JP4063574B2 - スイッチ装置及び同装置に使用する操作ユニット - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、建物の壁等に配設されるスイッチ装置、及び同装置に使用される操作ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
屋内配線器具として一般に使用されているスイッチ装置には、「居間」「台所」「玄関」「洗面」「浴室」「廊下」等、スイッチ装置によりオン・オフされる場所等の名称(本明細書では、「ネーム」と称する)を表示するためのネーム表示部を備えたものある。
【0003】
特開平9−265853号公報には、この種のスイッチ装置に用いられるスイッチハンドル(操作ユニット)が開示されている。同公報のスイッチハンドルは、複数種類のネームが表示されたネーム体を本体の裏面に移動可能に保持する構成である。同公報には、各種の具体的な形態が開示されているが、そのうち特に第四実施例のスイッチハンドルは、本体における表示窓の裏面側に係止片を形成し、この係止片によってシート部材(ネーム体)を弾性的に保持する構成となっている。シート部材は、一定巾の紙等で形成され、表示窓側の面に複数種類のネームが表示されている。
【0004】
上記構成のスイッチハンドル(操作ユニット)は、シート部材を適宜移動させて目的のネームを表示窓に配置し、その後、外部にはみ出した部分を破り取って使用状態が形成される。このため、別途個々のネームカードを用意する必要がなく、管理が容易となる効果がある。
【0005】
ところで、近年、スイッチ装置の構造も多様化してきており、例えば、図1〜図3に示すように、共通の取付枠200に対し任意の個数だけスイッチ本体100を装着できる構成のものがある。この種のスイッチ装置にあっては、例えば、取付枠にスイッチ本体100を装着する3つのスイッチ装着部202が長さ方向に並べて形成してあり、用途に応じてスイッチ本体100を次のように装着するとともに、装着されたスイッチ本体100の作動子101に操作ユニット400A(400B,400C)を個別に係合させる構成となっている。
▲1▼取付枠200に形成した各スイッチ装着部を利用して3個のスイッチ本体100を装着するとともに、各スイッチ本体100の作動子101にそれぞれ操作ユニット400Aを係合させる(図1参照)。
▲2▼取付枠200に形成した両脇のスイッチ装着部を利用して2個のスイッチ本体100を装着するとともに、各スイッチ本体100の作動子101にそれぞれ操作ユニット400Bを係合させる(図2参照)。
▲3▼取付枠200に形成した中央のスイッチ装着部にスイッチ本体100を1個装着するとともに、このスイッチ本体100の作動子101に操作ユニット400Cを係合させる(図3参照)。
【0006】
上述したスイッチ装置に使用される各操作ユニット400A,400B,400Cは、スイッチ本体100の作動子101に均一な操作力を伝えるために、従来は図12に示すごとく、裏面側の中心領域部分に、スイッチ本体100の作動子101と係合する装着爪425が、一定の間隔をおいて対向して形成されている。また、各操作ユニット400A,400B,400Cは、図1〜図3に示すように、表面の中心部分にネーム表示部(表示窓412a)を配置することで、長さの異なる各操作ユニット400A,400B,400Cに外観上の統一性をもたせている。そして、このようにネーム表示部を表面の中心部分に配置した結果、各操作ユニット400A,400B,400Cの裏面側では、上記装着爪425の内側領域部分(すなわち、ネーム表示部の裏面側)に、ネーム表示体500の配置部が形成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述したとおり特開平9−265853号公報に開示されたスイッチハンドルは、別途個々のネームカードを用意する必要がなく、管理が容易となるという優れた効果を備える。しかしながら、シート部材(ネーム表示体)を保持する係止片は、スイッチ本体の作動子と係合する部位から離間した構成となっており、これらシート部材の保持部と作動子の係合部分(係止爪の内側領域)とを重なり合う状態で配設することは、構造的にみて不可能であった。したがって、上記装着爪の内側領域部分にネーム表示体の配置部が形成されているスイッチ装置には、採用し得なかった。
