JP4203964B2 - 遊技用システム - Google Patents

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Description

本発明は、遊技店内において遊技機に不正行為を行った不正遊技者の捕獲等に便利な遊技用システムに関する。
従来より、遊技場では、悪意のある遊技者により不正な遊技が行われることがしばしばある。悪意のある遊技者は、遊技場内の特定の遊技機の制御基板を、不正な遊技を行うための制御基板(以下、不正基板と記載する)と交換し、当該不正基板が取り付けられた遊技機で遊技することで、不正に遊技媒体等を獲得している場合もある。
そして、その不正が遊技店側に知られた場合、不正を行った遊技者(場合により、不正遊技者又は犯人という)は即座に逃げ出すことが考えられる。
また、悪意のある遊技者は、事前に不正がばれたときのことを考え、逃走ルートまで周到に考えている場合が多い。
また、遊技店も大型化し、通路等の配置も複雑化している。
なお、特許文献1には、不正行為を行った者を追尾する技術が開示されている。
特開2002−239180号公報
しかしながら、多くの遊技店には出入り口が複数あるため、不正遊技者を捕まえようとした場合、どの出口に店員を配置すれば犯人捕獲率がよいかが分からない。また、近年、悪意のある遊技者の犯行が凶悪化してきており、捕まえるよりもむしろ、被害者を出さないように逃がす場合も考えられる、そのような場合に、どの席(遊技店内の位置)にいるお客様に避難の指示を出せばよいかが分からないという問題があった。
そこで本発明は、不正行為が発生した場合、犯人の逃走ルートを予測し、店員を的確に配置して捕獲を試みたり、或いは、ルート周辺にいる客を避難させたりすることが容易に可能な遊技用システムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、遊技機に不正な行為を働いた不正状態の発生を検出する不正状態検出手段を有する管理装置を備える遊技用システムにおいて、
各遊技機に設けられ、遊技に関する遊技関連情報を表示する表示モニタを備えた球貸ユニットと、
遊技店内の遊技機周辺の状況を監視する監視カメラと、
を備え、
前記管理装置は、
少なくとも遊技店における遊技機の設置位置、通路の形状、出口の位置を含む固定物の情報を記憶した店内配置記憶手段と、
少なくとも遊技者を含む変動物の存在状況を、監視して適宜更新記憶する変動物監視手段と、
前記変動物監視手段の更新結果と前記店内配置記憶手段に記憶された記憶内容から、現在の遊技店内状況を構築可能な店内状況構築手段と、
前記不正状態検出手段により検出された不正行為が発生した遊技機の位置を特定する不正位置特定手段と、
前記不正位置特定手段により特定された不正発生位置から遊技店に設けられた各出口までのルートの中から、少なくとも最も逃走しやすい逃走ルートを検索する逃走ルート検索手段と、
前記逃走ルート検索手段により検索された逃走ルートが撮影可能となるように前記監視カメラを制御し、さらに前記監視カメラで不正遊技者を追尾して撮影する監視カメラ制御手段と、
を備え、
前記監視カメラ制御手段により得られた不正遊技者の画像を、前記球貸しユニットの表示モニタに表示することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記逃走ルート検索手段は、
前記店内状況構築手段によって構築された現在の遊技店内状況を参照して、遊技店内の通過困難位置を特定するとともに、この通過困難位置を不正遊技者が逃走のために通過する困難性をポイント化し、前記不正位置特定手段により特定された不正発生位置から各出口までに存在する前記通過困難位置のポイント数の合計を各ルート毎に算出し、この合計が最も少ないルートを前記最も逃走しやすい逃走ルートとして決定し、
前記逃走ルート検索手段により検索した逃走ルートを報知する逃走ルート報知手段を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記遊技店の出口の扉の開閉を制御する出口制御手段を備え、
前記出口制御手段は、
前記逃走ルート報知手段により報知された逃走ルートに対応した出口を閉鎖することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、店員が携帯可能で、音声により管理装置側と対話可能な携帯端末装置と、前記携帯端末装置を携帯した店員の位置が検出可能な店員位置検出手段と、を備え、
前記逃走ルート報知手段は、
前記店員位置検出手段の検出結果に基づき、遊技店内における店員の位置も報知可能であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記逃走ルート検索手段は、最も逃走しやすいものから逃走しやすい順に複数の逃走ルートを決定可能であり、
前記逃走ルート報知手段は、前記複数の逃走ルートを、逃走のしやすさの違いが分かるようにそれぞれ識別可能に報知することを特徴とする。
本発明によれば、不正遊技者の逃走シーンが撮影されるので、これをリアルタイムで表示することによって、一般の遊技者の避難や店員の適切な配置がより的確に行えるようになる。また、逃走後に撮影された画像を使って犯人の特定がし易くなる。
また、各請求項は、以下のような特有の効果を有する。
請求項2記載の発明によれば、予め不正を行った遊技者の逃走ルートを想定できるため予め店員を効果的に配置しておくことが可能になる。即ち、店員が先回りして捕まえることも可能であるし、店員や善良な遊技者が犯人との遭遇から事前に避難すること(或いは避難するように誘導すること)も可能となる。
