JP4080845B2 - 非接触型情報記録媒体及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、情報化社会の進展に伴って、ICチップが内蔵されたカードやタグ、あるいはラベル等の情報記録媒体に情報を記録し、この情報記録媒体を用いた情報管理が行われている。
【0003】
このような情報記録媒体の1つとして、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体があるが、この非接触型情報記録媒体においては、非接触状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能であるため、急速な普及が進みつつある。
【0004】
図10は、従来の非接触型情報記録媒体の一例である非接触型ICタグの構造を示す図であり、(a)は内部の構造を示す図、(b)は断面図である。
【0005】
本従来例は図10に示すように、ベース基材515上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール511が搭載されるとともに、接点514を介してICモジュール511と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール511に電流を供給し、ICモジュール511に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ512が形成されたインレット510と、インレット510の表面を覆うようにインレット510上に積層された保護シート520とから構成されている。
【0006】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ512からICモジュール511に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール511に情報が書き込まれたり、ICモジュール511に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0007】
このような非接触型ICタグは、例えば、商品等の在庫管理や物流管理等に利用することが検討されている。非接触型ICタグを商品等の在庫管理や物流管理に利用する場合は、商品等を識別可能な識別情報を非接触型ICタグに予め書き込んでおき、識別情報が書き込まれた非接触型ICタグを商品等に貼付する。これにより、商品等に貼付された非接触型ICタグに書き込まれた情報を読み取ることで、商品等の在庫管理や流通管理を行うことができる。
【0008】
ここで、非接触型ICタグを商品等に貼付する方法として、粘着剤や接着剤を非接触型ICタグに塗布して非接触型ICタグをラベル形状にして商品等に貼付することが考えられるが、非接触型ICタグが繰り返し使用された場合、非接触型ICタグに塗布された粘着剤や接着剤の接着力が次第に弱まっていくため、それにより、非接触型ICタグが商品等に貼付することが不可能となると、非接触型ICタグとしては機能する場合であっても廃棄されてしまう虞れがある。また、粘着剤や接着剤の管理及び取り扱いが困難である。
【0009】
そこで、断面が略C字状に形成されたクリップを非接触型ICタグ本体に取り付け、このクリップによって非接触型ICタグを商品等に取り付け可能とする技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
上述した技術によれば、商品等に対して回数に制限なく非接触型ICタグを取り付け/取り外しすることができ、それにより、非接触型ICタグのリサイクル回数を増加させることができる。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−140669号公報。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したようにクリップを非接触型ICタグ本体に取り付け、このクリップによって非接触型ICタグを商品等に取り付け可能とするものにおいては、商品等に対して回数に制限なく非接触型ICタグを取り付け/取り外しできるものの、クリップを非接触型ICタグ本体に取り付けるための工程を新たに設定しなければならないという問題点がある。
【0013】
また、クリップを非接触型ICタグ本体との一体成形によって非接触型ICタグ本体に取り付ける場合は、クリップを非接触型ICタグ本体に取り付けるための工程を新たに設定する必要がないものの、そのための専用の金型を作製しなければならず、製造コストが上昇してしまうという問題点がある。
【0014】
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、製造工程を増加させることなく、かつ、専用の金型を用いずに、商品等に取り付けられる装着手段が形成された非接触型情報記録媒体及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、
非接触型ICが搭載されたIC層と、該IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、
前記樹脂層は、前記IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成され、
前記IC層に形成された穴に嵌め込まれた状態で前記樹脂液の硬化によって前記IC層に取り付けられた装着手段を有することを特徴とする。
【0023】
また、前記非接触型情報記録媒体の製造方法であって、
前記IC層に前記穴を形成する工程と、
前記穴に前記装着手段を嵌め込む工程と、
前記IC層上に前記樹脂液を滴下する工程と、
前記樹脂液を硬化させる工程とを有することを特徴とする。
【0025】
(作用)
上記のように構成された本発明においては、IC層上に形成される樹脂層が、IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成されており、その樹脂液の硬化によって装着手段が樹脂層に取り付けられているので、非接触型情報記録媒体を商品等に取り付けるための装着手段が、樹脂液を硬化させる工程において樹脂層に取り付けられることになる。
