JP4078663B2 - 鋼製煙突の解体方法及びその装置 - Google Patents
鋼製煙突の解体方法及びその装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4078663B2 JP4078663B2 JP2001362565A JP2001362565A JP4078663B2 JP 4078663 B2 JP4078663 B2 JP 4078663B2 JP 2001362565 A JP2001362565 A JP 2001362565A JP 2001362565 A JP2001362565 A JP 2001362565A JP 4078663 B2 JP4078663 B2 JP 4078663B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cutting
- chimney
- lining
- steel
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Chimneys And Flues (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばダイオキシン等の有害物質に汚染された鋼製煙突を解体するための鋼製煙突の解体方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に焼却施設に設置された鋼製煙突は、鋼製外筒の内側に耐火ライニングが施されたものが多く、該耐火ライニングの内部には縦横に組み合わされた鉄筋と該鉄筋の内側を覆うラスと呼ばれる金網等の鋼製の補強部材を備えている。
【0003】
この種の煙突の解体は、従来、鋼製外筒1の切断予定位置をガス溶断或いはプラズマ切断により円周方向に沿って切断し、鋼製外筒をいくつかの切断ブロックに分け、該切断ブロック内の耐火ライニングを破砕除去した後、切断ブロックの鋼製部分を更にガス溶断等で小さく解体し、最終的にスクラップ処理を行っている。尚、ガス溶断或いはプラズマ切断を行う際に、切断する鋼製外筒の内側に十分な空間がない、即ち、鋼製外筒の内面が内側に露出していないと、内側まで火炎が通らず鋼製外筒を切断することができない場合がある。そのため、従来では、人間が足場を吊って該切断位置の内側に行き、あらかじめ人力によりその部分の耐火ライニングを破砕除去して切断予定箇所の鋼製外筒の内面を露出させている。
【0004】
一方、焼却施設等の煙突にあって、ダイオキシン類に汚染されているものが近年発見されており、この種のダイオキシン類で汚染された煙突は、内面(耐火ライニングを有するものにあっては、耐火ライニング内面)に汚染された飛灰が付着しているか、内面(耐火ライニング内面)から深さ十数mmの範囲に汚染物質が含浸しているのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上述の如き従来の煙突解体方法では、ダイオキシン等の有害物質で耐火ライニングが汚染された鋼製煙突を解体する場合でも、鋼製外筒をガス溶断或いはプラズマ切断するために、外筒切断予定位置内側の耐火ライニングを人力で破砕除去しなければならず、ダイオキシン等の有害物質を含む有害な粉塵が周囲に飛散し、作業員の健康を害するという問題があった。
【0006】
また、耐火ライニングを破砕した後、ダイオキシン等の有害物質に汚染された部分と、そうでない非汚染部分とが混じり、破砕された内部の補強鋼材を含む耐火ライニング全体が有害産業廃棄物となり、その処理に多大な費用を有するという問題があった。
【0007】
本発明はこのような従来の問題に鑑み、汚染されている部分と非汚染部分とを分けて処理できるようにし、施工環境の改善を図り、更に有害産業廃棄物の発生量を少なくすることによって煙突解体費用を削減することを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の如き従来の問題を解決し、所期の目的を達成するための請求項1に係る煙突の解体方法の特徴は、支持脚を煙突内面に押し当てることによって煙突内の任意の位置に固定できる本体部と、該本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突の円周内面に沿って旋回移動しつつ該煙突内面の耐火ライニングを任意の厚さに切削できるライニング切削手段と、前記支軸に対して半径方向に伸縮自在な旋回腕に支持され、前記煙突内面に沿って旋回移動しつつ回転して耐火ライニングをその内部の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッター装置とを備え、前記ライニング切削手段には前記旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具を有し、前記回転カッター装置には駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具を有するライニング切削装置を使用し、該ライニング切削装置を鋼製外筒内に耐火ライニングを施した鋼製煙突内に挿入し、所望の煙突切断位置に固定した状態で、前記回転カッター装置を作動させて外筒切断予定位置内側の所望幅を隔てた上下2箇所に、前記耐火ライニング内部の補強鋼材を切断する深さの切断溝を形成し、該切断溝間の耐火ライニングを前記ライニング切削手段により前記鋼製外筒に達するまで切削し、該切削によって耐火ライニングが除去された部分の鋼管外筒を、円周方向に切断し、該切断によって切り離された切断ブロックを地上に降ろし、該切断ブロック内の耐火ライニングを除去することにある。
