のディスクタンブラー錠は、確かに、上記した操作によるピッキングが可能であり、このようなピッキングが可能なディスクタンブラー錠は安全性の点において問題があることは言う迄もない。
【0007】
そこで、この発明は、ピッキングを防止し得るディスクタンブラー錠のキーガイドを提供し、以って上記した不都合を解消することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、この発明は、横断面形状が直線をなす部分と屈曲した部分とを接続した偏平な空隙部である鍵孔を内筒軸線方向に形成したものにおいて、鍵孔内面の直線部分と屈曲部分との接続部の少なくとも1ヵ所に、鍵孔内に突出し内筒軸線方向に延在する突条を形成し、鍵孔に工具を差込んでこれを鍵孔の横断面形状に沿って動かし、当該工具によりタンブラーを長さ方向に動かしてそのタンブラーの両端がシアーラインに整合したときの手応えを感知して不正解錠を行うピッキングの際、その工具の鍵孔内の動きを阻止するようにし、以て、ピッキングを不可能にしたことを特徴とする。
【0009】
【実施例】
以下、この発明の一実施例を図4及び図5を参照して説明する。
図4において符号13はキーガイドを示し、このキーガイド13は通常ディスクタンブラー錠の内筒の外端に装着された短円柱体である。
【0010】
通常、ディスクタンブラー錠やレバータンブラー錠(ロータリーディスクタンブラー錠)は、リテーナを介して、かつ相互の間に一定の間隔を保って、複数の仕切板を板厚方向に積層し、仕切板間の空隙内にタンブラーを収納すると共に、内筒の外端にキーガイドを装着して内筒を構成する。
【0011】
或いは、図1及び図2に示すディスクタンブラー錠のように、棒材を削り出して内筒を構成する場合には、その外端の中実部がキーガイドとなる。
【0012】
キーガイドが独立して存在する通常のディスクタンブラー錠でも、或いは図1に示すように削り出しにより内筒を形成する場合でも、キーガイド14には必ず鍵孔9が形成される。
【0013】
そして、この鍵孔9の横断面形状は合鍵のそれと同形であり、通常、直線部分91と屈曲部分(図示の実施例では山形)92とを接続した形状である。
【0014】
なお、図示の実施例では、この鍵孔9の横断面形状は図4に示すように上下対称な形になるが、鍵孔9が上下対称でなくてもこの発明は成り立つ。
【0015】
この発明によるキーガイド14には、図4に示すように、直線部分91と屈曲部分92との接続部の少なくとも1ヵ所(図示の実施例では上下2ヵ所)に、内筒軸線方向に延在する突条15が形成されている。
【0016】
すなわち、この突条15の存在により、空隙としての鍵孔9の幅が一部において減少することになる。
【0017】
上記のように構成されたこの発明の一実施例によるキーガイドを装着したディスクタンブラー錠は、鍵孔9にピッキング用の工具13を挿入したとしても、鍵孔9の突条15によって幅を狭められた部分を通過することができず、換言すれば鍵孔9をその長さ方向(内筒の半径方向)に移動することができないので、タンブラーを動かすことができない。
【0018】
その為、施錠状態にあるタンブラーをその長さ方向に動かして両端をシアーライン7(図2参照)に揃えることができず、従ってピッキングが不可能となる。
【0019】
仮に、工具13の横断面を円弧状に成形し、突条15を乗り越えるようにしたとしても(図示せず)、突条15を乗り越えた後円弧部分の図5における上端縁が鍵孔9の直線部分91の左方の側面に衝止されるので、結局それ以上工具13を移動させることができず、ピッキングは不可能である。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、この発明は、鍵孔内面の直線部分と屈曲部分との接続部の少なくとも1ヵ所に、内筒軸線方向に延在する突条を形成したので、この突条によって幅を狭められた鍵孔の部分をピッキングの工具が乗り越えることができず、従ってピッキングによる不正解錠を有効に防止することができる、という所期の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のタンブラー錠の線図的断面図で、施錠状態を示す。
【図2】図1と同様の線図的断面図で、解錠状態を示す。
【図3】ピッキングを説明するための鍵孔と工具との関連を示す線図。
【図4】この発明の一実施例によるキーガイドの一部正面図。
【図5】図4と同様のキーガイドの一部正面図で、ピッキング用の工具との関連を示す。
【符号の説明】
1 内筒
2 ディスクタンブラー
3 ばね掛け片
4 ガイドピン
5 タンブラーばね
6 外筒
7 シアーライン
8 施錠用係止溝
9 鍵孔
11 合鍵
12 タンブラー孔
13 工具
14 キーガイド
15 突条
91 直線部分
92 屈曲部分

Claims (1)

  1. 横断面形状が直線をなす部分と屈曲した部分とを接続した偏平な空隙部である鍵孔を内筒軸線方向に形成したものにおいて、鍵孔内面の直線部分と屈曲部分との接続部の少なくとも1ヵ所に、鍵孔内に突出し内筒軸線方向に延在する突条を形成し、鍵孔に工具を差込んでこれを鍵孔の横断面形状に沿って動かし、当該工具によりタンブラーを長さ方向に動かしてそのタンブラーの両端がシアーラインに整合したときの手応えを感知して不正解錠を行うピッキングの際、その工具の鍵孔内の動きを阻止するようにし、以て、ピッキングを不可能にしたことを特徴とするディスクタンブラー錠のキーガイド。
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