JP4077632B2 - 情報提供サービスシステム、情報提供方法および端末装置 - Google Patents

情報提供サービスシステム、情報提供方法および端末装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両等の移動体に通信網を介して情報を提供する情報提供サービスシステム、情報提供方法並びに移動体の端末装置に関するものであり、特に、テレマティクス技術(車載端末向け情報配信サービス)を利用して、車両等の移動体に通信網を介して運転技術情報を提供する情報提供サービスシステム、情報提供方法並びに移動体の端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば燃費効率、目的地までの到達時間等の、車の性能や運転技術に依存する量を競い合い、楽しむといったことがなされてきた。このような車両等の移動体を利用した一種の遊戯は、これまでは、地理的(近所に住んでいる知り合い同士など)、あるいは、文化的に近い(同じサークルに属する人々など)限られた範囲の間で行われていた。一方、昨今においてインターネット等が爆発的に普及し、これに伴い、地理的、文化的に限定されない者どうしの間で、これらの楽しみ(遊技)を共有できることが可能となり、これらの遊技を提供するサービスも現在行われている。例えば、イーネンピドットコム(e−nenpi.com:オートアスキー)というサービスでは、i−mode(登録商標)等の携帯電話によるインターネットサービスを利用し、車両型式、車両の走行距離、消費燃料をユーザー(ドライバー等)が入力し、それをサーバーにアップロードすることで、全国的規模で車種別平均燃費ランキングを作成し、各ユーザーに提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記イーネンピドットコムサービス等では、各車両の燃費は、各車両のドライバーにより入力された走行距離及び消費燃料に基づいて算出されているが、それらの情報だけでは正確な燃費の算出ができないという問題があった。例えば、燃費算出のためのデータとして、走行環境、例えば走行経路等の燃費に関わるその他の要因が加味されず、車両走行に関する詳細なデータが得られなかった。このために、作成されたランキングも大雑把なものとなってしまい、かつ車種毎に比較したランキングのみしか生成することができず、ユーザー(ドライバー)個人のデータを反映したランキングを作ることは不可能であった。そのために、結果としてユーザーの興趣を損なってしまう。
【0004】
また、ユーザー側としても、自分の使用している車種の平均燃費と自分のデータを比較し、比較結果に基づいて自分の運転技術レベルを大雑把につかむことは可能であるが、その比較結果から自分の運転操作の問題点を把握し、さらには、運転技術を向上させることは困難であった。
【0005】
さらに、ユーザーは、自身が運転する車両の走行距離、消費燃費等の車両の走行に関わる情報を確認した後、自ら入力し、アップロードする必要があるが、これらの作業は煩わしいばかりでなく、運転中には不可能なものであった。従って、これらのデータ入力を行うには運転を一時的に停止するか、あるいは、車両の停止中に行う必要があり、ユーザーの興趣をよりいっそう損なってしうことになる。
【0006】
そこで本発明の目的は、車両等の移動体の走行に関わる情報(走行距離、消費燃料等)のみならず、移動体の走行した環境に関わる情報(走行環境情報)をも考慮した、総合的な走行情報に基づいて、各移動体の走行技術等に関わった詳細なデータ(詳細走行技術情報)を、各移動体(ドライバー等)へ提供することを可能とした、情報提供サービスシステムおよび情報提供方法、並びに情報提供サービスのための移動体に載置される端末装置を提供することにある。
【0007】
さらに、本発明の目的は、車両等の移動体の走行に関わる情報(走行距離、消費燃料等)や、移動体の走行した環境に関わる情報(走行環境情報)の収集作業並びにデータ入力作業を、ドライバーにに煩わせることなく、自動的に行うことが可能であり、さらに、これらの収集された総合的走行情報に基づいて、各移動体の走行技術等に関わった詳細なデータ(詳細走行技術情報)を、各移動体(ドライバー等)へ提供することを可能とした、情報提供サービスシステムおよび情報提供方法、並びに情報提供サービスのための移動体に載置される端末装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、請求項1記載の発明は、移動体に通信網を介して情報を提供する情報提供サービスシステムであって、現在位置を示す位置情報、速度等の走行状態に関する走行情報等を含む移動体情報を通信網を介して送信する複数個の移動体と、各移動体から前記通信網を介して取得した移動体情報に基づく運転技術情報を取得し、さらに、当該移動情報に基づいて当該移動体の移動経路を判定し、当該移動経路と地図データとを参照することにより各移動体の走行環境を特定し、前記運転技術情報に対して、少なくとも前記走行環境に基づいたランキンググループ内での順位付けを行い、当該順位付けされた運転技術情報を各移動体へ自動的に提供する少なくとも一つの情報提供センターとを有することを特徴とする情報提供サービスシステム。
【0009】
請求項2記載の発明は、前記情報提供センターは、前記移動体のデータ送信開始から終了までの期間中に、時間的に蓄積した位置情報に基づいて前記移動体の移動経路を判定することを特徴とする。
【0010】
請求項3記載の発明は、前記移動体情報の送信が一定時間毎に行われることを特徴とする。
【0011】
請求項4記載の発明は、前記移動体情報が、各移動体の種別を示した種別情報を含むことを特徴とする。
【0012】
請求項5記載の発明は、前記移動体情報が、各移動体の種別を示した種別情報を含み、前記ランキンググループは前記種別情報を含むことを特徴とする。
【0013】
請求項6記載の発明は、前記情報提供センターが、各移動体に対して得られた前記運転技術情報に基づいて、各移動体の運転技術に関する順位を示したランキングデータベースを構築することを特徴とする。
【0014】
請求項7記載の発明は、前記移動体情報が、各移動体の種別を示した種別情報を含み、前記ランキングデータベースは、各移動体に対して得られた前記運転技術情報のうちの特定情報を、前記種別情報と前記走行環境のうちの少なくとも一方に基づくランキンググループ内で順位付けすることにより構築されることを特徴とする。
【0015】
請求項8記載の発明は、前記特定情報が各移動体の燃費であることを特徴とする。
【0016】
請求項9記載の発明は、前記情報提供センターが、各移動体の前記位置情報に基づいて、当該移動体の走行経路を特定し、さらに該走行経路に基づいて当該移動体の前記走行環境を特定することを特徴とする。
【0017】
請求項10記載の発明は、前記情報提供センターが、3次元地図データベースを有しており、各移動体から取得した前記位置情報と前記3次元地図データベースとを比較参照することで、当該移動体の前記走行環境を特定することを特徴とする。
【0018】
請求項11記載の発明は、前記情報提供センターから、前記ランキングデータベース中の所定ランキング以上の運転技術情報を各移動体へ提供することを特徴とする。
【0019】
請求項12記載の発明は、前記情報提供センター内で構築された前記ランキングデータベースは前記通信網を介して各移動体により参照可能であることを特徴とする。
【0020】
請求項13記載の発明は、前記複数個の移動体の各々が、自移動体の現在位置を測定する位置検出手段と、走行に関わる情報を検出する走行情報検出手段と、前記位置検出手段により取得した前記位置情報と、前記走行情報検出手段により取得した前記走行情報とを前記情報提供センターへ前記通信網を介して送信し、且つ、前記情報提供センターから前記通信網を介して前記運転技術情報を受信する通信手段とを備えたことを特徴とする。
【0021】
請求項14記載の発明は、前記位置検出手段による前記位置情報の取得、前記走行情報検出手段による前記走行情報の取得、並びに前記通信手段による前記位置情報と前記走行情報との前記情報提供センターへの送信が、一定時間毎に行われていることを特徴とする。
【0022】
請求項15記載の発明は、前記走行情報検出手段が、単位時間あたりの消費燃料を検出する燃費検出手段と、自移動体の速度を検出する速度検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0023】
請求項16記載の発明は、前記複数個の移動体の各々が、データ通信モードと他モード間を選択的に切り換えるモード切替手段をさらに有しており、該モード切替手段により前記データ通信モードが選択された場合のみ、前記位置情報並びに前記走行情報を前記情報提供センターへ送信することを特徴とする。
【0024】
請求項17記載の発明は、前記モード切替手段が、前記データ通信モードから前記他モードへ切り換えられた時、前記情報提供センターは、受信した前記移動体情報に基づいて前記運転技術情報の作成を開始することを特徴とする。
【0025】
請求項18記載の発明は、前記複数個の移動体の各々が、前記情報提供センターから提供された前記運転技術情報を表示する情報表示手段をさらに有していることを特徴とする。
【0026】
請求項19記載の発明は、前記種別情報が、各移動体の車種を示すことを特徴とする。
【0027】
請求項20記載の発明は、前記種別情報が、各移動体の車両タイプをも示すことを特徴とする。
【0028】
請求項21記載の発明は、情報提供センターから通信網を介して運転技術に関わる情報を受ける移動体の端末装置であって、自移動体の現在位置を測定する位置検出手段と、自移動体の走行に関わる情報を検出する走行情報検出手段と、前記位置検出手段による前記位置情報と、前記走行情報検出手段により取得した前記走行情報と、前記自移動体の種別情報とを前記通信網を介して前記情報提供センターへ送信する通信手段とを備え、前記端末装置は、さらに、前記情報提供センターにて、前記移動体の位置情報及び前記走行情報に基づいて判定される当該移動体の移動経路と、地図データとから前記移動体の走行環境を特定し、当該特定された前記移動体の走行環境と前記種別情報に基づいて得られる、順位付けされた運転技術情報を前記通信手段を介して受信することを特徴とする。
【0029】
請求項22記載の発明は、前記位置検出手段による前記位置情報の取得、前記走行情報検出手段による前記走行情報の取得、並びに前記通信手段による前記位置情報と前記走行情報との前記情報提供センターへの送信が、一定時間毎に行われていることを特徴とする。
【0030】
請求項23記載の発明は、前記走行情報検出手段が、単位時間あたりの消費燃料を検出する燃費検出手段と、自移動体の速度を検出する速度検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0031】
請求項24記載の発明は、データ通信モードと他モード間で選択的に切り換えるモード切替手段をさらに有しており、該モード切替手段により前記データ通信モードが選択された場合のみ、前記種別情報、前記位置情報並びに前記走行情報を前記情報提供センターへ送信することを特徴とする。
【0032】
