JP4079381B2 - メロシアニン染料タンパク質染色 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
発明の分野
本発明は、メロシアニン染料を用いるポリ(アミノ酸)(溶液中、ゲル中および固体保持体上のペプチド、ポリペプチドおよびタンパク質を包含する)の染色に関する。
【背景技術】
【0002】
発明の背景
ポリ(アミノ酸)の検出および分析は、基礎研究から酵素産生、法廷分析および診断までの範囲の、多くの種々の活性において極めて重要である。
【0003】
いくつかの方法(クーマシーブリリアントブルー(CBB)染色、および銀染色、ならびに蛍光染色(例えば、ナイルレッド(nile red))のような比色法を包含する)が、電気泳動ゲル中のタンパク質または他のポリ(アミノ酸)を検出するために利用される。本発明は、ゲル上のポリ(アミノ酸)を染色する公知の方法に対して以下のような多くの利点を有する:染色が迅速であり、簡単であり、そしてポリ(アミノ酸)組成物に対して比較的非感応性(insensitive)である。視覚化が脱染色(destaining)することなく可能であり、そして染色されたバンドは数日間検出可能のままである。現行法において使用される染料は水性染色溶液中に容易に溶解し、そして安定である。さらに、染料は、大きなストークスシフトを示す。最終的に、本発明は、1バンド当たり1ngほどのポリ(アミノ酸)の検出を可能とする。この検出は、危険性および出費を抑えながら、銀染色に匹敵し、そしてCBBまたはナイルレッド染色より1オーダーを上回る程良好である。
【0004】
本発明はまた、フィルター膜または他の固体保持体上、あるいは溶液中でポリ(アミノ酸)を検出するために使用され得る。溶液中でポリ(アミノ酸)を染色するための本発明の使用はまた、他の公知の方法(吸光度ベースLowry、Bradford、およびビシンコニン酸(bicinchoninic acid)(BCA)法および蛍光ベース法(例えば、ナイルレッドを包含する)より高い感度で、かつより広い動的範囲でポリ(アミノ酸)を定量するために使用され得る(表3)。
【0005】
本発明に有用なメロシアニン染料の調製および特徴付けを充分に記載する。多くのスチリルメロシアニン染料(RH染料と称される)が細胞膜における電位を測定するために以前に調製されている。種々の他のメロシアニン染料が、写真工業における使用のために記載されている(これらの蛍光特性は示されていない)。本発明(細胞環境の外側でのポリ(アミノ酸)の染色および検出を記載する)は以前の先行文献に対して新規であり、かつ自明でもない。
【発明の開示】
【0006】
発明の要旨および好ましい実施態様の記載
ポリ(アミノ酸)を、本発明に従って、ポリ(アミノ酸)を1つまたはそれ以上のメロシアニン染料とインキュベートすることにより、染色する。本明細書中で使用されるように、ポリ(アミノ酸)は、任意のアミノ酸のホモポリマーまたはヘテロポリマーであり、ペプチド、ポリペプチド、およびタンパク質を包含する。メロシアニン染料は、アミノ酸ポリマーと直接的に、または界面活性剤の存在下のいずれかで会合して強い比色吸収および強い蛍光発光の両方を生ずる。これにより標識化された任意のポリ(アミノ酸)は、溶液中、または固体もしくは半固体保持体上のいずれかにおいて高い感度で検出され得る。
【0007】
染料の選択
メロシアニン染料は、アルキレン架橋またはポリアルキレン架橋により電子対供与部分に結合する4級窒素ヘテロ環を包含する。広範な種々の電子対供与基は、4級窒素ヘテロ環の正電荷を共鳴により形式上安定化させることが知られている。適切な電子対供与基としては、ジアルキルアミノフェニル、ジアルキルアミノナフチル、電子豊富ヘテロ環および電子対供与基を含有する非環式部分が挙げられる。
【0008】
好ましいメロシアニン染料は以下の一般式を有する:
Q-B-M
ここで、Qは、4級化窒素ヘテロ環であり、ここで4級化基はTAIL基であり、Bはエテニルまたはポリエテニル部分である共有結合架橋であり、そしてMは、芳香族置換基または活性メチレン置換基である。
【0009】
共有結合架橋Bは、式-(CR7=CR8n-を有し、ここで、R7およびR8は独立してH、C1〜C6アルキルまたはフェニルである。あるいは、R7およびR8は一緒になって、5員または6員飽和環を形成する。下付き添字nは、1〜3の値である。nの値がより高くなると、励起および発光がより長波長側にシフトする。代表的には、R7およびR8は両方ともHである。好ましくは、nは1または2である。
【0010】
4級化窒素ヘテロ環Qは、代表的には、下式を有する置換または非置換ピリジニウム、キノリニウム、ベンゾキノリニウムまたはベンズアゾリウム部分である:
【0011】
【化1】
Figure 0004079381
または
【0012】
【化2】
Figure 0004079381
あるいは式
【0013】
【化3】
Figure 0004079381
であり、
ここで、環置換基R1、R2、R3およびR4は必要に応じて、かつ独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノである。環置換基R5およびR6は、必要に応じて、かつ独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、またはフェニルである。あるいは、R5およびR6は、一緒になる場合、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより1回またはそれ以上置換される縮合6員芳香環を形成する(キノリニウム部分を生じる)。キノリニウム環は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより1回またはそれ以上置換されるさらなる縮合6員芳香環(ナフト置換ピリジニウム、またはベンゾキノリンを生ずる)により、必要に応じて置換される。代表的には、R5およびR6は、Hであるか、あるいは置換または非置換ベンゾ部分を形成する。好ましくはR5およびR6は、一緒になって置換または非置換の縮合6員ベンゾ部分(キノリニウム環系を生ずる)を形成する。
【0014】
ベンザゾール環Q1において、環フラグメントXは、必要に応じて-S-、-O-、-NR7-または-CR7R8-であり、ここで、R7およびR8は、先に定義した通りである。代表的には、R7およびR8はメチルである。好ましくは、XはOであるか、またはSであり、より好ましくは、XはSである。
【0015】
4級化部分であるTAILは炭素原子を介してQの窒素原子に結合し、そしてC、O、NまたはSである合計1個〜22個の非水素元素を含有し、この結果TAIL内では、各ヘテロ原子は、少なくとも2個の炭素原子により任意の隣接ヘテロ原子から分離されている。TAILは、炭素-炭素結合(C-C)、エーテル結合(C-O-C)、チオエーテル結合(C-S-C)またはアミン結合(C-NR9-C)からなる群から選択される結合から構成される。TAIL中の任意の炭素原子は、必要に応じてさらにヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、またはアンモニウムにより置換される。TAIL中の任意のアミン、アミノまたはアンモニウムは、必要に応じてさらに、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルで置換されたアミノまたは1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより置換されるC2〜C6アルキルであるR9により、必要に応じて置換される。あるいは、TAILの窒素原子は、TAIL中の他のC原子またはN原子と共に1つまたは2つのいずれかの飽和5員環または6員環を形成し、この結果得られる環は、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンである。
【0016】
1つの実施態様において、TAIL部分は、少なくとも1つのジアルキルアミノまたはトリアルキルアンモニウム置換基を含有し、ここで、アルキル置換基はメチルまたはエチルである。好ましくは、TAILは、-CH3またはCH2CH3であるか、あるいは必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより1回またはそれ以上置換されるC3〜C22アルキルである。「スルホ」は、スルホン酸(-SO3H)またはスルホン酸の一般アルカリ金属塩を意味する。より好ましくは、TAILは、直線形かつ飽和であり、かつヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルで置換されたアミノまたは1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムによりその遊離末端(free termius)にて置換されるC3〜C12アルキルである。さらにより好ましくは、TAILは、スルホまたはカルボキシにより1回置換されるC3〜C4アルキルである。
部分Mは下式を有し:
【0017】
【化4】
Figure 0004079381
または
【0018】
【化5】
Figure 0004079381
ここで、R11およびR12は独立して、H、F、Clまたは-CH3であり;代表的にはHである。R13およびR14は独立して、直線形、分枝状、飽和または不飽和であり、かつ必要に応じてF、ヒドロキシ、またはC1〜C6アルコキシにより1回またはそれ以上置換されるC1〜C18アルキルである。あるいは、R13およびR14は、一緒になる場合、酸素ヘテロ原子を必要に応じて含有する、5員または6員飽和環を形成する。染料の他の実施態様において、R13と一緒になるR11およびR12と一緒になるR10は、独立して5員環または6員環を形成する-(CH22-または-(CH23-である。好ましくは、R13およびR14は各々直線形アルキル(これらは同一であり得るか、異なり得る)であり、各々は4個〜8個の炭素原子を有し、より好ましくは、各々5個〜7個の炭素原子を有する。
【0019】
あるいは、Mは、表1に記載のような式を有し、ここでRは、H、フェニル、スルホフェニル、C1〜C6アルキルまたはカルボキシにより置換されたC1〜C6アルキルである。このような染料は、例えばBrookerら、J. AM. CHEM. SOC. 73, 5326(1951)(参考として援用される)により記載される。
【0020】
【表1−1】
Figure 0004079381
【0021】
【表1−2】
Figure 0004079381
【0022】
全ての染料について、染料により保有される任意の実効正電荷または負電荷をカウンターイオン(Ψ)により平衡化する。一般に、生体分子と共に使用される任意のカウンターイオンが適切である。好ましいカウンターイオンとしては、クロライド、ヨーダイド、パークロレート、種々のスルホネート、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオン、遷移金属イオン、アンモニウムまたは置換アンモニウムイオンが挙げられる。
【0023】
【表2−1】
Figure 0004079381
【0024】
【表2−2】
Figure 0004079381
【0025】
【表2−3】
Figure 0004079381
【0026】
【表2−4】
Figure 0004079381
【0027】
メロシアニン染料(スチリル染料を含有する)の合成は、十分に記載されている。例えば、選択されたスチリル染料(RH染料)の調製は、Rina Hildesheim(Grinvaldら、BIOPHYS. J. 39, 301(1982)、参考として援用される)、Leslie Loew(Loewら、J. ORG. CHEM. 49, 2546(1984)、参考として援用される)、などにより記載される。他のメロシアニン染料はBrookerら(J. AM. CHEM. SOC. 73, 5326(1951)、参考として援用される)により記載されている。本発明に有用な多くの染料は、Molecular Probes. Inc.(Eugene, Oregon)から入手可能である。
【0028】
4級化部分(「TAIL」)は、代表的には、メチル置換ピリジン、キノリンまたは他の窒素ヘテロ環を、既に他の側鎖置換基を含有するか、またはさらに反応して、Hildesheim(Grinvaldら、上記)に記載のような側鎖置換基を生じるアルキル化剤により4級化することにより得られる。特に、プロパンスルトンまたはブタンスルトンを用いる4級化は、簡便であり、そして好ましい染料を生ずる。他の置換基が、中間体ハロアルキル4級化ヘテロ環による最初のメロシアニン染料の合成前または後のいずれかで通常添加される。しかし、TAILの添加はまた、最初の染料合成に続いて行われる。これは、通常、アザスチルベンまたはその縮合アナログを必要とする(Loewら、上記に記載)。
【0029】
本方法のスチリル染料を、代表的には、当該分野で周知の方法を用いて、所望のR1、R2、R3およびR4置換基を含むアニリン誘導体をベンズアルデヒド、シンナムアルデヒドまたはペンタジエニル(pentadienal)誘導体に転換することにより調製する。次いで、アルデヒド誘導体を4級化ピリジニウム、キノリニウムまたはベンズアゾリウム塩と縮合して有用な染料を得る。
【0030】
使用方法
上記のメロシアニン染料を1つまたはそれ以上含有する染色混合物を、照射時に検出可能な比色または蛍光光学応答を与える染料-ポリ(アミノ酸)複合体を形成するに充分な時間、ポリ(アミノ酸)を含有すると考えられているサンプル混合物と組み合わせる。複合体は、必要に応じて上記のような界面活性剤分子を含有する。複合体中に存在するメロシアニン染料は、それ自身のポリ(アミノ酸)または複合体中に存在する上記界面活性剤分子のいずれかと非共有結合的に相互作用する。サンプル混合物、または組み合わせ混合物を、必要に応じて、代表的には90℃を上回る温度に加熱する。さらなる工程が、ポリ(アミノ酸)の分離または精製、ポリ(アミノ酸)の検出の増強、またはポリ(アミノ酸)の定量を提供するために必要に応じて、かつ独立して、任意の組み合わせで使用される。
【0031】
サンプル混合物
サンプル混合物は、水溶液、または大部分水溶液(mostly aqueous solution)であるか、または固形物、ペースト、乳濁液、または他の溶液(標識化の際に大部分水溶液と組み合わせられる)である。サンプル混合物は、ポリ(アミノ酸)を含有するか、または含有すると考えられている。サンプル混合物が水溶液である場合、ポリ(アミノ酸)の濃度は、代表的には10ng/mL〜50μg/mLであり、より好ましくは、50ng/mL〜5μg/mLである。電気泳動ゲルに対しては、ポリ(アミノ酸)の濃度は、代表的には1ng/バンド〜4μg/バンドである。
【0032】
本発明に適切なポリ(アミノ酸)としては、合成および天然に存在するポリ(アミノ酸)の両方が挙げられる。ポリ(アミノ酸)は、必要に応じて脂質、ホスフェート、および/または炭水化物部位を包含する非ペプチド部位を取り込む。ポリ(アミノ酸)は、必要に応じて比較的均一な、または不均一なポリ(アミノ酸)の混合物であるか、または多サブユニット(multi-subunit)複合体である。サンプル混合物中のポリ(アミノ酸)は、必要に応じてガラス、プラスチック、または半導体材料のような固体表面に共有結合するか、または非共有結合するか;あるいは結合しない。
【0033】
ポリ(アミノ酸)は、必要に応じて改変されないか、または例えば、以下の工程により試薬で処理されて、電気泳動ゲルにおけるポリ(アミノ酸)の移動度を向上させるか、または減少させる:ペプチドと複合体化させる工程による(移動を減少させる)、選択されたペプチド結合を開裂する工程による(得られるフラグメントの移動を向上させる)、タンパク質上の相対電荷を変化させる工程による(リン酸化、または脱リン酸化によるような)、またはグリコシル化の間に生ずるような成分を共有結合する工程による。このような相互作用は、非処理ポリ(アミノ酸)と比較して、処理されたポリ(アミノ酸)の電気泳動移動度の変化により検出される。
【0034】
個々のアミノ酸はこれらの染料を用いて染色されるが、代表的にはポリ(アミノ酸)は、500ダルトンを上回る(より代表的には800ダルトンを上回る)mwのペプチドであるか、またはタンパク質である(表3および5)。大きいポリ(アミノ酸)(200,000ダルトンを上回る)は、ゲル中に充分溶解しない。より小さいポリ(アミノ酸)(1000ダルトン未満)は、ゲルおよびフィルター上で検出するのは困難であるが、溶液中では容易に検出される。本発明の1つの実施態様では、存在するポリ(アミノ酸)は、異なる分子量(例えば、分子量標準)のポリ(アミノ酸)の混合物である。
【0035】
