JP4065173B2 - 車両用サンルーフ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ルーフ開口の前側を開閉する前側リッドと、前記ルーフ開口の後側を開閉する後側リッドとを、隣接して有する車両用サンルーフ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の車両用サンルーフ装置として、ルーフ開口の前側を開閉する前側リッドと、ルーフ開口の後側を開閉する後側リッドとを隣接して有しているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。前側リッドは後端側が上方に移動することによりルーフ開口の前側を開放するよう構成され、後側リッドは後方へスライド移動することによりルーフ開口の後側を開放するよう構成される。
【0003】
この車両用サンルーフ装置では、各リッドがそれぞれ閉状態のときに、各リッドの隣接辺にて左右に延びる中実状のウェザストリップが互いに当接し、各リッドの隣接部分がシールされるようになっている。この車両用サンルーフ装置では、各ウェザストリップが当接時に上下方向に重なるようになっている。
【0004】
前側リッドのウェザストリップの上部には、後方へ延びるリップ部が形成され、このリップ部の先端が後側リッドのウェザストリップと当接する。尚、各ウェザストリップが互いに当接するのはこの部分のみであり、他の部分は各ウェザストリップ同士が離隔するよう構成されている。また、後側リッドのウェザストリップの下部には、前方へ延びるリップ部が形成され、このリップ部の先端が前側リッドの下面と当接する。
【0005】
各ウェザストリップ同士の間隙には、この間隙を埋めるシール部材が設けられる。このシール部材は、後側リッドのリップ部に沿って前方に延びる延長部を有している。このシール部材により、実質的に各リッド間の水密性が確保されるようになっている。
【0006】
【特許文献1】
実開平7−35142号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記車両用サンルーフ装置では、各リッドの表面から室内方向へ大量のドレン水が流入した場合、ウェザストリップのリップ部のみで、全てのドレン水を受容することは事実上不可能である。すなわち、前記車両用サンルーフ装置では、ドレン水の室内側への流入を防止するため車体側にルーフ開口を横断するドレン用部材を設置せざるを得ず、結果、このドレン用部材がルーフ開口を横断し、ルーフ開口の面積が減少するという問題点があった。
【0008】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、前側リッドと後側リッドとを隣接して設けた場合に、ルーフ開口を横断するドレン用部材を車体側に設けることなく、室内へのドレン水の浸入を確実に阻止することができる車両用サンルーフ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、後端側が上下に移動してルーフ開口3の前側を開閉する前側リッド5と、前後にスライド移動して前記ルーフ開口3の後側を開閉し前記前側リッド5と隣接する後側リッド6と、を備えた車両用サンルーフ装置4であって、前記前側リッド5は、前記後側リッド6との隣接側下方に配される金属フレーム部9を有し、前記後側リッド6は、前記前側リッド5との隣接側下方に配される金属フレーム部10を有し、前記後側リッド6に、該金属フレーム部10と一体に成形され、左右方向へ延びるドレン溝部11を設け、前記ドレン溝部11に、前端側を被覆し、前方より後方上側へと延設されるリップ部12bを有する前端側ウェザストリップ12を設け、前記前側リッド5及び前記後側リッド6が閉状態のときに、前記リップ部12bが、前記前側リッド5の前記金属フレーム部9の下面と当接するよう構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項1記載の発明によれば、前側リッド及び後側リッドがそれぞれ閉状態のときに、一方のリッドに設けられたドレン溝部が、各リッドの隣接部分の下方に位置する。すなわち、各リッドを閉状態とした際等に、各リッドの表面から室内方向へ流入するドレン水は、ドレン溝部に受容され、車両の左右外側へと案内される。
また、各リッドを開状態とした場合に、ドレン溝部もまた一方のリッドとともに移動するので、開放されたルーフ開口がドレン用部材により、前側リッドにより覆われた部分と、後側リッドにより覆われた部分とに仕切られることはなく、ルーフ開口にて前側リッド及び後側リッドに対応する部分を一体的に開放することができる。
【0011】
従って、ドレン溝部により室内方向への水の流入が的確に阻止され、良好な水密性を確保することができる。さらに、ルーフ開口をドレン用部材により仕切られることなく開放することができ、ルーフ開放時の開放面積を大きく確保することができるのは勿論のこと、開口の仕切りがないので、乗員等はより大きな開放感等を得ることができ、実用に際して極めて有利である。
【0013】
また、ドレン溝部は金属製であることから、樹脂等に比べると格段に高い剛性及び強度を有している。すなわち、各リッド間に異物が挟まった場合に、ドレン溝部が弾性変形することはなく、ドレン溝部により異物が除去される。また、仮にドレン溝部により異物が除去されない場合であっても、異物により各リッドの閉状態側への移動が阻止されるので、各リッドは異物が取り除かれるまで、閉状態となることはない。また、各リッドが高温になった場合でも、ドレン溝部が熱変形することはなく、各リッド間から浸入するドレン水の受容機能に支障をきたすこともない。
【0014】
従って、ドレン溝部が弾性変形したり熱変形したりすることはなく、ドレン水の受容機能を長期にわたって維持することができる。
【0016】
また、前側リッドの後端が下方へ移動してルーフ開口が閉塞される構成であるので、後側リッドから前側リッドの端部に延びるドレン溝部により、前側リッドの後端から垂れ落ちる水を的確に受容することができる。
ここで、前側リッドが回動する構成であるので、前側リッドの後端側にドレン溝部を設けた場合、前側リッドが開状態のときに、ドレン溝部の分だけ前面投影面積が増して空気抵抗が増大するし、ドレン溝部に貯留した水が空気抵抗等により飛散し、ルーフ開口の上方から垂れ落ちるおそれがある。本発明では、スライド移動する後側リッドにドレン溝部を設けたことにより、このような不都合を生じることはない。
また、後側リッドが閉状態となった後に、前側リッドが閉状態となるよう構成すると好ましい。この場合、前側リッドの表面のドレン水は、前側リッドが前下がりに傾斜している状態(開放状態)では後端側から室内方向へ垂れ落ちることはない。また、後側リッドの表面のドレン水は、ドレン溝部が後側リッドに形成されていることから、後方にスライドしている状態(開放状態)では前端側から室内方向へ垂れ落ちることはない。そして、ルーフ開口を閉塞する際にも、まず、後側リッドが前方にスライドすることにより後側リッドの前端から垂れ落ちる水がドレン溝部に受容され、次に、前側リッドの後端が下方へ移動することにより前側リッドの後端から垂れ落ちる水がドレン溝部に受容される。これにより、各リッドの表面のドレン水が、室内方向へ浸入することがなくなる。
【0017】
従って、ルーフ開口の開放時に、空気抵抗が増大することなく、前側リッドの取付部等を強化する必要はないし、また、ドレン溝部により空気の流れが乱れて風切り音が増大することもない。さらに、ルーフ開口の開放時に、ドレン溝部に貯留した水がルーフ開口から室内側へ浸入することもなく、実用に際して極めて有利である。
【0019】
また、後側リッドの前側リッドとの隣接側に配される金属フレーム部を、前側リッド側へ突出させることにより、ドレン溝部が形成される。
【0020】
従って、部品点数を増大させることなくドレン溝部を形成することができる。また、後側リッドの金属フレーム部とドレン溝部が一体的に成形されるので、ドレン溝部に加わる負荷を金属フレーム部、ひいては後側リッド全体で受けることができ、強度的にも有利である。
【0022】
また、各リッドの隣接部分の当接に加えて、前端側ウェザストリップと前側リッドとの当接によっても、各リッドの端部部分がシールされることとなる。また、ドレン溝部の前端側と、前側リッドとの間隙が、前端側ウェザストリップにより閉塞されることから、この間隙からドレン溝部に残留したドレン水の室内側への浸入が確実に阻止される。
【0023】
従って、各リッドが閉状態となった場合における各リッド同士のシール性能をさらに向上することができる。また、ドレン溝部に残留したドレン水が、万が一にも、車両室内側へ浸入することはなく、実用に際して極めて有利である。
【0025】
また、リップ部が後側上方、すなわちドレン溝部に向かって上方に傾斜しているので、前側リッドが開状態であっても、このリップ部が壁となってドレン溝部から前方に流出したドレン水がドレン溝部へと戻される。
【0026】
従って、前側リッドが開状態であっても、ドレン溝部からのドレン水の流出を阻止することができ、車両室内へのドレン水の流入を的確に阻止することができる。
また、前側リッドが、後側リッドとの隣接側下方に配される金属フレーム部を有し、前側リッド及び後側リッドが閉状態のときに、リップ部12bが、前側リッド5の金属フレーム部の下面と当接するよう構成したことで、金属フレーム部との当接時には、リップ部は、金属フレーム部側へ付勢された状態となり、前端側ウェザストリップと前側リッドの金属フレーム部の下面との当接によって、前側リッドと後側リッドの端部部分がシールされる。また、ドレン溝部の前端側と、前側リッドの金属フレーム部の下面との間隙が、前端側ウェザストリップにより閉塞されることから、この間隙からドレン溝部に残留したドレン水の室内側への浸入が確実に阻止される。
【0027】
請求項2記載の発明では、請求項1に記載の車両用サンルーフ装置4において、前記前側リッド5及び前記後側リッド6にそれぞれ設けられ、各リッド5、6の隣接部分側を被覆する隣接側ウェザストリップ7、8を備え、前記金属フレーム部10の前記ドレン溝部11側に、前記後側リッド6の前記隣接側ウェザストリップ8を保持する突条部10dを形成したことを特徴とする。
【0028】
請求項2記載の発明によれば、請求項1の作用に加え、後側リッドの隣接側ウェザストリップは、金属フレーム部のドレン溝部側に形成された突条部により保持される。
【0029】
従って、金属フレーム部がドレン溝部と一体成形され、金属フレーム部に隣接側ウェザストリップを嵌め込むフランジ部分が存在しない場合でも、隣接側ウェザストリップを保持することができる。
【0030】
請求項3記載の発明では、請求項2記載の車両用サンルーフ装置4において、前記前側リッド5の前記隣接側ウェザストリップ7は、前記前側リッド5及び前記後側リッド6が閉状態のときに、前記後側リッド6の前記ドレン溝部11の上面と当接することを特徴とする。
【0031】
請求項3記載の発明によれば、請求項2の作用に加え、各リッドが閉状態のときに、さらに、前側リッドの隣接側ウェザストリップとドレン溝部の上面との当接によっても、各リッドの端部部分がシールされることとなる。
また、ドレン溝部における後側リッドの金属フレーム部側と、前側リッドにおける端部側との間隙が、前側リッドの隣接側ウェザストリップにより閉塞される。
【0032】
従って、各リッドが閉状態となった場合における各リッド同士のシール性能をさらに向上することができる。
また、ドレン溝部の前部は前端側ウェザストリップにより、後部は前側リッドの隣接側ウェザストリップによりそれぞれ閉塞され、ドレン溝部に受容したドレン水を、車両外側に安定的に排出することができる。
請求項4記載の発明では、請求項3記載の車両用サンルーフ装置4において、前記前側リッド5の前記隣接側ウェザストリップ7の下部には、前記前側リッド5及び前記後側リッド6が閉状態のときに、前記後側リッド6の前記ドレン溝部11の上面と当接し、後方下側へと延設されるリップ部7bが形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、請求項3の作用に加え、前側リッドの隣接側ウェザストリップに、後方下側へ延びるリップ部を設けたので、ドレン溝部のドレン水の後方への流出を効果的に阻止することができる。
請求項5記載の発明では、請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の車両用サンルーフ装置4において、前記前側リッド5及び前記後側リッド6にそれぞれ設けられ、各リッド5、6の隣接部分側を被覆する隣接側ウェザストリップ7、8は、前記各リッド5,6がそれぞれ閉状態のときに互いに当接することを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、請求項2から請求項4の作用に加え、各リッドのウェザストリップ同士の当接により、良好なシール性を確保することができる。また、隣接側ウェザストリップ同士の当接に加え、前端側ウェザストリップと前側リッドのリテーナの下面との当接によっても、各リッドの端部部分がシールされることとなる。