JP4080569B2 - 反対方位のトラック間のクロストークを最小または等価にする方位記録ヘッド - Google Patents
反対方位のトラック間のクロストークを最小または等価にする方位記録ヘッド Download PDFInfo
- Publication number
- JP4080569B2 JP4080569B2 JP15142997A JP15142997A JP4080569B2 JP 4080569 B2 JP4080569 B2 JP 4080569B2 JP 15142997 A JP15142997 A JP 15142997A JP 15142997 A JP15142997 A JP 15142997A JP 4080569 B2 JP4080569 B2 JP 4080569B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- track
- recording head
- recording
- pole surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/52—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
- G11B5/53—Disposition or mounting of heads on rotating support
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/008—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires
- G11B5/00813—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes
- G11B5/00847—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks
- G11B5/0086—Recording on, or reproducing or erasing from, magnetic tapes, sheets, e.g. cards, or wires magnetic tapes on transverse tracks using cyclically driven heads providing segmented tracks
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/02—Recording, reproducing, or erasing methods; Read, write or erase circuits therefor
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/187—Structure or manufacture of the surface of the head in physical contact with, or immediately adjacent to the recording medium; Pole pieces; Gap features
- G11B5/23—Gap features
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Magnetic Heads (AREA)
- Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、方位(アジマス)記録用ヘッドのための記録ヘッド、とくに重ね書き(オーバーライティング)側、およびオーバーライトする側と記録処理中の記録ヘッドの動きの方向に対して特定のヘッド方向とを有する記録ヘッド関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気記録ヘッドでは、磁気媒体表面に平行な平面でヘッドの変換ギャップの表面上に発生した磁場の定常場強度の輪郭(コンツアー)は閉じていなければならない。したがって、変換ギャップの最も外側の端部で磁場がより低いレラクタンスのために外方向に隆起し、それによって隣接する媒体の区域内でギャップの何れかの端部で定常場強度の曲がった輪郭を形成する。媒体の磁気(的)特性、ヘッド対媒体の隙間、信号の帯域幅、などに応じて、媒体に押付けられた磁気記録部は、各定常場強度輪郭の磁場によって決定される。したがって、媒体の記録部は特定の輪郭で生成され、その定常場強度は、隣接する磁気媒体の磁性体をスイッチするために必要とされる場に等しい。典型的な記録ヘッドでは、変換ギャップの先端または端部で、磁気媒体をスイッチするために必要とされる場に等しい定常場強度の輪郭も、記録を行う媒体の深さでギャップ端部から外方向に隆起し、それによってギャップ端部の曲がった定常場の輪郭を定める。したがって、スイッチング輪郭の場の極性は、ギャップの真っ直ぐな後縁およびギャップ端部の曲がった部分に沿って、媒体がヘッドを通るときの媒体の磁化として残る。その結果、記録されたトラックを定めている記録されたラインの各端部は、その形状において定常場強度のスイッチング輪郭での場の曲り(曲率)と対応している。すなわち媒体に記録されたとき、両端部で同じように曲がっている。
【0003】
当業者によく知られているように、方位記録フォーマットでは、記録ヘッドの相補的な対は、ヘッドの移動方向に対してそれぞれの角度で傾斜した変換ギャップを向けられ、記録されたデータトラックに交互の方位を与える。すなわち方位Aと方位Bとが交互する記録部を与える。同様に、交互の方位記録フォーマットのような再生用読取りヘッドは、記録ヘッドの対に適合する方位AおよびBに向けられる。このような方位記録フォーマットによって、トラック間のトラック隔離保護バンド必要とせずに、連続する隣接するトラックは記録し、再生できるようになり、代ってクロストークの問題を回避する一方で、データパッキング密度を増加する。したがって、交互の方位は、それらの間の方位拒絶角度を定め、それによって方位Aの再生ヘッドは方位Aの記録を容易に読取るが、方位拒絶角度のために方位Bの記録を拒絶する。同様のことが、BおよびAの方位の記録に対する方位Bの再生ヘッドに当てはまる。したがって、A方位からB方位へのとB方位からA方位へのチャンネル間の信号のクロストークは、最小か、または等しいことが一般的に認められている。
【0004】
しかしながら、方位拒絶角度に関するチャンネル間の関係は、先に説明されたギャップ端部の定常場強度の曲がった輪郭によって複雑になっていることが分る。したがって、ギャップ端部の曲がった場の輪郭は、トラック縁部に沿って記録されたデータ内に関係した曲がった端部を生じさせ、BからAへのチャンネルに対するのとAからBへのチャンネルの間の方位拒絶角度は等しくない影響を与える。
【0005】
説明のために、B方位ヘッドは記録部を生成し、端部の曲りは、先行の隣接するA方位ヘッドによって記録された方位方向から離れる方向に曲がっている。次には、これはBからAへのトラック方位間の角度を増加する。すなわち、方位拒絶角度を増加して、信号のクロストークを減少する。他方で、端部の曲りが、先行の隣接するB方位ヘッドによって生成された記録部の方位方向へ向って曲がっているとき、A方位ヘッドが記録を生成する。これはAからBのトラック方位の当接端部で方位拒絶角度を減少し、それによって信号のクロストークを増加する。
【0006】
方位記録フォーマットで一般的なように、反対の方位の次の隣接する記録ヘッドは、先行のトラックの隣接する縁部にオーバーライトし、したがって先に記録されたトラックの各端部の曲りを消す。しかしながら、先行のトラック縁部にオーバーライトするトラック縁部のギャップ端部も曲げられ、それによって記録されたトラックは、各隣接する方位との間で交互に近付きまた離れるように曲がる方位端部を有する。
【0007】
交互の方位をもつ連続するトラック間のこの非対称の関係は、とくに将来の高密度記録方式でトラックをより狭くするとき、重大な問題を発生する。より狭いトラックフォーマットで、トラック端部の曲りは、より大きい割合の記録を含み、それによって、例えば、B方位読取りヘッド(全体的に記録されたトラックよりもわずかに大きい)は、隣接するA方位トラックの端部の曲りを“見る(see)”ことになる。読取りヘッドが記録されたトラックと同じ幅を有していても、トラックの精度は、読取りヘッドが、隣接するトラック端部を依然として見る程度である。したがって、AチャンネルからBチャンネルへのクロストークは、BチャンネルからAチャンネルへのクロストークよりも大きいので、BチャンネルはAチャンネルほど動作しない。したがって、方位記録フォーマットを使用してデジタル記録/再生装置でAチャンネルのデータを再生するときより、Bチャンネルのデータを再生するときに、エラー率はより高くなる。
【0008】
方位記録フォーマットを使用するデジタル記録/再生装置でクロストークを最小にする一方で、均等にすることが非常に望ましく、明白な長所である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、方位記録のAチャンネルとBチャンネルとの間のクロストークを全体的に最小にしつつ、均等にすることによって上述の問題を回避することである。これはさらに、本発明の装置のみでなく、非常に狭いヘッドおよびそれぞれの狭いトラックを使用する将来のより高い密度の装置でもデジタルデータの記録および再生効率を向上する長所も与える。
【0010】
このために、本発明は幾つかの実施形態を意図し、各実施形態は、本発明の記録ヘッドのオーバーライトする側の後方磁極面によって生成される定常場強度の記録輪郭が、向い合う磁極面の相対的な幅に関係なく、向い合う前方(leading)磁極面を通り越して横方向に真っ直ぐに延びているという基本概念を採用している。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の1実施形態では“単一フィンガ”記録ヘッドを使用している。すなわちこのヘッドは、著しくより広いコア磁極面または磁極部と向い合っている1つのコアまたは磁極片内で単一の狭い隆起した陸地(ランド)または磁極面によって形成されたギャップを有するヘッドを有する。さらに、この単一フィンガを使用する実施形態では、より狭い磁極面が変換ギャップの前方縁部を定め、一方で反対側の比較的に幅の広い磁極面はギャップの後方(trailing)縁部を形成するように記録ヘッドは向けられている。トラックの縁部近くで、とくに後方磁極面のオーバーライティング部分の区域で、後方コア縁部の面または磁極面に沿って、最大の定常場強度が発生する。後方のコア縁部は真っ直ぐであるので、後方磁極面によって磁気媒体に記録される遷移部も同様に真っ直ぐである。したがって、後方のギャップ端部に対応する拡大されたコア面では、記録を行う輪郭のギャップ端部で上述の場の曲りは存在しない。したがって、磁気媒体に加えられた記録は、各記録されたトラックのオーバーライトする縁部に曲がった端部を含まないが、その代わりに記録された遷移部の真っ直ぐな端部を実質的に定める。AおよびBの方位チャンネル間のクロストークを最小にするのみではなく、チャンネル間の如何なるクロストークも均等にされ、それによって両方のチャンネルAおよびBは等しく十分に機能する。
【0012】
本発明の別の実施形態では、オーバーライトする側と反対側のヘッド側で、後方コア縁部または磁極面の端部は、向い合う前方コア縁部または磁極面を越えて延在しない。したがって、ヘッドの反対側またはオーバーライトしない側の後方磁極面の縁部は、前方の磁極面の向い合う端部と整合してまたはそれよりも短く横方向に延在することができる。したがって、本発明はここでは最初に単一フィンガヘッド形状を参照してとくに記載されたけれども、双フィンガ(dual finger)構造とか変形双フィンガ構造とに類似したヘッド形状も、本発明の代りの形状として同様に意図されていることが理解できることである。この別の実施形態も、以下に完全に記載されている。上述のように、本発明の主な特徴は、記録ヘッドのオーバーライトする側の後方磁極面によって生成される記録磁気輪郭が、向い合う前方磁極面を越えて横方向に直線で延在していることである。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は、有限のギャップヘッド12を等角マップで説明するために等ポテンシャル線(実線)、フラックス線(鎖線)、および定常場強度の輪郭(点線)を使用した磁気ヘッド12の変換ギャップ15の一部分の平面図である。この図は、Neal Bertramによる文献(“Theory of Magnetic Recording”, Cambridge University Press, chapter 3, 69頁)から採用したものであり、特にこの主題はここで参照文献として引用される。関連のグラフは、定ポテンシャルV、フラックス線U、およびヘッドのギャップ15を通った磁気媒体の領域内のヘッド表面の定常場強度の輪郭(コンツアー)14を示している。例示的に、媒体16の一部分が、この媒体に対する方向18にヘッドを移動したところを示されている。したがって、左側のコア縁部は後方ギャップ縁部20であり、右側のコア縁部は前方ギャップ縁部22である。図示されているように、ギャップ15の近くで、場の方向を与えるフラックス線Uは、定常場強度の輪郭14と一致しない。例えば、場の強度の輪郭14dは点24でx軸と平行し、一方で場の方向Uはx軸に対して約60°である。ギャップ15からさらに、場の輪郭14はほぼ円形であり、場の方向は一定の強度の輪郭に沿っている。輪郭14aはヘッド表面のギャップの隅で最も強く、この隅の最も近くに隣接している他の輪郭14b、14cと共に、各ギャップ縁部20、22の区域内のみに経路を形成している。輪郭は、定常場強度内でギャップ縁部からさらに段々と減少し、輪郭14d、14e、14f、などによって示されているように、ヘッドの前縁22および後縁20の両方を含む経路を形成している。
【0014】
輪郭14d(並びに14e)は、例えば、輪郭14dがヘッド表面へ向って僅かに傾斜しているギャップの長さの中心よりも、ギャップ縁部で媒体(点24参照)内へさらに延在していることがわかる。しかしながら輪郭14fおよびそれに続く輪郭は、中心または中央のギャップ区域で媒体内へさらに深く延在している。したがって最大の場の区域は、ギャップ縁部に沿ってギャップ端部に続き、ギャップの端部を通るので、最大の場は、ギャップの長さの真ん中へ移動する。
【0015】
図1の例では、最も強い輪郭14a乃至14cは媒体16に浸透しないので、それらは媒体16での磁性に影響を与えない。輪郭14c乃至14gは、適切に方向付ける確率が最も高く、十分な深さ、および媒体16内の磁性をスイッチするために必要とされる場の強度に等しい一定の場の強度を有する。これらのスイッチング強度を有する輪郭は、変換ギャップ全体に延在し、面している縁部または磁極片を通過して、後方および前方のギャップ縁部20、22の両方を含む。
【0016】
図1の平面図の輪郭14は垂直方向である。しかしながら、等価の輪郭14を水平方向、すなわち図1のヘッド12の上面図で示すことができる。このために、図2Aは、例えば通常の記録ヘッド26の一部分の平面図であり、1対の対置する磁気材料の磁極片またはコア28、30を含み、この間に磁気変換ギャップ32が形成される。ギャップは、矢印34で示されたヘッドの移動方向に対応して、コア28の面している縁部から形成されている前方磁極面34、およびコア30の表面縁部から形成されている後方磁極面36を含む。当業者に一般的に知られているように、記録ヘッドの後縁が、媒体に実際に記録する。コアおよび磁極片の面している磁極面は、均等な狭い幅があり、これは以下で代りに“フィンガ”と記載される。したがって、ヘッド26は“双フィンガ”の記録ヘッドである。
【0017】
図2Aはさらに、図1の輪郭14にほぼ対応している幾つかの定常場強度のだいたいの輪郭14を示している。上述のように、輪郭はヘッド26の記録表面で一般的な記録ヘッドによって生成される。図示された輪郭14e乃至14gの1つでの記録用の場は、隣接する磁気媒体16で磁性をスイッチするのに必要な場に等しいことが仮定される(図1および4参照)。記録用の場が媒体スイッチング場に等しい媒体16内での定常場強度の輪郭の経路が、ギャップ32の各端部、すなわち磁気トラックの外側縁部で外方向に隆起した曲り38に従うことが分る。図2Bをさらに参照すると、輪郭14e乃至14gの曲り38は、ギャップ32の後方磁極面36で正確に曲りに沿って媒体16で磁性をスイッチする。したがって、記録部40はギャップの幅にほぼ対応する直線42を形成しているが、曲り端部44、46も含み、その曲りは双フィンガのヘッド26の後方磁極面36によって生成される輪郭14e乃至14gの各点48、50の曲りに対応している。
【0018】
図2Cは、通常のデジタル方位記録フォーマットの磁気媒体で記憶された連続するトラックA、B、A' の一部分を示している。トラックA、Bは、連続する記録部40から形成され、A、A' 、Bの方位記録ヘッド(それぞれ52、54で部分的に示されている)は、交番の方位AおよびBでAおよびBのトラックを記録する。それらが方向56で記録するときに、Aの方位ヘッドはBの方位ヘッドに先行し、続いてAの方位ヘッドが次に通過するときに、トラックA' がトラックBに続く。図示されているように、ヘッド52、54は生成された記録されたトラックの幅よりも広く、それらが頁の左側に進むとき、記録ヘッドが次々と通ることによって、通常の方法で反対方向の方位の先行の隣接するトラックの一方の縁部にオーバーライトする。ヘッドが連続して左側に進むので、記録ヘッド26の右側は、先行のトラックの隣接する縁部の一部分に重なり合って、オーバーライトするために使用される。したがってヘッドの右側は、ここでは方位記録ヘッドの“オーバーライトする側”と呼ばれる。この動作によって、先行の記録部40の対応する隣接の曲り端部44は無くなる。しかしながら、オーバーライトを行うヘッドの対応する曲り端部46' および46は、媒体に記録されたまま残る。
【0019】
生成された方位記録部は、例えばその右側縁部が曲り端部46を有する記録部を含むトラックA、および曲り端部46を有する記録部のトラックA' を含む。トラックAおよびA' の曲り端部はBの方位の方向に向って曲がっていることに注意すべきである。
【0020】
他方で、トラックBは、トラックAの曲り端部44にオーバーライトし、磁気媒体で記録されたままの曲り端部46' を有する記録部を含む。しかしながら、トラックBの曲り端部46' はAの方位の方向と反対方向に曲がっていることに注意すべきである。したがって、トラックBの縁部と先行するトラックAの縁部との間の方位拒否角度は、トラックAまたはA' と先行するトラックBとの間の方位拒否角度よりも大きい。したがって、媒体を読み取っているとき、上述のように、トラックBが読み取られるときのAまたはA' チャンネルからBチャンネルへのクロストークは、トラックAまたはA' が読み取られるときのBチャンネルからAチャンネルへのクロストークよりも大きく、この状況は望ましくない。
【0021】
ここで図3Aを参照すると、本発明の1実施形態を示す簡単な構造が示されており、これによって磁気媒体に記録されるトラック縁部で磁場の曲りを生成することに関連する上述の問題は克服される。この実施形態では、本発明は1対の向い合う磁気材料のコア60、62を含み、その間に主としてコア60の幅によって、磁気変換ギャップ64が形成されている“単一フィンガ”の記録ヘッド58を含む。ヘッドの方向、すなわちヘッドの移動方向65に対するギャップ64の方向によって、コア60の面している縁部から形成される磁極面68の先にあるギャップと、コア62の面している縁部の向い合う部分から形成される磁極面68続くギャップとが決定される。コア60の面している磁界面66の幅によって全体的に記録されたトラックの幅が定められる。コア62の面している縁部の幅は、コア60の面している縁部の幅よりも大きく、本発明のこの実施形態にしたがって、ギャップ64の後方磁極面68が一層広いコアに対応するようにヘッドが方向付けられる。図3Aのヘッドは1つのみの“フィンガ”を有するので、ここではそれは“単一フィンガ”記録ヘッドと呼ばれる。
【0022】
例示的に、ヘッド58、したがってコア62の全体的な幅は、約100乃至125マイクロメータ(μm)であるが、コア60の幅は約40μmである。ギャップの長さは約0.5μmであり、記録されたトラックの幅は約20μmである。コア60のみが一層狭いフィンガの形状内で形成される必要があるので、ヘッドの組立てはコア62をヘッドの幅にすることによって容易になる。しかしながら、本発明のこの実施形態の技術は、コア62の幅が少なくともコア60よりも大きいギャップの長さであるコア62によって同じように十分に満足されることが理解できよう。好ましくは、コア62の幅は、2つのギャップの長さよりも大きい量だけコア60よりも広い。単一フィンガヘッドおよびこれを形成する方法の1例は、B.R. Gooch、他に対する1994年 8月 8日出願と共に審査中の米国特許出願第08/287,459号明細書に記載されており、本出願と同一出願人に譲渡されている。この出願の明細書および図面は特にここで参考文献として取りあげておく。
【0023】
図3Aは、定常場強度の幾つかのだいたいの輪郭14をさらに示し、それは図1、2Aの輪郭14に等しいが、ヘッドの記録表面で記録ヘッド58によって生成されるので、本発明にしたがって変更される。輪郭14e乃至14gの1つにおける記録の場は、隣接する磁気媒体16(図1および6参照)で磁性をスイッチするために必要とされる場に等しい。定常場強度の輪郭は、それが媒体スイッチング場に等しいとき、ギャップ64の後方磁極面68にしたがい、したがって実質的に直線であることが分る。したがって、図2Aに示された従来の技術の記録ヘッド26のスイッチング輪郭とは異なり、図3Aに示された本発明の記録ヘッド58のスイッチング輪郭は、関連する遷移記録の終りに、特に記録ヘッドのオーバーライトする側に曲り端部を生成しない。
【0024】
さらに詳しく説明するために、本発明のこの実施形態にしたがって、図3Bはコア58の幅、すなわちギャップ64の幅に全体的に対応する直線72から形成される遷移記録部70を示している。この実施形態のコア62の拡大された面の寸法のために、ヘッド58によって生成された輪郭はコア62を貫通出入れするのに、コア62の後方磁極面68の表面にほぼ垂直となり、後方磁極面68に対応する直線に沿って延在している。このヘッドの形状によって、スッイチング輪郭14e乃至14gはヘッドのオーバーライトする側でコア60の幅よりも大きい幅を有し、それによって記録を行うギャップの後方縁部は、同様にオーバーライトする側で広くなっている。したがって最大の場は後縁68の広くなった直線幅にしたがい、ギャップの長さの真ん中に移動しない。記録70の端部には曲りは生成されない。その理由は輪郭がヘッドの記録表面でコア62の後方磁極面に対面する点74ではスイッチング輪郭に外方向に隆起した曲り(図2Aの38参照)がないからである。
【0025】
図3Cは、本発明にしたがってデジタル方位記録フォーマットの磁気媒体に記録された連続するトラックA、Bの部分を示している。トラックA、Bは、AおよびBの方位記録ヘッド(その一部はそれぞれ76、78で示されている)を有する連続する記録部70から形成され、交番する方位AおよびBでAおよびBのトラックを記録する。両方位ヘッドが方向77で記録するとき、A方位ヘッドはB方位ヘッドに先行し、連続するヘッドは図2Cに示されているように左側へ前進する。したがって、記録ヘッド58の後(遅れた)側(この例では右側)の大きい後方極性面68は、先行の隣接するトラックに重なり合い、記録ヘッド58のオーバーライトする側を含む。らせん形または横方向の記録装置について、全体的な媒体方向が矢印80で示されている。
【0026】
図4Aは、図3Aの本発明の記録ヘッド形状の代りの実施形態の簡単な構造を示している。とくに、記録ヘッド90は1対の向い合う磁気材料のコア92、94を含み、それらが一緒に結合されるとき、その間に磁気変換ギャップ96を形成する。使用するときには、ヘッドは方向98に移動するように配向されて、コア92の磁極面100 は前方磁極面を形成し、コア94の磁極面102 は後方磁極面を形成する。コア92の幅によって、ギャップの幅および記録されたトラックが全体的に形成される。したがってヘッド90が連続的に左側に前進するとき、図2Cおよび3Cに示されているように、ヘッドの右側または後側が、先行のトラックの隣接する縁部上で新しいデータをオーバーライトする機能を行う。
【0027】
図3Aのヘッド58とは異なり、図4Aのヘッド90の向い合うコア92と94とは対称中心がずれているが、その代わりに後方コア94はヘッド90のオーバーライトする側へのオフセットを維持し、図3Aの後方コア62よりも相当に小さい。先行の隣接するトラックのオーバーライティングは、ヘッドのオーバーライトする側のみによって行われるので、このトラックの対応するオーバーライトを行わない縁部によって生成されるトラックの曲りがオーバーライトされることになり、しかも交番の方位ヘッドが次に通過することによって取除かれることが理由となって、オーバーライトする側と反対側のヘッド側部、すなわちオーバーライティングを行わない側の磁極面100,102 の相対的形状はクリティカルではない。したがって、後方磁極面102 は、ヘッドのオーバーライトする側で必要とされるように、オーバーライトしない側で前方磁極面100 を越えて横方向に延びている必要はない。したがってヘッド90は例示的に、共通面104 に沿って位置するコア92、94の側部に、すなわちほぼ横方向に一致して示されている。前方のコアの幅よりも僅かだけ大きいか、同じか、または小さい後方のコアの幅を使用するこのような代りの実施形態にかなった条件は、変換ギャップの幅w、すなわち記録されたトラックの幅がトラックピッチ以上であるということである。トラックピッチは、図4Cに示されているように、ヘッドを横方向に移動して次のトラックを記録する距離である。
【0028】
図4Aは、定常場強度の幾つかのだいたいの輪郭14をさらに示し、それらは図1、2A、3Aの輪郭に等しいる。ヘッド90のオーバーライトする側の区域の輪郭は、図3Aに示された本発明の輪郭と類似しており、一方でヘッドの反対側の輪郭は、図2Aの従来の技術のヘッドの輪郭に類似している。したがって、オーバーライトする側の区域内の定常場強度の輪郭は、直線後方磁極面102 にしたがい、同様にオーバーライトする側の区域内の対応する遷移記録内の曲り端部のない直線である。これは図4Bにおいて、変更された記録ヘッド90によって生成され、オーバーライトする側の区域内の直線端部110 、およびヘッド90のオーバーライトをしない側の曲り端部112 を有する直線部分108 から形成される遷移記録106 を示している。
【0029】
したがって、方位の記録ヘッド90の直線端部110 が次の隣接するトラックを記録するとき、記録されたトラックの曲り端部112 はこの直線端部110 によってオーバーライトされる。この動作は図4Cに示されており、AおよびBの方位トラックは連続する記録部106 から形成され、図4Aのヘッドの類似し、その一部分を参照符号114,116 で示されたA、Bの方位ヘッドが記録を行う。図示されているように、ヘッド114,116 は方向118 で記録し、各走査経路で左側に前進するので、各ヘッドのオーバーライトする側の直線端部110 は、先行の隣接するトラックの曲り端部112 に重なり合い、Aトラックの108 に示されているように直線の移動記録を生成する。ヘッドが各ヘッド走査に対して横方向に移動する距離に対応するトラックピッチは、参照符号120 で示されている。上述のように、変換ギャップ96の幅w(図4A)は、トラックピッチ120 以上であるべきである。
【0030】
図5Aは、図3A、4Aとは異なる本発明の代りの実施形態の別の変形構造を示している。とくに、変更された記録ヘッド124 は方向125 に移動されるように示されており、後方コア126 は前方コア128 と同じか、またはより狭い幅を有することができる。しかしながら、後方端部126 は記録ヘッド124 のオーバーライトする側で前方端部128 に対して横方向にオフセットを維持するようにされており、コア126 の後方磁極面136 によって生成される遷移記録は、コア128 の向い合う前方磁極面132 を越えて横方向に延在している。生成された変換ギャップ134 は、面130,132 の向い合う部分の間に形成されて、生成された記録トラックの幅に対応するギャプ幅wを形成する。幅wは、図4Cに示されたトラックピッチ以上であるべきである。
【0031】
図5Aは、定常場強度の幾つかのだいたいの輪郭14を示しており、それらは図1、2A、3A、4Aの輪郭に等しい。図示されているように、記録ヘッド124 のオーバーライトする側の輪郭は図3A、4Aに示された本発明の輪郭に類似しており、それらは直線の拡大した後方磁極面130 にしたがって、ヘッド124 のオーバーライトする側、すなわち遷移記録のオーバーライティング端部で直線部分138 および直線端部140 で移動記録部136 を生成する(図5B参照)。コア128 の前方磁極面132 は、オーバーライトしない側でコア126 の後方磁極面130 を越えて延在するので、定常場強度の輪郭はヘッドのオーバーライトする側では輪郭を反対にしたものである。したがって、記録を生成する輪郭は、後方磁極面130 のオーバーライトしない側で外方向に隆起し、したがって図2Aの従来の技術の記録ヘッドのように、遷移記録136 上に曲り端部142 を生成する。上述のように、移動記録部136 の記録されたトラックの曲り端部142 はオーバーライトされるようになり、したがってヘッド90に対して図4Cに示されているように、代りの方位記録ヘッドの次の通過によって取除かれるので、これは臨界的ではない。
【0032】
図6は例示的に、磁気記録媒体16でらせん形に走査された方位記録フォーマットを生成するためのらせん形走査装置のみを簡単な形状で示している。図6は、図3Aの単一フィンガヘッド58、または図4A、5Aの代りの記録ヘッド90または124 に類似した1対の記録ヘッド80、82を示している。ヘッドは、スキャナヘッドホイール184 の反対の方位形状で装着され、周辺方向に180°離されて、読取りヘッド186,188 は記録ヘッドから90°離されている。記録および読み取りヘッドは通常のヘッドマウントによってスキャナヘッドホイール184 に正確に装着され、ヘッドのアラインメントを正確に調整し、さらにそれを回転させて、幾つかの程度の方位方向を与える。磁気媒体16は、一部分を参照符号190 で示された通常の回転スキャナドラム機構を介してヘッドホイール184 のまわりに適切に巻かれ、それによって走査モータ192 を介するヘッドホイール184 の回転によって、記録ヘッド180,182 は媒体の長さに対して予め選択された角度で磁気媒体に幅全体に対角方向トラックを記録する。上述のように、図3Aの単一フィンガヘッドまたは図4A、5Aの変形ヘッドは移動方向に向けられて、ヘッドのオーバーライトする側で後方コアの後方磁極面は、前方コアの各前方磁極面を越えて横方向に延在する。キャプスタン194 は、キャプスタンモータ(図示されていない)によって駆動され、ドラム機構190 およびヘッドホイール184 に対する媒体を移動するための手段を与える。約180°の媒体巻付け角度は図6に示されているが、ヘッド180,182,186,188 に対するその他の巻付け角度または媒体方向は、当業者によく知られているように使用することができる。
【0033】
らせん形の走査装置は本発明の装置の内容を応用するために示されているが、本発明は弓形、横方向、などの記録/再生装置、および長手方向の記録/再生装置のようなその他の記録/再生装置に等しく応用可能であることが理解できる。
【0034】
本発明は上記の実施形態に記載されているが、本発明の技術的範囲から逸脱することなく、添付の請求の範囲に定められたように、形態および詳細の別の変形および変更を実施することができることが理解される。
【図面の簡単な説明】
【図1】等ポテンシャル線、フラックス線、およびヘッドの変換ギャップ区域で発生される定常場強度の輪郭を示す磁気ヘッドのテープ支持部分の平面図。
【図2】定常場強度の曲がった輪郭を生成する典型的な双フィンガの記録ヘッドのギャップ部分を示す簡単な平面図(図2A)、関係するトラックの縁部で磁気媒体に加えられた曲がった端部を示している、図2Aの典型的な記録ヘッドによって生成された単一の磁気記録部の簡略図(図2B)、および図2Aの典型的な記録ヘッドによって生成され、図2Bの曲がった端部の記録に対応し、さらに次のトラックによって先行のトラック縁部のオーバーライティングを示す磁気媒体の方位記録フォーマットの一部分の平面図(図2C)。
【図3】本発明の単一フィンガの記録ヘッドのギャップ部分を示し、ヘッドの両側部の定常場強度の真っ直ぐな輪郭を生成し、ヘッドの移動方向を含む簡単な平面図(図3A)、曲がったギャップ端部のない図3Aの記録ヘッドによって行われた単一の磁気記録の簡略図(図3B)、および図3Aの本発明の記録ヘッドによって生成され、図3Bの直線記録部に対応する磁気媒体の方位記録フォーマットの一部分の平面図(図3C)。
【図4】図3A、Cの記録ヘッドの代りの実施形態のギャップ部分を示す簡単な平面図(図4A)、図4Aの記録ヘッドによって生成された単一の磁気記録の簡略図(図4B)、および図4Aまたは5Aの本発明の記録ヘッドによって生成された磁気媒体の方位記録フォーマットの一部分を示す平面図(図4C)。
【図5】図3A、Cの記録ヘッドの代りの実施形態のギャップ部分を示す簡単な平面図(図5A)、および図5Aの記録ヘッドによって生成された単一の磁気記録の簡略図(図5B)。
【図6】例えば図3A、4A、または5Aの磁気ヘッドに対して磁気媒体を移動するための典型的ならせん形記録/再生装置を示す簡単な斜視図。
Claims (17)
- 方位記録フォーマットで磁気媒体において選択された幅をもつ磁気トラックを記録し、一方でトラックを後で読み出すときにトラック間に最小にされた等しいクロストークを生成する記録ヘッドであり、磁気媒体内に以前に記録された磁気トラックのオーバーライトが、記録ヘッドのオーバーライトする側によって行われ、
予め選択された幅をもつ第1の磁極面をその中に形成した第1の磁気材料のコアと、
第2の予め選択された幅をもつ第2の磁極面をその中に形成した第2の磁気材料のコアとを含み、
前記第1のコアおよび第2のコアは、ほぼ向い合って、その面で一緒に結合され、その間に、選択されたギャップ長の磁気ギャップを定めており、第2のコアの第2の磁極面は、前記オーバーライトする側において第1のコアの第1の磁極面を越えて、以前に記録された磁気トラックへ向かって延在し、前記磁気媒体に磁気トラックを記録するときに、以前に記録された磁気トラックの前記オーバーライトを行い、
