JP3753138B2 - 光ファイバセンサ用コネクタ - Google Patents

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Description

この発明は、例えば消音ピアノや自動演奏ピアノなどの鍵の位置検出に用いて好適な光ファイバセンサに用いられるコネクタに関する。
従来より、消音演奏が可能な消音ピアノが知られている。このような消音ピアノは、押鍵してもハンマシャンクによる打弦を阻止する機構を備えており、打弦による演奏の代わりに、鍵やハンマの動作をセンサにより検出して、押鍵に対応した音高、発音タイミングおよび音量を有する楽音を電子的に発生する。そして、演奏者は、このようにして発生した楽音を、例えばヘッドホン等により聴くことによって、近隣者に迷惑を掛けずに演奏の練習を行うことができる。
このような鍵やハンマを検出するセンサとして、光ファイバセンサが使用されている。光ファイバセンサは、発光側の光ファイバと受光側の光ファイバとを備え、発光側の光ファイバの先端から出射したビームを受光側の光ファイバの先端で受光させる光路を有している。発光側の光ファイバには、発光ダイオード等の発光素子によってビームが入射され、受光側の光ファイバからの出射光は、フォトダイオード等の受光素子に受光され、この受光素子が受光側の光ファイバを伝播する光の強度に対応した大きさの電圧を出力するようになっている。これにより、鍵等に取り付けたシャッタが光路を横断してビームを遮るとき、このシャッタの変位を検出することが可能である。消音ピアノにおいては、多数の鍵やハンマの動作を検出するため、複数の発光側および受光側の光ファイバが用いられている。
従来、上記のビームの授受を行わせるため、発光側の光ファイバと発光素子は、発光側のコネクタで接続され、受光側の光ファイバと受光素子は、受光側のコネクタで接続されていた。各コネクタは、光ファイバが固定されるプラグと、素子が固定されるソケットとを備え、プラグをソケットに装着すると、光ファイバの端面が、これに対応する素子に対向するようにされている。そして、複数の発光素子および複数の受光素子を設け、各素子に各々複数の光ファイバを対向させると共に、1つの発光素子に対向する複数の発光側光ファイバを複数の異なる受光素子に対向する受光側光ファイバに対向させることにより、マトリクスを構成し、部品数の削減を図っている。
このとき光ファイバのプラグへの取付けは、プラグに設けられた複数のファイバ貫通孔のそれぞれに数本の光ファイバを結束して挿入し、光ファイバの端部をファイバ貫通孔から突出させ、それから接着剤で固定することにより行っている。
しかしながら、上記のように、発光側と受光側とで別個のコネクタを使用する場合にあっては、部品点数が多いという問題があった。また、プラグとソケットとの取付け工程や、コネクタを基板へ取り付ける工程に時間がかかっていた。これらの問題は、光ファイバセンサの製造費用を上昇させる要因となっていた。
また、複数の光ファイバを結束して一つのファイバ貫通孔に挿入し、ここから突出させた場合、結束した光ファイバの端部が分離しやすく、端部を揃えて切断しにくい。このままでは、ファイバの光軸と素子とがずれて、ファイバと素子との間のビームの損失が増加してしまうため、一旦、光ファイバを接着した後、光ファイバの端部の周囲の壁部を光ファイバごと凹状にえぐって、光ファイバの端部をプラグの内部に保持持するようにしている。しかしながら、そのような加工を光ファイバに施すと、光ファイバの切断面が滑らかになりにくい上に、切断面と受発光素子との間に隙間が生じる。加えて、そのような切断作業を高い精度で行うのは難しい。したがって、この切断面を光ファイバの出射面または入射面として利用すると、光の透過率が低下してしまい、やはりビームの損失が増加してしまっていた。
この発明は前記の事情を考慮してなされたものであり、部品点数を削減し、製造費用を低減することのできる光ファイバセンサ用コネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、この発明に係る光ファイバセンサ用コネクタにあっては、光ファイバセンサを構成する複数の光ファイバの基端部が固定されるプラグと、前記プラグが嵌合される嵌合空間が形成されていると共に、前記光ファイバとのビームの授受を行う光学素子が固定されるソケットとを設け、前記プラグに、複数の光ファイバの基端を一括して挿入するファイバ貫通孔を形成すると共に、前記ファイバ貫通孔の光ファイバ端面側に、このファイバ貫通孔の周縁部をなす凸部を突設したことを特徴とする。
さらに、この構成において、前記プラグを、前記光ファイバを固定するために使用される光硬化型接着剤を硬化させる光に対して透明または半透明とし、前記ソケットは遮光性を有し、さらに、前記ソケットに、前記プラグを前記嵌合空間に嵌合すると前記凸部が嵌合される凹部と、この凹部に連通しその断面積が前記ファイバ貫通孔の断面積とほぼ同一の連通孔を形成し、この連通孔を通じて、前記光ファイバと前記素子との間をビームが伝達されるようにするとよい。
