JP4075240B2 - 感圧センサの取付方法 - Google Patents
感圧センサの取付方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4075240B2 JP4075240B2 JP23887199A JP23887199A JP4075240B2 JP 4075240 B2 JP4075240 B2 JP 4075240B2 JP 23887199 A JP23887199 A JP 23887199A JP 23887199 A JP23887199 A JP 23887199A JP 4075240 B2 JP4075240 B2 JP 4075240B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- pressure
- pressure sensor
- sensor
- shape
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シート座部に搭載され、着座者の着座状態を検出する感圧センサの取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、着座者の着座状態を検出するためのセンサとして、シート座部に搭載される面状の感圧センサがある。この感圧センサによりシート座部における圧力分布を検出し、シートに人が座っているかどうか、あるいはシートに座っているのが大人であるか子供であるか等を判断することができる。
【0003】
このような感圧センサは、配線部と複数のセンサ部とが面状に形成されており、人がシートに座ることによってシート座部に生ずる圧力の変化を抵抗値の変化として検出している。
【0004】
この感圧センサのシート座部への取り付け作業は、シート座部における座部本体に感圧センサを固定した後、シート表皮で覆うことによりなされる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、感圧センサは配線部とセンサ部とが枝状に構成されているため、感圧センサの全体形状を保持することが困難であり、感圧センサをシート座部に取り付ける際に位置決め時等における作業性の悪化を招くという問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑み、感圧センサをシート座部に取り付ける際に、感圧センサの形状を保持できるようにして作業性を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、面状の感圧センサ(20)をシート座部(12)に取り付ける感圧センサ(20)の取付方法であって、感圧センサ(20)に、感圧センサ(20)の形状を保持可能な形状保持部材(24)を取り付けた後、感圧センサ(20)をシート座部(12)に取り付け、その後、前記感圧センサ(20)から前記形状保持部材(24)を取り除くことを特徴としている。
【0008】
このように、感圧センサ(20)に形状保持部材(24)を取り付けることで、感圧センサ(20)の全体形状を容易に維持することが可能となり、感圧センサ(20)をシート座部(12)に取り付ける際に、位置決め等の作業性を向上させることが可能となる。また、感圧センサ(20)をシート座部(12)に取り付けた後に、形状保持部材(24)を残留させると、着座者に違和感を与えて座り心地を損なう場合がある。そこで、感圧センサ(20)をシート座部(12)に取り付けた後、感圧センサ(20)から形状保持部材(24)を取り除くことにより、座り心地を損なうことを防止することができる。
上記形状保持部材(24)は、具体的には請求項2に記載の発明のように、薄膜シート状に形成することができる。
【0009】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の感圧センサ取付構造を車両用シートに適用した実施形態について図1から図3に基づいて説明する。この車両シートに取り付けた感圧センサは、乗員の着座状態を判断し、例えば、シートに人が着座していない場合には、エアバッグの作動を防止したり、あるいは乗員が大人か子供かを判断して、エアバッグ作動時のエアバッグの展開エネルギを制御するためのセンサとして用いられる。
【0011】
図1は車両用シート10の構成を示している。シート10は、シート背もたれ部11およびシート座部12とから構成されている。シート座部12は、座部本体13と座部本体13を覆うシート表皮14とから構成されている。座部本体13とシート表皮14との間には、乗員の着座状態を検出するための感圧センサ20が配置されている。
【0012】
図2は感圧センサ(メンブレン状体重センサ)20の構成を示している。感圧センサ20は、シート状部材をなす樹脂フィルム21の表面には複数のセンサ部(感圧部)22および配線部23が形成された構成となっている。複数のセンサ部22は面状に配置されており、個々のセンサ部22はそれぞれに加えられた圧力に応じた電気信号を出力する。これにより、シート座部のどの位置にどのぐらいの圧力が加えられたかを検出できる。
【0013】
感圧センサ20は、センサ部22および配線部23とが枝状に形成されており、単独の状態ではシート座部12への取り付け時等において、感圧センサ20の形状を保持することが困難である。そこで、本実施形態では、感圧センサ20は単独で組み立てられた後、粘着材等によって形状保持部材である薄膜シート24に貼り付けられている。
【0014】
図3は、上記構成の感圧センサ20のシート座部12への取り付け工程を示している。図3(a)に示すように、薄膜シート24に貼り付けられた感圧センサ20を、座部本体13上に粘着材等を利用して取り付けた後、矢印Aに示すように薄膜シート24を感圧センサ20から引き剥がして取り除く。次に、図3(b)に示すように座部本体13にシート表皮14を被せることで、感圧センサ20のシート座部12への組み付け作業を終了する。
【0015】
以上のように、感圧センサを、シート座部に取り付ける前に、予め形状保持部材である薄膜シートに貼り付けておくことにより、感圧センサの全体形状を容易に保持することが可能となる。これにより、感圧センサ取付時において感圧センサの持ち運びや位置決め等を容易に行うことができ、作業性を向上させることが可能となる。また、感圧センサ20をシート座部12に取り付けた後、感圧センサ20から薄膜シート24を取り除くことにより、乗員に違和感を与えて座り心地を損なうことを防止できる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、薄膜シートの形状保持部材を用いたが、これに限らず、ネット状の形状保護部材を用いてもよい。また、上記実施形態では、形状保持部材として感圧センサと同程度の大きさの薄膜シートを用いたが、ロール状の薄膜シートに感圧センサを貼り付けておき、感圧センサをシート座部に取り付ける際に、必要分を切り取って使用するようにしてもよい。
【0016】
また、上記実施形態では、感圧センサの取り付け構造を車両用シートに適用したが、例えば介護用ベッドに適用して、介護用ベッド上の被介護者の体重の分布を検知するために用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の感圧センサの取付構造を示す斜視図である。
【図2】感圧センサの斜視図である。
【図3】感圧センサをシート座部に取り付ける工程を示す断面図である。
【符号の説明】
10…シート、11…シート背もたれ部、12…シート座部、20…感圧センサ、22…センサ部、23…配線部、24…薄膜シート(形状保持部材)。
Claims (2)
- 面状の感圧センサ(20)をシート座部(12)に取り付ける感圧センサ(20)の取付方法であって、
前記感圧センサ(20)に、前記感圧センサ(20)の形状を保持可能な形状保持部材(24)を取り付けた後、前記感圧センサ(20)を前記シート座部(12)に取り付け、その後、前記感圧センサ(20)から前記形状保持部材(24)を取り除くことを特徴とする感圧センサの取付方法。 - 前記形状保持部材(24)は薄膜シート状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の感圧センサの取付方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23887199A JP4075240B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 感圧センサの取付方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23887199A JP4075240B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 感圧センサの取付方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001059782A JP2001059782A (ja) | 2001-03-06 |
JP4075240B2 true JP4075240B2 (ja) | 2008-04-16 |
Family
ID=17036509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23887199A Expired - Fee Related JP4075240B2 (ja) | 1999-08-25 | 1999-08-25 | 感圧センサの取付方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4075240B2 (ja) |
-
1999
- 1999-08-25 JP JP23887199A patent/JP4075240B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001059782A (ja) | 2001-03-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5225807B2 (ja) | 車両用シート | |
EP0893300B1 (en) | Seat with seat sensor | |
JP4521886B2 (ja) | 乗員検知装置 | |
CA2317882A1 (en) | Occupant detecting system | |
WO2004107919A1 (ja) | 着座センサ付き座席及び座席用パッド | |
US20080315639A1 (en) | Foam Seat with Sensor | |
JP4075240B2 (ja) | 感圧センサの取付方法 | |
WO1999058023A1 (en) | Electric and electronic equipment installation sheet | |
JP2003042866A (ja) | 着座検出装置 | |
JP2002029480A (ja) | シート用乗車検出装置 | |
JPH05184435A (ja) | 自動車座席暖房器、特に増設しうる自動車座席暖房器 | |
JPH10329597A (ja) | シートの着座センサー配置構造 | |
JP4134454B2 (ja) | 感圧センサ | |
JP3537033B2 (ja) | 自動車用シートにおける着座センサーの取付方法 | |
JPH09182647A (ja) | シート装置 | |
JP2004175291A (ja) | 着座センサ | |
WO2017094334A1 (ja) | シート | |
JP4110682B2 (ja) | 感圧センサ | |
JPH10236274A (ja) | 乗員検出装置 | |
JP2001056261A (ja) | 感圧センサの取付構造 | |
JP2001059780A (ja) | 感圧センサ | |
JP3401099B2 (ja) | 車両用シートにおける着座センサーの取付構造 | |
JP2000322976A (ja) | 着座センサ | |
JP2019116278A (ja) | 検出器付きのシート | |
JP2001056259A (ja) | 感圧センサ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051019 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20071011 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20071016 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20071210 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080108 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |