JP4074699B2 - スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ、特に、プッシュスイッチ機能とボリュームスイッチ機能とを一体化させたスイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、図5(A),(B)に示すように、スイッチ本体1の回転機能をもたない内軸1aに装着されたプッシュスイッチ用ノブ2と、このプッシュスイッチ用ノブ2の外周を取り巻くようにスイッチ本体1の回転機能を有する外軸1bに装着されたボリュームスイッチ用ノブ3とを備えたスイッチ4が知られている(特開平6−36641号公報参照)。
【0003】
プッシュスイッチ用ノブ2の表面には機能文字や操作文字等の表示が可能な表示面となっており、このプッシュスイッチ用ノブ2を押圧(図5(B)において右側)することによってスイッチ本体1のプッシュスイッチ機能が作動する。
【0004】
ボリュームスイッチ用ノブ3は、外軸1bに装着されたドーナツ状の透光部材3aと、この透光部材3aに装着された円筒状のノブ3bとを備え、このノブ3bを摘まんで外軸1bと一体に回転させることによりスイッチ本体1のボリュームスイッチ機能(或いはスイッチ本体1とは別のボリュームスイッチ機能)が作動する。
【0005】
なお、図中、符号5は有底円筒形状のベース、6は各ノブ2,3を突出させた状態でベース5を閉成するカバー、7は制御回路基板、8は照明光源、9は照明光源8から出射された照明光束を透光部材3aを介してプッシュスイッチ用ノブ2に照射するための導光部材である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の如く構成されたスイッチ4にあっては、一つのスイッチ本体1にプッシュスイッチ用ノブ2とボリュームスイッチ用ノブ3とが装着され、しかも、プッシュスイッチ用ノブ2を装着した内軸1aは回転機能を持たず、ボリュームスイッチ用ノブ3を装着した外軸1bは回転機能を有するといった特殊な機能を別々に構成していたため、スイッチ本体1の部品点数が増して部品コストが高騰するばかりでなく、プッシュスイッチ用ノブ2とボリュームスイッチ用ノブ3とをスイッチ本体1に装着する組付け作業が煩雑となって作業コストも高騰するといった問題が生じていた。
【0007】
また、内軸1aと外軸1bとの間にがたつきがあり、プッシュスイッチ用ノブ2及びボリュームスイッチ用ノブ3の操作フィーリングが悪いという問題が生じていた。
【0008】
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであって、高価なスイッチ本体の部品点数を削減し得て、しかも、組み付け作業の容易化を実現することができるスイッチを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
その目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、押し込み並びに回転可能な単一の操作軸を備えたスイッチ本体と、前記操作軸の先端に当接し前記操作軸の軸線方向に沿った移動によって前記操作軸を押し込んで前記スイッチ本体のプッシュスイッチ機能を作動させる押し込み移動体と、前記操作軸に相対回転不能に係合され前記操作軸と一体に回転して前記スイッチ本体のボリュームスイッチ機能を作動させ、且つ前記押し込み移動体の周囲を取り巻き前記押し込み移動体を前記操作軸の前記軸線方向に沿って移動可能に保持する回転体と、該回転体を回転可能に保持するベースとを備えていることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明のスイッチの実施の形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
【0011】
図示した実施の形態においては、車両用ヒンタコントロールの温度設定スイッチに適用されたスイッチが示され、このスイッチにはAUTO機能が付され、操作軸の押し込みによってAUTO機能が選択され、操作軸の回転によって所望の温度設定が可能となる。
【0012】
図1において、11はプリント回路基板、12はプッシュスイッチ付回転式ボリュームスイッチ、13はAUTO時に点灯する照明光源(例えば、LED)、14は夜間用照明光源(例えば、発光ダイオード)、15は図示を略すビスによってプリント回路基板11に固定されるベースである。尚、回転式ボリュームスイッチ12と照明光源13とは半田付け等によってプリント回路基板11に固定されている。
【0013】
回転式ボリュームスイッチ12には、汎用のプッシュスイッチ付のものが用いられ、その先端には押し込み並びに回転可能な単一の操作軸12aが設けられている。
【0014】
ベース15は、樹脂の一体成形により略有底円筒形状に形成されており、底部15aの中心には回転式ボリュームスイッチ12が貫通する孔15bが形成されている。また、底部15aには、照明光源13が挿入される中空の突出部15cと、照明光源14が貫通する孔15dと、孔15bを中心として半円状に形成された節度用の凹凸リング帯15eとが形成されている。また、ベース15の外周壁15fには、複数の係合爪15gが形成されている。さらに、ベース15には、略C型形状の導光部材16と、リテーナ17とが装着されている。
【0015】
導光部材16は、透明樹脂から形成されており、図3,図4に示すように、ベース15に形成された内周壁15hに装着され、ランプスイッチの操作によって点灯する夜間用照明光源14から出射された照明光束を周辺に導く。
【0016】
リテーナ17は、円筒形状の周壁17aと、周壁17aの内側から中心に向けて突出されたフランジ17bと、周壁17aの外側に向けて突出する環状フランジ17cと、環状フランジ17cから立設された複数の係合爪17dとを備え、環状フランジ17cをベース係合爪15gに係合させることによってベース15に回転可能に保持されている。
【0017】
また、周壁17aの内側には透明材料からなる回転板18が装着され、フランジ17bには凹凸リング帯15eと節度係合する板ばね19が装着され、係合爪17dにはロータリノブ20が装着される。尚、これら、リテーナ17、回転板18、板ばね19、ロータリノブ20は回転体21を構成している。
【0018】
回転板18は、逆向きの有底円筒形状を呈し、その底壁18aには、略C字形状の溝18bが形成されている。また、底壁18aの中心には、操作軸12aが回転不能に係合する長孔18cが形成されている。尚、溝18bは、回転板18の回転を許容するように、中空突出部15cの先端が臨んでいる。
【0019】
板ばね19は、凹凸リング帯15eと係合することによってリテーナ17の回転時の節度クリック感を得ることができる。
【0020】
ロータリノブ20は、正面視台形の円筒形状に形成されており、外周壁20aと内周壁20bとを備えている。また、外周壁20aには、図2に示すように、ロータリノブ20を摘まんだ際の滑り防止用の突状片20cが複数形成されている。また、外周壁20aには、係合爪17dが内側から係合する複数の係合孔20dが形成されている。さらに、内周壁20bには押し込み移動体22が軸線方向に沿って押し込み可能に装着されている。
【0021】
押し込み移動体22は、操作軸12aの先端に当接する移動板23と、移動板23に装着された遮光ブロック体24と、移動板23の周縁部に固定されたパネルホルダ25と、パネルホルダ25の保持部25aに保持された化粧パネル26と、化粧パネル26に嵌着された導光部材27とを備えている。
【0022】
移動板23は、透明材料から形成されており、装着時において中空突出部15cと対向する位置に遮光ブロック体24を装着するための受部23aが形成されている。また、移動板23は、回転板18に対して操作軸12aの移動ストローク以上の距離だけ離間して設けられている。
【0023】
遮光ブロック体24には、中空突出部15cの先端部が摺接可能に臨んでいる。また、遮光ブロック体24には、照明光源13と対向するように、導光部材27が臨んでいる。尚、遮光ブロック体24と導光部材27の先端とは、移動板23と同様に操作軸12aの移動ストローク以上の距離だけ中空突出部15cの先端並びに照明光源13の先端と離間して設けられている。
【0024】
化粧パネル26には、導光部材27を嵌着するための嵌着孔26aが形成されている。また、化粧パネル26の表面には、機能文字や操作文字等の表示が施されている。
【0025】
上記の構成においては、プリント回路基板11に、回転式ボリュームスイッチ12、照明光源13、夜間用照明光源14、電源供給用のコネクタ28を固定する。
【0026】
一方、ベース15に、導光部材16、回転板18並びに板ばね19を装着したリテーナ17をそれぞれ装着した後、予め組み付けられた押し込み移動体22をリテーナ17の周壁17aに載置する。
【0027】
そして、この状態からロータリノブ20を被せるようにリテーナ17に装着した後、ベース15をプリント回路基板11に固定すると押し込み移動体22が操作軸12aの付勢により押し上げられる。
【0028】
プッシュスイッチの機能を作動させる場合には、化粧パネル26を押し込むことによって周壁17aと内周壁20bとに案内されつつ軸線方向に沿って移動体22が移動し、操作軸12aを移動板23が押し下げてAUTOモード選択作動が可能となる。
【0029】
一方、温度設定のためにボリュームスイッチ機能を作動させる場合には、ロータリノブ20を摘まんで回転させることにより、リテーナ17と回転板18とが操作軸12と一体に回転して温度設定作動が可能となる。
【0030】
この際、押し込み移動体22は、中空突出部15cと遮光ブロック体24との係合により回転せず、化粧パネル26の表示が回転して表示機能が損なわれることが防止されている。
【0031】
このように、押し込み移動体22を回転体21に摺動可能に保持させたことによって、従来の内軸1aを不要とし、高価な回転式ボリュームスイッチ12の部品点数を削減することができる。
【0032】
また、押し込み移動体22は、ロータリノブ20を装着する前に周壁17aに載置するだけで、ロータリノブ20の装着と同時に回転体21に保持されるため、組付け作業の容易化をも実現することができる。
【0033】
さらに、押し込み移動体22を中空突出部15cと係合させることによって回転体21の回転操作に連動して押し込み移動体22が回転することを防止することができ、しかも、中空突出部15cに照明光源13による照明機能を装着したことにより部品点数の削減並びに設置スペースの有効活用を実現することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のスイッチは、押し込み並びに回転可能な単一の操作軸を備えたスイッチ本体と、前記操作軸の先端に当接し前記操作軸の軸線方向に沿った移動によって前記操作軸を押し込んで前記スイッチ本体のプッシュスイッチ機能を作動させる押し込み移動体と、前記操作軸に相対回転不能に係合され前記操作軸と一体に回転して前記スイッチ本体のボリュームスイッチ機能を作動させ、且つ前記押し込み移動体の周囲を取り巻き前記押し込み移動体を前記操作軸の前記軸線方向に沿って移動可能に保持する回転体と、該回転体を回転可能に保持するベースとを備えていることにより、高価なスイッチ本体の部品点数を削減し得て、しかも、組み付け作業の容易化を実現することができる。
【0035】
また、従来の、内軸と外軸との間のがたつきによりプッシュスイッチ用ノブ及びボリュームスイッチ用ノブの操作フィーリングが悪化するという問題が解消されるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わるスイッチを示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係わるスイッチの平面図である。
【図3】 本発明の実施の形態に係わるスイッチの縦断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態に係わるスイッチの縦断面図である。
【図5】 従来のスイッチを示し、(A)はスイッチの正面図、(B)はスイッチの縦断面図である。
【符号の説明】
12 回転式ボリュームスイッチ、12a 操作軸、15 ベース、21 回転体、22 押し込み移動体。
Claims (3)
- 押し込み並びに回転可能な単一の操作軸を備えたスイッチ本体と、
前記操作軸の先端に当接し前記操作軸の軸線方向に沿った移動によって前記操作軸を押し込んで前記スイッチ本体のプッシュスイッチ機能を作動させる押し込み移動体と、
前記操作軸に相対回転不能に係合され前記操作軸と一体に回転して前記スイッチ本体のボリュームスイッチ機能を作動させ、且つ前記押し込み移動体の周囲を取り巻き前記押し込み移動体を前記操作軸の前記軸線方向に沿って移動可能に保持する回転体と、
該回転体を回転可能に保持するベースと、
を備えていることを特徴とするスイッチ。 - 前記ベースには、前記押し込み移動体の裏面と係合して前記ベースに対する前記押し込み移動体の位置決め並びに該回転体の回転時の同期回転防止をする突出部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
- 前記押し込み移動体の裏面には前記突出部内に臨む導光部材が突設され、前記突出部内には前記導光部材に向けて照明光束を出射する光源が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ。
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1998
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