前記記録ヘッドは、磁気トラックを記録するときに、第1のコアの第1の磁極面に後続する第2のコアの第2の磁極面に向けられ、前記磁気媒体に磁気トラックの記録を行う記録ヘッド。 - 前記向かい合っている磁極面が、磁気ギャップの領域内に、それらの間の定常場強度の輪郭を生成し、定常場強度の輪郭が、ほぼ前記第2の磁極面に沿って、前記第1の磁極面の端部を越えて延在し、記録ヘッドの前記オーバーライトする側において前記オーバーライトを行う請求項1記載の記録ヘッド。
- 第2の磁気材料のコアおよびその第2の磁極面が、幅において、前記オーバーライトする側において、定常場強度の輪郭を、延在している第2の磁極面に沿って、前記第1の磁極面の端部を越えて、真っ直ぐに生成するのに十分な距離に延在している請求項2記載の記録ヘッド。
- オーバーライトする側と対向している記録ヘッドの側において、第1の磁気材料のコアの一方の側に対する第2の磁気材料のコアの対応する側が、ほぼ一致しているか、または第1の磁極面が第2の磁極面を越えて横方向に延在している請求項2記載の記録ヘッド。
- 第2の磁気材料のコアの第2の磁極面が、ギャップ長よりも長く第1の磁気材料のコアの第1の磁極面を越えて延在している請求項2記載の記録ヘッド。
- 記録ヘッドおよび磁気媒体が、トラックを記録するとき、相対的に移動し、記録された磁気トラックを、記録ヘッドに対して横方向に、トラックピッチに等しい距離を動かし、第2の磁極面が、第1の磁極面の幅を通る少なくともトラックピッチの幅と少なくとも前記ギャップの長さとの和をもつ請求項5記載の記録ヘッド。
- 記録ヘッドおよび磁気媒体を相対的に動かす移送手段であって、前記磁気媒体内の前記以前に記録されたトラックが、前記記録ヘッドによって記録された前記磁気トラックに隣り合い、前記第2の磁極面が、前記以前に記録されたトラックをオーバーライトし、トラックの幅を定める請求項2記載の記録ヘッド。
- 方位記録フォーマットにおいて磁気媒体に選択された幅をもつ磁気トラックおよびトラックピッチを記録し、一方で後で読み出すときに、記録されたトラック間に最小にされた、等しいクロストークを生成する記録ヘッドであり、記録ヘッドが、
第1の磁極コアにおける予め選択された幅をもつ第1の磁極面が、第2の磁気コアにおける第2の予め選択された幅をもつ第2の磁極面とほぼ向い合っていることによって、それらの間に形成された選択されたギャップ長の変換ギャップをもつ1対の結合された磁気コアを含み、
前記第2の磁気コアが、前記第1の磁極コアに対して、横方向にずれていて、その結果、第2の磁極面が、選択された距離を、第1の磁極面の端部を超えて、以前に記録された磁気トラックへ向かって横方向に延在させていて、前記磁気媒体において磁気トラックを記録するときに、以前に記録された磁気トラックをオーバーライトするオーバーライトする側を定め、
前記磁気トラックを記録するときに、磁気媒体に記録ヘッドを向けて、第2の磁極面の前記オーバーライトする側を、以前に記録されたトラックの一部分にオーバーラップさせ、オーバーライトする手段と、
前記磁気トラックを記録するときに、記録ヘッドおよび磁気媒体を、第1の磁極面に後続する第2の磁極面で相対的に動かし、前記磁気媒体に記録し、磁気媒体において以前に記録された磁気トラックの部分的なオーバーライトを与える移送手段とを含む記録ヘッド。 - 前記向かい合っている磁極面が、変換ギャップ内にそれらの間に定常場強度の輪郭を生成し、定常場強度の輪郭が、第2の磁気コアの横方向に延在している第2の磁極面に沿ってほぼ真っ直ぐに延在し、オーバーライトする側において前記オーバーライティングを行う請求項8記載の記録ヘッド。
- 第2の磁気コアの前記第2の磁極面が、オーバーライトする側において第1の磁気コアの前記第1の磁極面の端部を、少なくともギャップ長に等しい量分、越えて延在している請求項8記載の記録ヘッド。
- 第2の磁気コアの前記第2の磁極面が、オーバーライトする側に対向する記録ヘッドの側において、第1の磁気コアの第1の磁極面とほぼ一致しているか、または第1の磁気コアの第1の磁極面よりも短く、
変換ギャップを形成している第1および第2の磁極面の向い合っている部分が、トラックピッチ以上の幅をもつ請求項8記載の記録ヘッド。 - 方位記録フォーマットで磁気媒体に選択されたトラックピッチの磁気トラックを記録し、一方で、後で読み出すときに、トラック間の最小にされた等しいクロストークを生成し、記録ヘッドを使用し、その変換ギャップが所与のギャップ長およびギャップ幅をもち、予め選択された幅をもつ第1の磁極面が、第2の予め選択された幅をもつ第2の磁極面とほぼ向い合って形成されていて、第2の磁極面が、記録ヘッドの一方の側において、第1の磁極面を超えて延在し、記録ヘッドのオーバーライトする側を定めている方法であって、
磁気トラックに沿って、磁気ヘッドのオーバーライトする側で、以前に記録された磁気トラック、および第1の磁極面に後続する第2の磁極面へ向かって記録するとき、記録ヘッドを磁気媒体に方向付けるステップであって、後続の第2の磁極面が、前記記録を行い、以前に記録された磁気トラックの隣り合う部分が、前記記録が磁気トラックに沿って行われるとき、記録ヘッドのオーバーライトする側によってオーバーライトされるステップと、
記録ヘッドのオーバーライトする側において、前記第1の磁極面と第2の磁極面との間に、以前に記録された磁気トラックへほぼ真っ直ぐに第1の磁極面を超えて少なくともギャップ長を延在させている、定常場強度の輪郭を生成するステップと、
以前に記録された磁気トラックの隣り合う部分にオーバーラップしている記録ヘッドのオーバーライトする側において、前記定常場強度の輪郭で記録ヘッドおよび磁気媒体を相対的に動かし、磁気媒体において選択されたトラックピッチの磁気トラックの記録を行うステップとを含む方法。 - 生成するステップが、
前記第1の磁極面と第2の磁極面との間において第2の磁極面に沿って、記録ヘッドのオーバーライトする側において第1の磁極面の予め選択された幅を超えて前記少なくともギャップ長を延在している定常場強度の輪郭を、ほぼ真っ直ぐに生成することを含む請求項12記載の方法。 - 第1および第2の磁極面の向い合っている部分の幅が、トラックピッチと少なくとも同じ幅であり、相対的に動かすステップが、連続する隣り合う磁気トラックを記録し、一方で、記録ヘッドのオーバーライトする側において、前記定常場強度の輪郭で、以前に記録された磁気トラックをオーバーライトし、各以前に記録された磁気トラックの幅を低減する請求項12記載の方法。
- オーバーライトする側と対向する記録ヘッドの側において第2の磁極面が、向かい合っている第1の磁極面と一致しているか、または向かい合っている第1の磁極面まで横方向に延在していなくてもよい請求項12記載の方法。
- 選択されたトラックピッチおよび選択されたトラックの幅をもつ磁気トラックを、磁気媒体に、方位記録フォーマットで、選択されたギャップ長およびギャップ幅をもち、第1の磁極面が第2の磁極面と向かい合って形成された変換ギャップをもつ記録ヘッドによって記録する方法であって、第2の磁極面は、第1の磁極面を越えて、以前に記録された磁気トラックへ向かって延在し、記録ヘッドのオーバーライトする側を定めており、後で読み出すプロセスにおいて磁気トラック間で生成されるクロストークは、最小にされ、ほぼ等しく、
前記第1の磁極面と第2の磁極面との間の変換ギャップにおいてほぼ真っ直ぐに延在している定常場強度の輪郭を生成することであって、前記定常場強度が、1ビットを表す磁気媒体における磁化を切り換えるのに必要な場強度に対応することと、
変換ギャップにおける記録ヘッドのオーバーライトする側において、定常場強度の輪郭のほぼ真っ直ぐな延在を生成することであって、前記延在が、少なくとも選択されたギャップ長の長さをもつことと、
第2の磁極面が第1の磁極面に後続している磁気媒体に向けられた記録ヘッドを用いて、磁気トラックを磁気媒体に連続的に記録し、磁気媒体における記録を行い、前記定常場強度の輪郭のほぼ真っ直ぐな延在が、以前に記録された磁気トラックの一部分にオーバーラップしていて、したがってオーバーライトし、前記方位記録を定めている連続する実質的に真っ直ぐな移送記録を記録することとを含む方法。 - 磁気トラックに沿って記録するときに、第2の磁極面が第1の磁極面に後続している磁気媒体と変換ギャップとを相対的に動かして、定常場強度の輪郭の前記ほぼ真っ直ぐな延在をもつ以前に記録された磁気トラックの一部分をオーバーライトし、磁気トラックに隣り合っている以前に記録された磁気トラックの部分が記録されることを含む請求項16記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/660,355 US5710673A (en) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | Azimuth record head for minimizing and equalizing crosstalk between tracks of opposite azimuths |
US660355 | 1996-06-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10105903A JPH10105903A (ja) | 1998-04-24 |
JP4080569B2 true JP4080569B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=24649202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15142997A Expired - Fee Related JP4080569B2 (ja) | 1996-06-07 | 1997-06-09 | 反対方位のトラック間のクロストークを最小または等価にする方位記録ヘッド |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5710673A (ja) |
EP (1) | EP0811965A3 (ja) |
JP (1) | JP4080569B2 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7773340B2 (en) * | 1999-02-23 | 2010-08-10 | Advanced Research Corporation | Patterned magnetic recording head having a gap pattern with substantially elliptical or substantially diamond-shaped termination pattern |
US6269533B2 (en) * | 1999-02-23 | 2001-08-07 | Advanced Research Corporation | Method of making a patterned magnetic recording head |
US6496328B1 (en) | 1999-12-30 | 2002-12-17 | Advanced Research Corporation | Low inductance, ferrite sub-gap substrate structure for surface film magnetic recording heads |
US6947247B2 (en) | 2003-03-05 | 2005-09-20 | Advanced Research Corporation | Large angle azimuth recording and head configurations |
US8144424B2 (en) | 2003-12-19 | 2012-03-27 | Dugas Matthew P | Timing-based servo verify head and magnetic media made therewith |
US7283317B2 (en) * | 2004-01-30 | 2007-10-16 | Advanced Research Corporation | Apparatuses and methods for pre-erasing during manufacture of magnetic tape |
US20100321824A1 (en) * | 2004-02-18 | 2010-12-23 | Dugas Matthew P | Magnetic recording head having secondary sub-gaps |
US7450341B2 (en) * | 2004-05-04 | 2008-11-11 | Advanced Research Corporation | Intergrated thin film subgap subpole structure for arbitrary gap pattern magnetic recording heads and method of making the same |
WO2009094516A1 (en) * | 2008-01-23 | 2009-07-30 | Advanced Research Corporation | Recording heads with embedded tape guides and magnetic media made by such recording heads |
WO2009121073A1 (en) * | 2008-03-28 | 2009-10-01 | Advanced Research Corporation | Thin film planar arbitrary gap pattern magnetic head |
WO2011014836A2 (en) * | 2009-07-31 | 2011-02-03 | Advanced Research Corporation | Erase drive systems and methods of erasure for tape data cartridge |
