JP3753138B2 - 光ファイバセンサ用コネクタ - Google Patents
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Description
この構成では、ファイバ貫通孔とほぼ同一の大きさの連通孔を通じて、前記光ファイバと前記素子との間をビームが伝達されるから、たとえば受光側の光ファイバから出射したビームが受光素子側に到達した後、受光素子側で乱反射した光が前記凸部を通じてプラグ側に漏れるのを防ぐことができるので、受光素子側で乱反射してプラグ側に戻る光量がほとんどなくなる。したがって、戻った光が透明または半透明なプラグ内でさらに乱反射して、他の受光側の光ファイバに影響を与えるのがほとんどなくなる。また、発光素子からは、一旦連通孔を通じて、発光側の光ファイバにビームを伝達することになるので、発光素子から出射されるビームが、前記凸部を通じてプラグ側に漏れるのを防ぐことができ、発光側の光ファイバの端面にのみ入射させることができる。
以下、図面を参照してこの発明の一実施形態について説明する。本実施形態の光ファイバセンサは、消音ピアノの鍵の動作タイミングおよび速度を求めるために用いられる。ただし、後述のように、鍵により作動されるハンマの動作タイミングおよび速度を求めるために用いてもよい。
まず、図1は実施形態に係る光ファイバセンサを備えた消音ピアノの一つの鍵の構成を示す側面図である。この図に示すように、鍵321は、押鍵により中筬29のバランスピン29aを中心にして、ピン28aをガイドとして、図の二点鎖線で示すエンド位置まで反時計回りに回動するようになっている。そして、離鍵すると、鍵321は、実線で示されるレスト位置まで復帰するようになっている。このような構成は、ピアノの88鍵のそれぞれに対して同一である。
図2は、光ファイバセンサ31の構成を拡大して示す側面図であり、図3は、その下面図である。これらの図を参照し、まず、光ファイバセンサ31の構成を説明する。図3には、隣接する3つの鍵の動作を検出する3組の光ファイバセンサ31が示されている。符号41は、ブラケット40に形成された長孔であり、長孔41内では、前記のシャッタ30が上下(紙面の垂直方向)に移動可能になされている。各光ファイバセンサ31は、発光側の光ファイバ42から、長孔41付近つまりシャッタ30が横断可能な区域を通過して、受光側の光ファイバ47に至る光路50を有している。
図4は、光ファイバセンサ31が設けられたブラケット40およびこの発明に係る光ファイバセンサ用コネクタ(以下、「コネクタ」と称する)51を示す平面図である。図1および図4に示すように、ブラケット40は開口部を有し、コネクタ51は、ブラケット40の開口部に支持されている。図4において、符号55は、前記の発光ダイオード(以下、「LED」と称する)およびフォトダイオード(「PDI」と称する)に接続される電気回路を設けた基板を示す。なお、図4では、多数ある光ファイバ42,47、ファイバサポート43,48等のうち、一部のみを示す。
ソケットベース54には、前記の基板55が固定されている。
次に、図7はプラグ52の下面図、図8は図7のVIII-VIII線矢視断面図、図9はプラグ52の側面図である。これらの図を参照して、プラグ52の構成を説明する。
プラグ52は、透明な樹脂製の薄い長板状の部材であって、発光側の光ファイバ42が固定される第1の固定部56と、受光側の光ファイバ47が固定される第2の固定部57とが設けられている。プラグ52のほぼ中央には、プラグ52の幅方向に沿って溝58が形成され、この溝58により第1の固定部56と第2の固定部57とが区切られている。
なお、前記の溝58は、プラグ52のほぼ全幅にわたって形成されており、第1の固定部56と第2の固定部57とは、フランジ59だけによって結合されている。
なお、図7において、符号64は、プラグ52をソケット53にネジ止めするための貫通孔を示す。
次に、図10はソケット53の平面図、図11は下面図、図12は図10のXIIーXII矢視図である。ソケット53は、黒色の樹脂製であって、薄く長い箱状の部材である。これにより、ソケット53は遮光性を有している。これらの図に示すように、ソケット53は、プラグ52が装着される嵌合壁部65aと、LEDが装着されるLED装着部70と、PDIが装着されるPDI装着部71とから構成されている。
嵌合壁部65aには、一側縁部に向けて開口した細長い断面矩形の空間である嵌合空間65が形成されている。嵌合空間65のほぼ中央には、遮光性を有する黒色の樹脂製の仕切板66が配置され、これが嵌合壁部65aに一体形成されている。これにより嵌合空間65は、第1の嵌合部67と第2の嵌合部68に区分されている。
図12に示すように、LED装着部70とPDI装着部71は、嵌合壁部65aに連なるように形成され、嵌合壁部65aの全体厚さよりも肉厚になされている。図10および図11に示すように、LED装着部70は、嵌合空間65の第1の嵌合部67に対応する位置に設けられている。そして、LED装着部70において、第1の嵌合部67とは反対側の側面70aから、第1の嵌合部67と連通するLED挿入孔72が複数(実施形態では12本)形成されている。各LED挿入孔72には、一個ずつLEDが挿入され、これにより各LEDは、プラグ52の第1の固定部56に固定されて、第1の嵌合部67に配置された発光側の光ファイバ42の束の端面を照射可能になっている。
また、図10および図11に示すように、PDI装着部71は、嵌合空間65の第2の嵌合部68に対応する位置に設けられている。そして、PDI装着部71において、第2の嵌合部68とは直交する方向に、PDI挿入孔73が複数(実施形態では8つ)形成されている。各PDI挿入孔73には、一個ずつPDIが挿入される。