サンプル混合物は、必要に応じて所望のポリ(アミノ酸)以外の異なる生物学的成分を含有する。この成分は、他のポリ(アミノ酸)、アミノ酸、核酸、炭水化物および脂質を包含する(これらは、本方法において除去され得るか、または除去され得ない)。1つの実施態様では、ポリ(アミノ酸)は、互いに分離されるか、または移動度により、サイズにより、または本方法の際の結合親和力により、サンプル中の他の成分と分離される。代表的には、サンプル混合物中の完全な(intact)、またはフラグメント化された生体膜、リポソーム、または界面活性剤ミセルは除去されるか、破壊されるか、あるいは本方法を用いて標識化する前、またはその際にミセルを形成する濃度(臨界ミセル濃度またはCMC)以下の濃度で分散される。代表的には、サンプル混合物は本質的に細胞を有しない。
【0036】
染色混合物
染色混合物は、サンプル混合物と組み合わされて、組み合わせ混合物中に存在する任意の染料と任意のポリ(アミノ酸)との間の接触を促進する。染色混合物は、代表的には染料を有機溶媒(例えば、DMSO、DMFまたはメタノール)中に溶解し;次いで実施されるアッセイに従って水溶液で希釈することにより調製される。溶液アッセイについて、染料は、必要に応じて界面活性剤を含有する水溶液中(好ましくは緩衝化された水溶液中)に希釈される。ゲルまたは膜を染色するために、染料は、必要に応じて酢酸(代表的には5%〜7%)を含有する水または緩衝液中に希釈される。
【0037】
可視色検出のために、染色混合物中の染料濃度は、代表的には1μMと100μMとの間、好ましくは約5μMと約20μMとの間;より好ましくは少なくとも10μM〜15μMまたはこれより高濃度である。蛍光検出のために、染料濃度は、代表的には0.10μMより高く、そして10μM未満;好ましくは約0.50μMより高く、そして約5μM以下;より好ましくは1μM〜3μMである。これらの値を下回る濃度および上回る濃度は、検出方法の感度に応じて、特定のポリ(アミノ酸)に対して検出可能な染色を与える。
【0038】
特定の染料が、一般的には、1つまたはそれ以上の以下の基準を用いて選択される:ポリ(アミノ酸)に対する感度、動的範囲、光安定性、染色時間、および核酸の存在に対する無感応性。染料の感度および動的範囲は、実施例1および7の手法を用いて決定される。好ましい染料は、電気泳動ゲルにおいて1バンド当たり1ng〜2ngまたはそれ未満のポリ(アミノ酸)、あるいは溶液1mL当たり10ng〜30ngまたはそれ未満のポリ(アミノ酸)の感度を有する。好ましくは、染料は、溶液アッセイのために約3またはそれ以上のオーダーのポリ(アミノ酸)濃度の動的範囲を有する。好ましい染料は、ポリ(アミノ酸)の非存在下、水溶液において0.05未満、より好ましくは0.01未満の量子収率を有する。好ましくは、染料は、ポリ(アミノ酸)と組み合わせる場合、ポリ(アミノ酸)の非存在下における染料と比較して100倍を超える、より好ましくは300倍を超える蛍光増強を示す。好ましい染料は、ポリ(アミノ酸)と組み合わせる場合、488nm、514nm、543nm、または633nmの10nm以内に吸収極大を有する。
【0039】
界面活性剤
非変性ゲルが使用される場合を除き、本発明は、必要に応じて界面活性剤を包含する。この界面活性剤は、サンプル混合物または染色混合物と同時に、あるいは混合物の一部として添加されるか、あるいは下記のように組み合わせ混合物に添加される。好ましくは、界面活性剤は、染色混合物が添加される前にサンプル混合物と組み合わされる。界面活性剤は、任意の両親媒性界面活性剤またはポリ(アミノ酸)を被覆するために供する(すなわち、ポリ(アミノ酸)と非共有結合的に会合する)界面活性剤である。有用な界面活性剤としては、非イオン性、カチオン性、アニオン性、両性およびフッ素化界面活性剤が挙げられる;多くは市販されている。タンパク質ゲル電気泳動に使用される任意の界面活性剤が好ましい。代表的には、界面活性剤は、アニオン性界面活性剤、好ましくはアルキル硫酸塩またはアルキルスルホン酸塩(代表的には、6個〜18個の炭素);より好ましくは、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)、オクタデシル硫酸ナトリウム、またはデシル硫酸ナトリウム;最も好ましくは、SDSである。
【0040】
好ましくは、サンプル混合物、染色混合物、または組み合わせ混合物中の任意の界面活性剤は、ポリ(アミノ酸)を含まないミセルの形成を回避するために、その界面活性剤に対するCMCを下回って存在する。CMCは、使用される界面活性剤と溶液のイオン強度との関数である。適度なイオン強度のSDS溶液について、CMCは約0.1重量%の溶液である。代表的には、SDSを用いる変性ポリ(アミノ酸)の電気泳動分離前のサンプル混合物の予備染色について、界面活性剤の濃度は、約1重量%〜5重量%、より代表的には約2重量%である。組み合わせ混合物が溶液アッセイに使用される場合、組み合わせ混合物中のSDS濃度は、代表的には1重量%未満、好ましくは0.05重量%〜0.1重量%である。PLURONICおよびTRITONのような非イオン性界面活性剤について、組み合わせ混合物中の界面活性剤濃度は、好ましくは約0.05重量%未満である。
【0041】
組み合わせ混合物
本発明の1つの局面において、組み合わせ混合物は、溶液(例えば、実施例7;表3);代表的には、実質的にポリアミノ酸)、1つまたはそれ以上のメロシアニン染料、特に好ましい染料、および界面活性剤からなる水溶液(好ましくは緩衝化される)である。水溶液は、必要に応じて沈降勾配(例えば、スクロース勾配)の範囲内のような分離媒体として、またはキャピラリー電気泳動を実施する場合に使用される。サンプル混合物または組み合わせ混合物は、必要に応じてポリ(アミノ酸)の検出または定量前に加熱および冷却される。
【0042】
【表3】
Figure 0004079381
Figure 0004079381
【0043】
本発明の別の局面において、メロシアニン染料は、必要に応じて分離前にポリ(アミノ酸)を予備染色するために使用されるか;あるいはゲル電気泳動またはキャピラリー電気泳動における分離(例えば、実施例12)の間に移動相の成分として存在する。あるいは、電気泳動(変性または非変性)ゲル中で分離したポリ(アミノ酸)は、染色混合物を用いて後染色されるか、または染色混合物と組み合わされる前にフィルター膜、またはブロット、あるいは他の固体もしくは半固体マトリックスに移動される(実施例1、2、3、および5)。代表的には、ポリアクリルアミドまたはアガロースゲルが、電気泳動のために使用される。あるいは、ゲルは、等電性フォーカスゲル(focusing gel)、勾配ゲル、2次元ゲルであるか、またはゲルは、ゲル移動シフト分析に使用される。サンプル混合物または組み合わせ混合物は、必要に応じて変性ゲルに付与される前に加熱される。電気泳動ゲルを後染色するために使用される際の本発明の選択染料の感度を、表4に挙げる。
【0044】
【表4−1】
Figure 0004079381
【0045】
【表4−2】
Figure 0004079381
種々のポリ(アミノ酸)に対する本方法の感度を、銀染色およびCBB染色分子量の感度と比較した(表5)。
【0046】
【表5-1】
Figure 0004079381
【0047】
【表5−2】
Figure 0004079381
【0048】
本発明を用いると、染色されたゲルの脱染色は、一般的に比色検出または蛍光検出のいずれかに必要でない。非常に高い染料濃度で、脱染色は、必要に応じてゲルにおける可視色検出を改善するために使用される。ゲルは、染料の他の表面への移動を防止するために、染色後に必要に応じて簡単に洗浄される。
【0049】
さらなる試薬
本発明の方法は、さらなる試薬を同時にまたは連続してサンプル混合物、染色混合物、または組み合わせ混合物に加える工程を必要に応じてさらに包含する。さらなる試薬により、検出可能応答を生じる性質(means)が組み込まれる。この検出可能応答としては、色、蛍光、反射、pH、化学発光、赤外スペクトル、磁気特性、放射性、光散乱、x線散乱の変化または出現、あるいは電子豊富基質の生成が挙げられる。さらなる試薬は、必要に応じて、概してポリ(アミノ酸)または特定のポリ(アミノ酸)と同時に局在化する検出試薬であるか;またはサンプル混合物の特定の成分に対するプローブ(例えば、核酸染色;特異的結合対の検出可能なメンバー)であるか;または上記のようなポリ(アミノ酸)の移動性を変化させる。本発明の1つの実施態様(上記の好ましい実施態様を包含する)において、さらなる試薬は、1つまたはそれ以上のさらなるメロシアニン染料である。さらなるメロシアニン染料が、エネルギー転移が起こるような重なりスペクトル特性を有する場合、標識化ポリ(アミノ酸)は、拡張ストークスシフトを示す。あるいは、さらなる試薬は、別のタンパク質染色(例えば、CBBまたは銀染色)であり、その結果ポリ(アミノ酸)の標識化が、染色の同時局在化により増強される。