請求項25記載の発明は、前記情報提供センターから提供された前記運転技術情報を表示する情報表示手段をさらに有していることを特徴とする。
【0033】
請求項26記載の発明は、前記種別情報とは、各移動体の車種であることを特徴とする。
【0034】
請求項27記載の発明は、複数個の移動体の各々に、自己の運転技術に関する情報を提供する情報提供方法であって、各移動体の現在位置を示す位置情報、速度等の走行状態に関する走行情報等を含む移動体情報を、通信網を介して時間的に蓄積して取得した当該移動体情報に基づく運転技術情報を取得し、さらに、当該移動情報に基づいて当該移動体の移動経路を判定し、当該移動経路と地図データとを参照することにより各移動体の走行環境を特定し、前記運転技術情報に対して、少なくとも前記走行環境に基づいた少なくとも一つのランキンググループ内での順位付けを行うことで当該移動体の順位付けされた運転技術情報を取得し、当該順位付けされた運転技術情報を当該移動体へ提供することを特徴とする。
請求項28記載の発明は、各移動体の前記移動体情報に基づいて、各移動体の走行環境を特定し、前記運転技術情報に対して、少なくとも前記走行環境に基づいて設定されたランキンググループ内で順位付けを行い、当該順位付けされた運転技術情報を当該移動体へ提供することを特徴とする。
【0035】
請求項29記載の発明は、前記移動体情報が、各移動体の種別を示した種別情報を含むことを特徴とする。
【0036】
請求項30記載の発明は、前記移動体情報が、各移動体の種別を示した種別情報を含み、前記ランキンググループは前記種別情報を含むことを特徴とする。
【0037】
請求項31記載の発明は、各移動体に対して得られた前記運転技術情報に基づいて、各移動体の運転技術に関する順位を示したランキングデータベースを構築することを特徴とする。
【0038】
請求項32記載の発明は、前記移動体情報が、各移動体の種別を示した種別情報を含み、各移動体に対して得られた前記運転技術情報のうちの特定情報を、前記種別情報と前記走行環境のうちの少なくとも一方に基づいて設定されたランキンググループ内で順位付けすることにより前記ランキングデータベースを構築することを特徴とする。
【0039】
請求項33記載の発明は、前記特定情報とは各移動体の燃費であることを特徴とする。
【0040】
請求項34記載の発明は、各移動体の前記位置情報と3次元地図データベースとを比較参照することで、当該移動体の走行経路を特定し、さらに該走行経路に基づいて当該移動体の前記走行環境を特定することを特徴とする。
【0041】
請求項35記載の発明は、前記ランキングデータベース中の所定ランキング以上の運転技術情報を各移動体へ提供することを特徴とする。
【0042】
請求項36記載の発明は、前記ランキングデータベースが通信網を介して各移動体により参照可能であることを特徴とする。
【0043】
請求項37記載の発明は、通信網を介して運転技術に関わる情報のサービスを受ける移動体の端末装置であって、自移動体の現在位置を測定する位置検出手段と、自移動体の走行に関わる情報を検出する走行情報検出手段と、前記通信網を介して運転技術のランキングに関わるランキング情報を入手する通信手段とを備え、前記位置検出手段により取得した前記位置情報と、前記走行情報検出手段により取得した前記走行情報と、自移動体の種別情報とに基づいて運転技術情報を取得し、前記位置情報に基づいて、自移動体の走行環境を特定し、少なくとも前記走行環境に基づいて設定されたランキンググループに応じたランキング情報を前記通信手段を介して取得し、前記運転技術情報と前記ランキング情報とを比較参照することで、自己の運転技術の順位付けを行うことを特徴とする。
【0044】
請求項38記載の発明は、前記位置情報に基づいて、自移動体の走行環境を特定し、少なくとも前記走行環境に基づいて設定されたランキンググループに応じたランキング情報を前記通信手段を介して取得し、前記運転技術情報と前記ランキング情報とを比較参照することで、自己の運転技術の順位付けを行うことを特徴とする。
【0045】
請求項39記載の発明は、前記位置情報と前記走行情報とは、一定時間毎に取得されることを特徴とする。
【0046】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。
【0047】
まず、本発明の実施形態の情報提供システムの全体構成と、この情報提供システムにおいて提供されるサービス内容について説明する。
【0048】
図1は本実施態様の情報提供システム全体の構成図である。
【0049】
図1に示されているように、本実施態様の情報提供システムは、サービス利用者である各ユーザー(ドライバー)により運転される移動体(具体的には、各移動体に車載された端末装置等)1乃至3と、各移動体の端末装置からの詳細な走行情報(後述)に所定のデータ処理を施したのち、運転技術情報(後述)を各移動体のユーザーへ提供する情報提供センター5と、各移動体1乃至3と情報提供センター5との通信を可能とする通信網4とからなる。ここで、通信網4は電話回線網、インターネット等の既存の通信網を利用することを想定しているが、専用無線通信網を利用したサービス提供を行うことも可能である。また、図1では3つの移動体および1つの情報提供センターしか示されていないが、移動体の数および情報提供センターの数はこれらに限定されることはない。
【0050】
次に、本実施態様の情報提供システムにより提供されるサービス内容について説明する。
【0051】
ユーザーの運転する移動体(端末装置)1,2,3から、サービスを提供するサービス提供センター5に対し通信網4を介して必要な車両走行データ(後述)が送信され、情報提供センター5はその走行データを解析し、その解析結果を各移動体1,2,3に返信することにより本実施態様の情報提供システムにおけるサービスが実現される。
【0052】
各移動体1、2,3が情報提供センター5に送信する走行データは、データ送信期間(開始時刻tiから終了時刻tfまで)に時間間隔T毎に測定した移動体の位置情報、車速[km/s]、単位時間あたりの燃費[l/s]および各種量の測定時刻tと移動体の車種である。詳細に関しては後述する。情報提供センター5は各移動体1,2,3より送られてきた走行情報からユーザーの運転技術を決定するために各種パラメータを計算し、最終的に得られた各ユーザーの運転技術に関わる情報を各移動体(端末装置)へ送信する。
【0053】
情報提供センター5では、各移動体から受信した車種データをセンター5(サーバー等)内の車種データベースと比較、参照し、各移動体の車両タイプ(セダンタイプ、ミニバンタイプなど)を識別する。また、各移動体のデータ送信開始時刻tiから同終了時刻tfまで、時間的に累積した移動体の位置情報に基づいて移動体の走行経路を計算する。具体的には、この走行経路情報は、情報提供センター5(サーバー等)内に記録されている3次元地図データベースを参照することで得られる。この3次元地図データベースは、地図上の各点(もしくは各エリア)毎に、道路データのみではなく海抜などで表される高さデータを持っている。さらに前記地図は、市街地、山間部、高速道路等、移動体の運転に影響を与える各種環境(以後、走行環境と呼ぶ)に分類されている。結果として、サービス実施中における移動体の走行環境が決定される。例えば、移動体の走行経路の大部分が、3次元地図データベースの分類上で市街地を通るようであるならばその移動体の走行環境は“市街地”とされ、高速道路であれば“高速道路”というように移動体の走行環境が決定される。
【0054】
また、情報提供センター5は各時刻(t)における移動体の速度データの変化から、各時刻における加速度データを作成する。情報提供センター5は移動体から受信した各種データおよび作成した加速度データを時刻tiからtfの時系列に沿って保存している。以後このデータ群、すなわち走行経路に沿った移動体の位置、車速、加速度の各々の時系列データを運転技術データと呼ぶ。
【0055】
情報提供センター5は移動体から受信した燃費データ(単位時間あたりの燃費)から移動体のデータ送信期間中における移動体の燃費[km/l]を計算する。これは、走行経路に沿った移動体の走行距離を時刻tiからtfにかけて移動体が消費した総燃費量で除算することにより得られる。これが、運転技術を決定する量となる。
【0056】
情報提供センター5は移動体の車種、車両タイプ、走行環境、燃費をランキング参照データとして、移動体のランキングを決定する際に利用する。具体的には、情報提供センター5は、ランキングデータベース内のデータを車種、車両タイプ、走行環境のどれか1つ、もしくは禎数の組み合わせ(車両タイプと走行環境など)により、ランキングデータベース内のデータを類別している。その類別したグループ(以下ランキンググループと呼ぶ)それぞれにおいて、燃費の少ない移動体を上位として、ランキングを形成している。
【0057】
また、情報提供センター5は移動体のランキング参照データがどのランキンググループに所属するかを判断し、該当するグループ内のデータとランキング参照データとを比較し、そのグループ内での当該移動体の順位を決定し、当該移動体のランキング参照データをランキングデータとしてランキングデータベースに保存する。なお、ここでランキングデータと呼んでいるのはランキング参照データに、移動体の順位をデータとして加えたものである。
【0058】
情報提供センター5は、移動体の順位が上位にランキングされた場合、当該移動体の運転技術データとして情報提供センター5の運転技術データベースに保存する。この運転技術データは、ランキングデータベースに保存された当該移動体のランキングデータと関連付けられている。すなわち、移動体のランキングがランキンググループgにおいて順位aであった場合、運転技術データはランキンググループgにおける順位aのランキングデータを実現した運転技術として保存される。
【0059】
情報提供センター5は、移動体の運転技術データ、ランキングデータおよび所属するランキンググループ内の上位(例えば3位以内など)のランキングデータおよび運転技術データを移動体に送信する。
【0060】
情報提供センター5による移動体の走行データの解析結果は、移動体の端末装置等に設けられた情報表示手段によりユーザーに表示され、および・または再生記録装置中に保存される。
【0061】
以下、上記サービス内容を実現するための具体的な構成について説明する。
【0062】
まず、移動体による走行情報の収集動作について説明する。
【0063】
以下、情報提供サービスを受けるために必要となる移動体の走行データの収集動作について、図2及び図3を参照して説明する。
【0064】
図2は移動体(端末装置等)のシステム構成を示すブロック図である。また、図3は移動体のシステム動作を表すフローチャートである。
【0065】
図2で示されるように、移動体に載置された端末装置等は、データ送信の開始・停止を指示するためのデータ送信開始スイッチ6と、移動体内で各種センサーにより収集された走行情報を情報提供センター5へ送信し、あるいは、情報収集センター5からの提供サービス情報を受信するための通信手段7と、タイマー等の計時動作を行う計時手段8と、GPS等の移動体の位置を測定する車両位置測定手段9と、移動体の車速を測定する車速測定手段10と、単位時間当たりの燃費を測定する燃費測定手段11と、情報提供センター5からの提供サービス情報を表示するための情報表示部12と、より詳細な提供サービス情報を表示する場合に操作される詳細情報表示スイッチ13と、上述した各構成手段の制御と必要な処理動作をおこなうCPU14等から構成されている。
【0066】
次に、図2および3に基づいて、情報提供サービス、特にランキング決定サービスを受ける際に移動体(端末装置等)で行われる処理動作について説明する。
【0067】
各移動体のユーザー(ドライバー)は、走行データの送信を開始し、情報提供センター5にランキング判定を要求する際、自身の移動体のデータ送信開始スイッチ6をONの状態にする。データ送信開始スイッチ6の信号がONになったことを受け(S1)、通信手段(携帯電話等の通信可能な既知の通信装置等)7から、データ送信開始信号(ランキングモード開始信号)および移動体の車種に関する情報が情報提供センター5に送信され、計時手段8がタイマの値tを初期化し、計時を開始する(S2)。なお、車種情報は予めユーザー等により設定登録されていてもよい。以後の移動体の状態をデータ送信モードと呼ぶ。
【0068】
計時手段8からの信号tが一定時間間隔Tになる毎に(すなわちt=整数×Tになる毎に)(S3)、移動体に設けられた各種センサが以下のようなデータの測定を行う。
【0069】
まず、GPSなどにより横成される車両位置測定手段9が時刻tにおける車両位置を測定し、車速測定手段10が時刻tにおける移動体の速度[km/s]を測定し、燃費測定手11が時刻tにおける移動体の単位時間あたりの燃費[l/s]を測定する(S4)。
【0070】
これらデータの測定後、各データおよび測定時刻tが通信手段7から、通信網4を介して情報提供センター5に送信される(S5)。以後これらの動作は、データ送信開始スイッチ6に入力があり、データ送信開始スイッチ6の信号がOFFになるまで繰り返される(S6)。データ送信開始スイッチ6の信号がOFFになると、通信手段7からはデータ送信終了信号(ランキングモード中止信号)が情報提供センター5へ送信される(S7)。なお、データ送信スイッチ6の入力は、ドライバー等によるレバー、ボタン等のスイッチへの手動操作でも、あるいは音声による入力も可能であり、入力形態は特定のものに限定されない。情報提供センター5からのランキング情報の受信動作については後述する。
【0071】
次に、情報提供センター5のシステム構成、および情報提供サービス、特にランキング決定サービスを行う際に情報提供センター5内で行われる動作について説明する。
【0072】
図4は情報提供センター5のシステム構成を示すブロック図である。また、図5は情報提供センター5(サーバー等)のシステムの動作を表すフローチャートである。
【0073】
以下、図4および5を用いて、情報提供センター5のシステム構成を、情報提供サービス、特にランキング決定サービスを行う際の情報提供センター5の動作と併せて説明する。
【0074】
情報提供センター5は各移動体から時刻tiにデータ送信開始信号(および車種データ)を受信すると、個人情報記録部15に各移動体からの情報を記録するための領域を確保する(S21)。その後、移動体から送信された移動体の車種をランキング参照データ記録部16に記録する(S22)。計算部17は、この車種を車種データベース18と比較、参照することにより車両タイプを判定し、該車両タイプもまた、ランキング参照データ記録部16に記録する(S2)。
【0075】
その後、時間間隔T毎に移動体から送られてくるデータ、すなわち時刻t、移動体の位置、単位時間あたりの燃費、車速に関するデータの受信を確認した後(S24)、各データを運転技術データ記録部19に記録する(S25)。
【0076】
時刻tfに移動体からデータ送信終了信号を受信すると(S26)、計算部17はそれまでに運転技術データ記録部19に記録したデータより、時刻tiからtfまでの加速度データ列を計算し、また位置情報の累積を3次元地図データベース20と比較、参照することにより移動体の走行経路および走行環境を判定する(S27)。ここで3次元地図データベース20における走行環境の分類は市街地(通行量が多く発信、停止が多い)、山間部(地形的にアップダウンが多く、燃費効率を良く運転することが難しい)、高速道路(一定の高速走行が可能である)とする。また、時刻tiからtfにかけて移動体が走行経路に沿って移動した距離を、移動体が消費した総燃費量で割ることにより燃費[km/l]も計算される(S27)。ここで計算された加速度データ列および走行経路は運転技術データ記録部19に記録され(S28)、走行環境および燃費はランキング参照データ記録部16に保存される(S29)。加速度データ列は、所定の走行環境においてどのような状態で車両を走行させたか(加速、減速の頻度やその量等)を示すデータとなり、走行環境、従って、燃費計算に反映するパラメータとして利用することができる。
【0077】
計算部17は、以上までに作成された、ランキング参照データ記録部16に記録されたランキング参照データが、ランキングデータベース21内に構成されているランキンググループのどれに属するかを、ランキング参照データ記録部16に記録されている車種、車両タイプ、走行環境より判断する。ここで、ランキンググループは車種、車両タイプ、走行環境、車種+走行環境、車両タイプ+走行環境の5つのグループに分かれている。なお、このランキングデータベース21は他の移動体から収集したランキングデータ(後述する)より構成されている。他の移動体からの該ランキングデータ収集方法も本実施例記載の方法と同じである。
【0078】
ランキング参照データが属するランキンググループの判定が終わった後、計算部17はランキング参照データが属するグループ内でのランキング参照データの順位を決定し、ランキング参照データに、その属するランキンググループの識別情報およびそのランキンググループ内での順位を付加し(S30)、ランキングデータとしてランキングデータベース21に保存する(S31)。ここで順位の決定は燃費が少ないものを上位とする。また、ランキング参照データが複数のグループに属する場合は各グループに関して計算した結果全てをランキング参照データに付加しランキングデータベース21に保存する。このように順位データ等を付加したランキング参照データを以後ランキングデータと呼ぶ。
【0079】
ここで、ランキングデータの順位があらかじめ設定された順位Tよりも上位であった場合(S32)、運転技術データ記録部19に記録されている運転技術データを運転技術データベース22に保存する(S33)。なお、この運転技術データベー22に保存された運転技術データはランキングデータベース21に記録されたランキングデータと関連付けられている(S33)。具体的には、ランキングデータに、そのランキングデータの元データとなった運転技術データを指定する情報が付加される。
【0080】
以上の計算が終了した後、計算部17は、各移動体の運転技術データおよびランキングデータ、さらに、ランキングデータベース21に保存されている上位のランキングデータおよびそれに関連付けられ、運転技術データベース22に保存されている運転技術データを、通信手段23から通信網4を介して各移動体に送信し(S34)、確保していた個人データ記録部15を開放する(S35)。以上により情報提供センターによる情報提供動作は終了する。
【0081】
次に、情報提供センター5から提供された提供サービス情報を受信した移動体での表示処理について図2および3を参照して説明する。
【0082】
情報提供センター5の計算データ、すなわち、当該移動体の運転技術データおよびランキングデータ、並びにランキングデータベースの上位のランキングデータおよびそれに関連付けられた運転技術データを通信手段7が受信すると、情報表示部12はデータを受信した旨を表示し、その後情報提供センター5から受け取ったデータのうち、当該移動体のランキングデータのみを表示し、移動体の走行がどの程度の順位となったかその結果を示す。その後、ユーザーによる詳細情報表示スイッチ13の入力により、当該移動体の運転技術データ、ランキング上位のランキングデータおよびそれに関連付けられた運転技術データを随時表示する。
【0083】
上述した実施態様において、走行環境は市街地、山間部、高速道路に限定されているが、走行環境はこれらに限定されるものではなく、さらに分類を細分化しても良い(例えば高速道路を高速自動車国道、自動車専用道路、首都高速に分ける等)。また、移動体が情報提供センターから計算結果を受信した後の情報提示方法は上記の手順に限定するものではない。
【0084】
また、本実施態様においてはユーザーがセンターから受け取る情報は自分のランキングデータ、運転技術データ並びにランキング上位のランキングデータおよびこれに関連した運転技術データとしたが、この他にもセンターのランキングデータベースそのものを参照できるようにしても良い。
【0085】
また、本実施態様においてセンターから情報を受信するのは車両等の移動体に車載された端末装置等のみであるが、これは例えばホームPC等の固定端末から情報を参照できるようにしても良い。
【0086】
なお、移動体システムに十分な計算能力があり、かつ通信網の通信レートが十分高ければ、ランキング参照データおよび、運転技術データを移動体側で計算し、その結果を情報提供センターのランキングデータベースと比較する形式にしても良い。この場合、情報提供センターはランキングデータベース、運転技術データベース、車種データベースを持つ構成のみとなり、移動体からの要求に応じて必要なデータを送信する形式となる。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、また、ユーザーは煩わしい操作を行なうことなく、ユーザーが使用する移動体の走行状態や環境に関する詳細なデータを収集し、情報提供センターに送り、その結果として燃費ランキングに基づく自分の運転技術の順位を知ることにより楽しむことができる。また、情報提供センターは、複数のユーザーの運転技術を、車種や走行環境別に分類し、ランキング化したデータベースを構築しており、情報提供センターから送られてくるランキング上位のランキングデータおよび運転技術データと自分のデータを比較することで、ユーザーは自分の運転の問題点を把握することができ、自分の運転技術を向上させることが可能となる。これにより、車社会全体の運転技術の向上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施態様の情報提供システム全体の構成を示した概略図である。
【図2】本実施態様の情報提供システムを構成する移動体のシステム構成を示す図である。
【図3】本実施態様の情報提供システムを構成する移動体(端末装置等)の動作を示したフローチャートである。
【図4】本実施態様の情報提供システムを構成する情報提供センターのシステム構成を示す図である。
【図5】本発明の情報提供システムを構成する情報提供センター(サーバー等)の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1,2,3 移動体(ユーザー)
4 通信網
5 情報提供センター
6 データ送信開始スイッチ
7 通信手段
8 計時手段
9 車両位置測定手段
10 車速測定手段
11 燃費測定手段
12 情報表示部
13 詳細情報表示スイッチ
14 CPU
15 個人データ記録部
16 ランキング参照データ記録部
17 計算部
18 車種データベース
19 運転技術データ記録部
20 3次元地図データベース
21 ランキングデータベース
22 運転技術データベース
23 通信手段

Claims (38)

  1. 移動体に通信網を介して情報を提供する情報提供サービスシステムであって、
    現在位置を示す位置情報、速度等の走行状態に関する走行情報等を含む移動体情報を通信網を介して送信する複数個の移動体と、
    各移動体から前記通信網を介して取得した移動体情報に基づく運転技術情報を取得し、さらに、当該移動情報に基づいて当該移動体の移動経路を判定し、当該移動経路と地図データとを参照することにより各移動体の走行環境を特定し、前記運転技術情報に対して、少なくとも前記走行環境に基づいたランキンググループ内での順位付けを行い、当該順位付けされた運転技術情報を各移動体へ自動的に提供する少なくとも一つの情報提供センターとを有することを特徴とする情報提供サービスシステム。
  2. 前記情報提供センターは、前記移動体のデータ送信開始から終了までの期間中に、時間的に蓄積した位置情報に基づいて前記移動体の移動経路を判定することを特徴とする請求項1記載の情報提供サービスシステム。
  3. 前記移動体情報の送信は一定時間毎に行われることを特徴とする請求項1記載の情報提供サービスシステム。
  4. 前記移動体情報は、各移動体の種別を示した種別情報を含むことを特徴とする請求項1記載の情報提供サービスシステム。
  5. 前記移動体情報は、各移動体の種別を示した種別情報を含み、前記ランキンググループは前記種別情報を含むことを特徴とする請求項記載の情報提供サービスシステム。
  6. 前記情報提供センターは、各移動体に対して得られた前記運転技術情報に基づいて、各移動体の運転技術に関する順位を示したランキングデータベースを構築することを特徴とする請求項1記載の情報提供サービスシステム。
  7. 前記移動体情報は、各移動体の種別を示した種別情報を含み、前記ランキングデータベースは、各移動体に対して得られた前記運転技術情報のうちの特定情報を、前記種別情報と前記走行環境のうちの少なくとも一方に基づくランキンググループ内で順位付けすることにより構築されることを特徴とする請求項6記載の情報提供サービスシステム。
  8. 前記特定情報とは各移動体の燃費であることを特徴とする請求項7記載の情報提供サービスシステム。
  9. 前記情報提供センターは、各移動体の前記位置情報に基づいて、当該移動体の走行経路を特定し、さらに該走行経路に基づいて当該移動体の前記走行環境を特定することを特徴とする請求項記載の情報提供サービスシステム。
  10. 前記情報提供センターは、3次元地図データベースを有しており、各移動体から取得した前記位置情報と前記3次元地図データベースとを比較参照することで、当該移動体の前記走行環境を特定することを特徴とする請求項の情報提供サービスシステム。
  11. 前記情報提供センターから、前記ランキングデータベース中の所定ランキング以上の運転技術情報を各移動体へ提供することを特徴とする請求項6記載の情報提供サービスシステム。
  12. 前記情報提供センター内で構築された前記ランキングデータベースは前記通信網を介して各移動体により参照可能であることを特徴とする請求項6記載の情報提供サービスシステム。
  13. 前記複数個の移動体の各々は、自移動体の現在位置を測定する位置検出手段と、走行に関わる情報を検出する走行情報検出手段と、前記位置検出手段により取得した前記位置情報と、前記走行情報検出手段により取得した前記走行情報とを前記情報提供センターへ前記通信網を介して送信し、且つ、前記情報提供センターから前記通信網を介して前記運転技術情報を受信する通信手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の情報提供サービスシステム。
  14. 前記位置検出手段による前記位置情報の取得、前記走行情報検出手段による前記走行情報の取得、並びに前記通信手段による前記位置情報と前記走行情報との前記情報提供センターへの送信は、一定時間毎に行われていることを特徴とする請求項13記載の情報提供サービスシステム。
  15. 前記走行情報検出手段は、単位時間あたりの消費燃料を検出する燃費検出手段と、自移動体の速度を検出する速度検出手段とを備えたことを特徴とする請求項13記載の情報提供サービスシステム。
  16. 前記複数個の移動体の各々は、データ通信モードと他モード間を選択的に切り換えるモード切替手段をさらに有しており、該モード切替手段により前記データ通信モードが選択された場合のみ、前記位置情報並びに前記走行情報を前記情報提供センターへ送信することを特徴とする請求項13記載の情報提供サービスシステム。
  17. 前記モード切替手段が、前記データ通信モードから前記他モードへ切り換えられた時、前記情報提供センターは、受信した前記移動体情報に基づいて前記運転技術情報の作成を開始することを特徴とする請求項16記載の情報提供サービスシステム。
  18. 前記複数個の移動体の各々は、前記情報提供センターから提供された前記運転技術情報を表示する情報表示手段をさらに有していることを特徴とする請求項13記載の情報提供サービスシステム。
  19. 前記種別情報は、各移動体の車種を示すことを特徴とする請求項4記載の情報提供サービスシステム。
  20. 前記種別情報は、各移動体の車両タイプをも示すことを特徴とする請求項18記載の情報提供サービスシステム。
  21. 情報提供センターから通信網を介して運転技術に関わる情報を受ける移動体の端末装置であって、
    自移動体の現在位置を測定する位置検出手段と、
    自移動体の走行に関わる情報を検出する走行情報検出手段と、
    前記位置検出手段による前記位置情報と、前記走行情報検出手段により取得した前記走行情報と、前記自移動体の種別情報とを前記通信網を介して前記情報提供センターへ送信する通信手段とを備え、前記端末装置は、さらに、前記情報提供センターにて、前記移動体の位置情報及び前記走行情報に基づいて判定される当該移動体の移動経路と、地図データとから前記移動体の走行環境を特定し、当該特定された前記移動体の走行環境と前記種別情報に基づいて得られる、順位付けされた運転技術情報を前記通信手段を介して受信することを特徴とする端末装置。
  22. 前記位置検出手段による前記位置情報の取得、前記走行情報検出手段による前記走行情報の取得、並びに前記通信手段による前記位置情報と前記走行情報との前記情報提供センターへの送信は、一定時間毎に行われていることを特徴とする請求項21記載の移動体の端末装置。
  23. 前記走行情報検出手段は、単位時間あたりの消費燃料を検出する燃費検出手段と、自移動体の速度を検出する速度検出手段とを備えたことを特徴とする請求項21記載の移動体の端末装置。
  24. データ通信モードと他モード間で選択的に切り換えるモード切替手段をさらに有しており、該モード切替手段により前記データ通信モードが選択された場合のみ、前記種別情報、前記位置情報並びに前記走行情報を前記情報提供センターへ送信することを特徴とする請求項21記載の移動体の端末装置。
  25. 前記情報提供センターから提供された前記運転技術情報を表示する情報表示手段をさらに有していることを特徴とする請求項21記載の端末装置。
  26. 前記種別情報とは、各移動体の車種であることを特徴とする請求項21記載の端末装置。
  27. 複数個の移動体の各々に、自己の運転技術に関する情報を提供する情報提供方法であって、各移動体の現在位置を示す位置情報、速度等の走行状態に関する走行情報等を含む移動体情報を、通信網を介して時間的に蓄積して取得した当該移動体情報に基づく運転技術情報を取得し、さらに、当該移動情報に基づいて当該移動体の移動経路を判定し、当該移動経路と地図データとを参照することにより各移動体の走行環境を特定し、前記運転技術情報に対して、少なくとも前記走行環境に基づいた少なくとも一つのランキンググループ内での順位付けを行うことで当該移動体の順位付けされた運転技術情報を取得し、当該順位付けされた運転技術情報を当該移動体へ提供することを特徴とする情報提供方法。
  28. 各移動体の前記移動体情報に基づいて、各移動体の走行環境を特定し、前記運転技術情報に対して、少なくとも前記走行環境に基づいて設定されたランキンググループ内で順位付けを行い、当該順位付けされた運転技術情報を当該移動体へ提供することを特徴とする請求項27記載の情報提供方法
  29. 前記移動体情報は、各移動体の種別を示した種別情報を含むことを特徴とする請求項27記載の情報提供方法。
  30. 前記移動体情報は、各移動体の種別を示した種別情報を含み、前記ランキンググループは前記種別情報を含むことを特徴とする請求項27記載の情報提供方法。
  31. 各移動体に対して得られた前記運転技術情報に基づいて、各移動体の運転技術に関する順位を示したランキングデータベースを構築することを特徴とする請求項27記載の情報提供方法。
  32. 前記移動体情報は、各移動体の種別を示した種別情報を含み、各移動体に対して得られた前記運転技術情報のうちの特定情報を、前記種別情報と前記走行環境のうちの少なくとも一方に基づいて設定されたランキンググループ内で順位付けすることにより前記ランキングデータベースを構築することを特徴とする請求項31記載の情報提供方法。
  33. 前記特定情報とは各移動体の燃費であることを特徴とする請求項32記載の情報提供方法。
  34. 各移動体の前記位置情報と3次元地図データベースとを比較参照することで、当該移動体の走行経路を特定し、さらに該走行経路に基づいて当該移動体の前記走行環境を特定することを特徴とする請求項28記載の情報提供方法
  35. 前記ランキングデータベース中の所定ランキング以上の運転技術情報を各移動体へ提供することを特徴とする請求項31記載の情報提供方法。
  36. 前記ランキングデータベースは通信網を介して各移動体により参照可能であることを特徴とする請求項31記載の情報提供方法。
  37. 通信網を介して運転技術に関わる情報のサービスを受ける移動体の端末装置であって、
    自移動体の現在位置を測定する位置検出手段と、
    自移動体の走行に関わる情報を検出する走行情報検出手段と、
    前記通信網を介して運転技術のランキングに関わるランキング情報を入手する通信手段とを備え、前記位置検出手段により取得した前記位置情報と、前記走行情報検出手段により取得した前記走行情報と、自移動体の種別情報とに基づいて運転技術情報を取得し、前記位置情報に基づいて、自移動体の走行環境を特定し、少なくとも前記走行環境に基づいて設定されたランキンググループに応じたランキング情報を前記通信手段を介して取得し、前記運転技術情報と前記ランキング情報とを比較参照することで、自己の運転技術の順位付けを行うことを特徴とする端末装置。
  38. 前記位置情報と前記走行情報とは、一定時間毎に取得されることを特徴とする請求項37記載の端末装置
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