【0009】
また、請求項2に記載の発明の特徴は、請求項1に記載の構成に加え、前記切断ブロック内の耐火ライニングの除去に際し、前記ライニング切削装置を前記切断ブロック内に挿入し、該装置のライニング切削手段を作動させることにより前記煙突内面を、その表面に付着した飛灰とともに、有害物質に汚染されているであろう所望厚さだけ除去して汚染部分を排除した後、残りの耐火ライニングを除去することにある。
【0010】
また、請求項3に記載の発明の特徴は、支持脚を煙突内面に押し当てることによって煙突内の任意の位置に固定できる本体部と、該本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突の円周内面に沿って旋回移動しつつ該煙突内面の耐火ライニングを任意の厚さに切削できるライニング切削手段と、前記支軸に対して半径方向に伸縮自在な旋回腕に支持され、前記煙突内面に沿って旋回移動しつつ回転して耐火ライニングをその内部の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッター装置とを備え、前記ライニング切削手段には前記旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具を有し、前記回転カッター装置には駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具を有するライニング切削装置を使用し、該ライニング切削装置を鋼製外筒内に耐火ライニングを施した鋼製煙突内に挿入し、任意の位置に固定した状態で前記ライニング切削手段により前記耐火ライニングの内面を、その表面に付着した飛灰とともに有害物質に汚染されているであろう所望厚さだけ除去して汚染部分を排除し、然る後、鋼製外筒切断予定位置内側の所望幅を隔てた上下2箇所で、前記回転カッター装置により前記耐火ライニングの内部の補強鋼材を切断する深さの切断溝を形成し、該切断溝間の耐火ライニングを前記ライニング切削手段により鋼製外筒に達するまで切削し、該切削によって耐火ライニングが除去された部分にて、前記鋼管外筒を円周方向に切断し、該切断によって切り離された切断ブロックを地上に降ろし、該切断ブロック内の残りの耐火ライニングを除去することにある。
【0011】
また、請求項4に記載の発明の特徴は、解体しようとする煙突内に挿入できる本体部と、該本体部から半径方向に出入自在で、煙突に押し当てられることによって前記装置本体部を煙突内の任意の位置に固定させる支持脚を有する本体部固定手段と、前記本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突内面の耐火ライニングを旋回しつつ切削除去するライニング切削手段と、前記支軸に支持され、前記煙突内面の耐火ライニングを該ライニング内の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッター装置とを備え、前記ライニング切削手段には、前記支軸に対して半径方向に伸縮自在な旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具を有し、前記回転カッター装置には、前記旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具を有し、前記本体部を前記本体部固定手段によって前記煙突内に固定し、前記支軸を回転させつつ前記ライニング切削手段及び/又は回転カッターを作動させて前記煙突の鋼管製外筒内の耐火ライニングを切削及び/又は切断できるようにしたことにある。
【0012】
尚、請求項5に記載の発明の特徴は、請求項4に記載の構成に加え、前記本体部固定手段の支持脚には、前記鋼製煙突の外周面を押圧して挟持する煙突外面押圧具を着脱自在に備えたことにある。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面について説明する。
【0014】
図1は本発明に係る装置の一例を示しおり、図において符号1はライニング切削装置を構成する装置本体部である。装置本体部1は円筒状の外筒1Aを有しており、その上下両端外周に上下一対の装置本体部固定手段2a,2bが備えられている。
【0015】