【0026】
これにより、製造工程を増加させることなく、かつ、専用の金型を用いずに、非接触型情報記録媒体に装着手段を取り付けることができる。
【0027】
また、IC層の両面にそれぞれ樹脂液を供給し、この樹脂液の硬化によって、樹脂層を形成するとともに、互いに接触した場合に接合する接合手段を取り付けることも考えられ、この場合は、例えば、ICリストバンドのように、接合手段を互いに接合させることにより、非接触型情報記録媒体を対象物に取り付けることになる。
【0028】
また、IC層に穴を形成し、この穴に装着手段を嵌め込んだ状態で、IC層上に樹脂液を供給し、この樹脂液の硬化によって、樹脂層を形成するとともに、装着手段をIC層に取り付けた場合も、製造工程を増加させることなく、かつ、専用の金型を用いずに、非接触型情報記録媒体に装着手段を取り付けることができる。
【0029】
また、樹脂液の硬化に伴い、樹脂液に凹部を形成する場合においても、樹脂液を硬化させる工程において凹部が形成されることになり、この凹部によって非接触型情報記録媒体が商品等に取り付けられることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0031】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の形態となる非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は商品等に対する貼付面の構成を示す図、(d)は(c)に示した面の反対側の面の構成を示す図である。
【0032】
本形態は図1に示すように、ベース基材15上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール11に電流を供給し、ICモジュール11に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ12が形成されたIC層であるインレット10と、インレット10上に滴下された樹脂液が硬化することによりインレット10の表面を覆うようにインレット10上に積層された樹脂層20と、インレット10上に滴下された樹脂液の硬化によって樹脂層20上に取り付けられた装着手段である面ファスナー30とから構成されている。また、インレット10の樹脂層20が積層される面とは反対側の面には、所定の情報16が表示されている。なお、インレット10を構成するベース基材15においては、その硬さについては特に限定しないが、ある程度の軟性を有するものであれば、樹脂層20が軟性を有するものであるため、非接触型ICタグに外力が加わった場合に非接触型ICタグ自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型ICタグが破損しにくくなるという効果がある。また、樹脂層20の材質については、インレット10上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は透明であっても不透明であってもよい。
【0033】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ12からICモジュール11に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール11に情報が書き込まれたり、ICモジュール11に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0034】
以下に、上述したような非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0035】
図2は、図1に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0036】
まず、50〜100μm厚程度のPET、PEN、PVCあるいはPET−Gからなるベース基材15上にICモジュール11が搭載されるとともに、接点14を介してICモジュール11と接続されたアンテナ12が形成されたインレット10をディスペンス装置(不図示)にセットする(図2(a))。
【0037】
次に、インレット10上に、熱、紫外線、嫌気、2液反応硬化型などの樹脂液21を滴下する(図2(b))。例えば、樹脂液21は、ジオール、トリオール等のポリオールと過剰のポリイソシアネートが反応して生成されたプレポリマーとしてのイソシアネートに対し、硬化用のポリオールを混合して反応させた常温で硬化する2液型のポリウレタンであり、さらに、紫外線保護剤を含んでもよい。ジオールとしては、ブチレンオキサイドとエチレンオキサイドの反応生成物、ポリプロピレングリコール等が使用される。また、トリオールとしては、3−メチロール−1,5−ジヒドロキシペンタンとプロピレンオキサイドの反応生成物、グリセロールトリグリシジルエーテルとプロピレンオキサイドの反応生成物等が挙げられる。ポリイソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート、トリレンジイソアネート等が用いられるが、反応後の強度等の物性の向上を図るために、イソホロンジイソシアネートが好ましい。さらに、硬化用のポリオールとしては、長鎖ジオール等の長鎖ポリオールが使用される。また、紫外線保護剤としては、2−ヒドロキシ−5−メチル−フェニルベンゾトリアゾール等が用いられる。なお、イソシアネートに対する硬化用ポリオールの使用量は、イソシアネート100重量部に対し、硬化用ポリオール50重量部程度である。
【0038】
樹脂液21を、インレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下した後、樹脂液21が硬化する前に、インレット10上に滴下された樹脂液21上から面ファスナー30を押し付け、面ファスナー30を少なくともそのフック部が樹脂液21から突出するように樹脂液21に埋め込む(図2(c))。
【0039】
その後、非接触型ICタグを所定の時間放置、あるいは加熱、紫外線照射等を行うことにより、樹脂液21が硬化し、面ファスナー30が埋め込まれた樹脂層20がインレット10上に形成される(図2(d))。ここで、樹脂層20においては、樹脂液21がインレット10の表面全面を覆うようにインレット10上に滴下された際に、樹脂液21の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成される。この樹脂層20は、インレット10の表面全面を覆うように形成されているため、ICモジュール11を封止する効果もある。
【0040】
なお、インレット10の樹脂層20が形成された面とは反対側の面において所定の情報16を印刷等により表示するタイミングは、インレット10上に樹脂層20が形成される前であっても、インレット10上に樹脂層20が形成された後であってもよい。
【0041】
上述した製造方法によって製造された非接触型ICタグは、樹脂層20に面ファスナー30がそのフック部が樹脂層20表面から突出するように埋め込まれて取り付けられているので、この面ファスナー30によって、商品等に貼付することが可能となる。特に、衣類等の商品においては、面ファスナー30のフック部と接着可能なループ部を有する媒体を設けることなく、非接触型ICタグを貼付することが可能となる。また、インレット10を構成するベース基材15が、ある程度の軟性を有するものであれば、非接触型ICタグが湾曲可能となり、曲面に対しても貼付することができる。そのため、このような非接触型ICタグは、人間が着ている服や靴等にゼッケンやワッペンとして貼付して人間を管理するために使用されたり、衣類に貼付してクリーニング時の洗濯タグとして使用されたりすることが考えられる。
【0042】
なお、本形態においては、樹脂層20に面ファスナー30が埋め込まれる構成とすることにより、この面ファスナー30によって商品等に貼付可能となっているが、吸盤や鋲、あるいは磁石等の装着手段を、面ファスナー30と同様に、樹脂層20からその一部が突出するように樹脂層20に埋め込み、これらの装着手段によって商品等に貼付可能とすることも考えられる。ここで、磁石を樹脂層20に埋め込む場合は、必ずしもその一部が樹脂層20から突出するような構成とする必要はない。
【0043】
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の形態となるICリストバンドの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は一方の表面の構成を示す図、(d)は他方の表面の構成を示す図である。
【0044】
本形態は図3に示すように、ベース基材115上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール111が搭載されるとともに、接点114を介してICモジュール11と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール111に電流を供給し、ICモジュール111に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ112が形成されたIC層であるインレット110と、インレット110上に滴下された樹脂液が硬化することによりインレット110の一方の表面を覆うようにインレット110上に積層された樹脂層120aと、インレット110上に滴下された樹脂液が硬化することによりインレット110の他方の表面を覆うようにインレット110上に積層された樹脂層120bと、インレット110上に滴下された樹脂液の硬化によって樹脂層120a,120b上にそれぞれ取り付けられた接合手段である面ファスナー130a,130bとから構成されている。なお、面ファスナー130a,130bにおいては、互いに接触した場合に解除自在に固着されるように一方がフック形状を有しており、他方がループ形状を有している。また、インレット110を構成するベース基材115においては、ICリストバンドが長手方向に湾曲可能となるような程度の軟性を有するものである。また、樹脂層120a,120bの材質については、インレット110上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は透明であっても不透明であってもよい。
【0045】
上記のように構成されたICリストバンドにおいては、第1の実施の形態にて説明した製造方法と同様にして、面ファスナー130aが埋め込まれた樹脂層120aをインレット110上に積層し、その後、表裏を反転させて、面ファスナー130bが埋め込まれた樹脂層120bをインレット110上に積層することにより製造される。
【0046】
このように製造されたICリストバンドにおいては、例えば、長手方向が腕の外周に沿うように腕に巻き付けられ、面ファスナー130aと面ファスナー130bとを接触、固着させることにより、来場者管理に使用されたり、結束バンドとして使用されたりすることが考えられる。
【0047】
なお、樹脂層120a,120bが透明である場合には、インレット110に割り振られた固有の番号等を、インレット110の表面に印字あるいはレーザ刻印等によって予め表示しておくことも考えられる。
【0048】
本形態においては、インレット110の両面に樹脂液が滴下された際に、樹脂液の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように樹脂層130a,130bが形成されるため、デザイン性に優れたものとすることができる。
【0049】
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の非接触型情報記録媒体の第3の実施の形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【0050】
本形態は図4に示すように、ベース基材215上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール211が搭載されるとともに、接点214を介してICモジュール211と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール211に電流を供給し、ICモジュール211に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ212が形成されたIC層であるインレット210と、インレット210上に滴下された樹脂液が硬化することによりインレット210の表面を覆うようにインレット210上に積層された樹脂層220と、インレット210上に滴下された樹脂液の硬化によって、ベース基材215に形成された穴216a,216bに嵌め込まれた状態でインレット210に固着された装着手段である磁石230a,230bとから構成されている。なお、インレット210を構成するベース基材215においては、その硬さについては特に限定しないが、ある程度の軟性を有するものであれば、樹脂層220が軟性を有するものであるため、非接触型ICタグに外力が加わった場合に非接触型ICタグ自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型ICタグが破損しにくくなるという効果がある。また、樹脂層220の材質については、インレット210上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は透明であっても不透明であってもよい。
【0051】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ212からICモジュール211に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール211に情報が書き込まれたり、ICモジュール211に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0052】
以下に、上述したような非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0053】
図5は、図4に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0054】
まず、50〜100μm厚程度のPET、PEN、PVCあるいはPET−Gからなるベース基材215上に、コイル状のアンテナ212を形成するとともに、接点214を介してアンテナ212と接続されるようにICモジュール211を搭載し、インレット210を作製する(図5(a))。
【0055】
次に、ベース基材215の所定の領域に、磁石230a,230bを嵌め込むための穴216a,216bを形成する(図5(b))。
【0056】
次に、ベース基材215に形成された穴216a,216bに磁石230a,230bを嵌め込む(図5(c))。ここで、磁石216a,216bは、ベース基材215のICモジュール211が搭載されていない面に対して同一平面上あるいは所定の突出量を有するようにベース基材215に嵌め込まれる。
【0057】
次に、磁石230a,230bが嵌め込まれたインレット210をディスペンス装置(不図示)にセットし、インレット210のICモジュール211が搭載された面上に、熱、紫外線、嫌気、2液反応硬化型などの樹脂液221を滴下する(図5(d))。
【0058】
樹脂液221を、インレット210の表面全面を覆うようにインレット210上に滴下した後、非接触型ICタグを所定の時間放置、あるいは加熱、紫外線照射等を行うことにより、樹脂液221が硬化し、樹脂層220がインレット210上に形成されるとともに、ベース基材215に形成された穴216a,216bに嵌め込まれた磁石230a,230bがインレット210に固着される(図5(e))。ここで、樹脂層220においては、樹脂液221がインレット210の表面全面を覆うようにインレット210上に滴下された際に、樹脂液221の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成される。この樹脂層220は、インレット210の表面全面を覆うように形成されているため、ICモジュール211を封止する効果もある。
【0059】
上述した製造方法によって製造された非接触型ICタグは、磁石230a,230bが内蔵されて構成されているので、この磁石230a,230bによって、商品等に貼付することが可能となる。また、インレット210を構成するベース基材215が、ある程度の軟性を有するものであれば、非接触型ICタグが湾曲可能となり、曲面に対しても貼付することができる。また、インレット210上に樹脂液221が滴下された際に、樹脂液221の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように樹脂層230が形成されるため、立体感及び高級感があり、また、樹脂層220の材質によっては光沢がある。そのため、単にインレット210上に保護シートを積層したものに比べて、デザイン性に優れるものとなる。
【0060】
なお、本形態においては、ベース基材215に穴216a,216bを形成し、この穴216a,216bに嵌め込まれた磁石230a,230bを、インレット210上に滴下される樹脂液221の硬化によってインレット210に固着する構成とし、それにより、この磁石230a,230bによって商品等に貼付可能となっているが、吸盤や鋲等の装着手段を、磁石230a,230bと同様に、ベース基材に形成された穴に嵌め込み、その状態でインレット上に滴下される樹脂液の硬化によってインレットに固着する構成とすることも考えられる。
【0061】
(第4の実施の形態)
図6は、本発明の非接触型情報記録媒体の第4の実施の形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【0062】
本形態は図6に示すように、ベース基材315上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール311が搭載されるとともに、接点314を介してICモジュール311と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール311に電流を供給し、ICモジュール311に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ312が形成されたIC層であるインレット310と、インレット310上に滴下された樹脂液が硬化することによりインレット310の表面を覆うようにインレット310上に積層された樹脂層320と、インレット310上に滴下された樹脂液が硬化する際に、ベース基材315に形成された穴316a,316bを開口部として樹脂層320に形成された凹部330a,330bとから構成されている。なお、凹部330a,330bの形状は、開口部の径が狭くなったホック形状となっている。また、インレット310を構成するベース基材315においては、その硬さについては特に限定しないが、ある程度の軟性を有するものであれば、樹脂層320が軟性を有するものであるため、非接触型ICタグに外力が加わった場合に非接触型ICタグ自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型ICタグが破損しにくくなるという効果がある。また、樹脂層320の材質については、インレット310上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は透明であっても不透明であってもよい。
【0063】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ312からICモジュール311に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール311に情報が書き込まれたり、ICモジュール311に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0064】
以下に、上述したような非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0065】
図7は、図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0066】
まず、50〜100μm厚程度のPET、PEN、PVCあるいはPET−Gからなるベース基材315上に、コイル状のアンテナ312を形成するとともに、接点314を介してアンテナ312と接続されるようにICモジュール311を搭載し、インレット310を作製する(図7(a))。
【0067】
次に、ベース基材315の所定の領域に穴316a,316bを形成する(図7(b))。
【0068】
次に、ベース基材315に形成された穴316a,316bに、凹部330a,330bを形成するための型340を嵌め込む(図7(c))。なお、この型340は、凹部330a,330bの形状に合わせて、先端部の径が大きくなるホック形状であるため、穴316a,316bに入れ易く、かつ、後工程にて穴316a,316bから抜き易くするためにシリコンやテフロン等の表面離型加工が施されたものや発泡ゴム等の軟らかい材質からなるものである必要がある。
【0069】
次に、型340が嵌め込まれたインレット310をディスペンス装置(不図示)にセットし、インレット310のICモジュール311が搭載された面上に、熱、紫外線、嫌気、2液反応硬化型などの樹脂液321を滴下する(図7(d))。
【0070】
樹脂液321を、インレット310の表面全面を覆うようにインレット310上に滴下した後、非接触型ICタグを所定の時間放置、あるいは加熱、紫外線照射等を行うことにより、樹脂液321が硬化し、樹脂層320がインレット310上に形成される(図7(e))。ここで、樹脂層320においては、樹脂液321がインレット310の表面全面を覆うようにインレット310上に滴下された際に、樹脂液321の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成される。この樹脂層320は、インレット310の表面全面を覆うように形成されているため、ICモジュール311を封止する効果もある。
【0071】
その後、インレット310から型340を取り外すと、ベース基材315に形成された穴316a,316bを開口部とした凹部330a,330bが樹脂層320に形成される(図7(f))。
【0072】
上述した製造方法によって製造された非接触型ICタグは、ベース基材315を開口部とした凹部330a,330bが樹脂層320に形成されているので、この凹部330a,330bに嵌め込み可能なホックを商品等に設けておけば、凹部330a,330bと商品等に設けられたホックとによって、商品等に貼付することが可能となる。また、インレット310を構成するベース基材315が、ある程度の軟性を有するものであれば、非接触型ICタグが湾曲可能となり、曲面に対しても貼付することができる。また、インレット310上に樹脂液321が滴下された際に、樹脂液321の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように樹脂層330が形成されるため、立体感及び高級感があり、また、樹脂層320の材質によっては光沢がある。そのため、単にインレット310上に保護シートを積層したものに比べて、デザイン性に優れるものとなる。
【0073】
(第5の実施の形態)
図8は、本発明の非接触型情報記録媒体の第5の実施の形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は商品等に対する貼付面の構成を示す図、(d)は(c)に示した面の反対側の面の構成を示す図である。
【0074】
本形態は図8に示すように、ベース基材415上に、外部からの情報の書き込み及び読み出しが可能なICモジュール411が搭載されるとともに、接点414を介してICモジュール411と接続され、外部に設けられた情報書込/読出装置(不図示)からの電磁誘導によりICモジュール411に電流を供給し、ICモジュール411に対する情報の書き込み及び読み出しを非接触状態にて行うための導電性のアンテナ412が形成されたIC層であるインレット410と、インレット410上に滴下された樹脂液が硬化することによりインレット410の表面を覆うようにインレット410上に積層された樹脂層420とから構成されており、樹脂層420には、インレット410上に滴下された樹脂液が硬化する際に形成された凹部430a,430bが設けられている。また、インレット410の樹脂層420が積層される面とは反対側の面には、所定の情報416が表示されている。なお、凹部430a,430bの形状は、開口部の径が狭くなったホック形状となっている。また、インレット410を構成するベース基材415においては、その硬さについては特に限定しないが、ある程度の軟性を有するものであれば、樹脂層420が軟性を有するものであるため、非接触型ICタグに外力が加わった場合に非接触型ICタグ自体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型ICタグが破損しにくくなるという効果がある。また、樹脂層420の材質については、インレット410上に滴下される樹脂液の材料にもよるが、その色は透明であっても不透明であってもよい。
【0075】
上記のように構成された非接触型ICタグにおいては、外部に設けられた情報書込/読出装置に近接させることにより、情報書込/読出装置からの電磁誘導によりアンテナ412からICモジュール411に電流が供給され、それにより、非接触状態において、情報書込/読出装置からICモジュール411に情報が書き込まれたり、ICモジュール411に書き込まれた情報が情報書込/読出装置にて読み出されたりする。
【0076】
以下に、上述したような非接触型ICタグの製造方法について説明する。
【0077】
図9は、図8に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【0078】
まず、50〜100μm厚程度のPET、PEN、PVCあるいはPET−Gからなるベース基材415上にICモジュール411が搭載されるとともに、接点414を介してICモジュール411と接続されたアンテナ412が形成されたインレット410をディスペンス装置(不図示)にセットする(図9(a))。
【0079】
次に、インレット410上に、熱、紫外線、嫌気、2液反応硬化型などの樹脂液421を滴下する(図9(b))。
【0080】
樹脂液421を、インレット410の表面全面を覆うようにインレット410上に滴下した後、樹脂液421が硬化する前に、インレット410上に滴下された樹脂液421上から、凹部430a,430bを形成するための型440a,440bを押し付ける(図9(c))。なお、この型440a,440bは、凹部430a,430bの形状に合わせて、先端部の径が大きくなるホック形状であるため、後工程にて凹部430a,430bから抜き易くするためにシリコンやテフロン等の表面離型加工が施されたものや発泡ゴム等の軟らかい材質からなるものである必要がある。
【0081】
その後、非接触型ICタグを所定の時間放置、あるいは加熱、紫外線照射等を行い、樹脂液421が硬化した後、型440a,440bを凹部430a,430bから抜き取ると、表面に凹部430a,430bが形成された樹脂層420がインレット410上に形成される(図9(d))。ここで、樹脂層420においては、樹脂液421がインレット410の表面全面を覆うようにインレット410上に滴下された際に、樹脂液421の表面張力によって4辺がそれぞれ丸みを帯びて膨らむように形成される。この樹脂層420は、インレット410の表面全面を覆うように形成されているため、ICモジュール411を封止する効果もある。
【0082】
なお、インレット410の樹脂層420が積層された面とは反対側の面において所定の情報416を印刷等により表示するタイミングは、インレット410に樹脂層420が積層される前であっても、インレット410に樹脂層420が積層された後であってもよい。
【0083】
上述した製造方法によって製造された非接触型ICタグは、樹脂層420の表面に凹部430a,430bが形成されているので、この凹部430a,430bに嵌め込み可能なホックを商品等に設けておけば、凹部430a,430bと商品等に設けられたホックとによって、商品等に貼付することが可能となる。また、インレット410を構成するベース基材415が、ある程度の軟性を有するものであれば、非接触型ICタグが湾曲可能となり、曲面に対しても貼付することができる。
【0084】
【発明の効果】
以上説明したように本発明においては、非接触型ICが搭載されたIC層と、IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体において、樹脂層が、IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成され、樹脂液の硬化によって樹脂層に取り付けられた装着手段を有する構成としたため、非接触型情報記録媒体を商品等に取り付けるための装着手段が、樹脂液を硬化させる工程において樹脂層に取り付けられることになり、これにより、製造工程を増加させることなく、かつ、専用の金型を用いずに、非接触型情報記録媒体に装着手段を取り付けることができる。
【0085】
また、非接触型ICが搭載されたIC層と、IC層両面に形成された2つの樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体において、2つの樹脂層が、IC層両面に供給された樹脂液が硬化することによりそれぞれ形成され、樹脂液の硬化によって2つの樹脂層にそれぞれ取り付けられ、互いに接触した場合に接合する2つの接合手段を有する構成としたものにおいては、この2つの接合手段を互いに接合させることにより商品等に取り付け可能な非接触型情報記録媒体を、製造工程を増加させることなく、かつ、専用の金型を用いずに作製することができる。
【0086】
また、非接触型ICが搭載されたIC層と、IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体において、樹脂層が、IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成され、IC層に形成された穴に嵌め込まれた状態で樹脂液の硬化によってIC層に取り付けられた装着手段を有する構成としたものにおいては、非接触型情報記録媒体を商品等に取り付けるための装着手段が、樹脂液を硬化させる工程においてIC層に取り付けられることになり、これにより、製造工程を増加させることなく、かつ、専用の金型を用いずに、非接触型情報記録媒体に装着手段を取り付けることができる。
【0087】
また、非接触型ICが搭載されたIC層と、IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体において、樹脂層が、IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成され、樹脂液の硬化に伴い、IC層に形成された穴を開口部として樹脂層に形成された凹部を有する構成としたものにおいては、樹脂液を硬化させる工程において、非接触型情報記録媒体を商品等に取り付けるための凹部が形成されることになり、これにより、商品等に取り付け可能な非接触型情報記録媒体を、製造工程を増加させることなく作製することができる。
【0088】
また、非接触型ICが搭載されたIC層と、IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体において、樹脂層が、IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成され、樹脂液の硬化に伴い当該樹脂層の表面に形成された凹部を有する構成としたものにおいても、樹脂液を硬化させる工程において、非接触型情報記録媒体を商品等に取り付けるための凹部が形成されることになり、これにより、商品等に取り付け可能な非接触型情報記録媒体を、製造工程を増加させることなく作製することができる。
【0089】
また、IC層が、軟性を有する構成としたものにおいては、樹脂層が軟性を有するものであるため、非接触型情報記録媒体に外力が加わった場合に非接触型情報記録媒体が外力に対して湾曲するように作用し、それにより、非接触型情報記録媒体が破損しにくくなるとともに、曲面に対しても非接触型情報記録媒体を取り付けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触型情報記録媒体の第1の実施の形態となる非接触型ICタグの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は商品等に対する貼付面の構成を示す図、(d)は(c)に示した面の反対側の面の構成を示す図である。
【図2】図1に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【図3】本発明の非接触型情報記録媒体の第2の実施の形態となるICリストバンドの一例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は一方の表面の構成を示す図、(d)は他方の表面の構成を示す図である。
【図4】本発明の非接触型情報記録媒体の第3の実施の形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図5】図4に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【図6】本発明の非接触型情報記録媒体の第4の実施の形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図である。
【図7】図6に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【図8】本発明の非接触型情報記録媒体の第5の実施の形態となる非接触型ICタグの他の例を示す図であり、(a)は内部構造を示す図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は商品等に対する貼付面の構成を示す図、(d)は(c)に示した面の反対側の面の構成を示す図である。
【図9】図8に示した非接触型ICタグの製造方法を説明するための図である。
【図10】従来の非接触型情報記録媒体の一例である非接触型ICタグの構造を示す図であり、(a)は内部の構造を示す図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
10,110,210,310,410 インレット
11,111,211,311,411 ICモジュール
12,112,212,312,412 アンテナ
14,114,214,314,414 接点
15,115,215,315,415 ベース基材
16,416 情報
20,120,220,320,420 樹脂層
21,221,321,421 樹脂液
30,130a,130b 面ファスナー
216a,216b,316a,316b 穴
230a,230b 磁石
330a,330b,430a,430b 凹部
340,440a,440b 型

Claims (2)

  1. 非接触型ICが搭載されたIC層と、該IC層上に形成された樹脂層とから構成され、非接触型状態にて情報の読み取り及び書き込みが可能な非接触型情報記録媒体であって、
    前記樹脂層は、前記IC層上に供給された樹脂液が硬化することにより形成され、
    前記IC層に形成された穴に嵌め込まれた状態で前記樹脂液の硬化によって前記IC層に取り付けられた装着手段を有することを特徴とする非接触型情報記録媒体。
  2. 請求項に記載の非接触型情報記録媒体の製造方法であって、
    前記IC層に前記穴を形成する工程と、
    前記穴に前記装着手段を嵌め込む工程と、
    前記IC層上に前記樹脂液を滴下する工程と、
    前記樹脂液を硬化させる工程とを有することを特徴とする非接触型情報記録媒体の製造方法。
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