JP4079064B2 - 回動動作検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、鍵盤楽器等に適用される回動動作検出装置に関する。
従来、自動演奏ピアノをはじめとする鍵盤楽器等において、鍵操作に連動するハンマ等の回動部材の動作を検出することで、鍵の動作を検出する回動動作検出装置が知られている。
例えば、下記特許文献1の装置では、シャッタを、ハンマシャンクの回動軸から少し離間した位置で、ハンマシャンクの上面に取り付け、発光部と受光部との間をシャッタが通過するようにして、受光部の受光状態の変化からハンマアクションの運動状態を検出するようにしている。
また、下記特許文献2の装置では、位置によって黒色面積が変化するパターンが形成された光フィルタ(シャッタ体)を、ハンマシャンクの回動軸と同軸となるようにハンマシャンクの側面に貼り付け、回動軸の上方において発光面と受光面とを対向させ、光フィルタのパターンが発光面と受光面との間を通過するようにし、受光量の変化からハンマの運動に関する物理量を算出するようにしている。この装置では、光フィルタのパターンが回動軸に近接しており、且つ、パターンによりハンマの動作を連続量で検出できるので、広い回動範囲において正確な鍵動作の検出が可能である。
特開2002−175070号公報 特開2002−156967号公報
しかしながら、上記特許文献1の装置では、シャッタが、ハンマシャンクの回動軸から離間しているため、ハンマのストロークを大きくとって広い回動範囲において動作検出できるようにするには、例えば、上下方向に十分なスペースを確保する必要があり、省スペースの重要性を考慮すると、いわゆる全行程センシングに適さないという問題があった。
また、上記特許文献2の装置では、光フィルタの取り付け位置が回動軸を含んでいるため、光フィルタをハンマシャンクに取り付けるのが簡単でない。すなわち、光フィルタを各ハンマに対して固定するには、ハンマを並列配置する前に個々のハンマに取り付けるか、またはハンマを並列配置した後に取り付けることが考えられる。
光フィルタをハンマを並列配置する前に個々のハンマに取り付けることは、鍵盤楽器の製造段階では必ずしも困難でない。しかし、メンテナンス時や、鍵盤楽器の顧客への納品後に回動動作検出装置を取り付ける場合等には、ハンマが既に並列配置されているため、ハンマシャンク間の小さい隙間に光フィルタを挿入して取り付ける作業が容易でない。
一方、ハンマを並列配置した後に光フィルタを取り付ける場合は、ハンマシャンク間の隙間に光フィルタを挿入する工程と、光フィルタをハンマの並び方向に沿って移動させつつハンマシャンクの側面に貼り付けする工程という、移動方向が異なる工程が少なくとも2工程必要となり、作業工程が複雑で、機械で取り付け作業を行う場合にも不利であるという問題があった。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、広い回動範囲に亘る動作検出を可能にすると共に、シャッタ体の固定作業を容易にすることができる回動動作検出装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1の回動動作検出装置は、軸心が共通である回動軸を中心に各々回動する複数の回動部材と、前記各回動部材の、前記回動軸を含まない領域に設けられた取付対応部と、各々取付部を有して前記各回動部材に対応して設けられ、対応する回動部材の取付対応部に前記取付部が取り付けられることで該回動部材に対して固定されて、該回動部材と共に前記回動軸を中心に回動するシャッタ体と、前記シャッタ体に設けられ、照射される光の透過または反射の状態が前記回動軸を中心とした回動角度に応じて変化するシャッタ部と、前記シャッタ体のシャッタ部に光を照射する光照射手段と、前記光照射手段により照射された光のうち、前記シャッタ部を透過または反射した光を受光して、その受光量に応じた信号を出力する受光手段とを有し、前記シャッタ体が前記対応する回動部材に固定されたとき、前記シャッタ部が前記回動軸に近接し、且つ、前記取付対応部の方が前記シャッタ部よりも前記回動軸に対して離間しており、さらに、側面視において、前記シャッタ部は、前記回動軸の上方であって、前記取付対応部及び前記回動軸を結ぶ線に対して垂直で且つ前記回動軸を通る直線上に位置することを特徴とする。
