JP4080801B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP4080801B2
JP4080801B2 JP2002204622A JP2002204622A JP4080801B2 JP 4080801 B2 JP4080801 B2 JP 4080801B2 JP 2002204622 A JP2002204622 A JP 2002204622A JP 2002204622 A JP2002204622 A JP 2002204622A JP 4080801 B2 JP4080801 B2 JP 4080801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
refrigerator
ion generating
negative ions
generating means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2002204622A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004044950A (ja
Inventor
正希 加地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2002204622A priority Critical patent/JP4080801B2/ja
Publication of JP2004044950A publication Critical patent/JP2004044950A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4080801B2 publication Critical patent/JP4080801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、庫外の生活空間に存在する浮遊菌を殺菌する機能を有する冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷蔵庫として、特開2002−95731号公報に記載されているように、プラスイオンとマイナスイオンを発生する手段を設け、冷蔵庫内の冷気に存在する浮遊菌を殺菌するものが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来技術では、庫内の冷気中を浮遊している微生物が殺菌対象であり、庫外の生活空間から庫内に侵入した微生物が単独もしくはパーティクルに付着した状態で冷気中を浮遊することが少なくとも必要となる。
【0004】
しかし、実際に使用されているイオン発生手段を備えた冷蔵庫の庫内を調査した結果、実際には多数の微生物が検出されており、庫内に侵入した微生物の一部は、冷気中を浮遊することなく、成型品の帯電作用により庫内に留まっていることを確認した。
【0005】
この帯電付着している微生物の一部は、冷蔵庫を設置している庫外の生活空間から庫内へ浮遊菌として侵入し、庫内へ留まっていることが考えられる。従って、冷蔵庫として考えた場合、上記構成の従来技術のイオン発生手段だけでは必ずしも有効な殺菌手段とは言えない。
【0006】
また、冷蔵庫を設置している生活空間に同機能を有した空気清浄機を設置し、庫外から庫内への浮遊菌の侵入を排除するようにしてもよいが、最近の住宅事情から判断すると設置場所をとるなどの理由により、決して一般的な解決方法とは言えない。
【0007】
本発明は、上記課題を克服し、より衛生的な冷蔵庫の庫内環境を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目標を達成するため、本発明においては、プラスイオンとマイナスイオンのイオン化空気を庫外の生活空間、特に、浮遊菌が侵入する貯蔵室の庫外前面に放出し、生活空間に存在する浮遊菌を殺菌することで、場所をとらずに庫外から庫内へ侵入する微生物を排除するものである。従って、従来の貯蔵室内の浮遊菌を殺菌する機能に留まらず、生活空間に存在する浮遊菌をも予め殺菌し、その貯蔵室内への侵入経路を遮断することになり、より衛生的な冷蔵庫の庫内環境を提供することができる。
【0009】
すなわち、本発明に係る冷蔵庫は、プラスイオンとマイナスイオンを発生する手段が設けられ、庫外の生活空間、特に、庫外前方の生活空間へ前記イオン発生手段よりプラスイオンとマイナスイオンを放出するようにしたことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、プラスイオンとマイナスイオンを冷蔵庫前方周囲の庫外生活空間に放出することで、その生活空間に存在する浮遊菌を殺菌し、衛生的な生活空間を提供すると同時に、ドア開閉時に庫外から庫内へ侵入する浮遊菌は排除され、衛生的な庫内環境を実現することができる。
【0011】
勿論、庫内にもプラスイオンとマイナスイオンを発生する手段を付設する構成が好適である。この場合、庫外用の第1のイオン発生手段と庫内用の第2のイオン発生手段とを別個に設けた冷蔵庫と、1個のイオン発生手段で庫外と庫内の両方にイオン化空気を放出する冷蔵庫とを提供することができる。
【0012】
上記いずれの場合も、上記侵入経路以外で発生した浮遊菌、例えば貯蔵食品の表面に付着している微生物が、その出し入れの際の衝撃やドア開閉による振動等で空中に離脱した場合や、その出し入れの際に衣服に付着している微生物が脱離した場合など、前述した庫外から庫内へ侵入する以外の二次的な要因により庫内を浮遊する微生物に対し、庫内用のイオン発生装置が殺菌効果を与え、より衛生的な庫内環境を日常生活において実現することができる。
庫外用の第1のイオン発生手段と庫内用の第2のイオン発生手段とを別個に設けた冷蔵庫の具体例として、以下の構成を例示することができる。すなわち、貯蔵室前面部にそれぞれ開閉自在に設けられた扉を有する少なくとも2つの貯蔵室が、仕切壁により上下に仕切られると共に、少なくとも1つの貯蔵室の背面に上側の貯蔵室へ冷気を供給するための冷気通路が設けられ、プラスイオンとマイナスイオンを発生するイオン発生手段が少なくとも2つ以上設けられ、第1のイオン発生手段は、前記仕切壁の前面に位置し、前記上下の扉の間に形成された空間から空気を吸込む空気吸入口を有し、冷蔵庫庫外前方の生活空間に対しプラスイオンとマイナスイオンを放出し、前記第2のイオン発生手段は、前記冷気通路内に設けられ、前記上側の貯蔵室にプラスイオンとマイナスイオンを放出することを特徴とする。
【0013】
また、共通のイオン発生手段を用い、庫外用と庫内用とを併用する場合には、庫外前方の生活空間に対しイオン発生手段より発生したプラスイオンとマイナスイオンを放出するための庫外用の空気送風路と、庫内の貯蔵室または冷気通路に前記イオン発生手段より発生したプラスイオンとマイナスイオンを放出するための庫内用の空気送風路とを設け、共通のイオン発生手段から発生したイオン化空気を両空気送風路から庫外及び庫内に送ることになる。
【0014】
この場合、イオン発生手段よりも下流側にイオン化空気の放出を庫外用空気送風路と庫内用空気送風路とのうちのいずれかの経路に切換える切換ダンパーを設ければ、いずれか一方の送風路にイオン化空気を集中して送ることができる。さらに、イオン発生手段の上流側においても庫内の冷気を吸込む庫内空気吸入口と、庫外の空気を吸込む庫外空気吸入口とを設け、両吸入口からの空気の合流部に吸入空気切換えダンパーを設けて、吸入空気の取り入れ口を切換えるようにすれば、庫内の冷気が庫外に放出されることなく、また、庫外の空気が庫内に吸入されることを防止できるので、冷却能力が低下することなく、また快適な生活空間を維持することができる。
【0015】
また、本発明は、上記構成に付加して、イオン発生手段は、プラスイオンとマイナスイオンを発生させ、かつ電界中で発生するオゾン発生量を0.1mg/h以下に制御されることを特徴とする。すなわち、イオン発生装置から発生するイオンの発生量を、浮遊菌に対して少なくとも60分後に80%以上与える十分な殺菌性能を確保する量に制御しながら、オゾン発生量を静電容量および出力電圧の低減を図ることにより、0.1mg/h以下とすることができる。
【0016】
上記構成によると、オゾンは活性酸素種であり、高濃度では人体に有害とされているが、図8の関係に示すように、オゾン発生量を0.1mg/h以下に抑えることにより、冷蔵庫庫内のオゾン濃度は一般的閾値とされている0.01ppm以下に抑えられ、臭気も感じることなく、自然界に存在するオゾン濃度と同等以下とした安全な装置を提供することができる。また、高電圧印加波形を交流波形またはインパルス波形とすることで、電源部の部品点数を少なくすることが可能となり、装置の小型化と低コスト化の両立を実現できる。
【0017】
また、本発明では、上記構成に加えて、イオン発生手段から発生するプラスイオンとマイナスイオンの発生比を変化させることを特徴としている。これにより、プラスイオンとマイナスイオンとを等量に発生させる場合は殺菌効果を優先し、マイナスイオンのみを選択的に発生する場合は身体に対するリラクリゼーション効果を、マイナスイオンをプラスイオンに対して多く発生させる場合は殺菌効果とリラクリゼーション効果の両効果を実現することができる。
【0018】
