JP2002367092A - 交通情報収集・配信システム - Google Patents

交通情報収集・配信システム

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JP2002367092A
JP2002367092A JP2001177286A JP2001177286A JP2002367092A JP 2002367092 A JP2002367092 A JP 2002367092A JP 2001177286 A JP2001177286 A JP 2001177286A JP 2001177286 A JP2001177286 A JP 2001177286A JP 2002367092 A JP2002367092 A JP 2002367092A
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JP
Japan
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traffic
information
traffic condition
vehicle
condition information
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JP2001177286A
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English (en)
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Akira Shiratori
朗 白鳥
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 交通情報収集・配信システムを速やかに多く
の車両に普及させる。 【解決手段】 車載装置1で交通状況を検出し、基地局
20で複数の車両から収集した交通状況情報を集約して
利用要求のある車両へ配信する際に、車載装置1へ配信
する交通状況情報の有用性を判定し、判定結果に応じた
利用料を算定するとともに、車載装置1で検出した交通
状況情報の有用性を判定し、判定結果に応じて前記利用
料を報酬として分配し、利用料と報酬とを車両ごとに集
計する。これにより、基地局20へ提供した情報と基地
局20から利用した情報の内容がともに正当に評価され
て利用料と報酬が算定され、利用者に利用価値の高いシ
ステムであることを印象づけることができ、このシステ
ムを速やかに多くの車両に普及させることができる。そ
の結果、配信情報の内容が充実して契約台数がさらに増
加するという、好循環が期待できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交通情報を受信し
て利用する一般の車両を交通情報収集車両として交通情
報を収集し、収集した交通情報を集約して配信する交通
情報収集・配信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般の車両を交通情報収集車両として交
通情報を収集し、収集した交通情報を集約して一般車両
へ配信する交通情報収集・配信システムが知られている
(例えば特開2000−172977号公報参照)。こ
のシステムでは、交通情報を利用した場合の利用料金は
交通情報の収集量に応じて低減される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の交通情報収集・配信システムでは、少しでも多
くの一般車両が交通情報収集車両として契約するのを促
進するために、一般車両が交通情報収集車両として契約
する際の見返りとして、情報収集量に応じて交通情報の
利用料金を割り引いているが、情報収集車両が少ない段
階では利用する交通情報が充実していないので利用する
価値が低く、収集車両自ら交通情報を利用することが少
ないと考えられる。その結果、交通情報収集車両の契約
台数も伸びず、交通情報の充実も図れない、という悪循
環に陥るおそれがある。
【0004】一般に、通行量が多い道路では多くの車両
によって交通情報が収集されるが、通行量が少ない道路
ほど交通情報の収集量が少なくなる。したがって、通行
量が少ない道路の交通情報は通行量の多い道路の交通情
報よりも有用性が高いと考えられる。ところが、従来の
交通情報収集・配信システムでは情報収集量のみにより
利用料金を算定しているので、収集した交通情報の内容
が正当に評価されず、それが交通情報収集車両の契約台
数の促進を妨げるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、交通情報収集・配信シス
テムを速やかに多くの車両に普及させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1の発明
は、車載装置と基地局とから成る交通情報収集・配信シ
ステムであって、車載装置に、交通の状況を検出する交
通状況検出手段と、交通状況検出手段で検出した交通状
況情報と基地局に記憶されている交通状況情報の利用要
求とを基地局へ送信する送信手段と、基地局から交通状
況情報を受信する受信手段と、受信手段で受信した交通
状況情報を報知する報知手段とを備えるとともに、基地
局に、車載装置から送信される交通状況情報と交通状況
情報の利用要求とを受信する受信手段と、受信手段で受
信した交通状況情報を記憶する記憶手段と、車載装置か
らの利用要求に応じた交通状況情報を記憶手段から読み
出し、車載装置へ配信する送信手段と、車載装置へ配信
する交通状況情報の有用性を判定し、判定結果に応じた
利用料を算定する利用料算定手段と、車載装置で検出し
た交通状況情報の有用性を判定し、判定結果に応じて利
用料を報酬として分配する報酬算定手段と、交通状況情
報の利用料と報酬とを車両ごとに集計する集計手段とを
備え、これにより上記目的を達成する。 (2) 請求項2の発明は、車載装置と基地局から成
り、複数の車両から収集した交通状況情報を集約し、集
約した交通状況情報を利用要求のある車両へ配信する交
通情報収集・配信システムであって、車載装置に、交通
の状況を検出する交通状況検出手段と、交通状況検出手
段で検出した交通状況情報を基地局へ送信する送信手段
とを備えるとともに、基地局に、車載装置から送信され
る交通状況情報を受信する受信手段と、車載装置で検出
した交通状況情報の有用性を判定し、判定結果に応じた
報酬を算定する報酬算定手段とを備え、これにより上記
目的を達成する。 (3) 請求項3の発明は、車載装置と基地局から成
り、複数の車両から収集した交通状況情報を集約し、集
約した交通状況情報を利用要求のある車両へ配信する交
通情報収集・配信システムであって、車載装置に、交通
状況情報の利用要求を基地局へ送信する送信手段と、基
地局から交通状況情報を受信する受信手段と、受信手段
で受信した交通状況情報を報知する報知手段とを備える
とともに、基地局に、車載装置から送信される交通状況
情報の利用要求を受信する受信手段と、交通状況情報を
記憶する記憶手段と、車載装置からの利用要求に応じた
交通状況情報を記憶手段から読み出し、車載装置へ配信
する送信手段と、車載装置へ配信する交通状況情報の有
用性を判定し、判定結果に応じた利用料を算定する利用
料算定手段とを備え、これにより上記目的を達成する。 (4) 請求項4の交通情報収集・配信システムは、報
酬算定手段によって、車載装置で交通状況情報が検出さ
れてからの経過時間が短いほど有用性が高いと判定する
ようにしたものである。 (5) 請求項5の交通情報収集・配信システムは、報
酬算定手段によって、一つの道路についての交通状況情
報が少ないほど有用性が高いと判定するようにしたもの
である。 (6) 請求項6の交通情報収集・配信システムは、利
用料算定手段によって、交通状況情報が詳細なほど有用
性が高いと判定するようにしたものである。 (7) 請求項7の交通情報収集・配信システムは、利
用料算定手段によって、交通状況情報を利用する車両の
現在地に近い交通状況情報ほど有用性が高いと判定する
ようにしたものである。 (8) 請求項8の交通情報収集・配信システムは、交
通状況検出手段が、衛星航法および/または自律航法に
より車両の交差点通過を検出する手段と、車速を検出す
る手段とを備え、交差点通過時の車速により交通の状況
を検出するようにしたものである。 (9) 請求項9の交通情報収集・配信システムは、交
通状況検出手段が、衛星航法および/または自律航法に
より車両の交差点通過を検出する手段と、エンジンのス
ロットルバルブ開度を検出する手段とを備え、交差点通
過時のスロットルバルブ開度により交通の状況を検出す
るようにしたものである。 (10) 請求項10の交通情報収集・配信システム
は、交通状況検出手段が、エンジンの作動を検出する手
段と、運転者が運転席に着座していることを検出する手
段と、衛星航法および/または自律航法により車両が道
路上に位置していることを検出する手段とを備え、エン
ジンが作動し、運転者が運転席に着座し、さらに車両が
道路上にあるときに交通の状況を検出するようにしたも
のである。
【0007】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、車載
装置で交通状況を検出し、基地局で複数の車両から収集
した交通状況情報を集約して利用要求のある車両へ配信
する際に、車載装置へ配信する交通状況情報の有用性を
判定し、判定結果に応じた利用料を算定するとともに、
車載装置で検出した交通状況情報の有用性を判定し、判
定結果に応じて前記利用料を報酬として分配し、利用料
と報酬とを車両ごとに集計するようにしたので、基地局
へ提供した情報と基地局から利用した情報の内容がとも
に正当に評価されて利用料と報酬が算定され、利用者に
利用価値の高いシステムであることを印象づけることが
でき、このシステムを速やかに多くの車両に普及させる
ことができる。その結果、配信情報の内容が充実して契
約台数がさらに増加するという、好循環が期待できる。 (2) 請求項2に発明によれば、車載装置で交通状況
を検出し、基地局で複数の車両から収集した交通状況情
報を集約して利用要求のある車両へ配信する際に、車載
装置で検出した交通状況情報の有用性を判定し、判定結
果に応じた報酬を算定するようにしたので、基地局へ提
供した情報の内容が正当に評価されて報酬が算定され、
利用者に利用価値の高いシステムであることを印象づけ
ることができ、このシステムを速やかに多くの車両に普
及させることができる。その結果、配信情報の内容が充
実して契約台数がさらに増加するという、好循環が期待
できる。 (3) 請求項3の発明によれば、基地局で複数の車両
から収集した交通状況情報を集約し、集約した交通状況
情報を利用要求のある車両へ配信する際に、配信する交
通状況情報の有用性を判定し、判定結果に応じた利用料
を算定するようにしたので、利用した情報の内容が正当
に評価されて利用料が算定され、利用者に利用価値の高
いシステムであることを印象づけることができ、このシ
ステムを速やかに多くの車両に普及させることができ、
その結果、配信情報の内容が充実して契約台数がさらに
増加するという、好循環が期待できる。 (4) 請求項4の発明によれば、車載装置で交通状況
情報が検出されてからの経過時間が短いほど有用性が高
いと判定し、判定結果に応じた報酬を算定するようにし
たので、情報の内容を正当に評価することができる。 (5) 請求項5の発明によれば、一つの道路について
の交通状況情報が少ないほど有用性が高いと判定し、判
定結果に応じた報酬を算定するようにしたので、情報の
内容を正当に評価することができ、契約車両が情報提供
の少ない迂回路へ向かう意識を生じさせることになり、
交通の集中が分散されて渋滞の発生を低減することがで
きる。 (6) 請求項6の発明によれば、交通状況情報が詳細
なほど有用性が高いと判定し、判定結果に応じた利用料
を算定するようにしたので、情報の内容を正当に評価す
ることができる。 (7) 請求項7の発明によれば、交通状況情報を利用
する車両の現在地に近い交通状況情報ほど有用性が高い
と判定し、判定結果に応じた利用料を算定するようにし
たので、情報の内容を正当に評価することができる。 (8) 請求項8の発明によれば、交差点通過時の車速
により交通の状況を検出するようにしたので、交通のス
ムーズさを的確に検出することができる。 (9) 請求項9の発明によれば、交差点通過時のスロ
ットルバルブ開度により交通の状況を検出するようにし
たので、スロットルバルブ開度が大きいときは車両が高
い加速度で交差点を発進していると判断でき、たとえ交
差点通過時の車速が低くても交通はスムーズであると判
断できる。つまり、交差点通過時のスロットルバルブ開
度により交通のスムーズさを的確に検出することができ
る。 (10) 請求項10の発明によれば、エンジンが作動
し、運転者が運転席に着座し、さらに車両が道路上にあ
るときに交通の状況を検出するようにしたので、路肩に
駐車しているような車両からの無意味な交通状況情報を
排除することができ、交通状況情報の精度を向上させる
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は一実施の形態の構成を示
す。この一実施の形態の交通情報収集・配信システム
は、交通情報を収集するとともに交通情報の配信を受け
る車両の車載装置1と、交通情報収集車両から送られる
交通情報を集約して配信する基地局20とから構成され
る。ここでは、車載装置1と基地局20をそれぞれ1台
ずつ図示するが、車載装置1を搭載した車両の台数には
制限がなく、また基地局20も必ずしも1基に限定され
ない。例えば全国を関東、中部、東北などの適当なブロ
ックに分割し、各ブロックに1台ずつ基地局を設置する
ようにしてもよい。
【0009】車載装置1は、スロットル開度センサー
2、車速センサー3、GPS受信機4、道路地図データ
ベース5、LCD6、スピーカー7、送信機8、利用要
求スイッチ9、受信機10、コントローラー11などを
備えている。スロットル開度センサー2はエンジンのス
ロットルバルブ(不図示)の開度を検出し、車速センサ
ー3は車両の走行速度を検出する。GPS受信機4は車
両の現在地を検出する。なお、この実施の形態では衛星
航法により現在地を検出する例を示すが、走行距離セン
サーと進行方位センサーを用いて走行軌跡を描画し、道
路地図とのマップマッチングを行って自律航法により現
在地を検出してもよい。
【0010】道路地図データベース5は、CD−ROM
やDVDなどのメディアに道路地図データを記憶してい
る。LCD6は道路地図を表示するほか、基地局20か
ら受信した道路交通情報を表示する。スピーカー7は道
路交通情報を放送する。利用要求スイッチ9は、乗員が
基地局20に集約された道路交通情報を利用するときに
操作するスイッチである。送信機8および受信機10
は、基地局20と無線通信を行う装置である。
【0011】コントローラー11はマイクロコンピュー
ターを備え、マイクロコンピューターのソフトウエア形
態により交通情報収集制御部11aと情報提示制御部1
1bを構成する。交通情報収集制御部11aは、スロッ
トル開度センサー2、車速センサー3およびGPS受信
機3からの検出情報に基づいて交通の状況を検出し、送
信機8を介して基地局20へ送信する。情報報知制御部
11bは、受信機10を介して基地局20から交通情報
を受信し、GPS受信機4と道路地図データベース5か
ら入力した現在地周辺の道路地図上に交通情報を重畳し
てLCD6に表示するとともに、交通情報をスピーカー
7により放送する。
【0012】基地局20は、受信機21、送信機22、
交通情報データベース23、課金/報酬データベース2
4、コントローラー25などを備えている。受信機21
および送信機22は車載装置1と無線通信を行う装置で
ある。交通情報データベース23には、多くの車載装置
1から収集した交通状況情報が集約して記憶される。ま
た、課金/報酬データベース24には、交通状況情報の
有用性判定結果に基づいて設定された利用料と情報提供
報酬の算定結果が記録される。
【0013】コントローラー25はコンピューターを備
え、コンピューターのソフトウエア形態により交通情報
登録部25a、交通情報読み出し部25cおよび課金/
報酬計算部25dを構成する。交通情報登録部25a
は、車載装置1から受信した交通状況情報に時計25b
の時刻を付加して登録し、交通情報データベース23に
記憶する。交通情報読み出し部25cは、受信機21を
介して車載装置1から交通情報利用要求を受信すると、
交通情報データベース23から利用要求に応じた交通状
況情報を読み出し、送信機22を介して車載装置1へ送
信する。課金/報酬計算部25dは、交通情報読み出し
部25cが車載装置1へ送信するために読み出した交通
状況情報に対して、利用料と情報提供報酬の計算を行
い、課金/報酬データベース24へ記録する。
【0014】以上の一実施の形態の構成において、車載
装置1のスロットル開度センサー2、車速センサー3、
GPS受信機4および道路地図データベース5が交通状
況検出手段を、車載装置1の送信機8が送信手段を、車
載装置1の受信機10の受信手段を、LCD6およびス
ピーカー7が報知手段を、基地局20の受信機21が受
信手段を、基地局20の送信機22が送信手段を、交通
情報データベース23が記憶手段を、基地局20のコン
トローラー25が利用料算定手段、報酬算定手段および
集計手段をそれぞれ構成する。
【0015】図2〜図8は、車載装置1および基地局2
0の情報収集・配信制御プログラムを示すフローチャー
トである。これらのフローチャートにより、一実施の形
態の動作を説明する。
【0016】まず、図2により車載装置1の交通状況検
出動作を説明する。車載装置1へ電源が投入されると、
コントローラー11は図2に示す制御プログラムを繰り
返し実行する。ステップ1において、エンジン制御装置
(不図示)によりエンジンが作動しているかどうかを確
認する。エンジンが作動しているときは、交通状況を検
出できる状態にあると判断してステップ2へ進む。ステ
ップ2では、運転席に乗員が着座しているかどうかを確
認する。
【0017】運転席への着座の確認方法は、例えば運転
席シートに圧力センサーを設置して確認してもよいし、
超音波センサーを設置して確認してもよい。あるいは、
アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステ
アリングホイールのいずれかが操作されていれば運転席
に乗員が着座していると判断してもよい。運転席に乗員
が着座しているときは、交通状況を検出できる状態にあ
ると判断してステップ3へ進む。
【0018】ステップ3でGPS受信機4により車両の
現在地を検出する。続くステップ4で、道路地図データ
ベース5の車両周辺の道路地図と車両の現在地を照合
し、車両の現在地が道路上にあるかどうかを確認する。
エンジンが作動し、乗員が運転席に着座し、さらに車両
が道路上にあるときは、車両が一般道路を走行してお
り、交通状況を検出できる状態にあると判断し、ステッ
プ5へ進む。
【0019】ステップ5において、GPS受信機4で検
出した車両現在地と道路地図データベース5の道路地図
とを照合するとともに、車速センサー3の車速検出結果
に基づいて、車両が交差点を通過または交差点で発進し
たかどうかを確認する。交差点の通過または交差点での
発進が検出されたときはステップ6へ進み、そうでなけ
ればステップ1へ戻って上述した処理を繰り返す。
【0020】車両が交差点を通過または交差点で発進し
たときは、ステップ6でスロットル開度センサー2から
スロットル開度を読み込み、続くステップ7で車速セン
サー3から車速を読み込む。そして、ステップ8で交差
点通過時のスロットル開度と車速を交通状況情報として
基地局20へ送信する。
【0021】図3は基地局20の交通状況情報の登録動
作を示すフローチャートである。基地局20では図3に
示す制御プログラムを繰り返し実行する。ステップ11
で車載装置1から交通状況情報を受信したらステップ1
2へ進み、時計25bから情報受信時の時刻を情報収集
時刻として読み込み、続くステップ13で車載装置1か
ら受信した交通状況情報と情報収集時刻を交通情報デー
タベース23へ記憶し、登録する。
【0022】図9は、交通情報データベース23に記録
されている交差点からの分岐路ごとの交通状況情報の一
部を示す。交通情報データベース23には、交差点番
号、分岐路番号、情報収集時刻、交差点通過時の車速お
よびスロットル開度、後述する交差点通過時の「交通の
スムーズさ」とその平均値、後述する「情報の希少
さ」、情報収集車両のIDなどが記録されている。
【0023】次に、図4〜図7により基地局20の交通
情報配信動作を説明する。基地局20では図4に示す制
御プログラムを繰り返し実行する。ステップ21で車載
装置1から交通状況情報の利用要求を受信したらステッ
プ22へ進む。ステップ22では、車載装置1からの情
報利用要求が詳細情報であるかどうかを確認する。
【0024】この実施の形態では、車載装置1へ提供す
る交通状況情報を詳細情報と概略情報とに分ける。詳細
情報は狭い範囲の詳細な情報であり、拡大画面で報知さ
れる情報である。一方、概略情報は広い範囲の概略の情
報である。詳細情報は概略情報に比べて有用性が高いの
で、詳細情報の利用には課金を行うとともに、詳細情報
を収集した車両に対しては概略情報よりも高い報酬を支
払う。なお、概略情報の利用には課金しない。
【0025】収集した交通状況情報が詳細情報か概略情
報かの判定は次のようにして行う。すなわち、地域、地
番、時刻、天候に加え、進行方向に対する現在の車速、
過去から現在までの車速の変化率、車速の将来の予測、
その場所における車速変化の原因(事故、故障車、イベ
ントなど)、走行車両の種類、運転者の熟練度などの各
入力項目を設定し、それらの項目に重み付けをする。そ
して、重み付け後の各項目に基づいて評点を算出し、評
点が予め定めた判定基準値を超えた場合は詳細情報と判
定する。なお、交通状況情報の詳細度が高いほど報酬が
高くなるように、詳細度を連続的または断続的に判定す
るようにしてもよい。
【0026】車載装置1からの交通状況情報の利用要求
が詳細情報のときはステップ23へ進み、交通情報デー
タベース23から詳細な交通情報を読み出す。具体的に
は、利用要求の対象となる地点を含む地図区分内のすべ
ての交差点の交通状況情報を検索して読み出す。続くス
テップ24では、情報利用要求の対象地点が情報利用車
両の現在地の近傍か否かを確認する。
【0027】この実施の形態では、情報利用車両の現在
地近傍の地域の情報は遠方の地域の情報よりも有用性が
高いので、現在地近傍領域の情報には課金を行う。な
お、情報利用要求の対象地点が情報利用車両の現在地の
近傍か遠方かの判断は、情報利用要求の対象地点が現在
地から例えば離散距離30km以内にあれば近傍とす
る。
【0028】情報利用要求の対象地点が情報利用車両の
現在地近傍の場合はステップ25へ進み、現在地から遠
方の場合はステップ28へ進む。ステップ25〜27に
おいて利用情報に対する課金と情報提供車両に対する報
酬の分配を行う。まず、ステップ25で、情報利用要求
に含まれる情報利用車両のIDを読み出し、課金/報酬
データベース24に記録されている課金リストに情報利
用車両のIDと利用料を記録する。
【0029】この実施の形態では、情報利用車両の現在
地近傍の地域の詳細情報を利用するたびに一定額、例え
ば10円の利用料を支払うものとする。契約車両に対し
ては、月ごとの利用料の総額と後述する情報提供報酬の
総額との差額を請求し、清算するものとする。
【0030】ステップ26において図5〜図6に示すサ
ブルーチンを実行し、報酬対象となる情報収集車両のリ
ストアップを行うとともに、交通情報データベース23
に登録されている交通状況情報の中から古い情報を廃棄
してメインテナンスする。これらの処理については後述
する。ステップ27で図7に示すサブルーチンを実行
し、情報利用車両に課金した利用料を報酬対象の情報収
集車両に対して情報収集の報酬として分配する。この報
酬の分配処理についても後述する。ステップ28で、読
み出した詳細情報を送信機22を介して車載装置1へ送
信する。
【0031】なお、車載車両1からの交通状況情報の利
用要求が概略情報のときはステップ29へ進み、広域の
概略表示用の交通情報を読み出す。具体的には、利用要
求の対象となる地点を含む地図区分に加え、その周辺の
地図区分に含まれる交差点の内の主要交差点に関する交
通状況情報を検索して読み出す。概略情報を読み出した
後、ステップ28へ進み、送信機22を介して車載装置
1へ送信する。
【0032】図5、図6により、報酬対象車両のリスト
作成処理を説明する。ステップ31において、地図区分
に属する交差点分岐路で、交通情報データベース23に
1個以上の交通状況情報が登録されている分岐路の総数
を調査する。続くステップ32〜34では、地図区分に
含まれるすべての交差点の、すべての分岐路の、すべて
の交通状況情報を順に選択し、ステップ35〜39で報
酬を与えるか否かを判定する。具体的には、ステップ3
2で地図区分に含まれる交差点の一つを選択し、ステッ
プ33で上記選択交差点に属する分岐路を一つ選択し、
ステップ34で上記選択分岐路についての交通状況情報
の一つを選択する。
【0033】ステップ35において、選択した交通状況
情報の収集時刻T0を交通情報データベース23から読
み出す。続くステップ36で、当該情報が収集されてか
らの経過時間が、集約に有効な情報として採用する制限
時間T1以内かどうかを確認する。現在の時刻をtとす
ると、情報収集からの経過時間は(t−T0)であり、
経過時間(t−T0)が制限時間T1以内のときは、当
該情報は有用性が高いとしてステップ37へ進み、経過
時間(t−T0)が制限時間T1を超えているときは、
当該情報は有用性が低いとしてステップ40へ進む。
【0034】交通状況情報の有用性が低い場合は、ステ
ップ40でその情報を交通情報データベース23から消
去して廃棄する。例えば図9に示す例では、上記制限時
間T1を10minとした場合に、交通状況情報f、gの
収集時刻から現在時刻18:15までの経過時間が制限
時間T1を超えており、これらの情報f、gは廃棄され
る。
【0035】交通状況情報の有用性が高い場合は、ステ
ップ37で、交通状況情報に含まれている交差点におけ
る車速とスロットル開度に基づいて、交差点通過時の渋
滞程度、すなわち図9に示す「交通のスムーズさ」を推
定する。
【0036】この実施の形態では次のように渋滞程度を
判定する。まず、交差点通過時の車速が20km/h未満の
場合はポイント1とし、20km/h以上、40km/h未満の
場合はポイント2とし、40km/h以上の場合はポイント
3とする。さらに、交差点通過時のスロットル開度が2
0%未満の場合はポイント1とし、20%以上、40%
未満の場合をポイント2とし、40%以上をポイント3
とする。車速とスロットル開度に対するポイントの内の
いずれか大きい方を、当該情報に対するポイントとす
る。そして、この判定結果を「交通のスムーズさ」とし
て交通情報データベース23の交通状況情報に加える。
【0037】次に、ステップ38で当該情報が収集され
てからの経過時間(t−T0)が、報酬対象の情報とす
る制限時間T2以内かどうかを確認する。経過時間(t
−T0)が制限時間T2以内のときは当該情報は有用性
が高いとしてステップ39へ進み、経過時間(t−T
0)が制限時間T2を超えているときは当該情報の有用
性は低いとしてステップ41へ進む。
【0038】交通状況情報の有用性が高い場合は、ステ
ップ39で交通情報データベース23の当該情報に報酬
対象である旨を記録する。図9に示す例では交通状況情
報a〜eとhが報酬対象の情報として記録される。
【0039】ステップ41では分岐路についてのすべて
の提供情報に対して上記の有用性判定を行ったかどうか
を確認し、未判定の交通状況情報があればステップ34
へ戻って上述した判定を繰り返し、未判定の交通状況情
報がない場合はステップ42へ進む。
【0040】選択交差点に属する選択分岐路についての
交通状況情報の有用性判定を完了したら、ステップ42
で当該分岐路のすべての交通状況情報の「交通のスムー
ズさ」指標の平均値(図9参照)を求め、その平均値を
当該分岐路の交通情報とする。続くステップ43では、
当該分岐路についての報酬対象とされた交通状況情報の
数を求め、その逆数を「情報の希少さ」(図9参照)と
する。そして、交通情報データベース23の当該分岐路
についての報酬対象の交通状況情報に「情報の希少さ」
を記録する。
【0041】ステップ44〜45において、分岐路に属
する交通状況情報の有用性判定と、その分岐路の交通情
報の計算と交通状況情報の集約を、地図区分に属するす
べての交差点のすべての分岐路に対して行い、完了した
ら図4のステップ26へリターンする。
【0042】次に図7により、報酬の分配について説明
する。ステップ51において、地図区分に含まれるすべ
ての交通状況情報について、情報収集車両別に上述した
「情報の希少さ」を加算する。続くステップ52で、図
5〜図6のサブルーチンで作成した報酬対象車両のリス
トに含まれるすべての情報収集車両について、報酬の分
配額を計算するとともに、分配額を課金/報酬データベ
ース24に記録する。
【0043】この実施の形態では、次の手順で報酬額を
計算する。
【数1】(報酬額)=(「情報の希少さ」の全加算値)
×(利用料)/(分岐路数) ここで、(「情報の希少さ」の全加算値)は上記ステッ
プ51で求めた情報収集車両ごとの加算値である。ま
た、(利用料)は図4のステップ24で計算した利用料
である。さらに、(分岐路数)は図5のステップ31で
求めた分岐路数である。
【0044】図8は、車載装置1の情報利用要求と情報
報知動作を示すフローチャートである。車載装置1へ電
源が投入されると、コントローラー11は図8に示す制
御プログラムを繰り返し実行する。ステップ61におい
てGPS受信機4により車両の現在地を検出し、続くス
テップ62では道路地図データベース5から車両の現在
地を含む道路地図を読み込む。
【0045】ステップ63でスイッチ9による乗員の情
報利用要求を読み込み、ステップ64で送信機8を介し
て基地局20へ送信する。なお、情報利用要求には自車
のID、利用対象地点(例えば経緯度で示す)、現在地
(例えば経緯度で示す)、詳細情報希望の有無などが含
まれる。ステップ65において基地局20から要求した
内容の交通情報を受信し、続くステップ66で交通状況
情報を現在地周辺の道路地図に重畳してLCD6に表示
するとともに、スピーカー7で放送する。
【0046】図10は、基地局20から入手した交通状
況情報を道路地図上に重畳して表示した例を示す。この
実施の形態では、図10に示すような一辺が例えば1k
mの正方形の領域を地図区分とする。この地図区分に属
する交差点に対しては識別のためのID番号を付与し、
また各交差点に属する分岐路には北を基準に時計回りに
ID番号を付与する。各分岐路に属する矢印xは、交通
状況情報を地図上に重畳して表示した一例を示し、矢印
が太いほど収集されている交通状況情報の数が多いこと
を表し、矢印が暗いほど「交通のスムーズさ」が低く、
渋滞が激しいことを表す。
【0047】なお、上述した詳細情報の読み出しでは、
図10に示す地図区分内の交通状況情報が記録されてい
るすべての交差点の分岐路についての情報が読み出しの
対象となる。一方、概略情報の読み出しでは、図10に
示す地図区分内の幹線道路どうしの交差点である、例え
ばの交差点のみの分岐路についての情報が読み出しの
対象となる。
【0048】このようにこの一実施の形態によれば、車
載装置1で交通状況を検出し、基地局20で複数の車両
から収集した交通状況情報を集約して利用要求のある車
両へ配信する際に、車載装置1へ配信する交通状況情報
の有用性を判定し、判定結果に応じた利用料を算定する
とともに、車載装置1で検出した交通状況情報の有用性
を判定し、判定結果に応じて前記利用料を報酬として分
配し、利用料と報酬とを車両ごとに集計するようにした
ので、基地局20へ提供した情報と基地局20から利用
した情報の内容がともに正当に評価されて利用料と報酬
が算定され、利用者に利用価値の高いシステムであるこ
とを印象づけることができ、このシステムを速やかに多
くの車両に普及させることができる。その結果、配信情
報の内容が充実して契約台数がさらに増加するという、
好循環が期待できる。
【0049】上述した一実施の形態の車載装置1は、交
通情報を利用する車両であると同時に交通情報を収集す
る車両である例を示したが、交通情報を利用するだけで
交通情報を収集しない車両と、交通情報を収集するだけ
で交通情報を利用しない車両に対しても本願発明を適用
することができ、それらの車両が本願発明の交通情報収
集・配信システムの中に存在してもよい。
【0050】なお、上述した一実施の形態ではスロット
ルバルブ開度センサー2、車速センサー3、GPS受信
機4および道路地図データ5により交差点通過時の車速
とスロットルバルブ開度を検出し、交通状況情報とする
例を示したが、交通状況情報とその検出方法は上述した
一実施の形態に限定されるものではない。衛星航法およ
び/または自律航法により走行中の道路を特定するとと
もに、車速を検出し、道路ごとの車速を交通状況情報と
してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 一実施の形態の車載装置の交通状況検出動作
を示すフローチャートである。
【図3】 一実施の形態の基地局の交通情報登録動作を
示すフローチャートである。
【図4】 一実施の形態の基地局の交通情報配信動作を
示すフローチャートである。
【図5】 一実施の形態の基地局の報酬対象車両のリス
ト作成動作を示すフローチャートである。
【図6】 図5に続く、一実施の形態の基地局の報酬対
象車両のリスト作成処理を示すフローチャートである。
【図7】 一実施の形態の基地局の報酬の分配処理を示
すフローチャートである。
【図8】 一実施の形態の車載装置の情報利用要求と情
報報知動作を示すフローチャートである。
【図9】 交通情報データベースに記録された交通状況
情報の一部を示す図である。
【図10】 基地局から入手した交通状況情報を道路地
図上に重畳して表示した例を示す図である。
【符号の説明】
1 車載装置 2 スロットル開度センサー 3 車速センサー 4 GPS受信機 5 道路地図データベース 6 LCD 7 スピーカー 8 送信機 9 利用要求スイッチ 10 受信機 11 コントローラー 11a 交通情報収集制御部 11b 情報提示制御部 20 基地局 21 受信機 22 送信機 23 交通情報データベース 24 課金/報酬データベース 25 コントローラー 25a 交通情報登録部 25b 時計 25c 交通情報読み出し部 25d 課金/報酬計算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F029 AA02 AB01 AB07 AC02 AC14 AC18 5H180 AA01 BB04 BB13 BB15 CC12 DD03 DD04 EE01 EE02 EE10 FF04 FF05 FF22 FF25 FF27 FF33

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車載装置と基地局とから成る交通情報収集
    ・配信システムであって、 前記車載装置に、交通の状況を検出する交通状況検出手
    段と、 前記交通状況検出手段で検出した交通状況情報と前記基
    地局に記憶されている交通状況情報の利用要求とを前記
    基地局へ送信する送信手段と、 前記基地局から交通状況情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した交通状況情報を報知する報知手
    段とを備えるとともに、 前記基地局に、前記車載装置から送信される交通状況情
    報と交通状況情報の利用要求とを受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した交通状況情報を記憶する記憶手
    段と、 前記車載装置からの利用要求に応じた交通状況情報を前
    記記憶手段から読み出し、前記車載装置へ配信する送信
    手段と、 前記車載装置へ配信する交通状況情報の有用性を判定
    し、判定結果に応じた利用料を算定する利用料算定手段
    と、 前記車載装置で検出した交通状況情報の有用性を判定
    し、判定結果に応じて前記利用料を報酬として分配する
    報酬算定手段と、 交通状況情報の前記利用料と前記報酬とを車両ごとに集
    計する集計手段とを備えることを特徴とする交通情報収
    集・配信システム。
  2. 【請求項2】車載装置と基地局から成り、複数の車両か
    ら収集した交通状況情報を集約し、集約した交通状況情
    報を利用要求のある車両へ配信する交通情報収集・配信
    システムであって、 前記車載装置に、交通の状況を検出する交通状況検出手
    段と、 前記交通状況検出手段で検出した交通状況情報を前記基
    地局へ送信する送信手段とを備えるとともに、 前記基地局に、前記車載装置から送信される交通状況情
    報を受信する受信手段と、 前記車載装置で検出した交通状況情報の有用性を判定
    し、判定結果に応じた報酬を算定する報酬算定手段とを
    備えることを特徴とする交通情報収集・配信システム。
  3. 【請求項3】車載装置と基地局から成り、複数の車両か
    ら収集した交通状況情報を集約し、集約した交通状況情
    報を利用要求のある車両へ配信する交通情報収集・配信
    システムであって、 前記車載装置に、交通状況情報の利用要求を前記基地局
    へ送信する送信手段と、 前記基地局から交通状況情報を受信する受信手段と、 前記受信手段で受信した交通状況情報を報知する報知手
    段とを備えるとともに、 前記基地局に、前記車載装置から送信される交通状況情
    報の利用要求を受信する受信手段と、 交通状況情報を記憶する記憶手段と、 前記車載装置からの利用要求に応じた交通状況情報を前
    記記憶手段から読み出し、前記車載装置へ配信する送信
    手段と、 前記車載装置へ配信する交通状況情報の有用性を判定
    し、判定結果に応じた利用料を算定する利用料算定手段
    とを備えることを特徴とする交通情報収集・配信システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2に記載の交通情報
    収集・配信システムにおいて、 前記報酬算定手段は、前記車載装置で交通状況情報が検
    出されてからの経過時間が短いほど有用性が高いと判定
    することを特徴とする交通情報収集・配信システム。
  5. 【請求項5】請求項1または請求項2に記載の交通情報
    収集・配信システムにおいて、 前記報酬算定手段は、一つの道路についての交通状況情
    報が少ないほど有用性が高いと判定することを特徴とす
    る交通情報収集・配信システム。
  6. 【請求項6】請求項1または請求項3に記載の交通情報
    収集・配信システムにおいて、 前記利用料算定手段は、交通状況情報が詳細なほど有用
    性が高いと判定することを特徴とする交通情報収集・配
    信システム。
  7. 【請求項7】請求項1または請求項3に記載の交通情報
    収集・配信システムにおいて、 前記利用料算定手段は、交通状況情報を利用する車両の
    現在地に近い交通状況情報ほど有用性が高いと判定する
    ことを特徴とする交通情報収集・配信システム。
  8. 【請求項8】請求項1または請求項2に記載の交通情報
    収集・配信システムにおいて、 前記交通状況検出手段は、衛星航法および/または自律
    航法により車両の交差点通過を検出する手段と、車速を
    検出する手段とを備え、交差点通過時の車速により交通
    の状況を検出することを特徴とする交通情報収集・配信
    システム。
  9. 【請求項9】請求項1または請求項2に記載の交通情報
    収集・配信システムにおいて、 前記交通状況検出手段は、衛星航法および/または自律
    航法により車両の交差点通過を検出する手段と、エンジ
    ンのスロットルバルブ開度を検出する手段とを備え、交
    差点通過時のスロットルバルブ開度により交通の状況を
    検出することを特徴とする交通情報収集・配信システ
    ム。
  10. 【請求項10】請求項1または請求項2に記載の交通情
    報収集・配信システムにおいて、 前記交通状況検出手段は、エンジンの作動を検出する手
    段と、運転者が運転席に着座していることを検出する手
    段と、衛星航法および/または自律航法により車両が道
    路上に位置していることを検出する手段とを備え、エン
    ジンが作動し、運転者が運転席に着座し、さらに車両が
    道路上にあるときに交通の状況を検出することを特徴と
    する交通情報収集・配信システム。
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