JP4081822B2 - パチンコホール用保安装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコホールにおいて発生する不正行為を検知して、報知動作を行なうことにより、不正行為の発生を防ぐパチンコホール用保安装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
嘆かわしいこと乍ら、パチンコホール(以下、単にホールともいう)では、様々な不正行為が行なわれてきた。古くは磁石を用いてパチンコ玉の弾道を曲げたり、パチンコ機を叩いてパチンコ玉の挙動を変えたりして、遊技者にとって有利になるようにする、といった行為が行なわれていた。役物が電子機器化されると、ライター等を用いてノイズを発生させ、パチンコ機の備えるCPUを誤動作させるといった行為が行なわれ、また近年では携帯電話の発する電波を用いた不正行為も行なわれている。
【0003】
そこで、従来より、これらの行為を検知するセンサを各パチンコ機に設け、不正行為が発生すると警報ブザを鳴らしたり、ランプを点滅させたりしてホールの店員等に報知することが行なわれていた。なおセンサとしては、パチンコ機が叩かれたことの検知には例えば振動センサを設け、また磁石が用いられたことの検知には磁界センサ等を設けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、不正行為が複数発生すると、適切な対処ができなくなる場合がある。基本的には、その行為が検知されたパチンコ機の近傍にいるホールの店員が、そのパチンコ機に駆けつけ、注意をする等の対処をする訳であるが、不正行為が店員数よりも多数発生した場合には発生順に対処されることになる。また、対処可能な店員が複数いる場合には、最寄りの店員が駆けつけるので、店員に最も近いパチンコ機から対処されることになる。しかし、これらの順序が、必ずしも最適とは限らない。
【0005】
最適な順序は、不正が行なわれたパチンコ機の機種や、発生した不正行為の種類等によって決まる。例えば、不正行為に見舞われた場合に、被害の最も大きくなるパチンコ機にて発生した不正は優先的に対処するのがよく、また、同じ手口で不正を行なう常習犯を摘発する場合には、その不正行為を重点的に検知するのが適切である。
【0006】
多くの対処事項に適応可能にするために、店員の数を増やすという対策も考えられるが、恒常的に発生する訳ではない上記のような事態を基準として、店員の数を設定するのは極めて不経済である。
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、不正行為が複数発生した際にも、適切な対応を取ることができるパチンコホール用保安装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するためになされた請求項1に記載の本発明は、図1に例示するように、複数のパチンコ機をフロア上に複数配列したパチンコホールにて用いられ、不正行為の発生を検知する不正行為検知手段と、該不正行為検知手段により不正行為の発生が検知されると報知指令を出力する制御手段と、該報知指令が出力されると実際に報知動作を行なう報知手段と、を備えたパチンコホール用保安装置において、
上記複数のパチンコ機を、予め複数のグループに分割し、該グループに対して警戒の必要度に応じたレベル付けを行なうレベル付与手段と、
複数の上記グループに夫々属するパチンコ機において上記不正行為検知手段によって不正行為の発生が検知されると、該不正行為を報知するか否かを、上記レベル付与手段によって付与されたレベルに応じて決定する選択手段と、
を設け、更に上記制御手段が、
上記報知指令として、上記選択手段によって不正行為を報知すると決定されたグループにおいて不正行為が発生したことを報知する指令を出力する
ことを特徴とする。
【0008】
また、請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のパチンコホール用保安装置において、
上記各グループの周辺の、警戒の必要度に影響を与える状態を検知する状態把握手段
を更に設け、上記レベル付与手段が、
上記状態把握手段による検知結果に基づいて、上記グループを警戒の必要度に応じたレベル付けを行なうことを特徴とする。
【0009】
また更に、請求項3に記載の本発明は、請求項1または請求項2に記載のパチンコホール用保安装置において、
1台のパチンコ機毎に複数種類の上記不正行為検知手段が設けられ、
上記レベル付与手段が、
上記不正行為検知手段によって検知される複数種類の不正行為の内、どれを検知すべき行為とするかを指定することにより、警戒の必要度を示すレベル付けを行なう
ことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の本発明は、請求項2から請求項3にいずれか記載のパチンコホール用保安装置において、
上記ホールを集中的に管理する中央制御手段と、
上記各グループに対応して設けられた中継手段と、
を備え、上記中継手段と、上記中央制御手段との間で所定のデータの授受を行なう通信網を形成し、且つ
上記各中継手段が、
少なくとも、夫々のグループに属する全てのパチンコ機に関する上記不正行為検知手段による検知結果と、該グループの周囲に関する上記状態把握手段による検知結果とを、上記所定のデータとして上記中央制御手段に対して送信し、
上記中央制御手段が、
少なくとも、上記各中継手段から受け取った上記状態把握手段による検知結果に基づき該グループに警戒の必要度を示すレベル付けを行なう、上記レベル付与手段としての処理、該各中継手段から受け取った上記不正行為検知手段による検知結果に基づき不正行為が発生したことを検知すると、該不正行為を報知するか否かを該グループに付与されたレベルに応じて決定する、上記選択手段としての処理、及び該選択手段による決定と該各中継手段から受け取った上記不正行為検知手段による検知結果とに基づき上記報知指令を出力する、上記制御手段としての処理、を行なうことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載のパチンコホール用保安装置(以下、単に保安装置ともいう)においては、ホールのパチンコ機を複数のグループに分割し、これら各グループに、レベル付与手段が警戒の必要度に応じたレベルを付与する。これら幾つかのグループにおいて不正行為が発生したことを、不正行為検知手段が検知すると、レベル付与手段によって付与されたレベルに応じ、選択手段が不正行為を報知するか否かを決定する。そして制御手段が、発生した不正行為に応じて報知動作を報知手段に行なわせる。
【0012】
従って、請求項1に記載の保安装置によれば、グループ単位でレベルを付与し、このレベルに応じて報知を行なうので、適切な報知を行なうことができる。例えば、従来のように、他の場所で重大な損害を与える不正行為が発生しているにも拘らず、先に発生した不正行為に対処させ、他の場所の不正行為に対処できなくなってしまう、ということが無い。
【0013】
ここで、不正行為検知手段が検知する「不正行為」としては、パチンコ機を叩く、磁石を近付ける、電磁波ノイズを発生させる、等が考えられる。これらは不正行為検知手段として夫々振動センサ、磁界センサ、電磁波センサを用いることにより検知できる。
【0014】
報知動作は、音声や光等にて行なわれるものとする。即ち、音声を用いる場合には、報知手段として例えばスピーカを用い、光を用いる場合には、報知手段としてランプやネオン管等を用いる。また、音声にて報知する場合には、単なるブザ音を用いたり、肉声を用いたり、或は合成音声にて店員等に報知したりすると良い。また、音声や光以外の方法としては、無線にて始動可能なバイブレータを店員に持たせておき、これを振動させて不正行為の発生を報知する、等の方法が考えられる。もちろん、これらの方法を組み合せて報知しても良い。
【0015】
1つの「グループ」に含まれる台数は、当該ホールに配置されたパチンコ機の全数でなければ何台でも良い。例えば、島を単位としても良いし(「島」とは、パチンコ機を所定台数列設させたもので、通常、ホールは複数の島を並列させている)、パチンコ機1台を1グループとしても良い。この場合には、レベル付与手段によって、パチンコ機1台毎にレベルが付与されることになる。
【0016】
レベル付与手段が設定するレベルの数は、複数であれば何段階でも良い。例えば、グループの数と同数、設定可能にしておき、これらのレベルを重複なく各グループに設定すれば、一般に言う「順位付け」をすることになる。また、レベルの数をグループ数より少なくして、同一レベルのグループが複数あるようにしても良い。周囲の状態が同一のグループが複数ある場合には、同じレベルが与えられるのが自然である。また、将来、グループが増加されることに備えてグループ数よりも多くのレベルを設定可能にしていても良い。
【0017】
本発明の請求項2に記載の保安装置においては、グループの周辺の状態を検知する状態把握手段を備えている。そしてレベルの付与を、状態把握手段によって検知された、そのグループ周辺の状態に応じて行なう。
従って、請求項2に記載の保安装置によれば、周囲の状態に応じて、優先順位を変化可能なので、状態が変化しても適切な警戒体制を維持することができる。
【0018】
ここで、状態把握手段が検知する「状態」としては、客の数、客の挙動、店員の位置等が挙げられる。また、上記の不正行為検知手段によって検知された不正行為の発生履歴でも良い。こうするとレベル付与手段によって、不正行為が頻発するグループには、高い警戒レベルが与えられ、不正行為の頻発するグループの警戒を厳重にすることが自動的に行なえる。また更に、客の数のように逐次変動していかず、比較的長い時間に亘って変化しないもの(例えば、機種、店員の人数)を状態としても良い。
【0019】
請求項3に記載の保安装置においては、不正行為検知手段が1台のパチンコ機毎に複数種類、設けられている。そしてレベル付与手段が、不正行為検知手段によって検知される複数種類の不正行為の内、検知対象とするか否かを指定することにより、警戒の必要度を示すレベル付けを行なう。
【0020】
従い、請求項3に記載の保安装置によれば、検知すべき行為と、検知するに値しない行為とを、(例えば)機種に応じてグループ毎に予め設定しておくことができる。また、高いレベルに設定したグループにおいても、検知不要な不正行為が存在する場合がある。こうした行為には目をつむり、本当に検知すべき行為を優先させる、というようにきめ細かく設定できる。
【0021】
請求項4に記載の保安装置においては、各グループに中継手段を設け、この中継手段がグループ毎の不正行為の検出及び周辺の状態把握を行なう。ホール全体の管理は、中央制御手段が行ない、各中継手段と接続されて通信網を形成する。中央制御手段が行なう処理としては、レベル付与手段としての処理、選択手段としての処理、及び制御手段としての処理を行なう。
【0022】
このように構成された保安装置によれば、1つのグループにおいて機種変更があった場合でも、容易に対応できる。また機種変更だけでなく、グループそのものを増設したり削除したりする場合や、試験的にレベルを変更してみる場合にも容易に対応することができる。
【0023】
【実施例】
以下に本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
まず、図2は本発明の一実施例であるパチンコホール用保安装置1が適用されたパチンコホールの平面図を模式的に表した説明図である。
【0024】
当該保安装置1においては、一つの島3に2台のサテライトユニット5が設けられ、夫々島3を左右片側を担当して不正行為の検出等を行なう。つまり、当該保安装置1においては、各島3の1/2を本発明の「グループ」とし、そのグループ毎に対応して設けられたサテライトユニット5が、本発明の中継手段としての処理を行なう。これらのサテライトユニット5は、光ファイバ7によってホールコンピュータ9に閉ループ状に接続され、ループ形のLAN(Local Area Network)をなしている。ホールコンピュータ9は、本発明の中央制御手段に相当するもので、パチンコホールとは別の部屋に設けられている。そしてこの部屋にてホールの様子を知ることができるよう、セキュリティディスプレイ11、出玉管理ディスプレイ13、ネット運用ディスプレイ15が設けられている。
【0025】
不正行為の発生に対して実際に報知指令を発するのはホールコンピュータ9が行ない、当該保安装置1では、音声と電波とによって報知する。このために、音声にて報知動作を行なうためにケーブル17を介して複数のラウンドスピーカ19が設けられており、また電波にて報知するためにケーブル21を介してアンテナ23が接続されている。アンテナ23から発せられた電波は、ホールにて待機する、パチンコ店の従業員25(以下、単に店員25という)が携帯するレシーバのアンテナ27に受信され、音声に変換されて店員25に具体的な指示を与える。ここで、当該保安装置1の特徴を最も象徴的に表す、セキュリティディスプレイ11(以下、単にディスプレイ11ともいう)の表示態様について、図3を用いて説明する。
【0026】
図3はディスプレイ11に、ホールの状態を表示した様子を示したもので、図3(a)がディスプレイ11の画面全体の表示態様を示す図、図3(b)が画面の左上の部分を拡大した様子である。
ホールの全景は、図3(a)に示すように、ディスプレイ11の画面に平面図(略図)として表される。図3(a)において短冊状に表されているものの内、白地にされているのが島3である。島3は、表裏両面にパチンコ機を列設したものであり、このホールにおいては、この島3を5列並べている。一方、これら島3と島3との間に配置され、斜線若しくは横線の模様が付けられているのが、通路である。通路に付けられている模様は、警戒の必要度を表すレベルを表しており、実際には模様ではなく、レベルに応じて色分けされている。このレベルを出力セキュリティレベル、若しくは単に出力レベルという。