【0008】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、スイッチ本体の作動子と係合する装着爪の内側領域部分にネーム表示体の配置部が形成されているスイッチ装置を対象として、別途個々のネーム表示体を用意する必要がなく、製品管理の容易化及び施工性の向上を図ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のスイッチ装置は、表面ボス部にオン・オフ切替用の作動子を有するスイッチ本体と、このスイッチ本体を装着するスイッチ装着部が形成された取付枠と、この取付枠の表面側を被覆する化粧プレートと、裏面側にスイッチ本体の作動子と係合する装着爪が対向して形成されるとともに、該装着爪の内側領域にネーム表示体配置部が形成された操作ユニットと、を備えたスイッチ装置において、
操作ユニットは、裏面側にネーム表示体配置部が形成された操作本体と、この操作本体の裏面側に装着される保持部材と、複数種類のネームが表示された帯状のネーム表示体とを含み、
かつ、上記保持部材に、スイッチ本体の作動子と係合する装着爪を、ネーム表示体配置部の外側に配設されるように形成するとともに、該保持部材と操作本体との間にネーム表示体を挟んで保持する構成としたことを特徴とする(請求項1)。
【0010】
また、本発明の操作ユニットは、表面ボス部にオン・オフ切替用の作動子を有するスイッチ本体と、このスイッチ本体を装着するスイッチ装着部が形成された取付枠と、この取付枠の表面側を被覆する化粧プレートとを備えたスイッチ装置において、スイッチ本体の作動子に係合する操作ユニットであって、
裏面側にネーム表示体配置部が形成された操作本体と、この操作本体の裏面側に装着される保持部材と、複数種類のネームが表示された帯状のネーム表示体とを含み、
かつ、上記保持部材に、スイッチ本体の作動子と係合する装着爪を、ネーム表示体配置部の外側に配設されるように形成するとともに、該保持部材と操作本体との間にネーム表示体を挟んで保持する構成としたことを特徴とする(請求項4)。
【0011】
上述した構成の操作ユニットは、操作本体のネーム表示体配置部に合わせて帯状のネーム表示体を配置した後、操作部材を操作本体の裏面側に装着することで、ネーム表示体が保持部材と操作本体との間に挟まれた状態で保持される。したがって、帯状のネーム表示体によるネームの表示選択が実現でき、製品管理の容易化及び施工作業性の向上を図ることができる。
【0012】
ここで、保持部材は、ネーム表示体をネーム表示体配置部の両側方で弾力的に押圧する弾性押圧部を含む構成とすることが好ましい(請求項2,5)。このように構成することで、ネーム表示体配置部内でのネーム表示体の自由な移動を確実に規制してネームの表示ずれを防止することが可能となる。
【0013】
さらに、弾性押圧部を、作業者が指で押圧操作可能な切断操作片と、この切断操作片よりも内側に配置されているネーム表示体を押圧して保持する弾性保持片と、を含む構成とすれば(請求項3,6)、切断操作片を利用して帯状のネーム表示体を容易に切り取ることができるので、いっそう施工の作業性が向上する。しかも、帯状の表示体を切り取った後にも、弾性保持片により、ネーム表示体配置部内に残したネーム表示体の自由な移動を確実に規制してネームの表示ずれを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を図1〜図3に示したスイッチ装置に適用した実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1〜図3を参照してスイッチ装置の全体構成を説明すると、スイッチ装置は、スイッチ本体100、取付枠200、化粧プレート300、および操作ユニット400A,400B,400Cを備えており、取付枠200にスイッチ本体100が装着される。取付枠200は、ねじ等の締結具1を用いて室内の壁面2等に固定され、その外周を化粧プレート300によって被覆される。操作ユニット400A,400B,400Cは、それぞれ化粧プレート300の中央部に形成した開口部301を介してスイッチ本体100の作動子101に装着され、外部から加えられる押圧力を作動子101に伝える。
【0015】
図4(a)はスイッチ本体の平面図、図4(b)はスイッチ本体の正面図である。
スイッチ本体100は、ケース102および蓋体103で外筐体を形成しており、その内部にスイッチ構造が組み込まれている。蓋体103の表面ボス部103aには、作動子101が露出して配設してある。この作動子101は、支軸101aを中心に揺動自在であって、揺動する方向によって内部のスイッチ構造をオン又はオフに切り替える仕組みとなっている。作動子101の両端縁には、後述する操作ユニットの装着爪425が係合する係止バネ101bが形成してある。また、蓋体103の両側部には、取付枠200へ取り付けるための係止段部104が設けてある。なお、スイッチ本体100の内部構造は、例えば、特開2001−167669号公報で詳述されているとおり公知であるため、詳細な説明は省略する。
【0016】
図1〜図3に戻り、取付枠200は、中央部にスイッチ本体100を装着するための装着口201が開口している(図3参照)。そして、この装着口201の内周縁部にスイッチ装着部202が並べて形成してあり、それらスイッチ装着部202にスイッチ本体100の係止段部104を係止することで、スイッチ本体100が取り付けられる。ここで、取付枠200へのスイッチ本体100の取付け形態は、既述したとおり3種類の形態がある(図1,図2,図3)。なお、図に示す取付枠200は、表面に補強枠を装着した2重構造となっている。
化粧プレート300は、取付枠200の外周を被覆するための構成部品である。この化粧プレート300には、中央に開口部301が形成してあり、この開口部301内に操作ユニット400A,400B,400Cが配置される。
これら取付枠200及び化粧プレート300についても、例えば、特開平4−42721号公報に詳述されているとおり公知であるため、その詳細な説明は省略する。
【0017】
次に、図6〜図11を参照して操作ユニットの構成を説明する。
操作ユニットは、取付枠200へのスイッチ本体100の取付け形態に応じて3種類(400A,400B,400C)が用意されている。図6の分解斜視図は、これらのうちスイッチ本体100を3個取り付ける場合に用いられる操作ユニット400Aを示している。なお、他の操作ユニット400B,400Cについても、基本的な構成は同じであるため、本実施形態では、共通の構成については操作ユニット400Aを主として説明し、他の操作ユニット400B,400Cについては、異なる構成部分についてのみ適宜説明を加えていく。
【0018】
操作ユニット400Aは、ネーム表示体401、操作本体410、保持部材420、押圧板430、導光体440を含んでいる。
ネーム表示体401は、帯状に形成してあり、その表面には「居間」「寝室」「玄関」「トイレ」「浴室」等のネームが任意に表示してある。
【0019】
操作本体410は、図7(a)〜(c)に示すように、各操作ユニット400A,400B,400Cに対応して、長さの異なる3種類のものが用意されてる。すなわち、図7(a)に示す操作本体410は、操作ユニット400Aに使用されるもので、化粧プレート300の開口部301に3枚並べて配置できる長さに設定されている。また、図7(b)に示す操作本体410は、操作ユニット400Bに使用されるもので、化粧プレート300の開口部301に2枚並べて配置できる長さに設定されている。そして、図7(c)に示す操作本体410は、操作ユニット400Cに使用されるもので、化粧プレート300の開口部301に1枚だけ配置する長さに設定されている。なお、各操作本体410の他の構成部分は共通の仕様となっている。
【0020】
操作本体410の中央部分は開口しており、その開口部411に表面側から化粧板412と透明板413が嵌め込んである(図6参照)。化粧板412の一部には透明な表示窓412aを形成してあり、この表示窓412aの裏面部分がネーム表示体401の配置部となる。また、化粧板412には、表示窓412aと並んで透明な発光確認窓412bが形成してある。
【0021】
操作本体410の裏面には、表示窓412aの両側方にそれぞれ2本の案内突条414が一定の間隔をもって平行に形成してある。これら対向する案内突条414の間隔は、帯状のネーム表示体401の幅寸法に合わせて設定してあり、これらの案内突条414の間にネーム表示体401を配置することで、ネーム表示体401の位置ずれが防止される。
また、操作本体410の裏面には、開口部411の両側縁に沿って適所に保持部材420を固定するための突起415が形成してある。
【0022】
また、操作本体410の裏面には、開口部411の上下端縁に沿って後述する押圧板430の支持壁416,417が形成してある。このうち、一方の支持壁416には、両端に凹状の軸受部416aが形成してあり、この軸受部416aで押圧板430の支軸431を回動自在に支持する。また、他方の支持壁417には、押圧板430の先端部430aを配置するための支持溝417aが形成してある。
【0023】
保持部材420は、図8(a)(b)に示すように、2種類のものが用意されている。このうち、図8(a)に示す保持部材420は、操作ユニット400Aに使用され、また図8(b)に示す保持部材420は、操作ユニット400B,400Cに使用される。これら各保持部材420は、後述する装着爪の本数が異なるのみで、他の構成は共通である。
【0024】
保持部材420は、中央部分が板状に形成されており、その両側縁部の適所に固定孔421が穿設してある(図8(b)参照)。保持部材420は、これら固定孔421を操作本体410の突起415に嵌合した後、突起415の突き出し部分をカシメ又は溶融することで、操作本体410の裏面側に固定される。
【0025】
また、保持部材420の板状部422には、化粧板412の表示窓412aと対応する箇所に開口422aが形成してあり、さらに化粧板412の発光確認窓412bと対応する箇所にスリット422bが形成してある。ここで、板状部422の操作本体410と接触する側の面には、表示窓412aの両側方部分に、ネーム表示体401の幅と厚さに合わせて案内溝423が形成してあり、ネーム表示体401はこの案内溝423を通して移動自在に案内される。また、保持部材420の上部両側縁部には、後述する押圧板430の先端両側部に形成した係止爪432が係合する止め部424が形成してある。
【0026】
さらに、板状部422の両側縁部には、装着爪425が突き出して形成してある。装着爪425は、スイッチ本体100の作動子101に形成した係止バネ101b(図4参照)と係合して、操作ユニットの揺動を作動子101に伝える機能を有している。ここで、操作ユニット400Aに使用される保持部材420には、対向する装着爪425が3対並べて設けてあり(図8(a)参照)、一方、操作ユニット400B,400Cに使用される保持部材420は、対向する1対の装着爪425が設けてある(図8(b)参照)。
【0027】
図8(a)に示した保持部材420に3対の装着爪425が設けられているのは、図1に示したように取付枠200に取り付けられた3個のスイッチ本体100の間隔に対し、操作ユニット400Aの配置間隔が長く設定されているためである。
【0028】
具体的には、図1において、上部側に配置する操作ユニット400Aは、その姿勢で下側に位置する装着爪425を、取付枠200の上部側に取り付けられたスイッチ本体100の作動子101に係合させる。また、下部側に配置する操作ユニット400Aは、その姿勢で上側に位置する装着爪425を、取付枠200の下部側に取り付けられたスイッチ本体100の作動子101に係合させる。そして、中央に配置する操作ユニット400Aは、中央に位置する装着爪425を、取付枠200の中央に取り付けられたスイッチ本体100の作動子101に係合させる。これにより、上述したスイッチ本体100の取付け間隔とユニット400Aの配置間隔との寸法差を補うことができる。
【0029】
このように操作ユニット400Aの配置間隔が長くなるのは、個々の操作ユニット400Aを従来のスイッチ装置に比べて大きくしているためである。この種のスイッチ装置(ワイドタイプと称する)は、老人や身体障害をもつ人にも操作がし易く、近年急速に需要が広がっている。なお、スイッチ本体100の取付け間隔とユニット400Aの配置間隔との間に寸法差がない場合は、各操作ユニット400A,400B,400Cに対し、図8(b)に示した構成の保持部材420を共通に使用することもできる。
【0030】
また、保持部材420の両側面には、案内溝423を通して引き出されるネーム表示体401を、操作本体410の裏面に押さえつけて保持する弾性押圧部426が設けてある。本実施形態では、この弾性押圧部426を弾力性を有する金属板で形成して保持部材420にモールド成形してあるが、樹脂成形をもって保持部材420と一体にこの弾性押圧部426を形成することもできる。
【0031】
弾性押圧部426は、中央部に設けられた弾性保持片426aとその両脇に設けられた切断操作片426bとで構成してある。このうち弾性保持片426aは、先端部が操作本体410の裏面側に屈曲形成してあり、この先端で切断操作片426aよりも内側(すなわち、表示窓412a側)に配置されているネーム表示体401を押圧保持する機能を有している。なお、操作本体410の裏面には、この弾性保持片426aの先端と対向する位置に保持溝418が形成してあり(図7参照)、この保持溝418に弾性保持片426aが弾力的にくい込んで、ネーム表示体401の保持力を高める構成となっている。