この構成によれば、シャッタ体が対応する回動部材に固定されたとき、シャッタ部が回動軸に近接するので、回動部材の回動ストロークを大きくとって動作検出するのに有利である。また、回動部材の取付対応部が回動軸を含まない領域に設けられ、しかも、取付対応部の方がシャッタ部よりも回動軸に対して離間しており、さらに、側面視において、シャッタ部は、回動軸の上方であって、取付対応部及び回動軸を結ぶ線に対して垂直で且つ回動軸を通る直線上に位置するので、回動部材を並列配置した状態であっても、例えば、ある回動部材を適当に回動させれば、その取付対応部を、側面視において他の回動部材に隠されずに十分に露出させることが可能となって、シャッタ体を取り付け易くなる。よって、広い回動範囲に亘る動作検出を可能にすると共に、シャッタ体の固定作業を容易にすることができる。
本発明によれば、広い回動範囲に亘る動作検出を可能にすると共に、シャッタ体の固定作業を容易にすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係る回動動作検出装置の部分平面図である。本実施の形態では、本回動動作検出装置を、自動演奏ピアノや消音演奏ピアノ等の鍵盤楽器に用い、押離鍵動作を検出するようにした構成を例示する。なお、本回動動作検出装置が適用されるものは、鍵盤楽器に限定されるものではない。また、検出対象も、後に例示するハンマ体50の動作に限るものでなく、他のアクション部材や鍵等の動作であってもよい。

図2は、本回動動作検出装置の主要部を示す図である。図3は、本回動動作検出装置及び鍵盤楽器の要部を示す縦断面図である。
本回動動作検出装置は、図1に示すように、発光側ヘッド20及び受光側ヘッド30が含まれる光学検出部OPSと、光ファイバ2、3と、発光部ユニット10と、受光部ユニット19とから主に構成される。以降、図1に示すように、発光部ユニット10及び受光部ユニット19に対して光学検出部OPS側を「後方」、受光部ユニット19に対して発光部ユニット10側を「右方」と呼称する。
後側ベース部43、中央ベース部40及び前側ベース部42の下方において、鍵56、及び各鍵56に対応するハンマ体50を含んだアクション機構部ACTが設けられ(図3参照)、これらが左右方向(鍵並び方向)に並列的に配列されている。
図1に示すように、後側ベース部43上には、発光側ヘッド20及び受光側ヘッド30が、鍵56の並び方向に沿って交互に配設される。前側ベース部42上には、発光部ユニット10及び受光部ユニット19のほか、図示しない基板等が配置される。発光側ヘッド20及び受光側ヘッド30の各々には、光ファイバ2、3の一端部2a、3aが1本ずつ接続され、各光ファイバ2、3は後側ベース部43上で束ねられてファイバ全束AFBとなる。
ファイバ全束AFBは、発光側ヘッド20(R)及び発光部ユニット10の右方において、中央ベース部40の右部に設けられた集約保持部41で集約されて、湾曲部AFBaで湾曲し、発光部ユニット10及び受光部ユニット19に向かい、各光ファイバ2、3の他端部が複数本(例えば5本)の光ファイバ2、3の束FB(ファイバ束FB(2)、FB(3))に束ねられて振り分けられ、各ファイバ束FB(2)、(3)が発光部ユニット10及び受光部ユニット19の所定の挿入穴11a、17aに接続されている。
図2では、両ヘッド20、30が2つずつ示されているが、実際には、これらが交互に多数配設されている。発光側ヘッド20、受光側ヘッド30はそれぞれ、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で、例えば金型によって一体成形される。同図に示すように、発光側ヘッド20は、レンズ兼プリズム部20a及び胴体部20bから成る。レンズ兼プリズム部20aの略中央部には、V字状溝23が略90゜に切り込まれて形成される。V字状溝23は、頂部23a及び2つの反射面23b、23cから成る。
V字状溝23の左右両側には、凸球面状のレンズである出射部21L、21Rが形成される。V字状溝23の頂部23aは、出射部21L/Rのほぼ直径線上に位置している。胴体部20bには、V字状溝23の頂部23aに対向して、入光部22が設けられ、胴体部20bに挿入された光ファイバ2の端面が入光部22に近接している。光ファイバ2は、アクリル樹脂等の透明な合成樹脂で形成された直径0.5mm程度の断面円形の1本の線材で構成される。
受光側ヘッド30についても形状的には発光側ヘッド20と同様に構成される。すなわち、図2に示すように、受光側ヘッド30はレンズ兼プリズム部30a及び胴体部30bから成り、頂部33a及び2つの反射面33b、33cから成るV字状溝33を有する。また、発光側ヘッド20の出射部21L、21R、入光部22に対応する位置に、それぞれ入射部31L、31R、出光部32が設けられ、胴体部30bに挿入された光ファイバ3の端面が出光部32に近接している。また、入射部31L、31Rについても、発光側ヘッド20の出射部21L、21Rと同様に構成される。光ファイバ3は光ファイバ2と同様に構成される。
各光ファイバ2は途中で束ねられ、各ファイバ束FB(2)が、発光プラグ11及びLEDソケット12等から構成される発光部ユニット10に接続される。発光部ユニット10は、ファイバ束FB(2)毎に、発光部13を備え、発光部13を発光させることで、対応するファイバ束FB(2)に対して光を入射させる。発光部13の発光は極めて短い周期でなされ、光パルスとなって、キースキャン信号として機能する。
また、各光ファイバ3は途中で束ねられ、ファイバ束FB(3)が、受光部ユニット19に接続される。受光部ユニット19は、受光プラグ17と受光ソケット18とが組み付けられて構成される(図1参照)。受光ソケット18は、各ファイバ束FB(3)に対応するフォトトランジスタ等の不図示の受光部を複数有し、各受光部は、受光量に応じた電流値を出力する。
ところで、図3では、1つの鍵56に対応するアクション機構部ACTを示すが、他のアクション機構部ACTについても同様に構成される。ハンマ体50は、対応する鍵56の操作に連動して回動軸53を中心に回動する。同図では、非押鍵状態に対応するレストポジション(所定位置)にハンマ体50が位置する状態が示され、押鍵時には、ハンマ体50は同図時計方向に回動する。レストポジションでのハンマ体50の回動角度を「0°」とすると、押鍵終了位置に対応するエンドポジションにおけるハンマ体50の回動角度はθ1(約20°)に設定されている。発光部ユニット10、受光部ユニット19及び光学検出部OPSの上方を、ピン板55が覆っている。
図3に示すように、各ハンマ体50のシャンク部57には、シャッタ体1が固定され、各シャッタ体1は、対応するハンマ体50の動作に連動して回動軸53を中心に回動する。また、ハンマ体50のシャンク部57の根本付近の下部には、ハンマローラ52が取り付けられている。
押離鍵動作がされると、押鍵力がハンマローラ52を介してハンマ体50のシャンク部57に伝達され、ハンマ体50が回動し、それに連動して、発光側ヘッド20と受光側ヘッド30との間の光路をシャッタ体1の後述するグレースケール部1aが横断するようになっている。そして、受光ソケット18の上記受光部の受光量が変化して、それに伴い出力される電流値に変化が生じ、この電流変化がハンマ体50の動作、ひいては押離鍵動作を示す検出信号として出力される。
図2に示すように、発光部ユニット10の発光部13から発した光は、ファイバ束FB(2)の各光ファイバ2を通じて対応する発光側ヘッド20に供給される。そして、入光部22から入光してV字状溝23に向かい、V字状溝23の反射面23b、23cで内面反射して両側に振り分けられる。例えば、反射面23bで内面反射した光は、出射部21Lから出射し、左側に隣接する受光側ヘッド30へ導かれる。その光は、受光側ヘッド30の入射部31Rから入射し、V字状溝33の反射面33cで内面反射して、出光部32から出光し、光ファイバ3を通じて受光部ユニット19へ導かれる。
反射面23cで内面反射した光についても同様に、出射部21Rから出射し、右側に隣接する受光側ヘッド30へ導かれ、その後、同様にして受光部ユニット19へ導かれる。
ところで、キースキャンの手法としては、特開平9−152871号公報等に開示されている公知の手法を用いることができる。例えば、発光部ユニット10と受光部ユニット19との間にマトリクススイッチを構成し、時分割処理等により、各発光部13の発光タイミングと各受光部での出力電流値の変化とに基づいて鍵56の動作を検出することができる。
図4は、光学検出部OPS及びその近傍の拡大図である。光学検出部OPSは、上カバー54で覆われている。なお、図1では、上カバー54の図示が省略されている。図4に示すように、シャッタ体1は、各ハンマ体50のシャンク部57の根本付近において、左側面57bに取り付けられる。シャッタ体1の取り付け態様については後述する。
図5は、1つのハンマ体50のシャンク部57へのシャッタ体1の取り付け態様を、その左側に隣接するハンマ体50のシャンク部57と共に示した部分外観図である。図6は、シャッタ体1の回動行程を示す模式図である。シャッタ体1は、ハンマ体50と共に回動し、上述したように、エンドポジションで回動角度がθ1となる。
図5、図6に示すように、シャッタ体1はPET等で板状に形成され、側面視「く」の字状に形成される。シャッタ体1には、回動軸53を中心とする円弧状のパターンが印刷されて成るグレースケール部1aが設けられ、図5の反時計方向にいくにつれて黒色面積が増加する、すなわち透過光量が減少するようになっている。あるいは、黒色面積が減少するようなパターンであってもよい。グレースケール部1aの上端部1aaは、側面視において、ほぼ全体がグレースケール部1aの回動方向とほぼ同じ方向に湾曲すると共に、先端部(後部上端部)がやや下方に屈曲している。すなわち、上端部1aaは、回動軸53を中心とする円とほぼ同心の弧状に形成されている。シャッタ体1の右側面の一部は、接着剤が塗布された接着面1bとなっており、この接着面1bがシャンク部57に対する取付部となる。シャッタ体1にはまた、凹状切欠部1cが形成される。
図4に示すように、シャンク部57には、ハンマローラ52を取り付けるための凹部57aが形成されている。この凹部57aは、シャッタ体1の凹状切欠部1cに対して形状が対応しており、シャッタ体1の取り付け時の位置決め機能を果たす。
図1、図4に示すように、後側ベース部43には、各シャッタ体1に対応して、各シャッタ体1のグレースケール部1aが挿入されるスリット51が形成されている。押鍵行程において、シャッタ体1のグレースケール部1aは、発光側ヘッド20の出射部21L(または21R)と受光側ヘッド30の入射部31R(または31L)との間を移動するようになっている。なお、図1では、シャッタ体1の図示が省略されている。
シャッタ体1の取り付け態様は、いずれのシャンク部57に対するものも同様であるので、代表して、「(A)」を付して呼称するハンマ体50(A)の「シャンク部57(A)」に対するシャッタ体1の取り付け態様を説明する。シャンク部57(A)の左側に隣接するハンマ体50(B)のシャンク部57を、「シャンク部57(B)」と記す(図1、図5参照)。
シャッタ体1の取り付けは、全ハンマ体50が並列配置された状態でなされ、且つ、後側ベース部43、中央ベース部40、前側ベース部42及びこれらに載置される部品が鍵盤楽器に取り付けられていない状態でなされる。なお、ハンマ体50のうち、ハンマフェルト等の取り付け部品は、シャッタ体1の取り付け後に取り付けるようにしてもよい。
まず、シャンク部57(A)を、レストポジションに対して図5の時計方向にθ2(38°)程(所定の回動角度)回動させた角度に位置させる。その状態で、シャッタ体1をハンマ体50の並び方向と略平行に右方に移動させ、シャンク部57(A)の凹部57a(A)と凹状切欠部1cの位置を合わせつつ、接着面1bをシャンク部57(A)の左側面57b(A)(図1も参照)に対して押圧して接着する。左側面57b(A)のうち特に接着面1bに対向する領域が取付対応部57ba(A)(図4も参照)となる。凹部57aと凹状切欠部1cとによる位置決め機能により、取り付け作業が容易になっている。なお、これと、シャッタ体1に設けられた位置決め用トンボ線58(図5参照)とを併用してシャッタ体1の位置決めを行うようにしてもよい。これらにより、水平方向、垂直方向等、あらゆる方向の位置ずれを確認しやすくなる。
ここで、取付対応部57baは、回動軸53を含まない領域にあるので、側面視において、レストポジションに位置するシャンク部57(B)に隠れず露出する。しかも、凹部57a(A)と凹状切欠部1cとの位置を合わせたとき、取付対応部57baの方がグレースケール部1aよりも回動軸53から離間した位置にくるので、シャッタ体1の取り付け前には、取付対応部57baを十分に露出させることが可能であり、シャッタ体1の取り付けが容易である。さらには、側面視において、シャンク部57(A)に取り付けられるシャッタ体1が、レストポジションに位置するシャンク部57(B)に対して干渉しないように、シャッタ体1の側面視形状が形成されている(図6も参照)。従って、シャンク部57(A)を上記のようにθ2だけ回動させた状態では、シャッタ体1をハンマ体50の並び方向に沿って右方に真っ直ぐに移動させるという単純な移動動作で取り付けが可能になっており、シャッタ体1の固定作業が一層容易である。この作業は、手作業でも可能であるが、機械で行う場合であっても、取付対応部57baが回動軸53を含んでいる構成に比し、スリット51にシャッタ体1を一旦挿入するべくシャッタ体1を前後乃至上下方向に移動させる工程が不要となるので、工程が簡略化される。
また、取付対応部57baが回動軸53から離間していることから、取付対応部57baの設定の自由度が高く、例えば、本実施の形態では、取付対応部57baの面積、すなわち接着面積を十分に確保することで、長期に亘ってシャッタ体1の脱落を防いでいる。
一方、グレースケール部1aは、回動軸53に近接しているので、ハンマ体50の回動ストロークを大きくとって動作検出するのに有利となり、レストポジションからエンドポジションまでの広い回動範囲に亘って動作検出が可能で、いわゆる全行程センシングを可能として正確な動作検出を行うことができる。
同図において、線L3は、初期位置(レストポジション)におけるハンマ体50の中心位置を示し、線L4は、最大振り時(最大回動時)の中心位置を示す。線L1、L2はそれぞれ、回動軸53を中心に線L3、L4に対して時計方向に90度回転した線である。
そして、シャッタ体1のグレースケール部1aは、回動軸53よりも上方において図4の時計及び反時計方向に、ほぼ線L1から線L2までの範囲内で移動する。しかも、上述したように、グレースケール部1aの上端部1aaは、側面視において、グレースケール部1aの回動方向とほぼ同じ方向に湾曲乃至屈曲している。これらにより、全行程センシングを可能としつつ、シャッタ体1の回動の全行程における上端部1aaの上下方向の移動量を小さくすることができ、上下方向の省スペースを図ることができる。例えば、上カバー54(図4、図6参照)等の他部品との干渉が防止されている。
本実施の形態によれば、グレースケール部1aが回動軸53に近接しているので、広い回動範囲に亘る動作検出を可能にすることができる。また、取付対応部57baが回動軸53を含まない領域にあって、回動軸53から離間しているので、広い接着面積を確保してシャッタ体1のシャンク部57に対する固定強度を向上させることができるだけでなく、側面視において、シャッタ体1が、左側に隣接するシャンク部57に対して干渉しないので、ハンマ体50を並列配置した状態で、シャッタ体1を側方から単純に移動させて取り付けすることが容易であり、シャッタ体1の固定作業工程を簡略化することができる。特に、ハンマ体50を並列配置した後であっても、シャッタ体1を個別に着脱容易であるので、鍵盤楽器の納品後のメンテナンス時や、事後的に消音機能を設けるため回動動作検出装置を取り付ける場合等においても、シャッタ体1の取り外し及び取り付け作業が容易である。
さらに、グレースケール部1aの上端部1aaを側面視において回動方向とほぼ同じ方向に湾曲乃至屈曲させたので、上下方向の省スペースを図ることができる。
また、凹部57aと凹状切欠部1cとによる位置決め機能により、シャッタ体1の取り付け作業が容易であり、さらには、位置決め用トンボ線58との併用により、あらゆる方向の位置ずれを確認しやすく、取り付け作業が一層容易となる。
また、シャッタ体1は板状に形成されて、シャンク部57の左側面57bに貼着されるので、ハンマ体50の並び方向におけるグレースケール部1aの位置が簡単に且つ正確に規定されることから、高い動作検出精度を容易に確保することができる。
なお、グレースケール部1aは、本実施の形態で例示したパターンに限定されず、円周角に応じて密度が変化するドットパターン、あるいはスリット等で構成してもよい。また、本実施の形態では、発光側ヘッド20及び受光側ヘッド30を用いて、グレースケール部1aを透過する光の光量変化に基づき動作検出を行うようにしたが、グレースケール部1aに代えて、光を反射する反射型シャッタ部を設け、反射光の光量変化に基づき動作検出を行うようにしてもよい。あるいは、位置に応じて光を透過または遮光する透過/遮光型シャッタ部を設け、単純に透過光によりON/OFFの検出を行うようにしてもよい。