【0027】
島3と通路との間にある点は、島3をなすパチンコ機1台1台をシンボル的に表したもので、図3(b)に示すように、通路と同様、レベルに応じて色分けされている。但しこのレベルは、警戒の必要度を表すものではなく、そのパチンコ機において、どの不正行為を検知するかを示しているものである。例えば、あるパチンコ機では異常な振動を検知し、その隣のパチンコ機では磁界を検知し、更にその隣のパチンコ機では振動・磁界の両方を検知するといった具合である。このパチンコ機1台毎に与えられるレベルを入力セキュリティレベル、若しくは単に入力レベルという。
【0028】
図3(b)に示すように、画面の左上には、これら両セキュリティレベルの色分けが示されている。つまり、当該保安装置1では両レベル共に6段階に分けられている。本図を見ると、島3aの本図において左側の通路31aは出力レベルがレベル4、反対側の通路31bはレベル3であるのが判る。一方、入力レベルについては、島3aにおいて通路31a側のパチンコ機33aはレベル2、反対側のパチンコ機33bはレベル6であること等が判る。各レベルがどんな内容であるかは後述する。
【0029】
これら入出力レベルは、各サテライトユニット5が自ら設定し、その設定の基準となるデータは各サテライトユニット5とホールコンピュータ9が互いにデータを送受信することによって設定される。そこで、このホールコンピュータ9の構成について図4を用いて説明する。
【0030】
図4は、ホールコンピュータ9の概略構成図である。ホールコンピュータ9は既に述べたように、サテライトユニット5と光ファイバ7によって接続されており、光信号の送受信を行なうトランシーバ41、及びこのトランシーバ41との電気信号の入出力を担う通信インタフェース43を備えている。
【0031】
図3に示した画面は画像プロセッサ45を介して画像出力インタフェース47から出力された画像情報により表示される。なお、出玉管理ディスプレイ13、ネット運用ディスプレイ15についても同様にして画像が出力される。
ラウンドスピーカ19及びアンテナ23より出力される報知信号は、出力インタフェース49から発せられる音声情報を元に合成され、具体的な指示(例えば、「店員○○、島3cにて電波障害発生、至急むかえ」等)を与える。つまり、出力インタフェース49が出力した音声情報は、音声合成装置51にて音声信号に変換される。そして同じく出力インタフェース49によって出力された切換指令により切換装置53が、出力先を切り換える。即ち、ラウンドスピーカ19より全ホールに向けて出力する音声はホール拡声装置55に切り換えられ、アンテナ23より店員に対して出力する音声は無線通話装置57に切り換えられる。
【0032】
なお、この出力インタフェース49からは、音声情報、切換指令の他にも、ディスクユニット59を制御する信号及びその信号に従ってディスクユニット59に保存すべきデータや、プリンタ61に対する制御信号及びその信号に従って印字されるデータも出力される。
【0033】
そしてホールコンピュータ9は、以上の通信機構、及び出力機構に加えて、オペレータから指示を受け取る入力装置63と、その入力装置63のための入力インタフェース65と、後述する処理を初めとして様々な処理を実現するプログラム等が格納されたROM67と、そのプログラムを実行するのに必要な様々なデータを一時的に記憶するRAM69と、実際に処理を実行するCPU71と、これら各部を結ぶバス73と、を備えたコンピュータシステムとして構成されている。
【0034】
また、図2には記さなかったが、ホールには、ホールの要所を間接的に目視で監視するために、複数のビデオカメラが設置されている。これらビデオカメラからの映像を出力するためのモニタテレビ75及びそのコントローラ77もホールコンピュータ9は備えている。この映像は定期的にビデオレコーダ79に録画される。また、何等かのイベント(後述)が発生した場合には優先的に映像がビデオレコーダ79にその記録される。
【0035】
次に、サテライトユニット5の概略構成を図5に示す。
図5は、1台のサテライトユニット5の概略構成図である。サテライトユニット5は、ホールコンピュータ9と同様、光ファイバ7によって、光信号の送受信を行なうトランシーバ81及び通信インタフェース83を備えている。サテライトユニット5の主たる役割は、これら通信機構を介してホールコンピュータ9とデータの授受をする他に、当該サテライトユニット5の周辺の状態の検知、及び不正行為の発生の検知である。この検知された内容を示すデータが、光ファイバ7を介してやり取りする主なデータとなる。87は、パチンコ機1台毎に設けられている分配器であり、この1つの分配器87には、磁界センサ89、呼び出しセンサ91、電磁波センサ93、振動センサ95、指示確認センサ97等が設けられている。
【0036】
このうち、磁界センサ89、電磁波センサ93、振動センサ95が不正行為を検知するためのものである。そして呼び出しセンサ91は、呼び出しボタンが遊技者によって押された(つまり、客が店員25を呼んでいる)ことを検出するもので、指示確認センサ97は、アンテナ27を介して指示を受けた店員25が、その対処を行なうパチンコ機に到達したことを、ホールコンピュータ9に対して知らせるためのものである。これは、各パチンコ機にボタンが設けられており、このボタンを店員25自身が押すことにより検知される。なお、電磁波センサ93は、不正行為を防止するだけでなく、店員25が身に付けているマーカを検出することにも利用される。マーカは、特定の電波を発するものであって、これを検知することにより店員25のおよその位置を把握できる。
【0037】
つまり、サテライトユニット5には、不正行為の発生を検知するためのセンサ(本発明の不正行為検知手段に相当)89,93,95と、サテライトユニット5の周辺の状態を検知するためのセンサ(本発明の状態把握手段に相当)91,93(不正行為の検知用と共用),97とを備えている。
【0038】
入力インタフェース99は、これらのセンサ89〜97にて検知された信号を所定のデータに変換したものが、グループ1つ分、入力される。
ドームカメラ100は、広角レンズを備えた撮像機であり、ホールの天井に取り付けられ、下方の所定範囲を見渡せるように設置されている。ドームカメラ100により撮像された画像は、人密度算出ユニット102によって、客の密度を算出するのに用いられる。これは以下のような目的で検出される。即ち、公正に遊技が行なわれていれば、各パチンコ機の前の椅子に一人ずつ座っている状態が、密度が最高の状態である。ところが、不正行為が組織的に行なわれるときには、その組織の一人が実際に1台のパチンコ機に対して不正行為を行ない、他のメンバーは犯行が回りから見えないようにそのパチンコ機を取り囲むことがある(以下、この行為をその俗称に倣って「目隠し」という)。つまり、目隠しが発生していると、その箇所に限って密度が異常に高くなる訳である。そこで、ドームカメラ100及び人密度算出ユニット102を用いて目隠しの疑義の有無を検知する訳である。
【0039】
実際に密度算出を行なうには、様々な方法が考えられるが、例えば、客が全くいない状態の画像を前もって撮像して画像情報としてROM等に記憶しておき、算出する際に撮影した画像との差を演算する。こうすると、パチンコ機やフロア等の施設を除いたものが画像情報として残る。それは主に遊技者やその傍らに置かれた荷物やバケットである。この画像情報から、明度や大きさ等を元にして遊技者のみを抽出し、椅子との相対位置を判定し、1台のパチンコ機の付近に(例えば)3人以上客がいないか等を判定する。
【0040】
こうした様々な情報を受け取る、これらの構成に対し、サテライトユニット5から出力する手段として、表示ランプ104,発声装置106,ビデオカメラコントローラ108を備えている。表示ランプ104は、当該サテライトユニット5の周辺で不正行為が発生したことや、呼び出しボタンが押されたことを光によって報知するためのもので、一方、発声装置106は、同様のことを音声にて報知するためのもので、共に出力インタフェース112から発せられる指令に基づいて行なわれる。また、ビデオカメラコントローラ108は、図4に示されたモニタテレビ75に出力する画像を撮像するためのビデオカメラ113を回転させたり、倍率を変えたりするためのものである。ビデオカメラ113によって撮像された画像は、通信インタフェース83を介してホールコンピュータ9に送られる。
【0041】
そしてサテライトユニット5は、ホールコンピュータ9と同様、以上の各構成を備えたコンピュータシステムとして構成されており、後述する様々な処理を実現するプログラム等が格納されたROM114と、そのプログラムの実行に必要な様々なデータを一時的に記憶するRAM116と、実際にプログラムを実行するCPU118と、これら各部を結ぶバス120とを備えている。
【0042】
以上の構成からなる、当該サテライトユニット5が検知する不正行為と周囲の状態の関係を図6を用いて説明する。
図6は、1台のサテライトユニット5が検知する主な不正行為と、周囲の主な状態とをモデル的に表したものである。ここでいうサテライトユニット5は、パチンコ機128を列設してなる島3aの左右両側の内、島3b側に関する情報を検知するものとし、その他の部分の検知は、他のサテライトユニット5が担当する。但し、島3aと島3bとに挟まれた通路31bの状態については、当該サテライトユニット5に管理されるドームカメラ100を用いて検知する。なお、破線130にて示したのはドームカメラ100の視野である。この範囲にて目隠しが発生すると、人密度算出ユニット102によって検知される。各パチンコ機128の状態としては、図示した磁界センサ89及び振動センサ95を用いて、夫々磁石を用いた不正行為及びパチンコ機128を叩く行為が発生してないかを検知する。これらはパチンコ機128毎に設けられている。
【0043】
電磁波センサ93は、通路の末端に位置され、携帯電話の電波や、店員25が身に付けているマーカが発する微弱な電波を受信するようにされている。破線132にて表したのは電磁波センサ93がマーカの電波を検知できる範囲である。即ち、電磁波センサ93により、破線132にて示した範囲に店員25がいるか否かを検知することができる。このようにサテライトユニット5毎に、センサ、カメラ等の検知手段と、それらによる検知範囲が設定されて、全ホールを複数(ここでは10台)のサテライトユニット5にて分担管理するようにされている。
【0044】
以上の構成からなるホールコンピュータ9及びサテライトユニット5が行なう主な処理について図7〜図11を用いて説明する。
まず図7は、ホールコンピュータ9が行なうメインルーチンであるホールコンピュータ制御処理を示すフローチャートである。この処理は、出玉管理処理、ホールセキュリティ処理、ネット運用処理の3つの副処理からなり、これらが時分割にて処理されていく。
【0045】
まず、ステップ(以下、単にSと表す)101に示した出玉管理処理であるが、これは、各パチンコ機において景品玉として排出された玉の管理を行ない、各島3の保有するパチンコ玉の総数が適正になるように監視するものである。つまり出玉管理処理は、ホールコンピュータ9が行なう処理の中で最も重要な処理である。しかし、本発明の主眼であるホールの保安管理とは直接関りが無いため、本処理に関する説明は省略する。
【0046】
第2の処理であるホールセキュリティ処理(S103)は、現在のホールの状態をディスプレイ11に表示すると共に、実際に報知動作を行なう処理である。このホールセキュリティ処理について図8を用いて説明する。
図8はホールセキュリティ処理を示すフローチャートである。本処理が起動されるとまずS310にて、入力装置63から運用管理データの入力を受ける。ここで運用管理データとは、ホールに設置されたパチンコ機128の機種や、店員25の人数等の情報を指す。これらのデータの入力が終了するとS320に進み、各サテライトユニット5の入力セキュリティレベル基準値を算出する。続くS330では、各サテライトユニット5の出力セキュリティレベル基準値についても同様に算出する。なお、入力セキュリティレベル基準値及び出力セキュリティレベル基準値については、サテライトユニット5が各セキュリティレベルを設定する方法について説明する際に改めて説明する。
【0047】
こうして算出された入出力セキュリティレベル基準値を各サテライトユニット5に設定するために各サテライトユニット5に向けて送信するデータを作成する(S340及びS350)。次に、S360に進み、受信データ対応処理を行なう。受信データ対応処理は、後述するネット運用処理にて、各サテライトユニット5から受信したレポート信号から、各サテライトユニット5によって設定された入力レベル及び出力レベルに対応させて、セキュリティディスプレイ11の表示を更新すると共に、同じくそのレポート信号が、不正行為が発生したことを示している場合には、報知動作を実際に行なう処理である。この受信データ対応処理について図9を用いて説明する。なお、本処理はレポート信号以外にも、ビデオカメラ113からの映像信号についた対応も行なう。
【0048】
図9は受信データ対応処理を示すフローチャートである。本処理が起動されるとまずS410にて、現時点にてパチンコ機128に設定されている入力レベルと、通路31に設定されている出力レベルとをセキュリティディスプレイ11に表示する。この処理によって、例えば図3に示したように、入力レベルが5であるパチンコ機33は網目模様(実際には網目模様に対応する色)にて示され、出力レベルが2である通路は横線模様にて表示される。
【0049】
続いてS420に進み、サテライトユニット5から受け取ったレポート信号に基づき、ラウンドスピーカ19から音声、若しくはブザ音にて報知すべきか否かを判定し、報知が必要な場合は実際にラウンドスピーカ19にて報知を行なう。この報知は、ホール内放送用の音声情報をROM67から抽出し、音声合成装置51にてこのデータを音声信号(またはブザ音)に変換し、切換装置53をホール拡声装置55側に切り換えることにより行なわれる。