【0032】
また切断操作片426bは、作業者が指で押圧し易いように広い面積を確保してあり、しかも先端部には操作者の爪を入り込ませることのできる凹溝426cを形成することで押圧操作の容易化を図っている。
【0033】
図6に戻り、押圧板430は、表示窓412aの裏面に配置されたネーム表示体401を、保持部材420の開口422aを通して押圧するための部材であり、基端両側部に形成した支軸431が操作本体410の軸受部416aへ回動自在に装着される。そして、先端両側部に形成した係止爪432を保持部材420の止め部424に係合させることで、保持部材420の板状部422と重なり合い、開口422aを通してネーム表示体401を押圧する。なお、その押圧面には図示しないが操作本体410の裏面側へ膨出する凸部が形成されている。
【0034】
この押圧板430の中央部には、発光確認窓412bと対向して開口433が形成してある。また、導光体440には集光レンズ441が形成してあり、この集光レンズ441が開口433を通して発光確認窓412bと対向するように、導光体440が押圧板430に装着される。図4に示したスイッチ本体100には、オフ状態のとき発光するネオン管(図示せず)が内蔵してあり、このネオン管の光が作動子101の中央部から取り出される。このネオン管の光は、導光体440の集光レンズ441によって発光確認窓412bへと導かれ、外部から視認可能となる。
【0035】
上述した各構成部品からなる本実施形態の操作ユニット400Aは、図9に示すように、操作本体410の裏面側へ表示窓412aに合わせてネーム表示体401の一部を配置した後、操作本体410の裏面に保持部材420を装着することで、ネーム表示体401が保持される。ネーム表示体401は帯状をしているので、多くの部分は弾性押圧部426から外側に延出する。この延出部分の両端は、図10に示すように接続してもよい。このようにネーム表示体401をリング状としておけば、ネーム表示体401が操作本体410の裏面側から引き出されて離脱するおそれがなくなる。
【0036】
さらに、図11に示すように、操作本体410の裏面側に押圧板430を装着して、操作ユニット400Aの組み立てが完成する。操作ユニット400A(400B,400C)は、この組立て状態でスイッチ本体100、取付枠200、化粧プレート300とともに工場出荷することが好ましい。そして、施工現場にてネーム表示体401を長手方向に移動させることで表示窓412aに所望のネームを配置することができる。
【0037】
所望のネームを表示窓412aに配置した後、弾性押圧部426の切断操作片426bを指で押圧しながら、ネーム表示体401をこの切断操作片426bのエッジ部分を利用して切断する。ネーム表示体401には、ネームの表示間隔に合わせ一定の間隔でミシン目を入れておき、このミシン目部分で切断するようにしておけば、いっそう切断作業が容易となり好ましい。
【0038】
このように切断されたネーム表示体401は、所望のネームが表示された部分のみが表示窓412aの裏面側に配置される。当該部分は、両端部が弾性押圧部426の弾性保持片426aで保持されるとともに、中央部分が押圧板430により押圧されて、位置ずれが防止されている。
【0039】
なお、ネーム表示体401にあらかじめ表示されていないネームを表示窓412aに表示する必要が生じた場合は、ネーム表示体401を抜き取るとともに、押圧板430を開いて表示窓412aの裏面を露出させ、別途作成したネーム片を同面に配置することも可能である。このような必要がない場合は、押圧板430を省略して、表示窓412aの裏面に配置されたネーム表示体401の中央部分を押圧する機能(押圧部)を保持部材420に付与するとともに、導光体440を保持部材420に装着することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、操作本体とは別個に保持部材を構成し、この保持部材にスイッチ本体の作動子と係合する装着爪を形成するとともに、該保持部材と操作本体との間にネーム表示体を挟んで保持する構成とすることで、スイッチ本体の作動子と係合する装着爪の内側領域部分にネーム表示体の配置部が形成されているスイッチ装置にあっても、帯状のネーム表示体によるネームの表示選択が実現でき、製品管理の容易化及び施工作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スイッチ装置の全体構造を示す分解斜視図である。
【図2】図1と同じく、スイッチ装置の全体構造を示す分解斜視図である。
【図3】図1及び図2と同じく、スイッチ装置の全体構造を示す分解斜視図である。
【図4】スイッチ本体を示す図で、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図5】スイッチ本体の斜視図である。
【図6】操作ユニットの分解斜視図である。
【図7】操作本体の斜視図である。
【図8】保持部材の斜視図である。
【図9】操作ユニットの組み立て工程を示す斜視図である。
【図10】図8と同じく、操作ユニットの組み立て工程を示す斜視図である。
【図11】組み立て後の操作ユニットを示す正面断面図である。
【図12】従来の操作ユニットを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
100:スイッチ本体
101:作動子
101a:支軸
101b:係止バネ
102:ケース
103:蓋体
103a:表面ボス部
104:係止段部
200:取付枠
201:装着口
202:スイッチ装着部
300:化粧プレート
301:開口部
400A,400B,400C:操作ユニット
401:ネーム表示体
410:操作本体
411:開口部
412:化粧板
412a:表示窓
412b:発光確認窓
413:透明板
414:案内突条
415:突起
416,417:支持壁
416a:軸受部
417a:支持溝
418:保持溝
420:保持部材
421:固定孔
422:板状部
422a:開口
422b:スリット
423:案内溝
424:止め部
425:装着爪
426:弾性押圧部
426a:弾性保持片
426b:切断操作片
426c:凹溝
430:押圧板
431:支軸
432:係止爪
433:開口
440:導光体
441:集光レンズ

Claims (6)

  1. 表面ボス部にオン・オフ切替用の作動子を有するスイッチ本体と、このスイッチ本体を装着するスイッチ装着部が形成された取付枠と、この取付枠の表面側を被覆する化粧プレートと、裏面側に前記スイッチ本体の作動子と係合する装着爪が対向して形成されるとともに、該装着爪の内側領域にネーム表示体配置部が形成された操作ユニットと、を備えたスイッチ装置において、
    前記操作ユニットは、裏面側に前記ネーム表示体配置部が形成された操作本体と、この操作本体の裏面側に装着される保持部材と、複数種類のネームが表示された帯状のネーム表示体とを含み、
    かつ、前記保持部材に、前記スイッチ本体の作動子と係合する装着爪を、前記ネーム表示体配置部の外側に配設されるように形成するとともに、該保持部材と前記操作本体との間に前記ネーム表示体を挟んで保持する構成としたことを特徴とするスイッチ装置。
  2. 前記保持部材は、前記ネーム表示体を前記ネーム表示体配置部の両側方で弾力的に押圧する弾性押圧部を含むことを特徴とする請求項1のスイッチ装置。
  3. 前記弾性押圧部は、作業者が指で押圧操作可能な切断操作片と、この切断操作片よりも内側に配置されている前記ネーム表示体を押圧して保持する弾性保持片と、を含むことを特徴とする請求項2のスイッチ装置。
  4. 表面ボス部にオン・オフ切替用の作動子を有するスイッチ本体と、このスイッチ本体を装着するスイッチ装着部が形成された取付枠と、この取付枠の表面側を被覆する化粧プレートとを備えたスイッチ装置において、前記スイッチ本体の作動子に係合する操作ユニットであって、
    裏面側に前記ネーム表示体配置部が形成された操作本体と、この操作本体の裏面側に装着される保持部材と、複数種類のネームが表示された帯状のネーム表示体とを含み、
    かつ、前記保持部材に、前記スイッチ本体の作動子と係合する装着爪を、前記ネーム表示体配置部の外側に配設されるように形成するとともに、該保持部材と前記操作本体との間に前記ネーム表示体を挟んで保持する構成としたことを特徴とする操作ユニット。
  5. 前記保持部材は、前記ネーム表示体を前記ネーム表示体配置部の両側方で弾力的に押圧する弾性押圧部を含むことを特徴とする請求項4のスイッチ装置。
  6. 前記弾性押圧部は、作業者が指で押圧操作可能な切断操作片と、この切断操作片よりも内側に配置されている前記ネーム表示体を押圧して保持する弾性保持片と、を含むことを特徴とする請求項5のスイッチ装置。
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