JP4072023B2 - 電子カメラ、その撮影方法、及びその再生方法 - Google Patents

電子カメラ、その撮影方法、及びその再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子カメラと、それに適用される撮影方法及び再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子カメラは目覚しい普及を見せ、メモリカードをはじめとする電子カメラ用記録媒体の一枚当たりの記憶容量が増大化しつつある。
ところが、記録媒体の記憶容量が増大化するにつれ、一枚の記録媒体中に数多くの撮影シーン(画像)が含まれることになり、画像ファイルの把握や管理等がますます困難になっている。
【0003】
一般的に、電子カメラによって記録媒体に記録された画像ファイルは、外部装置、例えばパーソナルコンピューシステムの固定式或いは取外し可能な記録媒体に転送されることが多く、その転送が完了すると、電子カメラ用記録媒体は、全消去やフォーマット操作によって初期化され、撮影画像を記録する記録媒体として再利用される。
【0004】
一方、電子カメラから、例えばパーソナルコンピュータシステムに転送された画像ファイルは、その後の画像処理を考慮して、意味のある画像ファイル群として取り扱えるようになっていることが望ましい。そのため、例えば、サムネイル画像の一覧表示ができ、画像ファイルの名称変更等の作業を容易に行うことができる、等といった画像処理に適した応用ソフトウェアが必要とされている。そのような画像処理用ソフトウェアは、有償配布されているものから無償配布されているものまで数多くのものが知られているが、その使い勝手や機能、価格等の面で種々の課題が残されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような画像処理用ソフトウェアが利用できないコンピュータシステム環境についても考慮が為されて然るべきであるが、電子カメラの撮影時点において対応できることは、画像ファイルを格納するフォルダを適宜作成することや、撮影日時をファイル名として付与すること、等といった程度のことしか為されておらず、上述の課題に対する本質的な解決策は未だ提案されていない。
【0006】
本発明は斯かる技術課題に鑑みて為されたものであって、共通の記録媒体に記録されている複数の画像ファイルを意味のある画像群として取り扱うことを撮影の前又は後に可能ならしめる方法及びその方法が適用可能な電子カメラを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様は、撮影画像を着脱自在の記録媒体に格納する電子カメラであって、撮影画像に対応する情報を有し、撮影画像群の区切りとすべき撮影画像ファイルのファイル名と一対一に関連付けされたファイル名を付与した付箋情報ファイルを撮影前に作成すると共に、上記撮影画像ファイルと上記付箋情報ファイルとを共通の記録媒体に記録する、電子カメラである。
【0008】
上記の構成によれば、撮影時において、所定の撮影画像ファイルと、そのファイルのファイル名と一対一に関連付けされたファイル名が付与された付箋情報ファイルとが、共通の記録媒体に記録されるようになる。これにより、複数の撮影画像ファイルを意味のある画像群として取り扱うことが可能になる。例えば、撮影中において、ユーザが撮影対象や撮影場所等を変更する際に、これまでに撮影した画像とこれから撮影される画像とを区別できるように区切りを設けておきたい場合等に、付箋情報ファイルを作成・記録させておけば、後に、その区別が容易になる。
【0009】
本発明の第二の態様は、着脱自在の記録媒体に格納された撮影画像を再生可能な電子カメラであって、記録済み画像ファイルの再生時に、撮影画像群の区切りとすべき当該画像ファイルと一対一に対応する付箋情報ファイルを作成すると共に、上記付箋情報ファイルを前記記録済み画像ファイルと共通の記録媒体に追記する、電子カメラである。
【0010】
上記の構成によれば、再生時において、既に記録済みの画像ファイルに一対一に対応する付箋情報ファイルが、その画像ファイルが記録されている記録媒体に追記(記録)されるようになる。これにより、複数の画像ファイルを意味のある画像群として取り扱うことが可能になる。例えば、再生中において、既に撮影された(記録済みの)所定の撮影画像群と他の撮影画像群とを区別できるように区切りを設けておきたい場合等に、付箋画像ファイルを作成・記録させておけば、後に、その区別が容易になる。
【0011】
本発明の第三の態様は、前記第一又は第二の態様の何れかにおいて、上記付箋情報ファイルは、静止画情報を含む、構成である。
この構成によれば、静止画を含むファイルを付箋画像ファイルとすることができる。
【0012】
本発明の第四の態様は、前記第一又は第二の態様の何れかにおいて、上記付箋情報ファイルは、動画情報を含む、構成である。
この構成によれば、動画を含むファイルを付箋画像ファイルとすることができる。
【0013】
本発明の第五の態様は、前記第一又は第二の態様の何れかにおいて、上記作成した付箋情報ファイルを随時参照可能とした、構成である。
この構成によれば、必要に応じて付箋情報ファイルを参照することができる。本発明の第六の態様は、前記第一又は第二の態様の何れかにおいて、上記付箋情報ファイルを作成するための動作モードを備えた、構成である。
【0014】
この構成によれば、その動作モードが設定されているときに付箋情報ファイルの作成が可能になる。
本発明の第七の態様は、前記第一又は第二の態様の何れかにおいて、上記付箋情報ファイルには、付帯情報として、付箋情報番号、付箋情報作成日時、当該付箋情報ファイルのファイル名、及び記録先となる記録媒体のフォーマット日時の少なくとも何れか一つを含む、構成である。
【0015】
この構成によれば、付箋情報ファイルの付帯情報に基づいて、後に、当該付箋情報ファイルに係る、付帯情報の番号、付帯情報の作成日時、当該付箋情報ファイルのファイル名、及び記録先となる記録媒体のフォーマット日時の少なくとも何れか一つを抽出すること等が可能になる。
【0016】
本発明の第八の態様は、前記第二の態様において、記録済み画像ファイルの再生時に、前記共通の記録媒体に追記された前記付箋情報ファイルに一対一に対応する画像ファイルが消去されたときは前記付箋情報ファイルのファイル名を撮影画像群の新しい区切りになる画像ファイルのファイル名と一対一に対応するファイル名にリネームする、構成である。
【0017】
この構成によれば、付箋情報ファイルに一対一に対応付けされている画像ファイルが消去されたときには、付箋情報ファイルのファイル名が、例えば他の記録済み画像ファイルのファイル名にリネームされ、付箋情報ファイルと画像ファイルとの対応付けが損なわれるのを防止することができる。
【0018】
本発明の第九の態様は、撮影画像を着脱自在の記録媒体に格納する電子カメラにおいて、撮影画像に対応する情報を有し、撮影画像群の区切りとすべき撮影画像ファイルのファイル名と一対一に関連付けされたファイル名を付与した付箋情報ファイルを撮影前に作成し、上記撮影画像ファイルと上記付箋情報ファイルとを共通の記録媒体に記録する、電子カメラの撮影方法である。
【0019】
上記の方法によれば、前述の第一の態様において述べた作用・効果と同一の作用・効果を得ることができる。
本発明の第十の態様は、着脱自在の記録媒体に格納された撮影画像を再生可能な電子カメラにおいて、記録済み画像ファイルの再生時に、撮影画像群の区切りとすべき当該画像ファイルと一対一に対応する付箋情報ファイルを作成し、上記付箋情報ファイルを前記記録済み画像ファイルと共通の記録媒体に追記する、電子カメラの再生方法である。
【0020】
上記の方法によれば、前述の第二の態様において述べた作用・効果と同一の作用・効果を得ることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
図1(a) は、本発明の一実施の形態に係る電子カメラの外観図であり、カメラ背面の概略構成を示している。また、同図(b) は、この電子カメラに登録されている付箋画像の一例を示した図であり、同図(c) は、この電子カメラのLCDに表示される表示画面の一例を示した図である。
【0022】
同図(a) において、この電子カメラのカメラ上面には、レリーズボタン1等が設けられている。レリーズボタン1は、AF・AE等の撮影準備指示及び撮影指示、或いは付箋画像の表示指示及び選択指示を行うためのものである。
本実施形態においては、後述する付箋作成モードが設定指示されているときにレリーズボタン1が半押しし続けられるとLCD5に所定時間間隔毎に付箋画像を表示させる指示が行われ、そこでレリーズボタン1が全押しされるとその時にLCD5に表示されている付箋画像の選択指示が行われる。
【0023】
例えば、この電子カメラに、付箋画像として同図(b) に示した付箋画像1乃至4が登録されている場合に、付箋作成モードが設定され、レリーズボタン1が半押しし続けられると、同図(c) に示したように付箋画像1乃至4が順番に所定時間間隔毎にLCD5に表示される。ここで、更にレリーズボタン1が全押しされることによって、その時にLCD5に表示されていた付箋画像が選択されるようになる。
【0024】
付箋作成モードとは、撮影により記録された複数の撮影画像を意味のある画像群として取り扱えるようにすることを可能にさせるモードであって、撮影画像の管理に好適なモードである。この付箋作成モードが設定されているときに所定の付箋画像が選択されることによって、その付箋画像のファイルとして、これから撮影される画像のファイル名に一対一に関連付けされるファイル名を付与した付箋画像ファイル(付箋情報ファイルの一例)を作成し、その付箋画像ファイルと前述のこれから撮影される画像のファイルとを共通のメディア(記録媒体)に記録する、等といった処理が行われる。或いは、その付箋画像のファイルとして、既に撮影された画像のファイル名に一対一に関連付けされたファイル名を付与した付箋画像ファイルを作成し、その付箋画像ファイルを前述の既に撮影された画像のファイルが記録されているメディアに記録する、等といった処理が行われる。
【0025】
例えば、ユーザが、撮影時(撮影モード時)において撮影対象や撮影場所を変更する際などにこれまでに撮影した撮影画像とこれから撮影する撮影画像とを区別できるように区切りを設けておきたい場合や、再生時(再生モード時)において既に撮影された所定の撮影画像群と他の撮影画像群とを区別できるように区切りを設けておきたい場合等に、付箋作成モードを設定して所定の付箋画像を選択することによって、後にその付箋画像のファイルのファイル名を確認するだけで複数の撮影画像の中から関連する撮影画像群を容易に判別すること等が可能になるものである。
【0026】
一方、付箋作成モードが設定指示されていないときには、通常通り、レリーズボタン1が半押しされると撮影準備指示が行われ、それが全押しされると撮影指示が行われる。
尚、本実施形態に係る電子カメラにおいては、撮影した順番に従って、例えば”P0001.jpg”、”P0002.jpg”、”P0003.jpg”・・・等といった具合に連続する番号を用いたファイル名が撮影画像ファイルに付与されるものとする。
【0027】
また、カメラ背面には、撮影モードダイヤル2、十字キー3、再生ボタン4、LCD( Liquid Crystal Device :液晶表示部)5等が設けられている。
撮影モードダイヤル2は、オートモード、プログラムモード、及び前述の付箋作成モード等の各種のモードの設定指示を行うためのものである。撮影モードダイヤル2上には、オートモードを示す目印2a(Auto)、プログラムモードを示す目印2b(P)、付箋作成モードを示す目印2c等が記されており、このダイヤルが回動され所定の目印が指標6に合わせられることによって、その指標6に合わせられた目印が示すモードの設定指示が行われる。
【0028】
十字キー3は、LCD5に表示された画像や各種メニュー中の項目等の選択指示を行うためのものである。
再生ボタン4は、この電子カメラに装着されているメディアに記録された画像の再生を可能にする再生モードの設定指示を行うためのものである。
【0029】
LCD5は、撮影画像、付箋画像、及び各種メニュー項目等が表示される表示部である。同図(a) の例では、付箋画像3が表示されている。
続いて、この電子カメラのシステム構成について図2を用いて説明する。
同図において、撮影レンズ部11は、ズームレンズ、絞り部、フォーカスレンズ等を含んで構成され、被写体像を撮像素子12上に結像させる。
【0030】
撮像素子12は、例えばCCD(Charge Coupled Device )であり、撮影レンズ部11の作用により撮像素子12上に結像している被写体像を光電変換して画像を表現している電気信号を出力する。
撮像回路13は、ノイズ成分を低減させるCDS(Correlated Double Sampling)や信号レベルを安定化させるAGC(Automatic Gain Control)等を備え、撮像素子12から出力されたアナログ電気信号のノイズ成分を低減させると共に、信号レベルを安定化させて出力する。
【0031】
A/D部14は、撮像回路13からの出力であるアナログ電気信号をデジタル電気信号に変換して出力する。
また、そのA/D部14、SDRAM15、ROM16、ASIC17、システムコントローラ18、ドライブコントローラ19、I/F20、21、ビデオエンコーダ22は、何れもバスライン23に接続されており、相互にデータの授受が可能なように構成されている。
【0032】
SDRAM( Synchronous Dynamic Random Access Memory )15は、A/D部14から出力される画像データ(デジタル電気信号)やASIC17による各種画像処理における処理中の画像データ等の一時保存用として、或いはシステムコントローラ18による制御処理の実行のためのワークエリア等として使用されるメモリである。
【0033】
ROM16は、システムコントローラ18のCPUにより実行されるカメラプログラム(付箋情報処理プログラムを含む)や付箋画像データ(静止画情報)等が予め格納されているメモリである。
ASIC( Application Specific Integrated Circuit )17は、システムコントローラ18の制御の基に、画像データの記録・再生のためのJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式による画像データの圧縮・伸張処理や、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、及びリサイズ処理等といった各種の画像処理や、ROM16に格納されている所定の付箋画像データにヘッダ情報(付帯情報)を付加して付箋画像ファイルを作成する付箋画像ファイル作成処理等を行う。
【0034】
システムコントローラ18は、CPU等を備え、そのCPUがROM16に予め格納されているカメラプログラムを読み出し実行することによって、この電子カメラの全体の動作を制御する。
ドライブコントローラ19は、ディスクドライブ24(例えばカードスロット等)を制御することによって、ディスクドライブ24に装着されたメディア25とバスライン23を接続し、バスライン23に接続されている構成要素(例えばASIC17等)とメディア25との間でのデータの授受を可能にさせる。
【0035】
メディア25は、撮像素子12等を介して得られた画像データ(静止画像データ又は動画像データ)であってASIC17により圧縮された画像データ等が記録される着脱可能な記録媒体であって、例えば、メモリカードや、光磁気ディスク(MO)や、超小型のカード型ハードディスク等である。
【0036】
I/F20は、USB( Universal Serial Bus )規格に則したインターフェイスであって、USB端子26に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)等の外部機器とバスライン23を接続し、バスライン23に接続されている構成要素とUSB端子に接続されている外部機器との間でのデータの授受を可能にさせる。これにより、例えば、メディア25に記録された画像データを、USB端子26に接続されたPCへ出力すること等が可能になる。
【0037】
I/F21は、ビデオ入力端子27に接続された外部機器とバスライン23を接続するためのインターフェイスであって、ビデオ入力端子27に接続された外部機器から出力されたビデオ信号を、バスライン23に接続されている構成要素にて処理可能なデータに変換してバスライン23に接続されている構成要素へ出力することを可能にさせる。
【0038】
ビデオエンコーダ22は、メディア25に記録された画像データであってASIC17により伸長された画像データ等をビデオ信号に変換し、ビデオ出力端子28に接続されているテレビジョン等の外部表示部へ出力する。或いは、ビデオエンコーダ22は、そのASIC17により伸長された画像データ等をLCDドライバ29へ出力する。
【0039】
LCDドライバ29は、ビデオエンコーダ22から出力された画像データを基にLCD5を駆動し、LCD5に画像データに基づく画像を表示させる。
レンズ駆動制御回路30はシステムコントローラ18の制御の基にレンズ駆動部31を制御し、レンズ駆動部31はレンズ駆動制御回路30の制御の基に撮影レンズ部11のフォーカスレンズやズームレンズを移動させる。
【0040】
ストロボ発光部32は、システムコントローラ18の制御の基にストロボを発光する。
電源部33は、システムコントローラ18の制御の基に、外部電源入力端子34から入力される外部電源(AC電源)の電力を、この電子カメラの各部へ供給する。
【0041】
操作部35は、ユーザからの各種指示を受け付け、受け付けた指示をシステムコントローラへ通知する。この操作部35には、前述のレリーズボタン1、撮影モードダイヤル2、十字キー3、再生ボタン4等が含まれる。
続いて、この電子カメラの制御処理について説明する。尚、この制御処理は、システムコントローラ18のCPUがROM16に格納されているカメラプログラムを読み出し実行することによって行われる。
【0042】
図3は、撮影モード中に実行される付箋情報処理の一例を示すフローチャートである。尚、本処理は、動作モードが撮影モードから他のモード(例えば再生モード)へ切り替えられるまで繰り返し行われる処理である。
同図において、まず、S301では、撮影モードダイヤル2の回動位置に応じて、付箋作成モードが設定指示されているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には付箋画像ファイル作成処理が開始されるS302へ処理が進み、Noの場合(例えばオートモード又はプログラムモード等の場合)には通常の撮影処理が開始されるS312へ処理が進む。
【0043】
S302では、レリーズボタン1が半押しされているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS303へ処理が進み、Noの場合には本ステップを繰り返す。
S303では、nの値が1に設定される(n=1)。
【0044】
S304では、ROM16に格納されている付箋番号nの付箋画像(付箋画像データ)が読み出されLCD5へ表示される。尚、本フローにおいては、付箋番号1からmまでのm個の付箋画像がROM16に格納されているものとする。
S305では、タイマーカウントがスタートする。
【0045】
S306では、タイマーカウントの値が所定値よりも大きいか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS307へ処理が進み、Noの場合にはS309へ処理が進む。尚、この所定値は、各付箋画像を順に表示させるときの表示時間間隔を示すものである。
【0046】
S307では、nの値がインクリメントされる(n=n+1)。
S308では、nの値がmの値よりも大きいか(n>m)否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS303へ処理が戻り、Noの場合にはS304へ処理が戻る。このような判定処理により、nの値がROM16に格納されている付箋画像の総数mを上回ったときには、再び付箋番号1の付箋画像から表示されるようになる。
【0047】
S309では、レリーズボタン1が全押しされているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS311へ処理が進み、Noの場合には、S310へ処理が進む。
S310では、レリーズボタン1が半押しされているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS306へ処理が戻り、Noの場合にはS302へ処理が戻る。このような判定処理により、レリーズボタン1が半押しし続けられているときは、前述の所定値が示す所定時間間隔毎に各付箋画像が順にLCD5に表示されるようになる。
【0048】
S311では、付箋画像ファイルの作成が行われる。すなわち、ファイル名が、これから実際に撮影される(次に撮影される)画像のファイル名に一対一に関連付けされるファイル名であって、前述のS309にてレリーズボタン1が全押しされたときにLCD5に表示されていた付箋画像の付箋画像データ(但し圧縮処理後のもの)と、その付箋画像の付箋番号n、付箋画像ファイルの作成日時、記録先となるメディア(この電子カメラに装着されているメディア)のフォーマット日時、及び前述の付箋画像ファイルのファイル名等のヘッダ情報とからなる付箋画像ファイルが作成され、メディア25に記録される。
【0049】
例えば、最後に撮影された画像のファイル名が”P0105.jpg”であったときには、次に撮影される画像のファイル名が”P0106.jpg”になるので、付箋画像ファイルのファイル名が”F0106.jpg”になることになる。或いは、まだ撮影された画像がない場合(メディアに何れの撮影画像も記録されていない場合)には、次に撮影される画像のファイル名が”P0001.jpg”になるので、付箋画像ファイルのファイル名は”F0001.jpg”になることになる。
【0050】
尚、本実施形態において、ファイル名の先頭文字が”P”のものは撮影画像ファイルを示し、それが”F”のものは付箋画像ファイルを示すものとする。
また、前述のS311において、ヘッダ情報には、前述の付箋番号n、付箋画像ファイルの作成日時、記録先となるメディアのフォーマット日時、及び付箋画像ファイルのファイル名等の少なくとも何れか一つ或いは複数のものが含まれるように構成しても良い。
【0051】
一方、通常撮影処理が開始されるS312では、レリーズボタン1が半押しされているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS313へ処理が進み、Noの場合には本処理を繰り返す。
S313では、AE( Automatic Exposure :自動露出調節)処理、及びAF( Automatic Focus :自動焦点調節)処理が行われ、被写体に応じた撮影条件(シャッタースピードや露出値など)等が設定される。
【0052】
S314では、レリーズボタン1が全押しされているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合にはS315へ処理が進み、Noの場合には本処理を繰り返す。
S315では、S313の処理にて設定されている撮影条件に基づいて実際に被写体に対する撮影処理が行われ、被写体に応じた画像データが取得される。
【0053】
S316では、撮影画像ファイルが作成される。すなわち、ファイル名が、前回に撮影された画像のファイル名に続く番号を付したファイル名であって、前ステップで取得された画像データと、撮影日時、及び撮影時の撮影条件(シャッタースピード、露出値等)等のヘッダ情報とからなる撮影画像ファイルが作成され、メディア25に記録される。
【0054】
このようにして、S311の付箋画像ファイル作成処理、或いはS316の撮影画像ファイル作成処理が終了すると、本フローが終了する。
以上、本フローに示した処理をシステムコントローラ18のCPUが実行することによって、付箋作成モードにて所定の付箋画像が選択されて付箋画像ファイルが作成・記録された後に、付箋作成モード以外のモード(オートモードやプログラムモード等)が設定されて撮影が行われると、付箋画像ファイルのファイル名と撮影画像ファイルのファイル名とが一対一に関連付けされて、共通の記録媒体であるメディア25に記録されるようになる。これにより、ユーザは、撮影中において、例えば撮影対象や撮影場所を変更する等の際に、付箋作成モードを設定指示して所定の付箋画像を選択しておくことで、それまでに撮影した撮影画像とこれから撮影する撮影画像とを区別するのに有効なファイル名の付箋画像ファイルを記録させておくことが可能になる。
【0055】
続いて、図4は、再生モード中に実行される付箋情報処理の一例を示すフローチャートである。尚、本処理は、再生ボタン4が押下されて再生モードが設定指示されることによって開始される処理であって、動作モードが再生モードから他のモード(例えば撮影モード)に切り替えられるまで、繰り返し行われる処理である。
【0056】
同図において、まず、S401では、対象画像の選択が行われる。具体的には、十字キー3の操作に応じてLCD5に表示された、メディア25に記録されている所定の撮影画像が選択される。
S402では、撮影モードダイヤル2の回動位置に応じて、付箋作成モードが設定指示されているか否かが判定され、その判定結果がYesの場合には付箋画像ファイル作成処理が開始されるS403へ処理が進み、Noの場合には通常の再生処理が行われるS413へ処理が進む。
【0057】
続くS403乃至S411では、前述の図3に示したS302乃至S310と同様の処理が行われる。
S412では、付箋画像ファイルの作成が行われる。すなわち、ファイル名が、前述のS401にて選択された対象画像のファイル名に一対一に関連付けされたファイル名であって、S410にてレリーズボタン1が全押しされたときにLCD5に表示されていた付箋画像の付箋画像データ(但し圧縮処理後のもの)と、その付箋画像の付箋番号n、付箋画像ファイルの作成日時、記録先となるメディア(この電子カメラに装着されているメディア)のフォーマット日時、及び前述の付箋画像ファイルのファイル名等のヘッダ情報とからなる付箋画像ファイルが作成され、メディア25に記録される。
【0058】
例えば、選択された対象画像のファイル名が”P0105.jpg”であるときには、付箋画像ファイルのファイル名が”F0105.jpg”になることになる。
一方、通常の再生処理が開始されるS413では、前述のS401にて選択された対象画像の再生処理が行われる。
【0059】
このようにして、S412の付箋画像ファイル作成処理、或いはS413の通常の再生処理が終了すると、本フローが終了する。
以上、本フローに示した処理をシステムコントローラ18のCPUが実行することによって、対象画像の選択及び付箋作成モードの設定が為されて付箋画像が選択されると、その付箋画像のファイルのファイル名が、対象画像のファイルのファイル名に一対一に関連付けされて、共通の記録媒体であるメディア25に記録されるようになる。これにより、ユーザは、メディア25に記録されている画像の再生中において、例えば撮影対象や撮影場所等が異なる撮影画像群の切れ目となる撮影画像ような、関連する撮影画像群の切れ目となる撮影画像を選択し、付箋作成モードを設定指示して所定の付箋画像を選択することによって、関連する所定の撮影画像群と他の撮影画像群とを区別するのに有効なファイル名の付箋画像ファイルを記録させておくことが可能になる。
【0060】
尚、本フローのS413の処理において、対象画像が、既に作成された付箋画像ファイルに基づく付箋画像であるときには、その付箋画像を再生するように構成しても良い。
また、本フローにおいては示していないが、再生モード中において、LCD5に表示(再生)された画像の消去指示が行われたときには、その指示対象になった画像(画像ファイル)がメディア25から消去される消去処理が行われる。但し、消去された画像ファイルが、例えば、付箋画像ファイルのファイル名に一対一に関連付けされたファイル名の撮影画像ファイルであったときには、その付箋画像ファイルと撮影画像ファイルの関連付けが損なわれることになるので、そのような場合には、付箋画像ファイルのファイル名を、メディア25に記録されている撮影画像ファイルの中で、消去された撮影画像ファイルの次に記録された撮影画像ファイルのファイル名にリネームさせるように処理する。すなわち、消去された撮影画像ファイルのファイル名に付与された番号以降のものであってその番号に一番近い番号のファイル名が付与されている撮影画像ファイルのファイル名にリネームさせるように処理する。これにより、消去前の関係を維持しながら、付箋画像ファイルと撮影画像ファイルとの対応付けを適正に保つことが可能になる。
【0061】
例えば、メディア25に、付箋画像ファイル”F0105.jpg”と撮影画像ファイル”P0105.jpg”及び”P0106.jpg”等が記録されていたときに、撮影画像ファイル”P0105.jpg”が消去されたときには、付箋画像ファイル”F0105.jpg”のファイル名が”F0106.jpg”にリネームされ、付箋画像ファイル”F0106.jpg”は、撮影画像ファイル”P0106.jpg”に関連付けされるようになる。
【0062】
続いて、前述の図3及び図4に示したフローにより作成される付箋画像ファイルのファイル構造と、メディア25に記録された付箋画像ファイルと撮影画像ファイルについて図5(a),(b) を用いて説明する。
同図(a) は、前述のS311或いはS412の処理により作成された付箋画像ファイル(ここでは、”F0105.jpg”とする)のファイル構造を示した図である。
【0063】
同図(a) に示したように、付箋画像ファイルは、撮影画像ファイルと同様に、例えばExif( Exchangeable image file format)等の画像ファイルフォーマットに準じ、画像データ部とヘッダ部とから構成されている。画像データ部には、付箋画像を表現する付箋画像データが含まれ、ヘッダ部には、付箋画像の付箋番号、付箋画像ファイルの作成日時(付箋作成日時)、付箋画像ファイルが記録されたメディア25のフォーマット日時、付箋画像ファイルのファイル名、及びその他の事項、等に関する情報が含まれる。
【0064】
同図の例は、ヘッダ部に、付箋番号が”2”、付箋画像ファイルの作成日時が”02/02/02/0950”、メディアのフォーマット日時が”02/01/01/1205”、ファイル名が”F0105”であることを示す情報等が含まれた例である。
【0065】
尚、撮影画像ファイルのヘッダ部に対しても、メディアのフォーマット日時を含めるようにしても良い。このようにすることで、後に、複数のファイルの中から、フォーマット日時の同一のファイル、すなわち同一メディアに記録されていた撮影画像ファイルと付箋画像ファイルの判別等が可能になる。
【0066】
また、撮影モードにおいて、付箋画像ファイルが作成・記録された後から次の付箋画像ファイルが作成・記録される前までの撮影により得られた撮影画像ファイルに対して、その撮影画像ファイルのヘッダ部に、その記録された付箋画像ファイルのヘッダ部に含まれている付箋作成日時を含めるようにしても良い。このようにすることで、後に、付箋作成日時が同一の撮影画像ファイルは、その付箋画像ファイル下のファイルであることを判別すること等が可能になる。
【0067】
続いて、同図(b) は、メディア25に記録された付箋画像ファイルと撮影画像ファイルの一覧を、ファイル名に付与されている番号順に並べて示した図である。
同図(b) において、付箋画像である”F0001.jpg”又は”F0105.jpg”は、撮影モード時において、撮影画像である”P0001.jpg”又は”P0105.jpg”が得られる前(撮影される前)に、ユーザにより付箋作成モードが設定され所定の付箋画像が選択されたときに記録されたものである。
【0068】
例えば、付箋画像である”F0105.jpg”は、ユーザが、撮影対象や撮影場所を変更する等の際に、これまでに撮影した撮影画像である”P0104.jpg”以前の画像と、これから撮影する撮影画像である”P0105.jpg”以降の画像とを区別できるように区切りを設けておきたい場合等に、作成・記録されたものである。これにより、ユーザは、後に”F0105.jpg”のファイル名を確認するだけで、撮影対象等が変更される前の撮影画像(”P0104.jpg”以前の画像)と、撮影対象等が変更された後の撮影画像(”P0105.jpg”以降の画像)とを容易に区別することができる。
【0069】
或いは、付箋画像である”F0001.jpg”又は”F0105.jpg”は、再生モード時において、”P0001.jpg”又は”P0105.jpg”が再生された時に、ユーザにより付箋作成モードが設定され所定の付箋画像が選択されたときに記録されたものである。
【0070】
例えば、付箋画像である”F0105.jpg”は、ユーザが、既に撮影された所定の撮影画像群である”P0001.jpg”乃至”P0104.jpg”と他の撮影画像群である”P0105.jpg”以降の画像群とを区別できるように区切りを設けておきたい場合等に、作成・記録されたものである。これにより、ユーザは、後に”F0105.jpg”のファイル名を確認するだけで、所定の撮影画像群である”P0001.jpg”乃至”P0104.jpg”と他の撮影画像群である”P0105.jpg”以降の画像群とを容易に区別することができる。
【0071】
尚、本実施形態において、同図(b) に示した”F0001.jpg”、すなわち先頭となる付箋画像ファイルについては、メディア25のフォーマット時に自動的に作成されるように構成しても良い。
次に、前述の図5(b) に示した、メディア25に記録された付箋画像ファイルと撮影画像ファイルが、外部装置(例えばパーソナルコンピュータシステム等)へ転送され、そこで、転送された画像ファイルの一覧表示が行われたときの表示画面の一例について説明する。但し、その外部装置は、画像ファイルを、名前順(ファイル名順)、サイズ順(容量順)、撮影日付順等に並べて一覧表示させる機能を備えているものとする。
【0072】
図6(a),(b),(c) は、そのような表示画面の一例を示した図である。
同図(a) は、転送された画像ファイルが名前順に一覧表示されたときの表示画面の一例である。同図(a)の例では、名前順に、始めに付箋画像ファイルが示され、続いて撮影画像ファイルが示されている。これにより、ユーザは、付箋画像ファイルのファイル名を確認することによって、転送された画像ファイルの中から、関連する撮影画像ファイルを抽出すること等が可能になる。例えば、付箋画像ファイルのファイル名”F0001.jpg”と”F0105.jpg”を確認することによって、”P0001.jpg”乃至”0104.jpg”までのファイルが関連する撮影画像ファイル(例えば撮影対象や撮影場所などが同一)であることを判別することができ、その関連する撮影画像ファイル群を容易に抽出すること等が可能になる。
【0073】
また、同図(b) は、転送された画像ファイルがサイズ順に一覧表示されたときの表示画面の一例である。同図(b) の例では、サイズ順に、始めに撮影画像ファイルが示され、続いて付箋画像ファイルが示されている。このような場合においても、ユーザは、付箋画像ファイルのファイル名を確認することによって、転送された画像ファイルの中から、関連する撮影画像ファイルを抽出すること等が可能になる。尚、同図(b) の例は、サイズ順に一覧表示させた結果、撮影画像ファイル及び付箋画像ファイル共に名前順にファイル名が並べられて表示された例である。
【0074】
また、同図(c) は、転送された画像ファイルが撮影日付順に一覧表示されたときの表示画面の一例である。尚、付箋画像ファイルについては、付箋作成日時が撮影日付として取り扱われる。同図(c) の例では、撮影日付順に、始めに付箋画像ファイルである”F001.jpg”が示され、続いて撮影画像ファイルが示され、最後に付箋画像ファイルである”F0105.jpg”が示されている。このような場合においても、ユーザは、付箋画像ファイルのファイル名を確認することによって、転送された画像ファイルの中から、関連する撮影画像ファイルを抽出すること等が可能になる。
【0075】
以上、同図(a),(b),(c) に示したように、転送された画像ファイルがどのように並べられて一覧表示されたとしても、ユーザが付箋画像ファイルのファイル名を確認することによって、関連する撮影画像ファイル群を容易に判別することができ、また、それを特別な画像処理用のソフトウェア等を用いずに容易に行うことができる。よって、関連する撮影画像ファイル群を容易に抽出すること等が可能になる。
【0076】
また、転送された画像ファイルが、別々のフォルダ(或いはディレクトリー)に格納された場合であっても、転送された画像ファイルのヘッダ情報に含まれるフォーマット日時を参照することによって、同一メディアに記録されていた画像ファイルを容易に抽出すること等が可能になる。
【0077】
以上、本実施形態によれば、撮影モード時或いは再生モード時において、ユーザが区切りを設けておきたいところで付箋作成モードを設定して所定の付箋画像を選択することによって、その区切りとなる所定の撮影画像ファイルのファイル名に一対一に関連付けされたファイル名を付与した付箋画像ファイルをメディア25に記録させることができる。また、後に、メディア25に記録された画像ファイルがパーソナルコンピュータシステム等の外部装置に転送され、そこで画像ファイルの一覧表示が行われたときに、ユーザは、付箋画像ファイルのファイル名を確認するだけで、関連する撮影画像群を容易に判別することができ、その関連する撮影画像群を容易に抽出すること等が可能になる。よって、撮影画像の管理が容易になる。
【0078】
尚、本実施形態において、付箋画像の代わりに、付箋文字或いは付箋動画像を用いるようにしても良い。この場合、ROM16には付箋画像データの代わりに付箋文字データ或いは付箋動画像データ(動画情報)が記憶され、前述の付箋画像ファイルと同様に、付箋文字ファイル(付箋情報ファイルの一例)或いは付箋動画像ファイル(付箋情報ファイルの一例)の作成等の処理が行われる。
【0079】
図7(a) は、付箋文字ファイルがメディア25に記録された例、同図(b) は、付箋動画像ファイルがメディア25に記録された例を示した図である。
同図(a) において、”F0001.txt”及び”F0105.txt”は、付箋文字ファイル(テキスト形式の文字ファイル)を示している。また、同図(b) において、”F0001.mov”及び”F0105.mov”は、付箋動画像ファイル(動画形式の動画像ファイル)を示している。この付箋文字ファイル或いは付箋動画像ファイルも、付箋画像ファイル等と同様にExif等の画像ファイルフォーマットに準じ、そのヘッダ部には、付箋画像ファイルと同様に、付箋番号、付箋作成日時、フォーマット日時、及びファイル名、等に関する情報が含まれる。
【0080】
このように、付箋画像ファイルの代わりに、付箋文字ファイル或いは付箋動画像ファイルを用いることも可能である。
また、同図(c) は、同図(a) に示した、メディア25に記録された付箋文字ファイルと撮影画像ファイルが外部装置に転送され、そこで、転送された画像ファイルが種類順に一覧表示されたときの表示画面の一例である。
【0081】
同図(c) の例では、ファイルの種類順に、始めに付箋文字ファイルが示され、続いて撮影画像ファイルが示されている。このような場合においても、図6(a),(b),(c) と同様に、ユーザは、付箋文字ファイルのファイル名を確認することによって、転送された画像ファイルの中から、関連する撮影画像ファイルを抽出すること等が可能になる。
【0082】
以上、本発明の電子カメラ、その撮影方法、及びその再生方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良及び変更を行っても良いのはもちろんである。
【0083】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明によれば、共通の記録媒体に記録されている複数の画像ファイルを意味のある画像群として取り扱うことを可能にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a) は本発明の一実施の形態に係る電子カメラの外観図、(b) は電子カメラに登録されている付箋画像の一例を示した図、(c) は電子カメラのLCDに表示される表示画面の一例を示した図である。
【図2】電子カメラのシステム構成を示した図である。
【図3】撮影モード中に実行される付箋情報処理の一例を示すフローチャートである。
【図4】再生モード中に実行される付箋情報処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】 (a)は付箋画像ファイルのファイル構造を示した図、(b) はメディアに記録された付箋画像ファイル及び撮影画像ファイルを示した図である。
【図6】 (a),(b),(c) は、転送された画像ファイルの一覧表示が行われたときの表示画面の一例を示した図である。
【図7】 (a) は付箋文字ファイルがメディアに記録された例を示した図、(b) は付箋動画像ファイルがメディアに記録された例を示した図、(c) は(a) に示した付箋文字ファイルと撮影画像ファイルが外部装置に転送され、そこで、転送された画像ファイルが種類順に一覧表示されたときの表示画面の一例を示した図である。
【符号の説明】
1 レリーズボタン
2 撮影モードダイヤル
2a、2b、2c 目印
3 十字キー
4 再生ボタン
5 LCD
6 指標
11 撮影レンズ部
12 撮像素子
13 撮像回路
14 A/D部
15 SDRAM
16 ROM
17 ASIC
18 システムコントローラ
19 ドライブコントローラ
20、21 I/F
22 ビデオエンコーダ
23 バスライン
24 ディスクドライブ
25 メディア
26 USB端子
27 ビデオ入力端子
28 ビデオ出力端子
29 LCDドライバ
30 レンズ駆動制御回路
31 レンズ駆動部
32 ストロボ発行部
33 電源部
34 外部電源入力端子
35 操作部

Claims (10)

  1. 撮影画像を着脱自在の記録媒体に格納する電子カメラであって、
    撮影画像に対応する情報を有し、撮影画像群の区切りとすべき撮影画像ファイルのファイル名と一対一に関連付けされたファイル名を付与した付箋情報ファイルを撮影前に作成すると共に、上記撮影画像ファイルと上記付箋情報ファイルとを共通の記録媒体に記録する、
    ことを特徴とする電子カメラ。
  2. 着脱自在の記録媒体に格納された撮影画像を再生可能な電子カメラであって、
    記録済み画像ファイルの再生時に、撮影画像群の区切りとすべき当該画像ファイルと一対一に対応する付箋情報ファイルを作成すると共に、上記付箋情報ファイルを前記記録済み画像ファイルと共通の記録媒体に追記する、
    ことを特徴とする電子カメラ。
  3. 上記付箋情報ファイルは、静止画情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の電子カメラ。
  4. 上記付箋情報ファイルは、動画情報を含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の電子カメラ。
  5. 上記作成した付箋情報ファイルを随時参照可能としたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の電子カメラ。
  6. 上記付箋情報ファイルを作成するための動作モードを備えたことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の電子カメラ。
  7. 上記付箋情報ファイルは、付帯情報として、付箋情報番号、付箋情報作成日時、当該付箋情報ファイルのファイル名、及び記録先となる記録媒体のフォーマット日時の少なくとも何れか一つを含む、
    ことを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の電子カメラ。
  8. 記録済み画像ファイルの再生時に、前記共通の記録媒体に追記された前記付箋情報ファイルに一対一に対応する画像ファイルが消去されたときは前記付箋情報ファイルのファイル名を撮影画像群の新しい区切りになる画像ファイルのファイル名と一対一に対応するファイル名にリネームする、
    ことを特徴とする請求項2記載の電子カメラ。
  9. 撮影画像を着脱自在の記録媒体に格納する電子カメラにおいて、
    撮影画像に対応する情報を有し、撮影画像群の区切りとすべき撮影画像ファイルのファイル名と一対一に関連付けされたファイル名を付与した付箋情報ファイルを撮影前に作成し、
    上記撮影画像ファイルと上記付箋情報ファイルとを共通の記録媒体に記録する、
    ことを特徴とする電子カメラの撮影方法。
  10. 着脱自在の記録媒体に格納された撮影画像を再生可能な電子カメラにおいて、
    記録済み画像ファイルの再生時に、撮影画像群の区切りとすべき当該画像ファイルと一対一に対応する付箋情報ファイルを作成し、
    上記付箋情報ファイルを前記記録済み画像ファイルと共通の記録媒体に追記する、
    ことを特徴とする電子カメラの再生方法。
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