JP4076393B2 - 導電性ペーストおよび電子部品 - Google Patents

導電性ペーストおよび電子部品 Download PDF

Info

Publication number
JP4076393B2
JP4076393B2 JP2002232539A JP2002232539A JP4076393B2 JP 4076393 B2 JP4076393 B2 JP 4076393B2 JP 2002232539 A JP2002232539 A JP 2002232539A JP 2002232539 A JP2002232539 A JP 2002232539A JP 4076393 B2 JP4076393 B2 JP 4076393B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductive metal
metal powder
conductive
conductive paste
nickel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002232539A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004071493A (ja
Inventor
伸二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
NEC Tokin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Tokin Corp filed Critical NEC Tokin Corp
Priority to JP2002232539A priority Critical patent/JP4076393B2/ja
Publication of JP2004071493A publication Critical patent/JP2004071493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4076393B2 publication Critical patent/JP4076393B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Powder Metallurgy (AREA)
  • Ceramic Capacitors (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、積層電子部品とそれに用いて好適な導電性ペーストに係り、特に、セラミックコンデンサ、圧電アクチュエータ、あるいは圧電トランスに好適な電子部品および導電性ペーストに関する。
【0002】
【従来の技術】
ここでは、積層電子部品の一例である、積層セラミックコンデンサを例に挙げて説明する。
【0003】
積層セラミックコンデンサは、厚さ数μm〜数十μmの誘電体シートに、導電性金属粉末を含むペーストを内部電極層として厚さ数μmに印刷したものを複数枚積層した後に、加圧成形して一体焼成したセラミック素子に外部電極が付加された構造になっている。内部電極層用の主な導電性金属粉末として、銀、パラジウム、白金、ニッケルなどが挙げられるが、前記セラミック素子は誘電体層と内部電極層を同時に脱バインダして焼結することから、誘電体層の焼成条件に適した内部電極層が選択される。
【0004】
ここで問題となるのが、内部電極層と誘電体層の剥離、いわゆるデラミネーションの発生である。デラミネーションの発生原因の一つとして、焼成における内部電極層の酸化や内部電極層の過焼結による異常焼結などが挙げられる。特に、内部電極層の酸化や過焼結によるデラミネーションは、内部電極層としてニッケルなどの卑金属が貴金属に取って代わるようになってから、ますます顕著化している。
【0005】
従来、一般的に、ニッケルを内部電極層として使用する場合、平均粒子径が0.1〜1.0μmで、粒度分布が狭いニッケル粉末が使用されている。
【0006】
このとき、ニッケルを内部電極層としたセラミック素子を脱バインダおよび焼結する際には、ニッケルが酸化しない条件下で行う必要があり、特に脱バインダを大気中で行う場合には、可能な限り低温で行う必要がある。しかし、ニッケルの酸化を避けるために脱バインダの温度を下げると、誘電体層中にバインダが残留してしまい、焼成の際にニッケルの異常焼結を引き起こしてデラミネーションを発生させてしまうという問題があった。
【0007】
また、ニッケルの酸化を促進する要因として、上記のように、ニッケル粉末の平均粒子径が小さく、かつ、粒度分布が狭いことが挙げられる。ニッケルの平均粒子径を0.1〜1.0μmと小さくし、粒度分布を狭くすることで、薄く連続した内部電極層を形成することが容易になるが、粉末の比表面積が大きいために脱バインダにおいて酸化されやすくなる。
【0008】
一方、ニッケルの平均粒子径を大きくすると、酸化の問題は抑えられるが、内部電極ペーストの乾燥後における密度(以下、乾燥密度という)が小さく、薄く連続した内部電極層を形成することが困難となる。
【0009】
上記のような問題を解消するために、例えば、特開2001−247901号公報に開示されているような、ニッケル粉の表面を金属酸化物で被覆する方法、あるいは特開2002−053904号公報に開示されているような希土類を添加するなどの方法が提案されている。
【0010】
しかしながら、ニッケル表面を金属酸化物で被覆すると、金属酸化物が焼結後に還元した状態で残存し、積層セラミックコンデンサの電気特性の一つである誘電損失を増加してしまうという問題があった。
【0011】
また、希土類を添加する方法においては、希土類が誘電体層へ拡散することによって、積層セラミックコンデンサの電気特性である、静電容量、誘電損失、絶縁抵抗、あるいは、これらの温度依存性を変化させてしまうという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記の問題を解決する、内部電極用としての導電性ペーストを提供することであり、また、電気特性にすぐれた電子部品を提供することである。特に、導電性ペーストに対する具体的な課題は、脱バインダや焼成の過程における導電性金属粉末の酸化が少なく、かつ、印刷後の乾燥密度が高い導電性ペーストを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の導電性ペーストは、異なる平均粒子径を有する少なくとも2種のニッケルを主成分とする導電性金属粉末と、主に有機ビヒクルとを含んでなる、積層電子部品のニッケルを主成分とする内部電極用の導電性ペーストであって、前記導電性金属粉末は平均粒子径xが0 . 1μm≦x≦0 . 6μmである第1の導電性金属粉末と、平均粒子径yがx+0 . 5μm≦y≦1 . 5μmである第2の導電性金属粉末とからなることを特徴とする。
【0015】
また、2種類の導電性金属粉末を含む導電性ペーストにおいて、前記第2の導電性金属粉末の含有率は、第1および第2の導電性金属粉末の総重量に対して1〜50wt%とすることができる。また、2種類の導電性金属粉末を含む導電性ペーストにおいて、前記第2の導電性金属粉末の含有率は、第1および第2の導電性金属粉末の総重量に対して10〜25wt%とすることができる。
【0016】
そして、本発明の電子部品は、前記導電性ペーストを用いて形成された内部電極層と、セラミック層とが、複数枚積層されたセラミック素子を備えることを特徴とする。
【0017】
次に、本発明の作用を説明する。
【0018】
本発明の内部電極用の導電性ペーストの導電性金属粉末は、異なる平均粒子径を有する導電性金属粉末を、少なくとも2種混合してなるので、導電性ペーストの乾燥密度と、導電性金属粉末の耐酸化性を有効に制御することができる。
【0019】
特に、平均粒子径xが0.1μm≦x≦0.6μmである第1の導電性金属粉末に対し、平均粒子径yがx+0.5μm≦y≦1.5μmである第2の導電性金属粉末を混合したものが用いられるため、第1の導電性金属粉末により導電性ペーストの乾燥密度を充分に高め、また、第2の導電性金属粉末を加えることにより、酸化を抑制することができる。
【0020】
また、第2の導電性金属粉末の含有率は、第1および第2の導電性金属粉末の総重量に対して1〜50wt%であることにより、第1あるいは第2の導電性金属粉末を単独で用いたような粒度分布の狭い導電性ペーストの場合と比較して、導電性金属粉末の酸化が小さく、かつ、乾燥密度の高いペーストを得ることができる。
【0021】
さらに、本発明の内部電極用の導電性ペーストを用いて作製される電子部品、例えばニッケルを内部電極層とする積層セラミックコンデンサは、ニッケルの酸化が少ないのでデラミネーションの発生を抑制し、大気中で充分に脱バインダを行うことが可能になり、脱バインダ不足によるニッケルの異常焼結を防止する。
【0022】
また、導電性ペーストの乾燥密度が大きいため、薄く連続した内部電極層を形成することができる。さらに連続した内部電極層を有することから、内部電極層の抵抗分が小さくなり、積層セラミックコンデンサの誘電損失を小さくできる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。
【0024】
本発明に関わる導電性ペーストは、異なる平均粒子径を有する導電性金属粉末を、少なくとも2種混合したものと、主に有機ビヒクルとからなることを特徴とする導電性ペーストである。導電性金属粉末には、銀、パラジウム、銀-パラジウム合金、ニッケルなどを用いることが可能で、特に限定するものではないが、コストの点からニッケルであることが好ましい。
【0025】
また、有機ビヒクルは、主に、溶媒とバインダからなり、これに分散剤、可塑剤、界面活性剤等を、適宜添加したものからなり、導電性金属粉末と均一に分散するものであれば、特に限定するものではない。
【0026】
導電性金属粉末は、平均粒子径xが0.1μm≦x≦0.6μmである第1の導電性金属粉末に対し、平均粒子径yがx+0.5μm≦y≦1.5μmである第2の導電性金属粉末を混合したものと、主に有機ビヒクルとからなることを特徴とする導電性ペーストが好ましい。ここで、第1の導電性金属粉末と第2の導電性金属粉末を混合する形態を取ったのは、ニッケルなどの酸化が小さく、かつ、ペーストを印刷した際の乾燥密度を高めるためである。
【0027】
第1の導電性金属の平均粒子径が0.6μmを超えると、第2の導電性金属粉末の粒径に関わらずペーストの乾燥密度が小さくなる。
【0028】
また、0.1μm未満の平均粒子径の導電性金属粉末を用いると、第2の導電性金属粉末の粒子径に関わらず、比表面積が大きくなりすぎて酸化されやすくなり、加えて、焼成時にニッケルが過焼結を生じる。
【0029】
本発明の導電性金属ペーストに関して、第2の導電性金属粉末を含有する割合は、第1と第2の導電性金属粉末の総重量に対して1〜50wt%である。さらに、より酸化が小さく、密度が高いものとして、10〜25wt%であることが、より好ましい。
【0030】
また、第2の導電性金属粉末を含有する割合が、前記総重量の1wt%未満の場合、耐酸化性の向上はほとんど認められないことから、好ましくない。また、50wt%以上の割合になると、導電性ペーストの乾燥密度が低下する問題や、薄い内部電極層の形成を防げる問題が生じるため好ましくない。
【0031】
さらに、平均粒子径の異なる3種以上の導電性金属粉末を用いると、酸化の問題および乾燥密度を大きくできないという問題に対処することが容易になる。
【0032】
ところで、本発明の導電性ペーストは、図1に示す積層セラミックコンデンサのような電子部品に用いられる。図1は、本発明の導電性ペーストによる内部電極層を備えた電子部品の模式的な断面図であり、セラミック素子1は、誘電体層2を挟むように内部電極層3、4が設けられ、さらに積層されてなり、内部電極層3、4は、それぞれ異なる外部電極5、6に接続される。ここで、内部電極層に用いる導電性金属粉末として、銀−パラジウム合金、またはニッケルなどが挙げられるが、前述のようにコスト面からニッケルが好ましい。これにより、誘電体層には、ニッケルが酸化しない窒素などの還元雰囲気中で焼結可能なチタン酸バリウムが好ましい。
【0033】
誘電体層は、誘電体粉末を有機溶剤およびバインダと混合して誘電体スラリーを作製し、これを所定の厚みにシート化することで形成される。その後、導電性ペーストをスクリーン印刷法によって誘電体シート上に印刷して、内部電極層を形成し、誘電体シートと内部電極シートを複数枚重ねたものを加圧成形した後に、所定の形状に切断してセラミックグリーンチップを得る。
【0034】
このセラミックグリーンチップを大気雰囲気中で所定温度に加熱し、脱バインダを行ったのち、水素を混合した窒素などの、ニッケルが酸化しない還元雰囲気中で焼結してセラミック素子とし、このセラミック素子に外部電極を付加することで積層セラミックコンデンサを得る。
【0035】
外部電極は、銀、パラジウム、白金、銅を用いることが可能であるが、内部電極層にニッケルを用いる場合にはコスト面、外部電極の焼き付け条件などから銅を主成分とする外部電極材料が好ましい。外部電極には、適宜、ガラスを添加するなどして、セラミック素子との接合強度の調整や、焼き付け温度の調整を行っても良い。さらに、外部電極の外表面には、必要に応じてニッケルなどからなるめっき層を形成することや、さらにその外表面に、はんだ、錫などのめっき層を形成するなどしても良い。
【0036】
【実施例】
次に、本発明の実施例を説明する。
【0037】
(実施例1)第1の実施例として、ニッケルを主成分とし、平均粒子径が0.5μmの第1の導電性金属粉末と、平均粒子径が1.0μmの第2の導電性金属粉末とを準備した。第2の導電性金属粉末の比率が、導電性金属粉末の総重量に対して、0.5、1.0、5.0、10、25、50wt%となるようにそれぞれ秤量し、これらをエチルセルロース、αテルピネオールを主成分とする有機ビヒクルと混合して導電性ペースト試料2〜7を得た。また、比較例として第1の導電性金属粉末100%および第2の導電性金属粉末100%の試料1および試料8をそれぞれ作製した。
【0038】
これらの導電性ペーストを直径5mmのアルミ製の皿に20mg秤量し、20℃から500℃まで温度上昇させた。そのときの導電性ペーストの重量変化、発熱および吸熱反応からニッケル粉末の酸化の程度を測定した。ニッケル粉末の酸化は、酸化開始温度以降において、1℃あたりの重量増加の傾きをもって比較した。また、これらの導電性ペーストを用いて厚さ10μmの膜を形成し、直径1.6mmの円板に切り抜いたものから、導電性ペースト膜の密度を測定した。その導電性ペースト膜の乾燥密度、酸化開始温度、ニッケル粉末の酸化増量分を表1に示す。
【0039】
【表1】
Figure 0004076393
【0040】
表1に示したように、第1の導電性金属粉末に対して、第2の導電性金属粉末の比率を増加していくことで、酸化開始温度が高く、酸化による重量増の小さい、すなわち、酸化が少ない導電性ペーストを得ることができた。特に、本発明の請求範囲である、試料3〜試料7、すなわち第2の導電性金属粉末の比率が、導電性金属粉末の総重量に対して1〜50wt%において、酸化による重量増が0.0140wt%/℃以下と小さく、かつ、5.0×10kg/mを超える高い乾燥密度が得られた。
【0041】
(実施例2)第2の実施例として、本発明に係わる導電性ペーストを用いて形成した内部電極層を備えた電子部品の一例である積層セラミックコンデンサについて説明する。
【0042】
図1は、本発明の実施例2に係る電子部品の形態例であり、表1に記載している試料1〜試料8の導電性ペーストを用いて形成した内部電極層を備えた積層セラミックコンデンサの模式的な断面図である。誘電体層2としては、チタン酸バリウムを主成分とするセラミックが用いられ、外部電極5、6には銅を主体とする導電性金属が用いられている。
【0043】
まず、チタン酸バリウムを主成分とする誘電体粉末と、バインダとを有機溶剤中で分散してスラリーを作製し、それを厚さ9μmの誘電体シートに成形した。そのシート上に、内部電極層として、表1に記載した試料1〜試料8の導電性ペーストをスクリーン印刷法で厚さ2μmに形成し、誘電体層と内部電極層をそれぞれ200枚ずつ(内部電極層3、4をそれぞれ100枚)積み重ねたものを圧着、切断してセラミックグリーンチップを得た。
【0044】
このセラミックグリーンチップを大気雰囲気中で300℃に加熱し脱バインダを行ったのち、加湿した窒素と水素雰囲気中で焼結し、この焼結体に外部電極5、6を形成して積層セラミックコンデンサの試料1-1から試料1-8を得た。
【0045】
ここで得た積層セラミックコンデンサの試料を各50個ずつ抜き取った後に、静電容量および誘電損失を測定し、高温負荷試験を実施した。高温負荷試験は、温度125℃の雰囲気下で、外部電極端子への印加電圧を100Vとして500時間与え続けた後に絶縁抵抗を測定し、絶縁抵抗が1.0×10Ω以下になったものを不良とした。
【0046】
表2に、静電容量および誘電損失、並びに高温負荷試験後の絶縁抵抗の平均値および不良数を示す。
【0047】
【表2】
Figure 0004076393
【0048】
表2に示すように、本発明の請求範囲である導電性ペースト試料3〜7、すなわち、平均粒子径が0.5μmの第1の導電性金属粉末と、平均粒子径が1.0μmの第2の導電性金属粉末とからなり、第2の導電性金属粉末の比率が、導電性金属粉末の総重量に対して1〜50wt%の導電性ペーストを用いた試料1-3〜試料1-7において、導電性ペーストが酸化しにくく、高い乾燥密度を有することから、静電容量が21.8μF以上であり、500時間後の絶縁抵抗の平均値が4.7×10Ωである積層セラミックコンデンサが得られた。
【0049】
特に、第2の導電性金属粉末の比率が、導電性金属粉末の総重量に対して5〜25wt%の導電性ペーストを用いた試料1-4から試料1-6において、静電容量が高く、誘電損失が小さく、絶縁抵抗の高いものが得られた。
【0050】
試料1および試料2の導電性ペーストを用いた積層セラミックコンデンサ(試料1-1および試料1-2)に関しては、第2の導電性金属粉末の比率が小さいために、耐酸化性を高めることができず、ニッケルの酸化が生じ、静電容量が低下したものであり、さらに高温負荷試験による不良に至ったものである。
【0051】
また、試料1-8においては、第1の導電性金属粉末の比率が小さいために、導電性ペーストの乾燥密度が低下し、静電容量の低下に至ったものである。
【0052】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、平均粒子径の異なる少なくとも2種の導電性金属粉末と、主に有機ビヒクルからなる導電性ペーストを用いることで、脱バインダなどにおける導電性金属粉末の酸化を抑制し、導電性ペーストの乾燥密度を高めることができる。
【0053】
また、この導電性ペーストを用いた電子部品を製造する際、導電性金属粉末からなる内部電極層の酸化が少ないことで、デラミネーションの発生が抑制されて、高い信頼性を有する電子部品を得られる効果がある。
【0054】
また、導電性ペースト乾燥密度が高いことで、薄く連続した内部電極層を形成でき、その結果、誘電損失が小さいなど、電気特性に優れた電子部品が提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例2に係る電子部品の模式的な断面図。
【符号の説明】
1 セラミック素子
2 誘電体層
3,4 内部電極層
5,6 外部電極

Claims (3)

  1. 異なる平均粒子径を有する少なくとも2種のニッケルを主成分とする導電性金属粉末と主に有機ビヒクルとを含んでなる、積層電子部品のニッケルを主成分とする内部電極用の導電性ペーストであって、前記導電性金属粉末は平均粒子径xが0.1μm≦x≦0.6μmである第1の導電性金属粉末と、平均粒子径yがx+0.5μm≦y≦1.5μmである第2の導電性金属粉末とからなり、前記第2の導電性金属粉末の含有率は、前記第1および前記第2の導電性金属粉末の総重量に対して1〜50wt%であることを特徴とする導電性ペースト。
  2. 異なる平均粒子径を有する少なくとも2種のニッケルを主成分とする導電性金属粉末と主に有機ビヒクルとを含んでなる、積層電子部品のニッケルを主成分とする内部電極用の導電性ペーストであって、前記導電性金属粉末は平均粒子径xが0.1μm≦x≦0.6μmである第1の導電性金属粉末と、平均粒子径yがx+0.5μm≦y≦1.5μmである第2の導電性金属粉末とからなり、前記第2の導電性金属粉末の含有率は、前記第1および前記第2の導電性金属粉末の総重量に対して10〜25wt%であることを特徴とする導電性ペースト。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の導電性ペーストを用いて形成された内部電極層と、セラミック層とが、複数枚積層されたセラミック素子を備えることを特徴とする電子部品。
JP2002232539A 2002-08-09 2002-08-09 導電性ペーストおよび電子部品 Expired - Fee Related JP4076393B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002232539A JP4076393B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 導電性ペーストおよび電子部品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002232539A JP4076393B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 導電性ペーストおよび電子部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004071493A JP2004071493A (ja) 2004-03-04
JP4076393B2 true JP4076393B2 (ja) 2008-04-16

Family

ID=32017911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002232539A Expired - Fee Related JP4076393B2 (ja) 2002-08-09 2002-08-09 導電性ペーストおよび電子部品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4076393B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100588888C (zh) * 2004-09-30 2010-02-10 株式会社前川制作所 氨/co2冷冻系统

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100665012B1 (ko) 2005-01-03 2007-01-09 삼성전기주식회사 도전성 페이스트의 모재공재 조성물과 이를 이용한 도전성페이스트, 적층세라믹 전자부품 및 그 제조방법
JP4833640B2 (ja) * 2005-11-14 2011-12-07 眞六 川角 導電ペースト
JP5579604B2 (ja) 2007-08-20 2014-08-27 ダイマット,インク. 銀フィラーの混合によって強化された熱伝導率を有する接着剤

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100588888C (zh) * 2004-09-30 2010-02-10 株式会社前川制作所 氨/co2冷冻系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004071493A (ja) 2004-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5773445B2 (ja) 積層セラミック電子部品及びその製造方法
KR100826388B1 (ko) 전자 부품 및 그 제조 방법
JP5423977B2 (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2003068564A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法および積層セラミック電子部品
US6627120B2 (en) Conductive paste and laminated ceramic electronic component
JP3514117B2 (ja) 積層セラミック電子部品、積層セラミック電子部品の製造方法及び内部電極形成用導電ペースト
JP4182009B2 (ja) 導電性粒子、導電性ペースト、電子部品、積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
KR101792275B1 (ko) 내부 전극용 도전성 페이스트, 이를 포함하는 적층 세라믹 전자 부품 및 그 제조 방법
JP7508770B2 (ja) 積層セラミックコンデンサ内部電極用の導電性ペースト組成物およびその製造方法、並びに、導電性ペースト
JP2007234330A (ja) 導電体ペーストおよび電子部品
JP2007234588A (ja) 導電性ペースト、電子部品、積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
JP4076393B2 (ja) 導電性ペーストおよび電子部品
JP2003217969A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法
KR101994719B1 (ko) 적층 세라믹 전자부품 및 이의 제조방법
JP4905569B2 (ja) 導電性ペースト、積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP2779896B2 (ja) 積層電子部品の製造方法
JP2003115416A (ja) 導電性ペースト、積層セラミック電子部品の製造方法および積層セラミック電子部品
JP4867948B2 (ja) 導電性粒子、導電性ペースト、電子部品、積層セラミックコンデンサおよびその製造方法
JP4548897B2 (ja) 導電性ペーストおよび積層型電子部品並びにその製法
JP2007081339A (ja) 導電性ペースト、積層セラミック電子部品及びその製造方法
JP2001307941A (ja) 端子電極ペーストおよび積層セラミックコンデンサの製造方法
JPH0878267A (ja) 内部電極ペーストおよびそれを用いた積層セラミックコンデンサ
JPH07201637A (ja) 積層セラミック電子部品
JPH07106187A (ja) 積層セラミック電子部品の製造方法
JP2003249416A (ja) 積層セラミックコンデンサの製造方法および積層セラミックコンデンサ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041220

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070131

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080129

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees