JP4076627B2 - 可変間仕切り構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、可変間仕切り構造に関する。
【従来の技術及び課題】
【0002】
住宅などでは、生活様式の変化や、室の使い方の変更に応じて、間取りを自由に変更することのできる間仕切り構造の提供が求められている。本発明は、そのような要請に答える可変間仕切り構造を提供することを課題とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、天井側に、間仕切り構成材の上端側を保持する第1の水平バーと、同じく間仕切り構成材の上端側を保持する第2の水平バーとが備えられ、これら第1、第2の水平バーは、高さ位置を上下にずらせて十字状に交差され、それぞれ自軸方向と直交する水平方向に移動可能に保持されていることを特徴とする可変間仕切り構造によって解決される。
【0004】
即ち、この可変間仕切り構造では、第1、第2の水平バーが例えばそれぞれ1つづつ備えられている場合は、第1、第2の水平バーの長手方向に沿う全部又は一部に間仕切り構成材を保持させることによって、室を、クローズ状態やセミクローズ状態などに、最大4室に仕切ることができる。こうして仕切られる各室は、第1、第2の水平バーをそれぞれ自軸方向と直交する水平方向に移動させることによって、水平2軸方向において、即ち水平2次元的に、広くしたり、狭くしたりすることができ、各室の空間配分を自由に変更していくことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0006】
図1に示す可変間仕切り構造において、1は室の天井であり、天井1側には、室を囲む4辺のそれぞれに、ガイドレール2,2;3,3が水平に取り付けられている。そして、対抗する2辺のガイドレール2,2に第1の水平バー4がわたされると共に、もう一方の対抗する2辺のガイドレール3,3に第2の水平バー5が、第1の水平バー4とは高さ位置を上下にずらせて十字直交状態に交差されて、わたされている。これら第1、第2の水平バー4,5に、間仕切り構成材としての方形の間仕切りパネル6…の上端側を保持させて、室を区画していく。
【0007】
上記の第1、第2の各水平バー4,5はそれぞれ、ガイドレール2,2;3,3にガイドされて、自軸方向と直交する水平方向に移動可能に備えられている。
【0008】
即ち、ガイドレール2,3はそれぞれ、図2(イ)(ロ)に示すように、リップ溝型材からなり、リップ間開口部を下向きにして天井側に取り付けられている。そして、図2(イ)に示すように、第1の水平バー4には、その端部に上方に突出する足4aが備えられると共に、この足4aの上端部に走行子4bが備えられ、この走行子4bが、リップ溝型材2の内部で両リップ2a,2aの上面に移動自在に支承されており、第1の水平バー4は、この走行子4bをガイドレール2に案内させることによって、自軸方向と直交する水平方向に移動されるようになされている。
【0009】
第2水平バー5についても、図2(ロ)に示すように、同様の構成が採用されている。ただ、第1の水平バー4と第2の水平バー5とは、上記のように、それらの交差部において上下に高さ位置を異ならせる必要があるため、第1の水平バー4の足4aと、第2の水平バー5の足5aとでは、それらの長さが異なっている。
【0010】
なお、走行子4b,5bは、ガイドレール2,3に対して摺動して移動されるものであってもよいし、車輪を備えさせてこれを追従回転させて移動されるものであってもよいし、その他の形式で移動されるものであってもよい。
【0011】
また、第1、第2の水平バー4,5の交差部には、図2(ハ)に示すように、それぞれのバー4,5が上下方向において近接状態でそれぞれの方向に円滑に移動していけるようにするための交差部連結機構7が備えられている。この連結機構7は、同図に示すように、上側の水平バー5の外周面に下方より嵌合されて下側の水平バー4の移動時に上側の水平バー5の外周面上で追従回転される第1の遊転車10と、下側の水平バー4の外周面に上方より嵌合されて上側の水平バー5の移動時に下側の水平バー4の外周面上で追従回転される第2の遊転車9とを備えており、これら遊転車9,10を追従させることで、第1、第2の水平バー4,5が、ぞれぞれの方向に円滑に移動されるようになされている。
【0012】
そして、間仕切りパネル6は、図3に示すように、下端面の左右両位置に、接床足11,11が下方突出状態に備えられ、この足11,11を床面12上に接床させることによって、下部側が固定されるようになされている。各足11,11は、ネジ機構によって、その突出長さを調整し得るようになされている。そして、上部側には、パネル6を水平バー4,5に保持させるための機構13,13、例えばフックやワンタッチ式の連結機構などが備えられている。このように、間仕切りパネル6の上側を水平バー4,5に保持させることによって、パネル側方への接床足11,11の突出を小さくすることができる。
【0013】
図4は、上記のような可変間仕切り構造を、住宅のLDKのリビングLに適用した場合の例を示す。図5は、この可変間仕切り構造において、第1の水平バー4と第2の水平バー5とをそれぞれ移動し、間仕切りパネル6…を取付け直して、間取りの変更を行った例を示す。このように、第1、第2の水平バー4,5をそれぞれ自軸方向と直交する水平方向に移動することで、LDKにおける空間配分を、水平2次元的に、広くしたり、狭くしたり、また、クローズ状態にしたり、セミクローズ状態にしたりすることができる。
【0014】
以上に本発明の実施形態を説明したが、本発明は、これに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、間仕切り構成材として、間仕切りパネル6を用いた例を示したが、要は、室と室とを仕切る機能を有するものであればよく、各種態様のものが用いられてよい。また、上記の実施形態の可変間仕切り構造では、第1、第2の水平バー4,5が各1本づつ備えられているが、いずれか一方の水平バーが複数本、もう一方の水平バーが1本備えられた構成となされていてもよいし、いずれの水平バーも複数本備えられた構成となされていてもよい。また、本発明の可変間仕切り構造は、上記のようなLDKへの適用に限らず、その他、ライフステージの変化によって空間構成の変更が必要な子供室や親子空間などにも好適に用いることができるし、あるいはまた、イベント会場などに設置することで、イベント内容に応じて空間を水平2次元的に簡易に配分していくことができるし、その適用範囲に制限はない。
【0015】
【発明の効果】
以上の次第で、本発明の可変間仕切り構造は、上記のような構成を有するものであるから、間仕切り構成材にて仕切られる各室を、水平2次元的に、広くしたり狭くしたりすることができ、各室の空間配分を自由に変更していくことができる。従って、例えば一般住宅において、生活様式の変化や、室の使い方の変更に応じて、間取りを自由に変更していくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示すもので、天井側の斜視図である。
【図2】図(イ)は第1水平バーとガイドレールとの連結構造を示す断面斜視図、図 (ロ)は第2水平バーとガイドレールとの連結構造を示す断面斜視図、図(ハ)は第1水平バーと第2水平バーとの交差部の構造を示す斜視図である。
【図3】図(イ)は間仕切りパネルを示す断面正面図、図(ロ)は接床足を拡大して示す断面正面図である。
【図4】適用例を示す斜視図である。
【図5】図4の適用例における間取りの変更例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…天井
4…第1の水平バー
5…第2の水平バー
6…間仕切りパネル(間仕切り構成材)
Claims (2)
- 天井側に、間仕切り構成材の上端側を保持する第1の水平バーと、同じく間仕切り構成材の上端側を保持する第2の水平バーとが備えられ、これら第1、第2の水平バーは、高さ位置を上下にずらせて十字状に交差され、それぞれ自軸方向と直交する水平方向に移動可能に保持されており、かつ、
前記水平バーに、着脱可能な間仕切り構成材の上端側が保持されており、
前記第1、第2の水平バーは、それらの交差部において、各水平バーの移動を妨げない態様で交差部連結機構により連結されていることを特徴とする可変間仕切り構造。 - 前記間仕切り構成材が間仕切りパネルからなり、該間仕切りパネルには、その下部側を床面に固定する接床足が備えられている請求項1に記載の可変間仕切り構造。
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