なお、第2の嵌合部68にも座ぐり孔65bを設けて、ここに凸部62が配置されるようにしたのは、受光側の光ファイバ47の端面と、PDIの受光面との距離を短くし、受光側の光ファイバ47の発するビームがPDIに受光されるまでの損失を減少させるためである。
さらに、ソケット53には、その長手方向に沿って、LED装着部70およびPDI装着部71にわたる突条78が形成されている。各PDI挿入孔73は、突条78の範囲内で外側に開口している。また、図11に示すように、円筒部80とLED装着部70において、突条78には、ネジ孔81が形成されている。
図18はソケットベース54を示す平面図であり、図19は図18のXIX-XIX線矢視断面図である。ソケットベース54は、黒色の樹脂製の薄板状の部材であり、遮光性を有している。ソケットベース54の一面には、ソケット53の突条78に嵌合可能な溝82が形成されている。
次に、このコネクタの組立手順について説明する。まず、プラグ52のフランジ59に形成された溝59aに、ファイバサポート43,47、センサヘッド45,46等が取り付けられたブラケット40の一側壁を嵌入し、両者の間を接着剤によって固定する。次に、複数本の発光側の光ファイバ42を結束した光ファイバ束を12本準備すると共に、複数本の受光側の光ファイバ47を結束した光ファイバ束を8本準備する。そして、発光側の光ファイバ42の束をプラグ52の第1の固定部56側のファイバ貫通孔60に挿通し、受光側の光ファイバ47の束をプラグ52の第2の固定部57側のファイバ貫通孔60に挿通する。この際には、案内溝61側からファイバ束を挿通し、凸部62からその先端をわずかに突出させておく。
そして、ソケット53に固定されたLEDの端子およびPDIの端子をソケットベース54の端子貫通孔90a,91aに挿通しながら、ソケットベース54の溝82にソケット53の突条78を嵌め込み、基板55の裏側からソケット53のネジ孔81にネジをねじ込むことにより、ソケット53とソケットベース54を基板55に固定する。このように、各端子が端子貫通孔90a,91aに挿通されると、基板55上に形成された電気回路に端子が接続され、LEDでの発光およびPDIによる光の電圧変換が可能とされる。そして、溝82に突条78を嵌め込むことにより、PDI挿入孔73が塞がれ外部からの光の侵入が防止される。
上記の実施形態においては、複数のLEDとPDIが固定された一つのソケット53に、発光側の光ファイバ42と受光側の光ファイバ47とが固定されたプラグ52を嵌合することにより、一つのコネクタ51で、LEDが発光側の光ファイバ42の端面に対向し、PDIが受光側の光ファイバ47の端面に対向し、光ファイバと素子との間のビームの授受が可能となる。したがって、部品点数を削減し、これに伴い製造費用を大幅に低減することが可能になる。
上記の実施形態では、プラグ52は透明にされているが、半透明であってもよい。また、上記の実施形態は、消音ピアノの鍵321に取り付けたシャッタ30を検出し、鍵321の挙動を把握するものであるが、これに限ることなく、楽器であるか否かを問わず、他の移動体の検出にも、この光ファイバセンサは応用可能であり、コネクタもまた応用可能である。たとえば、消音ピアノにあっては、鍵321で駆動されるハンマシャンクによる打弦が阻止されるようになっているが、ハンマシャンクを打弦途中まで移動可能にし、その挙動を把握することによって、鍵321の挙動データと併せて、より忠実な楽音の発生を行わせる場合があり、前記の光ファイバセンサおよびコネクタをこのハンマシャンクの動作検出に利用することも可能である。また、演奏時の演奏情報を採取して記憶し、この記憶した演奏情報に基づき自動演奏を行う自動演奏ピアノに対しても適用可能である。
Claims (3)
- 光ファイバセンサを構成する複数の光ファイバの基端部が固定されるプラグと、
前記プラグが嵌合される嵌合空間が形成されていると共に、前記光ファイバとのビームの授受を行う光学素子が固定されるソケットとを設け、
前記プラグに、複数の光ファイバの基端を一括して挿入するファイバ貫通孔を形成すると共に、前記ファイバ貫通孔の光ファイバ端面側に、このファイバ貫通孔の周縁部をなす凸部を突設したことを特徴とする光ファイバセンサ用コネクタ。 - 前記プラグは、前記光ファイバを固定するために使用される光硬化型接着剤を硬化させる光に対して透明または半透明であり、前記ソケットは遮光性を有し、さらに、前記ソケットに、前記プラグを前記嵌合空間に嵌合すると前記凸部が嵌合される凹部と、この凹部に連通しその断面積が前記ファイバ貫通孔の断面積とほぼ同一の連通孔を形成し、この連通孔を通じて、前記光ファイバと前記素子との間をビームが伝達されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ用コネクタ。
- 光ファイバセンサの各種部品を取り付けるブラケットに接着されることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバセンサ用コネクタ。
Priority Applications (1)
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JP2003325199A Expired - Lifetime JP3753138B2 (ja) | 2003-09-17 | 2003-09-17 | 光ファイバセンサ用コネクタ |
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- 2003-09-17 JP JP2003325199A patent/JP3753138B2/ja not_active Expired - Lifetime
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