この構成では、ファイバ貫通孔とほぼ同一の大きさの連通孔を通じて、前記光ファイバと前記素子との間をビームが伝達されるから、たとえば受光側の光ファイバから出射したビームが受光素子側に到達した後、受光素子側で乱反射した光が前記凸部を通じてプラグ側に漏れるのを防ぐことができるので、受光素子側で乱反射してプラグ側に戻る光量がほとんどなくなる。したがって、戻った光が透明または半透明なプラグ内でさらに乱反射して、他の受光側の光ファイバに影響を与えるのがほとんどなくなる。また、発光素子からは、一旦連通孔を通じて、発光側の光ファイバにビームを伝達することになるので、発光素子から出射されるビームが、前記凸部を通じてプラグ側に漏れるのを防ぐことができ、発光側の光ファイバの端面にのみ入射させることができる。
なお、この発明に係るコネクタは、光ファイバセンサの各種部品を取り付けるブラケットに接着されるようにすると好ましい。これによれば、たとえば、ネジによってブラケットに取り付ける場合に比べて、取付作業の効率を向上させることが可能であると同時に、取付作業に伴う費用も低減することが可能である。
以上説明したように、この発明によれば、光ファイバセンサ用コネクタの部品点数を削減し、製造費用を低減することが可能となる。
1:実施形態の構成
以下、図面を参照してこの発明の一実施形態について説明する。本実施形態の光ファイバセンサは、消音ピアノの鍵の動作タイミングおよび速度を求めるために用いられる。ただし、後述のように、鍵により作動されるハンマの動作タイミングおよび速度を求めるために用いてもよい。
1−1:キーの構成
まず、図1は実施形態に係る光ファイバセンサを備えた消音ピアノの一つの鍵の構成を示す側面図である。この図に示すように、鍵321は、押鍵により中筬29のバランスピン29aを中心にして、ピン28aをガイドとして、図の二点鎖線で示すエンド位置まで反時計回りに回動するようになっている。そして、離鍵すると、鍵321は、実線で示されるレスト位置まで復帰するようになっている。このような構成は、ピアノの88鍵のそれぞれに対して同一である。
一方、鍵321の前筬28と中筬29の間の自由端付近の下(裏面)側には、鍵321の長手方向と平行に、矩形板のシャッタ30が取り付けられている。シャッタ30の近傍には、光ファイバセンサ31が配置されている。光ファイバセンサ31は、棚板33に取り付けられた箱状のブラケット40上に固定されている。
1−2:光ファイバセンサの構成
図2は、光ファイバセンサ31の構成を拡大して示す側面図であり、図3は、その下面図である。これらの図を参照し、まず、光ファイバセンサ31の構成を説明する。図3には、隣接する3つの鍵の動作を検出する3組の光ファイバセンサ31が示されている。符号41は、ブラケット40に形成された長孔であり、長孔41内では、前記のシャッタ30が上下(紙面の垂直方向)に移動可能になされている。各光ファイバセンサ31は、発光側の光ファイバ42から、長孔41付近つまりシャッタ30が横断可能な区域を通過して、受光側の光ファイバ47に至る光路50を有している。
発光側の光ファイバ42および受光側の光ファイバ47は、共にアクリルにフッ素樹脂をコーティングして形成された同質のものである。発光側の光ファイバ42の図示しない端部には、発光ダイオードが接続され、これにより一定輝度のビームが光ファイバ42内を伝播させられる。また、受光側の光ファイバ47の図示しない端部には、フォトダイオードが接続され、光ファイバ47から出射した光の強度に対応した大きさの電圧を出力するようになっている。これらの発光ダイオードおよびフォトダイオードは、ブラケット40の外面に取り付けられたコネクタに取り付けられている。コネクタの詳細については後述する。
符号43,48は、ファイバサポートである。ファイバサポート43,48は、発光側の光ファイバ42または受光側の光ファイバ47をブラケット40上に固定するものであり、光ファイバ42,47と同質のアクリルからなる。各ファイバサポート43または48には、嵌合孔が形成され、ここに光ファイバ42または47が挿入されて接着されている。なお、図3において、符号43aは、ファイバサポート43の底面に一体成形され、ブラケット40に嵌合される凸部である。同様の凸部は、受光側のファイバサポート48にも形成されている。
また、長孔41,41の間には、センサヘッド45,46が配置されている。センサヘッド45,46は、共にアクリルから形成された同形、同大のものであり、斜面を反射面45b,46bとする直角二等辺三角形柱状をなすプリズム体をその反射面45b,46bが互いに直角をなすように一体化し、これらプリズム体どうしが連続する面に凸面をなすレンズ45a,46aが形成されて構成されている。
発光側の光ファイバ42から出射して発光側レンズ44から放射状に出射されるビームは、センサヘッド45で側方に向けて反射される。この場合において、一つのビームがセンサヘッド45の前記の二つの反射面45bによって二つに分割され、センサヘッド45の両側に向けて出射させられる。なお、センサヘッド45には、発光側レンズ44から出射するビームを平行光にして、反射面45bに向かわせるレンズ45aが一体に形成されている。これにより、センサヘッド45から出射するビームも平行光となる。
図2および図3に示すように、センサヘッド45は、縦長であり、発光側レンズ44から放射状に出射されたビームのうち、発光側センサヘッド45の正面断面より外側の部分はカットされて、反射面45bには到達せず、両側の出射面45cから出射するビームは、それぞれ片方の反射面45bを正面に投影したのと断面形状および大きさが等しくなる。図2においてドットを付した部分が、ビームの出射する区域に相当する。すなわち、センサヘッド45から出射したビームの断面形状は矩形となる。
センサヘッド45から出射したビームは、長孔41の真下を通過しセンサヘッド46に到達する。このビームは、センサヘッド46の反射面46bによって内面反射され、受光側レンズ49に向けて出射させられる。この場合において、センサヘッド46は、隣接する両側のセンサヘッド45から二つのビームを二つの反射面46bによって受光側レンズ49に向けて出射する。
ただし、本実施形態では、発光側の光ファイバ42を短い周期で繰り返し発光させると共に、隣り合う発光側の光ファイバ42では、発光タイミングが異なるように制御する。これにより、受光側の光ファイバ47に接続されたフォトダイオードでは、どのタイミングで受光したかによって、どちらの光ファイバ42からのビームを検出しているのかが明確に区別されるようになっている。したがって、隣接するシャッタ30のどちらの変位を検出しているのか混同することはない。
なお、センサヘッド46には、平行光であるセンサヘッド45からのビームを受光側レンズ49に向けて収束させるレンズ46aが一体に形成されている。受光側のファイバサポート48には、さらにこのビームを収束し、受光側の光ファイバ47で入射させる受光側レンズ49が一体に突設されている。
このように、光ファイバセンサ31は、発光側の光ファイバ42から出射したビームを発光側センサヘッド45で分岐し、受光側センサヘッド46で反射させて、受光側の光ファイバ47に入射させる光路50を有している。そして、発光側センサヘッド45と受光側センサヘッド46との間の光路50をシャッタ30が横断すると、受光側の光ファイバ47に入射する光の量が変化し、受光側の光ファイバ47に接続されたフォトダイオードにより、この変化を検出することが可能になっている。
なお、図2において、符号45dは、センサヘッド45に一体成形されたベースであり、このベース45dはブラケット40に嵌合される凸部45eを有する。図3では、簡略化のため、ベース45dは省略されている。同様のベースは、受光側センサヘッド46にも形成されている。
1−3:コネクタの概略構成
図4は、光ファイバセンサ31が設けられたブラケット40およびこの発明に係る光ファイバセンサ用コネクタ(以下、「コネクタ」と称する)51を示す平面図である。図1および図4に示すように、ブラケット40は開口部を有し、コネクタ51は、ブラケット40の開口部に支持されている。図4において、符号55は、前記の発光ダイオード(以下、「LED」と称する)およびフォトダイオード(「PDI」と称する)に接続される電気回路を設けた基板を示す。なお、図4では、多数ある光ファイバ42,47、ファイバサポート43,48等のうち、一部のみを示す。
図5は、コネクタ51の下面図であり、図6は側面図である。これらの図に示すように、コネクタ51は、プラグ52と、ソケット53と、ソケットベース54とを備える。プラグ52には、消音ピアノの多数の鍵321の検出用に多数設けられた発光側の光ファイバ42および受光側の光ファイバ47の基端部の全てが固定される。このプラグ52は、ブラケット40に固定されている。
ソケット53には、発光側の光ファイバ42の基端に向けビームを発する全てのLEDおよび受光側の光ファイバ47の基端から出射されるビームを受光するPDIが装着されている。このソケット53には、プラグ52が嵌合され、これらが嵌合されると、光ファイバ42とLED、および光ファイバ47とPDIとが対向させられるようになっている。
ソケットベース54には、前記の基板55が固定されている。
1−4:プラグの構成
次に、図7はプラグ52の下面図、図8は図7のVIII-VIII線矢視断面図、図9はプラグ52の側面図である。これらの図を参照して、プラグ52の構成を説明する。
プラグ52は、透明な樹脂製の薄い長板状の部材であって、発光側の光ファイバ42が固定される第1の固定部56と、受光側の光ファイバ47が固定される第2の固定部57とが設けられている。プラグ52のほぼ中央には、プラグ52の幅方向に沿って溝58が形成され、この溝58により第1の固定部56と第2の固定部57とが区切られている。
プラグ52の一側縁部には、断面コ字状のフランジ59が形成されている。図7および図9に示すように、このフランジ59の溝59aは、プラグ52の両端部にまで回り込むように形成されている。この溝59aには、ブラケット40の一側壁が嵌入されており、両者の間は接着剤によって固定されている。
なお、前記の溝58は、プラグ52のほぼ全幅にわたって形成されており、第1の固定部56と第2の固定部57とは、フランジ59だけによって結合されている。
さて、プラグ52には、幅方向に沿って、光ファイバ42または47が挿入されるファイバ貫通孔60が形成されている。ここで、第1の固定部56には、ファイバ貫通孔60が12本形成され、第2の固定部57にはファイバ貫通孔60が8本形成されている。各ファイバ貫通孔60のフランジ59側には、ほぼV字形の案内溝61が形成されている。案内溝61は、プラグ52の側縁部側ほど広くされており、これによって、光ファイバ42または47のファイバ貫通孔60への挿入が容易になされている。
また、プラグ52の厚さ方向には、各ファイバ貫通孔60の中央位置にまで達する注入孔63が形成されている。光ファイバ42または47をファイバ貫通孔60に挿入した後、注入孔63を通して接着剤を注入する。この接着剤が硬化すると、光ファイバ42,47は、プラグ52に固定される。ここで使用される接着剤は、光硬化型接着剤であり、プラグ52が透明にされているのは、接着作業を効率よく行うためである。
また、プラグ52には、フランジ59と反対側の側縁部に、凸部62が形成されている。ファイバ貫通孔60は、それぞれ凸部62を貫通している。すなわち、凸部62は、ファイバ貫通孔60の周縁部をなしている。この実施形態において、一つのファイバ貫通孔60には、複数の光ファイバ42または47の基端が結束された状態で一括して挿入固定される。そして、凸部62の先端ごと光ファイバ42,47の端部を切断してしまう。これにより、切断された凸部62の先端と光ファイバ42,47の端面とは、面一になされている。
なお、図7において、符号64は、プラグ52をソケット53にネジ止めするための貫通孔を示す。
1−5:ソケットの構成
次に、図10はソケット53の平面図、図11は下面図、図12は図10のXIIーXII矢視図である。ソケット53は、黒色の樹脂製であって、薄く長い箱状の部材である。これにより、ソケット53は遮光性を有している。これらの図に示すように、ソケット53は、プラグ52が装着される嵌合壁部65aと、LEDが装着されるLED装着部70と、PDIが装着されるPDI装着部71とから構成されている。
1−5−1:嵌合壁部の構成
嵌合壁部65aには、一側縁部に向けて開口した細長い断面矩形の空間である嵌合空間65が形成されている。嵌合空間65のほぼ中央には、遮光性を有する黒色の樹脂製の仕切板66が配置され、これが嵌合壁部65aに一体形成されている。これにより嵌合空間65は、第1の嵌合部67と第2の嵌合部68に区分されている。
図5に示すように、ソケット53の第1の嵌合部67には、プラグ52の第1の固定部56が挿入され、第2の嵌合部68には、第2の固定部57が挿入される。これにより、第1の固定部56に挿入固定された発光側の光ファイバ42の束(図7参照)が、第1の嵌合部67内で整列され、第2の固定部57に固定された受光側の光ファイバ47の束が、第2の嵌合部68内で整列される。
また、プラグ52を嵌合空間65に嵌合する際、嵌合空間65に設けられた仕切板66が、第1の固定部56と第2の固定部57を二分する溝58に差し込まれるようになっている。この仕切板66によって、プラグ52の第1の固定部56と第2の固定部57の間が遮断され、両者の間のクロストークが防止される。
図13は図12のXIII-XIII線矢視断面図、図15は図12のXV-XV線矢視断面図である。これらの図に示すように、嵌合空間65の奥には、座ぐり孔65bが形成されている。プラグ52をソケット53に装着すると、これらの座ぐり孔65bに、プラグ52の凸部62が嵌入されるようになっている。これにより、発光側の光ファイバ42の束の端面は、第1の嵌合部67にある座ぐり孔65bに位置させられ、受光側の光ファイバ47の束の端面は、第2の嵌合部68にある座ぐり孔65bに位置させられる。
また、嵌合壁部65aの外側面には、ソケットベース54への取付用の円筒部79が突設されている。これらの円筒部79は、プラグ52の貫通孔64に合致する位置に設けられ、各円筒部79には、ネジ孔69が形成されている。図12に示すように、各ネジ孔69は、嵌合空間65に連通している。ネジ孔69とプラグ52の貫通孔64には、ネジが挿通され、これによってプラグ52とソケット53は固定されるようになっている。また、円筒部79とは反対側の外側面には、そのネジの頭が嵌入する皿もみ孔69aが形成されている。
1−5−2:LED装着部の構成
図12に示すように、LED装着部70とPDI装着部71は、嵌合壁部65aに連なるように形成され、嵌合壁部65aの全体厚さよりも肉厚になされている。図10および図11に示すように、LED装着部70は、嵌合空間65の第1の嵌合部67に対応する位置に設けられている。そして、LED装着部70において、第1の嵌合部67とは反対側の側面70aから、第1の嵌合部67と連通するLED挿入孔72が複数(実施形態では12本)形成されている。各LED挿入孔72には、一個ずつLEDが挿入され、これにより各LEDは、プラグ52の第1の固定部56に固定されて、第1の嵌合部67に配置された発光側の光ファイバ42の束の端面を照射可能になっている。
図13および図14に示すように、LED挿入孔72は、LEDの胴部が配置される断面の大きい胴部配置部72aと、その奥に形成されLEDの頂部が配置される断面の小さい頂部配置部72bとからなる。頂部配置部72bは断面円形に形成されている一方、胴部配置部72aの断面はほぼ円形であるが、一部が平面状にされている。そして、この平面部分には、LED挿入孔72の深さ方向に沿って突条72cが延在させられている。突条72cは、わずかな断面積を有するように形成されており、LEDをLED挿入孔72に挿入する際に、この突条72cを押し潰すことによって、LEDが容易にぐらつかないように固定されるようになっている。
そして、頂部配置部72bと、第1の嵌合部67との間には、ファイバ貫通孔60とほぼ同じかわずかに大きな直径の連通孔74が形成され、これにより内部のLEDの発する光が、ファイバ貫通孔60の周縁部をなす凸部62を通して、第1の固定部56の内部に漏れることなく、座ぐり孔65bにある発光側の光ファイバ42の束の端面だけに届くようになっている。なお、第1の嵌合部67に座ぐり孔65bを設けて、ここに凸部62が配置されるようにしたのは、発光側の光ファイバ42の端面と、LEDの頂部との距離を短くし、LEDの発するビームが発光側の光ファイバ42に入射するまでの損失を減少させるためである。
さらに、LED装着部70の側面70aには、各LEDの有する二本の端子が配置される端子配置溝75が形成されている。本実施形態では、胴部から端子が直角に折り曲げられたLEDを使用し、LEDをLED挿入孔72に挿入する際に、二本の端子を端子配置溝75に嵌め込むようにする。
1−5−3:PDI装着部の構成
また、図10および図11に示すように、PDI装着部71は、嵌合空間65の第2の嵌合部68に対応する位置に設けられている。そして、PDI装着部71において、第2の嵌合部68とは直交する方向に、PDI挿入孔73が複数(実施形態では8つ)形成されている。各PDI挿入孔73には、一個ずつPDIが挿入される。
図15に示すように、PDI挿入孔73は、第2の嵌合部68の座ぐり孔65bに同軸に形成され、ファイバ貫通孔60とほぼ同じかわずかに大きな直径の連通孔76によって、第2の嵌合部68に連通している。これにより各PDIは、プラグ52の第2の固定部57に固定されて、ファイバ貫通孔60の周縁部となる凸部62を通して第2の固定部57の内部にプラグ52の外部から入り込んだ散乱光等を受光することなく、第2の嵌合部68に配置された受光側の光ファイバ47の束の端面からのビームだけを受光可能になっている。
なお、第2の嵌合部68にも座ぐり孔65bを設けて、ここに凸部62が配置されるようにしたのは、受光側の光ファイバ47の端面と、PDIの受光面との距離を短くし、受光側の光ファイバ47の発するビームがPDIに受光されるまでの損失を減少させるためである。
図17は、図15のXVII-XVII線矢視断面図である。同図に示すように、PDI挿入孔73は、ほぼ矩形状であり、連通孔76と反対側の底面には、突条77が形成されている。突条77は、わずかな断面積に形成されており、PDIをPDI挿入孔73に挿入する際に、この突条77を押し潰すことによって、PDIが容易にぐらつかないように固定されるようになっている。
また、PDI装着部71の側面には、ソケットベース54と共に基板55へ取り付けるための円筒部80が突設されている。
さらに、ソケット53には、その長手方向に沿って、LED装着部70およびPDI装着部71にわたる突条78が形成されている。各PDI挿入孔73は、突条78の範囲内で外側に開口している。また、図11に示すように、円筒部80とLED装着部70において、突条78には、ネジ孔81が形成されている。
なお、本実施形態では、12個のLEDで12束の発光側の光ファイバ42を照射し、8束の受光側の光ファイバ47から8個のPDIで受光するようにしているが、各束を構成する発光側の光ファイバ42は消音ピアノの1オクターブおきの隣り合う鍵321の方向に光ビームを供給し、各束を構成する受光側の光ファイバ47は消音ピアノの1オクターブ中の隣り合う2つの鍵321の方向から光ビームを供給される。そして、12個あるLEDの発光タイミングをずらしておくことにより、PDIが受光するタイミングによってどの鍵321の動作を検出したのかが把握されるようになっている。
1−6:ソケットベースの構成
図18はソケットベース54を示す平面図であり、図19は図18のXIX-XIX線矢視断面図である。ソケットベース54は、黒色の樹脂製の薄板状の部材であり、遮光性を有している。ソケットベース54の一面には、ソケット53の突条78に嵌合可能な溝82が形成されている。
ソケットベース54の他方の面には、係合具85,86,87が突設されている(図5および図6参照)。図6および図19に示すように、各係合具85,86,87は、一対のくさび片から構成され、基板55に形成された孔に差込まれると、抜き取ることができないようにされている。コネクタ51を組み立てる際には、係合具85,86,87によって、ソケットベース54を基板55上に固定し、ソケットベース54の溝82にソケット53の突条78を嵌合させる。
また、ソケットベース54の側端には、ソケット53を基板55に固定する際に、傾かないように円板状の座部83が形成されている。また、ソケットベース54の反対側の側端には、貫通孔88が形成された円環部84が形成されている。さらに、溝82の内側底面にも、貫通孔88が形成されている。ソケットベース54の溝82にソケット53の突条78を嵌合させると、ソケット53の円筒部80は、円環部84に当接され(図5および図11参照)、ソケット53の円筒部79は、座部83に当接され、ソケット53のネジ孔81は、貫通孔88に合致する。この状態で、ソケット53と基板55は、中間にソケットベース54を挟み込んだ状態でネジ止めを行うことが可能とされる。なお、ネジ孔69にねじこまれるネジは、貫通孔64を貫通し、プラグ52とソケット53とを固定する役割をも果たす。
さて、ソケットベース54は、幅の広いLEDベース部90と、幅の狭いPDIベース部91とを有している。LEDベース部90は、ソケット53のLED装着部70に係合され、PDIベース部91は、PDI装着部71に係合される部分である。LEDベース部90には、ソケット53に固定されたLEDの端子が挿通される端子貫通孔90aが複数(実施形態では8対)形成されている。また、PDIベース部91の溝82の範囲内には、ソケット53に固定されたPDIの端子が挿通される端子貫通孔91aが複数(実施形態では12対)形成されている。
各端子貫通孔90a,91aは、ソケット53に対面する面から奥に向けて狭くなるテーパ状にされており、これによって、ソケット53をソケットベース54に係合させる際、ソケット53に固定されたLEDおよびPDIの端子が端子貫通孔90a,91aに挿通されやすくなっている。また、ソケットベース54のPDIベース部91は、ソケット53にソケットベース54が係合すると、全てのPDI挿入孔73を閉じる蓋として機能する。
2:コネクタの組立手順
次に、このコネクタの組立手順について説明する。まず、プラグ52のフランジ59に形成された溝59aに、ファイバサポート43,47、センサヘッド45,46等が取り付けられたブラケット40の一側壁を嵌入し、両者の間を接着剤によって固定する。次に、複数本の発光側の光ファイバ42を結束した光ファイバ束を12本準備すると共に、複数本の受光側の光ファイバ47を結束した光ファイバ束を8本準備する。そして、発光側の光ファイバ42の束をプラグ52の第1の固定部56側のファイバ貫通孔60に挿通し、受光側の光ファイバ47の束をプラグ52の第2の固定部57側のファイバ貫通孔60に挿通する。この際には、案内溝61側からファイバ束を挿通し、凸部62からその先端をわずかに突出させておく。
次に、注入孔63を通じて、光硬化型接着剤を注入し、これを硬化させて光ファイバ束とプラグ52とを固定する。そして、凸部62の先端ごと、プラグ52の座ぐり孔65bに嵌まり込む長さだけ残して、わずかに光ファイバ束の端部を切削し、光ファイバ束の端面を平滑化する。
また、ソケット53に12本形成されたLED挿入孔72には、それぞれLEDを挿入し、LEDの端子を端子配置溝75に嵌入する。この際に、LED挿入孔72に形成された前記の突条72cが押し潰されて、LEDはLED挿入孔72内で固定される。ソケット53に8本形成されたPDI挿入孔73には、それぞれPDIを挿入する。この際に、PDI挿入孔73に形成された突条77が押し潰されて、PDIはPDI挿入孔73内で固定される。
他方、ソケットベース54の係合具85,86,87を基板55に形成された孔に差込むことにより、ソケットベース54を基板55に固定する。
そして、ソケット53に固定されたLEDの端子およびPDIの端子をソケットベース54の端子貫通孔90a,91aに挿通しながら、ソケットベース54の溝82にソケット53の突条78を嵌め込み、基板55の裏側からソケット53のネジ孔81にネジをねじ込むことにより、ソケット53とソケットベース54を基板55に固定する。このように、各端子が端子貫通孔90a,91aに挿通されると、基板55上に形成された電気回路に端子が接続され、LEDでの発光およびPDIによる光の電圧変換が可能とされる。そして、溝82に突条78を嵌め込むことにより、PDI挿入孔73が塞がれ外部からの光の侵入が防止される。
次に、ソケット53に形成された嵌合空間65にプラグ52を嵌合し、ソケット53の皿もみ孔69aから貫通孔64を通り、ソケット53のネジ孔69にネジを螺合させることにより、プラグ52とソケット53を固定する。これにより、コネクタ51が完成する。
3:実施形態の作用・効果
上記の実施形態においては、複数のLEDとPDIが固定された一つのソケット53に、発光側の光ファイバ42と受光側の光ファイバ47とが固定されたプラグ52を嵌合することにより、一つのコネクタ51で、LEDが発光側の光ファイバ42の端面に対向し、PDIが受光側の光ファイバ47の端面に対向し、光ファイバと素子との間のビームの授受が可能となる。したがって、部品点数を削減し、これに伴い製造費用を大幅に低減することが可能になる。
そして、プラグ52をソケット53に嵌合する際に、プラグ52の第1の固定部56と第2の固定部57とを区切る溝58に、ソケット53の嵌合空間65に設けた仕切板66を差し込むことにより、プラグ52が透明または半透明であっても、第1の固定部56と第2の固定部57との間のクロストークが防止される。すなわち、LEDから発光側の光ファイバ42に与えるべき光が漏れても、受光側の光ファイバ47にこれが伝達されて受光素子で受光されてしまうことがなく、検出精度の低下を防止することが可能となる。
さらに、仕切板66は、プラグ52をソケット53に嵌合する際に、第1の固定部56と第2の固定部57との間に差し込まれるから、特別な作業が不要であり、コネクタ51の組立作業を複雑化する必要は全くない。
また、プラグ52に凸部62を形成したことにより、前記のように、凸部62の先端ごと、光ファイバ42または47の束の端部を切断するだけで、光ファイバの束の切断面を平滑にし、切断面での透過率を向上させることができる。この場合、プラグの切断部分が少なくなり、切断中に光ファイバ42または47にかかる力の変動を少なくすることができるからである。したがって、光ファイバの端面でビームの損失が低減され、ビームを高い効率で利用することが可能となる。加えて、切断作業も容易になる。さらに、凸部62を設け、ソケット53に形成した座ぐり孔65bにこれらの凸部62を嵌合させることにより、プラグ52の他の部分よりも、光ファイバの束の端面をLEDまたはPDIに接近させ、両者の間を伝達されるビームの損失を低減させることができる。
さらに、ソケット53に座ぐり孔65bと連通する連通孔74,76を形成し、LEDからは連通孔74を通じて発光側の光ファイバ42のみにビームが伝達され、受光側の光ファイバ47のみから連通孔76を通じてPDIにビームが伝達されるようにしている。そして、ソケットベース54のPDIベース部91は、ソケット53にソケットベース54が係合すると、全てのPDI挿入孔73を閉じる蓋として機能する。このため、たとえば受光側の光ファイバ47から出射したビームがPDIに到達した後、PDI挿入孔73内で乱反射しても、隣のPDIに光が漏れることはない。さらに、連通孔74,76は、ファイバ貫通孔60とほぼ同じ大きさになっているため、LEDから出射したビームが透明なプラグ52の凸部62を通じて、プラグ52内に入り込むことはなく、受光側の光ファイバ47から出射したビームがPDIの表面で反射し、凸部62を通して、受光側の光ファイバ47側に戻る光量がほとんどなくなる。したがって、戻った光が透明なプラグ52内でさらに乱反射して、他の受光側の光ファイバ47に影響を与えることはない。
さらに、この実施形態では、組立の際に、ソケットベース54を基板に固定し、LEDおよびPDIをソケット53に固定した状態で、これら素子の端子をソケットベース54の端子貫通孔90a,91aに貫通させながら、ソケット53をソケットベース54に係合させる。前記のように、端子貫通孔90a,91aは、ソケット53に対面する面から奥に向けて狭くなるテーパ状にされている。また、ソケット53には端子配置溝75が設けられており、端子が位置決めされる。これにより、多数のLEDやPDIの端子を手間取ることなく、容易に基板55上の電気回路に接続させることが可能である。
