JP4703151B2 - 間仕切構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の内部空間に複数の仕切部材が設けられる間仕切構造に関するものである。
近年、青少年の犯罪の増加が大きな社会問題となっている。この要因の一つとして近年の住宅の間取り構成が挙げられている。即ち、間仕切壁によって区画された個室を中心に構成された住宅において、子供が家族との十分なコミュニケーションもなく自室に引き篭もって単独で過ごす時間が増加したことが家庭環境の荒廃を生み、犯罪の増加をもたらす一つの原因となっていると言われている。
この問題を解決するために新たな住宅の間取りの提案が行なわれている。例えば、居間に子供部屋を隣接させ、その境界には間仕切壁に代わって引き戸等の可動の仕切部材を設ける。そして普段は仕切部材を開放して居間と子供部屋を一体化し、就寝時等の必要な場合のみ部屋を仕切る。このような間取り構成により家族が一つの空間で生活する時間が増えてコミュニケーションが活発になり、子供の健全な人格を形成することが期待されている。
一方、前述の開放的な子供部屋を子供の成長、部屋の用途の変更、家族構成の変化等に合わせて将来的には可動性の無い仕切りによって区画されプライバシーの確保された個室にしたいという相反する要望も存在する。
このような要望を満足させる手段として、様々な間仕切りが提案されている。例えば、特開平11-293827号公報(特許文献1)に記載されたように、和風住宅で一般的に用いられている襖のように複数の溝に間仕切壁をそれぞれ嵌め込み、それぞれの間仕切壁が独立してスライドし得るようにして空間を仕切ったり開放したりするものがある。
また、特開2003-129734号公報(特許文献2)に記載されたように、複数の間仕切戸が一対の上下レールに沿って同一面上をスライドするように構成したものがある。
特開平11−293827号公報 特開2003−129734号公報
しかしながら、前述の従来例において、特許文献1の技術では、間仕切壁は全くフリーであるためこれを不動化したい場合には不動化手段としての固定装置が別途必要であった。また不動化は出来てもスライド時に間仕切壁同士がぶつからないようにするための遊び(クリアランス)が必要なため召し合わせ(間仕切壁同士の重なり)があっても隙間から光や音が漏れ易いという問題があった。更に間仕切壁の面が揃わないため家具等が壁面にぴったりと寄せられず、室内空間が有効に利用し難いという問題もあった。
一方、特許文献2の技術では、間仕切戸を開放するためには間仕切戸の折り畳みや収納のしくみが別途必要で構成が複雑になるという問題があった。また任意の位置の間仕切戸をスライドさせて開放することが困難で使い勝手上の問題があった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、従来の引き違い建具の枠構造がそのまま使え、建具である仕切部材の側縁端部形状に若干の加工を施すだけでフレキシブルで間仕切としての性能も高い間仕切構造を提供せんとするものである。
前記目的を達成するための本発明に係る間仕切構造は、建物の内部空間に複数の仕切部材が設けられる間仕切構造であって、少なくとも一方の側縁端部にその高さ方向全長に亘って、連設される他の仕切部材の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップし得る嵌合部を有する複数の仕切部材と、前記仕切部材が着脱可能で且つ該仕切部材の上下端部に係合して該仕切部材の面外方向の動きを拘束し且つ面内方向のスライドを可能にする複数の線状ガイド部を有する上下横枠体と、前記上下横枠体との間に開口部を形成する一対の竪枠体とを有し、前記仕切部材の側縁端部に設けられる嵌合部は、当該仕切部材の厚さ方向の一方の端部から当該仕切部材の幅方向外側に向けて突出する板状部分と、当該仕切部材の幅方向外側となる当該板状部分の先端部に設けられて当該仕切部材の厚さ方向内側に当該仕切部材の厚さの半分よりも少ない膨出量で膨出する部分とを有し、且つ、一方の側縁部の嵌合部の板状の部分と他方の側縁部の嵌合部の板状の部分とを互いに正反対となる位置に配置すると共に、前記膨出する部分を互いに正反対となる方向に膨出させることで連設される他の仕切部材の嵌合部を抱き合わせにして隣設されるものであって、前記上下横枠体と前記竪枠体とにより形成される開口部に設けられる前記複数の仕切部材の幅の総和は、該開口部の前記竪枠体間の開口幅よりも大きく設定され、全ての仕切部材の上下端部を同一の線状ガイド部に係合して連設した際に隣設される一方の仕切部材の前記嵌合部を他方の仕切部材の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせることにより連設状態の仕切部材の総幅員が前記竪枠体間の開口幅と略同一となって仕切壁を構成することを特徴とする。
上記構成によれば、複数の線状ガイド部に沿ってスライド可能に構成される仕切部材を引き戸として利用する一方で、各仕切部材を各線状ガイド部から一旦脱離して同一の線状ガイド部に一同に係合して複数の仕切部材を連設させることが出来る。その際、隣設される一方の仕切部材の側縁端部に設けられた嵌合部を他方の仕切部材の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせることにより連設状態の仕切部材の総幅員が竪枠体間の開口幅と略同一となって仕切壁を構成することが出来る。