この各固定手段は装置本体部1を煙突内面に保持させるためのものであり、油圧シリンダー等の動作手段によって先端が装置本体部半径方向に往復動作される複数の支持脚3,3……と、該脚の先端に着脱可能に支持させた押圧パッド4とから構成され、各支持脚3,3……を動作させて先端の各パッド4,4……を煙突(耐火ライニング)の内面に押し付けることにより装置本体部1が所定の姿勢で煙突(耐火ライニング)内に固定されるようになっている。
【0016】
装置本体部1は外筒の内側に旋回筒10が軸方向に移動不能に収容されており、旋回駆動用モータ11によって歯車等の回転伝達手段12を介して旋回動作されるようになっている。旋回筒10内側にはその下端より支軸13が挿入されている。
【0017】
支軸13は、旋回筒10に対して回転不能でかつ軸方向の相対動作可能に装着されており、旋回筒10の上端内に収容された油圧シリンダー(図示せず)によって軸方向に相対動作されるように取り付けられている。
【0018】
支軸13の下端には支軸半径方向に向けた筒状のスライドガイド15が固定され、そのスライドガイド15の一端側から出入自在に伸縮腕16が挿入され、支軸に対して半径方向に移動自在になっている。この伸縮腕16は支軸13との間に介在させた油圧シリンダーによって出入動作され、該伸縮腕16の先端側には、更に、伸縮ヘッド17が挿入され出入り動作され、支軸に対して半径方向に移動自在になっている。このようにして、スライドガイド15、伸縮腕16及び伸縮ヘッド17をもって支軸に対して半径方向に移動自在な旋回腕を構成している。
【0019】
伸縮ヘッド17の先端にはライニング切削手段を構成する水平配置の回転軸18が両端を突出させて回転自在に支持されている。この回転軸18は伸縮ヘッド17内に収容した油圧モータにより、回転駆動されるようになっている。この回転軸18の回転方向は油圧回路の切り替えによって適宜切換えられるようになっている。
【0020】
回転軸18の両端に支持させて破砕手段で切削具22が備えられている。この切削具22は回転軸18に固定した回転ドラム23と、該回転ドラムに23の外周に多数突設した切削用ビット24から構成されている。
【0021】
また、伸縮ヘッド17上部には、回転カッター装置25が備えられている。この回転カッター装置25は、伸縮部26aが油圧シリンダーによって出入り動作される伸縮アーム26と、該伸縮部26aの先端部から上方に突出した縦向き駆動軸27に固定され回転される円盤状の回転切具28から構成されている。
【0022】
次に、このように構成される鋼製煙突の解体装置を使用した鋼製煙突の解体方法について説明する。
【0023】
まず、図2に示すように、ライニング切削装置を煙突内に吊り入れ、所望の位置で支持脚3を伸長し、押圧パッド4を耐火ライニングB内面に押し当てて、装置本体部1を煙突内に固定し、切削具22が外筒切断予定位置xより所定幅だけ上方に位置するように支軸13を上下方向に伸長させる。
【0024】
次に、図3に示すように、切削具22を回転駆動させつつ伸縮腕16を押し出し、切削具22を押し出し方向に付勢した状態で補強鋼材がほぼ露出するまで耐火ライニングBを切削し、この状態を維持させつつ支軸13を旋回させることにより、耐火ライニングBを回転切削具22によって円形方向に切削する。このようにして回転切削具22を1回転させた後、支軸13を1切削幅分だけ下方に押し出して再度旋回させる。これを順次繰り返して外筒切断予定位置xより上下方向に一定幅だけ耐火ライニングBを破砕した鋼材露出溝30を形成し、上下一定幅だけ補強材を露出させる。なお、上述の他、支軸13の旋回と軸方向の押し出しを同時に行わせ、回転切削具22螺旋状に動作させてもよい。
【0025】
鋼材露出溝30を形成したら、伸縮腕16を引き込み方向に移動させ、図4に示すように、回転カッター装置25の回転切具28が鋼材露出溝30の上端部に位置するように支軸13を上方に移動させる。次いで、回転切具28を回転させつつ伸縮アーム伸縮部26aを押し出し方向に伸長させ、回転切具28を押し出し方向に付勢させた状態で支軸13を旋回させる。これにより、補強鋼材であるラス31及び縦筋32が円周方向に切断され、上切断溝33が形成される。次いで、鋼材露出溝30の下端部に回転切具28が位置するように支軸13を下方に移動させ、同様に回転切具28を回転させた状態に付勢し、旋回させて下切断溝34を形成する。
【0026】
このようにすることにより、上下切断溝間でラス31及び縦筋32からなる補助鋼材は他の補助鋼材より独立分離して除去可能となり、これを除去することにより、更に外周側の耐火ライニングBの切削が可能となる。
【0027】
次に、図5に示すように、切削具22が外筒切断予定位置xに位置するように支軸13を上下方向に移動させ、切削具22を回転させつつ伸縮腕16及び伸縮ヘッド17を押し出し方向に移動させ、切削具22を押し出し方向に付勢させた状態で、鋼製外筒Aの内面が露出するまで耐火ライニングBを切削する。そして、この状態を維持して支軸13を旋回させ円周方向に外筒露出溝35を形成する。
【0028】
