JP2003215386A - 光伝送媒体および光伝送装置 - Google Patents

光伝送媒体および光伝送装置

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JP2003215386A
JP2003215386A JP2002011753A JP2002011753A JP2003215386A JP 2003215386 A JP2003215386 A JP 2003215386A JP 2002011753 A JP2002011753 A JP 2002011753A JP 2002011753 A JP2002011753 A JP 2002011753A JP 2003215386 A JP2003215386 A JP 2003215386A
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Japan
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optical transmission
light guide
optical
guide path
transmission medium
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Application number
JP2002011753A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Hamada
勉 浜田
Junji Okada
純二 岡田
Takehiro Niitsu
岳洋 新津
Hidenori Yamada
秀則 山田
Hiroshi Oikawa
博 及川
Mitsuo Shiraishi
光夫 白石
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 位置決めを精度よく行うことができる光伝送
媒体および光伝送装置を提供する。 【解決手段】 光伝送装置14は、光伝送媒体10と、
光伝送媒体を保持する保持部17と、光伝送媒体を受け
止める位置決め基準部15とを備える。光伝送媒体10
は、光信号を伝送する導光路11、導光路の一端に形成
された傾斜面を有する光信号の入出射部13a、導光路
の他端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部1
3b、および導光路の一端に設けられた位置決め部12
を有する。光伝送媒体10の位置決め部12が位置決め
基準部15に密着されることにより位置決めがなされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光信号の分岐や結
合を行う光伝送媒体および光伝送装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の光伝送装置は、光信号を複数に
分岐する光分岐装置や複数の光ファイバからの光信号を
複数の光ファイバへ分岐または結合する光カプラとして
用いることができるものである。光伝送媒体としては、
例えば平板状の導光路を用いたものが提案されている。
【0003】図5(a)は平板状導光路を用いた光伝送
媒体の一例を示す斜視図、(b)は(a)の光伝送媒体
を備えた光伝送装置の一例を示す側面断面図である。図
示のように、光伝送媒体50は、両端に入出射部52a
および52bとして45度の斜め面が形成された導光路
51を有する。光伝送装置53は、この光伝送媒体50
を用いて構成されており、導光路51を保持する保持部
55と、保持部上の一方に配置された複数の発光素子5
4aと、他方に配置された複数の受光素子54bとを備
える。発光素子54aと受光素子54bはそれぞれ入出
射部52aと52bに光学的に結合されるように配置さ
れている。
【0004】本例において、例えば、1つの発光素子5
4aから出射された光信号は、導光路51の入出射部5
2aに入射したのち45度面で反射され、その反射光が
導光路51内を伝送されて入出射部52bへ進んで、他
方の45度面で再び反射を受け、これにより複数の受光
素子54bで受光される。なお、導光路51の一方の端
部の幅方向に階段状の段差部を形成し、各段差部をそれ
ぞれ入出射部とすることもできる。本例によれば、各受
発光素子が入出射部に近接配置されるので、光の利用効
率の向上を図ることができる。この種の光伝送装置は、
例えば、特開2001−147351に開示されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種の光
伝送装置を作製する場合には、導光路の各入出射部が正
確に各受発光素子と光学的に結合されるように光伝送媒
体を配置しなければならない。しかしながら、このよう
な導光路を光軸方向に位置決めして受発光素子に精度よ
く結合することはなかなか困難である。これは、45度
面を有する入出射部を用いて行う位置決めは、先端の形
状精度の問題や45度面での浮きの問題があるからであ
る。特に、位置精度は、受発光素子および光伝送媒体に
比較的大きいものを用いることができる場合にはあまり
問題とならないが、高速化に伴い受発光素子および光伝
送媒体のサイズが小さくなる場合には大きな問題とな
る。このように従来は位置合わせが精度面で充分という
ことができなかった。
【0006】従って本発明の目的は、位置決めを精度よ
く行うことができる光伝送媒体および光伝送装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光信号を伝
送する導光路と、導光路の一端に形成された傾斜面を有
する光信号の入出射部と、導光路の他端に形成された傾
斜面を有する光信号の入出射部と、少なくとも導光路の
一端または他端に設けられた位置決め部とを備えた光伝
送媒体により、達成される。
【0008】ここで、導光路の一端または他端は導光路
の幅方向に階段状に形成することができる。また、位置
決め部は導光路の底面に対して垂直面を有することがで
き、入出射部は傾斜面として45度面を有することがで
きる。なお、入出射部は、光信号を入射し、または出射
し、または入射および出射することができる機能を有す
る。
【0009】本発明に係る光伝送装置は、光信号を伝送
する導光路、導光路の一端に形成された傾斜面を有する
光信号の入出射部、導光路の他端に形成された傾斜面を
有する光信号の入出射部、および少なくとも導光路の一
端または他端に設けられた位置決め部を備えた光伝送媒
体と、光伝送媒体を保持する保持部と、光伝送媒体の位
置決め部を受け止める位置決め基準部とを備えて構成さ
れる。
【0010】この場合、導光路の一端または他端は導光
路の幅方向に階段状に形成することができる。また、光
伝送装置は、光伝送媒体の入出射部と光学的に結合され
る光部品を備えることができる。この光部品は、発光素
子および受光素子の少なくとも1つ、または光ファイバ
を含むことができる。このように構成することによっ
て、光伝送装置における光伝送媒体の位置決めを良好に
行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る光伝送装置の
一実施例を示す図で、(a)は光伝送媒体の斜視図、
(b)は光伝送装置の側面断面図、(c)は光伝送装置
の上面図である。本実施例では、光伝送媒体10は、図
1(a)に示すように、光信号を伝送する導光路11
と、導光路の一端に形成された傾斜面を有する光信号の
入出射部13aと、導光路の他端に形成された傾斜面を
有する光信号の入出射部13bと、導光路の一端に設け
られた位置決め部12とを備える。位置決め部12は、
本例では導光路11の底面に対して垂直面を有する。ま
た、入出射部13a、13bは傾斜面として45度面を
有しており、導光路11の底面に対して垂直な方向か
ら、光信号を入射し、または出射し、または入射および
出射することができる機能を有している。
【0012】一方、光伝送装置14は、図1(b)、
(c)に示すように、光伝送媒体を保持する保持部17
と、光伝送媒体の位置決め部12を受け止める位置決め
基準部15とを備える。また、光伝送装置14は、保持
部17上の光伝送媒体の入出射部に対応する位置にそれ
ぞれ受発光素子16a、16bを備える。受発光素子1
6a、16bは、レーザダイオードのような発光素子、
フォトダイオードのような受光素子、またはその両者を
意味する。
【0013】光伝送装置14における光伝送媒体10の
位置決めは次のようにして行われる。まず、保持部17
上に導光路11を載せる。その後、位置決め基準部15
に光伝送媒体の位置決め部12を合わせ、両垂直面が密
着するように微調整する。また、光伝送媒体の幅方向の
位置決めは、導光路11の側面をそれに対応するもう1
つの位置決め基準部15’に合わせ、こちらも両垂直面
が密着するように微調整する。この位置決め基準部1
5’は、本実施例では位置決め基準部15と一体的に構
成されているが、別々に構成してもよい。なお、位置決
めは垂直面同士で行うことに限定されず、例えば曲面を
用いることもできる。
【0014】図1では、導光路11の保持部17への固
定方法については図示を省略しているが、位置決め基準
部15、15’を用いて位置決めした後に導光路11は
保持部17に固定される。固定方法は特に手段を選ば
ず、上下の挟み込みによる固定、接着や粘着による固
定、または、ばねなどによる押し付けによる固定などを
用いることができる。
【0015】このようにして保持部17に固定された導
光路11は、例えば発光素子16aから垂直な方向に入
射された光信号を入出射部13aの45度面を介して水
平な方向に伝搬し、対向する入出射部13bの45度面
を介して垂直方向に伝搬することで受光素子16bに結
合させることができる。入出射部13a、13bの45
度面では全反射により効率よく光信号の方向を変えるこ
とができるが、より広がった光を効率よく利用するため
に45度面にミラーを形成しても良い。ここで導光路1
1の入出射部13aに水平方向に光信号を広く拡散でき
る光拡散手段を設けることで、複数の受光素子16bに
光信号をほぼ均一に分岐させることが可能となる。
【0016】図2は本発明に係る光伝送装置の他の実施
例を示す図で、(a)は光伝送媒体の斜視図、(b)は
光伝送装置の側面断面図、(c)は光伝送装置の上面図
である。本実施例は、光伝送媒体が光ファイバに結合で
きるように位置決めされている点が先の実施例とは異な
る。光ファイバの固定方法は省略しているが、コネクタ
による接続でも、直接的な接続でもよい。本実施例で
は、一方の光ファイバから導光路に入射した光信号を先
の実施例と同様にして他方の光ファイバに出射させるこ
とが可能であり、入射用の光ファイバをN本、出射用の
光ファイバをM本用いることで、光を分岐または結合す
るNxMの光カプラとして使用することができる。
【0017】本実施例の光伝送媒体20は、図2(a)
に示すように、光信号を伝送する導光路21と、導光路
の一端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部2
3aと、導光路の他端に形成された傾斜面を有する光信
号の入出射部23bと、導光路の一端に設けられた位置
決め部22とを備える。位置決め部22は、本例では導
光路21の底面に対して垂直面を有する。また、入出射
部23a、23bは傾斜面として45度面を有してお
り、導光路21の底面に対して垂直な方向から、光信号
を入射し、または出射し、または入射および出射するこ
とができる機能を有している。
【0018】一方、光伝送装置24は、図2(b)、
(c)に示すように、光伝送媒体を保持する保持部27
と、光伝送媒体の位置決め部22を受け止める位置決め
基準部25とを備える。本実施例では、保持部27は位
置決め基準部25と一体的に形成されている。また、光
伝送装置24は、保持部27上の光伝送媒体の入出射部
に対応する位置にそれぞれ光ファイバ26a、26bを
備える。
【0019】光伝送装置24における光伝送媒体20の
位置決めは次のようにして行われる。まず、保持部27
上に導光路21を載せる。その後、位置決め基準部25
に光伝送媒体の位置決め部22を合わせ、両垂直面が密
着するように微調整する。また、光伝送媒体の幅方向の
位置決めは、導光路21の側面をそれに対応するもう1
つの位置決め基準部25’に合わせ、こちらも両垂直面
が密着するように微調整する。この位置決め基準部2
5’は、本実施例では位置決め基準部25と一体的に構
成されているが、別々に構成してもよい。なお、位置決
めは垂直面同士で行うことに限定されず、例えば曲面を
用いることもできる。また、光ファイバ26a、26b
は位置決め後に結合される。
【0020】図2では、導光路21の保持部27への固
定方法については図示を省略しているが、位置決め基準
部25、25’を用いて位置決めした後に導光路21は
保持部27に固定される。固定方法は特に手段を選ば
ず、上下の挟み込みによる固定、接着や粘着による固
定、または、ばねなどによる押し付けによる固定などを
用いることができる。
【0021】このようにして保持部27に固定された導
光路21は、例えば光ファイバ26aから垂直な方向に
入射された光信号を入出射部23aの45度面を介して
水平な方向に伝搬し、対向する入出射部23bの45度
面を介して垂直方向に伝搬することで光ファイバ26b
に結合させることができる。入出射部23a、23bの
45度面では全反射により効率よく光信号の方向を変え
ることができるが、より広がった光を効率よく利用する
ために45度面にミラーを形成しても良い。ここで導光
路21の入出射部23aに水平方向に光信号を広く拡散
できる光拡散手段を設けることで、複数の光ファイバ2
6bに光信号をほぼ均一に分岐させることが可能とな
る。
【0022】図3は本発明に係る光伝送装置のさらに他
の実施例を示す図で、(a)は光伝送媒体の斜視図、
(b)は光伝送装置の側面断面図、(c)は光伝送装置
の上面図である。本実施例は、導光路の一方の端部が幅
方向に階段状に形成されており、各段差部が光ファイバ
と結合できるように位置決めされている点が先の実施例
と異なる。本実施例では、左側の光ファイバから入射し
た光信号を3本の光ファイバに分岐できる分岐装置の例
を示す。段差状の形態は出射側の光ファイバの間隔を一
定以上離すためのもので、例えば、コネクタ構造で光フ
ァイバを接続する場合に有効である。このような導光路
を複数用いることで、多ビットの分岐装置を形成するこ
とが可能となる。ここでは2ビットの例を示す。
【0023】本実施例の光伝送媒体30は、図3(a)
に示すように、光信号を伝送する導光路31と、導光路
の一端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部3
3aと、導光路の他端の各段差部に形成された傾斜面を
有する光信号の入出射部33b、33c、33dと、導
光路の一端に設けられた位置決め部32とを備える。位
置決め部32は、本例では導光路31の底面に対して垂
直面を有する。また、入出射部33a、33b、33
c、33dは傾斜面として45度面を有しており、導光
路31の底面に対して垂直な方向から、光信号を入射
し、または出射し、または入射および出射することがで
きる機能を有している。
【0024】一方、光伝送装置34は、図3(b)、
(c)に示すように、光伝送媒体を保持する保持部37
と、光伝送媒体の位置決め部32を受け止める位置決め
基準部35とを備える。本実施例では、保持部37は位
置決め基準部35と一体的に形成されている。また、光
伝送装置34は、保持部37上の光伝送媒体の入出射部
33a、33b、33c、33dに対応する位置にそれ
ぞれ光ファイバ36a、36b、36c、36dを備え
る。
【0025】光伝送装置34における光伝送媒体30の
位置決めは次のようにして行われる。まず、保持部37
上に導光路31を載せる。その後、位置決め基準部35
に光伝送媒体の位置決め部32を合わせ、両垂直面が密
着するように微調整する。また、本実施例では、光伝送
媒体の幅方向の位置決めは、導光路31を別の位置決め
基準部35’の間に挿入することにより自動的に行われ
る。この位置決め基準部35’は、本実施例では位置決
め基準部35と一体的に構成されているが、別々に構成
してもよい。なお、位置決めは垂直面同士で行うことに
限定されず、例えば曲面を用いることもできる。また、
光ファイバ36a〜36dは位置決め後に結合される。
【0026】図3では、導光路31の保持部37への固
定方法については図示を省略しているが、位置決め基準
部35、35’を用いて位置決めした後に導光路31は
保持部37に固定される。固定方法は特に手段を選ば
ず、上下の挟み込みによる固定、接着や粘着による固
定、または、ばねなどによる押し付けによる固定などを
用いることができる。
【0027】このようにして保持部37に固定された導
光路31は、例えば光ファイバ36aから垂直な方向に
入射された光信号を入出射部33aの45度面を介して
水平な方向に伝搬し、対向する各入出射部33b、33
c、33dの45度面を介して垂直方向に伝搬すること
で光ファイバ36b、36c、36dに結合させること
ができる。入出射部33a〜33dの45度面では全反
射により効率よく光信号の方向を変えることができる
が、より広がった光を効率よく利用するために45度面
にミラーを形成しても良い。ここで導光路31の入出射
部33aに水平方向に光信号を広く拡散できる光拡散手
段を設けることで、複数の光ファイバ36b〜36dに
光信号をほぼ均一に分岐させることが可能となる。
【0028】図4は本発明に係る光伝送装置のさらに他
の実施例を示す図で、(a)は光伝送媒体の斜視図、
(b)は光伝送装置の側面断面図、(c)は光伝送装置
の上面図である。本実施例は、図3に示す実施例の変形
例であり、導光路における階段状を有する端部と反対側
の端部の中央付近に入出射部としての45度面が形成さ
れている例である。また、少なくとも一方の端面に位置
決めの基準となる垂直面が形成されていれば、両端が階
段状の形態でもよい。
【0029】本実施例の光伝送媒体40は、図4(a)
に示すように、光信号を伝送する導光路41と、導光路
の一端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部4
3aと、導光路の他端の各段差部に形成された傾斜面を
有する光信号の入出射部43b、43c、43dと、導
光路の一端に設けられた位置決め部42とを備える。位
置決め部42は、本例では導光路41の底面に対して垂
直面を有する。また、入出射部43a、43b、43
c、43dは傾斜面として45度面を有しており、導光
路41の底面に対して垂直な方向から、光信号を入射
し、または出射し、または入射および出射することがで
きる機能を有している。
【0030】一方、光伝送装置44は、図4(b)、
(c)に示すように、光伝送媒体を保持する保持部47
と、光伝送媒体の位置決め部42を受け止める位置決め
基準部45とを備える。本実施例では、保持部47は位
置決め基準部45と一体的に形成されている。また、光
伝送装置44は、保持部47上の光伝送媒体の入出射部
43a、43b、43c、43dに対応する位置にそれ
ぞれ光ファイバ46a、46b、46c、46dを備え
る。
【0031】光伝送装置44における光伝送媒体40の
位置決めは次のようにして行われる。まず、保持部47
上に導光路41を載せる。その後、位置決め基準部45
に光伝送媒体の位置決め部42を合わせ、両垂直面が密
着するように微調整する。また、本実施例では、光伝送
媒体の幅方向の位置決めは、導光路41を別の位置決め
基準部45’の間に挿入することにより自動的に行われ
る。この位置決め基準部45’は、本実施例では位置決
め基準部45と一体的に構成されているが、別々に構成
してもよい。なお、位置決めは垂直面同士で行うことに
限定されず、例えば曲面を用いることもできる。また、
光ファイバ46a〜46dは予め入出射部43a〜43
dに結合しておいてもよいし、または位置決め後に結合
してもよい。
【0032】図4では、導光路41の保持部47への固
定方法については図示を省略しているが、位置決め基準
部45、45’を用いて位置決めした後に導光路41は
保持部47に固定される。固定方法は特に手段を選ば
ず、上下の挟み込みによる固定、接着や粘着による固
定、または、ばねなどによる押し付けによる固定などを
用いることができる。
【0033】このようにして保持部47に固定された導
光路41は、例えば光ファイバ46aから垂直な方向に
入射された光信号を入出射部43aの45度面を介して
水平な方向に伝搬し、対向する各入出射部43b、43
c、43dの45度面を介して垂直方向に伝搬すること
で光ファイバ46b、46c、46dに結合させること
ができる。入出射部43a〜43dの45度面では全反
射により効率よく光信号の方向を変えることができる
が、より広がった光を効率よく利用するために45度面
にミラーを形成しても良い。ここで導光路41の入出射
部43aに水平方向に光信号を広く拡散できる光拡散手
段を設けることで、複数の光ファイバ46b〜46dに
光信号をほぼ均一に分岐させることが可能となる。
【0034】以上は本発明を分岐装置で説明した例であ
るが、図3および図4の実施例で入射用と出射用の光フ
ァイバを逆に使用すれば結合装置として用いることも可
能である。さらに、図3および図4の実施例において
も、図1の実施例のように光ファイバの代りに受発光素
子を結合させることも可能である。このように構成する
ことにより、導光路の入出射面に45度面を有する光伝
送媒体でも光軸方向に良好に位置決めすることができ、
受発光素子または光ファイバと精度よく結合させること
ができる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、位置決めを精度よく行
うことができる光伝送媒体および光伝送装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光伝送装置の一実施例を示す図
で、(a)は光伝送媒体の斜視図、(b)は光伝送装置
の側面断面図、(c)は光伝送装置の上面図である。
【図2】本発明に係る光伝送装置の他の実施例を示す図
で、(a)は光伝送媒体の斜視図、(b)は光伝送装置
の側面断面図、(c)は光伝送装置の上面図である。
【図3】本発明に係る光伝送装置のさらに他の実施例を
示す図で、(a)は光伝送媒体の斜視図、(b)は光伝
送装置の側面断面図、(c)は光伝送装置の上面図であ
る。
【図4】本発明に係る光伝送装置のさらに他の実施例を
示す図で、(a)は光伝送媒体の斜視図、(b)は光伝
送装置の側面断面図、(c)は光伝送装置の上面図であ
る。
【図5】(a)は平板状導光路を用いた光伝送媒体の一
例を示す斜視図、(b)は(a)の光伝送媒体を備えた
光伝送装置の一例を示す側面断面図である。
【符号の説明】
10 光伝送媒体 11 導光路 12 位置決め部 13a、13b 入出射部 14 光伝送装置 15、15’ 位置決め基準部 16a、16b 受発光素子 17 保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新津 岳洋 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 山田 秀則 神奈川県足柄上郡中井町境430 グリーン テクなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 及川 博 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 (72)発明者 白石 光夫 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社海老名事業所内 Fターム(参考) 2H037 BA05 BA14 BA31 CA00 CA38 CA39 DA02 DA11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光信号を伝送する導光路と、導光路の一
    端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部と、導
    光路の他端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射
    部と、少なくとも導光路の一端または他端に設けられた
    位置決め部とを備えたことを特徴とする光伝送媒体。
  2. 【請求項2】 導光路の一端または他端が導光路の幅方
    向に階段状に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の光伝送媒体。
  3. 【請求項3】 位置決め部が導光路の底面に対して垂直
    面を有することを特徴とする請求項1または2記載の光
    伝送媒体。
  4. 【請求項4】 入出射部が傾斜面として45度面を有す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光
    伝送媒体。
  5. 【請求項5】 光信号を伝送する導光路、導光路の一端
    に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部、導光路
    の他端に形成された傾斜面を有する光信号の入出射部、
    および少なくとも導光路の一端または他端に設けられた
    位置決め部を備えた光伝送媒体と、光伝送媒体を保持す
    る保持部と、光伝送媒体の位置決め部を受け止める位置
    決め基準部とを備えたことを特徴とする光伝送装置。
  6. 【請求項6】 導光路の一端または他端が導光路の幅方
    向に階段状に形成されていることを特徴とする請求項5
    記載の光伝送装置。
  7. 【請求項7】 光伝送媒体の入出射部と光学的に結合さ
    れる光部品を備えたことを特徴とする請求項5または6
    記載の光伝送装置。
  8. 【請求項8】 光部品が発光素子および受光素子の少な
    くとも1つを含むことを特徴とする請求項7記載の光伝
    送装置。
  9. 【請求項9】 光部品が光ファイバを含むことを特徴と
    する請求項7記載の光伝送装置。
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