【0050】
照射および観察
染料とサンプルとの組み合わせ混合物は照射されて、可視光の吸収(比色応答)であるか、蛍光発光(蛍光応答)であるか、またはその両方である光学応答を与える。照射は、代表的には染料−ポリ(アミノ酸)複合体の最大吸収波長、またはその付近で染料−ポリ(アミノ酸)複合体を励起し得る光源(例えば、紫外(254nm〜370nm)または可視(490nm〜550nm)波長発光ランプ、アークランプ、レーザー、あるいは日光または普通の室内光)による。好ましくは、サンプルは、染料−ポリ(アミノ酸)複合体の最大吸収の20nmの範囲内の波長で励起される。
【0051】
好ましくは、染料−ポリ(アミノ酸)複合体は、480nmと650nmとの間、より好ましくは488nmと550nmとの間、最も好ましくはレーザー照射源の波長と適合する吸収極大を有する。複合体はまた、好ましくは300nmまたはその付近のUVにおいて励起する。
【0052】
光学応答は、視覚検査、CCDカメラ、ビデオカメラ、写真フィルム、または機器(例えば、レーザースキャン装置、蛍光光度計、光ダイオード、量子カウンター、エピ蛍光(epifluorescence)顕微鏡、走査型顕微鏡、フローサイトメーター、蛍光マイクロプレートリーダー)の使用を包含する方法によるか、あるいはシグナルを増幅する方法(例えば、光増倍管)により定性的、または必要に応じて定量的に検出される。POLAROID(登録商標)フィルムを用いる光学応答の記録により、シグナルの感度が増強される。
【0053】
ポリ(アミノ酸)の定量は、代表的には光学応答と、既知濃度のポリ(アミノ酸)またはポリ(アミノ酸)混合物の標準希釈物から得られる調製標準または校正曲線との比較により行われる。あるいは、標準曲線は、標的染料−ポリ(アミノ酸)複合体に対して標準化された参照染料または染色粒子との比較により作製される。
【0054】
本染料の使用の単純さにより、上記染料は、ポリ(アミノ酸)の標識化のためのキットの処方において特に有用である。このキットは、1つまたはそれ以上のメロシアニン染料(好ましくはストック溶液中)および染料の使用のための説明書を包含し、これは、必要に応じて標準試料を包含する。1つの実施態様において、説明書は、サンプル混合物および染色混合物を、同時または連続のいずれかで固体または半固体保持体に付与し、次いで得られた色または蛍光を校正標準と比較して、サンプル混合物中に存在するポリ(アミノ酸)の存在、および必要に応じて濃度を決定することを詳細に記載する。保持体、染料溶液、校正標準および使用のための説明書は、「浸液棒」タンパク質アッセイキットを包含し、これによりタンパク質濃度の迅速かつ便利な測定が可能となる。
本発明の実施を説明するために、実施例を以下に挙げる。それらは本発明の範囲全体を限定または定義することを意図しない。
【実施例】
【0055】
実施例1.SDS-ポリアクリルアミドゲル中のタンパク質の検出:
純粋なタンパク質またはタンパク質混合物を、ローディング緩衝液(50mM Tris-HCl、pH6.8、2%SDS、10%グリセロール、および0.015%ブロモフェノールブルー)中で調製する。ジチオトレイトールを、各サンプルに0.1Mまで加える。サンプルを、90℃〜95℃で4分〜5分加熱し、そして4%スタッキングゲルと共に、0.05%〜0.1%SDSを含有する15%トリスグリシンポリアクリルアミドミニゲルまたはフルサイズゲル上にロードする。このゲルを、標準条件下、0.05%〜0.1%SDSを含有するTris-グリシン緩衝液中で電気泳動させる。得られるゲルを、7.5%酢酸(水中)中の1μM〜3μM Dye 304を含有する染色皿に移す。染色溶液を、45分〜60分間穏やかに撹拌する。10分後、タンパク質バンドは容易に明らかになるが、感度を約30分〜40分にわたって改善する。ゲルを染色皿から取り出し、7.5%酢酸中で簡単にすすぎ、そしてUVトランスイルミネーター(transilluminator)に移す。ゲルを、300nmの透光(transillumination)およびWratten9ゼラチンフィルタを有する白黒POLAROID 667プリントフィルムを用いるか、または300nm付近のUV照射を有するCCDカメラを用いて写真を撮る。染色バンドは、鮮明な橙色蛍光を発する。通常の室内光下で染色バンドは橙色バンドに見える。本発明の他の染料(表3を参照のこと)は、黄色〜紫色の可視発色および緑色〜赤色の蛍光発光を有するバンドを有する染色されたゲルを生じる。
【0056】
実施例2.非変性ポリアクリルアミドゲル中のタンパク質の検出:
タンパク質希釈系列を、天然ゲルローディング緩衝液(125mM Tris-HCl、pH6.8、10%グリセロールおよび0.015%ブロモフェノールブルー)中で調製する。サンプルを、Tris-HCl非変性ポリアクリルアミドゲル上にロードし、そしてゲルを標準条件下で電気泳動させる。電気泳動ゲルを、実施例1のように染色および写真を撮る。これらの条件下での染色感度は、代表的にはいくらかタンパク質選択性である。
【0057】
実施例3.Tris-トリシンゲル中のペプチドの検出:
短ペプチドの希釈系列を、ローディング緩衝液中で調製する。各サンプルに、ジチオトレイトールを0.1Mまで加え、サンプルを90℃〜95℃で4分〜5分間加熱し、次いで16.5%Tris-トリシンゲル上にロードする。ゲルを標準条件下で電気泳動させる。実施例1のように、ゲルを染色し、そしてタンパク質バンドを視覚化する。20アミノ酸以下のポリペプチドを、この方法を用いて容易に検出する。真核細胞RNAポリメラーゼIIのC末端で見出されるヘプタペプチド反復のテトラマー、トリプシンのトリプシンペプチドおよびβ−ブンガロトキシンの小サブユニットのようなペプチド(CBBおよび銀染色のいずれでも染色されない)は、容易に検出可能である。
【0058】
実施例4.2次元ゲル中のタンパク質の検出:
マウスの細胞質ゾル抽出物(すなわち、全細胞溶解産物)を、標準条件下、2次元ゲルで調製および分離する。ゲルを、実施例1のように染色および視覚化する。同一のゲルを、市販のキット(Bio-Rad)を用いて銀と平行して染色する。本発明を用いて染色したゲルは、銀染色したゲルよりも多くのタンパク質スポット(protein spot)を示し、これは本発明が銀染色よりもタンパク質選択性が低いことを示す。本方法を用いて得られたシグナル強度は、銀染色を用いて得られたシグナル強度よりもタンパク質濃度により直接比例する。本発明を用いる染色の感度は、低分子量タンパク質の検出用の銀染色の感度よりも優れている(表3)。
【0059】
実施例5.フィルター膜上のタンパク質の検出:
タンパク質をTBS(20mM Tris-HCl、pH7.5、500mM NaCl)中で希釈し、次いでナイロンまたはニトロセルロースフィルター膜に適用する。膜をTBSで洗浄し、次いで7.5%酢酸またはTBS中の2μM Dye 803でインキュベートする。あるいは、タンパク質を、まずゲル電気泳動により分離し、そして標準の手法を用いてナイロンまたはニトロセルロースフィルター膜に移す。このブロットを上記のように染色する。ブロットを300nm〜365nmで照射する。タンパク質スポットまたはバンドは、蛍光性である。ブロットを実施例1のように撮影する。染色されたタンパク質は、淡白色(faint white)スポットまたは白色バンドに見える。これらの条件下での染色は、いくらかタンパク質選択性である。タンパク質を、必要に応じてレーザー照射源を用いて検出する。
【0060】
実施例6.染色タンパク質のウェスタンブロット:
ウシ心臓チトクロームオキシダーゼ複合体(COX)の希釈系列を、水中で調製する。サンプルを12%ポリアクリルアミドゲル上にロードし、そしてゲルを標準条件下で電気泳動させる。得られるゲルを半分に切断し、一方の半体(half)を、上記実施例1のように移入緩衝液(20%MeOH、25mM Tris-グリシン、pH8.3、192mMグリシン)中でDye 801で染色し、そして視覚化する。タンパク質を、標準の方法に従って、ゲルの両半体からフィルター膜まで電気泳動的に移す。ブロットを阻止し、特異的COXサブユニットに対するマウスモノクロナール抗体でプローブし、そして得られるシグナルを、標準の方法を用いて、ニトロブルーテトラゾリウムおよび5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリルホスフェートを用いて視覚化する。ブロットの2つの半体は、COXサブユニットの検出に対して同等の感度を示し、これは本発明を用いるタンパク質の染色が、次の免疫学的検出を妨害しないことを示す。
【0061】
実施例7.溶液中のタンパク質の検出:
タンパク質の希釈系列を10mM Tris-HCl(pH7.5、0.05%SDS含有)中で調製する。等量の2μM Dye 307を各サンプルに添加する。サンプルを15分間室温にてインキュベートする。各サンプルの蛍光強度を、蛍光光度計または蛍光マイクロプレートリーダーを用いて490nm励起にて測定する。緩衝液中のDye 307のみ(コントロール)の蛍光をタンパク質含有サンプルの蛍光から引く。タンパク質濃度を、正味の蛍光とウシ血清アルブミンまたはタンパク質混合物のような標準の蛍光とを比較することにより、決定する(図3)。
【0062】
実施例8.核酸の存在下、ゲル中タンパク質の検出:
E. coli由来の抽出物を、標準法を用いて細菌細胞ペレットをローディング緩衝液中に直接懸濁し、そして実施例1におけるように加熱することにより調製する。得られたサンプルを、細径(fine bore)シリンジにより上下に反復してピペットで移し、大きいDNA分子を剪断する。サンプルを連続的に希釈し、そして2つの二重希釈系列中で変性SDSゲル上にロードし、そして実施例1のように電気泳動する。電気泳動ゲルを半分に切る。片方を実施例1に従いDye 304を用いて染色する。他方を標準法に従い銀を用いて染色する。銀染色した半体は、核酸、ならびにタンパク質に対応するバンドの染色を示す。Dye 304を用いて染色された半体は、タンパク質染色から得られるバンドのみを示す。
【0063】
実施例9.レーザー励起ゲルスキャナーを用いるゲル中のタンパク質の検出:
ゲルを実施例1、2、3または4におけるように調製し、そして染色する。染色されたゲルをレーザー励起ゲルスキャナーを用いて走査する。染色されたタンパク質は、タンパク質バンド当たり1桁のngの感度をともなって、少なくとも3オーダーの大きさの動的範囲のタンパク質濃度を有する蛍光発光を示す(図4、表2)。染色されたゲルはまた、可視光レーザー、または使用される染料に対する励起スペクトルと重複する光源を有する他のスキャナーを用いて分析し得る。
【0064】
実施例10.TLCプレートまたはフィルター膜上にスポットされたタンパク質の検出:
BSA、リゾチーム、ならびにミオシン、β-ガラクトシダーゼ、ホスホリラーゼB、ウシ血清アルブミン、オバルブミン、カーボニックアンヒドラーゼ、トリプシンインヒビター、リゾチームおよびアプロチニンの等量(equi-mass)混合物の希釈系列を、10mM Tris-HCl、pH7.5(0.05%SDS含有)中で調製する。同一の緩衝液中のDye 803の等容量を各サンプルに添加し、そしてサンプルを15分間インキュベートする。各混合物の1μL〜5μLのアリコートを薄層クロマトグラフィープレートまたはナイロン、あるいはニトロセルロースフィルター膜上にスポットする。タンパク質含有スポットを室内光下で比色的に検出するか、あるいは紫外照射または可視照射に引き続く蛍光により検出する。得られたスポットの色強度または蛍光強度は、このスポットに存在するタンパク質の量を示す。未知サンプル中のタンパク質の量を、比色強度または蛍光強度のいずれかを標準の既知濃度の強度と比較することにより決定する。
【0065】
実施例11.ランニング緩衝液(running buffer)中の染料を用いるタンパク質ゲルの染色:
ランニング緩衝液が0.05%SDSおよび1μM〜3μM Dye 801を含むこと以外は標準法を用いて、タンパク質を標準SDSゲル上にロードし、そして走査する。染色されたゲルを電気泳動後、直接写真を撮る(実施例1におけるように)か、または写真を撮る前に20分間〜50分間7.5%酢酸中で脱染色する。得られた感度は、電気泳動後にゲルを染色することにより得られた感度とほぼ同一である。タンパク質バンドの移動を、電気泳動の間ゲルを保持するガラスプレートを介してモニターし得る。
【0066】
実施例12.電気泳動前のタンパク質の予備染色(prestaining):
タンパク質をローディング緩衝液中で希釈し、90℃〜95℃まで4分間〜5分間加熱し、次いで室温まで冷却する。Dye 304を10mMまで添加し、そしてサンプルを12%ポリアクリルアミドゲル上にロードする。ゲルを電気泳動し、そして実施例1または実施例9におけるように紫外照射を用いるか、あるいはCCDカメラを用いて視覚化する。この方法による感度は、幾分実施例1および11における感度より低い。
本発明が、説明および実施例により詳細に記載されるが、多くの改変、置換および変更が、請求の範囲に記載されるように、本発明の精神および範囲から逸脱することなく可能であることが理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】ポリ(アミノ酸)の存在下での標準化励起スペクトルおよび発光スペクトル。蛍光スペクトルを、10mM Tris-HCl、pH7.5中、1μMのDye 801、150μg/mLウシ血清アルブミン(BSA)および0.05%SDSについて得た。
【図2】ポリ(アミノ酸)の添加時の蛍光増強。スペクトルを500μg/mL BSAの非存在下および存在下、10mM Tris-HCl、pH7.5中、1μM Dye 801および0.05%SDSについて得た。
【図3】表3、注釈4におけるように、ポリ(アミノ酸)濃度とDye 307に対する蛍光発光(485nm励起および590nm発光を用いる)との間の相関関係。
【図4】実施例9におけるように、バンド蛍光とDye801に対するゲルバンド中に存在する全ポリ(アミノ酸)との間の相関関係。

Claims (46)

  1. 以下の工程を包含するポリ(アミノ酸)の検出方法:
    a)ポリ(アミノ酸)を含有すると考えられるサンプル混合物を1つまたはそれ以上のメロシアニン染料を含有する染色混合物と、該ポリ(アミノ酸)と該メロシアニン染料とが非共有結合を形成する条件下で組み合わせて、組み合わせ混合物を形成する工程;
    b)該組み合わせ混合物を、該染色混合物中の染料が該サンプル混合物中のポリ(アミノ酸)と非共有結合的に会合するのに充分な時間インキュベートして、照射時に検出可能な光学応答を与える染料-ポリ(アミノ酸)複合体を形成する工程;
    c)該染料-ポリ(アミノ酸)複合体に染料−ポリ(アミノ酸)複合体の最大吸収波長、またはその付近で染料−ポリ(アミノ酸)複合体を励起し得る光を照射する工程;および
    d)該光学応答を観測する工程。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記各メロシアニン染料が独立して、下式を有する、方法:
    Q-B-M
    ここで、Qは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    あるいは
    Figure 0004079381
    であり、ここで、
    R1、R2、R3およびR4は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであり;
    R5およびR6は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルまたはフェニルにより置換されたアミノであるか;あるいはR5およびR6は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより1回またはそれ以上置換される縮合6員芳香環を一緒になって形成するか;あるいは該縮合6員芳香環は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより置換されるさらなる縮合6員芳香環により、必要に応じて置換され;
    Xは、-S-、-O-、-NR7-または-CR7R8-であり、ここで、R7およびR8は、独立してH、C1〜C6アルキル、またはフェニルであるか;またはR7およびR8は一緒になって5員または6員飽和環を形成し;
    TAILは炭素原子を介してQに結合し、そして1個〜22個の非水素原子(C、O、NまたはSである)を含有し、この結果、各ヘテロ原子は任意の隣接ヘテロ原子から少なくとも2個の炭素原子により分離されており;さらにTAILは炭素-炭素結合(C-C)、エーテル結合(C-O-C)、チオエーテル結合(C-S-C)またはアミン結合(C-NR9-C)からなり;ここでTAIL中の任意の炭素原子は、必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノまたはアンモニウムによりさらに置換され;そしてTAIL中の任意のアミン結合、アミノまたはアンモニウムは、必要に応じてR9(これは、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより必要に応じてさらに置換されるC2〜C6アルキルである)により置換されるか、あるいは該N原子は、TAIL中のさらなるC原子またはN原子と一緒になって1個または2個のいずれかの飽和5員環または6員環を形成し;
