JP4072387B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は使い捨ておむつに関する。
【0002】
【従来の技術】
図7に、従来から市場に提供されているテープ式使い捨ておむつ100を示す。ここで、図7(a)は当該使い捨ておむつ100の展開状態における平面図、図7(b)は、図7(a)中のB−B線矢視の縦断面図であり、図中、接着される部分を×印で示している。
【0003】
図7(b)に示すように、この使い捨ておむつ100は、透液性の表面シート11と、不透液性の裏面シート21と、これら両シート11,21間に配置される吸液性の吸収体30と、この吸収体30よりも幅方向へ延出してサイドフラップ51となる外形シート23とを有するおむつ本体を基本構成とする。そして、このおむつ本体に適宜尿漏れ防止用の立体ギャザー43等が付設されて使い捨ておむつ100の製品になっている。
【0004】
図7(a)に示すように、前記おむつ本体は、その長手方向には腹側部3と背側部5との二つに大きく区分され、より細分すれば、前記腹側部3と背側部5との間に股下部7が位置する三つに分けられる。そして、前記サイドフラップ51の幅方向の両端縁は、腹側部3から股下部7を介して背側部5にかけて凹曲線57に切り欠かれており、もっておむつ本体の平面視外形は、腹側部3および背側部5が広幅でこれらの間の股下部7が狭幅の略砂時計形状を呈している。
【0005】
この使い捨ておむつ100の装着は、図8に示すように、腹側部3におけるサイドフラップ51の幅方向両端部51aと、背側部5におけるサイドフラップ51の幅方向両端部51aとを重ね合わせてファスニングテープ55等で接合することによりなされ、当該装着状態においては、サイドフラップ51における前記凹曲線の切り欠き部57がそれぞれに環状となって左右一対の脚周り開口部61を形成する。そして、この脚周り開口部61が、不図示の装着者の脚の付け根部およびその周辺(以下では脚の付け根部等と言う)を覆うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在市販されている使い捨ておむつ100にあっては、図7(a)に示すように、腹側部3における前記凹曲線57の曲率と背側部5における前記凹曲面57の曲率とが、共に1/Rというように同一になっており、装着時にこの凹曲線57が当接する脚の付け根部形状が腹側と背側とで相違することが全く考慮されていない。つまり、人間の脚の付け根部等は、その背側の部分には臀部に連続していることもあって、当該背側の部分の方が腹側よりも全体的にふっくらと大きく緩曲面になっているが、これらの形状差が前記切り欠き部形状たる前記凹曲線57には反映されていない。
【0007】
このため、市販の使い捨ておむつ100において、例えば、その凹曲線57の曲率(=1/R)が、脚の付け根部における腹側の部分に合わせて大きく設定されている場合には、背側の部分にとっては凹曲線57の曲率は大きすぎて、もって切り欠き部57端縁が部分的に余ってダブついて背側の部分の肌等にきつく当たり履き心地の悪いものとなる。逆に、凹曲線57の曲率が、背側の部分に合わせて小さく設定されている場合には、腹側の部分にとってはその曲率は小さすぎて隙間を生じ易く尿漏れの原因となる。すなわち、脚の付け根部等の腹側および背側の両方の部分に対して、脚周り開口部61のフィット性を良好にすることは困難であった。
【0008】
本発明はかかる従来の課題に鑑みて成されたもので、使い捨ておむつの脚周り開口部のフィット性を、その腹側および背側の両方の部分について良好にすることが可能な使い捨ておむつを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために請求項1に示す発明は、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、これら両シート間に配置される吸液性の吸収体と、該吸収体よりも幅方向へ延出するサイドフラップとを有するおむつ本体を備え、該おむつ本体は、該長手方向の略中央の所定位置を境界線に腹側部と背側部とに区分され、前記サイドフラップの幅方向の両端縁には、前記腹側部から背側部にかけて凹曲線の切り欠き部が形成されており、該腹側部と背側部との前記サイドフラップの幅方向の両端部が重ね合わされて、ファスニングテープで接合されることにより前記切り欠き部がそれぞれに環状の脚周り開口部を形成しつつ着用者に装着される使い捨ておむつにおいて、前記両端部が接合されない展開状態で、前記境界線からの最短距離が互いに等しい前記凹曲線上の任意の対をなす領域の少なくとも一部分は、腹側部よりも背側部の曲率の方が小さくなっていて、前記腹側部と背側部の凹曲線が長手方向の直線で結ばれ、前記直線が前記境界線を跨いで配置されており、前記背側部および腹側部における凹曲線の曲率は、それぞれに前記曲率を途中で1段階変化されており、前記吸収体の前記幅方向の両端部にて起立する立体ギャザーの固定端が前記長手方向に沿って設けられているとともに、該立体ギャザーを起立させるための糸状ゴムが、該立体ギャザーの自由端側部分において前記長手方向に沿って直線状に固定されており、前記サイドフラップの前記幅方向の両端部には、前記長手方向に沿って直線状に配された複数本の糸状ゴムが伸長状態にて固定されており、その収縮力によって一対の脚周りギャザーが形成されていることを特徴とする。
【0010】
上記発明によれば、前記凹曲線上において前記境界線からの最短距離が互いに等しい任意の対をなす領域のうちで、少なくとも上記一部分については、その腹側部の方の曲率よりも背側部の方が小さくなっている。よって、一般に、腹側の部分よりも背側の方がふっくらと大きく緩曲面になっている脚の付け根部に対して、少なくとも前記一部分だけは、前記付け根部に倣わせることが可能となる。従って、少なくとも前記一部分に対応する脚周り開口部の腹側および背側の両方の部分のフィット性を良好にすることができる。
【0011】
また、前記背側部および腹側部における凹曲線の曲率は、それぞれに前記曲率を途中で1段階変化されているので、周り開口部における腹側部および背側部のフィット性を更に向上することができる。
【0012】
請求項2に示す発明は、請求項1に記載の使い捨ておむつにおいて、前記腹側部および背側部における幅が400〜1000mm、股下部における最小幅が200〜500mmで、かつ長手方向の全長が600〜1500mmであることを特徴とする。
上記発明によれば、中人〜大人用の使い捨ておむつを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態についてテープ式の使い捨ておむつ、すなわち装着時にファスニングテープで腹側部と背側部とを接合する形式の使い捨ておむつを例に詳細に説明する。尚、本発明は、腹側部と背側部とを予め接合してなるパンツ式使い捨ておむつに対しても全く同様に適用することができる。
【0014】
=== 本発明に係る使い捨ておむつの基本構成 ===
−−−(1)使い捨ておむつの全体構成 −−−
図1(a)は本発明に係る第1参考例の使い捨ておむつの展開状態における平面図であり、図1(b)は、図1(a)中のB−B線矢視の縦断面図である。尚、上記展開状態とは、腹側部3と背側部5とが接合されず、かつ糸状ゴム53a,53b等によって使い捨ておむつ10が収縮されていない広がりきった状態を指す。また、ここで説明する参考例は、本発明に係る実施形態の理解を容易にするためのものであり、本発明に係る実施形態については、この参考例の後で説明する。
【0015】
図1に示すように、この使い捨ておむつ10は、透液性の表面シート11と、この表面シート11との間に吸収体30を介装する不透液性の裏面シート21と、この裏面シート21の裏側全面を覆いつつ吸収体30よりも幅方向へ延出する部分において後記立体ギャザーシート41と共にサイドフラップ51を構成する外形シート23と、表面シート11上における吸収体30の両端部にて起立する立体ギャザー43を長手方向に沿って形成する立体ギャザーシート41とから主に構成される。
【0016】
−−−(2)吸収体 −−−
前記吸収体30は、セルロース繊維材料等の綿状パルプを層状に成形した略平面視砂時計状の吸収層31を主材とし、この吸収層31の全体を透水性シート33としてのクレープ紙によって包んで構成される。詳細には、この吸収層31の表裏面および四つの側面は、前記クレープ紙33によって春巻き状にくるまれて被覆されている。
【0017】
尚、前記綿状パルプには、吸収層31の可能吸収容量を大きくすべく、高吸収性樹脂を添加するのが望ましい。また、必要に応じて、前記吸収体30の表面には、排泄液の表面拡散を促すべく、その全面を覆って不織布製拡散シート(不図示)を敷くと良い。
【0018】
−−−(3)裏面シート −−−
この吸収体30の裏面側には前記裏面シート21が配されていて、この吸収体30の裏面全面を覆って貼着されるとともに、裏面から表面側に回り込んだ裏面シート21の端部が、前記吸収体30の各側面に貼着され、もって裏面シート21と吸収体30とは接着一体化されている。この貼着は、ホットメルト接着剤によってなされる。尚、以降の説明で出てくる接着に関する記載は、基本的にホットメルト接着剤によってなされ、その都度説明はしない。
【0019】
この裏面シート21は、おむつの裏面側における防漏性を高めるためのものであり、その素材としてはポリエチレンプラスチックフィルムなどが好適である。尚、好ましくは、前記ポリエチレンフィルムに、液体分子を透過させない程度の多数の微孔を設け、蒸れ防止とするのが良い。
【0020】
−−−(4)表面シート −−−
他方、この吸収体30の表面は、その全面に亘って前記透液性の表面シート11によって覆われている。そして、吸収体30よりも幅方向へ若干延出する表面シート11の部分11aは、吸収体30の裏面側に配される後記外形シート23に貼り合わされ、もって両シート11,23間に吸収体30が保持されている。この表面シート11は親水性の不織布や織布等であり、その構成繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊維、若しくはこれらのうちの2成分以上からなる複合繊維にて構成される。
【0021】
−−−(5)外形シート −−−
前記外形シート23は、前記吸収体30と類似形状の平面視砂時計形状を呈しているが、この吸収体30よりも平面的には大きいものであり、吸収体30から大きく幅方向に延出する部分は、後述する立体ギャザーシート41とでサイドフラップ51を構成するようになっている。そして、この外形シート23の長手方向の中央に、互いの括れ部を一致させつつ前記吸収体30が配されて、前述した吸収体30表面を覆う表面シート11の延出部分11aと貼着される。この外形シート23は、通気性および撥水性を共に備えた単層の不織布シート、若しくは通気性を有する不織布に撥水性の不織布を貼り合わせた複層の不織布シート等を用いることができる。尚、この外形シート23には、必要に応じて糸状ゴムや帯状ゴム等の弾性伸縮部材を適宜幅方向および長手方向に配置することにより、または外形シート23自体を弾性伸縮性素材にて構成することにより、外形シート23に弾性伸縮性を付与しても良い。
【0022】
−−−(6)立体ギャザーシート −−−
前記立体ギャザーシート41は撥水性のシート基材からなり、表面シート11を介しつつ前記吸収体30の幅方向の両端部をそれぞれに覆って一対が、吸収体30の長手方向に亘って配されている。そして、各立体ギャザーシート41は、吸収体30の前記各端部に沿って表面シート11または外形シート23に貼着固定されて立体ギャザー43の固定端45を形成する。この固定端45よりも吸収体30の幅方向中央側には、立体ギャザー43の自由端47aが存在し、つまりこの固定端45から自由端47aまでの部分が立体ギャザー43となっている。この立体ギャザー43のうちの自由端側部分47は、表面シート11を介して吸収体30の前記端部上で起立する一方、固定端側部分49は吸収体30上の表面シート11面に接離可能に重なっている。
【0023】
一方、この固定端45からは、幅方向の外側に向けて外形シート23と同形状に延出し、この延出部分42は、外形シート23に貼り合わされてサイドフラップ51を構成する。このサイドフラップ51の幅方向の両端縁は、図1(a)に示すように、腹側部3から背側部5にかけて凹曲線57に切り欠かれており、もって使い捨ておむつ10の平面視外形は、腹側部3および背側部5が広幅でこの間の部分が狭幅の平面視略砂時計形状を呈している。尚、この凹曲線に切り欠かれた切り欠き部57については後述する。
【0024】
また、図1(b)に示すように、この立体ギャザーシート41は、立体ギャザー43の自由端47aにて折り返された2枚重ねの状態で使用され、この折り返し部47aには、この長手方向に沿って少なくとも1本の糸状ゴム53aが介装されている。この糸状ゴム53aは、伸長状態で前記折り返し部47aに接着固定されていて、この折り返し部である自由端47aを長手方向に収縮するようになっている。そして、装着状態にあっては、この収縮力によって前記立体ギャザー43の自由端側部分47は起立する一方、立体ギャザー43は長手方向に伸縮可能となっている。
【0025】
このような立体ギャザーシート41は、撥水性の不織布や織布等をシート基材とし、これら不織布および織布の構成繊維には、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等の単繊維、またはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ナイロン等のうちの2成分からなる複合繊維を用いることができる。
【0026】
−−−(7)その他の構成要素 −−−
前記サイドフラップ51の幅方向の両端部には、各端部に沿って、複数本の糸状ゴム53bが伸長状態にて前記二枚重ねのシート41間に介装固定されており、その収縮力によって左右一対の脚周りギャザーを形成している。この糸状ゴム53a,53bとしては、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等の素材が適用される。
前記背側部5のサイドフラップ51の幅方向の両端部51aには、このサイドフラップ51を腹側部3のサイドフラップ51と接合して、当該おむつ10を装着者に装着させるためのファスニングテープ55がそれぞれ設けられている。
【0027】
−−−(8)使い捨ておむつの装着 −−−
以上の構成からなる使い捨ておむつ10を装着者に装着した状態を、図8を参照しつつ説明する。この装着は、腹側部3におけるサイドフラップ51の幅方向両端部51aと、背側部5におけるサイドフラップ51の幅方向両端部51aとを重ね合わせてこれらをファスニングテープ55で接合することによりなされる。そして、この装着状態では、前記腹側部3および背側部5が、それぞれに装着者の腹部および臀部にそれぞれあてがわれる。また、サイドフラップ51の幅方向両端縁の前記切り欠き部57は、それぞれに環状となって左右に一対の脚周り開口部61を形成し、これら脚周り開口部61は、装着者の各脚の付け根部の周りをほぼ一周覆うようになっている。
【0028】
=== 本発明に係る第1参考例の使い捨ておむつの特徴的事項 ===
尚、以上説明してきた構成は通常の使い捨ておむつと概ね同じであり、本発明に係る第1参考例の特徴的事項は、前述したサイドフラップ51両端縁の切り欠き部57の形状にある。
【0029】
すなわち、図1(a)に示す展開状態において略矩形形状のサイドフラップ51の幅方向の両端縁には、前記腹側部3から背側部5にかけて凹曲線の切り欠き部57がそれぞれ形成されている。尚、腹側部3と背側部5との区分は、使い捨ておむつ10の長手方向の中央に位置する中央線CLを境界線としてなされる。
【0030】
そして、本発明に係る第1参考例にあっては、前記中央線CLからの最短距離が互いに等しい前記凹曲線57上の任意の対をなす領域の少なくとも一部分は、腹側部3よりも背側部5の曲率の方が小さく設定されている。そして、この構成によれば、一般に腹側の部分よりも背側の方が緩曲面となっている脚の付け根部に対して、少なくとも前記一部分だけは、前記付け根部に倣わせることができて、もって、少なくとも前記一部分に対応する脚周り開口部61のフィット性を、腹側および背側の両方の部分に対して共に良好にすることが可能となる。
なお、上記特徴的事項は、後述する本発明に係る実施形態にとっても特徴的事項である。
【0031】
以下、図1〜図4を参照しつつ、この凹曲線57のバリエーションについて詳細に説明する。
図1に示す第1参考例の凹曲線57は、背側部5に主に形成された所定曲率(=1/R11)の第1円弧曲線A11と、この第1円弧曲線A11よりも大きな曲率(=1/R12)の、腹側部3に形成された第2円弧曲線A12との二つの円弧曲線から構成される。そして、これら第1および第2円弧曲線A11,A12は、前記中央線CLよりも腹側部に位置する点P13にて互いに接続されている。尚、この接続点P13での接続が滑らかになされるように、これら二つの円弧曲線A11,A12は内接円の関係となっており、つまり第2円弧曲線A12が第1円弧曲線A11に内接している。
【0032】
この第1円弧曲線A11は半径R11の円弧であり、その中心P11は、長手方向には前記中央線CLよりも腹側に位置するとともに、幅方向にはサイドフラップ51の端縁の遠方に位置している。一方、第2円弧曲線A12は前記半径R11よりも小さい半径R12の円弧であり、その中心P12は、前記中心P11とその第1円弧曲線A11上の前記接続点P13とを結ぶ線分上に位置している。尚、この第2円弧曲線A12の中心P12が、前記線分上に位置している理由は、第1円弧曲線A11と第2円弧曲線A12とが内接円の関係となっているからである。
【0033】
そして、このような第1参考例の凹曲線57にあっては、少なくとも、腹側部3の第2円弧曲線A12の曲率(=1/R12)は、この第2円弧曲線A12と中央線CLを挟んで等距離に位置する、第1円弧曲線A11における円弧部分(点P14〜点P15の範囲の部分)の曲率(=1/R11)よりも大きくなっている。従って、少なくとも、この一対の部分である第2円弧曲線A12および前記円弧部分(点P14〜点P15の範囲の部分)は、腹側よりも背側の部分の方が緩曲面となっている脚の付け根部に倣うようにすることができて、その部分のフィット性を良好にできる。よって、図8に示す脚周り開口部61において、少なくとも前記一対の部分に対応する腹側および背側の両方の部分63,65のフィット性を同時に良好にすることが可能となる。
【0034】
また、本第1参考例にあっては、図1(a)に示すように、背側部5の全範囲に亘って凹曲線57の曲率は、第1円弧曲線A11の曲率(=1/R11)となっている一方で、腹側部3の全範囲に亘って凹曲線57の曲率は前記第1円弧曲線A11の曲率(=1/R11)または第2円弧曲線A12の曲率(=1/R12>1/R11)のいずれかとなっている。すなわち、前記凹曲線57の全範囲に亘って、背側部5の部分の曲率が、その部分と対をなす腹側部5の部分の曲率以下に小さくなっている。よって、一般に腹側よりも背側の部分の方がふっくらと大きく緩曲面になっている脚の付け根部のほぼ全周に亘って、前記凹曲線の切り欠き部57を倣わせ易く、もって、図8に示す脚周り開口部61のほぼ全周に亘って良好なフィット性を奏することが可能となる。
【0035】
図2は、本発明に係る第2参考例の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。

第1参考例においては、使い捨ておむつ10を長手方向に、背側部5と腹側部3との二つに区分するとともに、凹曲線57として背側部5には第1円弧曲線A11を、また腹側部3には第2円弧曲線A12を形成したが、これに対して、本第2参考例では、前記腹側部3および背側部5における前記中央線CL寄りの部分を股下部7として使い捨ておむつを長手方向に三つに区分するとともに、この股下部7には、第1および第2円弧曲線とは別に第3円弧曲線を形成している点で相違する。
【0036】
詳細に説明すると、第2参考例に係る凹曲線57は、背側部5に形成された、点P21を中心とする所定曲率(=1/R21)の第1円弧曲線A21と、この第1円弧曲線A21よりも大きな曲率(=1/R22)で点P22を中心として腹側部5に形成された第2円弧曲線A22と、これら第1および第2円弧曲線A21,A22の間の曲率(=1/R23)で点P23を中心として股下部7に形成された第3円弧曲線A23との三つの円弧曲線から構成される。そして、これら第1および第3円弧曲線A21,A23は、背側部5と股下部7との境界点P24にて互いに接続されており、また第3および第2円弧曲線A23,A22は、股下部7と腹側部5との境界点P25にて互いに接続されている。尚、これらの接続が滑らかになるように、第1円弧曲線A21と第3円弧曲線A23とは、第3円弧曲線A23が第1円弧曲線A21に内接する内接円の関係となっており、また第3円弧曲線A23と第2円弧曲線A22とは、第2円弧曲線A22が第3円弧曲線A23に内接する内接円の関係となっている。
【0037】
そして、このような第2参考例の凹曲線57によれば、股下部7における凹曲線57である第3円弧曲線A23の曲率(=1/R23)を個別に設定することができるので、股下部7の切り欠き部57形状を股間部にフィットさせることが可能となる。つまり、図8に示す脚周り開口部61における腹側および背側の部分63,65だけでなく、股下側の部分67のフィット性も同時に良好にできて、もって脚周り開口部61の全周に亘って良好なフィット性を奏することが可能となる。
【0038】
また、図2に示すように、股下部7における凹曲線57の曲率(=1/R23)を前記腹側部3での曲率(=1/R22)と前記背側部5での曲率(=1/R21)との間に設定しているので、股下部7を介して腹側部3から背側部5にかけて凹曲線57の曲率を漸減させることができて、もって脚周り開口部61の全周に亘って更に良好なフィット性を奏することが可能となる。
【0039】
図3は、本発明に係る第3参考例の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。

前記第2参考例では、その股下部7の凹曲線57を第3円弧曲線A23、すなわち円弧にしていたところ、本第3参考例にあっては、股下部7の端縁を前記第3円弧曲線A23に代えて直線にしている点で相違する。
【0040】
すなわち、凹曲線57として、背側部5には、点P31を中心とする所定曲率(=1/R31)の第1円弧曲線A31が形成される一方、腹側部3には、前記所定曲率よりも大きい曲率(=1/R32)の、点P32を中心とする第2円弧曲線A32が形成されている。そして、これらの間に位置する股下部57の端縁は、これら第1円弧曲線A31および第2円弧曲線A32の両者と接する、長手方向に平行な直線に形成されている。
【0041】
図4は、本発明に係る一実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。

前記第3参考例では、第1円弧曲線A31および第2円弧曲線A32の曲率を、それぞれに各円弧A31,A32の全長に亘って一定にしていたが、本実施形態の第1円弧曲線A41および第2円弧曲線A42は、それぞれに曲率を途中で1段階変化させている点で相違する。
【0042】
すなわち、背側部5の第1円弧曲線A41は、背側部5から股下部7へと向かう途中の点P43において、第1の所定曲率(1/R41a)からこれよりも大きな曲率(1/R41b)に変化するようになっている。一方、第2円弧曲線A42も腹側部3から股下部7へと向かう途中の点P44において、第2の所定曲率(1/R42a)からこれよりも大きな曲率(1/R42b)に変化するようになっている。
【0043】
尚、上記曲率の大小関係は、1/R42b>1/R42a>1/R41b>1/R41aとなっているのが望ましく、この構成によれば、腹側部5および背側部3における股下部7近傍の曲率が大きくなっているので、更に脚周り開口部61における腹側63および背側65のフィット性を向上することができる。
【0044】
また、第1円弧曲線A41を構成する小さい曲率の円弧曲線A41aと大きい曲率の円弧曲線A41bとは、互いに滑らかに接続すべく内接円の関係となっており、これは第2円弧曲線A42を構成する小さい曲率の円弧曲線A42aと大きい曲率の円弧曲線A42bとにおいても同様である。
【0045】
以上の実施形態の説明の中で、前記円弧曲線の半径の好適な数値範囲については具体的に言及していなかったが、中人〜大人用の使い捨ておむつ、すなわち使い捨ておむつの腹側部および背側部における幅が400〜1000mm、股下部における最小幅が200〜500mmで、かつ長手方向の全長が600〜1500mmのものに関しては、前記第1および第2円弧曲線の半径R11,R12,…,R42bを、50〜300(mm)の範囲に設定するのが望ましい。
【0046】
=== 参考例 ===
以下、参考例を参照して本発明の効果について説明する。
本発明に係る参考例の使い捨ておむつの脚周り開口部のフィット性を、図5に示す漏れダミー試験によって調査した。図示のように、この試験装置201は、中肉中背の成人男性の下半身を模擬したマネキン203と、このマネキン203の股間に形成された噴射口203aに試験流体を送水する給水装置205とから構成される。給水装置205は、タンク205aと、ポンプ205bと、これらを噴射口203aにつなぐ管路205cとからなり、タンク205a内に貯留された試験流体をポンプ205bによって噴射口203aへ送水するようになっている。また、試験流体は、人間の尿を模擬すべく、尿素2.0%、塩化ナトリウム0.8%、塩化カルシウム2水和物0.03%、および硫酸マグネシウム水和物0.1%の水溶液であり、その温度は37度に維持されている。
【0047】
そして、前記マネキン203に、後記試験水準毎に試料として用意された使い捨ておむつ(図6を参照)を装着した後、前記噴射口203aから、15ml/秒、150ml/回の流量の試験流体を60分毎に噴射する。この噴射を、使い捨ておむつの脚周り開口部から漏れ出すまで繰り返し行い、漏れ出し時における使い捨ておむつ重量を測定して、これをこの使い捨ておむつの吸収可能量とみなす。尚、吸収可能量が多い程、脚周り開口部のフィット性が良好であることを示す。
【0048】
試験条件および結果を表に合わせて示す。
【表1】
Figure 0004072387
【0049】
試料としての使い捨ておむつは、表に示す寸法の成人男性用Mサイズ(テークケア(商品名)、大王製紙(株)製)を使用した。試験水準としては4水準設定し、前記凹曲線57の背側部5における曲率(=1/R1)および腹側部3における曲率(1/R2)を主に変化させた。尚、前記曲率以外の条件、例えば立体ギャザー43や吸収体30の寸法等については、全試験水準に亘って同条件に揃えた。また、参考例2以外については、股下部7の曲率を零、すなわちその端縁を長手方向に平行な直線とした。更に、試験結果たる吸収可能量については、比較例1の吸収可能量で基準化して評価した。
【0050】
試験結果を見ると、背側部5の曲率(=1/R1)と腹側部3の曲率(=1/R2)とが等しい比較例1と比較して、参考例1のおむつ、すなわち背側部の曲率(=1/R1)を腹側部の曲率(=1/R2)よりも小さくしたおむつは、吸収可能量が121.2%と多くなっており、このことから脚周り開口部におけるフィット性が良好になっているのがわかる。これは、人間の脚の付け根部は、腹側よりも背側の方がふっくらと大きく緩曲面になっているためと考えられる。また、参考例2のように、股下部7の曲率(=1/R3)を背側部5の曲率(=1/R1)と腹側部3の曲率(=1/R2)との間に設定すると、149.1%というように更に吸液可能量が多くなっている。これは、人間の股間における付け根部の形状は、腹側と背側との間の形状になっているためと考えられる。
【0051】
尚、参考例1と逆方向に曲率を変更した比較例2は、給水可能量が92.5%と少なくなっており、脚周り開口部のフィット性が悪化しているのがわかる。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、使い捨ておむつの脚周り開口部のフィット性を、その腹側および背側の両方について良好にすることが可能な使い捨ておむつを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1(a)は、本発明に係る第1参考例の使い捨ておむつの展開状態における平面図であり、図1(b)は、図1(a)中のB−B線矢視の縦断面図である。
【図2】 本発明に係る第2参考例の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図3】 本発明に係る第3参考例の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図4】 本発明に係る一実施形態の使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図5】 漏れダミー試験の概要を示す概念図である。
【図6】 漏れダミー試験に供した試料としての使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図7】 従来のテープ式使い捨ておむつの展開状態における平面図である。
【図8】 装着状態のテープ式使い捨ておむつを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 装着者
3 腹側部
5 背側部
7 股下部
10 使い捨ておむつ
11 表面シート
21 裏面シート
23 外形シート
30 吸収体
31 吸収層
41 立体ギャザーシート
42 立体ギャザーシートの延出部分
43 立体ギャザー
45 固定端
47 自由端側部分(自由端側の部分)
47a 自由端、折り返し部
49 固定端側部分(固定端側の部分)
51 サイドフラップ
51a サイドフラップの幅方向の両端部
57 切り欠き部、凹曲線
CL 境界線、中央線

Claims (2)

  1. 透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、これら両シート間に配置される吸液性の吸収体と、該吸収体よりも幅方向へ延出するサイドフラップとを有するおむつ本体を備え、
    該おむつ本体は、該長手方向の略中央の所定位置を境界線に腹側部と背側部とに区分され、
    前記サイドフラップの幅方向の両端縁には、前記腹側部から背側部にかけて凹曲線の切り欠き部が形成されており、該腹側部と背側部との前記サイドフラップの幅方向の両端部が重ね合わされて、ファスニングテープで接合されることにより前記切り欠き部がそれぞれに環状の脚周り開口部を形成しつつ着用者に装着される使い捨ておむつにおいて、
    前記両端部が接合されない展開状態で、前記境界線からの最短距離が互いに等しい前記凹曲線上の任意の対をなす領域の少なくとも一部分は、腹側部よりも背側部の曲率の方が小さくなっていて、
    前記腹側部と背側部の凹曲線が長手方向の直線で結ばれ、前記直線が前記境界線を跨いで配置されており、
    前記背側部および腹側部における凹曲線の曲率は、それぞれに前記曲率を途中で1段階変化されており、
    前記吸収体の前記幅方向の両端部にて起立する立体ギャザーの固定端が前記長手方向に沿って設けられているとともに、該立体ギャザーを起立させるための糸状ゴムが、該立体ギャザーの自由端側部分において前記長手方向に沿って直線状に固定されており、
    前記サイドフラップの前記幅方向の両端部には、前記長手方向に沿って直線状に配された複数本の糸状ゴムが伸長状態にて固定されており、その収縮力によって一対の脚周りギャザーが形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 前記腹側部および背側部における幅が400〜1000mm、股下部における最小幅が200〜500mmで、かつ長手方向の全長が600〜1500mmであることを特徴とする請求項1に記載の使い捨ておむつ。
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