JP4072701B2 - 熱交換器用シュラウドの取付構造 - Google Patents
熱交換器用シュラウドの取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用熱交換器のコアに取り付けられる樹脂製シュラウドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
エンジン冷却水冷却用熱交換器の前面または背面にはシュラウドが取付けられ、そのシュラウドの中心部にファンモータが固定されている。このシュラウドは、短い円筒状部とその中心に放射方向に一体成形されたモータ取付部と、外周に複数突設されたシュラウド取付部とを有する。
そしてそのシュラウドの取付性を向上させたものとして、シュラウド取付部下端にピンを突設し、上端のシュラウド取付部にボルト挿通孔を設けたものが知られている。
このシュラウドの取付構造は、熱交換器の下部タンク外面に突設された支持体の係止孔にシュラウド取付部下端の突出ピンを挿入し、上端のシュラウド取付部のボルト挿通孔と上部タンクのボルト穴とを整合すると共に、ボルトにより両者間を締結固定したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなタイプのシュラウドの取付構造は、樹脂成形品の成形寸法のばらつきにより、シュラウド取付部下端のピンと下部タンクの支持体の係止孔との間にクリアランスが生じる。そしてそれが元で使用中にいわゆるガタツキが生じ、騒音が発生する虞がある。
そこで本発明は、シュラウドの取付性が良いと共に、樹脂の成形誤差によってシュラウドの取付部にガタツキが生じない取付構造を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造は、コア1の両端に一対のタンク2a,2bが配置された熱交換器に取付られるものにおいて、
一方の前記タンク2aの外面に突設されると共に、前記コア1の平面に平行に係止孔3aの軸線が形成された支持体3と、
軸線が前記係止孔3aの軸線に一致するように樹脂製のシュラウド4の一端の取付部5に一体的に突設され、その外周に先細りの円錐台形部を有し且つその先端の最大外直径が前記係止孔3aの孔縁の内径より小であると共に、その根元部の最大外直径が前記係止孔3aの孔縁の内径より大であるピン体6と、
を具備し、
前記シュラウド4の他端の取付部7に、前記ピン体6に平行な長孔またはスリット7aが形成され、
前記ピン体6を前記係止孔3aに圧入して、そのピン体6の円錐台形部の中間部が係止孔3aの孔縁に着座した状態で、前記長孔またはスリット7aの縁部が締結具8を介して他方の前記タンク2bに締結固定されたものである。
また請求項2記載の本発明は、上記請求項1において、前記ピン体6の嵌着面6aにその半径方向に塑性変形可能な波形が形成されたものである。
さらに請求項3記載の本発明は、前記ピン体6が半径方向に弾性変形可能に形成されたものである
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、図面に基づいて本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造の実施の形態を説明する。
図1は本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造を有する熱交換器の背面図、図2は同側面図、図3は本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造の要部分解斜視図、図4は同取付構造の取付状態を示す要部縦断面図、図5は同取付構造のピン体6の底面図である。
この取付構造は、図1および図2に示す如く、樹脂性のシュラウド4を有する。そのシュラウド4は筒部10の背面に複数のステー部11が放射状に一体形成され、その中心にモータ取付部12が設けられている。そして、ステー部11の夫々の端部は筒部10の外周に一体的に突設されると共に、筒部10の外周の下端部に取付部5が突出し、その先端に円錐台形状のピン体6が軸線を下方に向けて一体形成されている。
このピン体6は、図3〜図5に示す如く、円錐台形状の外周に横断面外周が波形となるような多数の細い凸状が上下方向に形成されている。
【0006】
このピン体6は、下部側のタンク2aの外面の支持体3の係止孔3aに嵌着される。このタンク2aはナイロン等の合成樹脂材から形成され、前記支持体3がタンク2aの外面に一体的に突出され、その支持体3の上下方向に係止孔3aが形成されたものである。そしてこの係止孔3aの内直径に対し、ピン体6はその先端の最大外直径が係止孔3aの孔縁の内径よりも小であると共に、その根元部の最大外直径がその係止孔3aの孔縁の内径よりも大である。
次に、シュラウド4の筒部10の上端部外面にはアーム状の一対の取付部7が突設され、そこにボルト挿通用の長孔またはスリット7aが上下方向に形成されている。また、上側の合成樹脂材からなるタンク2bには、取付部7に整合した位置に図示しない埋め込みナットが配置されている。
【0007】
次に、図6および図7は本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造の他の例の要部縦断面図および同取付構造のピン体6の底面図である。
この例では、円錐台形状のピン体6に複数のスリット9が形成され、それによりピン体6の外周半径が拡縮自在に形成されたものである。そこで、ピン体6を支持体3の係止孔3aに圧入することにより、両者間をさらに密着させることができる。そして、他の構成は図1および図2のそれと同様である。
【0008】
【取付方法】
このようにしてなるシュラウドを熱交換器に取付けるには、その取付部5のピン体6をタンク2aの支持体3の係止孔3aに圧入する。このとき強い力で圧入すればそのピン体6の嵌着面6aの一部が図4の如く変形し、塑性変形部16を形成する。それにより、係止孔3aと嵌着面6aとの間を強く密着させることができる。
勿論、そのような塑性変形をさせなくても両者間を密着することができる。
次いで、図1の如く取付部7のボルト挿通部である長孔またはスリット7aに締結具8を挿入し、その先端をタンク2aの図示しない埋め込みナットに螺着締結すればよい。このとき、ピン体6が係止孔3aに挿入される長さに応じて、長孔またはスリット7aの締結部位置が上下に移動する。
【0009】
【発明の作用・効果】
本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造は、樹脂製のシュラウド4の取付部5に突設されたピン体6が円錐台形部を有し、前記シュラウド4の他端の取付部7に前記ピン体6に平行な長孔またはスリット7aが形成されているから、そのピン体6を一方のタンク2aの外面に突設された支持体3の係止孔3aに圧入することにより、そのピン体6の円錐台形部の中間部が係止孔3aの孔縁に着座し、ピン体6の嵌着面6aと係止孔3aとの隙間をなくすことができる。その状態で、シュラウド4の他端を締結具8を介して他方のタンク2bの長孔またはスリット7aに確実に締結固定できるので、シュラウドの取付けの信頼性を向上できる。すなわち、ピン体6や支持体3の係止孔3aに製造上のばらつきが生じても、両者間のクリアランスをなくし、ファンシュラウド取付部のガタツキを防止し、騒音の発生を防ぎ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造を有する熱交換器の背面図。
【図2】同側面図。
【図3】本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造の要部分解斜視図。
【図4】同取付構造の取付状態を示す要部縦断面図。
【図5】同取付構造のピン体6の底面図。
【図6】本発明の熱交換器用シュラウドの取付構造の他の例の要部縦断面図。
【図7】同取付構造のピン体6の底面図。
【符号の説明】
1 コア
2a,2b タンク
3 支持体
3a 係止孔
4 シュラウド
5 取付部
6 ピン体
6a 嵌着面
7 取付部
7a スリット
8 締結具
9 スリット
10 筒部
11 ステー部
12 モータ取付部
13 フィン
14 チューブ
15 パイプ
16 塑性変形部
Claims (3)
- コア1の両端に一対のタンク2a,2bが配置された熱交換器に取付られる熱交換器用シュラウドの取付構造において、
一方の前記タンク2aの外面に突設されると共に、前記コア1の平面に平行に係止孔3aの軸線が形成された支持体3と、
軸線が前記係止孔3aの軸線に一致するように樹脂製のシュラウド4の一端の取付部5に一体的に突設され、その外周に先細りの円錐台形部を有し且つその先端の最大外直径が前記係止孔3aの孔縁の内径より小であると共に、その根元部の最大外直径が前記係止孔3aの孔縁の内径より大であるピン体6と、
を具備し、
前記シュラウド4の他端の取付部7に、前記ピン体6に平行な長孔またはスリット7aが形成され、
前記ピン体6を前記係止孔3aに圧入して、そのピン体6の円錐台形部の中間部が係止孔3aの孔縁に着座した状態で、前記長孔またはスリット7aの縁部が締結具8を介して他方の前記タンク2bに締結固定された熱交換器用シュラウドの取付構造。 - 前記ピン体6の嵌着面6aにその半径方向に塑性変形可能な波形が形成された請求項1記載の熱交換器用シュラウドの取付構造。
- 前記ピン体6が半径方向に弾性変形可能に形成された請求項1記載の熱交換器用シュラウドの取付構造。
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JP08873697A JP4072701B2 (ja) | 1997-03-24 | 1997-03-24 | 熱交換器用シュラウドの取付構造 |
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JP4572630B2 (ja) * | 2004-09-01 | 2010-11-04 | 株式会社デンソー | 熱交換器 |
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1997
- 1997-03-24 JP JP08873697A patent/JP4072701B2/ja not_active Expired - Fee Related
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