請求項3記載の発明によれば、出口の閉鎖により、店外に犯人を逃がすことなく、比較的安全に犯人を捕まえることができる。
請求項4記載の発明によれば、報知された店員の位置を考慮しながら、より適切な店員の配置等が可能となる。
請求項5記載の発明によれば、複数の逃走ルートを想定して、犯人の捕獲或いは犯人からの非難のため、より効果的な店員の配置等が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
A.遊技用システムの構成
A1.全体構成
図1は、本発明を遊技店に適用した場合の遊技用システムの実施の形態例の構成図である。
図1において、遊技店には複数の島(遊技機設置島のこと、以下、単に島という)毎に多数の遊技機が設置されている。例えば、島1には、多数の遊技機2a、2b、…………、2n(図示略)が設置され、島3には、多数の遊技機4a、4b、…………、4n(図示略)が設置されている。なお、その他にも複数の島があるが、図示は略している。
なお、遊技機としては、パチンコ遊技機の他に、例えばアレンジボール機、雀球機、メダルを用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)、球を用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)等を混ぜて、あるいは単独で設置してもよい。
平均的な遊技店(遊技場)においては遊技機を300台程度配置し、大型店ともなると、1000台程度の遊技機を配置し、島を適宜配置することになる。ただし、図1では、説明の都合上、その中の一部の島を設置した場合についてシステムの構成を説明することにしてある。
各遊技機2a、2b、…………、2n及び4a、4b、…………、4nは、何れも球貸ユニット31(いわゆるサンド:台間球貸機)を台毎に設置した構成になっている。なお、図1では煩雑になるため、一台の球貸ユニット31にのみ符号を付しているが、その他の球貸ユニットも図4に示すように同様の構成である。
球貸ユニット31は、会員カード(会員用記録媒体)を受付けて、少なくとも会員カードに記録されている会員識別情報の読み取りを行って外部に出力可能するものである(詳細は後述する)。
遊技場店内には複数の店内監視カメラ(本例では、店内監視カメラ5a〜5gを含めて合計28台)が配置(図4参照)されており、図1ではそのうちの2台(店内監視カメラ5a、5b)のみを示している。
なお場合により、説明の都合上、符号5又は5a、5bによって店内監視カメラを代表する。また同様に、符号2によって遊技機を代表する。
また各遊技機2は、遊技情報(パチンコ機の場合、大当たり中信号、確変中信号、始動入賞信号など)を球貸ユニット3を介して管理装置側に出力する遊技情報出力手段としての機能を有する。例えば、各遊技機2には、遊技機2の動作や外部への信号の入出力を制御する遊技制御装置と、前記遊技情報を出力するための盤用外部出力部(例えば、遊技盤に設けられた外部情報端子)とが設けられ、これらが遊技情報出力手段を構成している。
店内監視カメラ5a、5bは、遊技店内の各遊技機周辺の状況を監視するもので、例えば監視カメラ5aは原則的に島1の多数の遊技機2a、2b、…………、2nを監視し、監視カメラ5bは島3の多数の遊技機遊技機4a、4b、…………、4nを監視するような配置になっている。そして、各店内監視カメラ5a、5bは、不正を行った遊技者の逃走ルートが撮影可能となるように、制御可能となっている。
各遊技機2は、店内のケーブル6によって営業管理装置11及び会員管理装置12に接続されている。また、店内監視カメラ5a、5bは店内のケーブル7によって監視カメラ制御装置13に接続されており、このケーブル7を介して店内監視カメラ5a、5bの制御が行われるとともに、店内監視カメラ5a、5bの撮影画像が監視カメラ制御装置13に送信されるようになっている。なお、各カメラには、必要に応じて、撮影方向(光軸方向)を変化させる機構が設けられ、この機構を監視カメラ制御装置13が制御可能となっている。
営業管理装置11は、例えば経営分析装置とか営業用のホールコンピュータなど称されるもので、各遊技機および遊技関連設備(例えば、球貸ユニット、カード発行機等)よりの情報を収集し演算処理するものである。
また、本来の営業管理のために、例えば売り上げ情報、遊技機の稼働情報等の膨大な営業情報を得ている。また、近時は遊技場の情報が収集する遊技情報が多くなるとともに、情報が複雑化しており、そのため、営業管理装置11とは別に会員管理装置12が設けられている。
なお、この営業管理装置11は、出入り口ドア25(後述する出入り口ドア201〜203を構成する例えば自動ドアの装置)に接続され、出入り口ドア25を制御する。
会員管理装置12は、遊技店の会員についての管理を行うもので、会員登録装置21、監視カメラ制御装置13、営業管理装置11に接続され、相互に信号やデータの伝送が可能になっている。
会員登録装置21は遊技店において通用する会員を募って、それをカード形式で登録するための装置である。例えば、遊技店が会員用記録媒体としての会員カードを発行し、その会員カードによって会員の登録を行うものであり、会員カードによる会員の登録状況等は会員管理装置12に伝達される。
なお、会員カードには、遊技者を会員として登録する場合に、その遊技者を個々に特定可能な会員識別情報が記録されている。
監視カメラ制御装置13は、店内監視カメラ5a、5bや監視モニタ23の制御を行うもので、不正が発生して不正遊技者の逃走ルートが特定されると、その逃走ルートを撮影し、不正遊技者を追尾して撮影できるように、店内監視カメラ5a、5bを制御したり、その監視画像を記憶したり、更には、店内監視カメラ5a、5bにより撮影された映像を表示する監視モニタ23の表示制御に関する処理を行うものである。監視モニタ23は、例えばCRTあるいは液晶装置からなり、ホールとは別の部屋に設置され、例えばホールの所定の係員が監視するためのものである。また、監視モニタ23は、複数の画面を備えており、各画面に各店内監視カメラからの映像を映し出すようになっているとともに、緊急の場合には各画面に1つの緊迫映像を映し出すことも可能になっている。
上記営業管理装置11、会員管理装置12及び監視カメラ制御装置13は全体として、管理装置24を構成し、この管理装置24は、本発明の不正状態検出手段、店内配置記憶手段、変動物監視手段、店内状況構築手段、不正位置特定手段、逃走ルート検索手段、逃走ルート報知手段、出口制御手段、及び監視カメラ制御手段の機能を実現する(詳細後述する)。また管理装置24は、遊技判定手段、情報収集手段、非会員連続状態検出手段としての機能も持つ(詳細後述する)。
A2.営業管理装置
次に図2は、営業管理装置11を示すブロック図であり、営業管理装置11はコンピュータ61、モニタ62、プリンタ63、キーボード64を含んで構成される。
コンピュータ61は、CPU65、ROM66、RAM67、入出力インターフェース68、ハードディスク(HDD)69を備えている。ROM66は営業管理の処理に必要なプログラムやデータを記憶しており、RAM67は一時的なデータの記憶に用いられる。ハードディスク69は、ROM66に記憶されたプログラム以外のプログラムや、他のデータを記憶している。この場合、店内の固定物(遊技機等)の配置情報のデータは、このハードディスク69に記憶され、このハードディスク69が本発明の店内配置記憶手段を構成している。
入出力インターフェース68は、モニタ62、プリンタ63、キーボード64、会員管理装置12、会員登録装置21、監視カメラ制御装置13、出入り口ドア25との間で双方向で信号やデータの転送を行う。また入出力インターフェース68は、各遊技機2からの各種情報を受信する。モニタ62は例えば液晶装置からなり、営業管理に必要な情報などを画面に表示する。プリンタ63は営業管理に必要な情報などを印刷し、キーボード64はユーザ用の入力装置である。
A3.球貸ユニット
次に図3(a),(b)は、球貸ユニット31の構成を示す図である。
図3(a)は、球貸ユニット31の外観(特に、正面)図であり、球貸ユニット31は縦に細長い形状に形成され、硬貨投入口32、硬貨返却ボタン33、表示モニタ34、硬貨返却口35、球誘導樋部材36、会員カード挿入口37を有している。
硬貨投入口32は100円及び500円の硬貨を受け入れ可能なもので、硬貨返却ボタン33は投入した硬貨の返却を要求するためのものである。表示モニタ34は遊技に関する遊技関連情報等を表示するためのもので、球貸ユニット31の本体に対してヒンジ結合で連結され、遊技者の手前側に自在に向きを変えることができる構造になっている。なお、図3(a)は表示モニタ34を初期位置に戻した状態を示している。
表示モニタ34は、画面を有する小型の液晶表示装置41を備えており、この画面に遊技に関連する各種の遊技関連情報等を表示する。液晶表示装置41の画面上にはタッチパネル42が設けられており、タッチパネル42を操作することで、画面上の各種情報の入力エリアに対してユーザがタッチ入力できるようになっている。
表示モニタ34の液晶表示装置41の上方側には、交換信号入力部49が設けられている。交換信号入力部49は、出玉交換のときに店員が送信するリモコン信号(以下、出玉交換信号という)を受信するものである。なお、この出玉交換信号は、球貸ユニット31を経て管理装置24側に送信される。
また、表示モニタ34の液晶表示装置41の下方側には、画面の情報を4方向にスクロール可能なスクロールスイッチ43、画面のメニューを選択するメニュースイッチ44、データ(例えば、大当り回数、出玉数、差玉数、前日のデータ、隣の台のデータなど)を要求するデータスイッチ45、再プレイスイッチ46が配置されている。再プレイスイッチ46は会員が遊技店に対して貯玉をしている場合に、それを払い出すときに操作するもので、例えば1回の操作で125個(500円分の球貸し分に相当)の貯玉を払い出すようになっている。なお、貯玉を払い出す際には、画面上にテンキーを表示し、テンキーに会員の暗証番号などを入力してセキュリティを確保する。
また、液晶表示装置41の上方にはCCDカメラ47が設けられている。CCDカメラ47は、例えば遊技中の遊技者を撮影するための撮影手段である。例えば、不正が発生したと判定された時に、このCCDカメラ47によって、不正が発生した遊技機の遊技者を撮影し、不正遊技者の特定を行ってもよい。
次に、硬貨返却口35は、投入した硬貨の返却するもの、球誘導樋部材36は、球貸ユニット31から遊技機の上皿の方へ貸球や貯留玉を誘導するもの、会員カード挿入口37は、会員カードを受け入れるものである。
なお、遊技機の他に、例えばメダルを用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)や球を用いたスロットマシン(回胴式スロット遊技機)を設置した島にあっては、球貸ユニットとして、そのような遊技機に対応した遊技媒体を貸す出す装置を使用することになる。何れにしても、台毎に会員カードによって遊技者を特定可能なものにする。
また、球貸ユニット31に会員カードが挿入されなくても、遊技機による遊技は可能である。その場合は、会員として特定できないだけで、非会員による遊技となる。
次に、図3(b)は、球貸ユニット31の制御系等を示すブロック図である。球貸ユニット31はCPU51、ROM52、RAM53、入出力インターフェース54を備え、これらはマイクロコンピュータを用いて実現されている。ROM52は球貸ユニット31の動作に必要なプログラムやデータを記憶しており、RAM53は一時的なデータの記憶に用いられる。
また、その他に球貸ユニット31は、硬貨識別装置55、カード読み取り装置56、前述した液晶表示装置41、タッチパネル42、スクロールスイッチ43、メニュースイッチ44、データスイッチ45、再プレイスイッチ46、CCDカメラ47、交換信号入力部49を備えている。
入出力インターフェース54には、タッチパネル42、スクロールスイッチ43、メニュースイッチ44、データスイッチ45、再プレイスイッチ46、CCDカメラ47、交換信号入力部49、及びカード読み取り装置56からの信号が入力され、各入力信号を信号処理して必要な物理情報をCPU51やROM52に転送し、入出力インターフェース54からは液晶表示装置41に信号を出力する。また、入出力インターフェース54は硬貨識別装置55からの信号を入力されているとともに、CPU51からの指令に基づき硬貨識別装置55に制御信号を出力する。
硬貨識別装置55は、硬貨投入口32から投入された硬貨の真偽を識別し、偽物の場合は投入された硬貨を返却するような制御を行う。
カード読み取り装置56は、会員カード挿入口37から受け入れた会員カードの情報を読み取るもので、例えば会員の氏名、会員番号、ポンイト、遊技履歴などの情報を読み取る。
その他に、入出力インターフェース54には、遊技機2、供給球検出装置57、アウト球検出装置58からの信号が入力されているとともに、会員管理装置12及び営業管理装置11との間で信号やデータの授受を行うようになっている。
遊技機2は、遊技状態情報(遊技情報)を出力して入出力インターフェース54に入力するようになっており、遊技状態情報としては、例えば大当り中信号、確率変動信号(確変中信号と略すことがある)、始動入賞信号などがある。
また、供給球検出装置57は、島1から遊技機2の上タンク(供給タンク)に対して球を供給する装置であり、例えば球25個の供給に対して1パルスの信号(供給信号)を出力する。
アウト球検出装置58は遊技機2から島1にアウト球(排出球)として回収される球を検出するもので、例えば1個のアウト球に対して1パルスの信号(打ち込み信号)を出力するが、25個のアウト球に対して1パルスの信号を出力するものでもよい。なお、アウト球検出装置58は島に配置されている。
また、球貸ユニット31はカード読み取り装置55で読み取った会員カードの情報から会員/非会員信号を会員管理装置12や営業管理装置11に出力する。
ここで、球貸ユニット31は遊技用装置を構成し、読取手段、会員情報出力手段の機能を実現する。各手段は、次のような機能を含む。
読取手段は、会員の遊技者を個々に特定可能な会員識別情報を読み取る。
会員情報出力手段は、読取手段により読み取った会員情報を外部に出力可能である。
なお、会員識別情報の読み取りはいろいろな形態がある。例えば、典型的には会員用記録媒体(会員カード)に記録されるようなことが行われ、その場合はカードの記録を読み取ることになるが、このような形態に限るものではない。
会員用記録媒体は、カード型記録媒体である会員カードだけでなく、コイン型の記録媒体でもよい。また、IC、光ホログラフィーを使用した情報媒体でもよい。
更には、会員の遊技者を個々に特定可能な会員識別情報としては、例えば遊技者本人の指紋や静脈を認証する場合も含まれる。遊技者本人の指紋や静脈を認証する構成にする場合は、予め本人の指紋や静脈を登録しておいて、本人の指紋や静脈のデータを会員識別情報として使用するというシステムにする。
A4.店内構成
次に図4は、店内構成を示す図であり、遊技店200における各機器の全体的な配置を示す図である。図4において、遊技店200には12の島が配置され、そのうち例えば島1には前述したように多数の遊技機2a、2b、…………が設置され、島3にも多数の遊技機4a、4b、…………が設置されている。その他の島も同様であるが、煩雑になるため、図4では島や遊技機に符号を付していない。
各島の周囲には前述した複数の店内監視カメラ5a〜5g等(この場合、7台×4列で、合計28台)が配置されており、図4ではその全ての配置を示しているが、店内監視カメラ5a〜5g以外の店内監視カメラについては、煩雑になるため符号を省略している。なお、これら店内監視カメラの一部は、場合によっては、遊技店200の出入り口201,202,203或いは景品カウンタ204の方に向けられ、景品の交換の様子や、出入り口を通過する人を含めて監視するようになっている。
遊技店200内には、4つの両替機205〜208が設けられ、各島の端(図中下側の端)には、それぞれジェットカウンタ209(一部にのみ符号を付して、他は省略する)が設けられている。両替機205〜208は1万円、5千円、千円の各紙幣を硬貨(500円硬貨、100円硬貨)に両替したり、あるいは高額紙幣を千円札に両替したりする。ジェットカウンタ209はパチンコ球やコインあるいはメダルを計数して回収する装置である。
B.管理装置の不正に対する機能
次に、管理装置24の不正に対する機能(逃走ルートを検索して報知するなどの機能)について説明する。なお図5は、店内状況の一例(モニタへの表示例)を示す図である。また、ここでは、主に営業管理装置11がこの機能を実現する態様を説明するが、これに限られず、例えば会員管理装置12がこの機能を実現する態様もあり得る。
この場合、営業管理装置11は、まず、遊技機2の遊技情報出力手段から出力された遊技情報及び遊技用装置(球貸ユニット31)の会員情報出力手段から出力された会員情報を収集する機能(情報収集手段手段としての機能)を有する。
また営業管理装置11は、遊技判定手段(後述する遊技判定の機能)により、遊技者が遊技機2で遊技していると判定されているにも拘わらず、前記情報収集手段により、遊技機2に対応した遊技用装置からの会員情報が収集できない非会員遊技機が、複数連続して非会員遊技機群を形成していることを検出する機能(非会員連続状態検出手段としての機能)を有する。
また営業管理装置11は、各遊技機2から得られる情報(例えば差玉の情報や大当りの情報)に基づいて、何れかの遊技機2で不正状態が発生したこと、及び不正が発生した遊技機がどの位置の遊技機かを判定する機能(不正状態検出手段、不正位置特定手段としての機能)を有する。
ここでの不正状態とは、遊技機の制御基板の不正な交換や制御基板上のメモリなどの部品の不正な交換が行われた状態、或いは差球(遊技機に供給される球数と、遊技機から排出される球数の差)が大当り回数に対して異常に多い状態などを意味する。なお、差球が異常に多い不正状態は、遊技機2等から送信される遊技情報などに基づいて、管理装置24側で容易に判定可能である。例えば、供給球検出装置57からの供給球信号に基づく供給球数データと、アウト球検出装置58からのアウト球信号に基づくアウト球数データと、の差である差球データと、遊技機から出力される大当たり中信号と、を所定の判定基準に基づき判定し、その判定結果に基づいて不正状態か否かを判定すればよい。この判定基準は、例えば、大当たり0回であるにもかかわらず差球が4000個以上あることや、大当たり2回であるにもかかわらず差球が10000個以上あること等である。
なお、例えば、確率変動状態でもないのに1時間に大当たりが7回発生した状態、遊技機のガラス枠或いは前面枠(図示省略)が開放されたことが検出された状態を、上記不正状態としてもよい。
また営業管理装置11は、例えばハードディスク69に、遊技店における固定物の情報を記憶する機能(店内配置記憶手段としての機能)を有する。固定物の情報としては、図4或いは図5に示すように、遊技機2の設置位置、通路の位置形状、出口(この場合、出入り口201〜202)の位置、景品カウンタ204の位置、その他の障害物(広告看板、観葉植物等)の設置位置などがある。この固定物の情報は、例えば前述したキーボード64などの入力手段によって、予め遊技店の係員が営業管理装置11に入力して設定する。
また営業管理装置11は、少なくとも遊技者及び遊技媒体用容器(パチンコ機の場合には、ドル箱などと呼ばれる球箱)を含む変動物の存在状況(存否や存在位置の情報)を、監視して適宜更新記憶する機能(変動物監視手段としての機能)を有する。
すなわち、営業管理装置11は、各遊技機2で遊技者が遊技しているかどうかの判定(遊技判定)を適宜実行する。
この遊技判定の判定基準は、パチンコ機の場合、例えば以下のうちの何れかである。
(a)遊技機設置島は、遊技機2から遊技機設置島に排出されるアウト球(遊技領域で入賞又は非入賞となって排出される排出球)を検出するアウト球検出手段(前述のアウト球検出装置58)を備え、そのアウト球検出手段からの打ち込み信号の有無に基づいて判断する。
(b)遊技機2は、遊技盤の遊技領域に発射した球を検出する発射球検出手段を備え、その発射球検出手段からの発射球検出信号の有無に基づいて判断する。なお、発射球検出信号は遊技機2の発射球検出手段から球貸ユニット31を経て営業管理装置12へと出力される。
(c)遊技機2は、遊技者が発射ハンドルに触れて操作していることを検出する発射操作検出手段を備え、その発射操作検出手段からの発射操作検出信号の有無に基づいて判断する。発射操作検出信号は遊技機2の発射操作検出手段から球貸ユニット31を経て営業管理装置12へと出力される。
この遊技判定の結果、現在どの遊技機の位置に遊技者(変動物)が存在するかが分かり、例えば図5に示すように、店内における遊技者300の存在位置がモニタ63などにリアルタイムで表示可能となる。なお図5では、丸形(白抜き)で遊技者を示し、その一部だけに符号300を付している。
また営業管理装置11は、差球の数と、前述の出玉交換信号から、各遊技機2の位置に球箱(変動物)が何個存在するかを、常に把握する処理を実行している。具体的には、差球の数が球箱の容量に対応する一定量増加する毎に、球箱の存在個数を1個づつ増加させる。そして、出玉交換信号の入力があると、店員が出玉交換をしたとして、この球箱の存在個数をリセットする(ゼロ個に戻す)処理を実行する。この処理によって、どの遊技機の位置に球箱が何個存在するかが分かり、図5に示すように、店内における球箱400の存在位置がモニタ63などに表示可能となる。なお図5では、矩形で球箱を示し、その一部だけに符号400を付している。なお、球箱400の存在個数(重ねるなどして対応の遊技機近傍に置いてある個数)は、例えば上記矩形部分の表示色を変えることで表示(報知)可能である。例えば、1個では赤、2個では青、3個では黄、4個では緑といったように、表示色を変えればよい。
また本システムは、店員が携帯する携帯端末装置(例えば、インカムと呼ばれるマイクとイヤホンが一体の無線通信機)の位置を検出することによって、この携帯端末装置を携帯する各店員の位置を検出可能な手段(本発明の店員位置検出手段)を有する。そして、営業管理装置11は、この店員検出結果に基づいて、変動物としての店員の存在位置を監視して適宜更新記憶する。この店員監視の結果、現在店内のどこに店員(変動物)が存在するかが分かり、例えば図5に示すように、店内における店員500の存在位置がモニタ63などに表示可能となる。なお図5では、丸形(黒塗り)で店員を示し、その一部だけに符号500を付している。
なお、上記店員位置検出手段は、上記携帯端末装置と無線通信する管理装置側の無線装置(図示省略、管理装置と一体でもよいし別体でもよい)の動作によって実現されていてもよいが、例えば営業管理装置11の制御処理によって実現されていてもよい。位置検出の原理は、例えば、管理装置側の複数のアンテナで受信される携帯端末装置からの信号の強度から、各アンテナと携帯端末装置との距離を求めて位置を特定する方式が有り得る。
また営業管理装置11は、上記変動物監視の更新結果と、前述したように予め記憶された固定物の情報から、現在の遊技店内状況を構築する機能(店内状況構築手段としての機能)を有する。すなわち、前述した現在の遊技店内における固定物の情報(遊技機や通路や出口等の位置形状)の記憶と、前述の変動物(遊技者や球箱の存在と位置)の監視結果を、組み合わせて全体的に把握する処理を実行し、例えば図5に示すような現在の遊技店内状況を全体的にリアルタイムで表示可能である。
また営業管理装置11は、不正状態が発生すると、不正状態が発生した遊技機の位置から遊技店に設けられた各出口(出入り口201〜203)までのルートの中から、少なくとも最も逃走しやすい逃走ルートを検索する機能(逃走ルート検索手段としての機能)を有する。
即ち、前記店内状況構築手段の機能によって構築された現在の遊技店内状況を参照して、遊技店内の通過困難位置(少なくとも前記変動物の存在位置)を特定するとともに、この通過困難位置を不正遊技者が通過する困難性をポイント化し、前記不正位置特定手段の機能により特定された不正発生位置(不正状態が発生した遊技機の位置)から各出口までに存在する前記通過困難位置のポイント数の合計を各ルート毎に算出し、この合計が最も少ないルートを前記最も逃走しやすい逃走ルートとして決定する。なお、この逃走ルート検索手段の機能は、最も逃走しやすいものから逃走しやすい順に複数の逃走ルートを決定可能であってもよい。また、ポイント数の合計が同じか、その差が所定範囲内にある場合には、出口までの距離がより短いルートが優先順位の高い逃走ルートとして決定される。
ここで、遊技店内の通過困難位置とは、少なくとも前記変動物(遊技者や球箱や店員)や前記固定物(景品カウンタ204や看板や観葉植物)の存在位置であり、変動物や固定物の種類や存在状況に応じて、不正遊技者が逃走のために通過する困難性を示すポイント数が、例えばハードディスク69に予め設定されている。例えば具体的には、店員が存在する位置が50ポイント、観葉植物が1ポイント、看板が2ポイント、景品カウンタ204が100ポイントとなっている。また図6(a)に示すように、隣り合う島の片側の遊技機2のみに遊技者300と球箱400がある場合には、遊技者300が3ポイントで、球箱400が1個当たり1ポイントとなっている。また図6(b)に示すように、隣り合う島の両側の遊技機に遊技者300が背中合わせの関係で存在し、片側の遊技機のみに球箱400がある場合には、その位置に10ポイントが加算され、また図6(c)に示すように、隣り合う島の両側の遊技機に遊技者300と球箱400がある場合には、その位置に16ポイントが加算される設定となっている。
なお、隣り合う島の両側の遊技機に遊技者300が背中合わせの関係で存在する場合(球箱400は無い場合)でも、ポイントをある程度加算することが望ましい。島間に複数の遊技者が存在していても、千鳥掛け状に存在していれば通過困難性は低いが、背中合わせの位置関係に存在していると、通路が実施的に狭くなり、他に遊技者が居なくても通過困難性が高まるからである。
また営業管理装置11は、前記逃走ルート検索手段の機能により検索した逃走ルートを報知する機能(逃走ルート報知手段としての機能)を有する。例えば図5に示すように、現在の遊技店内状況を全体的に例えばモニタ62に表示するとともに、その表示の中に検索した逃走ルート(通過困難性のポイント合計が最も少ないもの)を、帯状の線L1(逃走方向に矢印を有する線)で表示する。この図5の場合には、符号2Xで示す遊技機で不正状態が発生し、その遊技機2Xの位置から出入り口202までの逃走ルート(両替機207、208の近くを通過するルート)が、表示されている。
なお、この逃走ルート報知手段の機能として、前記店員位置検出手段の検出結果に基づき、遊技店内における店員の位置も報知する(例えば図5のように表示する)機能があってもよい。また、前記複数の逃走ルート(最も逃走しやすいものから逃走しやすい順に決定された複数の逃走ルート)を、逃走のしやすさの違いが分かるようにそれぞれ識別可能に報知する機能が設けられていてもよい。図8は、この複数の逃走ルートとして、遊技機2Xの位置から出入り口202までの逃走ルートと、遊技機2Xの位置から出入り口201までの逃走ルートとが、それぞれ異なる色(或いは、異なる明暗)の線L1とL2で識別可能に表示された例を示している。
また営業管理装置11は、出入り口ドア25を制御することによって、前記逃走ルート報知手段により報知された逃走ルートに対応した出口(例えば図5の場合には、出入り口202)を閉鎖する機能(出口制御手段としての機能)を有する。
また営業管理装置11は、前記逃走ルート検索手段により検索された逃走ルートが撮影可能となるように、監視カメラ(店内監視カメラ5a〜5g等)を制御する機能(監視カメラ制御手段としての機能)を有する。
C.システムの制御処理や動作
次に、管理装置24を含む制御系により行われる主な制御について、図6(d)や図7を参照して説明する。
(イ)逃走ルート自動検索処理
図6(d)は、管理装置24(例えば、営業管理装置11)で行われる逃走ルート自動検索意処理(前述の逃走ルート検索手段の機能を実現する処理)を示すフローチャートである。この処理は、後述する図7の処理におけるステップS3で実行される。
このフローが開始されると、まずステップS11で、不正状態が発生した遊技機の位置から遊技店に設けられた各出口(出入り口201〜203)までの各ルートについて、現在の遊技店内状況に基づき、前述の通過困難性のポイント数の合計を計算する。
次にステップS12で、ステップS11で計算したポイント数の合計が最も低いルート(或いは最も低いものから低い順に選ばれた複数のルート)を、逃走ルートとして決定し、そのデータを記憶してリターンする。
(ロ)不正遊技者捕獲処理
次に図7は、管理装置24(例えば、営業管理装置11)で例えば周期的に行われる不正遊技者捕獲処理を示すフローチャートである。
このフローが開始されると、まずステップS1で、例えば遊技機2等から送信される遊技情報などに基づいて、何れかの遊技機で不正状態が発生したか否かの判定(前述の不正状態検出手段としての検出判定)を行い、発生していればステップS2に進んでステップS2以降を順次実行し、発生していなければリターンする(例えば、図示しないメインルーチンに戻る)。
次いでステップS2では、不正状態が発生した遊技機2を特定する処理(不正位置特定手段としての処理)を実行し、その遊技機2を記憶してステップS3に進む。この特定は、どの遊技機2からの遊技情報に基づいて不正状態発生と判定したかによって、容易に可能である。
次にステップS3では、前述のステップS11〜S12の処理により、逃走ルートを検索する。
次にステップS4では、例えば図5又は図8に示す表示をモニタ62(監視モニタ23でもよい)で行うことによって、不正状態が発生したことと、上記逃走ルートと、その時点の遊技店内状況とを、店員に報知する。なお、ここではモニタへの表示とともに、或いはモニタへの表示に代えて、前述した携帯端末装置(例えばインカム)に音声で逃走ルート等を報知するようにしてもよい。
次にステップS5では、報知された逃走ルートに対応した出口(例えば図5の場合には、出入り口202)を閉鎖する制御処理(出口制御手段としての制御)を実行する。なお、他の出口については、混乱を防ぐために、開けておくか、開けることが可能な状態としておく。
次にステップS6では、報知された逃走ルートを照らす照明を明るくして(通常は消灯状態のものを点灯させたり、フラッシュを焚いたり、照度を通常よりも高くするなどして)、そこを逃走する不正遊技者を視認し易いようにする。
次にステップS7では、前記逃走ルート検索手段により検索された逃走ルートが撮影可能となるように(即ち、この逃走ルートを逃走する不正遊技者を追尾しつつその画像が撮影できるように)、監視カメラ(店内監視カメラ5a〜5g等)を制御する処理(監視カメラ制御手段としての処理)を実行し、さらに該当する店内監視カメラで不正遊技者を追尾して撮影する処理を実行する。また、これにより得られた不正遊技者の画像を、各球貸しユニット31の表示モニタ34(液晶表示装置41)に表示する。なお、表示モニタ34への表示とともに、或いは表示モニタ34への表示に代えて、モニタ62等に上記画像を表示してもよい。但し、表示モニタ34に表示すれば、一般の遊技者も不正遊技者の画像が見れるので、遊技者が避難するのに役立つ。
ステップS7を経るとリターンする。
以上説明した本実施の形態例によれば、不正を行った遊技者の逃走ルートを予め想定できるため予め店員を効果的に配置しておくことが可能になる。即ち、店員が先回りして不正遊技者を捕まえることも可能であるし、店員や善良な一般の遊技者が犯人との遭遇から事前に避難すること(或いは避難するように誘導すること)も可能となる。
また本例によれば、逃走ルートの出口が閉鎖されるので、店外に犯人を逃がすことなく、比較的安全に犯人を捕まえることができる。
また本例によれば、店員の位置も報知されるため、報知された店員の位置を考慮しながら、より適切な店員の配置等が可能となる。例えば、モニタ62を見ている係員(指示者)が、各店員にインカムを使って的確な指示(例えば、「4番店員右へ1メートル移動!」、「5番店員右へ非難せよ!」、或いは「6番店員正面の遊技者を右へ非難させろ!」など)を出し、各店員を適切に配置等することが可能となる。
また本例によれば、不正遊技者の逃走シーンが撮影されるので、これをリアルタイムで表示することによって、一般の遊技者の避難や店員の適切な配置がより的確に行えるようになる。また、逃走後に撮影された画像を使って犯人の特定がし易くなる。
また図8に示すように、複数の逃走ルートが報知される態様の場合には、複数の逃走ルートを想定して、犯人の捕獲或いは犯人からの非難のため、より効果的な店員の配置等が可能となる。
本発明は上述した形態例に限られず、以下のような各種の変形や応用があり得る。
(a)上記形態例では、検索された逃走ルートにある出口を閉鎖するようにしたが(ステップS5参照)、逆にその出口を開けて積極的に不正遊技者を逃がすようにしてもよい。このようにすると、不正遊技者から一般の遊技者や店員を保護することがより高い可能性で可能となる。なおこの場合、前述のステップS6では、逃走ルートを逆に暗くするように制御するのが望ましい。
(b)不正状態発生を判定する対象を、隣り合って連続する遊技機で遊技する複数の非会員(つまり連続非会員)のみに制限し、この連続非会員が遊技する遊技機(即ち、非会員連続状態検出手段が検出した非会員遊技機群)で発生した不正状態のみを有効とする態様であってもよい。不正は、複数の者が仲間を作って連続する遊技機の中で実行する可能性が高いので、このようにすると、不正状態検出の信頼性が高まり、また、不正を行っている仲間(複数の不正遊技者)が判定できる利点がある。なおこの場合、正規の会員でも、不正行為をした場合には、履歴に残すようにして、次回は重点的な監視を行うようにしてもよい。
また、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
遊技店の遊技用システム構成図である。 営業管理装置を説明する図である。 球貸ユニットを説明する図である。 店内構成を示す図である。 店内状況の表示例(報知例)を示す図である。 逃走ルート検索を説明する図である。 不正遊技者捕獲処理を示すフローチャートである。 店内状況の表示例(報知例)の他の例を示す図である。
符号の説明
2、2a、2b、2n、4a、4b、4n 遊技機
5a〜5g 店内監視カメラ
11 営業管理装置
12 会員管理装置
13 監視カメラ制御装置
24 管理装置(遊技判定手段、情報収集手段、非会員連続状態検出手段、不正状態検出手段、店内配置記憶手段、変動物監視手段、店内状況構築手段、不正位置特定手段、逃走ルート検索手段、逃走ルート報知手段、出口制御手段、監視カメラ制御手段)
31 球貸ユニット(遊技用装置、読取手段、会員情報出力手段)
34 表示モニタ

Claims (5)

  1. 遊技機に不正な行為を働いた不正状態の発生を検出する不正状態検出手段を有する管理装置を備える遊技用システムにおいて、
    各遊技機に設けられ、遊技に関する遊技関連情報を表示する表示モニタを備えた球貸ユニットと、
    遊技店内の遊技機周辺の状況を監視する監視カメラと、
    を備え、
    前記管理装置は、
    少なくとも遊技店における遊技機の設置位置、通路の形状、出口の位置を含む固定物の情報を記憶した店内配置記憶手段と、
    少なくとも遊技者を含む変動物の存在状況を、監視して適宜更新記憶する変動物監視手段と、
    前記変動物監視手段の更新結果と前記店内配置記憶手段に記憶された記憶内容から、現在の遊技店内状況を構築可能な店内状況構築手段と、
    前記不正状態検出手段により検出された不正行為が発生した遊技機の位置を特定する不正位置特定手段と、
    前記不正位置特定手段により特定された不正発生位置から遊技店に設けられた各出口までのルートの中から、少なくとも最も逃走しやすい逃走ルートを検索する逃走ルート検索手段と、
    前記逃走ルート検索手段により検索された逃走ルートが撮影可能となるように前記監視カメラを制御し、さらに前記監視カメラで不正遊技者を追尾して撮影する監視カメラ制御手段と、
    を備え、
    前記監視カメラ制御手段により得られた不正遊技者の画像を、前記球貸しユニットの表示モニタに表示することを特徴とする遊技用システム。
  2. 前記逃走ルート検索手段は、
    前記店内状況構築手段によって構築された現在の遊技店内状況を参照して、遊技店内の通過困難位置を特定するとともに、この通過困難位置を不正遊技者が逃走のために通過する困難性をポイント化し、前記不正位置特定手段により特定された不正発生位置から各出口までに存在する前記通過困難位置のポイント数の合計を各ルート毎に算出し、この合計が最も少ないルートを前記最も逃走しやすい逃走ルートとして決定し、
    前記逃走ルート検索手段により検索した逃走ルートを報知する逃走ルート報知手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技店の出口の扉の開閉を制御する出口制御手段を備え、
    前記出口制御手段は、
    前記逃走ルート報知手段により報知された逃走ルートに対応した出口を閉鎖することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技用システム。
  4. 店員が携帯可能で、音声により管理装置側と対話可能な携帯端末装置と、前記携帯端末装置を携帯した店員の位置が検出可能な店員位置検出手段と、を備え、
    前記逃走ルート報知手段は、
    前記店員位置検出手段の検出結果に基づき、遊技店内における店員の位置も報知可能であることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の遊技用システム。
  5. 前記逃走ルート検索手段は、最も逃走しやすいものから逃走しやすい順に複数の逃走ルートを決定可能であり、
    前記逃走ルート報知手段は、前記複数の逃走ルートを、逃走のしやすさの違いが分かるようにそれぞれ識別可能に報知することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技用システム。
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