また、ドレン溝部の前端側と、前側リッドのリテーナの下面との間隙が、前端側ウェザストリップにより閉塞されることから、この間隙からドレン溝部に残留したドレン水の室内側への浸入が確実に阻止される。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1から図5は本発明の一実施形態を示すもので、図1はサンルーフ装置を備えた車両のルーフ廻りの外観斜視図、図2は前側リッド及び後側リッドが閉状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図、図3は前側リッド及び後側リッドが開状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図、図4は前側リッドの隣接側ウェザストリップと後側リッドの隣接側ウェザストリップとが当接した状態を示すサンルーフ装置の一部側面説明図、図5は前側リッドの隣接側ウェザストリップと後側リッドの隣接側ウェザストリップとが離隔した状態を示すサンルーフ装置の一部側面説明図である。
【0034】
図1に示すように、この自動車車両1はワゴン車であり、ルーフパネル2のルーフ開口3にサンルーフ装置4が備えられている。このサンルーフ装置4は、ルーフ開口3の前側を開閉する略四角形状の前側リッド5と、ルーフ開口3の後側を開閉する略四角形状の後側リッド6とを隣接して有している。
【0035】
図2に示すように、前側リッド5はルーフパネル2側に対し前端側を中心として回動自在に設けられ、図3に示すように、後端側が上方に移動することによりルーフ開口3の前側を開放するよう構成される。尚、本実施形態においては、前側リッド5の回動中心は、僅かに前後方向へ移動するようになっており、前側リッド5の前端が後方へ移動しつつ、後端側が上方へ移動する。
【0036】
図2に示すように、後側リッド6はルーフパネル2側に対して前後にスライド移動するよう設けられ、図3に示すように、後方へスライド移動することによりルーフ開口3の後側を開放するよう構成される。本実施形態においては、前側リッド5が開状態となった後に後側リッド6が開状態となり、また、後側リッド6が閉状態となった後に前側リッド5が閉状態となるようになっている。
【0037】
前側リッド5及び後側リッド6の隣接辺5a,6aには、それぞれ樹脂からなる隣接側ウェザストリップ7,8が設けられる。本実施形態においては、図1から図3に示すように、各隣接側ウェザストリップ7,8は、各リッド5,6の隣接辺5a,6aから角部を経由して左右辺まで連続的に延びている。各隣接側ウェザストリップ7,8の隣接辺5a,6aに対応する隣接部7a,8aは左右に延び、各リッド5,6がそれぞれ閉状態のときに互いに当接する。
【0038】
図4及び図5に示すように、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7の隣接部7aは中空状に形成され、後側リッド6の隣接側ウェザストリップ8の隣接部8aは中実状に形成される。また、前側リッド5及び後側リッド6には、それぞれ隣接側ウェザストリップ7,8を保持する金属フレーム部としてのリテーナ9,10が設けられる。
【0039】
後側リッド6には、各リッド5,6がそれぞれが閉状態のときに、前側リッド5との隣接部分の下方に位置し、左右方向へ延びる金属製のドレン溝部11が設けられる。このドレン溝部11は、下方に凸の左右に延びる溝11aが形成され、受容したドレン水を車両の左右外側へと案内するようになっている。本実施形態においては、図4及び図5に示すように、ドレン溝部11は、後側リッド6のリテーナ10を、前方に突出させることにより形成される。
【0040】
図4に示すように、前側リッド5のリテーナ9は、リッド5の中央側に沿って延びるリッド側固定部9aと、リッド側固定部9aの後端から後方下側へ延びる傾斜部9bと、傾斜部9bから略水平に後方へ延びる水平部9cと、水平部9cの後端から上方へ延びるフランジ部9dとを有している。隣接側ウェザストリップ7は、その後側がリテーナ9のフランジ部9dにより保持されるとともに、その前側により前側リッド5の本体の後端を被覆する。図4に示すように、リテーナ9は水平部9cが前側リッド5の本体から離隔しており、前側リッド5の本体と水平部9cとの間隙に隣接側ウェザストリップ7の前側下部が嵌め込まれる。
【0041】
