JP4065310B2 - セルフアラインソース工程を用いる不揮発性メモリ装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、不揮発性メモリ装置(non−volatile memory device)の製造方法に係り、より詳しくは、フローティングゲートとコントロールゲートとの積層ゲート構造を有するNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法に関する。
半導体メモリ装置はDRAM(Dynamic Random Access memory)及びSRAM(Static Random Access memory)のように時間の経過に応じてデータを消失するという揮発性を有するが、データの入・出力が速いRAM(Random Access memory)製品と、一回のデータ入力によりその状態は維持可能であるが、データの入・出力が遅いROM(Read Only Memory)製品とに大別される。このようなROM製品は、ROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(erasable PROM)、EEPROM(Electrically EPROM)に分けられる。このうち、電気的にデータをプログラムでき、また消去できるEEPROMに対する需要が増えつつある。前記EEPROMセルや、データの一括消去が可能なフラッシュメモリセルは、フローティングゲートとコントロールゲートとの積層ゲート構造を有する。
フラッシュメモリセルはNOR型とNAND型に分けられる。高集積化に有利なNAND型においては、N個のセルが直列に連結されて単位ストリングをなし、その単位ストリングがビットラインと接地ラインとの間に並列に連結されている。一方、高速動作に有利なNOR型においては、各セルがビットラインと接地ラインとの間に並列に連結されている。
基本的なNOR型のフラッシュメモリセルの構造及びその動作方式は非特許文献1に開示されており、以下に、この内容を図1乃至図3を参照して説明する。
図1は前記NOR型のフラッシュメモリ装置においてメモリセルアレーの一部を示したレイアウト図である。図2は前記メモリセルアレーの等化回路図であり、図3は単位セルの垂直断面図である。ここで、参照番号10は半導体基板を、11はアクティブ領域を、14はトンネル酸化膜をそれぞれ示す。また、参照番号16はフローティングゲートを、18は層間誘電膜を、20はコントロールゲートを、24a,24bはソース及びドレイン領域を、28はビットラインコンタクトをそれぞれ示す。
図1乃至図3を参照すれば、所定の間隔で形成される多数のビットライン(B/L)、ワードライン(W/L)及びソースライン(CSL)を含むメモリセルアレーにおいて、前記ワードラインと、金属層からなるビットライン(B/L)が直交する領域に、フローティングゲート16とコントロールゲート20との積層ゲート構造からなる単位セルが形成される。二つのセルは一つのビットラインコンタクト28によりビットライン(B/L)と連結され、前記ワードラインと平行な不純物拡散層からなるアクティブソース領域11は前記ビットライン(B/L)と平行なソースライン(CSL)に数十ビットごとに連結される。
単位セルの構造においては、フローティングゲート16と基板10との間にトンネル酸化膜14が形成され、前記フローティングゲート16と、ワードライン(W/L)として提供されるコントロールゲート20との間に層間誘電膜18が形成される。また、前記基板10の表面には前記積層ゲートとセルフアライニングされてソース/ドレイン領域24a,24bが形成される。前記フローティングゲート16はアクティブ領域と前記アクティブ領域の両側のフィールド領域の縁部の一部分に形成されることにより、隣接するセルのフローティングゲート16から分離される。前記コントロールゲート20は隣接するセルのコントロールゲート20と連結されることにより、ワードライン(W/L)を形成する。
隣接するセルは相互反対方向に形成されてソース/ドレイン領域24a,24bを共有する。単位セルのドレイン領域24bは同一行において隣接するセルのドレイン領域24bと連結され、前記ドレイン領域24bにはビットラインコンタクト28が形成される。同一行に形成されたビットラインコンタクト28はワードライン(W/L)に対して垂直に配置されるビットライン(B/L)により電気的に連結される。すなわち、二つのセルは一つのビットラインコンタクト28によりビットライン(B/L)と連結される。
単位セルのソース領域24aはワードライン(W/L)と平行な不純物拡散層からなるアクティブソース領域11を通して同一列において隣接するセルのソース領域24aと連結される。また、ソースラインの抵抗を低減するため、ワードライン(W/L)と平行なアクティブソース領域11に複数のビットライン(B/L)ごとに一つのソースラインコンタクトが形成される。前記ビットライン(B/L)と平行なソースライン(CSL)が前記ソースラインコンタクトを通してアクティブソース領域11に電気的に連結される。
前記NOR型のフラッシュメモリセルの動作においては、チャンネル熱電子(CHE)注入方式を用いてプログラミングし、F−Nトンネリング(Fowler−Nordheim tunneling )方式を用いてソースやバルク基板を通して消去する。
すなわち、プログラム動作においては、フローティングゲートに電子を貯蔵してセルのスレショルド電圧(Vth)を初期のVth値の約2Vから7V程度に増加させる。すなわち、選択ビットラインに6〜7Vを、選択ワードラインに10〜12Vを印加し、ソース及びバルク基板には0Vを印加すると、チャンネル熱電子の一部がゲート電界によりトンネル酸化膜を通してフローティングゲートに注入されることにより、前記セルがプログラミングされる。
消去動作においては、フローティングゲートの電子を放電させてセルのスレショルド電圧を初期のVth値である2V程度に低める。すなわち、選択ビットラインをフローティングさせ、ソースに12〜15Vを、選択ワードラインには0Vを印加すると、フローティングゲートとソース接合との電圧差により100Å程度のトンネル酸化膜によるF−Nトンネリング方式でフローティングゲート16内の電子がソース接合に放電されることにより、データの消去が行われる。通常、全てのセルのソース接合はアクティブソース領域により電気的に一つに連結されるので、前記消去動作としては多数のワードラインとビットラインを含む数百〜数千ビットを一つのブロックで一括的に消去する方式を採用する。また、前記消去動作時のソース電圧がプログラム動作時のドレイン電圧より高いので、ソース接合がドレイン接合より高いブレークダウン電圧を有するように、前記ソース接合を図3に示した二重拡散接合(double diffused junction :以下、DDという)構造で形成する。
読み出し動作においては、選択ビットラインに1V程度の電圧を印加し、ワードラインには4〜5Vを印加して消去及びプログラムセルによる電流経路の発生有無を感知する。
ここで、前記ソースラインはプログラム及び読み出し動作時、セルにより発生する多量の電流を接地ノードに放出させる役目を果たす。チャンネル熱電子注入方式を用いるフラッシュメモリセルでは、多量の電流を迅速に放出させるために16〜32ビットごとに一つのソースラインが形成される。
上述したようなプログラム及び消去動作時は、セルのサイズに応じてF−Nトンネリング特性や熱電子発生効率が変わり、特に、高集積化によりセルが微細になるにつれて、この問題は非常に深刻になる。例えば、セルのチャンネル領域が変わる場合としてチャンネルの長さの短いセルの場合にはソースとドレインとの穿孔特性は低下するが、プログラム動作時はセル電流が増加して熱電子の発生効率が高くなることにより、迅速なプログラミング時間が得られる。また、ソース消去動作時のソース接合とフローティングゲートとのオーバーラップ面積が増加する場合には、ソース電圧(Vs)の印加時、フローティングゲートに誘導される電圧(Vf)は次のようになる。
Vf=(Cs/Ct)Vsここで、Csはソース接合とフローティングゲートとのオーバーラップキャパシタンスであり、Ctは総キャパシタンスで“Cs+Cb+Cf”として定義される。ここで、Cbはバルク基板とフローティングゲートとのオーバーラップキャパシタンスであり、Cfはフローティングゲートとコントロールゲートとのオーバーラップキャパシタンスである。したがって、Csが大きくなるほど、Vfも大きくなるので、F−Nトンネリングに必要なトンネル酸化膜の両端間の電界は減少して消去時間が長くなる。
図4はかかる従来のNOR型のフラッシュメモリ装置において、アクティブソース領域とワードラインとの間にミスアラインが発生する場合を示したレイアウト図である。図5A及び図5Bはそれぞれ図4に示したA1−A1’線及びA2−A2’線による断面図である。
上述した従来のNOR型のフラッシュメモリ装置では、図1のレイアウトからわかるように、アクティブソース領域11が隣接するセルと連結されるように“⊥”状で形成される。したがって、図4に示したようにワードラインとして提供されるコントロールゲート20をパタニングするとき、アクティブソース領域11とのミスアライン(b参照)が発生すると、図5Bに示したように特定のセルでソース接合24aとフローティングゲート16とのオーバーラップ面積が増加する。これにより、ソース接合24aとフローティングゲート16とのオーバーラップキャパシタンス(Cs)は大きくなる。これを防止するためには、図1に示したようにアクティブソース領域11とワードラインとして提供されるコントロールゲート20との離隔距離(a)を大きくすべきであるが、これはセルの面積を増加させるので、高集積化メモリセルのレイアウトには不向きである。
そこで、このような問題点を改善するための方法が特許文献1に開示されている。図6は当該方法によるNOR型のフラッシュメモリ装置のメモリセルアレーのレイアウト図である。図6において、参照番号51はアクティブ領域、56はフローティングゲート、60はコントロールゲート、72はビットラインコンタクトをそれぞれ示す。
図6を参照すれば、アクティブ領域51がビットライン(B/L)と平行に一直線で配置されるので、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域が連結されない。したがって、フォトリソグラフィーを通して図6の“B”領域を露出させた後、前記B領域に形成されているフィールド酸化膜をエッチングし、露出された基板に不純物を注入して熱処理工程により前記不純物を拡散させて隣接するセルのソース領域と連結される不純物拡散領域を形成することにより、共通ソース領域を完成する。このように形成される共通ソース領域はマスクパターンの工程変化により変化せず、ワードラインにセルフアラインされて形成されるので、このような工程を通常セルフアラインソース工程(以下、“SAS工程”)という。
図7A乃至図8Bは上述したNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図である。ここで、各図Aは図6に示したC−C’線による断面図であり、各図Bは図6に示したd−d’線による断面図である。
図7A及び図7Bを参照すれば、LOCOS(シリコン部分酸化)工程のようなアイソレーション工程により半導体基板50の上部にフィールド酸化膜52を形成して前記基板50をアクティブ領域とフィールド領域に区分する。次に、前記基板50のアクティブ領域の上部にトンネル酸化膜54を形成し、その上にフローティングゲート56用の第1ポリシリコン層56aを蒸着する。その後、フォトリソグラフィー及びエッチング工程を通じて、フィールド酸化膜52の上部の第1ポリシリコン層56aをエッチングすることにより、ビットライン方向に各セルのフローティングゲートを分離させる。前記結果物の上部に層間誘電膜58として提供されるONO(oxide/nitride/oxide )膜を形成し、その上にコントロールゲート60として提供される第2ポリシリコン層60a、及び酸化膜62を順次に積層させる。その後、前記酸化膜62の上部にワードライン形成のためのフォトレジストパターン(図示せず)を形成した後、これをエッチング用マスクとして用いて、酸化膜62、コントロールゲート60用の第2ポリシリコン60a、層間誘電膜58として提供されるONO膜、及び第1ポリシリコン層56aを順次にエッチングすることにより、積層ゲートを形成する。ここで、前記酸化膜62は、後に続くSAS工程で露出されたフィールド酸化膜52を取り除くとき、ワードラインとして提供されるコントロールゲート60がドライエッチング剤により損なわれることを防止する役目を果たす。
SAS工程を行うためにフォトリソグラフィーにより共通ソース領域の形成される領域を露出するようにフォトレジストパターン63を形成させた後、前記フォトレジストパターン63をエッチング用マスクとして用いて露出領域のフィールド酸化膜52をエッチングする。前記露出領域はワードラインとして提供されるコントロールゲート60にセルフアラインされる。その後、前記フォトレジストパターン63をイオン注入マスクとして用いてn不純物64をイオン注入する。このようにイオン注入されたn不純物64は、後に続く熱処理工程により拡散されてワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域として提供される。
図8A及び図8Bを参照すれば、前記フォトレジストパターン63を取り除いた後、セルを駆動させるための周辺回路部で高電圧トランジスタ領域を露出させるマスク(図示せず)を用いてn不純物をイオン注入する。この際、セルのソース領域も露出させて前記セルのソース領域にもn不純物をイオン注入させる。その後、セルを駆動させるための周辺回路部にNMOSトランジスタを形成するためにn不純物をイオン注入して周辺回路NMOSトランジスタのnソース/ドレイン領域(図示せず)を形成する。この際、セル領域も露出させて前記セル領域にもn不純物をイオン注入させる。その結果、セルのソース領域はn接合とn接合からなるDD構造で形成される一方、セルのドレイン領域はn接合のみで形成される。ここで、前記SAS工程時に露出されたセルのソース領域にn不純物をイオン注入することにより、後に続く工程でセルのソース領域をDD構造とするためのマスクを省略することは可能である。しかしながら、この場合には、周辺回路部がセル領域に誘導される12V程度の高電圧を発生させ、これを選択的にスイッチングして必要な時間に必要なセルのソース領域に供給できるようにするために、周辺回路部のトランジスタを12V程度の高電圧に耐える接合構造とすべきである。したがって、SAS工程の進行後、周辺回路部の高電圧トランジスタ領域とセルのソース領域をともに露出してn不純物をイオン注入することが通常の方法として用いられている。また、前記SAS工程にn不純物イオン注入のための工程の追加をしなくてもすむようにするために、セルのソース領域をドレイン領域のようにn接合のみで形成した後、消去動作時にソース領域に印加される電圧を5V程度に低め、ゲートに負電圧を印加することで、高電圧の経路を採用しないですむ方法を用いることもできる。
このように製作された結果物の上部に高温酸化膜(HTO)68及びBPSG膜70を順次に積層した後、リフロー(REFLOW)工程を通して前記BPSG膜70を平坦化させる。その後、フォトリソグラフィー及びエッチング工程を通してセルのドレイン領域66bの上部に積層されている層をウェットエッチング及びドライエッチング工程によって取り除いてビットラインコンタクト72を形成する。次いで、これらの上部に金属層を蒸着し、これをフォトリソグラフィー及びエッチング工程でパタニングすることにより、ビットラインコンタクト72を通してセルのドレイン領域66bに電気的に連結されるビットライン74を形成する。
但し、上述した従来の方法によれば、SAS工程を行うために前記マスク(図7の63に示されるSAS工程におけるエッチング用マスク)を追加しなければならない。また、SAS工程により露出された領域の酸化膜62は取り除かれ、露出されないビットラインコンタクト72と近い領域にのみ酸化膜62が残存するが、後に続くコンタクト工程でコンタクトプロファールを改善するためにウェットエッチングを先に行うので、BPSG膜70の下部のHTO膜68とビットライン74との距離(e)が短くなる。さらに、前記ウェットエッチング工程時、HTO膜68が露出されると、前記HTO膜68のウェットエッチング率が高くて迅速にエッチングされて、ワードラインとして提供されるコントロールゲート60とビットライン74との絶縁能力は低下することにより、セル動作時にエラーが発生することもある。したがって、HTO膜68とビットライン74との距離(e)として一定の距離は確保されるべきであるが、デザインルール上では、ワードラインとして提供されるコントロールゲート60の上部に形成される酸化膜62の厚さを厚くしておかねばならず、セルの縮小化が制限される。
IEDM(International Electron Devices Meeting) ’85,PP.616−619,"A SINGLE TRANSISTOR EPROM CELL AND ITS IMPLEMENTATION INA 512K CMOS EEPROM " 米国特許第5,470,773号明細書
本発明の目的は、上述した従来の方法による問題点を解決するためにSAS工程を用いる不揮発性メモリ装置の製造方法において、SAS工程におけるエッチング用マスクを追加することなく、ビットラインコンタクト領域の工程マージンを確保することのできる不揮発性メモリ装置の製造方法を提供することにある。
前記目的を達成するための本発明は、フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、(a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板にアクティブ領域を設定する段階と、(b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、層間誘電膜、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、(c)前記第1絶縁層及び第2導電層をエッチング除去したのち、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして前記層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、アクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、(d)前記積層ゲートを形成することにより露出されたアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度のソース/ドレイン領域を形成する段階と、(e)前記(d)段階の後に、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層をも取り除く段階と、(f)前記(e)段階の後に、フォトレジストパターンを形成して各セルのソース領域とワードラインの一部を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、(g)前記(f)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、(h)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、(i)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法を提供する。
また、前記目的を達成するための本発明は、フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、(a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板にアクティブ領域を設定する段階と、(b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、層間誘電膜、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、(c)前記第1絶縁層及び第2導電層をエッチング除去したのち、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして前記層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、アクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、(d)前記積層ゲートを形成することにより露出されたアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度のソース/ドレイン領域を形成する段階と、(e)前記(d)段階の後に、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層を、当該ワードラインの全体にかけて均一の厚さで残存するようにエッチングする段階と、(f)前記(e)段階の後に、フォトレジストパターンを形成して各セルのソース領域とワードラインの一部を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、(g)前記(f)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、(h)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、(i)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法を提供する。
望ましくは、前記(c)段階における前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして前記層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去する段階、(d)段階及び(e)段階は、前記セルを駆動させるための周辺回路部を一つのフォトマスクでマスキングした状態で行われる。
また、前記目的を達成するための本発明は、フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーと、前記セルを駆動させるための周辺回路部とを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、(a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板に前記セルのアクティブ領域を設定する段階と、(b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、及び層間誘電膜を順次に形成する段階と、(c)前記(b)段階の後に、第1フォトレジストパターンを形成して周辺回路部の領域を露出させた後、その露出された周辺回路部の領域において、残存している前記トンネル酸化膜、第1導電層、および層間誘電膜をエッチングにより取り除く段階と、(d)前記(c)段階の後に、前記周辺回路部のアクティブ領域に周辺回路部用のゲート酸化膜を形成する段階と、(e)前記(d)段階の後に、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、(f)前記(e)段階の後に、第2フォトレジストパターンを形成して、前記周辺回路部の領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより前記周辺回路部のアクティブ領域の上部に前記第2導電層の単層ゲートを形成すると共に、メモリセルアレーのセル領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより、第1絶縁層及び第2導電層をワードラインのパターンの形状に形成する段階と、(g)前記(f)段階の後に、前記周辺回路を覆うように第3フォトレジストパターンを形成して、露出した前記セルの領域では、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして、層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、メモリセルアレーのアクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、(h)前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記積層ゲートを形成することにより露出された前記メモリセルアレーのアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度を有するセルのソース/ドレイン領域を形成する段階と、(i)前記(h)段階の後に、前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層をも取り除く段階と、(j)前記(i)段階の後に、第4フォトレジストパターンを形成してメモリセルアレーの各セルのソース領域とワードラインの一部及び前記周辺回路部の所定のアクティブ領域を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域、および周辺回路のソース/ドレイン領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、(k)前記(j)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、(l)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、(m)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法を提供する。
さらに、前記目的を達成するための本発明は、フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーと、前記セルを駆動させるための周辺回路部とを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、(a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板に前記セルのアクティブ領域を設定する段階と、(b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、及び層間誘電膜を順次に形成する段階と、(c)前記(b)段階の後に、第1フォトレジストパターンを形成して周辺回路部の領域を露出させた後、その露出された周辺回路部の領域において、残存している前記トンネル酸化膜、第1導電層、および層間誘電膜をエッチングにより取り除く段階と、(d)前記(c)段階の後に、前記周辺回路部のアクティブ領域に周辺回路部用のゲート酸化膜を形成する段階と、(e)前記(d)段階の後に、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、(f)前記(e)段階の後に、第2フォトレジストパターンを形成して、前記周辺回路部の領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより前記周辺回路部のアクティブ領域の上部に前記第2導電層の単層ゲートを形成すると共に、メモリセルアレーのセル領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより、第1絶縁層及び第2導電層をワードラインのパターンの形状に形成する段階と、(g)前記(f)段階の後に、前記周辺回路を覆うように第3フォトレジストパターンを形成して、露出した前記セルの領域では、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして、層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、メモリセルアレーのアクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、(h)前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記積層ゲートを形成することにより露出された前記メモリセルアレーのアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度を有するセルのソース/ドレイン領域を形成する段階と、(i)前記(h)段階の後に、前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層を、当該ワードラインの全体にかけて均一の厚さで残存するようにエッチングする段階と、(j)前記(i)段階の後に、第4フォトレジストパターンを形成してメモリセルアレーの各セルのソース領域とワードラインの一部及び前記周辺回路部の所定のアクティブ領域を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域、および周辺回路のソース/ドレイン領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、(k)前記(j)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、(l)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、(m)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法を提供する。
望ましくは、前記(b)段階は、前記層間誘電膜の上部に第2導電層を形成するまえに、周辺回路部の層間誘電膜及び第1導電層を取り除く段階と、周辺回路部のアクティブ領域の上部にゲート酸化膜を形成する段階とをさらに備える。
望ましくは、前記(j)段階前又は後に、前記セルのソース領域を露出させた後、その露出されたソース領域に前記第1不純物と同導電型の第3不純物をイオン注入して前記第1濃度より低い第2濃度の不純物領域を形成する段階をさらに備える。
望ましくは、前記(j)段階前又は後に、前記セルのソース領域を露出させるとき、前記周辺回路部で高電圧素子の形成される領域をともに露出させる。
上述したように、本発明による不揮発性メモリ装置の製造方法によれば、メモリセルアレーの積層ゲートを形成するためのマスクを用いてSASエッチング工程を行うので、別途のSAS工程におけるエッチング用マスクが不要であり、ワードラインの上部に形成される第1絶縁層がSASエッチング工程の進行によっていずれも取り除かれるか、或いはワードラインの全体にかけて均一な厚さで残存するので、ビットラインコンタクト領域における工程マージンを十分に確保することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の望ましい実施例を詳細に説明する。
図9は本発明によるNOR型のフラッシュメモリ装置においてメモリセルアレーの一部を示したレイアウト図である。
図9を参照すれば、所定の間隔で形成される多数のビットライン(B/L)、ワードライン(W/L)及びソースライン(CSL)を含むメモリセルアレーにおいて、前記ワードライン(W/L)と金属層からなるビットライン(B/L)が直交する領域にフローティングゲート110とコントロールゲート114との積層ゲート構造で単位セルが形成される。二つのセルは一つのビットラインコンタクト130によりビットライン(B/L)と連結される。
また、本発明のメモリセルアレーにおいては、アクティブ領域105がビットライン(B/L)と平行に一直線で配置されるので、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させるためにSAS工程により共通ソース領域(図9の“C”により定義される)が形成される。前記共通ソース領域には複数のビットライン(B/L)ごとに一つのソースラインコンタクトが形成される。前記ビットライン(B/L)と平行に形成されたソースライン(CSL)は前記ソースラインコンタクトを通して共通ソース領域に電気的に連結される。
図10乃至図17は、本発明によるNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための、図9に示したf−f’線における断面図である。
図10はウェル及びフィールド酸化膜106を形成する段階を示す。p型の半導体基板100の表面にフォトリソグラフィー及びイオン注入工程を用いてn型の不純物を注入した後、高温の熱処理を行ない、前記n型の不純物を所望の深さまで拡散させることによって、n型のウェル101を形成する。次に、フォトリソグラフィー及びイオン注入工程を用いて前記n型のウェル101を除いた基板の表面及び前記n型のウェル101内のメモリセルアレー領域にp型の不純物を注入した後、これを高温熱処理により拡散させることにより、p型のウェル102,104を形成する。なお、通常、周辺回路部のNMOSトランジスタの形成されるウェルをp型のウェル104と称し、前記n型のウェル101内のメモリセルアレー領域に形成されるウェルをポケットp型のウェル102と称する。
上述したようにウェルを形成した後、通常のアイソレーション工程、例えばLOCOS工程やバッファ−ポリシリコンLOCOS(PBL)工程を施して前記基板100の上部に4000Å程度の厚さをもつフィールド酸化膜106を形成して基板100をアクティブ領域とフィールド領域に区分する。その後、前記アクティブ領域とフィールド領域の境界部の不要な膜を取り除くために犠牲酸化膜を形成した後、ウェットエッチング工程でその犠牲酸化膜をいずれも取り除く。
次に、前記アクティブ領域の上部に薄い酸化膜又は酸化窒化膜を100Åの厚さで成長させることにより、トンネル酸化膜108を形成する。この際、セルのスレショルド電圧を調節するため、前記フィールド酸化膜106を形成した後、フォトリソグラフィーでセル領域を限定し、p型の不純物、例えばボロンやBFを1.5〜2.5×1013イオン/cmのドーズ量、50keV程度のエネルギーでイオン注入する段階をさらに設けることができる。
図11はフローティングゲート110として用いられる第1導電層110a、及び層間誘電膜112を形成する段階を示す。上述したように、トンネル酸化膜108を形成した後、その結果物の上部にフローティングゲート110に用いられる第1導電層110aとして、例えばポリシリコン層を化学気相蒸着(CVD)方法により1000Å程度の厚さで蒸着し、リン(P)を多量含有するPOCl3を沈積して前記第1導電層110aをn型としてドーピングさせる。その後、フォトリソグラフィー及びエッチング工程を通して、セル領域のフィールド酸化膜106の上部の第1導電層110aをドライエッチングにより取り除くことによって、ビットラインに応じて隣接するセルのフローティングゲートを分離させる。すなわち、前記フローティングゲート110用の第1導電層110aは、図9に示したように、セルのアクティブ領域とフィールド領域の一部を覆い、前記フィールド酸化膜106の一部領域から分離されてビットライン方向に伸びるパターンで形成される。上述したように、第1導電層110aをエッチングするとき、周辺回路部の当該第1導電層はフォトレジストパターン(図示せず)でマスキングして残存させるか、或いはいずれも取り除く。
その結果物の上部にフローティングゲートとコントロールゲートを絶縁させるための層間誘電膜112として、例えばONO膜を形成する。すなわち、前記第1導電層110を酸化させて、厚さ約100Åの第1酸化膜を成長させた後、その上に厚さ約130Åの窒化膜を蒸着し、その窒化膜を酸化させて厚さ約40Åの第2酸化膜を成長させることにより、130〜200Å程度の酸化膜をもつ、層間誘電膜112としてのONO膜を形成する。
図12は周辺回路部の層間誘電膜112及び前記フローティングゲート110に用いられる第1導電層110aを取り除く段階を示す。上述したように、層間誘電膜112を形成した後、フォトリソグラフィーにより周辺回路部のみを露出するようにフォトレジストパターン111(第1フォトレジストパターン)を形成する。次に、露出された周辺回路部の層間誘電膜112及び第1導電層110aをドライエッチング工程で順次に取り除く。残存する絶縁膜、すなわちトンネル酸化膜108は基板100の損傷を考慮してウェットエッチング工程で取り除く。この際、周辺回路部のフローティンングゲート110を提供するための第1導電層110aを図11の段階で取り除いた場合は、前記層間誘電膜112の除去時にその下部の絶縁膜、すなわちトンネル酸化膜108も取り除く。
図13はゲート酸化膜113、コントロールゲート114に用いられる第2導電層114a及び第1絶縁層116を形成する段階を示す。上述したように周辺回路部の層間誘電膜112、第1導電層110a、及びトンネル酸化膜108を取り除いた後、熱酸化工程により露出された周辺回路部のアクティブ領域に酸化膜を成長させる。その結果、周辺回路トランジスタの形成されるアクティブ領域にゲート酸化膜113が形成される。ここで、前記ゲート酸化膜113の厚さは周辺回路トランジスタの駆動能力を基準にして決定される。すなわち、動作電圧が5V以下の場合は100〜160Å程度の厚さでゲート酸化膜113を形成し、動作電圧が10V以上の場合は200〜400Å程度の厚さでゲート酸化膜113を形成する。
こうして製造された結果物の上部に、コントロールゲート114に用いられる第2導電層114aとして、例えばn型としてドーピングされたポリシリコン層とタングステンシリサイド(WSix)、チタンシリサイド(TiSix)、タンタルシリサイド(TaSix)のような金属シリサイド層を順次に積層してポリサイド層を形成する。望ましくは、前記ポリシリコン層と金属シリサイド層はCVD方法によりそれぞれ1000Å及び1500Åの厚さで形成する。前記第2導電層114aの上部には酸化膜、窒化膜又はその複合膜やポリシリコンと酸化膜又は窒化膜の複合膜を3000〜5000Å程度の厚さで蒸着して第1絶縁層116を形成する。前記第1絶縁層116は後に続くSASエッチング工程でワードラインを保護する役割を果たす。
図14は周辺回路部のゲートパターンを形成する段階を示す。上述したように、第1絶縁層116を形成した後、フォトリソグラフィーによりメモリセルアレーのワードラインパターン及び周辺回路部のゲートパターンを形成するためのフォトレジストパターン(第2フォトレジストパターン)119を形成する。その後、前記フォトレジストパターン119をエッチング用マスクとして用いて、露出された第1絶縁層116、及び、第2導電層114aをエッチングする。この際、前記フォトレジストパターン119が厚くて、パターンが込み入っている領域にエッチングガスが均一に供給されないという問題点を解決するため、露出された第1絶縁層116をエッチングした後、前記フォトレジストパターン119を取り除き、前記フォトレジストパターン119より、厚さが薄い第1絶縁層116をエッチング用マスクとして用いて,露出された第2導電層114aをエッチングすることもできる。本工程の結果として周辺回路部には第2導電層からなる単層ゲート114bが形成される。 図15はメモリセルアレーの積層ゲートを形成する段階を示す。上述したように、周辺回路部の単層ゲート114bを形成した後、フォトリソグラフィーにより周辺回路部をマスキングするようにフォトレジストパターン120(第3フォトレジストパターン)を形成する。次いで、メモリセルアレー内の露出された第1絶縁層116をエッチング用マスクとして用いて、層間誘電膜112及び第1導電層110aを連続的に取り除くことにより、フローティングゲート110とコントロールゲート114との積層ゲートを形成する。この際、前記コントロールゲート114は隣接するセルのコントロールゲート114と連結されてワードラインを形成する。
前記フォトレジストパターン120をイオン注入マスクとして用いて、露出されたセル領域に第1のn不純物122、例えば砒素を6×1015イオン/cmのドーズ量、70keVのエネルギーでイオン注入する。この際、パタニングされたワードラインとして提供されているコントロールゲート114とフィールド酸化膜106がマスクとして作用するので、前記第1のn不純物122はセルのソース/ドレイン領域のみに注入される。引き続き、前記フォトレジストパターン120をエッチング用マスクとして用いてメモリセルアレー内の露出されたフィールド酸化膜106をいずれも取り除く。この際、ワードラインとして提供されるコントロールゲート114の上部の第1絶縁層116はいずれも取り除かれるか、或いはワードラインとして提供されるコントロールゲート114の全体にかけて均一な厚さで残存する。前記工程によりメモリセルアレー内のワードラインとして提供されるコントロールゲート114が形成されない領域のフィールド酸化膜106はいずれも取り除かれるが、セルのドレイン領域にはフィールドトランジスタが形成されない。これにより、プログラム動作時に印加される5V程度の電圧のみについて隣接するセルとのアイソレーション条件を満たせばよい。このようなアイソレーション特性はセルのn拡散層距離と関連付けられるので、フィールド酸化膜106の有無を問わず、十分な絶縁能力を確保することができる。
図16は第2のn不純物124をイオン注入する段階を示す。上述したように、SASエッチング工程後、前記フォトレジストパターン120を取り除く。次いで、フォトリソグラフィーにより周辺回路部のNMOSトランジスタ領域を露出させるフォトレジストパターン123(第4レジストパターン)を形成した後、前記フォトレジストパターン123をイオン注入マスクとして用いて第2のn+不純物124、例えば砒素を6×1015イオン/cmのドーズ量、70keVのエネルギーでイオン注入する。この際、前記フォトレジストパターン123はSAS工程により露出されたセルのアクティブソース領域のうち、隣接するセルと連結される領域を露出させるように形成する。これにより、露出されたアクティブソース領域に第2のn不純物124がイオン注入される。
ここで、セルのソース領域を12V程度の高電圧に耐えるDD構造で形成するために、前記第2のn不純物124をイオン注入する段階前又はその後に周辺回路部の高電圧トランジスタ領域及びセルのソース領域をともに露出させてn不純物、例えばリンを2×1013イオン/cmのドーズ量、50keVのエネルギーでイオン注入する段階をさらに備える。また、前記n不純物を注入するためのマスク及びイオン注入工程の追加を防止するために、セルのソース領域をドレイン領域とともにn接合のみで形成した後、消去動作時にソース領域に印加される電圧を5V程度に低め、ゲートには負電圧を印加することで、高電圧の経路を採用しないこともできる。
さらに、周辺回路部のPMOSトランジスタ領域(図示せず)をフォトリソグラフィー技術で露出させた後、P型の不純物、例えばBFを5×1015イオン/cmのドーズ量、60keVのエネルギーでイオン注入する。かつ、周辺回路部のNMOSトランジスタをLDD(lightly doped drain)構造で形成するためにLDD用のn不純物をマスクなしに全面にイオン注入する場合、SAS工程前にLDD用のn不純物をイオン注入して前記SAS工程により露出されるアクティブ領域のアイソレーション能力を低下させないようにすべきである。
図17はビットラインコンタクト130及びビットライン132を形成する段階を示す。上述したように、第2のn不純物124をイオン注入した後、その結果物の上部に高温酸化膜(HTO)を約1000Åの厚さで蒸着して第2絶縁層126を形成した後、その上にBPSG膜を約5000Åの厚さで蒸着し、900℃でリフロー工程を行い前記BPSG膜の表面を平坦化することにより、平坦化層128を形成する。前記リフロー工程によって、以前の段階でイオン注入された第1及び第2のn不純物が拡散及び活性化してセルのソース/ドレイン領域122a、周辺回路NMOSトランジスタのソース/ドレイン領域124a及びワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させるn共通ソース領域(図示せず)が形成される。
フォトリソグラフィー及びエッチング工程を通じて、セルのドレイン領域122aの上部に積層されている平坦化層128及び第2絶縁層126をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクト130を形成する。この際、図示してはいないが、16〜32ビットごとに一つずつ前記共通ソース領域の上部に積層されている平坦化層128及び第2絶縁層126もエッチングされてソースラインコンタクトが形成される。ここで、前記コンタクトの形成時にウェットエッチングを使用することはコンタクトの縦横比を減少させてコンタクトプロファールを改善するためである。
次いで、前記コンタクトが形成された結果物の上部に金属層、例えばシリサイド層やポリサイド層又はアルミニウムメタル層を蒸着し、これをフォトリソグラフィー及びエッチング工程によりパタニングすることにより、ビットラインコンタクト130を通してセルのドレイン領域122aに電気的に連結されるビットライン132を形成する。この際、ソースラインコンタクトを通してセルの共通ソース領域に電気的に連結されるソースライン(図示せず)がともに形成される。 その後、多層配線を要する場合には、金属コンタクト及び金属層の形成工程を追加した後、その結果物の上部に保護層(図示せず)を形成してNOR型のフラッシュメモリ装置を完成する。
以下、従来のSAS工程と本発明によるSAS工程の差異を図面を参照して詳細に説明する。
図18A及び図18Bは図6に示した従来の不揮発性メモリ装置においてSAS工程が進む前および当該工程が進んだ後の構造を示した断面図であり、図19A及び図19Bは図9に示した本発明の不揮発性メモリ装置においてSAS工程が進む前および当該工程が進んだ後の構造を示した断面図である。
図18A及び図18Bに示したように、従来のSAS工程によれば、第2ポリシリコン層60aと酸化膜62をワードラインパターンでパタニングした後、SAS工程のためのフォトレジストパターン63を形成し、前記フォトレジストパターン63をエッチング用マスクとして用いて露出されたフィールド酸化膜52をエッチングする。この際、SAS工程により露出された領域の酸化膜62はいずれも取り除かれるが、露出されないビットラインコンタクト領域では酸化膜62が残存する。
一方、図19A及び図19Bに示したように、本発明のSAS工程によれば、第2導電層114aと第1導電層110aをエッチングしてメモリセルアレーのワードラインパターン及び周辺回路部のゲートパターンを形成した後、フォトリソグラフィーにより周辺回路部をマスキングするようにフォトレジストパターン(図示せず)を形成する。次いで、前記フォトレジストパターンを用いてメモリセルアレーの層間誘電膜及び第1導電層(図示せず)をエッチングして積層ゲートを形成した後、前記フォトレジストパターンを用いてメモリセルアレー内の露出されたフィールド酸化膜106をエッチングする。このような工程により共通ソース領域の形成される領域のみならず、ビットラインコンタクトに隣接する領域も露出される。したがって、前記第1絶縁層116は露出されたフィールド酸化膜106のエッチング時にともにエッチングされるか、或いはワードラインとして提供されたコントロールゲート114の全体にかけて均一な厚さで残存する。これにより、ビットラインコンタクト領域における工程マージン(e)、すなわちビットライン132と第2絶縁層126との距離(e)を十分に確保することができる。
以上、本発明の望ましい実施例を参照して説明したが、本発明はこれらに限るものでなく、各種の変形が当該技術分野における通常の知識を持つ者により可能なのは明らかである。
従来の方法によるNOR型の不揮発性メモリ装置において、メモリセルアレーの一部を示したレイアウト図。 図1に示したセルアレーの等価回路図。 図1のセルアレーにおいて、単位セルの垂直構造を示した断面図。 図1のセルアレーにおいて、アクティブソース領域とワードラインとの間にミスアラインが発生する場合を示したレイアウト図。 図5A及びBは図4のA1−A1’線及びA2−A2’線による断面図。 従来の他の方法によるNOR型の不揮発性メモリ装置において、メモリセルアレーの一部を示したレイアウト図。 図7A及びBは図6に示した装置の製造方法を説明するための断面図。 図8A及びBは図6に示した装置の製造方法を説明するための断面図。 本発明によるNOR型の不揮発性メモリ装置において、メモリセルアレーの一部を示したレイアウト図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図9に示したf−f’線よる本発明のNOR型のフラッシュメモリ装置の製造方法を説明するための断面図。 図18A及びBは図6に示した従来の不揮発性メモリ装置において、SAS工程進行前、後の構造を示した断面図。 図19A及びBは図9に示した本発明の不揮発性メモリ装置において、SAS工程進行前、後の構造を示した断面図。
符号の説明
10 半導体基板、
11 アクティブ領域、
14 トンネル酸化膜、
16 フローティングゲート、
18 層間誘電膜、
20 コントロールゲート、
24a ソース領域、
24b ドレイン領域、
28 ビットラインコンタクト、
50 半導体基板、
51 アクティブ領域、
52 フィールド酸化膜、
54 トンネル酸化膜、
56 フローティングゲート、
56a 第1ポリシリコン層、
58 層間誘電膜、
60 コントロールゲート、
62 酸化膜、
63 フォトレジストパターン、
64 n不純物、
66b セルのドレイン領域、
68 高温酸化膜(HTO膜)、
70 BPSG膜、
72 ビットラインコンタクト、
74 ビットライン、
100 基板、
101 n型のウェル、
102 p型のウェル、
104 p型のウェル、
105 アクティブ領域、
106 フィールド酸化膜、
108 トンネル酸化膜、
110 フローティングゲート、
110a 第1導電層、
111 フォトレジストパターン(第1フォトレジストパターン)、
112 層間誘電膜、
113 ゲート酸化膜、
114 コントロールゲート、
114a 第2導電層、
114b 周辺回路部の単層ゲート、
116 第1絶縁層、
119 フォトレジストパターン(第2フォトレジストパターン)、
120 フォトレジストパターン(第3フォトレジストパターン)、
122 第1のn不純物、
122a セルのソースドレイン領域、
123 フォトレジストパターン(第4フォトレジストパターン)、
124 第2のn不純物、
124a 周辺NMOSトランジスタのソースドレイン領域、
126 第2絶縁層、
128 BPSGの平坦化層、
130 ビットラインコンタクト、
132 ビットライン。

Claims (8)

  1. フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、
    (a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板にアクティブ領域を設定する段階と、
    (b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、層間誘電膜、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、
    (c)前記第1絶縁層及び第2導電層をエッチング除去したのち、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして前記層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、アクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、
    (d)前記積層ゲートを形成することにより露出されたアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度のソース/ドレイン領域を形成する段階と、(e)前記(d)段階の後に、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層をも取り除く段階と、
    (f)前記(e)段階の後に、フォトレジストパターンを形成して各セルのソース領域とワードラインの一部を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、
    (g)前記(f)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、
    (h)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、
    (i)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、
    を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法。
  2. フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、
    (a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板にアクティブ領域を設定する段階と、
    (b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、層間誘電膜、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、
    (c)前記第1絶縁層及び第2導電層をエッチング除去したのち、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして前記層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、アクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、
    (d)前記積層ゲートを形成することにより露出されたアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度のソース/ドレイン領域を形成する段階と、
    (e)前記(d)段階の後に、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層を、当該ワードラインの全体にかけて均一の厚さで残存するようにエッチングする段階と、
    (f)前記(e)段階の後に、フォトレジストパターンを形成して各セルのソース領域とワードラインの一部を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、
    (g)前記(f)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、
    (h)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、
    (i)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、
    を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法。
  3. 前記(c)段階における前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして前記層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去する段階、(d)段階及び(e)段階は、前記セルを駆動させるための周辺回路部を一つのフォトマスクでマスキングした状態で行われることを特徴とする請求項1または2に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  4. フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーと、前記セルを駆動させるための周辺回路部とを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、
    (a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板に前記セルのアクティブ領域を設定する段階と、
    (b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、及び層間誘電膜を順次に形成する段階と、
    (c)前記(b)段階の後に、第1フォトレジストパターンを形成して周辺回路部の領域を露出させた後、その露出された周辺回路部の領域において、残存している前記トンネル酸化膜、第1導電層、および層間誘電膜をエッチングにより取り除く段階と、
    (d)前記(c)段階の後に、前記周辺回路部のアクティブ領域に周辺回路部用のゲート酸化膜を形成する段階と、
    (e)前記(d)段階の後に、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、
    (f)前記(e)段階の後に、第2フォトレジストパターンを形成して、前記周辺回路部の領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより前記周辺回路部のアクティブ領域の上部に前記第2導電層の単層ゲートを形成すると共に、メモリセルアレーのセル領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより、第1絶縁層及び第2導電層をワードラインのパターンの形状に形成する段階と、
    (g)前記(f)段階の後に、前記周辺回路を覆うように第3フォトレジストパターンを形成して、露出した前記セルの領域では、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして、層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、メモリセルアレーのアクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、
    (h)前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記積層ゲートを形成することにより露出された前記メモリセルアレーのアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度を有するセルのソース/ドレイン領域を形成する段階と、
    (i)前記(h)段階の後に、前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層をも取り除く段階と、
    (j)前記(i)段階の後に、第4フォトレジストパターンを形成してメモリセルアレーの各セルのソース領域とワードラインの一部及び前記周辺回路部の所定のアクティブ領域を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域、および周辺回路のソース/ドレイン領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、
    (k)前記(j)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、
    (l)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、
    (m)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、
    を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法。
  5. フローティングゲートの第1導電層とワードラインとして提供されるコントロールゲートの第2導電層との積層ゲート構造を有する複数のセルが形成されるメモリセルアレーと、前記セルを駆動させるための周辺回路部とを備える不揮発性メモリ装置の製造方法において、
    (a)半導体基板の上部にフィールド酸化膜を形成して前記基板に前記セルのアクティブ領域を設定する段階と、
    (b)前記(a)段階の後に、前記基板の上部にトンネル酸化膜、第1導電層、及び層間誘電膜を順次に形成する段階と、
    (c)前記(b)段階の後に、第1フォトレジストパターンを形成して周辺回路部の領域を露出させた後、その露出された周辺回路部の領域において、残存している前記トンネル酸化膜、第1導電層、および層間誘電膜をエッチングにより取り除く段階と、
    (d)前記(c)段階の後に、前記周辺回路部のアクティブ領域に周辺回路部用のゲート酸化膜を形成する段階と、
    (e)前記(d)段階の後に、第2導電層及び第1絶縁層を順次に形成する段階と、
    (f)前記(e)段階の後に、第2フォトレジストパターンを形成して、前記周辺回路部の領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより前記周辺回路部のアクティブ領域の上部に前記第2導電層の単層ゲートを形成すると共に、メモリセルアレーのセル領域では、前記第1絶縁層及び第2導電層を部分的にエッチング除去することにより、第1絶縁層及び第2導電層をワードラインのパターンの形状に形成する段階と、
    (g)前記(f)段階の後に、前記周辺回路を覆うように第3フォトレジストパターンを形成して、露出した前記セルの領域では、前記第1絶縁層をエッチング用マスクとして、層間誘電膜及び第1導電層をエッチング除去することにより、メモリセルアレーのアクティブ領域の上部に前記第1導電層と第2導電層との積層ゲートを形成する段階と、
    (h)前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記積層ゲートを形成することにより露出された前記メモリセルアレーのアクティブ領域に第1不純物をイオン注入して第1濃度を有するセルのソース/ドレイン領域を形成する段階と、
    (i)前記(h)段階の後に、前記第3フォトレジストパターンにより周辺回路を覆った状態で、前記ワードラインをエッチング用マスクとして用いて、前記積層ゲートを形成することにより露出されたフィールド酸化膜を取り除くと共に、前記ワードライン上の前記第1絶縁層を、当該ワードラインの全体にかけて均一の厚さで残存するようにエッチングする段階と、
    (j)前記(i)段階の後に、第4フォトレジストパターンを形成してメモリセルアレーの各セルのソース領域とワードラインの一部及び前記周辺回路部の所定のアクティブ領域を露出させた後、その露出されたワードラインをマスクとして用いて、ワードライン方向に隣接するセルのソース領域を連結させる共通ソース領域となる領域、および周辺回路のソース/ドレイン領域となる領域に、前記第1不純物と同導電型の第2不純物をイオン注入する段階と、
    (k)前記(j)段階の後に、高温酸化膜(HTO)からなる第2絶縁層を蒸着する段階と、
    (l)前記第2絶縁層を蒸着した基板上に、BPSGからなる平坦化層を形成する段階と、
    (m)前記平坦化層および前記第2絶縁層をウェットエッチング及びドライエッチング工程により取り除いてビットラインコンタクトを形成する段階と、
    を備えていることを特徴とする不揮発性メモリ装置の製造方法。
  6. 前記(b)段階は、第1導電層の上部に層間誘電膜を形成する前に、前記メモリセルアレーのアクティブ領域間のフィールド酸化膜の一部を露出させて前記第1導電層をエッチングすることにより、各セルの第1導電層を分離させる段階をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  7. 前記(j)段階前又は後に、前記セルのソース領域を露出させた後、その露出されたソース領域に前記第1不純物と同導電型の第3不純物をイオン注入して前記第1濃度より低い第2濃度の不純物領域を形成する段階をさらに備えることを特徴とする請求項4または5に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
  8. 前記(j)段階前又は後に、前記セルのソース領域を露出させるとき、前記周辺回路部で高電圧素子の形成される領域をともに露出させることを特徴とする請求項7に記載の不揮発性メモリ装置の製造方法。
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