JP4064873B2 - ウエブの接続方法及びその装置 - Google Patents

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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    • B65H2301/4631Adhesive tape

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、前後方向に走行する旧ウエブに新ウエブを接着テープによって接続するウエブの接続方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、前後方向に延びる旧ウエブに新ウエブを接着テープで接続する接続装置としては、例えば、次のようなものが提案されている(特許文献1、特許文献2)。
【0003】
旧ウエブと新ウエブを重ね合わせ、切断予定個所の前後をウエブ保持具で挟持し、この新旧両ウエブを切断個所で切断し、旧ウエブの後端縁及び新ウエブの先端縁をウエブ保持具の吸引面で吸引保持しつつ新旧両ウエブの不要部分を両方共除去し、旧ウエブの後端縁及び新ウエブの先端縁の一方面側をウエブ保持具の吸引面で吸引保持しつつ、他方面側に前記接合テープを張り付ける。
【0004】
このようなウエブの接続装置であると、旧ウエブと新ウエブを自動的に接続することができ、短時間でその作業を完了できる。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−246589号公報
【0006】
【特許文献2】
特許第2881646号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のようなウエブの接続装置においては、新旧両ウエブを切断した後に、ウエブ保持具の吸引面で吸引保持しつつ新旧両ウエブの不要部分を両方共に同時に除去し、その後に接合テープで張り付ける構造となっている。
【0008】
そのため、この両ウエブの不要部分を両方共除去する時に、旧ウエブの後端縁と新ウエブの先端縁との突き合わせがずれて、旧ウエブと新ウエブの接合がずれてしまうという問題点がある。
【0009】
また、旧ウエブと新ウエブの表裏両面を吸引保持するウエブ保持具が必要であり、その装置の構造が複雑になるという問題点もある。
【0010】
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、旧ウエブと新ウエブを簡単に接続することができると共に、その接続が正確に行うことができるウエブの接続方法及びその装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、前後方向に走行する旧ウエブに、新ウエブを接着テープによって接続するウエブの接続方法において、前記旧ウエブの走行と前記新ウエブの走行を停止させた状態で、前記旧ウエブと前記新ウエブとを接続予定位置で重ね合わせる第1工程と、前記重ね合わせた旧ウエブと新ウエブのどちらか一方のウエブの一方の片面を吸引手段で吸引して、少なくとも前記一方のウエブを固定する第2工程と、前記一方のウエブを前記吸引手段によって吸引固定しながら、前記一方のウエブとは異なる他方のウエブ側から切断手段によって前記新旧両ウエブ共に切断する第3工程と、前記切断された他方のウエブの不要部分を回収する第4工程と、前記一方のウエブを前記吸引手段によって吸引固定しながら、前記他方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧して、前記新旧両ウエブの他方の片面を前記接着テープで固定して、前記新旧両ウエブを接続する第5工程と、前記切断された一方のウエブの不要部分を回収する第6工程と、を有することを特徴とするウエブの接続方法である。
【0012】
請求項2の発明は、前記第6工程の後に、前記一方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧して、前記新旧両ウエブの一方の片面を前記接着テープで固定する第7工程を有することを特徴とする請求項1記載のウエブの接続方法である。
【0013】
請求項3の発明は、前記第5工程において、前記他方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する時に、前記切断された他方のウエブの必要部分を固定手段によって前記一方のウエブへ押圧することを特徴とする請求項1記載のウエブの接続方法である。
【0014】
請求項4の発明は、前記第7工程において、前記一方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する時に、前記他方のウエブを吸引手段によって固定することを特徴とする請求項記載のウエブの接続方法である。
【0020】
【作 用】
請求項1のウエブの接続方法について説明する。
【0021】
第1工程では、前後方向に走行する旧ウエブと新ウエブの走行を停止させた状態で、旧ウエブと新ウエブとを接続予定位置で重ね合わせる。
【0022】
第2工程では、この重ね合わせた旧ウエブと新ウエブのどちらか一方のウエブの一方の片面を吸引手段で吸引して、少なくとも一方のウエブを固定する。
【0023】
第3工程では、一方のウエブを吸引手段によって吸引固定しながら、一方のウエブとは異なる他方のウエブ側から切断手段によって新旧両ウエブ共に切断する。
【0024】
第4工程では、吸引手段によって吸引固定されていない切断された他方のウエブの不要部分を回収する。この場合に一方のウエブは吸引手段によって固定されているため、一方のウエブと他方のウエブの位置ずれが起こることがない。
【0025】
第5工程では、一方のウエブを吸引手段によって吸引固定しながら、他方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する。これによって新旧両ウエブの他方の片面が接着テープで固定され、新旧両ウエブが接続される。
【0026】
第6工程では、接着テープで固定されていない切断された一方のウエブの不要部分を回収する。
【0027】
請求項2のウエブの接続方法においては、前記した第6工程の後に、一方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する。これによって、新旧両ウエブの一方の片面も接着テープで固定される。したがって、新旧両ウエブの接続部分の両面共に接着テープで固定される。
【0028】
請求項3のウエブの接続装置においては、前記で説明した第5工程において、他方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する時に、切断された他方のウエブの必要部分を固定手段によって一方のウエブへ押圧する。これによって、他方のウエブの必要部分が一方のウエブに対し位置ずれを起こすことなく接着テープによって新旧両ウエブを接続することができる。
【0029】
請求項4のウエブの接続装置においては、前記で説明した第5工程において、一方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する時に、他方のウエブを吸引手段によって固定する。これによって、接着テープで固定する際に一方のウエブと他方のウエブとが位置ずれを起こすことがない。
【0030】
請求項5のウエブの接続方法においては、旧ウエブ及び新ウエブが、水平方向、垂直方向、または、水平方向に対し傾斜した状態で走行させる。このようにウエブが水平方向、垂直方向、水平方向に対し傾斜した状態で走行していても、新旧両ウエブを正確に接続することができる。
【0043】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態のウエブの接続装置10について図1から図9に基づいて説明する。
【0044】
なお、「ウエブ」とは、長尺状のシートであり、布帛、紙、プラスチックフィルム、金属箔、単層または多層にラミネートしたシート状のものを言う。
【0045】
(1)接続装置10の構造
図1に基づいて、接続装置10の構造について説明する。
【0046】
この接続装置10は、旧ウエブW1が残り少なくなり、そのため、この旧ウエブW1の後ろに新ウエブW2を接続する装置に関するものである。
【0047】
旧ウエブW1は、図1に示すように水平方向の走行路を走行している。なお、図1においては上下関係を明確にするために、「上」と「下」を表記している。また、新ウエブW2は、巻回されたロール12から引き出される。
【0048】
新旧両ウエブW1,W2共に、上下一対のニップロール14,16と上下一対のニップロール18,20との間に挟まれて走行する。そして、この一対のニップロール14,16と一対のニップロール18,20との間で新旧両ウエブW1,W2が接続される。そのため、これら一対のニップロール14,16と一対のニップロール18,20との間の走行路の範囲を「接続予定位置」とする。
【0049】
(1−1)前吸引装置22と後吸引装置24
この接続予定位置における走行路の下方には、前吸引装置22と後吸引装置24とが回転自在に設けられている。この吸引はポンプなどに吸引する。
【0050】
前吸引装置22は厚みのある板状であり、図1に示すように、垂直方向から水平方向に回動する。水平方向に回動した状態で前吸引装置22の上面には吸引面が配されている。
【0051】
後吸引装置24も同様に厚みのある板状であって、垂直方向から水平方向に回動自在であって、水平方向に回動した状態でその上面に吸引面が設けられている。
【0052】
この前吸引装置22と後吸引装置24とが水平状態に回動した場合(図1の点線の状態)において、前吸引装置22と後吸引装置24との間には、ウエブの幅方向に若干の隙間、すなわちスリット26が形成される状態となる。
【0053】
(1−2)切断装置28
接続予定位置における走行路の上面には、新旧両ウエブW1,W2を幅方向に切断するための切断装置28が設けられている。
【0054】
この切断装置28は回転軸R1を中心にアーム30が回動自在であり、その先端にカッター32が取り付けられている。このアーム30が不図示のモータまたはエアーシリンダーによって回転して水平状態になると、その先端にあるカッター32が新旧両ウエブW1,W2を幅方向に切断する。この場合に、カッター32はスリット26に侵入して、前吸引装置22と後吸引装置24には衝突することがない。
【0055】
(1−3)上側接着テープ押圧装置34
接続予定位置の走行路の上方には、上側接着テープ押圧装置34が設けられている。
【0056】
この上側接着テープ押圧装置34は、回転軸R2を中心にアーム36が回転し、そのアーム36の先端にはテープ吸引部38が設けられている。このテープ吸引部38の一方の面には接着テープ40がテープ吸引部38によって吸引して固定されている。この吸引はポンプなどに吸引する。
【0057】
この場合に、テープ吸引部38に吸引されている接着テープ40の面は、接着面とは反対側の面が吸引されている。
【0058】
このアーム36が、回転軸R2を中心に不図示のモータまたはエアーシリンダーによって垂直方向から水平方向に回転すると走行路上の新旧両ウエブW1,W2に接着テープ40を押圧して接続する。
【0059】
(1−4)下側接着テープ押圧装置42
接続予定位置の走行路の下方には、下側接着テープ押圧装置42が設けられている。
【0060】
この下側接着テープ押圧装置42は、押圧装置本体43からエアーシリンダー44によってテープ吸引部46を上方に移動させる。
【0061】
テープ吸引部46に吸引されている接着テープ48を新旧両ウエブW1,W2の下面に押圧して接続する。
【0062】
(1−5)制御装置50
この接続装置10の制御装置50は、コンピュータよりなり、下記で説明する接続工程に基づいて、ロール12、ニップロール14,16,18,20の回転を制御し、前吸引装置22、後吸引装置24の回動状態及び吸引状態を制御し、切断装置28のアーム30の回動状態を制御し、上側接着テープ押圧装置34のアーム36の回動状態及びテープ吸引部38の吸引状態を制御し、下側接着テープ押圧装置42のエアーシリンダー44の上下動及びテープ吸引部46の吸引状態を制御する。
【0063】
(2)接続装置10の動作状態
次に上記で説明した接続装置10の動作工程について図2から図9に基づいて説明する。なお、図2から図9においては、各工程の説明をわかりやすくするために、必要な装置のみを記載している。
【0064】
(第1工程)
第1工程について、図2に基づいて説明する。
【0065】
第1工程では、図2に示すように、旧ウエブW1を下側のニップロール16,20の間で走行させる。一方、新ウエブW2については、上側のニップロール14,18の間で走行させ、前側のニップロール14に新ウエブW2の先端を固定する。この場合にニップロール14とニップロール16との間隙を大きくしておき、同様にニップロール18及びニップロール20の間隙も大きくしておく。
【0066】
そして、この場合に旧ウエブW1と新ウエブW2とは、平行で、かつ、幅方向においてずれがないようにする。
【0067】
(第2工程)
第2工程について、図3に基づいて説明する。
【0068】
旧ウエブW1及び新ウエブW2の走行を停止させる。
【0069】
その後に、上側のニップロール14,18を下方に移動させ、旧ウエブW1に新ウエブW2を重ね合わせる。この場合に前記したように旧ウエブW1と新ウエブW2とが完全に重なるように、すなわち、平行に、かつ、幅方向においてもずれがなく、旧ウエブW1と新ウエブW2との両耳部が正確に一致するように重ね合わせる。
【0070】
図3の点線で示すように垂直方向に位置している前吸引装置22と後吸引装置24を、実線で示す水平方向に回動させると共に、前吸引装置22と後吸引装置24の吸引を開始して、下方に位置するウエブ、すなわち、旧ウエブW1の下面を吸引して、旧ウエブW1を接続予定位置で固定する。
【0071】
この場合に前吸引装置22と後吸引装置24との間にあるスリット26の位置が、切断装置28によって切断される位置となる。
【0072】
(第3工程)
第3工程について、図4に基づいて説明する。
【0073】
切断装置28のアーム30を垂直状態から水平状態に回動させると、アーム30の先端にあるカッター32が重ね合わせられている新旧両ウエブW1,W2を同時に幅方向に切断する。この場合にカッター32は前吸引装置22と後吸引装置24との間にあるスリット26に入り、前吸引装置22と後吸引装置24に衝突することがない。
【0074】
さらに、下面にある旧ウエブW1が前後吸引装置22,24によって吸引固定されているため、切断位置がずれたりすることがない。
【0075】
(第4工程)
第4工程について、図5に基づいて説明する。
【0076】
切断装置28のアーム30を水平状態から垂直状態に復帰させる。
【0077】
そして、前側にあるニップロール14を上方に移動させ、その後回転させる。ニップロール14が回転すると、新ウエブW2の不要部分がこのニップロール14に巻き付けられて回収される。すなわち、新ウエブW2の切断された前側の部分は不要であるため回収する。
【0078】
この場合に、新ウエブW2の不要部分のみを回収し、かつ、旧ウエブW1は前後吸引装置22,24によって吸引固定されているため、新旧両ウエブW1,W2の切断個所がずれたりすることがない。
【0079】
(第5工程)
第5工程について、図6に基づいて説明する。
【0080】
ニップロール14において不要な新ウエブW2が回収すると、上側接着テープ押圧装置34のアーム36を垂直状態から水平方向に回動させる。この場合に予めテープ吸引部38の一方の面に接着テープ40を吸引固定しておく。
【0081】
アーム36が垂直状態から水平状態に回動するとその回動の押圧力及び接着テープ40の接着力によって旧ウエブW1の必要部分の上面と新ウエブW2の必要部分の上面とが接着テープ40によって接続される。
【0082】
なお、図6においては接着テープ40が段差のある部分に接着されているように表示されているが、これは新旧両ウエブW1,W2の状態を分かり易く示すために厚みのある状態として示しているものであり、実際には新旧両ウエブW1,W2共に厚みは非常に薄く、テープ吸引部38の接着テープ40の吸引面は平らな面である。
【0083】
この接着テープ40によって接着する場合に、旧ウエブW1の下面は前後吸引装置22,24によって固定されているため、旧ウエブW1と新ウエブW2とは位置ずれを起こしたりすることがなく、正確に両者を接続することができる。
【0084】
(第6工程)
第6工程について、図7に基づいて説明する。
【0085】
上接着テープ押圧装置34のテープ吸引部38によって接着テープ40を旧ウエブW1の必要部分と新ウエブW2の必要部分とに押圧した状態を維持しておく。この場合にテープ吸引部38は接着テープ40を吸引固定している。
【0086】
上記の状態で、前吸引装置22と後吸引装置24の吸引状態を解除し、図7の実線に示すように垂直状態に復帰させる。
【0087】
その後、旧ウエブW1の不要部分を後側のニップロール20を回転させて回収させる。この場合に、新旧両ウエブW1,W2の必要部分は接着テープ40によって接着固定されているため、両者が位置ずれを起こしたりすることがない。
【0088】
(第7工程)
第7工程について、図8に基づいて説明する。
【0089】
不要な旧ウエブW1が完全に回収された状態で、上側接着テープ押圧装置34におけるテープ吸引部38の接着テープ40に対する吸引固定を維持した状態とする。
【0090】
上記の状態で、下方から下側接着テープ押圧装置42のテープ吸引部46をエアーシリンダー44によって上昇させて、旧ウエブW1の必要部分と新ウエブW2の必要部分の下面に接着テープ48を押圧して接着する。この場合に、テープ吸引部46の吸引面に予め接着テープ48を吸引固定しておく。
【0091】
この下側接着テープ押圧装置42によって接着テープ48を接着する場合に、新旧両ウエブW1,W2共に上側の接着テープ40によって接着固定されているため位置ずれを起こすことがない。
【0092】
(第8工程)
第8工程について、図9に基づいて説明する。
【0093】
上側接着テープ押圧装置34におけるテープ吸引部38の吸引を解除し、アーム36を水平状態から垂直状態に復帰させる。
【0094】
下側接着テープ押圧装置42のテープ吸引部46の吸引状態を解除させ、エアーシリンダー44によって下方に移動させる。
【0095】
これによって新旧両ウエブW1,W2は上下の接着テープ40,48によって接続された状態となる。
【0096】
そして、旧ウエブW1の走行を再び開始させることによって、ウエブの接続が完了する。
【0097】
(3)第1の実施形態の効果
上記構成の接続装置10であると、新旧両ウエブW1,W2を正確に接続することができる。特に、第4工程で新ウエブW2の不要部分を回収して、上側の接着テープ40で新旧両ウエブW1,W2を接続し、その後に旧ウエブW1の不要部分を回収するため、旧ウエブW1と新ウエブW2の位置ずれを起こすことがない。
【0098】
この接続装置10であると、新旧両ウエブW1,W2を固定するのは走行路の下方にある前吸引装置22と後吸引装置24だけであるため、従来技術のように上側において吸引を行う必要がなく、機械の構成が簡単になると共に、その動作が速くなり接続時間を短縮することができる。例えば、上記の第1工程から第8工程における接続のための時間は、本出願人が実験したところ10秒から20秒で終了する。
【0099】
(4)変更例1
上記実施形態では下方に旧ウエブW1を配し、上方に新ウエブW2を配したが、これとは上下逆にして、新ウエブW2を下方に旧ウエブW1を上方に配して上記と同様に接続を行ってもよい。
【0100】
(5)変更例2
上記実施形態では、ニップロール14によって新ウエブWを回収したが、これに代えて、ニップロール14とは別体の回収ロールを設けて新ウエブWを回収してもよい。
【0101】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について、図10に基づいて説明する。
【0102】
本実施形態と、第1の実施形態の異なる点は、第1の実施形態における図6における工程に追加の固定装置52がある点が異なる。
【0103】
すなわち、新旧両ウエブW1,W2を上側接着テープ押圧装置34で接着固定する前に、ウエブの幅方向に配されている押圧ローラ54によって新ウエブW2の必要部分が位置ずれを起こさないように固定する。
【0104】
すなわち、固定装置52は回転軸R3を中心にアーム56が回動自在に配され、その点先端に押圧ローラ54を図10に示すように垂直状態から水平状態に回動させて押圧ローラ54によって新ウエブW2を固定した後に、上側接着テープ押圧装置34によって新旧両ウエブW1,W2を接着テープ40で固定する。
【0105】
これによって、新旧両ウエブW1,W2の位置ずれが発生することがない。
【0106】
(変更例1)
この押圧ローラ54による押圧は、一つ前の第4工程における新ウエブW2の不要部分を回収する工程から始めてもよい。すなわち、不要な新ウエブW2を回収する場合に必要な新ウエブW2を押圧ローラ54によって押圧固定することによって、より位置ずれを発生させることがない。
【0107】
(変更例2)
押圧ローラ54に代えて、直方体状、または、板状の押圧部材を用いてもよい。
【0108】
(第3の実施形態)
第3の実施形態について、図11に基づいて説明する。
【0109】
本実施形態と、第1の実施形態の異なる点は、上側接着テープ押圧装置34のテープ吸引部38の前後部にウエブ吸引部58、58を設けている点にある。
【0110】
このウエブ吸引部58は、前記で説明した第7工程において機能させるものであり、ウエブ吸引部58、58によって旧ウエブW1の必要部分と新ウエブW2の必要部分を吸引固定することによって、下側から接着テープ48を接着固定する場合により完全に位置ずれを起こすことなく固定することができる。
【0111】
(第4の実施形態)
第4の実施形態について、図12に基づいて説明する。
【0112】
本実施形態と、第1の実施形態の異なる点は前吸引装置22及び後吸引装置24の構造が異なる点にある。
【0113】
すなわち、本実施形態では、前吸引装置22と後吸引装置24とが一体に構成され一つの吸引装置60を構成している。そして、この吸引装置60の切断予定部分において溝62がウエブの幅方向に沿って設けられている。
【0114】
この吸引装置60はエアーシリンダー64によって上方に移動して旧ウエブW1の下面を吸引固定する。そして、切断装置28で切断する場合には、新旧両ウエブW1,W2を切断したカッター32は溝62に入るため、吸引装置60と衝突することがない。
【0115】
なお、この場合に下側接着テープ押圧装置42は上下動による動きが困難であるため、上側接着テープ押圧装置34と同様にアームで回動させてテープ吸引部46を移動させるのがよい。
【0116】
(第5の実施形態)
第5の実施形態について図13に基づいて説明する。なお、図13においては上下関係を明確にするために図13中に「上」と「下」を表記している。
【0117】
上記実施形態では、旧ウエブW1と新ウエブW2の走行路は水平方向であったが、これに代えて、図13に示すように走行路が垂直方向であっても、上記実施形態と同様に旧ウエブW1と新ウエブW2とを接続することができる。
【0118】
(変更例)
走行路は、第1の実施形態や第5の実施形態における水平方向、垂直方向に限らず、水平方向に対し傾斜した状態であっても同様に接続することができる。
【0119】
(その他)
上記実施形態や変更例に限らず、本発明の趣旨を逸脱しない限り、その他の変更を行って本発明を実施することができることは言うまでもない。
【0120】
【発明の効果】
以上により本発明のウエブの接続方法及びその装置であると、旧ウエブと新ウエブを位置ずれを起こすことなく正確に接続することができると共に、その接続時間を短縮して短時間で行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す接続装置の説明図である。
【図2】接続装置の第1の工程における状態を示す説明図である。
【図3】同じく第2の工程を示す説明図である。
【図4】同じく第3の工程を示す説明図である。
【図5】同じく第4の工程を示す説明図である。
【図6】同じく第5の工程を示す説明図である。
【図7】同じく第6の工程を示す説明図である。
【図8】同じく第7の工程を示す説明図である。
【図9】同じく第8の工程を示す説明図である。
【図10】第2の実施形態の接続装置を示す説明図である。
【図11】第3の実施形態の接続装置を示す説明図である。
【図12】第4の実施形態を示す接続装置の説明図である。
【図13】第5の実施形態を示す接続装置の説明図である。
【符号の説明】
10 接続装置
12 ロール
14 ニップロール
16 ニップロール
18 ニップロール
20 ニップロール
22 前吸引装置
24 後吸引装置
26 スリット
28 切断装置
30 アーム
32 カッター
34 上側接着テープ押圧装置
36 アーム
38 テープ吸引部
40 接着テープ
42 下側接着テープ押圧装置
44 エアーシリンダー
46 テープ吸引部
48 接着テープ
50 制御装置

Claims (5)

  1. 前後方向に走行する旧ウエブに、新ウエブを接着テープによって接続するウエブの接続方法において、
    前記旧ウエブの走行と前記新ウエブの走行を停止させた状態で、前記旧ウエブと前記新ウエブとを接続予定位置で重ね合わせる第1工程と、
    前記重ね合わせた旧ウエブと新ウエブのどちらか一方のウエブの一方の片面を吸引手段で吸引して、少なくとも前記一方のウエブを固定する第2工程と、
    前記一方のウエブを前記吸引手段によって吸引固定しながら、前記一方のウエブとは異なる他方のウエブ側から切断手段によって前記新旧両ウエブ共に切断する第3工程と、
    前記切断された他方のウエブの不要部分を回収する第4工程と、
    前記一方のウエブを前記吸引手段によって吸引固定しながら、前記他方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧して、前記新旧両ウエブの他方の片面を前記接着テープで固定して、前記新旧両ウエブを接続する第5工程と、
    前記切断された一方のウエブの不要部分を回収する第6工程と、
    を有する
    ことを特徴とするウエブの接続方法。
  2. 前記第6工程の後に、
    前記一方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧して、前記新旧両ウエブの一方の片面を前記接着テープで固定する第7工程を有する
    ことを特徴とする請求項1記載のウエブの接続方法。
  3. 前記第5工程において、
    前記他方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する時に、前記切断された他方のウエブの必要部分を固定手段によって前記一方のウエブへ押圧する
    ことを特徴とする請求項1記載のウエブの接続方法。
  4. 前記第7工程において、
    前記一方のウエブ側から接着テープをテープ押圧手段によって押圧する時に、前記他方のウエブを吸引手段によって固定する
    ことを特徴とする請求項記載のウエブの接続方法。
  5. 前記旧ウエブ及び新ウエブが、水平方向、垂直方向、または、水平方向に対し傾斜した状態で走行する
    ことを特徴とする請求項記載のウエブの接続方法。
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