JP4069404B2 - 拡大表示機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルオシロスコープ等の画面に表示された波形等を拡大するための拡大表示機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
入力端子から入力された信号は減衰器21及び増幅器22を通り、A/D変換器23に入力される。A/D変換器23によりディジタル値に変換されたデータはデータ処理回路24を介して時間軸設定にあったサンプルレートで波形メモリ25に書き込まれる。波形メモリ25に書き込まれたデータは表示処理回路26において表示データに変換し表示メモリ27に記憶される。このデータを元に表示器28に波形が表示される(図4参照)。
【0003】
通常、波形メモリ25には、表示器28の分解能に比べてより細かい時間分解能でサンプリングされたデータが保存されている。表示処理回路26は上記のデータ圧縮し、表示器28の分解能に対応させて表示メモリ27に書き込む。波形の一部を拡大するときには、データの圧縮率を変更して表示データを生成し直す(図5参照)。具体的には、図5(1)に示すように波形メモリ25には時系列に従って、表示メモリ27内の各ライン(A、B、C等)のデータ(a、b、c、d等)が保存されている。図5(2)に示す通常表示の場合には、表示メモリ内で各ライン毎にデータが保存されているが、図5(3)に示す拡大表示になると各ライン毎のデータが時間軸に沿って拡がる。これはデータの圧縮率が変更することによるものである。
【0004】
一方、ディジタルオシロスコープには、一度表示した波形を一定時間あるいは無限時間画面に表示しつづける機能であるアキュムレート表示あるいはパーシスタンス表示と呼ばれる機能を有するものがある。この機能は発生頻度の少ない異常現象や、データバス等にいわゆるアイパターンと呼ばれる波形を観測する際に有効である。従来のディジタルオシロスコープでは、表示メモリ27上に波形データを蓄積することによってこの機能を実現している。
【0005】
また、デジタルオシロスコープ等の波形測定器には、一般にカーソルと呼ばれる線や記号で指示した任意の位置や電圧や時間を読み出す機能がある。通常、オペレータは表示画面上の波形を目視してカーソル操作することが多い。一方、近年のデジタルオシロスコープでは、画面の分解能よりも細かい分解能で波形をサンプリングしてこのデータを圧縮して表示しているものが少なくない。
【0006】
例えば、10000データのサンプリングデータを水平方向の分解能が500ポイントの表示器に表示させる場合は、元のデータに比べて表示データの情報量は1/20に圧縮されている。このようなオシロスコープで図6のような波形60のパルス幅60cをカーソル機能を用いて読み出す場合を考える。オペレータは画面上の波形を目視して立上り部分60aと立下部分60bにそれぞれカーソルの位置61、62を移動させて、2つのカーソル間の距離を読み出すことになるが、画面上のデータは圧縮されているのため、表示器の分解能以上に正確にカーソル位置を指定することはできない。
【0007】
そこで、元のデータの分解能の正確さを得るためにズーム機能を用いる。ズーム機能は、オペレータが指示した立上部分60aと立下部分60bにズームの基点を設定し、所望の波形60を拡大する。次に、拡大波形70と対比することによって正確にカーソル位置を指定することができる(図7参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ディジタルオシロスコープの表示メモリの分解能は、表示器の画素数に対応しているためアキュムレート表示した波形を拡大することは難しい。
【0009】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、アキュムレート表示した波形を拡大表示できるディジタルオシロスコープを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、減衰器と増幅器とA/D変換器とデータ処理回路と波形メモリと表示器を備える拡大表示機構において、表示器の表示を最大の拡大率とした時の分解能でビットマップイメージの表示データを生成して1次表示メモリに書き込む第1表示処理回路と、前記1次表示メモリのビットマップイメージの表示データのデータ圧縮率を変更する第2表示処理回路とを具備し、前記表示器には前記第2表示処理回路で圧縮された表示データに基づいた表示を行うことを特徴とする。
【0011】
請求項2の発明は、請求項1記載の拡大表示機構において、前記1次表示メモリにビットマップイメージの波形表示データを蓄積し、アキュムレート表示することを特徴とする。
【0012】
表示器の表示を最大の拡大率とした時の分解能でビットマップイメージの表示データが書き込まれる1次表示メモリに波形等の表示データを蓄積し、この1次表示メモリのビットマップイメージデータの圧縮率を変更して表示器で表示を行うことにより、アキュムレート表示した波形等の拡大表示が可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0015】
(例1)
図1に示す本発明の実施の形態では、図4に示す従来のディジタルオシロスコープの構成に2次表示処理回路8及び2次表示メモリ9が追加された構成になっている。
【0016】
つぎに、本実施の形態の信号の流れについて説明する。入力端子から入力された信号は減衰器1及び増幅器2を通り、A/D変換器3に入力される。A/D変換器3によりディジタル値に変換されたデータはデータ処理回路4を介して時間軸設定にあったサンプルレートで波形メモリ5に書き込まれる。
【0017】
1次表示処理回路6では、最大の拡大率とした時の分解能で表示データを生成し、1次表示メモリ7に書き込む。2次表示処理回路8では、上記のビットマップイメージを実際の表示器の分解能に再圧縮し、そのデータを2次表示メモリ9に書き込む。このデータを元に表示器10に波形が表示される(図3参照)。アキュムレート表示では1次表示メモリ7上に波形を蓄積し、波形を拡大表示する時には上記のデータの圧縮率を変更して2次表示メモリ9上に表示データを生成する(図2参照)
【0018】
(例2)
図3に本発明の実施の形態の例2を示す。図3では波形と波形の部分的な拡大図とが示されている。まず、ディジタルオシロスコープの画面30上に波形40を表示する。画面30上でカーソルをONにすると、カーソルと同時にカーソル付近の波形40の拡大図42、44があらわれる。カーソル位置を移動すると元の表示枠の中でカーソルが移動し、新しく発生した枠(拡大図42、44)の中では波形が移動する。つまり、新しく発生した枠(拡大図42、44)内でカーソルの移動に基準点(拡大図42、44内でのカーソル)が追従することになる。このことによりカーソルの位置の指示が容易になる。また、図3においては波形40の付近二箇所でカーソルをONしているが、必要に応じて増やすことも可能である。さらに、図3においては、水平方向に拡大する例を説明したが、垂直方向の拡大であってもよい。
【0019】
カーソルは図3に示す線のタイプには限らず、例えばマーカーのようなものや、パソコン画面等で見られるマウスのインジケータのようなものであってもい。図3に示すようなオシロスコープに限らず、例えばCADらドロー系のソフトウェアにおいて、マウス等のポインティングデバイスを用いて、図形の入力、移動等を行う際に、ポインティングデバイスに指示位置付近の拡大画面が自動的に表示される装置等に用いることも可能である。
【0020】
【発明の効果】
本発明によれば、従来表示できなかったアキュムレート表示した波形を拡大表示できるディジタルオシロスコープが実現できる。また、波形データはメモリ内に記憶されているため、水平軸方向の拡大表示が可能になる。さらに、2次表示メモリは必ずしも必要ではなく、圧縮しながら表示できれば拡大表示は可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態であるディジタルオシロスコープの構成を示す概略図である。
【図2】ディジタルオシロスコープの画面に表示された波形を示す波形図である。
【図3】画面に表示された波形の部分的に拡大された拡大図を示す説明図である。
【図4】従来のディジタルオシロスコープの構成を示す概略図である。
【図5】波形メモリと波形の表示との関係を示す説明図である。
(1)は波形メモリ内のデータの状況を示す説明図である。
(2)は表示メモリにおける通常表示の場合の表示メモリを示す説明図である。
(3)は表示メモリにおける拡大表示の場合の表示メモリを示す説明図である。
【図6】画面に表示された波形を示す波形図である。
【図7】波形の通常表示と拡大表示と併せて表示した波形図である。
【符号の説明】
1 減衰器
2 増幅器
3 A/D変換器
4 データ処理回路
5 波形メモリ
6 1次表示処理回路
7 1次表示メモリ
8 2次表示処理回路
9 2次表示メモリ
10 表示器
30 画面
40 波形
42、44 拡大図
Claims (2)
- 減衰器と増幅器とA/D変換器とデータ処理回路と波形メモリと表示器を備える拡大表示機構において、
表示器の表示を最大の拡大率とした時の分解能でビットマップイメージの表示データを生成して1次表示メモリに書き込む第1表示処理回路と、
前記1次表示メモリのビットマップイメージの表示データのデータ圧縮率を変更する第2表示処理回路とを具備し、
前記表示器には前記第2表示処理回路で圧縮された表示データに基づいた表示を行うことを特徴とする拡大表示機構。 - 前記1次表示メモリにビットマップイメージの波形表示データを蓄積し、アキュムレート表示することを特徴とする請求項1記載の拡大表示機構。
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JP2001163988A JP4069404B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 拡大表示機構 |
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JP4069404B2 true JP4069404B2 (ja) | 2008-04-02 |
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Family Applications (1)
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JP2001163988A Expired - Fee Related JP4069404B2 (ja) | 2001-05-31 | 2001-05-31 | 拡大表示機構 |
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2001
- 2001-05-31 JP JP2001163988A patent/JP4069404B2/ja not_active Expired - Fee Related
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