なお、各ハンマ体50は、軸心が共通する回動軸を中心に回動する構成であればよく、個別の回動軸でなく、共通の1つの回動軸を中心に回動するように構成してもよい。
なお、本実施の形態では、シャッタ体1が取り付けられる部材としてハンマ体50を例示したが、鍵操作に応じて回動する回動部材であればよく、ハンマ体50に限定されない。
なお、本実施の形態では、シャッタ体1はシャンク部57に接着されるとしたが、ネジ等を用いて固着する等、固定方法は問わない。
本発明の一実施の形態に係る回動動作検出装置の部分平面図である。 本回動動作検出装置の主要部を示す図である。 本回動動作検出装置及び鍵盤楽器の要部を示す縦断面図である。 光学検出部及びその近傍の拡大図である。 1つのハンマ体のシャンク部へのシャッタ体の取り付け態様を、その左側に隣接するハンマ体のシャンク部と共に示した部分外観図である。 シャッタ体の回動行程を示す模式図である。
符号の説明
1 シャッタ体、 1a グレースケール部(シャッタ部)、 1aa 上端部、 1b 接着面(取付部)、 10 発光部ユニット、 19 受光部ユニット(受光手段)、 20 発光側ヘッド(光照射手段)、 30 受光側ヘッド、 50 ハンマ体(回動部材)、 50(A) ハンマ体(第1の回動部材)、 50(B) ハンマ体(第2の回動部材)、 53 回動軸、 56 鍵、 57 シャンク部、 57b 左側面(一側面)、 57ba 取付対応部

Claims (4)

  1. 軸心が共通である回動軸を中心に各々回動する複数の回動部材と、
    前記各回動部材の、前記回動軸を含まない領域に設けられた取付対応部(57ba)と、
    各々取付部(1b)を有して前記各回動部材に対応して設けられ、対応する回動部材の取付対応部に前記取付部が取り付けられることで該回動部材に対して固定されて、該回動部材と共に前記回動軸を中心に回動するシャッタ体と、
    前記シャッタ体に設けられ、照射される光の透過または反射の状態が前記回動軸を中心とした回動角度に応じて変化するシャッタ部(1a)と、
    前記シャッタ体のシャッタ部に光を照射する光照射手段と、
    前記光照射手段により照射された光のうち、前記シャッタ部を透過または反射した光を受光して、その受光量に応じた信号を出力する受光手段とを有し、
    前記シャッタ体が前記対応する回動部材に固定されたとき、前記シャッタ部が前記回動軸に近接し、且つ、前記取付対応部の方が前記シャッタ部よりも前記回動軸に対して離間しており、さらに、側面視において、前記シャッタ部は、前記回動軸の上方であって、前記取付対応部及び前記回動軸を結ぶ線に対して垂直で且つ前記回動軸を通る直線上に位置することを特徴とする回動動作検出装置。
  2. 前記取付対応部は、前記各回動部材の一側面(57b)に設けられ、前記回動軸を中心に回動自在に並列配置された複数の回動部材のうち、第1の回動部材(50(A))を押鍵終了位置に対応するエンド位置よりもさらに押鍵往方向に対応する方向に回動させた所定の回動角度に位置させると共に、前記第1の回動部材の前記一側面の側に隣接している第2の回動部材(50(B))を、非押鍵位置に対応するレスト位置に位置させたとき、前記第1の回動部材に対応するシャッタ体が、前記第2の回動部材に対して側面視において重ならないように、前記シャッタ体の側面視形状が形成されたことを特徴とする請求項1記載の回動動作検出装置。
  3. 前記回動部材の回動行程において、前記シャッタ体の前記シャッタ部が、前記回動軸よりも上方で移動するように構成され、側面視において、前記シャッタ部の上端部(1aa)が、前記回動軸を中心とする円とほぼ同心の弧状に形成されたことを特徴とする請求項1または2記載の回動動作検出装置。
  4. 前記シャッタ体に設けられた位置決め部(1c)と、前記各回動部材の前記取付対応部に設けられた位置決め対応部(57a)とをさらに有し、前記位置決め部と前記位置決め対応部との位置を合わせることで、前記シャッタ体の前記取付対応部に対する取り付け位置が規定されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の回動動作検出装置。
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