上述した工程を、図6に示すように、各外筒切断位置x,x…において順次繰り返し、各外筒切断予定位置xの内側の耐火ライニングを切削除去し、鋼製外筒Aの内面が露出するようにする。尚、図中36は作業用の足場である。
【0029】
次に、図7に示すように、外筒切断予定位置xをガス溶断若しくはプラズマ切断し、切断ブロック37を分離独立させ、該切断ブロック37をクレーン38で吊り上げ、地上に移動させる。
【0030】
そして、切断ブロック37を上方が開口した状態に架台39に支持させ、切断ブロック37内にライニング切削装置を吊り入れ、図3で説明した状態と同様に、切削具22を回転駆動させつつ伸縮アーム26を押し出し、切削具22を押し出し方向に付勢させた状態で所定深さ、即ちダイオキシン等の有害物質に汚染されているであろう深さまで耐火ライニングを切削する。この状態を維持して支軸13を旋回させ耐火ライニングの内面を円形方向に切削し、該回転切削具22を1回転させた後、支軸13を1切削幅分だけ下方に押し出して再度旋回させる。これを順次繰り返して耐火ライニングの汚染部分を切削除去する。
【0031】
このとき、まず、図8に示すように、装置本体部固定手段2a,2bの支持脚3には押圧パッド4に代えて、煙突外面押圧具40を装着し、切断ブロック37の外周面上端部を挟持させてその位置にライニング切削装置を固定させる。次に、図9に示すように、切削の進行に合わせて、下部の装置本体部固定手段2bの支持脚3を煙突外面押圧具40から外し、再度押圧パッド4を装着させた状態でライニング切削装置の吊り下げ位置を下降させ、上部の装置本体部固定手段2aには煙突外面押圧具40により煙突外面を挟持させ、下部の装置本体固定手段2bには押圧パッド4により煙突内面を押圧させてライニング切削装置をその位置に固定する。このようにすれば、内面を装置本体部固定手段により押圧してライニング切削装置を固定することができない煙突上端部において、ライニング切削装置をしっかりと固定することができる。また、図8から図9の状態へ段階的に固定状態を変えることによって、切削残し無く上端部から下端部まで全て部分においてライニングを切削することができる。
【0032】
次に、図10に示すように、耐火ライニングの汚染部分を除去した切断ブロック37を横たえ、その両端開口部を遮蔽板41,41で閉鎖し、集塵機42で内部の粉塵を吸引しながら耐火ライニングを人力又は機械によって破砕除去する。
【0033】
こうして、耐火ライニングを除去し、鋼製外筒のみとなった切断ブロック37をガス溶断或いはプラズマ切断によって細かく切断しスクラップ処理する。
【0034】
次に、本発明に係る鋼製煙突の解体方法の他の実施例について説明する。
【0035】
まず、図11に示すように、本体装置固定手段2a,2bの支持脚3に押圧パッド4,4に代えて煙突外面押圧具40を装着し、煙突外周面の上端部を挟持させて、切削具22が煙突内面の上端部を切削できる位置にライニング切削装置を固定する。
【0036】
次に、図3と同様に、切削具22を回転駆動させつつ伸縮アーム26を押し出し、切削具22を押し出し方向に付勢させた状態で所定深さ、即ちダイオキシン等の有害物質に汚染されているであろう深さまで耐火ランニングを切削する。この状態を維持して支軸13を旋回させ耐火ライニングの内面を円形方向に切削し、該回転切削具22を1回転させた後、支軸13を1切削幅分だけ下方に押し出して再度旋回させる。
【0037】
そして、ライニング切削の進行状況に合わせて、図9と同様に、下部の本体装置固定手段2bの支持脚3から煙突外面押圧具40を外して再度押圧パッド4を装着し、ライニング切削装置の吊り下げ位置を降ろし、上部の本体装置固定手段2aには煙突外面押圧具40により煙突外面の上端部分を挟持させ、下部の本体装置固定手段2bには押圧パッド4により煙突内面を押圧させてライニング切削装置を固定する。この状態で、上記と同様に耐火ライニングの切削作業を行う。
【0038】
次に、上部の本体装置固定手段2aの支持脚にも煙突外面押圧具40に代えて再度押圧パッド4を装着し、さらにライニング切削装置の吊り下げ位置を下げ、図2と同様に、ライニング切削装置を煙突内に吊り入れ、所望の位置で支持脚3を伸長し、押圧パッド4を耐火ライニング内面に押し当てて、装置本体部1を煙突内に固定し、図3と同様に、切削具2により耐火ライニングの内面を切削する。
【0039】
これを順次繰り返して煙突内の耐火ライニングの汚染部分を上端部から下端部までの全ての部分において切削除去する。
【0040】
次に、図4と同様に、外筒切断予定位置xを挟んで上下に一定間隔を隔てて、上下切断溝を形成し、上下切断溝間でラス及び縦筋からなる補助鋼材は他の補助鋼材より独立分離させ、この分離された補助鋼材を除去する。
【0041】
そして、図5と同様に、切削具22が外筒切断予定位置xに位置するように支軸13を上下方向に移動させ、切削具22を回転させつつ伸縮腕16及び伸縮ヘッド17を押し出し方向に移動させ、切削具22を押し出し方向に付勢させた状態で、鋼製外筒の内面が露出するまで耐火ライニングを切削する。そして、この状態を維持して支軸13を旋回させ円周方向に外筒露出溝35を形成する。この工程を各外筒切断予定位置で順次繰り返す。