図により本発明に係る間仕切構造の一実施形態を具体的に説明する。図1(a)は本発明に係る間仕切構造に適用される仕切部材の第1実施形態の構成を示す正面図、側面図及び平面図、図1(b)は本発明に係る間仕切構造に適用される仕切部材の第1実施形態の構成を示す縦断面図、図2(a),(b)は図1(a)のA−A、B−B断面図、図3は3条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を3枚連設した場合の構成を示す平面模式図、図4は2条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を4枚連設した場合の構成を示す平面模式図、図5は4条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を4枚連設した場合の構成を示す平面模式図、図6は2条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を2枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。
先ず、図1〜図6を用いて本発明に係る間仕切構造の第1実施形態の構成について説明する。図1及び図2において、1はアルミニウム製の仕切部材であって、図3〜図6に示すように、建物の内部空間に設けられた上下横枠体と一対の竪枠体4a,4bとの間に形成される開口部6に設けられる引き戸としても利用可能であり、更には同一の線状ガイド部5aに一同に係合して連設することにより仕切壁7を構成する間仕切構造としても利用可能である。
仕切部材1は少なくとも一方の側縁端部にその高さ方向(図1の上下方向)全長に亘って、連設される他の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向(図1の左右方向)内側にオーバーラップし得る嵌合部1aを有しており、本実施形態では仕切部材1の両方の側縁端部に互い違いの方向に嵌合部1aを設けた一例である。尚、仕切部材1の下縁端部1cには下横枠体となる敷居に設けられた線状ガイド部となる溝に沿って走行し得る戸車3が設けられている。
建物の内部空間には、仕切部材1が着脱可能で且つ該仕切部材1の上下端部に係合して該仕切部材1の厚さ方向の動きを拘束し、且つ面内方向のスライドを可能にする複数の線状ガイド部を有する上下横枠体と、該上下横枠体との間に開口部6を形成する一対の竪枠体4a,4bが設けられている。
仕切部材1の上縁端部1bは上横枠体となる図示しない鴨居に設けられた線状ガイド部となる溝に摺動自在に嵌入されており、仕切部材1の下縁端部1cに設けられた戸車3が下横枠体となる敷居に設けられた線状ガイド部となる溝に係合して該溝に沿って走行し得るように構成されている。
そして、仕切部材1を持ち上げて戸車3を溝から脱離し、上縁端部1bを鴨居に設けられた溝から脱離することで仕切部材1を上下の線状ガイド部から脱離出来るように構成されている。
図3は上下横枠体と竪枠体4a,4bとにより形成される開口部6に設けられる3条の線状ガイド部5a,5b,5cに仕切部材1を3枚連設した場合の構成を示す。3枚の仕切部材1の幅W,W,Wの総和Wσ(Wσ=W+W+W)は開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定されている(Wσ>Wo)。
図3(a)に示すように、3枚の仕切部材1を引き戸として利用する場合には、互いの嵌合部1aを背中合わせにして各線状ガイド部5a,5b,5cに各仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して各仕切部材1の厚さ方向の動きを拘束すると共に、面内方向のスライドを可能に配置することが出来る。
3枚の仕切部材1の幅W,W,Wの総和Wσが開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定したことで、引き戸として利用される複数の仕切部材1の互いの嵌合部1aが高さ方向全長に亘って重なる構成となり、遮光効果や遮音効果が得られる。
また図3(b)に示すように、3枚の仕切部材1を仕切壁7として利用する場合には、互いの嵌合部1aを抱き合わせにして隣設される一方の仕切部材1の嵌合部1aを他方の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせて同一の線状ガイド部(例えば線状ガイド部5a)に3枚全ての仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して連設する。
尚、ここで互いの嵌合部1aを抱き合わせにするとは、一方の仕切部材1の嵌合部1aに対して他方の仕切部材1の嵌合部1aを幅方向にスライドさせること無く厚み方向から当接させることをいう。このように互いの仕切部材1の嵌合部1aを抱き合わせ可能に構成することによって、仕切部材1を仕切壁7として利用する場合の最後の1枚の仕切部材1を幅方向にクリアランスが無い状態で設置可能となる。
このとき、互いの嵌合部1aを抱き合わせにしてオーバーラップさせた連設状態の仕切部材1の総幅員Waが竪枠体4a,4b間の開口幅Woと略同一となるように嵌合部1aの幅寸法が設定されている。
図4は上下横枠体と竪枠体4a,4bとにより形成される開口部6に設けられる2条の線状ガイド部5a,5bに仕切部材1を4枚連設した場合の構成を示す。4枚の仕切部材1の幅W,W,W,Wの総和Wσ(Wσ=W+W+W+W)は開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定されている(Wσ>Wo)。
図4(a)に示すように、4枚の仕切部材1を引き戸として利用する場合には、中央部で隣設される仕切部材1の互いの嵌合部1aを突き合わせとし、その両側で隣設される仕切部材1の互いの嵌合部1aを背中合わせにして各線状ガイド部5a,5bに各仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して各仕切部材1の厚さ方向の動きを拘束すると共に、面内方向のスライドを可能に配置することが出来る。
このように4枚の仕切部材1の幅W,W,W,Wの総和Wσが開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定したことで、引き戸として利用される複数の仕切部材1のうち一部で互いの嵌合部1aが高さ方向全長に亘って重なる構成となり、遮光効果や遮音効果が得られる。
また図4(b)に示すように、4枚の仕切部材1を仕切壁7として利用する場合には、中央部で隣設される仕切部材1の互いの嵌合部1aを突き合わせとし、その両側で隣設される仕切部材1の互いの嵌合部1aを抱き合わせにして複数の仕切部材1のうち一部で隣設される一方の仕切部材1の嵌合部1aを他方の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせて同一の線状ガイド部(例えば線状ガイド部5a)に4枚全ての仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して連設する。
このとき、複数の仕切部材1のうち一部で互いの嵌合部1aを抱き合わせにしてオーバーラップさせた連設状態の仕切部材1の総幅員Waが竪枠体4a,4b間の開口幅Woと略同一となるように嵌合部1aの幅寸法が設定されている。
図5は上下横枠体と竪枠体4a,4bとにより形成される開口部6に設けられる4条の線状ガイド部5a,5b,5c,5dに仕切部材1を4枚連設した場合の構成を示す。4枚の仕切部材1の幅W,W,W,Wの総和Wσ(Wσ=W+W+W+W)は開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定されている(Wσ>Wo)。
図5(a)に示すように、4枚の仕切部材1を引き戸として利用する場合には、互いの嵌合部1aを背中合わせにして各線状ガイド部5a,5b,5c,5dに各仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して各仕切部材1の厚さ方向の動きを拘束すると共に、面内方向のスライドを可能に配置することが出来る。
4枚の仕切部材1の幅W,W,W,Wの総和Wσが開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定したことで、引き戸として利用される複数の仕切部材1の互いの嵌合部1aが高さ方向全長に亘って重なる構成となり、遮光効果や遮音効果が得られる。
また図5(b)に示すように、4枚の仕切部材1を仕切壁7として利用する場合には、互いの嵌合部1aを抱き合わせにして隣設される一方の仕切部材1の嵌合部1aを他方の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせて同一の線状ガイド部(例えば線状ガイド部5a)に4枚全ての仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して連設する。
このとき、互いの嵌合部1aを抱き合わせにしてオーバーラップさせた連設状態の仕切部材1の総幅員Waが竪枠体4a,4b間の開口幅Woと略同一となるように嵌合部1aの幅寸法が設定されている。
図6は上下横枠体と竪枠体4a,4bとにより形成される開口部6に設けられる2条の線状ガイド部5a,5bに仕切部材1を2枚連設した場合の構成を示す。2枚の仕切部材1の幅W,Wの総和Wσ(Wσ=W+W)は開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定されている(Wσ>Wo)。
図6(a)に示すように、2枚の仕切部材1を引き戸として利用する場合には、互いの嵌合部1aを背中合わせにして各線状ガイド部5a,5bに各仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して各仕切部材1の厚さ方向の動きを拘束すると共に、面内方向のスライドを可能に配置することが出来る。
2枚の仕切部材1の幅W,Wの総和Wσが開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定したことで、引き戸として利用される複数の仕切部材1の互いの嵌合部1aが高さ方向全長に亘って重なる構成となり、遮光効果や遮音効果が得られる。
また図6(b)に示すように、2枚の仕切部材1を仕切壁7として利用する場合には、互いの嵌合部1aを抱き合わせにして隣設される一方の仕切部材1の嵌合部1aを他方の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせて同一の線状ガイド部(例えば線状ガイド部5a)に2枚全ての仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して連設する。
このとき、互いの嵌合部1aを抱き合わせにしてオーバーラップさせた連設状態の仕切部材1の総幅員Waが竪枠体4a,4b間の開口幅Woと略同一となるように嵌合部1aの幅寸法が設定されている。
尚、前記実施形態では仕切部材1の両側縁端部に嵌合部1aを設けた場合の一例について説明したが、竪枠体4a,4bに当接する側の側縁端部は嵌合部1aを設けることなく厚さ方向に平坦面となる構成としても良い。
上記構成によれば、従来の引き違い建具の枠構造がそのまま使え、建具である仕切部材1の側縁端部形状に若干の加工を施すだけでフレキシブルで間仕切としての性能も高い間仕切構造とすることが出来る。
仕切部材1の幅Wn(nは2以上の自然数)は同一寸法とすると、引き戸として使用し、全ての仕切部材1を一方の竪枠体4a(4b)側に寄せて開放した場合に仕切部材1の端部の位置が揃い、きれいに収めることが出来る。
尚、嵌合部1aの先端の突起部分が任意の高さにおける引き手として利用出来るため、上記の状態においても隣接する仕切部材1によって引き手が塞がれることがなく仕切部材1の移動作業を容易に行なうことが出来る。
また前述の構成に加えて仕切部材1の嵌合部1aの形状は全ての仕切部材1において同一或いは仕切部材1の幅方向の中心軸に対して左右対称に構成すると仕切部材1の位置に制約がなくなり仕切部材1の品種を減らすことが出来る。
次に図7及び図8を用いて本発明に係る間仕切構造の第2実施形態について説明する。図7は本発明に係る間仕切構造に適用される仕切部材の第2実施形態の構成を示す斜視説明図、図8は3条の線状ガイド部に第2実施形態の仕切部材を3枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。尚、前記第1実施形態と同様に構成したものは同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態では木製の仕切部材1で構成され、建物の内部空間に設けられた上下横枠体と一対の竪枠体4a,4bとの間に形成される開口部6に設けられる引き戸としても利用可能であり、更には同一の線状ガイド部5aに一同に係合して連設することにより仕切壁7を構成する間仕切構造としても利用可能である。
仕切部材1は少なくとも一方の側縁端部にその高さ方向(図1の上下方向)全長に亘って、連設される他の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向(図1の左右方向)内側にオーバーラップし得る嵌合部1aを有しており、本実施形態では仕切部材1の両方の側縁端部に互い違いの方向に嵌合部1aを設けた一例である。尚、仕切部材1の下縁端部1cには下横枠体となる敷居に設けられた線状ガイド部となる溝に沿って走行し得る戸車3が設けられている。
仕切部材1の上縁端部1bは上横枠体となる図示しない鴨居に設けられた線状ガイド部となる溝に摺動自在に嵌入されており、仕切部材1の下縁端部1cに設けられた戸車3が図示しない前述した下横枠体となる敷居に設けられた線状ガイド部となる溝に係合して該溝に沿って走行し得るように構成されている。
そして、仕切部材1を持ち上げて戸車3を溝から脱離し、上縁端部1bを鴨居に設けられた溝から脱離することで仕切部材1を上下の線状ガイド部から脱離出来るように構成されている。
図8は上下横枠体と竪枠体4a,4bとにより形成される開口部6に設けられる3条の線状ガイド部5a,5b,5cに仕切部材1を3枚連設した場合の構成を示す。3枚の仕切部材1の幅W,W,Wの総和Wσ(Wσ=W+W+W)は開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定されている(Wσ>Wo)。
図8(a)に示すように、3枚の仕切部材1を引き戸として利用する場合には、互いの嵌合部1aを背中合わせにして各線状ガイド部5a,5b,5cに各仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して各仕切部材1の厚さ方向の動きを拘束すると共に、面内方向のスライドを可能に配置することが出来る。
3枚の仕切部材1の幅W,W,Wの総和Wσが開口部6の竪枠体4a,4b間の開口幅Woよりも大きくなるように設定したことで、引き戸として利用される複数の仕切部材1の互いの嵌合部1aが高さ方向全長に亘って重なる構成となり、遮光効果や遮音効果が得られる。
また図8(b)に示すように、3枚の仕切部材1を仕切壁7として利用する場合には、互いの嵌合部1aを抱き合わせにして隣設される一方の仕切部材1の嵌合部1aを他方の仕切部材1の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせて同一の線状ガイド部(例えば線状ガイド部5a)に3枚全ての仕切部材1の上縁端部1b及び下縁端部1cを係合して連設する。
このとき、互いの嵌合部1aを抱き合わせにしてオーバーラップさせた連設状態の仕切部材1の総幅員Waが竪枠体4a,4b間の開口幅Woと略同一となるように嵌合部1aの幅寸法が設定されている。他の構成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様の効果を得ることが出来る。
尚、本実施形態においても図4及び図5に示した第1実施形態と同様な構成とすることが出来る。即ち、第1実施形態と同様に仕切部材1の幅Wn(nは2以上の自然数)は同一寸法とすると、引き戸として使用し、全ての仕切部材1を一方の竪枠体4a(4b)側に寄せて開放した場合に仕切部材1の端部の位置が揃い、きれいに収めることが出来る。
また前述の構成に加えて仕切部材1の嵌合部1aの形状は全ての仕切部材1において同一或いは仕切部材1の幅方向の中心軸に対して左右対称に構成すると仕切部材1の位置に制約がなくなり仕切部材1の品種を減らすことが出来る。
また仕切部材1の側縁端部のうち竪枠体4a,4bに接する側等の他の仕切部材1と嵌合しないところは嵌合部1aを設けず側縁端部までフラットに仕上げると仕切部材1を仕切壁7として利用した場合に凹凸の無いスッキリとした壁面を構成することが出来る。
本発明の活用例として、建物の内部空間に複数の仕切部材が設けられる間仕切構造として好適である。
(a)は本発明に係る間仕切構造に適用される仕切部材の第1実施形態の構成を示す正面図、側面図及び平面図、(b)は本発明に係る間仕切構造に適用される仕切部材の第1実施形態の構成を示す縦断面図である。 (a),(b)は図1(a)のA−A、B−B断面図である。 3条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を3枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。 2条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を4枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。 4条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を4枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。 2条の線状ガイド部に第1実施形態の仕切部材を2枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。 本発明に係る間仕切構造に適用される仕切部材の第2実施形態の構成を示す斜視説明図である。 3条の線状ガイド部に第2実施形態の仕切部材を3枚連設した場合の構成を示す平面模式図である。
1…仕切部材
1a…嵌合部
1b…上縁端部
1c…下縁端部
3…戸車
4a,4b…竪枠体
5a〜5d…線状ガイド部
6…開口部
7…仕切壁

Claims (1)

  1. 建物の内部空間に複数の仕切部材が設けられる間仕切構造であって、
    少なくとも一方の側縁端部にその高さ方向全長に亘って、連設される他の仕切部材の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップし得る嵌合部を有する複数の仕切部材と、
    前記仕切部材が着脱可能で且つ該仕切部材の上下端部に係合して該仕切部材の面外方向の動きを拘束し且つ面内方向のスライドを可能にする複数の線状ガイド部を有する上下横枠体と、
    前記上下横枠体との間に開口部を形成する一対の竪枠体と、
    を有し、
    前記仕切部材の側縁端部に設けられる嵌合部は、
    当該仕切部材の厚さ方向の一方の端部から当該仕切部材の幅方向外側に向けて突出する板状部分と、
    当該仕切部材の幅方向外側となる当該板状部分の先端部に設けられて当該仕切部材の厚さ方向内側に当該仕切部材の厚さの半分よりも少ない膨出量で膨出する部分と
    を有し、且つ、
    一方の側縁部の嵌合部の板状の部分と他方の側縁部の嵌合部の板状の部分とを互いに正反対となる位置に配置すると共に、前記膨出する部分を互いに正反対となる方向に膨出させることで連設される他の仕切部材の嵌合部を抱き合わせにして隣設されるものであって、
    前記上下横枠体と前記竪枠体とにより形成される開口部に設けられる前記複数の仕切部材の幅の総和は、該開口部の前記竪枠体間の開口幅よりも大きく設定され、全ての仕切部材の上下端部を同一の線状ガイド部に係合して連設した際に隣設される一方の仕切部材の前記嵌合部を他方の仕切部材の側縁端部よりも幅方向内側にオーバーラップさせることにより連設状態の仕切部材の総幅員が前記竪枠体間の開口幅と略同一となって仕切壁を構成することを特徴とする間仕切構造。
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