    Bは、
    -(CR7=CR8n-であり、
    ここで、R7およびR8は、先に定義した通りであり;
    nは1、2または3であり;
    そしてMは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    であり、ここで、
    R11およびR12は独立して、H、F、Clまたは-CH3であり;
    R13およびR14は独立して、直線形、分枝状、飽和または不飽和であり、かつF、ヒドロキシ、またはC1〜C6アルコキシにより1回またはそれ以上必要に応じて置換されるC1〜C18アルキルであるか;またはR13およびR14は、一緒になって0個または1個の酸素ヘテロ原子を含有する5員または6員飽和環を形成するか;あるいはR11と一緒になるR13およびR12と一緒になるR14は、独立して-(CH22-または-(CH23-であるか;
    あるいはMは、
    Figure 0004079381
    であり、
    ここで、Rは独立してH、フェニル、スルホフェニル、C1〜C6アルキル、またはカルボキシにより置換されたC1〜C6アルキルである。
  3. 前記メロシアニン染料が下式を有するスチリル染料である、請求項1または2に記載の方法:
    Q-B-M
    ここで、Qは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    あるいは
    Figure 0004079381
    であり、ここで、
    R1、R2、R3およびR4は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであり;
    R5およびR6は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノまたはフェニルであるか;またはR5およびR6は一緒になって、必要に応じてかつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより1回またはそれ以上置換される縮合6員芳香環を形成するか;あるいは該縮合6員芳香環は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより置換されるさらなる縮合6員芳香環により、必要に応じて置換され;
    Xは、-S-、-O-、-NR7-または-CR7R8-であり、ここで、R7およびR8は、独立してH、C1〜C6アルキル、またはフェニルであるか;またはR7およびR8は一緒になって5員または6員飽和環を形成し;
    TAILは炭素原子を介してQに結合し、そして1個〜22個の非水素原子(C、O、NまたはSである)を含有し、この結果、各ヘテロ原子は任意の隣接ヘテロ原子から少なくとも2個の炭素原子により分離されており;さらにTAILは炭素-炭素結合(C-C)、エーテル結合(C-O-C)、チオエーテル結合(C-S-C)またはアミン結合(C-NR9-C)からなり;ここでTAIL中の任意の炭素原子は必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノまたはアンモニウムによりさらに置換され;そしてTAIL中の任意のアミン結合、アミノまたはアンモニウムは、必要に応じてR9(これは、必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムによりさらに置換されるC2〜C6アルキルである)により置換されるか、あるいは該N原子は、TAIL中のさらなるC原子またはN原子と一緒になって1個または2個のいずれかの飽和5員環または6員環を形成し;
    Bは、
    -(CR7=CR8n-
    であり、
    ここで、R7およびR8は、先に定義した通りであり;
    nは1、2または3であり;
    そしてMは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    であり、
    ここで、
    R11およびR12は独立して、H、F、Clまたは-CH3であり;
    R13およびR14は独立して、直線形、分枝状、飽和または不飽和であり、かつF、ヒドロキシ、またはC1〜C6アルコキシにより1回またはそれ以上、必要に応じて置換されるC1〜C18アルキルであるか;またはR13およびR14は、一緒になって0個または1個の酸素ヘテロ原子を含有する5員または6員飽和環を形成し;あるいはR11と一緒になるR13およびR12と一緒になるR14は、独立して-(CH22-または-(CH23-である。
  4. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料について、Mが前記式M1を有する、方法。
  5. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料について、Mが前記式M2を有する、方法。
  6. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料が下式を有する、方法:
    Figure 0004079381
  7. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料が下式を有する、方法:
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
  8. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料が下式を有する、方法:
    Figure 0004079381
    ここで、各R10は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであるか、または任意の2つの隣接R10置換基は、一緒になる場合、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより置換される縮合6員芳香環を形成する。
  9. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料について、
    TAILが、-CH3またはCH2CH3であるか;またはTAILが、直線形、または分枝状、飽和もしくは不飽和であり、必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより1回またはそれ以上置換されるC3〜C22アルキル鎖である、方法。
  10. 請求項2または3に記載の方法であって、1つの染料について、
    Mが、前記式M1またはM2を有し;
    Xが、OまたはSであり;
    Bが、-(CH=CH)n-であり;
    nが、1または2であり;
    R11およびR12が各々Hであり;
    R13およびR14が独立してC4〜C8アルキルであり;そして
    TAILが、スルホプロピル、スルホブチル、アミノプロピルまたはアミノブチルであり、これらのアミンがH、メチルまたはエチルの任意の組み合わせにより1回〜3回置換される、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、前記光学応答が蛍光光学応答であって、ここで、1つの染料について、
    R1、R2、R3およびR4が、各々Hであり;
    R5およびR6が、各々Hであり;そして
    該染料が、0.10μM〜10μMの濃度にて、前記組み合わせ混合物中に存在する、方法。
  12. 請求項10に記載の方法であって、前記光学応答が比色光学応答であって、ここで、1つの染料について、
    R1、R2、R3およびR4が、各々Hであり;
    R5およびR6が、各々Hであり;そして
    該染料が、10μM〜100μMの濃度にて、前記組み合わせ混合物中に存在する、方法。
  13. 請求項2または3に記載の方法であって、
    (a)前記サンプル混合物中に存在する任意の生体膜を、膜形成脂質がミセルを形成する濃度未満で分散させる工程、あるいは
    (b)該サンプル混合物中に存在する任意の生体膜を除去または破壊する工程
    をさらに包含する、方法。
  14. 請求項1または3に記載の方法であって、インキュベート工程の前に、界面活性剤を前記サンプル混合物、染色混合物または組み合わせ混合物に添加する工程をさらに包含する、方法。
  15. 請求項2または3に記載の方法であって、前記検出可能な光学応答が、蛍光応答である、方法。
  16. 請求項2または3に記載の方法であって、前記検出可能な光学応答を測定し、そして該測定値を標準と比較することにより前記ポリ(アミノ酸)を定量する工程をさらに包含する、方法。
  17. 請求項1または3に記載の方法であって、前記染色混合物と組み合わせられる前、後、または間に前記サンプル混合物を電気泳動により分離する工程をさらに包含する、方法。
  18. 請求項17に記載の方法であって、該請求項17が請求項3に記載の方法であるとき、1つの染料について、QがQ1である、方法。
  19. 請求項17に記載の方法であって、該請求項17が請求項3に記載の方法であるとき、1つの染料について、QがQ2である、方法。
  20. 請求項17に記載の方法であって、該請求項17が請求項3に記載の方法であるとき、1つの染料について、QがQ3である、方法。
  21. 請求項2または3に記載の方法であって、前記染色混合物と組み合わせる前または後に前記サンプル混合物を固体もしくは半固体マトリックスに移す工程をさらに包含する、方法。
  22. 細胞を含まない水溶液中で、以下のa)、b)およびc)から本質的に構成され、組み合わせ混合物を形成する組み合わせであって、界面活性剤が該界面活性剤に対する臨界ミセル濃度未満の濃度にて存在する、組み合わせ:
    a)下式を有する1つまたはそれ以上のスチリル染料:
    Q-B-M
    ここで、Qは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    であり、ここで、
    R1、R2、R3およびR4は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであり;
    R5およびR6は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノまたはフェニルであるか;またはR5およびR6は一緒になって、必要に応じてかつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより1回またはそれ以上置換される縮合6員芳香環を形成するか;あるいは該縮合6員芳香環は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより置換されるさらなる縮合6員芳香環により、必要に応じて置換され;
    Xは、-S-、-O-、-NR7-または-CR7R8-であり、ここで、R7およびR8は、独立してH、C1〜C6アルキル、またはフェニルであるか;またはR7およびR8は一緒になって5員または6員飽和環を形成し;
    TAILは炭素原子を介してQに結合し、そして1個〜22個の非水素原子(C、O、NまたはSである)を含有し、この結果、各ヘテロ原子は任意の隣接ヘテロ原子から少なくとも2個の炭素原子により分離されており;さらにTAILは炭素-炭素結合(C-C)、エーテル結合(C-O-C)、チオエーテル結合(C-S-C)またはアミン結合(C-NR9-C)からなり;ここでTAIL中の任意の炭素原子は必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノまたはアンモニウムによりさらに置換され;そしてTAIL中の任意のアミン結合、アミノまたはアンモニウムは、必要に応じてR9(これは、必要に応じて、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムによりさらに置換されるC2〜C6アルキルである)により置換されるか、あるいは該N原子は、TAIL中のさらなるC原子またはN原子と一緒になって1個または2個のいずれかの飽和5員環または6員環を形成し;
    Bは、
    -(CR7=CR8n-
    であり、
    ここで、R7およびR8は、先に定義した通りであり;
    nは1、2または3であり;
    そしてMは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    であり、
    ここで、
    R11およびR12は独立して、H、F、Clまたは-CH3であり;
    R13およびR14は独立して、直線形、分枝状、飽和または不飽和であり、かつF、ヒドロキシ、またはC1〜C6アルコキシにより1回またはそれ以上、必要に応じて置換されるC1〜C18アルキルであるか;またはR13およびR14は、一緒になって0個または1個の酸素ヘテロ原子を含有する5員または6員飽和環を形成し;あるいはR11と一緒になるR13およびR12と一緒になるR14は、独立して-(CH22-または-(CH23-であり、ここで、該スチリル染料は、ポリ(アミノ酸)と非共有結合を形成し得る、スチリル染料;
    b)界面活性剤;および
    c)ポリ(アミノ酸)。
  23. 以下を包含する、サンプル中のポリ(アミノ酸)を標識化するためのキット:
    a)1つまたはそれ以上のメロシアニン染料であって、ここで、該メロシアニン染料は、ポリ(アミノ酸)と非共有結合を形成し得る、メロシアニン染料;および
    b)該メロシアニン染料(単数または複数)が該サンプル中のポリ(アミノ酸)と共に検出可能な標識を形成するように、該メロシアニン染料(単数または複数)をポリ(アミノ酸)を含有するか、または含有すると考えられるサンプルと組み合わせるための説明書。
  24. 請求項23に記載のキットであって、前記説明書が、前記染料(単数または複数)と組み合わされる前、間、あるいは後に前記サンプルを電気泳動に供する工程をさらに明記する、キット。
  25. 請求項23に記載のキットであって、前記各メロシアニン染料が下式を有する、キット:
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    ここで、
    R5およびR6は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであるか;あるいはR5およびR6は、一緒になって、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより、必要に応じて、かつ独立して1回またはそれ以上置換される縮合6員芳香環を形成し;
    TAILは、-CH3またはCH2CH3であるか;あるいはTAILは、直線形、または分枝状、飽和もしくは不飽和であり、必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより1回またはそれ以上置換されるC3〜C22アルキル鎖であり;
    nは、1または2であり;そして
    R13およびR14は、独立して、直線形、分枝状、飽和または不飽和であり、必要に応じて1回またはそれ以上により置換されるC1〜C18アルキルである。
  26. ポリ(アミノ酸)の検出用の染色混合物であって、
    (a)ポリ(アミノ酸)と非共有結合を形成し得る1以上のメロシアニン染料;ならびに
    (b)水溶液
    を含み、ここで、該1以上のメロシアニン染料は、以下の式:
    Q-B-M
    を有し、ここで、Qは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    であり、ここで、
    R1、R2、R3およびR4は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであり;
    R5およびR6は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、または1個〜2個のC1〜C6アルキルまたはフェニルにより置換されたアミノであるか;またはR5およびR6は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより1回またはそれ以上置換される縮合6員芳香環を一緒になって形成するか;あるいは該縮合6員芳香環は、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより置換されるさらなる縮合6員芳香環により、必要に応じて置換され;
    Xは、-S-、-O-、-NR7-または-CR7R8-であり、ここで、R7およびR8は、独立してH、C1〜C6アルキル、またはフェニルであるか;あるいはR7およびR8は一緒になって5員または6員飽和環を形成し;
    TAILは炭素原子を介してQに結合し、そして1個〜22個の非水素原子(C、O、NまたはSである)を含有し、この結果、各ヘテロ原子は任意の隣接ヘテロ原子から少なくとも2個の炭素原子により分離されており;さらにTAILは炭素-炭素結合(C-C)、エーテル結合(C-O-C)、チオエーテル結合(C-S-C)またはアミン結合(C-NR9-C)から構成され;ここでTAIL中の任意の炭素原子は、必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノまたはアンモニウムによりさらに置換され;そしてTAIL中の任意のアミン結合、アミノまたはアンモニウムは、必要に応じてR9(これは、ヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより必要に応じてさらに置換されるC2〜C6アルキルである)により置換されるか、あるいは該N原子は、TAIL中のさらなるC原子またはN原子と一緒になって1個または2個のいずれかの飽和5員環または6員環を形成し;
    Bは、
    -(CR7=CR8n-であり、
    ここで、R7およびR8は、先に定義した通りであり;
    nは1、2または3であり;
    そしてMは、
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
    であり、ここで、
    R11およびR12は独立して、H、F、Clまたは-CH3であり;
    R13およびR14は独立して、直線形、分枝状、飽和または不飽和であり、かつF、ヒドロキシ、またはC1〜C6アルコキシにより1回またはそれ以上必要に応じて置換されるC1〜C18アルキルであるか;またはR13およびR14は、一緒になって0個または1個の酸素ヘテロ原子を含有する5員または6員飽和環を形成するか;あるいはR11と一緒になるR13およびR12と一緒になるR14は、独立して-(CH22-または-(CH23-であるか;
    あるいはMは、
    Figure 0004079381
    であり、
    ここで、Rは独立してH、フェニル、スルホフェニル、C1〜C6アルキル、またはカルボキシにより置換されたC1〜C6アルキルである、ポリ(アミノ酸)の検出用の染色混合物。
  27. 請求項26に記載の染色混合物であって、前記メロシアニン染料が下式を有する、染色混合物:
    Figure 0004079381
  28. 請求項26に記載の染色混合物であって、前記メロシアニン染料が下式を有する、染色混合物:
    Figure 0004079381
    または
    Figure 0004079381
  29. 請求項26に記載の染色混合物であって、前記メロシアン染料が、下式を有する、染色混合物:
    Figure 0004079381
    ここで、各R10は、独立してH、Cl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノであるか、または任意の2つの隣接R10置換基は、一緒になる場合、必要に応じて、かつ独立してCl、F、C1〜C6アルキル、C1〜C6パーフルオロアルキル、C1〜C6アルコキシ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノにより置換される縮合6員芳香環を形成する。
  30. 請求項26に記載の染色混合物であって、前記式を有する前記メロシアニン染料について、
    TAILが、-CH3またはCH2CH3であるか;またはTAILが、直線形、または分枝状、飽和もしくは不飽和であり、必要に応じてヒドロキシ、カルボキシ、スルホ、アミノ、1個〜2個のC1〜C6アルキルにより置換されたアミノ、または1個〜3個のC1〜C6アルキルにより置換されたアンモニウムにより1回またはそれ以上置換されるC3〜C22アルキル鎖である、染色混合物。
  31. 請求項26に記載の染色混合物であって、前記式を有する前記メロシアニン染料について、
    Mが、前記式M1またはM2を有し;
    Xが、OまたはSであり;
    Bが、-(CH=CH)n-であり;
    nが、1または2であり;
    R11およびR12が各々Hであり;
    R13およびR14が独立してC4〜C8アルキルであり;そして
    TAILが、スルホプロピル、スルホブチル、アミノプロピルまたはアミノブチルであり、これらのアミンがH、メチルまたはエチルの任意の組み合わせにより1回〜3回置換される、染色混合物。
  32. 請求項26に記載の染色混合物であって、Mが、前記式M1を有している、染色混合物。
  33. 請求項26に記載の染色混合物であって、Mが、前記式M2を有している、染色混合物。
  34. 請求項26に記載の染色混合物であって、Qが、前記式Q1を有している、染色混合物。
  35. 請求項26に記載の染色混合物であって、Qが、前記式Q2を有している、染色混合物。
  36. 請求項26に記載の染色混合物であって、Qが、前記式Q3を有している、染色混合物。
  37. 界面活性剤をさらに含む請求項26に記載のポリ(アミノ酸)の検出用の染色混合物であって、その界面活性剤が、その界面活性剤にとっての臨界ミセル濃度未満で存在する、ポリ(アミノ酸)の検出用の染色混合物。
  38. サンプル中のポリ(アミノ酸)を検出する方法であって、以下の工程:
    a)固体マトリクスまたは半固体マトリクス上にサンプル混合物を固定して、固定化サンプルを形成する工程;
    b)請求項26〜37のいずれか1項に記載される染色混合物と該固定化サンプルとを合わせて組合せ混合物を、該ポリ(アミノ酸)と該メロシアニン染料とが非共有結合を形成する条件下で形成する工程;
    c)該組合せ混合物を、該染色混合物中の染料が該サンプル混合物中のポリ(アミノ酸)と非共有結合的に結合して、染料−ポリ(アミノ酸)複合体を形成するのに十分な時間に亘って、インキュベーションする工程;
    d)該染料−ポリ(アミノ酸)複合体に適切な光源を用いて光をあて、照射された染料−ポリ(アミノ酸)複合体を形成する工程;および
    e)該照射した染料−ポリ(アミノ酸)複合体を観察することによって、該サンプル中のポリ(アミノ酸)が検出される、工程
    を包含する、方法。
  39. サンプル中のポリ(アミノ酸)を検出する方法であって、以下の工程:
    a)電気泳動用ゲル中のサンプル混合物を分離して分離されたサンプル混合物を形成する工程;
    b)請求項26〜37のいずれか1項に記載される染色混合物と該分離されたサンプル混合物とを合わせて組合せ混合物を、該ポリ(アミノ酸)と該メロシアニン染料とが非共有結合を形成する条件下で形成する工程;
    c)該組合せ混合物を、該染色混合物中の染料が該サンプル混合物中のポリ(アミノ酸)と非共有結合的に結合して、染料−ポリ(アミノ酸)複合体を形成するのに十分な時間に亘って、インキュベーションする工程;
    d)該染料−ポリ(アミノ酸)複合体に適切な光源を用いて光をあて、照射された染料−ポリ(アミノ酸)複合体を形成する工程;および
    e)該照射した染料−ポリ(アミノ酸)複合体を観察することによって、該サンプル中のポリ(アミノ酸)が検出される、工程
    を包含する、方法。
  40. 請求項39に記載の方法であって、ここで、前記電気泳動用ゲルが、アクリルアミドを含む、方法。
  41. 請求項39に記載の方法であって、ここで、前記電気泳動用ゲルが、変性ゲルまたは非変性ゲルである、方法。
  42. ポリ(アミノ酸)の検出用の染色混合物であって、
    a)0.10μM〜100μMの濃度を有している、ポリ(アミノ酸)と非共有結合を形成し得る1以上のメロシアニン染料;および
    b)5%(v/v)〜7%(v/v)の濃度の酢酸を含む水溶液;
    を含む、ポリ(アミノ酸)の検出用の染色混合物。
  43. 請求項26に記載の染色混合物であって、ここで、前記水溶液が、緩衝化されている、染色混合物。
  44. 請求項26に記載の染色混合物であって、ここで、前記水溶液が、酢酸を含む、染色混合物。
  45. 請求項44に記載の染色混合物であって、ここで、前記酢酸が5%(v/v)〜7%(v/v)で存在している、染色混合物。
  46. 請求項26に記載の染色混合物であって、ここで、前記メロシアニン染料が、0.01μM〜100μMで存在している、染色混合物。
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