【0042】
そして、上述した実施例と同様に、各外筒切断予定位置x,x…においてガス溶断或いはプラズマ切断を行い切断ブロックを分離して、地上に降ろし、図9で説明したように残りの汚染されていない部分の耐火ライニングを除去した後、鋼製外筒をスクラップ処理する。
【0043】
尚、上述の実施例では、鋼製外筒の切断をガス溶断或いはプラズマ切断によって行う例について説明したが、その他の切断方法を用いてもよい。
【0044】
【発明の効果】
上述のように、本発明に係る鋼製煙突の解体方法にあっては、内面がダイオキシン等の有害物質で汚染されている鋼製煙突の解体に際し、外筒切断予定位置内側の耐火ライニングを好適に除去することができるので、安価かつ効率のよいガス溶断或いはプラズマ切断によって鋼製外筒を切断することができ、コストが削減できるとともに、作業者は安全に作業を行うことができる。
【0045】
また、該耐火ライニング内面の所望厚さ部分を、付着した飛灰とともに該耐火ライニングの非汚染部分を破壊せずに除去し、排出される汚染廃材を前記非汚染耐火ライニング廃材とは別に処理できるようにすることにより、有害産業廃棄物の処理量が従来に比べて著しく少なくなり、処理コストが大幅に削減される。
【0046】
また、上記方法において、支軸に対して半径方向に移動自在な旋回腕に支持され、煙突内面に沿って旋回移動しつつ回転して耐火ライニングをその内部の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッターを備え、前記回転カッターを作動させて所望幅を隔てた上下2箇所に、前記耐火ライニング内部の補強鋼材を切断する深さの切断溝を形成し、該切断溝間の耐火ライニングをライニング切削手段により鋼製外筒に達するまで切削することにより、耐火ライニングの切削の邪魔となるラスや鉄筋等の補助鋼材を除去することができ、該補助鋼材よりも外側に位置する耐火ライニングを好適に切削することができるとともに、ライニング切削手段の切削具を傷付けることがなく、切削具の耐久性が向上する。
【0047】
本発明に係る鋼製煙突解体装置にあっては、解体しようとする煙突内に挿入できる本体部と、該本体部から半径方向に出入自在で、煙突に押し当てられることによって前記装置本体部を煙突内の任意の位置に固定させる支持脚を有する本体部固定手段と、前記本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突内面の耐火ライニングを旋回しつつ切削除去するライニング切削手段と、前記支軸に支持され、前記煙突内面の耐火ライニングを該ライニング内の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッターとを備え、前記本体部を本体部固定手段によって煙突内に固定し、前記支軸を回転させつつライニング切削手段及び/又は回転カッターを作動させて鋼管製外筒内の耐火ライニングを切削及び/又は切断できるようにしたことによって、人手を使用せずに煙突内面を所定の深さだけ効率良く安全にはつり取ることができる。
【0048】
また、本発明装置のライニング切削手段は、支軸に対して半径方向に移動自在な旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具であることにより、耐火ライニングのはつり取りが効率的になされる。
【0049】
更に、回転カッターは、支軸に対して半径方向に移動自在な旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具であることにより、ラスや鉄筋等の補助鋼材を効率的に切断することができる。
【0050】
本体部固定手段の支持脚には、鋼製煙突の外周面を押圧して挟持する煙突外面押圧具を着脱自在に備えたことにより、丈の短い切断ブロック等においても鋼製煙突解体装置を好適に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る煙突解体装置の一例を示す正面図である。
【図2】図1に示す装置による煙突内面のはつり作業状態を示す側面図である。
【図3】同上の鋼材露出溝の切削状態を示す部分側面図である。
【図4】同上の上下切断溝の切削状態を示す部分側面図である。
【図5】同上の鋼材露出溝の切削状態を示す部分側面図である。
【図6】同上の煙突内面のはつり作業状態を示す側面図である。
【図7】同上の切断ブロック除去作業状態を示す側面図である。
【図8】同上の切断ブロック内面のはつり作業状態の第1段階を示す側面図である。
【図9】同上の切断ブロック内面のはつり作業状態の第2段階を示す側面図である。
【図10】同上の切断ブロック内面の耐火ライニング非汚染部のはつり作業を示す側面図である。
【図11】同上の煙突上端部内面の耐火ライニングのはつり作業状態を示す側面図である。
【符号の説明】
A 鋼製外筒
B 耐火ライニング
x 鋼製外筒切断予定位置