図4に示すように、後側リッド6のリテーナ10は、リッド6の中央側に沿って延びるリッド側固定部10aと、リッド側固定部10aの前端から前方下側へ延びる傾斜部10bと、傾斜部10bから略水平に前方へ延びる水平部10cとを有している。また、この水平部10cの前端には、上方に凸の突条部10dが形成される。図4に示すように、リテーナ10のドレン溝部11側に形成された突条部10dにより、後側リッド6の隣接側ウェザストリップ8が保持される。本実施形態においては、この突条部10dは矩形状に形成され、隣接側ウェザストリップ8が突条部10dの上面側全体を被覆するよう構成されている。
【0042】
この突条部10dの前端から、前方に延びるドレン溝部11が一体的に形成される。本実施形態においては、ドレン溝部11は、突条部10dの前端から連続的に形成される上方に凹のドレン溝11aと、このドレン溝11aの前端から略水平に前方へ延びる水平部11bとを有している。
【0043】
また、図4に示すように、ドレン溝部11の水平部11bには、各リッド5,6がそれぞれ閉状態のときに、前側リッド5のリテーナ9の下面と当接する前端側ウェザストリップ12が設けられる。この前端側ウェザストリップ12は、ドレン溝部11の前端側を被覆するストリップ本体12aと、ストリップ本体12aの上部から後方上側へ延びリテーナ9と当接するリップ部12bとを有している。このリップ部12bは、前側リッド5の後端側が上方へ移動すると、リテーナ9との当接が解除され、弾性力により先端が上方へ移動する。すなわち、リテーナ9との当接時には、リップ部12bは、リテーナ9側へ付勢された状態となっている。本実施形態においては、このリップ部12bは、リテーナ9の傾斜部9bと当接するよう構成されている。
【0044】
また、本実施形態においては、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7の下部にも、後方下側へ延びるリップ部7bが形成される。図5に示すように、このリップ部7bは、後方に向かって僅かに傾斜して形成され、各リッド5,6がそれぞれが閉状態のときに、ドレン溝部11の上面と当接する。本実施形態においては、図4に示すように、リップ部7bは、ドレン溝部11の後端側と当接する。
【0045】
以上のように構成された車両用サンルーフ装置4によれば、前側リッド5及び後側リッド6がそれぞれ閉状態のときに、後側リッド6に設けられたドレン溝部11が、各リッド5,6の隣接部分の下方に位置する。すなわち、各リッド5,6を閉状態とした際等に、各リッド5,6の表面から室内方向へ流入するドレン水は、ドレン溝部11に受容され、車両の左右外側へと案内される。本実施形態においては、前側リッド5の後端が下方へ移動してルーフ開口3が閉塞される構成であるので、後側リッド6から前側リッド5の端部に延びるドレン溝部11により、前側リッド5の後端から垂れ落ちる水を的確に受容することができる。
【0046】
ここで、本実施形態のサンルーフ装置4においては、後側リッド6が閉状態となった後に、前側リッド5が閉状態となるよう構成されている。すなわち、本実施形態においては、前側リッド5の表面のドレン水は、前側リッド5が前下がりに傾斜している状態(開放状態)では後端側から室内方向へ垂れ落ちることはない。また、後側リッド6の表面のドレン水は、ドレン溝部11が後側リッド6に形成されていることから、後方にスライドしている状態(開放状態)では前端側から室内方向へ垂れ落ちることはない。そして、ルーフ開口3を閉塞する際にも、まず、後側リッド6が前方にスライドすることにより後側リッド6の前端から垂れ落ちる水がドレン溝部11に受容され、次に、前側リッド5の後端が下方へ移動することにより前側リッド5の後端から垂れ落ちる水がドレン溝部11に受容される。これにより、ルーフ開口3が開放状態、閉塞状態の何れであっても、各リッド5,6の表面のドレン水が、室内方向へ浸入することはない。
【0047】
また、本実施形態においては、前端側ウェザストリップ12のリップ部12bが、ドレン溝部11に向かって上方に傾斜しているので、前側リッド5が開状態であっても、このリップ部12bが壁となってドレン溝部11から前方に流出したドレン水がドレン溝部11へと戻される。
【0048】
また、このドレン溝部11は金属製であることから、樹脂等に比べると格段に高い剛性及び強度を有している。すなわち、各リッド5,6間に異物が挟まった場合に、ドレン溝部11が弾性変形することはなく、ドレン溝部11により異物が除去される。また、仮にドレン溝部11により異物が除去されない場合であっても、異物により各リッド5,6の閉状態側への移動が阻止されるので、各リッド5,6は異物が取り除かれるまで、閉状態となることはない。また、各リッドが高温になった場合でも、ドレン溝部11が熱変形することはなく、各リッド5,6間から浸入するドレン水の受容機能に支障をきたすこともない。
【0049】
また、各リッド5,6を開状態とした場合に、ドレン溝部11もまた後側リッド6とともに移動するので、開放されたルーフ開口3がドレン用部材により、前側リッド5により覆われた部分と、後側リッド6により覆われた部分とに仕切られることはなく、ルーフ開口3にて前側リッド5及び後側リッド6に対応する部分を一体的に開放することができる。
【0050】
ここで、前側リッド5が回動する構成であるので、前側リッド5の後端側にドレン溝部11を設けた場合、前側リッド5が開状態のときに、ドレン溝部11の分だけ前面投影面積が増して空気抵抗が増大するし、ドレン溝部11に貯留した水が空気抵抗等により飛散し、ルーフ開口3の上方から垂れ落ちるおそれがある。本実施形態では、スライド移動する後側リッド6にドレン溝部11を設けたことにより、このような不都合を生じることはない。
【0051】
また、隣接側ウェザストリップ7,8同士の当接に加え、前端側ウェザストリップ12と前側リッド5のリテーナ9の下面との当接によっても、各リッド5,6の端部部分がシールされることとなる(図4参照)。また、ドレン溝部11の前端側と、前側リッド5のリテーナ9の下面との間隙が、前端側ウェザストリップ12により閉塞されることから、この間隙からドレン溝部11に残留したドレン水の室内側への浸入が確実に阻止される。
【0052】
これに加え、各リッド5,6が閉状態のときに、さらに、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7とドレン溝部11の上面との当接によっても、各リッド5,6の端部部分がシールされることとなる(図4参照)。また、ドレン溝部11における後側リッド6のリテーナ10側と、前側リッド5における端部側との間隙が、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7により閉塞される。これにより、ドレン溝部11の前部は前端側ウェザストリップ12により、後部は前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7により閉塞され、ドレン溝部11に受容したドレン水を、車両外側に安定的に排出することができる。
【0053】
このように、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、ドレン溝部11により室内方向へのドレン水の流入が的確に阻止され、良好な水密性を確保することができる。また、ドレン溝部11が弾性変形したり熱変形したりすることはなく、ドレン水の受容機能を長期にわたって維持することができる。さらに、ルーフ開口3をドレン用部材により仕切られることなく開放することができ、ルーフ開放時の開放面積を大きく確保することができるのは勿論のこと、開口の仕切りがないので、乗員等はより大きな開放感等を得ることができ、実用に際して極めて有利である。
【0054】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、ドレン溝部11を後側リッド6に形成したので、ルーフ開口3の開放時に、空気抵抗が増大することなく、前側リッド5の取付部等を強化する必要はないし、また、ドレン溝部11により空気の流れが乱れて風切り音が増大することもない。さらに、ルーフ開口3の開放時に、ドレン溝部11に貯留したドレン水がルーフ開口3から室内側へ浸入することもなく、実用に際して極めて有利である。
【0055】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、後側リッド6の隣接側ウェザストリップ8を保持するリテーナ10を、前側リッド5側へ突出させることにより、ドレン溝部11が形成されるので、部品点数を増大させることなくドレン溝部11を形成することができる。また、後側リッド6のリテーナ10とドレン溝部11が一体的に成形されるので、ドレン溝部11に加わる負荷をリテーナ10、ひいては後側リッド6全体で受けることができ、強度的にも有利である。
【0056】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、後側リッド6の隣接側ウェザストリップ8が、ドレン溝部11とリテーナ10との境界部分に形成された突条部10dにより保持されるようにした。従って、リテーナ10がドレン溝部11と一体成形され、リテーナ10に隣接側ウェザストリップ8を嵌め込むフランジ部分が存在しない場合でも、隣接側ウェザストリップ8を保持することができる。
【0057】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、ドレン溝部11に前側リッド5のリテーナ9の下面と当接する前端側ウェザストリップ12を設けたので、各リッド5,6が閉状態となった場合における各リッド5,6同士のシール性能を向上することができる。また、前側リッド5のリテーナ9とドレン溝部11とがシールされるので、ドレン溝部11に残留したドレン水が、万が一にも、車両室内側へ浸入することはなく、実用に際して極めて有利である。
【0058】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7とドレン溝部11の上面とが当接するようにしたので、各リッド5,6が閉状態となった場合における各リッド5,6同士のシール性能をさらに向上することができる。
【0059】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、ドレン溝部11の前端側ウェザストリップ12に、後方上側へ延びるリップ部12bを設けたので、前側リッド5が開状態であっても、ドレン溝部11からのドレン水の流出を阻止することができ、車両室内へのドレン水の流入を的確に阻止することができる。さらに、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7に、後方下側へ延びるリップ部7bを設けたので、ドレン溝部11のドレン水の後方への流出を効果的に阻止することができる。
【0060】
また、本実施形態の車両用サンルーフ装置4によれば、前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7の隣接部7aを中空状に形成するとともに、後側リッド6の隣接側ウェザストリップ8の隣接部8aを中実状に形成したので、前側リッド5と後側リッド6とを隣接して設けた場合に、各隣接側ウェザストリップ7,8の隣接部7a,8a間に金属部品等を介することなく、各リッド5,6の隣接側ウェザストリップ7,8同士の当接により、良好なシール性を確保することができる。
【0061】
尚、前記実施形態においては、ドレン溝部11を後側リッド6の前部に形成したものを示したが、ドレン溝部を前側リッドの後部に形成したものであっても、室内方向へのドレン水の流入を阻止することができる。
【0062】
また、前記実施形態においては、前側リッド5が回動し、後側リッド6がスライドするものを示したが、各リッド5,6は回動式であってもスライド式であってもよいことは勿論である。
【0063】
また、前記実施形態においては、ドレン溝部11をリテーナ10と一体に成形したものを示したが、ドレン溝部11とリテーナ10とを別々に成形し、ドレン溝部11をリテーナ10に溶着、締結等により固定したものであってもよい。
【0064】
また、前記実施形態においては、突条部10dを矩形状に形成したものを示したが、半円状、半楕円状等に形成されたものであっても、前記実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0065】
また、前記実施形態においては、隣接側ウェザストリップ7に、ドレン溝部11と当接するリップ部7bを形成したものを示したが、隣接側ウェザストリップ7がドレン溝部11と当接するように構成されていれば、リップ部7bを形成せずともよいことは勿論である。
【0067】
また、前記実施形態においては、金属フレーム部がウェザストリップ8を保持するリテーナ10であり、ドレン溝部11がリテーナ10と一体に成形されるものを示したが、金属フレーム部は後側リッド6のガラスを保持するフレーム等であり、このフレーム等とドレン溝部とが一体に成形されるものであってもよいことは勿論である。
【0068】
また、前記実施形態においては、前側リッド5のウェザストリップ7の隣接部7aが中空状であり、後側リッド6のウェザストリップ8の隣接部8が中実状であるものを示したが、前側リッド5のウェザストリップが中実状で、後側リッド6のウェザストリップが中空状であってもよいし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0069】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の車両用サンルーフ装置によれば、ドレン溝部により室内方向への水の流入が的確に阻止され、良好な水密性を確保することができる。また、ルーフ開口をドレン用部材により仕切られることなく開放することができ、ルーフ開放時の開放面積を大きく確保することができるのは勿論のこと、開口の仕切りがないので、乗員等はより大きな開放感等を得ることができ、実用に際して極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すもので、サンルーフ装置を備えた車両のルーフ廻りの外観斜視図である。
【図2】 前側リッド及び後側リッドが閉状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図である。
【図3】 前側リッド及び後側リッドが開状態のときのサンルーフ装置の外観斜視図である。
【図4】 前側リッドの隣接側ウェザストリップと、後側リッドの隣接側ウェザストリップとが当接した状態を示すサンルーフ装置の一部側面説明図である。
【図5】 前側リッドの隣接側ウェザストリップと、後側リッドの隣接側ウェザストリップとが離隔した状態を示すサンルーフ装置の一部側面説明図である。
【符号の説明】
1 自動車車両
2 ルーフパネル
3 ルーフ開口
4 サンルーフ装置
5 前側リッド
5a 隣接辺
6 後側リッド
6a 隣接辺
7 隣接側ウェザストリップ
7a 隣接部
7b リップ部
8 隣接側ウェザストリップ
8a 隣接部
9 リテーナ
10 リテーナ
11 ドレン溝部
12 前端側ウェザストリップ
12b リップ部
Claims (5)
- 後端側が上下に移動してルーフ開口3の前側を開閉する前側リッド5と、
前後にスライド移動して前記ルーフ開口3の後側を開閉し前記前側リッド5と隣接する後側リッド6と、
を備えた車両用サンルーフ装置4であって、
前記前側リッド5は、前記後側リッド6との隣接側下方に配される金属フレーム部9を有し、
前記後側リッド6は、前記前側リッド5との隣接側下方に配される金属フレーム部10を有し、
前記後側リッド6に、該金属フレーム部10と一体に成形され、左右方向へ延びるドレン溝部11を設け、
前記ドレン溝部11に、前端側を被覆し、前方より後方上側へと延設されるリップ部12bを有する前端側ウェザストリップ12を設け、
前記前側リッド5及び前記後側リッド6が閉状態のときに、前記リップ部12bが、前記前側リッド5の前記金属フレーム部9の下面と当接するよう構成したことを特徴とする車両用サンルーフ装置4。 - 前記前側リッド5及び前記後側リッド6にそれぞれ設けられ、各リッド5、6の隣接部分側を被覆する隣接側ウェザストリップ7、8を備え、
前記金属フレーム部10の前記ドレン溝部11側に、前記後側リッド6の前記隣接側ウェザストリップ8を保持する突条部10dを形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用サンルーフ装置4。 - 前記前側リッド5の前記隣接側ウェザストリップ7は、前記前側リッド5及び前記後側リッド6が閉状態のときに、前記後側リッド6の前記ドレン溝部11の上面と当接することを特徴とする請求項2記載の車両用サンルーフ装置4。
- 前記前側リッド5の前記隣接側ウェザストリップ7の下部には、前記前側リッド5及び前記後側リッド6が閉状態のときに、前記後側リッド6の前記ドレン溝部11の上面と当接し、後方下側へと延設されるリップ部7bが形成されていることを特徴とする請求項3記載の車両用サンルーフ装置4。
- 前記前側リッド5の隣接側ウェザストリップ7及び前記後側リッド6の隣接側ウェザストリップ8は、前記各リッド5,6がそれぞれ閉状態のときに互いに当接することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の車両用サンルーフ装置4。
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