US9355679B1 (en) | 2013-11-08 | 2016-05-31 | Seagate Technology Llc | Transducer write field curvature characterization and compensation |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5473615A (en) * | 1977-11-24 | 1979-06-13 | Sony Corp | Magnetic recording method |
EP0087114B1 (en) * | 1982-02-22 | 1991-01-16 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Video tape recorder |
JPS62192905A (ja) * | 1986-02-20 | 1987-08-24 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気ヘツド |
JPS63257904A (ja) * | 1987-04-15 | 1988-10-25 | Pioneer Electronic Corp | 磁気ヘツドの製造方法 |
JPS6459610A (en) * | 1987-08-31 | 1989-03-07 | Fujitsu Ltd | Structure of magnetic head |
JPH01124105A (ja) * | 1987-11-10 | 1989-05-17 | Nec Corp | 磁気ヘッド |
US5296979A (en) * | 1988-09-20 | 1994-03-22 | Hitachi, Ltd. | Magnetic disc apparatus with thin film head suitable for high-density recording |
US5495375A (en) * | 1994-09-12 | 1996-02-27 | International Business Machines Corporation | Actuator arm assembly with self-locking arm |
-
1996
- 1996-06-07 US US08/660,355 patent/US5710673A/en not_active Expired - Lifetime
-
1997
- 1997-06-03 EP EP97108964A patent/EP0811965A3/en not_active Withdrawn
- 1997-06-09 JP JP15142997A patent/JP4080569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0811965A3 (en) | 1999-01-27 |
EP0811965A2 (en) | 1997-12-10 |
JPH10105903A (ja) | 1998-04-24 |
US5710673A (en) | 1998-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4080569B2 (ja) | 反対方位のトラック間のクロストークを最小または等価にする方位記録ヘッド | |
JPH10320720A (ja) | 垂直記録用磁気ヘッド | |
US5864451A (en) | Magnetic tape head having longitudinal track width restriction grooves | |
JPH03222110A (ja) | 磁気ヘッド | |
JP3265778B2 (ja) | 磁気ディスク装置 | |
EP0572098B1 (en) | Magnetic transducer head structure | |
KR870000043B1 (ko) | 상호 방위각손실방식 다중 트랙복합 헤드 | |
JP2591009B2 (ja) | 磁気ヘッド | |
JPH0326442B2 (ja) | ||
JPS6241376Y2 (ja) | ||
JPH0132165Y2 (ja) | ||
JPS6323774Y2 (ja) | ||
JP3498235B2 (ja) | 複合磁気ヘッド | |
EP0578587A2 (en) | Narrow track width laminated core magnetic head | |
JPS6224843B2 (ja) | ||
JPS62289908A (ja) | 読出し・書込み分離形薄膜磁気ヘツド | |
JPS58164003A (ja) | 広帯域信号の高密度記録方法 | |
JPH04278206A (ja) | 複合型磁気ヘッド | |
JPH06101104B2 (ja) | 磁気ヘッド装置 | |
JPH09245315A (ja) | 磁気ヘッド並びに磁気記録再生装置 | |
JPH0118494B2 (ja) | ||
JPH0546925A (ja) | 磁気ヘツド装置 | |
JPS6240606A (ja) | 磁気消去ヘツド | |
JPH0744836A (ja) | 回転磁気ヘッドおよび磁気記録パターン記録方法 | |
JPH0294009A (ja) | 磁気ヘッド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040608 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060606 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20060823 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20060828 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061206 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070306 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070521 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070524 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20070703 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20070706 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080207 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |