JP4068603B2 - 安全手摺 - Google Patents

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Description

本発明は、建設作業現場で枠組足場を多段状に組み立てる際に、既設の下段側足場板から、新設した上段側足場板の先行仮設手摺として取り付ける安全手摺に関する。
従来のこの種の安全手摺として、例えば特許文献1に記載されたものがある。この安全手摺は、両側一対の脚柱と両脚柱の上端部をつなぐ横架材とからなる門形の建枠を対向させて両建枠の横架材間に足場板を架け渡しながら多段状に組み立てられる枠組足場に取り付ける安全手摺であって、左右縦枠、上下横枠及び縦横の中桟によって形成され、両建枠の対向する脚柱間に配置される手摺本体と、手摺本体の各縦枠の中間部に設けられ、建枠の横架材に掛止される位置決め用のフックと、手摺本体の各縦枠の下端部に設けられ、手摺本体を建枠の脚柱の上部側に固定する下部固定金具と、同手摺本体を上段側建枠の脚柱の下部側に固定する上部固定金具とからなり、各固定金具は、手摺本体の縦枠に固着された取付部材と、上端部に建枠の脚柱を掴むように嵌合する掴み材を有し、下端側に手摺本体の縦枠に係合する受け材を有する金具本体と、ロック手段とにより構成されるもので、金具本体は、取付部材に対して、掴み材が建枠の脚柱に嵌合し且つ受け材が手摺本体の縦枠に係合する固定位置と、掴み材及び受け材が脚柱及び縦枠から夫々離脱してその縦枠に沿うように折り畳み収納される収納位置との間で揺動可能に取り付けられ、固定位置及び収納位置でロック手段によってロックされるようになっている。
特開2003−343079号公報
特許文献1に記載された安全手摺では、各固定金具の金具本体は固定位置及び収納位置でロック手段によりロック可能であるから、金具本体を固定位置にロックしておけば、金具本体が振動等によって建枠の脚柱から不測に外れるおそれがなく、また手摺本体の取付けにあたって下部固定金具を収納位置にしておく際には、その収納位置にロックすれば、その金具本体が物の接触等により不測に回動して固定位置となるおそれがなく、手摺本体の取付作業をスムーズに行うことができる。しかしながら、この安全手摺では、金具本体を固定位置や収納位置にロックするのに、金具本体を固定位置や収納位置に回動させた後、この金具本体の回動操作とは別の手動操作でロックピンを着脱操作する必要があって、そのロック作業に手間がかかる、という問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑み、固定金具の一部を構成する回動部材を固定位置及び収納位置に回動操作するだけで、この回動部材を固定位置及び収納位置に自動的にロックできて、ロック作業の手間が省け、足場組立作業能率の向上が図られる安全手摺を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、両側一対の脚柱1,1と両脚柱1,1の上端部をつなぐ横架材2とからなる建枠4を対向させて両建枠4,4の横架材2,2間に足場板6を架け渡しながら多段状に組み立てられる枠組足場に取り付ける安全手摺であって、左右縦枠11,11、上下横枠12,13及び中桟14,15によって形成され、両建枠4,4の対向する脚柱1,1間に配置される手摺本体7と、手摺本体7の各縦枠11の中間部に設けられ、建枠4の横架材2に掛止される位置決め用のフック10と、各縦枠11の下端部に設けられ、手摺本体7を建枠4の脚柱1の上部側に固定する下部固定金具8と、各縦枠11の上端部に設けられ、手摺本体7を上段側建枠4の脚柱1の下部側に固定する上部固定金具9とからなる安全手摺において、上下各固定金具8,9は、手摺本体7の縦枠11に固着された取付部材16と、建枠4の脚柱1に係脱自在に係合する脚柱係合部17を一端部に有し、脚柱係合部17が脚柱1に係合する固定位置と脚柱係合部17が脚柱1から離脱して手摺本体7の縦枠11に沿うように折り畳み収納される収納位置との間で回動可能に取付部材16に枢着された回動部材18と、回動部材18を固定位置及び収納位置にロックするロック手段19とからなり、ロック手段19は、取付部材16と回動部材18との互いの摺接面部の一方側に係合突片21をバネ20によって他方の摺接面部側に弾接するように設けると共に、他方の摺接面部側に、回動部材18が回動して固定位置及び収納位置に来た時係合突片21が係脱自在に係合して回動部材18を固定位置及び収納位置に夫々ロックするロック孔22A,22Bを設けたものからなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の安全手摺において、回動部材18の他端部、即ち脚柱係合部17と反対側の端部には、固定位置において手摺本体7の縦枠11に係合し、収納位置において手摺本体7の縦枠11から離脱する縦枠係合部25を設けてなることを特徴とする。
請求項3は、請求項1に記載の安全手摺において、取付部材16は両側板16a,16aとこれらをつなぐ連結板16bとからなり、回動部材18は、両側板18a,18aと背板18bとからなるコ形本体18oの両側板18a,18aの一端部側に脚柱係合部17を形成してなるもので、コ形本体18oの両側板18a,18aを取付部材16の両側板16a,16aに摺接可能に外接させた状態で枢軸28によって枢着してなることを特徴とする。
請求項4は、請求項3に記載の安全手摺において、コ形本体18oの背板18bの、脚柱係合部17と反対側の端部に、手摺本体7の縦枠11に係合する縦枠係合部25を形成してなることを特徴とする。
請求項5は、請求項3又は4に記載の安全手摺において、ロック手段19は、基板部20aの両端部から両側板20b,20bを末広がり状に延出して台形枠状の板バネ20を形成すると共に、両側板20b,20bの夫々外側面先端側に係合突片21を突設し、この板バネ20の両側板20b,20bを圧縮させた状態で取付部材16の両側板16a,16a間に介在させて、両係合突片21を取付部材16の両側板16a,16aの貫通孔23に貫通させると共に、両係合突片21,21の先端部21a,21aを回動部材18のコ形本体18oの両側板18a,18aに設けたロック孔22A,22Bに係合させ、板バネ20の両側板20b,20bの夫々基端部側を枢軸28に挿通支持させてなることを特徴とする。
請求項6は、請求項3又は4に記載の安全手摺において、ロック手段19は第1バネ31と第2バネ32とからなるバネ20を有し、第1バネ31は基板部31aの両端部から両側板31b,31bを末広がり状に延出した台形枠状の幅広板バネからなり、第2バネ32は、基板部32aの両端部から両側板32b,32bを末広がり状に延出した台形枠状の幅狭板バネからなるもので、両側板32b,32bの夫々先端側に外側方へ突出する係合突片21,21を一体形成し、第1バネ31に第2バネ32を、第2バネ32の両側板32b,32bが第1バネ31の両側板31b,31bを横方向から挟み付けるように嵌合した状態で、両バネ31,32を取付部材16の両側板16a,16a間に配置して、第2バネ32の両係合突片21,21を取付部材16の両側板16a,16aの貫通孔24,24に貫通させると共に、両係合突片21,21の先端部21a,21aを回動部材18のコ形本体18oの両側板18a,18aに設けたロック孔22A,22Aに係合させ、それにより第1バネ31及び第2バネ32を夫々両側板31b,31b、32b,32bが平行になるように圧縮させた状態で第1バネ31の両側板31b,31bの夫々先端部を枢軸28に挿通支持させてなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、手摺本体7に取り付けてある上下各固定金具8,9を収納位置及び固定位置にロックするのに、何も特別な操作を必要とせず、回動部材18を収納位置にセットすれば、係合突片21が収納位置用ロック孔22Bに係合して、回動部材18は収納位置に自動的にロックされ、そして回動部材18を固定位置にセットすれば、係合突片21が固定位置用ロック孔22Aに係合して、回動部材18は固定位置にロックされるから、作業者はロック作業の手間が省け、足場組立作業の能率が向上する。
請求項2に係る発明によれば、回動部材18には脚柱係合部17と反対側の端部に、縦枠係合部25が設けてあるから、固定位置において回動部材18を一端側の脚柱係合部17と他端側の縦枠係合部25の両係合部によって安定状態に固定させることができる。
請求項3に係る発明によれば、上下各固定金具8,9を簡単な構造でコンパクトに構成できて、頑強な構造にすることができると共に、その製作が容易となる。
請求項4に係る発明によれば、コ形本体18oの両側板18a,18aの一端部側に脚柱係合部17を、その他端部側に縦枠係合部25を形成した上下各固定金具8,9を簡単な構造でコンパクトに構成できて、頑強な構造にすることができると共に、その製作が容易となる。
請求項5に係る発明によれば、ロック手段19は、部材点数が少なく、構造簡単にして製作が容易となる。また、このロック手段19にあっては、例えば収納位置にロックされている回動部材18の一端部を作業者が手作業で固定位置側へ回転させると、収納位置用ロック孔22Bに係合している係合突片21の先端テーパ部21aが、バネ20の付勢力に抗して固定位置用ロック孔22Aから離脱して回動部材18の側板18aの内側面に乗り上げ、しかして回動部材18の一端部を更に叩いて回動部材18を固定位置まで回動させることにより、回動部材18の脚柱係合部17が建枠4の脚柱1に係合すると同時に、縦枠係合部25が手摺本体7の縦枠11に係合し、同時にまた係合突片21の先端テーパ部21aが固定位置用ロック孔22Aに係合し、これによって回動部材18は固定位置に安定状態で確実にロックされることになる。
請求項6に係る発明によれば、上記した請求項1に係る発明の効果に加え、ロック手段19のバネ20を幅広板バネからなる第1バネ31と幅狭板バネからなる第2バネ32との二つのバネで構成しているため、ロック孔22A,22Bに対する係合突片21の係脱動作を的確に行わせることができ、それによって回動部材18を固定位置により正確にロックすることができる。
以下に本発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明すると、図1の(a) 及び(b) は本発明に係る安全手摺T1の取付方法を示す説明斜視図であり、図2の(a) は同安全手摺T1の正面図、(b) は側面図である。枠組足場は、図1に示すように、両側一対の脚柱1,1と両脚柱1,1の上端部をつなぐ横架材2と補強枠3とからなる門形の建枠4を、一定間隔に対向配置し、両建枠4,4の対向する横架材2,2間に足場板6を架け渡すと共に、両脚柱1,1間に一対のブレース5,5をX形に架け渡しながら順次多段状に組み立てられるようになっている。
この枠組足場に取り付けられる本発明の安全手摺T1は、図2から分かるように、左右の縦枠11,11、上下の横枠12,13、横中桟14及び縦中桟15、15によって一体的に形成され、両建枠4,4の対向する脚柱1,1間に配置される手摺本体7と、この手摺本体7の各縦枠11の中間部に取り付けられ、建枠4の横架材2に掛止される位置決め用のフック10と、手摺本体7の各縦枠11,12の下端部に取り付けられ、手摺本体7を建枠4の脚柱1の上部側に固定する下部固定金具8と、同手摺本体7を上段側建枠4の脚柱1の下部側に固定する上部固定金具9と、から構成される。
また図1及び図2から分かるように、手摺本体7の左側の縦枠11に取り付けられる下部固定金具8と、右側の縦枠11に取り付けられる下部固定金具8とは、連続スパン設置時において隣合う手摺本体7の下部固定金具8,8どうしが干渉しないように、互いに上下にずらして取り付けられている。上部固定金具9についても同様である。また、各位置決め用フック10は、手摺本体7の各縦枠11の高さ方向中間位置(真ん中位置)より下方に取り付けられている。
下部固定金具8と上部固定金具9とは同じ構造であって、その詳細構造を図3〜図7に示す。図3の(a) は固定金具8,9が固定位置にある時の正面図、(b) は平面図であり、図4の(a) 〜(c) は固定金具8,9が収納位置から固定位置へと姿勢変更する状態を示す説明図である。また図5の(a) は固定金具8,9の取付部材を示す正面図、(b) は平面図、(c) は側面図であり、図6の(a) は固定金具8,9の回動部材を示す正面図、(b) は平面図、(c) は底面図であり、図7の(a) は図3の(a) のX−X線拡大断面図、(b) は板バネの正面図、(b) は側面図である。
図3〜図7を参照すると、各固定金具8,9は、手摺本体7の縦枠11に固着された取付部材16と、建枠4の脚柱1に係脱自在に係合する脚柱係合部17を一端部に有し、脚柱係合部17が脚柱1に係合する固定位置と脚柱係合部17が脚柱1から離脱して手摺本体7の縦枠11に沿うように折り畳み収納される収納位置との間で回動可能に取付部材16に枢軸28によって枢着された回動部材18と、この回動部材18を固定位置及び収納位置にロックするロック手段19とによって構成される。また、回動部材18の他端部、即ち脚柱係合部17と反対側の端部に、固定位置において手摺本体7の縦枠11に係合し、収納位置において手摺本体7の縦枠11から離脱する縦枠係合部25が設けてある。
各固定金具8,9のロック手段19は、取付部材16と回動部材18との互いの摺接面部の一方側に係合突片21をバネ20によって他方の摺接面部側に弾接するように設けると共に、他方の摺接面部側に、回動部材18が回動して固定位置及び収納位置に来た時に係合突片21が係合して回動部材18を固定位置及び収納位置に夫々ロックする固定位置用ロック孔22Aと収納位置用ロック孔22Bとを設けたものからなる。
上記固定金具8,9の構造について更に詳しく説明すれば、取付部材16は、図5に示すように、両側板16a,16aとこれらをつなぐ連結板16bとにより下向きコ字状に形成されたもので、両側板16a,16aの一端側が建枠4の各縦枠11に溶接して固着され、そして両側板16a,16aの夫々先端部には下部側に枢軸挿通孔23が、上部側に貫通孔24が設けられている。
回動部材18は、図6に示すように、両側板18a,18aと背板18bとでコ形本体18oを形成すると共に、その両側板18a,18aの一端部側を延長して略ハの形に拡開することによって前記脚柱係合部17を形成し、またコ形本体18oの、脚柱係合部17と反対側の端部には手摺本体7の縦枠11に係合する円弧状凹部からなる前記縦枠係合部25を形成してなるもので、コ形本体18oの両側板18a,18aには夫々の中央部に枢軸挿通孔26が設けられ、この枢軸挿通孔26を中心とする一定半径上の夫々所定位置に固定位置用ロック孔22Aと収納位置用ロック孔22Bとが90°の角度間隔で設けられている。
バネ20は、図7の(b) 及び(c) に示すように、基板部20aの両端部から両側板20b,20bを末広がり状に延出して台形枠状の板バネを形成したもので、両側板20b,20bの夫々外側面先端側に、先端部21a,21aを先細テーパに形成した係合突片21,21が夫々突設され、そして両側板20b,20bの夫々基板部20a寄りの位置に枢軸挿通孔27が設けられている。尚、この板バネ20は、両側板20b,20bを両側から圧縮して平行状態にした時の外側面間の間隔が取付部材16の両側板16a,16aの内側面間の間隔よりも僅かに狭くなるように形成される(図7の(a) 参照)。尚、係合突片21の先端部21aは半球状に形成してもよい。
また図7の(a) から分かるように、バネ20の係合突片21は、その先端部のテーパ部21aのみが回動部材18側の固定位置用ロック孔22A及び収納位置用ロック孔22Bに係脱自在に係合するようになっており、またこれらのロック孔22A,22Bから夫々内側へ抜け出ると、テーパ部21aの先端が回動部材18の側板18aの内側面部(摺接面部)に弾接するようになっている。要するに、係合突片21は、回動部材18の側板18aのロック孔22A,22Bに対し係脱すると共に、側板18aの内側面部に対し弾接するだけで、係合突片21自体は移動せず、常に取付部材16側の定位置に配置されているものである。
上記固定金具8,9を組み立てるには、図7の(a) から分かるように、先ず、台形枠状に形成された板バネ20の両側板20b,20bを両側から押えて圧縮した状態で、手摺本体7の縦枠11に固着された取付部材16の両側板16a,16a間に介在させて、両係合突片21,21を取付部材16の両側板16a,16aの貫通孔24,24に貫通させると共に、両係合突片21,21の先細テーパ部21a,21aを、回動部材18のコ形本体18oの両側板18a,18aに設けられた例えば固定位置用ロック孔22A,22Aに係合させた状態とする。
しかして、台形枠状板バネ20の両側板20b,20bに設けられた枢軸挿通孔27,27と、取付部材16の両側板16a,16aに設けられた枢軸挿通孔23,23と、回動部材18の両側板18a,18aに設けられた枢軸挿通孔26,26とを同軸に位置させて、これらの枢軸挿通孔にボルトからなる枢軸28を挿通し、そのボルトの挿通端部にナット29を螺合することにより、固定金具8,9の組立が完了し、図3の(a) ,(b) 及び図7の(a) に示すような状態となる。
図4の(a) は、上記のように板バネ20を介して取付部材16側に取り付けられた係合突片21が回動部材18側の収納位置用ロック孔22Bに係合して、回動部材18を収納位置にロックした状態を示す。この収納位置では回動部材18の長手方向が手摺本体7の縦枠11の長手方向と平行になり、回動部材18の上端部の脚柱係合部17が上向きとなり、その下端部の縦枠係合部25が下向きとなる。
図4の(a) に示すような収納位置にある回動部材18の上端部である脚柱係合部17の右側面部を、作業者が手持ちの工具、例えばハンマーやシノウなどでコンコンと叩いて、回転力を与えると、回動部材18側の収納位置用ロック孔22Bに係合している係合突片21の先端テーパ部21aが、そのテーパの楔作用により板バネ20の付勢力に抗して収納位置用ロック孔22Bから離脱して回動部材18の側板18aの内側面(摺接面部)に乗り上げて、この側板18aの内側面に弾接した状態で、回動部材18は同図の(b) に示すように半時計回りに回動する。
しかして、回動部材18の上端部を更に叩いて回動部材18を図4の(a) に示す収納位置から90°回動させることにより、回動部材18の脚柱係合部17が建枠4の脚柱1に係合すると同時に、縦枠係合部25が手摺本体7の縦枠11に係合し、同時にまた係合突片21の先端テーパ部21aが回動部材18の固定位置用ロック孔22Aに係合し、これにより回動部材18は収納位置から固定位置に位置変更されると同時に固定位置にロックされて、同図の(c) に示すような状態となる。
上記のように構成される安全手摺T1の使用方法について説明するならば、先ず、図1の(a) に示すように、一対の建枠4,4を対向配置し、両建枠4,4の対向する脚柱1,1間にブレース5,5をX状に掛張した後、両建枠4,4に安全手摺T1を取り付け、その後に両建枠4,4の対向する横架材2,2に足場板6を架け渡し、1段目足場を組み立てる。
この安全手摺T1の取付けにあたっては、下部固定金具8及び上部固定金具9を何れも、図4の(a) に示すように回動部材18を手摺本体7の縦枠11に沿って折り畳んだ収納位置にセットして、ロック手段19によりロックしておく。この回動部材18を収納位置にロックするには、前述したように、何も特別な操作を必要とせず、回動部材18を図4の(a) に示すような収納位置にセットすれば、取付部材16側の係合突片21が回動部材18側の収納位置用ロック孔22Bに係合して、収納位置に自動的にロックされる。こうして上下各固定金具8,9の回動部材18を収納位置にロックした状態で、手摺本体7の両側の位置決め用フック10,10を、図1の(a) 及び図2に示すように両建枠4,4の対向する横架材2,2に引っ掛けて、手摺本体7の位置を決定する。
上記のようにして位置決め用フック10,10を両建枠4,4の対向する横架材2,2に引っ掛けて位置決めしたならば、収納位置にあった各下部固定金具8の回動部材18を固定位置へ回動操作して、回動部材18の一端部の脚柱係合部17を建枠4の脚柱1に係合させると共に、他端部の縦枠係合部25を手摺本体7の縦枠11に係合し、同時にまたロック手段19によって回動部材18を固定位置にロックし、これによって各下部固定金具8を1段目足場用建枠4の脚柱1に固定する。
次に、図1の(a) に示すような1段目足場の足場板1に昇って、1段目側建枠4,4に2段目側の建枠4,4を夫々継ぎ足し、そして未だ固定していなかった安全手摺T1の上部固定金具9,9を、上述した下部固定金具8の場合と同様な方法で2段目側建枠4,4の脚柱1に固定し、この2段側建枠4,4の対向する脚柱1,1間にブレース5,5をX状に掛張して、図1の(b) に示すような状態とする。この2段目足場の組立作業は、1段目足場の足場板6上で行なうことになるが、この2段目足場には、下部固定金具8によって建枠4の脚柱1の上部側に固定した安全手摺T1の上側半分以上が足場板6より上方に突出しているから、作業を安全に行なうことができる。しかも、この場合、安全手摺T1の手摺本体7は、上下の固定金具8,9により、1段目足場の建枠4,4と2段目足場の建枠4,4とに亘って確実強固に固定されることになる。
そして、この2段目足場には、両建枠4,4の対向する横架材2,2に足場板6を架け渡した後、両建枠4,4に安全手摺T1を上述した1段目の場合と同様にして取り付ける。以降は、上記同様な方法によって安全手摺T1を設置しながら、多段状に足場を組み上げてゆく。
尚、この実施形態では、図面の表示が複雑になる関係上、両側一対の建枠4,4に足場板6を架け渡した最小限の足場を図示すると共に、この足場の手前側にのみ安全手摺T1を設置した状態を示しているが、実際には、足場は水平方向に連続スパンで連設され、また安全手摺T1は各足場の手前側と奥側の両側に設置されるものである。
また、安全手摺T1は、上述のように下段側建枠4の横架材2,2間に足場板1を掛け渡した後、その下段側建枠4の上に上段側建枠4を継ぎ足して上段側足場を組み立てる際、その組立作業に先行して、その下段側建枠4と上段側建枠4とに亘って取り付けるものであるが、上段側足場の組立が終わって、先行手摺としての役割を果たした後は、その安全手摺T1を取り外し、その段の建枠4とその上の段の建枠4とに亘って付け替えるようにしてもよいし、あるいはそのように付け替えることなく、順次組み立てる足場とその上段側の建枠4とにそのまま付け置きするようにしてもよい。
安全手摺T1を付け替える場合に上下各固定金具8,9を建枠4から取り外す時は、図4の(a) 〜(c) を参照すれば分かるように、建枠4への取付時と逆の操作を行えばよい。即ち、図4の(c) は、固定金具8,9の回動部材18が固定位置にロックされている状態を示しているが、この状態から回動部材18の脚柱係合部17側端部の下側を手作業で上向きに押動すると、回動部材18は固定位置でのロックを解除されて同図の(b) に示すような状態に回動し、更に押動することによって同図の(a) に示すように、回動部材18を収納位置に回動させてロックすることができる。
以上説明した実施形態の安全手摺T1によれば、手摺本体7に取り付けてある上下各固定金具8,9を収納位置及び固定位置にロックするのに、何も特別な操作を必要とせず、回動部材18を収納位置又は固定位置に夫々セットすれば、取付部材16側の係合突片21が回動部材18側の収納位置用ロック孔22B又は固定位置用ロック孔22Aに係合して、回動部材18が収納位置又は固定位置に自動的にロックされるから、ロック作業の手間が省け、足場を組み立てる作業の能率が向上する。
この場合、各固定金具8,9を収納位置及び固定位置にロックするロック手段19は、基板部20aの両端部から両側板20b,20bを末広がり状に延出して台形枠状の板バネ20を形成すると共に、両側板20b,20bの夫々外側面先端側に、先端部に先細テーパ部21aを形成した係合突片21を突設し、この台形枠状板バネ20の両側板20b,20bを圧縮させた状態で取付部材16の両側板16a,16a間に介在させて、両係合突片21を取付部材16の両側板16a,16aの貫通孔23に貫通させると共に、両係合突片21,21の先端テーパ部21a,21aを回動部材18のコ形本体18oの両側板18a,18aに設けたロック孔22A,22Bに係合させ、台形状板バネ20の両側板20b,20bの夫々基端部側を枢軸28に挿通支持させてなるものであるから、例えば図4の(a) に示すように収納位置にロックされている回動部材18の上端部を、手作業で固定位置側へ回転させると、回動部材18側の収納位置用ロック孔22Bに係合している係合突片21の先端テーパ部21aが、板バネ20の付勢力に抗して固定位置用ロック孔22Aから離脱して回動部材18の側板18aの内側面に乗り上げ、この内側面に弾接した状態で、回動部材18が図4の(b) のように回動し、しかして回動部材18の上端部を更に叩いて回動部材18を収納位置から90°回動させることにより、回動部材18の脚柱係合部17が建枠4の脚柱1に係合すると同時に、縦枠係合部25が手摺本体7の縦枠11に係合し、同時にまた係合突片21の先端テーパ部21aが固定位置用ロック孔22Aに係合し、これにより回動部材18は同図の(c) に示すように収納位置から固定位置に位置変更されると同時に固定位置に確実にロックされる。
この実施形態では、係合突片21を取付部材16側に設け、固定位置用ロック孔22A及び収納位置用ロック孔22Bを回動部材18側に設けているが、係合突片21を回動部材18側に設け、両ロック孔22A,22Bを取付部材16側に設けてもよい。
このロック手段19としては、取付部材16と回動部材18との互いの摺接面部の何れか一方側に、係合突片21をバネ20によって他方の摺接面部側に弾接するように設け、他方の摺接面部側には、回動部材18が回動して固定位置及び収納位置に来た時に係合突片21が係脱自在に係合して、回動部材18を固定位置及び収納位置に夫々ロックするロック孔22A,22Bを設けたものであれば,上記実施形態の構造に限らず、どのような構造でもよい。但し、上記実施形態のような構造にすれば、部材点数が少なく、構造が簡単で製作が容易となる。
図8の(a) は本発明の他の実施形態による安全手摺T2を示す。この安全手摺T2は、固定金具8,9の構造が上述した安全手摺T1と多少異なるだけで、安全手摺T1と殆ど同様である。
即ち、この安全手摺T2は、左右の縦枠11,11、上下の横枠12,13、横中桟14及び縦中桟15、15によって形成され、両建枠4,4の対向する脚柱1,1間に配置される手摺本体7と、この手摺本体7の各縦枠11の中間部に取り付けられ、建枠4の横架材2に掛止される位置決め用のフック10と、手摺本体7の各縦枠11,12の下端部に取り付けられ、手摺本体7を建枠4の脚柱1の上部側に固定する下部固定金具8と、同手摺本体7を上段側建枠4の脚柱1の下部側に固定する上部固定金具9と、から構成される。安全手摺T1では手摺本体7の左右の縦枠11,11と上横枠12とが個別のパイプ材で形成されているのに対し、この安全手摺T2の手摺本体7は、左右の縦枠11,11と上横枠12とが1本のパイプ材で形成されている。
フック10は、縦枠11に取り付けられた取付アーム10aの先端部下側に、建枠4の横架材2に上方より嵌合掛止するフック部10bを有し、また取付アーム10aの先端部上側には、安全手摺T2の取り付け又は取り外し時にこの安全手摺Tを逆様にした状態で建枠4の横架材2に嵌合係止するフック部10cが形成されている。
下部固定金具8と上部固定金具9は同じ構造で、その詳細構造を図9〜図13に示す。図9の(a) は固定金具8,9が固定位置にある時の正面図、(b) は平面図、(c) は固定金具8,9が収納位置にある時の正面図、(d) はロック手段19のバネ20(第1バネ31と第2バネ32)を示す斜視図である。図10の(a) は固定金具8,9の取付部材を示す正面図、(b) は平面図、(c) は側面図であり、図11の(a) は固定金具8,9の回動部材を示す正面図、(b) は平面図である。
図9を参照すると、各固定金具8,9は、手摺本体7の縦枠11に固着された取付部材16と、建枠4の脚柱1に係脱自在に係合する脚柱係合部17を一端部に有し、脚柱係合部17が脚柱1に係合する固定位置と脚柱係合部17が脚柱1から離脱して手摺本体7の縦枠11に沿うように折り畳み収納される収納位置との間で回動可能に取付部材16に枢軸28によって枢着された回動部材18と、この回動部材18を固定位置及び収納位置にロックするロック手段19とによって構成される。回動部材18の他端部、即ち脚柱係合部17と反対側の端部には、固定位置において手摺本体7の縦枠11に係合し、収納位置において手摺本体7の縦枠11から離脱する縦枠係合部25が設けてある。
各固定金具8,9のロック手段19は、取付部材16と回動部材18との互いの摺接面部の一方側に係合突片21をバネ20によって他方の摺接面部側に弾接するように設けると共に、他方の摺接面部側に、回動部材18が回動して固定位置及び収納位置に来た時に係合突片21が係合して回動部材18を固定位置及び収納位置に夫々ロックする固定位置用ロック孔22Aと収納位置用ロック孔22Bとを設けたものからなる。
上記固定金具8,9の構造について更に詳しく説明すれば、取付部材16は、図10に示すように、両側板16a,16aとこれらをつなぐ連結板16bとにより下向きコ字状に形成されたもので、両側板16a,16aの一端側が建枠4の各縦枠11に溶接により固着され、両側板16a,16aの夫々先端部には下部側に枢軸挿通孔23が、上部側に貫通孔24が設けている。
回動部材18は、図11に示すように、両側板18a,18aと背板18bとからなるコ形本体18oと、このコ形本体18oの先端部に連設された脚柱係合部17とによって構成される。図12はコ形本体18oを示したもので、(a) はコ形本体18oの側面面、(b) は端面図、(c) は底面図であり、これらの図から分かるように、コ形本体18oの両側板18a,18aには夫々の中央部に枢軸挿通孔26が設けられ、この枢軸挿通孔26を中心とする一定半径上の夫々所定位置に固定位置用ロック孔22Aと収納位置用ロック孔22Bとが90°の角度間隔で設けられている。また、背板18bの後端側に手摺本体7の縦枠11に係合する円弧状凹部からなる縦枠係合部25が形成されている。
図13は脚柱係合部17を示すもので、(a) は側面図、(b) は平面図、(c) は端面図、(d) は(c) のY−Y線断面図である。この脚柱係合部17は、基端板17aと、この基端板17aの左右側辺から夫々直角に折曲されて前方へ長く延びる左右側板17b,17bと、基端板17aの上下側辺から夫々直角に折曲されて前方へ短く延びる上下板17c,17cとからなるもので、左右側板17b,17bの対向間隔は建枠4の脚柱1の外径より僅かに広く、そして上下板17c,17cの夫々先端部17o,17oは脚柱1の外周面に係合する凹型円弧状に形成されている。上記回動部材18を構成するコ形本体18oと脚柱係合部17とは、脚柱係合部17の基端板17aをコ形本体18oの先端に当て付けて溶接することにより一体的に接合されて、図11の(a) 及び(b) に示すような形状となっている。
上記ロック手段19のバネ20は第1バネ31と第2バネ32とによって構成される。図9の(d) に示すように、第1バネ31は、基板部31aの両端部から両側板31b,31bを末広がり状に延出した台形枠状の幅広板バネからなるもので、両側板31b,31bには基板部31aから遠い方の端部に夫々枢軸挿通孔27が設けられている。第2バネ32は、基板部32aの両端部から両側板32b,32bを末広がり状に延出した台形枠状の幅狭板バネからなるもので、両側板32b,32bの夫々先端側に、外側方へ突出する係合突片21,21がプレス加工により一体形成され、各係合突片21の先端部は半球状を成している。各係合突片21は、その先端部の半球状部分21aが回動部材18側の固定位置用ロック孔22A及び収納位置用ロック孔22Bに係脱自在に係合する。尚、各係合突片21の先端部は先細テーパ状に形成してもよい。
上記のように構成される固定金具8,9を組み立てるには、先ず、台形枠状の幅広板バネからなる第1バネ31に、台形枠状の幅狭板バネからなる第2バネ32を、図9の(d)
に示すように両側板32b,32bが両側板31b,31bを横方向から挟み付けるように嵌合し、この状態で両バネ31,32を、手摺本体7の縦枠11に固着された取付部材16の両側板16a,16a間に配置して、第2バネ32の両側板32b,32bにある両係合突片21,21を取付部材16の両側板16a,16aの貫通孔24,24に貫通させると共に、両係合突片21,21の先端半球状部分21a,21aを、回動部材18のコ形本体18oの両側板18a,18aに設けられた例えば固定位置用ロック孔22A,22Aに係合させる。これにより、第2バネ32の両側板32b,32bが圧縮されて平行に位置し、これに伴って第1バネ31の両側板31b,31bも圧縮されて平行に位置する(図9の(b) 参照)。
そして、第1バネ31の両側板31b,31bに設けられた枢軸挿通孔27,27と、取付部材16の両側板16a,16aに設けられた枢軸挿通孔23,23と、回動部材18の両側板18a,18aに設けられた枢軸挿通孔26,26とを同軸に位置させて、これらの枢軸挿通孔にボルトからなる枢軸28を挿通し、そのボルトの挿通端部にナット29を螺合することにより、固定金具8,9の組立が完了し、図9の(a) 〜(c) に示すような状態となる。尚、第1バネ31の基板部31aは、図9の(a) 及び(c) に示すように、取付部材16の連結板16b下面に当接支持される。
図9の(c) は、第1バネ31及び第2バネ32を介して取付部材16側に取り付けられた係合突片21が回動部材18側の収納位置用ロック孔22Bに係合して、回動部材18を収納位置にロックした状態を示す。この収納位置では回動部材18の長手方向が手摺本体7の縦枠11の長手方向と平行になり、回動部材18の後端側の脚柱係合部17が上向きとなり、その先端側の縦枠係合部25が下向きとなる。
図9の(c) に示すように収納位置において上向き状態にある回動部材18の脚柱係合部17の右側面部を、作業者が手作業で回転力を与えると、回動部材18側の収納位置用ロック孔22Bに係合している係合突片21の先端半球状部分21aが、第1バネ31及び第2バネ32の付勢力に抗して収納位置用ロック孔22Bから離脱して回動部材18の側板18aの内側面(摺接面部)に乗り上げて、この側板18aの内側面に弾接した状態で、回動部材18は図9の(c) に関して半時計回りに回動する。
そして、回動部材18の上端部を更に叩いて回動部材18を図9の(c) に示す収納位置から90°回動させることにより、回動部材18の脚柱係合部17が建枠4の脚柱1に係合すると同時に、縦枠係合部25が手摺本体7の縦枠11に係合し、同時にまた係合突片21の先端半球状部分21aが回動部材18の固定位置用ロック孔22Aに係合し、これにより回動部材18は収納位置から固定位置に位置変更されると同時に固定位置にロックされて、図9の(a) に示すような状態となる。
上記のようなロック手段19によれば、バネ20を、幅広板バネからなる第1バネ31と幅狭板バネからなる第2バネ32との二つのバネによって構成しているから、ロック孔22A,22Bに対する係合突片21の係脱動作を的確に行わせることができ、それによって回動部材18を固定位置により正確にロックすることができる。
上述した安全手摺T2の設置方法については、先に説明した安全手摺T1と同様であるため、その説明を省略する。
(a) 及び(b) は本発明の安全手摺を取付方法を示す説明斜視図である。 (a) は安全手摺の正面図、(b) は側面図である。 (a) は固定位置にある上下各固定金具の拡大正面図、(b) は拡大平面図である。 (a) 〜(c) は上下各固定金具が収納位置から固定位置に位置変更する状態を説明する説明図である。 各固定金具の取付部材を示すもので、(a) は正面図、(b) は平面図、(c) は側面図である。 各固定金具の回動部材を示すもので、(a) は正面図、(b) は平面図、(c) は底面図である。 (a) は図3の(a) のX−X線拡大断面図、(b) は各固定金具内に装備されるバネの正面図、(b) は同バネの側面図である。 (a) は本発明の他の実施形態による安全手摺を示す正面図、(b) は(a) の矢印イで示す部分の拡大図、(c) は(a) の矢印ロで示す部分の拡大図、(d) は矢印イで示す部分の平面図、(e) 矢印ロで示す部分の平面図である。 (a) は固定金具が固定位置にある時の正面図、(b) は平面図、(c) は固定金具が収納位置にある時の正面図、(d) はロック手段の第1バネ及び第2バネを示す斜視図である。 (a) は固定金具の取付部材を示す正面図、(b) は平面図、(c) は側面図である。 (a) は固定金具の回動部材を示す正面図、(b) は平面図である。 (a) は回動部材のコ形本体を示す正面図、(b) と底面図、(c) は側面図である。 (a) は脚柱係合部の正面図、(b) は平面図、(c) は側面図、(d) は(c) のY−Y線断面図である。
符号の説明
T1,T2 安全手摺
1 脚柱
2 横架材
4 建枠
6 足場板
7 手摺本体
8 下部固定金具
9 上部固定金具
10 位置決め用のフック
11 手摺本体の縦枠
12,13 手摺本体の上下横枠
16 固定金具の取付部材
17 回動部材の脚柱係合部
18 固定金具の回動部材
19 固定金具のロック手段
20 ロック手段のバネ
21 係合突片
22A 固定位置用ロック孔
22B 収納位置用ロック孔
25 回動部材の縦枠係合部
28 回動部材の枢軸
31 ロック手段の第1バネ
32 ロック手段の第2バネ

Claims (6)

  1. 両側一対の脚柱と両脚柱の上端部をつなぐ横架材とからなる建枠を対向させて両建枠の横架材間に足場板を架け渡しながら多段状に組み立てられる枠組足場に取り付ける安全手摺であって、左右縦枠、上下横枠及び中桟によって形成され、両建枠の対向する脚柱間に配置される手摺本体と、手摺本体の各縦枠の中間部に設けられ、建枠の横架材に掛止される位置決め用のフックと、各縦枠の下端部に設けられ、手摺本体を建枠の脚柱の上部側に固定する下部固定金具と、各縦枠の上端部に設けられ、手摺本体を上段側建枠の脚柱の下部側に固定する上部固定金具とからなる安全手摺において、
    上下各固定金具は、手摺本体の縦枠に固着された取付部材と、建枠の脚柱に係脱自在に係合する脚柱係合部を一端部に有し、脚柱係合部が脚柱に係合する固定位置と脚柱係合部が脚柱から離脱して手摺本体の縦枠に沿うように折り畳み収納される収納位置との間で回動可能に取付部材に枢着された回動部材と、回動部材を固定位置及び収納位置にロックするロック手段とからなり、ロック手段は、取付部材と回動部材との互いの摺接面部の一方側に係合突片をバネによって他方の摺接面部側に弾接するように設けると共に、他方の摺接面部側に、回動部材が回動して固定位置及び収納位置に来た時係合突片が係脱自在に係合して回動部材を固定位置及び収納位置に夫々ロックするロック孔を設けたものからなることを特徴とする安全手摺。
  2. 回動部材の他端部、即ち脚柱係合部と反対側の端部には、固定位置において手摺本体の縦枠に係合し、収納位置において手摺本体の縦枠から離脱する縦枠係合部を設けてなることを特徴とする請求項1に記載の安全手摺。
  3. 取付部材は両側板とこれらをつなぐ連結板とからなり、回動部材は、両側板と背板とからなるコ形本体の両側板の一端部側に脚柱係合部を形成してなるもので、コ形本体の両側板を取付部材の両側板に摺接可能に外接させた状態で枢軸によって枢着してなることを特徴とする請求項1に記載の安全手摺。
  4. コ形本体の背板の、脚柱係合部と反対側の端部に、手摺本体の縦枠に係合する円弧状凹部からなる縦枠係合部を形成してなることを特徴とする請求項3に記載の安全手摺。
  5. ロック手段は、基板部の両端部から両側板を末広がり状に延出して台形枠状の板バネを形成すると共に、両側板の夫々外側面先端側に係合突片を突設し、この板バネの両側板を圧縮させた状態で取付部材の両側板間に介在させて、両係合突片を取付部材の両側板の貫通孔に貫通させると共に、両係合突片の先端テーパ部を回動部材のコ形本体の両側板に設けたロック孔に係合させ、板バネの両側板の夫々基端部側を枢軸に挿通支持させてなることを特徴とする請求項3又は4に記載の安全手摺。
  6. ロック手段は第1バネと第2バネとからなるバネを有し、第1バネは基板部の両端部から両側板を末広がり状に延出した台形枠状の幅広板バネからなり、第2バネは、基板部の両端部から両側板を末広がり状に延出した台形枠状の幅狭板バネからなるもので、両側板の夫々先端側に外側方へ突出する係合突片を一体形成し、第1バネに第2バネを、第2バネの両側板が第1バネの両側板を横方向から挟み付けるように嵌合した状態で、両バネを取付部材の両側板間に配置して、第2バネの両係合突片を取付部材16の両側板の貫通孔に貫通させると共に、両係合突片の先端部を回動部材のコ形本体の両側板に設けたロック孔に係合させ、それにより第1バネ及び第2バネを夫々両側板が平行になるように圧縮させた状態で第1バネの両側板の夫々先端部を枢軸に挿通支持させてなる請求項3又は4に記載の安全手摺。
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