このイオンバランスの変化は昇圧手段であるトランス2次側と交流電源(AC)ラインをリレーで接続し、そのリレーのON/OFFにより可能であり、リレーON/OFFをタイムスパンの短いデューティ制御とすることで、イオンバランスの微調整が行なえるほか、イオン発生手段の放電方式が放電電極および誘導電極の組合せからなる沿面放電型のコロナ放電方式の場合には、電極の静電容量を可変させることで、自在にイオンバランスの可変が可能となり、用途にあったイオンバランスの提供を実現することができる。
【0019】
さらに、本発明では、上記構成に加えて、放出したプラスイオンとマイナスイオンの存在領域を拡大するための専用送風機を配し、イオン発生手段の電極部およびイオン化空気放出口を十分な風量風速で送風することにより、送風なしの場合に比べイオン存在領域を数倍〜数十倍以上に拡大し、より広範囲の生活空間に対しイオン化空気を放出することができる。特に、沿面放電方式を使用する場合は電界が沿面に対し3次元的に広がりにくいため、接地電極をもたない空間放電型とは異なり、送風手段を設けることが非常に有効な手段となる。
【0020】
また、本発明では、庫外の生活空間へプラスイオンとマイナスイオンを放出する装置をケーシングユニットに納めることで、冷蔵庫に組み込むレイアウトが変わった際にも容易に同一の殺菌性能を生活空間へ与えることが可能な上、共通化できるためコスト低減にも貢献する。なお、このケーシングユニットは、空気吸入口、送風機、イオン化部、イオン化空気送風経路、イオン化空気放出口から構成される。
【0021】
このイオン化空気放出口は、庫外前面の生活空間に放出できる位置ならば、その設置箇所は限定されないが、特に、貯蔵室を仕切る仕切壁の前面、例えば、仕切壁前面のコントロールパネル部に設ければ、貯蔵室の扉を開けたときに、貯蔵室に侵入しようとする浮遊菌に対して効果的な侵入経路の遮断が可能となる。
【0022】
この場合、ケーシングユニットのイオン化空気放出口を同一成型品から形成される平面格子状とはせずに、イオン化空気放出口にイオン化空気の放出方向の指向性を可変させるルーバーを可動可能に設ければ、例えば、ルーバーの向きを野菜室側に向けておくと、野菜ケースを引き出した際に手間をかけることなく、ケース内に収納されている野菜に直接イオン化空気を作用させることができる。また、逆にルーバーの向きを冷蔵室側に向けておくと、冷蔵室扉を開けた際に手間をかけることなく、ドアポケットやドアポケットの収納物に帯電付着した微生物に直接イオン化空気を作用させることができる。この場合のルーバーの可動方向は、貯蔵室の配置により上下方向あるいは左右方向のいずれであってもよく、また、上下左右の両方向に可動する構成であってもよい。
【0023】
さらに、ケーシングユニットを構成している空気吸入口に防塵フィルターを設け、生活空間からイオン発生ユニット内への粉塵の流入を阻止する構成とすることもできる。これにより、イオン発生電極は、長期間の使用において放電部に粉塵が堆積し性能低下を招くが、空気吸入口に防塵フィルターを配し、イオン発生ユニット内への粉塵の流入を阻止することで、イオン発生電極の性能低下を抑制することができ、生活空間の簡易的な集塵装置としても機能する。
【0024】
また、ケーシングユニットを構成している送風機は、送風機吸入側と送風機吐出側の風向が同じ軸流ファンなどを使用することもできるが、この場合、ケーシングユニットの厚みが増大し装置が大型化するため、送風機吸入側と送風機吐出側の風向を異とした送風機を用いことが好ましい。これにより、庫外生活空間の浮遊菌殺菌に十分なイオン化空気の放出量を確保しながら、装置の小型・薄型化が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態とも共通する部材については同一の符号を付している。
【0026】
<第1実施形態>
図1、図2、図3は本発明の第1の実施形態における冷蔵庫を示す、右側面断面図、正面図、及び左側面断面図である。冷蔵庫本体1は、上方に冷蔵室2が設けられ、その下に製氷室3、冷凍室4と野菜室5が左右に配置され、これらは断熱仕切り部7a〜7cにより仕切られている。冷蔵室2の下部には隔離室6が設けられ、前後方向に移動可能なケース8が収納されている。また、冷蔵室2には食品等を載置する載置棚9a〜9dが設けられ、載置棚9dにより隔離室6の天井が形成されている。冷蔵室2は、前面に枢支された冷蔵室扉16により開閉可能となっている。冷蔵室扉16の背面側にはドアポケット10a〜10dが設けられている。
【0027】
製氷室3は、前面に枢支された製氷室扉17により開閉可能で、製氷ケース11は製氷室扉17に着脱自在に取り付けられており、製氷室扉17と一体に引き出されるようになっている。製氷ケース11の上側の断熱仕切り部7aに自動製氷機12が取り付けられている。
【0028】
冷凍室4は、前面に枢支された冷凍室扉18により開閉可能で、前後に移動可能な冷凍ケース13a〜13cが収納されている。野菜室5は、前面に枢支された野菜室扉19により開閉可能で、前後に移動可能な野菜ケース15a、15b、15cが収納されている。野菜室扉19の背面側には縦置き収納可能なドアポケット14が設けられている。
【0029】
冷凍室4の後方には冷気通路22が設けられ、この冷気通路22内には圧縮機21の駆動により冷気を生成する冷却器20が配されている。冷却器20の下方には冷却器20の除霜を行なうヒーター23が配されている。ヒーター23の除霜による除霜水はドレンパイプ24を通って、圧縮機上方に配された蒸発皿25に回収されるようになっている。冷却器20の上方には冷気を、冷蔵室2、製氷室3、冷凍室4及び隔離室6に送出する送風機26が配されている。
【0030】
送風機26の吐出側には圧力室28が設けられ、この圧力室28に連通したダクト29に設けられる吐出口29aからは製氷室3内に冷気が吐出され、別の吐出口29b、29c、29dからは冷凍室4内に冷気が吐出される。そして、冷凍室4内の冷気は戻り口30を介して冷気通路22内の冷却器20に戻るようになっている。また、圧力室22の上部には冷気分配室31がダンパーを介して配されている。
【0031】
冷蔵室2の後方に配された冷気経路32は、冷気分配室31とダンパー31aを介して連通している。また、隔離室6後方の冷気通路32には、送風機26より吐出された冷気の圧力損失を補うための送風機27が配されている。この送風機27により風量を増した冷気は、冷気経路32を通り、吐出口33より隔離室6内に、また冷蔵室2後方の吐出口34及び、冷蔵室の前側天面部の吐出口34aより冷蔵室2内に冷気を吐出する。尚、冷気通路32は、前面側に断熱材36及び通路カバー37を有した通路組品35から成っており、冷気通路32の後方上部には、冷蔵庫の運転や装置の作動に必要な制御等のための電気回路組品38が配され、電装カバー38aによって覆われている。
【0032】
図2の正面図において、冷気通路32は、冷蔵室の略中央に配された上昇通路32aと、上昇通路32aの両端外側に設けられた下降通路32bが通路組品35の断熱材36によって仕切られていて、上昇通路32aと下降通路32bは上端で連通している。また、冷蔵室2及び隔離室6に吐出された冷気は、正面から見て冷蔵室2の図中左下部に配されている格子状に複数の穴を有した冷気戻り口39より流入し、冷気戻り口39より下側に延長され、野菜室5の後方に配された戻りダクト40を通り、戻り口41より冷却器20へ戻る。尚、野菜室5には冷気吐出口は設けずに間接冷却を行なう。
【0033】
図1において、冷蔵室2の冷気通路32内の上方部に、ユニット化されたプラスイオン/マイナスイオン発生装置42が設けられている。このイオン発生装置42は、電源部42bから電極部42a両端に放電開始電圧以上の正負の高電圧を与えると、放電現象が起こり強力な電界を形成するため、水分を含んだ空気の絶縁破壊が生じ、プラスイオンとマイナスイオンが生成される。
【0034】
このとき、送風機26及び27により冷気通路32に送られた冷気の一部は、イオン発生装置42の放電電極42a表面を通過するが、表面付近を通過した冷気は前述の通りプラスイオンとマイナスイオンにイオン化され、冷蔵室2後方の吐出口34及び冷蔵室前側天面部の吐出口34aより冷蔵室2内にイオン化した冷気を吐出する。このプラスイオンとマイナスイオンと化したイオン化冷気に含まれる浮遊微生物や、イオン化冷気にさらされる微生物は次のような殺菌作用を受け死滅する。
【0035】
出力電圧が正電圧の場合は、主としてH+(H2O)nから成るプラスイオンが生成され、負電圧の場合は、主としてO2 -(H2O)mから成るマイナスイオンが生成される。H+(H2O)n及びO2 -(H2O)mは微生物の表面で凝集し、空気中の微生物等の浮遊菌を取り囲む。そして、式(1)〜(3)に示すように、衝突により活性種である[・OH](水酸基ラジカル)やH22(過酸化水素)を微生物等の表面上で凝縮生成して浮遊菌の殺菌を行う。
【0036】
Figure 0004080801
【0037】
図4及び図5に断熱仕切り部7aの前面に配すコントロールパネル本体43の上面図及び正面図を示す。コントロールパネル本体43は、正面から向かって左側に、庫外にプラスイオンとマイナスイオンを放出するイオン発生装置42A、送風機45、イオン化空気送風路46、空気吸入口47、空気吸入口防塵フィルター47a、及びイオン化空気放出口48によって構成されたケーシングユニット本体44が配され、中央部には冷蔵庫の運転状態などをモニターして表示する表示部49が設けられ、さらに、右側にはイオン発生装置42、42AのON/OFFや、イオン発生バランスの切替え設定のほか、冷蔵庫の各種設定が行なえる操作ボタンを設けた操作パネル部50が設けられている。
【0038】
ケーシングユニット44は、図4、図5に示すように、その本体が樹脂成形品により筒状に形成されて内部にイオン化空気送風路46が形成され、その左端部の下側に空気吸入口47が形成され、この空気吸入口に防塵フィルター47aが取り付けられている。このフィルター47aにより、空気吸入口47から吸い込まれた空気中の粉塵は除去され、イオン発生装置の放電電極部42aの塵埃付着による性能低下の抑制を図っている。
【0039】
空気吸入口47の上方には、翼幅の狭い多翼ファンからなる遠心型の送風機45が配置され、下方から吸込んだ空気を水平方向に送風するようになっている。送風機45の下流側の空気送風通路46に面してイオン発生装置42Aが配置される。
【0040】
図6は沿面放電方式のイオン発生装置42、42Aの電気回路図、図7は同じくイオン発生装置42,42Aの外観斜視図である。イオン発生装置42,42Aは、図7に示すように、ケーシングの前面開口部分に配置された電極部42aと、ケーシングに内蔵された高電圧電源部42bとから構成されている。
【0041】
電極部42aには、チップヒーター54が装着されており、高湿空気が電極界面を通過したときなどの放電停止現象を防ぐ構造となっている。電源部42bにおいては、昇圧トランス55の2次側ラインの一方はリレー56を介して交流電源(AC)ラインに帰還しており、リレー56がオープンの場合はプラスイオンとマイナスイオンが等量に発生され、クローズ時にはマイナスイオンを選択的に発生させる回路構成となっている。
【0042】
尚、図6においては、イオン発生装置42の駆動電源57が交流電源となっているが、回路構成を変更して直流電源としてもよい。ただし、直流電源とした場合は、交流電源の場合に比べ出力が上がりにくいため、負荷の大きい電極を使用する場合は回路上で2段階の昇圧手段を講じるなどの対応が必要である。
【0043】
空気送風通路46の電極部42aに面したイオン化部46aは、その断面積が送風機45の吐出口45aと同等の断面積に設定されている。これにより、送風機45の送風の圧損を抑制して風速及び風量を確保できるので、イオン化空気の発生効率を高めることができる。
【0044】
また、ケーシングユニット本体は、前述のとおり樹脂製の成形品とすることでコスト的に有利となるが、この場合、アルミテープ44aなどの導体でイオン化空気送風通路46内側の外郭側に施すことで、空気送風通路46内でのイオン化空気の消失を抑制し、イオン化空気放出口48から吐出されるイオン化空気の量を十分に確保できるように設計している。
【0045】
イオン化空気吐出口48は、コントロールパネル43の前面から庫外前方の生活空間に向かって開口されており、庫外前方の生活空間をイオン化空気によって殺菌し、庫内への浮遊菌の侵入を防止できるようになっている。また、空気吐出口48は吐出口ルーバー48aによって形成され、電動もしくは手動でイオン化空気吐出方向の指向性を変化できるようになっている。また、このルーバー48aを電動で常時動作させることで、生活空間の空気が攪拌され、殺菌効率を向上させている。
【0046】
次に、上記構成によるケーシングユニット本体44の動作について説明する。冷蔵庫本体1を通電し、操作パネル部50によりイオン発生装置42AをONの状態に設定にすると、イオン発生装置42Aと送風機45は同時に作動し、空気吸入口47から吸い込まれた庫外生活空間の空気は空気吸入口防塵フィルター47aを通り、イオン化部46aでイオンされた後、イオン化空気送風通路46を通りイオン化空気放出口48より吐出される。
【0047】
このように、生活空間に存在している浮遊菌を殺菌する十分な量のプラスイオンとマイナスイオンを放出することで、開閉頻度の高い冷蔵室扉16や野菜室扉19を開閉した際に、庫外から庫内へ侵入する微生物は排除され、より衛生的な庫内環境が実現できる。
【0048】
また、空気吐出口ルーバー48aを下方に向けている場合は、野菜室5の野菜ケース15a、15b、15cのいずれかを引き出した際に、ケース内に収納されている野菜に手間をかけずにイオン化空気を直接作用させることができるほか、ルーバー48aを上方冷蔵室側に向けておくと、冷蔵室扉を開けた際に手間をかけることなく、ドアポケットやドアポケットの収納物に帯電付着した微生物に直接イオン化空気を作用させることができる。
【0049】
また、イオン発生装置42Aは、操作パネル部50の操作により、イオンバランスを可変させてマイナスイオンを選択的に多く放出させ、身体へのリラクゼーション効果をもたらすことができる。特に、マイナスイオンを選択的に多く発生させる場合には、イオン化空気をルーバー48aの操作により炊事場等の定位置で時間を費やす空間へ向けることで、効率良く身体へのリラクゼーション効果をもたらすことができる。
【0050】
<第2の実施形態>
図9は本発明の第2の実施形態を示すケーシングユニットの概略構成を原理的に示した図である。本実施形態は、上記第1の実施形態のように、2つのイオン発生装置42,42ASを使用して庫外用及び庫内用の殺菌手段を構成するのではなく、1つのイオン発生装置42Aを使用して庫外用及び庫内用の殺菌手段を構成している。
【0051】
すなわち、本実施形態では、筒状のユニット本体に、共通の空気送風路46の入口側には庫外用の空気吸入口60と庫内用空気吸入口61とが分岐形成され、また、前記空気送風路46の出口側には庫外用のイオン化空気放出口62と庫内用イオン化空気放出口63とが分岐形成され、これら出入口の中間部付近に共通のイオン発生装置42Aと送風機45とが配置されている。
【0052】
庫外用空気吸入口60と庫内用空気吸入口61の分岐部には、両空気吸入口60,61のいずれかの吸入口から空気を取り入れるように切換える切換ダンパー64が設けられている。また、庫外用空気放出口62と庫内用空気放出口63の分岐部には、両空気放出口62,63のいずれかの放出口から空気を放出するように切換える切換ダンパー65が設けられている。なお、本実施形態は、第1の実施形態において冷気通路32に設けたイオン発生装置42を省略する以外は、第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
【0053】
上記構成においては、両切換ダンパー64,65の切換えにより、庫外用空気吸入口60から共通のイオン発生装置42Aを通って庫外用空気放出口62に至る庫外用空気送風路を形成することができ、第1の実施形態と同様に、生活空間に存在している浮遊菌を殺菌する十分な量のプラスイオンとマイナスイオンを放出することで、開閉頻度の高い冷蔵室扉16や野菜室扉19を開閉した際に、庫外から庫内へ侵入する微生物を排除でき、より衛生的な庫内環境を実現することができる。
【0054】
また、両切換ダンパー64,65の切換えにより、庫内用空気吸入口61から共通のイオン発生装置42Aを通って庫内用空気放出口63に至る庫内用空気送風路を形成することができ、プラスイオンとマイナスイオンにイオン化した冷気が庫内を循環することになり、冷気に含まれる浮遊微生物や、イオン化冷気にさらされる微生物が殺菌作用を受けて死滅することになる。また、切換ダンパー64,65により、空気の吸入口60,61を切換えるようにすれば、庫内の冷気が庫外に放出されることがなく、また、庫外の空気が庫内に吸入されるのを防止することができるので、冷却能力が低下することなく、また快適な生活空間を維持することができる。
【0055】
切換ダンパー64,65の切換え時期は、例えば、通常運転中は庫内の循環冷気をイオン化するように切換えダンパー64,65を庫内側に切換えて庫内の殺菌を行うようにし、冷蔵室扉16や野菜室扉19を開放した時に切換ダンパー64,65を庫外用空気送風路側に切換え、庫外の前方生活空間にイオン化空気を放出することにより、庫外から庫内へ侵入する微生物を排除するようにすればよい。
【0056】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で修正・変更を加えることができるのは勿論である。例えば、上記実施形態では、庫外用及び庫内用のイオン発生手段を設けたが、これに限らず、庫外用のイオン発生手段を単独で備えた構成を採用してもよい。また、上記実施形態では、イオン発生手段を貯蔵室の仕切り壁前面のコントロールパネルに配置した構成を例示したが、これに限らず、冷蔵庫本体の天板部に配置した構成も採用可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、殺菌に必要な十分な量のイオン化空気を庫外前方の生活空間に放出するイオン発生手段を冷蔵庫に設けることで、同機能を有する空気清浄機を使わずとも、極めて優れた殺菌作用により生活空間に浮遊する微生物を殺菌するため、庫外から庫内への浮遊菌の侵入が排除でき、より衛生的な冷蔵庫の庫内環境が実現できる。さらには、イオンバランスを可変可能としたうえ、イオン化空気吹き出し口にルーバーを形成することで、生活環境に合わせた使い分けが可能な冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である冷蔵庫を示す右側面断面図である。
【図2】同じくその左側面断面図である。
【図3】同じくその正面図である。
【図4】同じく冷蔵庫コントロールパネル部の正面図である。
【図5】同じく冷蔵庫コントロールパネル部の平面図である。
【図6】本発明に係るイオン発生装置の構成例を示す回路図である。
【図7】本発明に係るイオン発生装置の一例を示す外観図である。
【図8】オゾン発生量と冷蔵庫の庫内のオゾン濃度の関係を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施形態におけるイオン発生装置の一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫本体
2 冷蔵室
3 製氷室
4 冷凍室
5 野菜室
6 隔離室
16〜19 扉
20 冷却器
21 圧縮機
22、32 冷気通路
26、27、45 送風機
29a〜29d、34 冷気吐出口
42,42A イオン発生装置
42a 電極部
42b 電源部
43 コントロールパネル本体
44 ケーシングユニット本体
44a アルミテープ
45 送風機
45a 送風機吐出口断面
46 イオン化空気送風通路
46a イオン化部
47 空気吸入口
47a 空気吸入口防塵フィルター
48 イオン化空気吐出口
48a ルーバー
49 表示部
50 操作パネル部
51 給水タンク
52 凝縮ファンモーター
54 チップヒーター
55 昇圧トランス
56 リレー
57 駆動電源

Claims (11)

  1. プラスイオンとマイナスイオンを発生する手段が少なくとも2つ以上設けられ、少なくとも第1のイオン発生手段が庫外前方の生活空間に対しプラスイオンとマイナスイオンを放出し、第2イオン発生手段が庫内の貯蔵室または冷気通路にプラスイオンとマイナスイオンを放出することを特徴とする冷蔵庫。
  2. 貯蔵室前面部にそれぞれ開閉自在に設けられた扉を有する少なくとも2つの貯蔵室が、仕切壁により上下に仕切られると共に、少なくとも1つの貯蔵室の背面に上側の貯蔵室へ冷気を供給するための冷気通路が設けられた冷蔵庫において、プラスイオンとマイナスイオンを発生する手段が少なくとも2つ以上設けられ、第1のイオン発生手段は、前記仕切壁の前面に位置し、前記上下の扉の間に形成された空間から空気を吸込む空気吸入口を有し、冷蔵庫庫外前方の生活空間に対しプラスイオンとマイナスイオンを放出し、前記第2のイオン発生手段は、前記冷気通路内に設けられ、前記上側の貯蔵室にプラスイオンとマイナスイオンを放出することを特徴とする冷蔵庫。
  3. プラスイオンとマイナスイオンを発生する手段と、庫外前方の生活空間に対し前記イオン発生手段より発生したプラスイオンとマイナスイオンを放出するための庫外用の空気送風路と、庫内の貯蔵室または冷気通路に前記イオン発生手段より発生したプラスイオンとマイナスイオンを放出するための庫内用の空気送風路とが設けられ、前記イオン発生手段よりも下流側に、イオン発生手段より発生したプラスイオンとマイナスイオンの放出を前記庫外用空気送風路と庫内用空気送風路とのうちのいずれかの経路に切換える切換ダンパーが設けられたことを特徴とする冷蔵庫。
  4. 前記イオン発生手段は、交流波形及びインパルス波形のいずれかの高電圧印加制御により、プラスイオンとマイナスイオンを発生させるようにしたことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の冷蔵庫。
  5. 前記イオン発生手段は、電界中で発生するオゾン発生量を0.1mg/h以下としたことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 前記イオン発生手段は、プラスイオンとマイナスイオンの発生バランスを可変としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の冷蔵庫。
  7. 前記イオン発生手段は、プラスイオンとマイナスイオンの放出領域を拡大するためのイオン化空気送風専用の送風機が設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の冷蔵庫。
  8. 前記イオン発生手段は、空気吸入口、送風機、イオン化部、イオン化空気送風路、及びイオン化空気放出口から構成された装置であって、これらがケーシングユニット内に納められたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の冷蔵庫。
  9. 前記イオン化空気放出口にイオン化空気の放出方向の指向性を可変させるルーバーが可動可能に設けられたことを特徴とした請求項8に記載の冷蔵庫。
  10. 前記空気吸入口に防塵フィルターが設けられたことを特徴とする請求項8に記載の冷蔵庫。
  11. 前記送風機は、その吸入側と吐出側の風向を異とした送風機を用いることを特徴とした請求項8に記載の冷蔵庫。