また、プラグ52の溝59aにブラケット40の側壁を接着し、コネクタ51をブラケット40に固定するようにしたことにより、たとえば、ネジによってブラケット40に取り付ける場合に比べて、取付作業の効率を向上させることが可能であると同時に、製造費用も削減することができる。
4:変更例
上記の実施形態では、プラグ52は透明にされているが、半透明であってもよい。また、上記の実施形態は、消音ピアノの鍵321に取り付けたシャッタ30を検出し、鍵321の挙動を把握するものであるが、これに限ることなく、楽器であるか否かを問わず、他の移動体の検出にも、この光ファイバセンサは応用可能であり、コネクタもまた応用可能である。たとえば、消音ピアノにあっては、鍵321で駆動されるハンマシャンクによる打弦が阻止されるようになっているが、ハンマシャンクを打弦途中まで移動可能にし、その挙動を把握することによって、鍵321の挙動データと併せて、より忠実な楽音の発生を行わせる場合があり、前記の光ファイバセンサおよびコネクタをこのハンマシャンクの動作検出に利用することも可能である。また、演奏時の演奏情報を採取して記憶し、この記憶した演奏情報に基づき自動演奏を行う自動演奏ピアノに対しても適用可能である。
この発明の一実施形態に係る光ファイバセンサを備えた消音ピアノの一つの鍵の構成を示す側面図である。 同光ファイバセンサの構成を示す側面図である。 同光ファイバセンサの構成を示す下面図である。 同光ファイバセンサが設けられたブラケットおよびこの発明の一実施形態に係る光ファイバセンサ用コネクタを示す平面図である。 同光ファイバセンサ用コネクタの下面図である。 同光ファイバセンサ用コネクタの側面図である。 同光ファイバセンサ用コネクタを構成するプラグの下面図である。 図7のVIII-VIII線矢視断面図である。 同プラグの側面図である。 同光ファイバセンサ用コネクタを構成するソケットの平面図である。 同ソケットの下面図である。 図10のXIIーXII矢視図である。 図12のXIII-XIII線矢視断面図である。 図13のXIV-XIV線矢視断面図である。 図12のXV-XV線矢視断面図である。 図12のXVI-XVI線矢視断面図である。 図15のXVII-XVII線矢視断面図である。 同光ファイバセンサ用コネクタを構成するソケットベースの平面図である。 図18のXIX-XIX線矢視断面図である。
符号の説明
30 シャッタ(移動体)、31 光ファイバセンサ、40 ブラケット、42 発光側の光ファイバ、43 ファイバサポート、45 発光側センサヘッド、46 受光側センサヘッド、47 受光側の光ファイバ、48 受光側のファイバサポート、50 光路、51 光ファイバセンサ用コネクタ(コネクタ)、52 プラグ、53 ソケット、54 ソケットベース、55 基板、56 第1の固定部、57 第2の固定部、58 溝、60 ファイバ貫通孔、62 凸部、65 嵌合空間、65a 嵌合壁部、65b 座ぐり孔(凹部)、66 仕切板、67 第1の嵌合部、68 第2の嵌合部、70 LED装着部、71PDI装着部、72 LED挿入孔、74,76 連通孔、75 端子配置溝、73 PDI挿入孔、85,86,87 係合具、90 LEDベース部、90a 端子貫通孔、91 PDIベース部、91a 端子貫通孔

Claims (3)

  1. 光ファイバセンサを構成する複数の光ファイバの基端部が固定されるプラグと、
    前記プラグが嵌合される嵌合空間が形成されていると共に、前記光ファイバとのビームの授受を行う光学素子が固定されるソケットとを設け、
    前記プラグに、複数の光ファイバの基端を一括して挿入するファイバ貫通孔を形成すると共に、前記ファイバ貫通孔の光ファイバ端面側に、このファイバ貫通孔の周縁部をなす凸部を突設したことを特徴とする光ファイバセンサ用コネクタ。
  2. 前記プラグは、前記光ファイバを固定するために使用される光硬化型接着剤を硬化させる光に対して透明または半透明であり、前記ソケットは遮光性を有し、さらに、前記ソケットに、前記プラグを前記嵌合空間に嵌合すると前記凸部が嵌合される凹部と、この凹部に連通しその断面積が前記ファイバ貫通孔の断面積とほぼ同一の連通孔を形成し、この連通孔を通じて、前記光ファイバと前記素子との間をビームが伝達されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の光ファイバセンサ用コネクタ。
  3. 光ファイバセンサの各種部品を取り付けるブラケットに接着されることを特徴とする請求項1または2に記載の光ファイバセンサ用コネクタ。
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