【0050】
続くS430では、S420と同様、サテライトユニット5から受け取ったレポート信号に基づいて店員25に報知すべきか否かを判定し、報知が必要な場合は電波による報知動作を行なう。これは、ホール内の無線送信用の音声情報をROM67から抽出し、音声合成装置51にてこのデータを音声信号に変換し、切換装置53を無線通話装置57側に切り換えることによりアンテナ23から電波を送出する。このようにして行なわれる報知内容は、ラウンドスピーカ19から放送するには不適切な、店員25にのみ報知するものを伝達するのに行なう。
【0051】
次にS440では、セキュリティディスプレイ11に入出力セキュリティレベル以外のデータ(例えば、報知動作が行なわれているか、呼び出しボタンが押されているか等)を出力する。続くS450では、不正行為、客からの呼び出し等のイベントが発生した箇所を、モニタテレビ75に表示させる。これは、光ファイバ7を介して管轄のサテライトユニット5に対して指令を発して、ビデオカメラコントローラ108に、ビデオカメラ113を発生箇所に向けたり、ズームアップしたりする信号を出力させることにより行なわれる。そしてS460にて発生箇所をビデオレコーダ79に記録する。こうして受信データ対応処理が終了すると、ホールセキュリティ処理も終了する。
【0052】
ここで図7に戻る。ホールコンピュータ制御処理の、第3の処理であるネット運用処理は、上記のホールセキュリティ処理にて用いられる不正行為の検知や、各サテライトユニット5にて行なわれる入出力セキュリティレベルの設定、に必要なデータを、各サテライトユニット5と授受する処理である。このネット運用処理について図10を用いて説明する。
【0053】
図10はネット運用処理を示すフローチャートである。本処理が起動されるとまず、S510にて、各サテライトユニット5に対してレポートを要求する信号を出力する。このレポートは、不正行為の検出結果、周囲の状況の検出結果の送出等を求める信号である。そしてこの信号は各サテライトユニット5に対して指名する信号も含まれている。従い、実際にはレポート要求信号は、サテライトユニット5の数に対応して10回送出される。
【0054】
次にS520に移行して、上記のレポート要求信号に応じて各サテライトユニット5から送られてくるレポート信号を受け取る。続いてS530ではこれらのレポート信号に基づいて、サテライトユニット5のイニシャライズが必要か否かを判断する。イニシャライズが必要になるのは、発生した不正行為等のイベントへの対処が終了したとき、サテライトユニット5が異常な動作をしたとき、等がある。この場合はS540に移行して、イニシャライズプログラムデータを送出する。この送出が終了したか、若しくはS530にてイニシャライズが必要ないと判定されたときには、S550に進み、各サテライトユニット5に、S310にて入力された運用管理データ、及び上記S340、S350にて作成された、入出力セキュリティレベル基準値設定用データ、等からなるデータを送信する。そして続くS560では、逆に各サテライトユニット5から、報知動作及び入出力セキュリティレベル基準値を設定する際の拠り所となるデータを受信する。以下、S550及びS560の処理を繰り返して、各サテライトユニット5とのデータの送受信を行なう。
【0055】
次に、このネット運用処理によってデータ及び要求信号等を受け取る、サテライトユニット5側の処理について図11〜図14を用いて説明する。
まず図11は、各サテライトユニット5が行なうメインルーチンであるサテライトユニット制御を示すフローチャートである。この処理は、図10に示したネット運用処理によりホールコンピュータ9から出力されたレポート要求信号や、イニシャライズプログラムデータ等に応じ、各サテライトユニット5にて行なわれる処理である。
【0056】
本処理が起動されると、まずS201にてレポート要求信号があるか否かを判定する。レポート要求信号は、ネット運用処理のS510にてホールコンピュータ9から出力されたレポート要求信号のことで、これがある場合にはS203に進み、現在の状況をレポート信号としてホールコンピュータ9に出力する。このレポート信号の出力が終ったとき及びS201にてレポート要求信号がないと判定されたときには、S205に進み、当該サテライトユニット5においてイニシャライズが必要か否かを判定する。必要なときはネット運用処理のS540にて送信されたイニシャライズプログラムデータを受信して(S207)、そのプログラムを設定し、実行することによりイニシャライズを行なう。
【0057】
こうしてイニシャライズが終ったとき、及びS205にてイニシャライズが必要ないと判定されたときには、S211に進み、入出力セキュリティレベル基準値の変更があるか否かを判定する。これはS550にてホールコンピュータ9から送信されたデータから判定する。変更を要するときにはS213に進んで、ホールコンピュータ9から受け取ったデータに基づき、基準値を変更する。
【0058】
こうして基準値の変更が終ったとき、及びS211にて入出力セキュリティレベル基準値の変更が必要ないと判定されたときには、S215に進み、ゾーンセキュリティ処理を行なう。この処理について図12を用いて説明する。
図12はゾーンセキュリティ処理を示すフローチャートである。本処理が起動されるとまずS610にて、入力セキュリティレベル変更用データの入力を受ける。ここで入力セキュリティレベル変更用データとは、ホールコンピュータ9から受信した運用管理データと、ドームカメラ100にて検知された遊技客の密度と、指示確認センサ97による検知結果と、からなる。
【0059】
これらの入力が終了するとS620に進み、出力セキュリティレベル変更用データの入力を受ける。ここで出力セキュリティレベル変更用データは、ホールコンピュータ9から受信した運用管理データと、ドームカメラ100にて検知された遊技客の密度と、指示確認センサ97による検知結果であり、つまり入力セキュリティレベル変更用データと同じである。これら入出力セキュリティレベル変更用データをなす各要素をパラメータともいう。
【0060】
こうして入出力セキュリティレベル変更用データの入力が終了するとS630に進み、実際に入力セキュリティレベルを算出し、設定する。この処理について図13を用いて説明する。
図13は入力セキュリティレベルの算出及び設定を行なう一連の処理内容を示すフローチャートである。そして本処理は、[表1]に示す入力レベル算出テーブルに基づいて行なわれる。
【0061】
【表1】
Figure 0004081822
【0062】
この[表1]は、S610にて入力された入力セキュリティレベル変更用データから、入力レベルの候補を挙げるためのものである。なお、パラメータによっては、直接、レベルの候補を挙げるのではなく、他のパラメータにて候補として挙がったレベルの評価方法を指示するものもある。
本処理が起動されるとまずS710にて、ホールコンピュータ9から受信した運用管理データの内、遊技機の種別を評価する。例えば、当該サテライトユニット5が管轄するグループの機種が「振分皿」と呼ばれる機種(遊技玉が水平に配置された皿上を回転され、その皿に形成された所定の穴に入ると大当たりになる機種)であれば、[表1]では「2、5、6」とあるから、入力セキュリティレベルの候補として2、5、6が選ばれる。また、遊技機が電波によって誤動作を起こし易い機種である場合には、3、5が選ばれ、所定の入賞口に入るだけで大当たりになってしまう機種([表1]では「入賞口大当り」と記載)の場合には4、5、6が候補となる。なお[表1]に挙げられていない機種の場合は1が候補となる。
【0063】
続くS720では、客の密度を評価する。これはサテライトユニット5の備える人密度算出ユニット102による算出結果に基づいて行なわれる。ここでもし密度が低く、「通常」と判定されれば、[表1]にある通り、レベル1方向のレベルが優先される。ここでレベル1方向とは、それまでに候補に上がっているものの内、最もレベル1に近いものを有力候補とせよという評価方法を指示している。一方、「高密度」と判定された場合には「6のみ」とされているので、「6」が候補となる。
【0064】
次にS730にて店員25の人数を評価する。これはS710と同様、ホールコンピュータ9から送信されたデータに基づいて行なう。もし人数が通常か、それより多ければ[表1]から、「レベル1方向を優先する」という評価が与えられ、少なければ2、3、4が候補となる。
【0065】
次にS740にて店員25の作業内容を評価する。これは店員25が、何等かのイベントに対して対処を行なっている最中か否かを評価するもので、指示確認センサ97の検出結果から判断される。もし店員25が通常の状態であれば、[表1]から、「レベル1方向を優先する」という評価が与えられ、対処中([表1]では「メンテナンス」と記載)であって手が離せない状態であれば、2、3、4の中から選ぶ。
【0066】
なお、[表1](後述の[表2]においても同様)の各マスにおいて、「3、5」や「2、3、4」等と表されているのが、前述の入(出)力セキュリティレベル基準値である。従い、図11のS213にて、「基準値の変更」は、この値を変えることにより、この表を変更することを意味している。
【0067】
こうしてS710〜S740の評価が終了すると、実際に入力レベルを算出する(S750)。これは、S710〜S740の評価結果を総合して、一つのレベルにすることである。もし、上記4つのパラメータが夫々、「電磁波に弱い機種」、「密度通常」、「店員が少数」、しかも「店員がメンテナンス中」であれば、候補は夫々「3、5」、「レベル1方向」、「2、3、4」、「2、3、4」となりこの結果、入力レベルは「3」と設定される。もし、仮に客の密度が高ければ、他の3つのパラメータに関わらず「6」と算出される。
【0068】
こうして入力レベルが算出されると、この入力レベルを実際に設定する(S760)。これにより、当該サテライトユニット5が管轄するグループの入力レベルの設定が完了する。
こうして入力セキュリティレベルの算出、及び設定が終了すると、図12に戻り、S640にて出力セキュリティレベルについてもS630と同様な処理を行なう。この処理について図14を用いて説明する。
【0069】
図14は出力セキュリティレベルの算出及び設定を行なう一連の処理内容を示すフローチャートである。そして本処理は[表2]に示す出力レベル算出テーブルに基づいて、図13に示した処理と同様にして行なわれる。
【0070】
【表2】
Figure 0004081822
【0071】
本処理が起動されるとまずS810にて、遊技機の種別を評価する。例えば、当該サテライトユニット5が管轄するグループの機種が連チャンになり易い機種([表2]では連続特賞機と記載)である場合には、出力セキュリティレベルの候補として4、5、6が選ばれる。その他の機種の場合は、レベル1方向のレベルが優先される。
【0072】
続くS820では、客の密度を評価する。もし密度が低く、「通常」と判定されれば、[表2]にある通り、レベル1方向のレベルを優先する。一方、「高密度」と判定された場合には「6のみ」とされているので、「6」が候補となる。次にS830にて店員25の人数を評価する。これはS810と同様、ホールコンピュータ9から送信されたデータに基づいて行なう。もし人数が通常か、それより多ければ[表2]から、「レベル1方向を優先する」という評価が与えられ、少なければ3、4が候補となる。
【0073】
次にS840にて店員25の作業内容を評価する。もし店員25が通常の状態であれば、「レベル1方向を優先する」という評価が与えられ、メンテナンス中であれば、3、4の中から選ぶ。
こうしてS810〜S840の評価が終了すると、実際に出力レベルを算出する(S850)。もし、上記4つのパラメータが夫々、「その他の機種」、「密度通常」、「店員少数」、しかも「店員がメンテナンス中」であれば、候補は夫々「レベル1方向」、「レベル1方向」、「3、4」、「3、4」となりこの結果、出力レベルは「3」と設定される。
【0074】
こうして出力レベルが算出されると、この出力レベルを実際に設定する(S860)。これにより、当該サテライトユニット5が管轄するグループの出力レベルの設定が完了する。
こうして出力セキュリティレベルの算出及び設定も完了すると、図12に戻り、S650にてセキュリティプログラムの設定を行なう。セキュリティプログラムとは、次のS660からS680にて行なわれる処理を行なうプログラムである。これらの処理は、入出力セキュリティレベルに対応して行なわれ、ROM114には、予め入力レベル、出力レベルに応じて様々なプログラムが格納されている。この内、どのプログラムを実行するかをS630及びS640における処理の結果に応じて設定する。
【0075】
次にS660にて入力セキュリティレベルに対応する検出データを受け取る。この入力レベルと検出対象との関係を[表3]に示す。なお、[表3](及び後述の[表4])においては「階級」なる用語が示されているが、これはレベル1〜レベル6を示す語として用いている。
【0076】
【表3】
Figure 0004081822
【0077】
即ち、仮に当該グループに付与された入力レベルが2であったとすると、振動センサと呼び出しセンサとが検出される。なお、この表にて判るように、入力レベルは主に、振動センサ95、電磁波センサ93、磁界センサ89、及び呼び出しセンサ91によって検知される信号の内、どれを検知対象とするかによって区分けされている。また、これらの他にも、各パチンコ機128にて発生する玉切、玉詰に関しても、レベル6のときのみ、検知するようにされている。
【0078】
続くS670では、検出された信号に対して検出データ処理を行なう。検出データ処理とは、例えば、入力レベルが2であれば、振動センサ95からの信号は、不正行為に該当するものか、極めて疑わしい行為か、或は対処の必要がないものかを判定する。
【0079】
次にS680に移行し、S640にて設定された出力レベルに対応するデータを出力する。ここで出力されるデータの内容と、出力レベルの関係を示したのが[表4]である。
【0080】
【表4】
Figure 0004081822
【0081】
即ち、仮に出力レベルが2であり、S670にて検出されたデータが、不正行為に該当するならば、30秒毎にホールコンピュータ9に対して不正行為発生を示すレポート信号を作成し、疑わしいだけであれば、1分毎にその旨を示すレポート信号を作成する。また、呼び出しボタンが押されたことが検出されていれば、以後、10秒毎に「呼び出しボタンが押された」ことを示すレポート信号を作成する。そして、パチンコ機の作動を中止した方が良い行為や、警報ブザにて報知すべき行為が発生していても、レベル2では警報ブザを動作させるレポート信号は作成しない。また、放送をさせるか否かについてのレポート信号も作成しない。
【0082】
出力レベルに対応するデータの出力が終了すると、当該処理を終了する。つまりゾーンセキュリティ処理は、当該サテライトユニット5が管理するグループにおいて、基準値の変更、レベルの設定を実際に行ない、不正行為及び状況の検知結果を、ホールコンピュータ9に対して送信されるレポート信号を作成する処理である。こうしてゾーンセキュリティ処理が終了すると、サテライトユニット制御も終了する。
【0083】
そしてこのゾーンセキュリティ処理が当該保安装置1を最も特徴づける処理となっている。即ち、従来ならば、不正行為が検知されれば直ちにそれを報知するのであるが、保安装置1においてはすぐに報知せず、「レポート信号」にして一旦、ホールコンピュータ9に送信する。そして異なるグループのサテライトユニット5から送信されたレポート信号の検知結果が同じであっても、夫々のグループに付与された出力レベルに応じて変化し、これを受信したホールコンピュータ9は、適切な判定をすることができる。また、不正行為を検出するためのセンサを複数備えていながらも、付与された入力レベルに応じて、検知したりしなかったりする。
【0084】
以上のように、ホールコンピュータ9及び複数のサテライトユニット5が、図2のように光ファイバ7にて接続された通信網を形成してなる保安装置1が、上記処理を行なうことにより、パチンコホールにおいて発生する、不正行為をはじめとした様々な対処事項に対して適切に対応することができる。これは次のような理由による。
【0085】
即ち、ゾーンセキュリティ処理の説明にて記したように、保安装置1では、サテライトユニット5が不正行為の検知及び周囲の状態の検知を行なう。そして検知されてもすぐに報知せず、レポート信号としてホールコンピュータ9に送信する。ホールコンピュータ9はこのレポート信号と、他のサテライトユニット5から送られてくるレポート信号とを総合して報知する。この結果、適切な報知動作を行なうことができる。
【0086】
これは、レポート信号の内容を、パチンコ機128の種別や店員25の数等をパラメータとして設定された出力レベルに応じて変化させるからである。また、検知対象となる異常な振動や、磁界も、周囲の状況をパラメータとして設定された入力レベルに応じて検知対象にされたり外されたりするため、多数のパチンコ機128が設置されたパチンコホールにおいて、発生しうる多数の検知信号を適切に絞りこむことができる。
【0087】
従い、従来は発生順に対処せざるをえなかった不正行為、呼び出し等に対して適切な順序にて対応することができる。
しかも入出力レベルの付与が、電磁波センサ93やドームカメラ100の検知結果等に応じて行なわれるので、周囲の状況が変化したときにも適応することができる。
【0088】
また、こうした周囲の状態及び不正行為に係る検知結果は、各グループ毎に設けられたサテライトユニット5にて処理されるため、グループの機種が入れ換えられる際にも容易に対応できる。即ち、機種入れ換えがあった場合には、図8のS310にて入力される運用管理データの内、パチンコ機の種別を変えれば良い。
【0089】
以上、本発明の実施例として、パチンコホール用保安装置1について説明してきたが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく様々な態様で実施しうるものである。
例えば、パチンコホール用保安装置1の特徴を更に積極的に利用して、特殊な警備体制を敷くこともできる。例えば、ある機種に対して特定の手口の不正行為を行なう常習犯が出没するホールにおいては、その機種のあるグループに、入力レベルとしてその不正行為のみを検出するレベルを付与しておく。更に必要に応じ、そのグループのレベルに比べて、他の機種からなるグループのレベルを下げておけば、その常習犯の摘発を重点的に行なうことができる。
【0090】
ゾーンセキュリティ処理のS610及びS620にて入力される入出力セキュリティレベル変更用データは、互いに同じにしたが、異なるものにしても良い。例えば、入力セキュリティレベル変更用データのみ、店員25の位置をパラメータとして加えても良い。上記したゾーンセキュリティ処理では、「店員の作業内容」として、店員25がメンテナンス中か否かを評価するだけであったが、これを更に詳細に検知することに相当する。
【0091】
店員25の位置を検知するには、例えば電磁波センサ93を多数配置して、これらにより検知されるマーカの電波の強弱に応じて、上記よりも詳細に店員25の位置を特定可能にする等の方法が考えられる。こうして店員25の位置を検知可能にしておけば、店員25の最寄りのグループにおいては不正行為は発生しないと思われるので、入力レベル(または出力レベル)を緩和するといったこともできる。
【0092】
また、近年のパチンコ機128は、遊技用のCPUを夫々備えている。このCPUに、上記のサテライトユニット5としての処理を行なわせても良い。これは、パチンコ機1台を本発明の「グループ」にした場合に相当する。こうすることにより、パチンコ機1台毎にきめ細かくレベル設定をすることができ、また1台毎に機種入れ換えをすることも容易にできる。
【0093】
これとは逆に、グループの規模を大きくしても良い。例えば、1つの島を1グループにしたり、或は複数の島を1グループとしたりしても良い。
また、入力レベル(又は出力レベル)の内容を替えても良い。上記の保安装置1では、ゾーンセキュリティ処理にて設定される各入力レベルの違いは[表3]に示したように検知対象の数と種類にあり、レベルが高くなるほど検知対象が多くなる。一方、出力レベルの違いは[表4]に示したように報知動作をするか否かと、レポート信号の作成周期にあり、レベルが高くなるほど報知の種類が増え、レポート信号の作成周期が短くなる。こうすると警戒を要するグループは、報知対象となる事項が増え、逆に警戒の必要度が低いグループ(例えば報知対象が一つしかないレベルが付与されたグループ)は、その報知対象となっている不正行為が発生するまで報知されず、報知の頻度が減る。こうして各レベルの優先度がいわば間接的に設定されるのである。
【0094】
この方法は、発生しうる様々な状況に対応ができる反面、全てのケースにおいて対処可能かどうかに一抹の不安が残る。例えば、6つのグループからなるホールにおいて、各グループに1〜6のレベルが一つずつゾーンセキュリティ処理による与えられたとする。この状況で、各グループにおいて、夫々のグループが検知対象としているイベントが発生した場合には、同時に6つの事項に対処しなければならなくなる。店員25が6人以上いれば問題がないが、5人以下の場合には従来技術の課題を再発させることにもなりかねない。
【0095】
このことに鑑み、入力レベル(または出力レベル)として、いわゆる順位づけを行ない、順位の高いものから順に報知しても良い。そして報知対象となるイベントの数が店員25の人数を上回ったら、再度順位付けを行なうようにする。こうすると、常に最適の順序にて対処可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のパチンコホール用保安装置を例示するブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例であるパチンコホール用保安装置1が適用されたパチンコホールの平面図を模式的に表した説明図である。
【図3】 実施例のパチンコホール用保安装置1の有するセキュリティディスプレイ11に、ホールの状態を表示した様子を示す説明図である。
【図4】 実施例のパチンコホール用保安装置1を構成するホールコンピュータ9の概略構成図である。
【図5】 実施例のパチンコホール用保安装置1を構成するサテライトユニット5の概略構成図である。
【図6】 パチンコホールにおいて1台のサテライトユニット5が検知する、不正行為と周囲の状態とを、モデル的に表した説明図である。
【図7】 ホールコンピュータ9にて行なわれるホールコンピュータ制御処理を示すフローチャートである。
【図8】 ホールコンピュータ9にて行なわれるホールセキュリティ処理を示すフローチャートである。
【図9】 ホールコンピュータ9にて行なわれる受信データ対応処理を示すフローチャートである。
【図10】 ホールコンピュータ9にて行なわれるネット運用処理を示すフローチャートである。
【図11】 各サテライトユニット5にて行なわれるサテライトユニット制御を示すフローチャートである。
【図12】 各サテライトユニット5にて行なわれるゾーンセキュリティ処理を示すフローチャートである。
【図13】 各サテライトユニット5にて、入力セキュリティレベルの算出及び設定を行なう一連の処理内容を示すフローチャートである。
【図14】 各サテライトユニット5にて、出力セキュリティレベルの算出及び設定を行なう一連の処理内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…パチンコホール用保安装置 3…島 5…サテライトユニット
7…光ファイバ 9…ホールコンピュータ
11…セキュリティディスプレイ 13…出玉管理ディスプレイ
15…ネット運用ディスプレイ 17,21…ケーブル
19…ラウンドスピーカ 23,27…アンテナ
25…店員 31a,31b…通路 33a,33b…パチンコ機
41,81…トランシーバ 43,83…通信インタフェース
45…画像プロセッサ 47…画像出力インタフェース
49,112…出力インタフェース 51…音声合成装置
53…切換装置 55…ホール拡声装置
57…無線通話装置 65,99…入力インタフェース
67,114…ROM 69,116…RAM
71,118…CPU 73,120…バス
87…分配器 89…磁界センサ 91…呼び出しセンサ
93…電磁波センサ 95…振動センサ 97…指示確認センサ
100…ドームカメラ 102…人密度算出ユニット
104…表示ランプ 106…発声装置

Claims (4)

  1. 複数のパチンコ機をフロア上に複数配列したパチンコホールにて用いられ、不正行為の発生を検知する不正行為検知手段と、該不正行為検知手段により不正行為の発生が検知されると報知指令を出力する制御手段と、該報知指令が出力されると実際に報知動作を行なう報知手段と、を備えたパチンコホール用保安装置において、
    上記複数のパチンコ機を、予め複数のグループに分割し、該グループに対して警戒の必要度に応じたレベル付けを行なうレベル付与手段と、
    複数の上記グループに夫々属するパチンコ機において上記不正行為検知手段によって不正行為の発生が検知されると、該不正行為を報知するか否かを、上記レベル付与手段によって付与されたレベルに応じて決定する選択手段と、
    を設け、更に上記制御手段が、
    上記報知指令として、上記選択手段によって不正行為を報知すると決定されたグループにおいて不正行為が発生したことを報知する指令を出力する
    ことを特徴とするパチンコホール用保安装置。
  2. 請求項1に記載のパチンコホール用保安装置において、
    上記各グループの周辺の、警戒の必要度に影響を与える状態を検知する状態把握手段
    を更に設け、上記レベル付与手段が、
    上記状態把握手段による検知結果に基づいて、上記グループを警戒の必要度に応じたレベル付けを行なう
    ことを特徴とするパチンコホール用保安装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のパチンコホール用保安装置において、
    1台のパチンコ機毎に複数種類の上記不正行為検知手段が設けられ、
    上記レベル付与手段が、
    上記不正行為検知手段によって検知される複数種類の不正行為の内、どれを検知すべき行為とするかを指定することにより、警戒の必要度を示すレベル付けを行なう
    ことを特徴とするパチンコホール用保安装置。
  4. 請求項1から請求項3にいずれか記載のパチンコホール用保安装置において、
    上記ホールの略全体を管理する中央制御手段と、
    上記各グループに対応して設けられた中継手段と、
    を備え、上記中継手段と、上記中央制御手段との間で所定のデータの授受を行なう通信網を形成し、且つ
    上記各中継手段が、
    少なくとも、夫々のグループに属する全てのパチンコ機に関する上記不正行為検知手段による検知結果と、該グループの周囲に関する上記状態把握手段による検知結果とを、上記所定のデータとして上記中央制御手段に対して送信し、
    上記中央制御手段が、
    少なくとも、上記各中継手段から受信した上記状態把握手段による検知結果に基づき該グループに警戒の必要度を示すレベルを付与する上記レベル付与手段としての処理、該各中継手段から受信した上記不正行為検知手段による検知結果に基づき不正行為が発生したことを検知すると該不正行為を報知するか否かを該グループに付与されたレベルに応じて決定する、上記選択手段としての処理、及び該選択手段による決定と該各中継手段から受信した上記不正行為検知手段による検知結果とに基づき上記報知指令を出力する、上記制御手段としての処理、を行なう
    ことを特徴とするパチンコホール用保安装置。
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