JP2002204622A 2002-07-12 2002-07-12 冷蔵庫 Expired - Lifetime JP4080801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002204622A JP4080801B2 (ja) 2002-07-12 2002-07-12 冷蔵庫

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002204622A JP4080801B2 (ja) 2002-07-12 2002-07-12 冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004044950A JP2004044950A (ja) 2004-02-12
JP4080801B2 true JP4080801B2 (ja) 2008-04-23

Family

ID=31710171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002204622A Expired - Lifetime JP4080801B2 (ja) 2002-07-12 2002-07-12 冷蔵庫

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4080801B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1771094B1 (en) * 2004-05-25 2008-07-23 Arcelik Anonim Sirketi A cooling device
JP5585029B2 (ja) * 2009-08-31 2014-09-10 パナソニック株式会社 冷蔵庫
JP5855166B2 (ja) * 2014-06-10 2016-02-09 株式会社東芝 冷蔵庫
CN111256416A (zh) * 2018-11-30 2020-06-09 青岛海尔股份有限公司 风冷冰箱

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004044950A (ja) 2004-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4526475B2 (ja) 冷蔵庫
JP2637693B2 (ja) 冷蔵庫の多機能付加装置
JP6502041B2 (ja) 冷蔵庫
WO2002053994A1 (fr) Unite de stockage et refrigerateur
JP3993067B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002333265A (ja) 貯蔵庫及び冷蔵庫
JP4526476B2 (ja) 冷蔵庫
CN211372888U (zh) 一种带除味杀菌功能的风冷冰箱
JP4080801B2 (ja) 冷蔵庫
JP3689759B2 (ja) 冷蔵庫
JP4073388B2 (ja) 冷蔵庫
JP7126615B2 (ja) 空冷式冷蔵庫
JP2003014365A (ja) 冷蔵庫
US20050268623A1 (en) Refrigerator
JP2015092133A (ja) 貯蔵庫及び冷蔵庫
CN112577245A (zh) 冰箱
WO2015133018A1 (ja) 冷蔵庫
JP3690590B2 (ja) 冷蔵庫
JPH11311469A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2013117335A (ja) 冷蔵庫
KR20070052507A (ko) 냉장고
JP4421552B2 (ja) 冷蔵庫
JP2002257461A (ja) 冷凍冷蔵庫
JP2014031897A (ja) 冷蔵庫
JP2011002227A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20040531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050525

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080207

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4080801

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215

Year of fee payment: 6

EXPY Cancellation because of completion of term