1 装置本体部
1A 外筒
2a,2b 装置本体部固定手段
3 支持脚
4 押圧パッド
10 旋回筒
11 旋回駆動用モータ
12 回転伝達手段
13 支軸
15 スライドガイド
16 伸縮腕
17 伸縮ヘッド
18 回転軸
22 回転切削具
23 回転ドラム
24 切削用ビット
25 回転カッター装置
26 伸縮アーム
26a 伸縮部
27 駆動軸
28 回転切具
30 鋼材露出溝
31 ラス(金網)
32 鉄筋
33 上切断溝
34 下切断溝
35 外筒露出溝
36 作業足場
37 切断ブロック
38 クレーン
39 架台
40 煙突外面押圧具
41 遮蔽盤
42 集塵機
Claims (5)
- 支持脚を煙突内面に押し当てることによって煙突内の任意の位置に固定できる本体部と、該本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突の円周内面に沿って旋回移動しつつ該煙突内面の耐火ライニングを任意の厚さに切削できるライニング切削手段と、前記支軸に対して半径方向に伸縮自在な旋回腕に支持され、前記煙突内面に沿って旋回移動しつつ回転して耐火ライニングをその内部の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッター装置とを備え、
前記ライニング切削手段には前記旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具を有し、前記回転カッター装置には駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具を有するライニング切削装置を使用し、
該ライニング切削装置を鋼製外筒内に耐火ライニングを施した鋼製煙突内に挿入し、所望の煙突切断位置に固定した状態で、前記回転カッター装置を作動させて外筒切断予定位置内側の所望幅を隔てた上下2箇所に、前記耐火ライニング内部の補強鋼材を切断する深さの切断溝を形成し、
該切断溝間の耐火ライニングを前記ライニング切削手段により前記鋼製外筒に達するまで切削し、該切削によって耐火ライニングが除去された部分の鋼管外筒を、円周方向に切断し、該切断によって切り離された切断ブロックを地上に降ろし、該切断ブロック内の耐火ライニングを除去することを特徴としてなる鋼製煙突の解体方法。 - 前記切断ブロック内の耐火ライニングの除去に際し、前記ライニング切削装置を前記切断ブロック内に挿入し、該装置のライニング切削手段を作動させることにより前記煙突内面を、その表面に付着した飛灰とともに、有害物質に汚染されているであろう所望厚さだけ除去して汚染部分を排除した後、残りの耐火ライニングを除去する請求項1に記載の鋼製煙突の解体方法。
- 支持脚を煙突内面に押し当てることによって煙突内の任意の位置に固定できる本体部と、該本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突の円周内面に沿って旋回移動しつつ該煙突内面の耐火ライニングを任意の厚さに切削できるライニング切削手段と、前記支軸に対して半径方向に伸縮自在な旋回腕に支持され、前記煙突内面に沿って旋回移動しつつ回転して耐火ライニングをその内部の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッター装置とを備え、
前記ライニング切削手段には前記旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具を有し、前記回転カッター装置には駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具を有するライニング切削装置を使用し、
該ライニング切削装置を鋼製外筒内に耐火ライニングを施した鋼製煙突内に挿入し、任意の位置に固定した状態で前記ライニング切削手段により前記耐火ライニングの内面を、その表面に付着した飛灰とともに有害物質に汚染されているであろう所望厚さだけ除去して汚染部分を排除し、然る後、鋼製外筒切断予定位置内側の所望幅を隔てた上下2箇所で、前記回転カッター装置により前記耐火ライニングの内部の補強鋼材を切断する深さの切断溝を形成し、
該切断溝間の耐火ライニングを前記ライニング切削手段により鋼製外筒に達するまで切削し、該切削によって耐火ライニングが除去された部分にて、前記鋼管外筒を円周方向に切断し、該切断によって切り離された切断ブロックを地上に降ろし、該切断ブロック内の残りの耐火ライニングを除去することを特徴としてなる鋼製煙突の解体方法。 - 解体しようとする煙突内に挿入できる本体部と、該本体部から半径方向に出入自在で、煙突に押し当てられることによって前記装置本体部を煙突内の任意の位置に固定させる支持脚を有する本体部固定手段と、前記本体部に対して前記煙突の軸心方向に向けて支持され、駆動手段によって回転動作及び軸方向の往復動作される支軸と、該支軸に支持され、前記煙突内面の耐火ライニングを旋回しつつ切削除去するライニング切削手段と、前記支軸に支持され、前記煙突内面の耐火ライニングを該ライニング内の補強鋼材とともに煙突内周面方向に切断する回転カッター装置とを備え、
前記ライニング切削手段には、前記支軸に対して半径方向に伸縮自在な旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作され、外周に切削用ビットを突設した回転切削具を有し、
前記回転カッター装置には、前記旋回腕に支持されるとともに駆動機構によって回転動作される縦向き駆動軸に固定されて回転する円盤状の回転切具を有し、
前記本体部を前記本体部固定手段によって前記煙突内に固定し、前記支軸を回転させつつ前記ライニング切削手段及び/又は回転カッターを作動させて前記煙突の鋼管製外筒内の耐火ライニングを切削及び/又は切断できるようにしてなる鋼製煙突解体装置。 - 前記本体部固定手段の支持脚には、前記鋼製煙突の外周面を押圧して挟持する煙突外面押圧具を着脱自在に備えてなる請求項4に記載の鋼製煙突解体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001362565A JP4078663B2 (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 鋼製煙突の解体方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001362565A JP4078663B2 (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 鋼製煙突の解体方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003161426A JP2003161426A (ja) | 2003-06-06 |
JP4078663B2 true JP4078663B2 (ja) | 2008-04-23 |
Family
ID=19173049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001362565A Expired - Fee Related JP4078663B2 (ja) | 2001-11-28 | 2001-11-28 | 鋼製煙突の解体方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4078663B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110091341A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-06 | 成都南方电子仪表有限公司 | 一种液压机电机械手 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL1023768C2 (nl) * | 2003-06-27 | 2004-12-28 | Sagro Aannemingsmij Zeeland B | Werkwijze voor het slopen van een fabrieksschoorsteen. |
JP5173581B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2013-04-03 | 清水建設株式会社 | 鉄筋切断装置および鉄筋切断方法 |
JP2010265719A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Miyaji Construction & Engineering Co Ltd | 煙突の解体工法 |
JP5600909B2 (ja) * | 2009-08-31 | 2014-10-08 | 株式会社大林組 | 有害物質含有部材が付着した長尺部材の解体工法 |
KR101406653B1 (ko) | 2012-04-10 | 2014-06-11 | 주식회사 포스코 | 굴뚝의 외부 오염방지 장치 |
JP2019135352A (ja) * | 2018-02-05 | 2019-08-15 | 清水建設株式会社 | 塔状構造物の解体方法および解体装置 |
CN108868194B (zh) * | 2018-07-30 | 2023-12-22 | 威海新特重工股份有限公司 | 一种烟囱拆除装置及烟囱拆除方法 |
CN110085343A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-02 | 成都南方电子仪表有限公司 | 一种放射性厂房烟囱退役装置 |
CN116163506B (zh) * | 2023-04-18 | 2023-06-30 | 山西建设投资集团有限公司 | 用于拆除烟囱的可移动式施工操作平台 |
-
2001
- 2001-11-28 JP JP2001362565A patent/JP4078663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110091341A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-06 | 成都南方电子仪表有限公司 | 一种液压机电机械手 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003161426A (ja) | 2003-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4078663B2 (ja) | 鋼製煙突の解体方法及びその装置 | |
JP4439416B2 (ja) | 煙突内壁表層の除去方法および装置 | |
CA2961399C (en) | Device and method for removing contaminated material | |
JP2004108714A (ja) | 円筒状構造物内壁面の汚染部除去方法および装置 | |
JP4124643B2 (ja) | 原子炉の解体及び撤去方法 | |
JP4105937B2 (ja) | 煙突内筒解体装置 | |
JP3873249B2 (ja) | 煙突の解体方法及びその装置 | |
JP2005324163A (ja) | 垂直円筒体内の清掃装置 | |
JP2009144988A (ja) | 煙突内壁面のアスベスト層除去工法 | |
JP2005068758A (ja) | 煙突洗浄解体装置 | |
JP3548565B2 (ja) | 廃棄物焼却施設の煙突解体システム及び解体方法 | |
JP2001123413A (ja) | 環状埋設物周囲の路面切断方法、環状埋設物の交換工法及び路面切断装置 | |
JP3212574B2 (ja) | 煙突解体工法 | |
JP2004347349A (ja) | 水中解体装置 | |
JP2000345721A (ja) | 中空塔状構造物の解体方法 | |
JP2002061827A (ja) | 煙道内洗浄方法及び煙道内洗浄装置 | |
JP2005068757A (ja) | 煙突解体方法および煙突解体装置 | |
JPH07111478B2 (ja) | 円筒状構造物の切削解体工法 | |
JP4053172B2 (ja) | 筒状構造物内の鉄筋切断方法および装置 | |
JP3869104B2 (ja) | 筒状構造物のライニング材撤去装置及び方法 | |
JP4729686B2 (ja) | Pcb含有機器の解体装置 | |
JPH0441869A (ja) | 煙突内面の斫り方法および斫り装置 | |
JP3553525B2 (ja) | 煙突解体工法 | |
JPH0336960Y2 (ja) | ||
JP3347073B2 (ja) | よう壁、よう壁材およびよう壁材の加工装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041015 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20061024 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070403 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070528 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070911 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070928 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080125 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110215 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120215 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130215 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140215 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R360 | Written notification for declining of transfer of rights |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360 |
|
R370 | Written measure of declining of transfer procedure |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |