JP4943952B2 - スイッチ保護カバー - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチプレートの前面側を覆うスイッチ保護カバーに関する。
従来、複数のスイッチが並べて設置されるスイッチプレートに、通常時の操作が許容されるスイッチ(以下、常時操作スイッチと記す)と、非常時等にのみ操作が許容されるスイッチ(以下、操作規制スイッチと記す)とが混在して設置される場合がある。
このような場合に、操作規制スイッチが通常時に誤って操作されるのは好ましくない。そこで、複数のスイッチの前面を包括的に覆うスイッチ保護カバーにおいて、常時操作スイッチのみに対応する開口部が形成されたものが、既に製品化されている(例えば特許文献1)。かかるスイッチ保護カバーによれば、常時操作スイッチについては開口部を通じての操作を可能としながら、操作規制スイッチについてはスイッチ保護カバーによって覆われるため誤操作を防止できる。
特開2005−158307号公報
ところで、このように複数のスイッチが並べて設置されるスイッチプレートでは、常時操作スイッチと操作規制スイッチの配置順序が複数ケース考えられる。例えば、上下に3個のスイッチを並べて設置可能なスイッチ設置領域を有するスイッチプレートの場合には、上段に操作規制スイッチが設置されて中段および下段に常時操作スイッチが設置されるケースや、上段および中段に操作規制スイッチが設置されて下段に常時操作スイッチが設置されるケース、上段に常時操作スイッチが設置されて中段および下段に操作規制スイッチが設置されるケースなど、種々のレイアウトが考えられる。
このような種々のレイアウトに対応して、従来は、それぞれ別個にスイッチ保護カバーを準備していた。このため、スイッチ保護カバーが多品種少量生産となって、製造コストの上昇が余儀なくされていた。また、設置作業を行う現場では、レイアウトに対応しないスイッチ保護カバーを誤って取り付けたり、さらに正しく対応するスイッチ保護カバーに付け替えたりといった、面倒な作業が生じるという問題もあった。
そこで、本発明は、常時操作スイッチと操作規制スイッチのレイアウトが異なるスイッチプレートについて共用可能なスイッチ保護カバーを得ることを目的とする。
請求項1の発明にあっては、複数のスイッチを並べて設置可能なスイッチ設置領域を有するスイッチプレートの前面側を覆うように取り付けられるスイッチ保護カバーにおいて、上記スイッチ設置領域に対応して一括して開口する開口部が形成されたカバー本体と、上記開口部に架設された状態でスライドできるよう上記カバー本体に支持されるとともに、当該スライド方向に沿う複数のセット位置で当該カバー本体に係止可能なスライドプレートと、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にあっては、上記カバー本体に、上記スライドプレートの相互に対向する一対の側縁部を摺動可能に受け容れる少なくとも一対のガイド溝を形成し、上記セット位置のそれぞれで上記側縁部と上記ガイド溝とを係止する係止機構を設けたことを特徴とする。
請求項3の発明にあっては、上記係止機構は、上記側縁部およびガイド溝のうち一方に設けた凸部と、他方に形成した凹部とを有し、上記スライドプレートに、上記側縁部の側端縁に沿う有限長のスリットを設けることで架橋部を形成し、上記凸部または凹部を上記架橋部に設けたことを特徴とする。
請求項4の発明にあっては、前記係止機構は、前記側縁部およびガイド溝のうち一方に設けた凸部と、他方に形成した凹部とを有し、上記ガイド溝には、上記開口部をスライド方向に6分割した領域のスライド方向の中央となる位置に、上記凸部または凹部を設け、一つの上記カバー本体で、スライド方向の長さが上記開口部のスライド方向の長さの略1/3であり各側縁部に上記ガイド溝に設けた相互に隣接する二つの凸部または凹部に対応する二つの凹部または凸部を有する第1のスライドプレートと、スライド方向の長さが上記開口部のスライド方向の長さの略1/2であり各側縁部に上記ガイド溝に設けた凸部または凹部に一つおきに対応する二つの凹部または凸部を有する第2のスライドプレートと、が使用できるようにしたことを特徴とする。
請求項5の発明にあっては、上記スライドプレートとして、スライド方向の長さが上記第1のスライドプレートの略半分であり各側縁部のスライド方向の中央に凹部または凸部を有する第3のスライドプレートを有することを特徴とする。
請求項6の発明にあっては、上記スライドプレートとして、その側縁部に複数の凸部または凹部を有するスライドプレートを含むことを特徴とする。
請求項7の発明にあっては、上記スライドプレートの前面に梨地状のシボを形成したことを特徴とする。
請求項8の発明にあっては、上記スイッチプレートに取り付けるための粘着テープを貼着する粘着テープ設置領域が形成されたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、スライドプレートを任意のセット位置でカバー本体に係止できるため、常時操作スイッチおよび操作規制スイッチのレイアウトが異なる場合にも、セット位置を変えることで対応することができる。すなわち、複数のレイアウトについてスイッチ保護カバーを共用化できるため、製造コストを低減することができる上、設置作業の手間を減らすことができる。
請求項2の発明によれば、ガイド溝を設けた分、スライドプレートの位置をより円滑に変更しやすくなる上、ガイド溝およびスライドプレートの側縁部に設けた凸部と凹部とで係止させることで、係止機構を隠すことが可能となり、美観が損なわれるのを抑制することができる。
請求項3の発明によれば、スリットを設けたことで可撓性の高められた架橋部に凸部または凹部を設けたため、凸部あるいは凹部を凸没させやすくなる。このため、スライドプレートの設置場所の変更作業をより容易に行うことができる。
請求項4の発明によれば、縦列配置した三つのスイッチが収まるスイッチ設置領域と、縦列配置した二つのスイッチが収まるスイッチ設置領域との面積がほぼ等しいスイッチプレートについて、カバー本体を共用化できるようになる。
請求項5の発明によれば、第1のスライドプレートと第3のスライドプレートを隣接配置することで、第2のスライドプレートと同じ大きさの領域を被覆することができる。よって、縦列配置した三つのスイッチが収まるスイッチ設置領域と、縦列配置した二つのスイッチが収まるスイッチ設置領域との面積がほぼ等しいスイッチプレートについて、カバー本体を共用化でき、スライドプレートを変更するだけで対応可能となる。
請求項6の発明によれば、側縁部に複数の凸部または凹部を設けることで、側縁部に設けた凸部または凹部が一つ壊れたとしても他で係止機能を確保することができ、係止機能の信頼性を高めることができる。
請求項7の発明によれば、梨地状のシボを付けた分、スライドプレートに、指紋などの手指の跡が残りにくく、かつ目立ちにくくなって、美観が損なわれるのを抑制できる。
請求項8の発明によれば、スイッチ保護カバーをスイッチプレートに粘着テープを用いて取り付けることができるため、スイッチプレート側にスイッチ保護カバーを取り付けるための特別な構造が不要となって、スイッチプレートの製造コストの上昇を抑えるとともに、スイッチ保護カバーの汎用性を高めることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の各実施形態にかかるスイッチ保護カバーは、同様の構成要素を有している。よって、以下では、それら同様の構成については共通の符号を付与するとともに、重複する説明を一部省略する。
(第1実施形態)図1〜図4は、第1実施形態にかかるスイッチ保護カバーを示している。このうち、図1は、スイッチ保護カバーの斜視図である。
スイッチプレートPsは、縦長の略矩形状に形成されて図示省略した壁等の造営面に取り付けられる。スイッチプレートPsの前面中央部には複数(本実施形態では3個)のスイッチS1,S2,S3を上下方向に並設してある。これらスイッチS1〜S3を設置する領域全体がスイッチ設置領域Sとなる。
スイッチS1〜S3は、相互に隣接させるかあるいは等間隔をもって上下方向に縦列配列してあり、それらスイッチS1〜S3のうち、1個もしくは2個は、操作が規制される特定のスイッチ(操作規制スイッチ)として設定してある。操作規制スイッチ以外のスイッチは、通常時の操作が許容される常時操作スイッチとして設定される。
そして、本実施形態では、これらスイッチS1〜S3の前面側がスイッチ保護カバー1で覆われている。
スイッチ保護カバー1は、図1に示すように、裏面(図中向こう側)にスイッチプレートPsに装着する装着部2が設けられたボディ3と、このボディ3の前面(図中手前側)にヒンジ部4を介して開閉可能に取り付けられたカバー本体5と、を備えている。
また、ヒンジ部4は、ボディ3の上端部から前面側に突出する一対の支持突起41を有し、それら支持突起41にカバー本体5の上端部に形成した一対の切欠部42が嵌合している。そして、それら支持突起41と切欠部42とが図外の回転軸を介して回動可能に結合されている。
ここで、カバー本体5には、スイッチ設置領域Sに対応して一括して開口する開口部51が形成されている。なお、開口部51は、スイッチ設置領域Sの面積以上とすることは必須ではなく、後述する各開口状態でいずれかのスイッチS1〜S3の操作が可能となる面積であれば当該スイッチ設置領域Sの面積より小さくてもよい。
図2は、スイッチ保護カバーの要部を示す分解斜視図、図3は、スライドプレートを手指等で押圧した状態を示す斜視図である。
開口部51には、スイッチS1〜S3の並設方向(上下方向)に沿った対向辺部51a,51bに、それらスイッチの数に応じたガイド溝6、つまり、本実施形態では3条のガイド溝61,62,63が形成されている。
そして、各ガイド溝61,62,63には、スイッチS1〜S3を個々に覆うスライドプレート7、すなわち、本実施形態では3枚のスライドプレート71,72,73の相互に対向する一対の側縁部7a,7aが、摺動可能に挿入されている。ガイド溝61,62,63の延設方向は、スライドプレート71,72,73のスライド方向に相当する。
これらスライドプレート71,72,73は、本実施形態ではいずれも同一形状で、略矩形の薄板状に形成されており、図3中に破線で示すようにスライドプレート71,72,73の中央部を手指等で押すなどして撓ませることで、両側縁間の距離を縮めて、各ガイド溝61,62,63に着脱できるようになっている。この押圧操作は、カバー本体5の表側(前面側)から行ってもよいし、カバー本体5を開けて裏側(後面側)から行ってもよい。
そして、図2に示すように、スライドプレート71,72,73の側縁部7a,7aには凸部81が設けられ、ガイド溝61,62,63には凹部82が設けられている。本実施形態では、これら凸部81と凹部82によって、各スライドプレート71,72,73をスイッチS1〜S3に対応する各セット位置で係脱可能に固定する係止機構8が構成されている。
凸部81は、誤って手が少々触れた程度ではスライドプレート7が移動しない程度の係止力を発揮する小突起として形成され、凹部82はその凸部81を嵌合できる小孔として形成される。
そして各スライドプレート71,72,73のセット位置を変更する際には、スライドプレート71,72,73を手指等で押圧して撓ませることで係止機構8における係止を解除し、その状態のまま、すなわち手指等による押圧によって撓んだ状態のまま、ガイド溝61,62,63の延設方向(すなわちスライド方向)にスライドさせる。
図4は、カバー本体の開口部の開口態様を(a)〜(g)にそれぞれ示す斜視図である。これら(a)〜(g)には、各スライドプレート71,72,73のセット位置が示されている。
この図4に示すように、本実施形態では、ガイド溝61,62,63にスライドプレート71,72,73を摺動可能に装着したので、それぞれのスライドプレート71,72,73を別個に任意の位置に移動させることが可能となる。このため、カバー本体5の開口部51において、図4(a)〜(g)に示す各種の開口態様を設定することができる。
図4の(a)は、開口部51の全閉状態である。そして、(b)は、上段のスイッチS1(図1参照)に対応する部分を開口した状態、(c)は、中段のスイッチS2(図1参照)に対応する部分を開口した状態、(d)は、下段のスイッチS3(図1参照)に対応する部分を開口した状態である。また、(e)は、中段・下段のスイッチS2,S3に対応する部分を開口した状態、(f)は、上段・中段のスイッチS1,S2に対応する部分を開口した状態、(g)は、上段・下段のスイッチS1,S3に対応する部分を開口した状態である。
したがって、図4の(b)では、中段・下段のスイッチS2,S3をスライドプレート71,72,73によって覆った状態となり、それら中段・下段のスイッチS2,S3が操作規制スイッチとして設定される。以下同様にして、(c)では上段・下段のスイッチS1,S3、(d)では上段・中段のスイッチS1,S2、(e)では上段のスイッチS1、(f)では下段のスイッチS3、また、(g)では中段のスイッチS2が、それぞれ操作規制スイッチとして設定される。
なお、非常時等において操作規制スイッチを操作する場合は、カバー本体5をヒンジ部4を中心として開くことで、操作することができる。
以上の構成により本実施形態のスイッチ保護カバー1によれば、スライドプレート71,72,73を、複数設定されたセット位置のうち任意のセット位置でカバー本体5に係止できるため、常時操作スイッチおよび操作規制スイッチのレイアウトが異なる場合にも、スライドプレート71,72,73のセット位置を変えることで対応することができる。すなわち、スイッチの複数のレイアウトについてスイッチ保護カバー1を共用化できるため、製造コストを低減することができる上、設置作業の手間を減らすことができる。
また、本実施形態では、ガイド溝61,62,63を設けた分、スライドプレート71,72,73の位置をより円滑に変更しやすくなる上、ガイド溝61,62,63およびスライドプレート71の側縁部に設けた凸部81と凹部82とで係止させることで、係止機構を隠すことが可能となり、美観が損なわれるのを抑制することができる。
(第2実施形態)図5,図6は、第2実施形態にかかるスイッチ保護カバーを示している。図5は、スイッチ保護カバーの斜視図、図6は、カバー本体の開口部の開口態様を(a)〜(c)にそれぞれ示す斜視図である。
本実施形態のスイッチ保護カバー1Aを装着するスイッチプレートPsのスイッチ設置領域Sには、図5に示すように、2個のスイッチS4,S5が上下方向に縦列配置されている。これらスイッチS4,S5のうち一方は操作規制スイッチで、他方は常時操作スイッチである。
スイッチ保護カバー1Aは、上記第1実施形態と同様に、装着部2が設けられたボディ3と、このボディ3の前面にヒンジ部4を介して開閉可能に取り付けられたカバー本体5Aと、を備えている。
そして、カバー本体5Aには、スイッチ設置領域Sに対応して一括して開口する開口部51が形成されている。この開口部51には、図6(b),(c)に示すように、対向辺部51a,51bに2条のガイド溝64,65を形成してある。そして、それらガイド溝64,65には、スイッチS4,S5を個々に覆う2枚のスライドプレート74,75の相互に対向する一対の側縁部7a,7aが、摺動可能に挿入されている。
また、図示省略したが本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の係止機構が設けられており、これにより、各スライドプレート74,75が、スイッチS4,S5に対応する各セット位置で係脱可能に固定される。よって、本実施形態にあっても、カバー本体5Aの開口部51において、図6(a)〜(c)に示す各種開口態様を設定することができる。
図6の(a)は、開口部51を全閉状態である。そして、(b)は、上段のスイッチS4(図5参照)に対応する部分を開口した状態、(c)は、下段のスイッチS5(図1参照)に対応する部分を開口した状態である。したがって、図6中、(b)ではスイッチS5をスライドプレート74,75によって覆った状態となり、そのスイッチS5が操作規制スイッチとして設定される。また、(c)ではスイッチS4が操作規制スイッチとなる。
そして、非常時等において操作規制スイッチを操作する場合は、カバー本体5Aをヒンジ部4を中心として開くことで、操作することができる。
以上の構成により、本実施形態のスイッチ保護カバー1Aでも、上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第3実施形態)図7,図8は、第3実施形態にかかるスイッチ保護カバーのスライドプレートを示している。図7は、スライドプレートの斜視図、図8は、図7中A部の拡大正面図である。
本実施形態にかかるスライドプレート7Aは、第1実施形態のスライドプレート71,72,73および第2実施形態のスライドプレート74,75に替えて使用することができる。
ここで、本実施形態では、図7および図8に示すように、スライドプレート7Aの側縁部7aの側端縁7sに沿う有限長Lかつ幅δのスリットを設けることで有限長Lかつ幅dの架橋部7bを形成し、この架橋部7bに凸部81が設けられている。
かかる構成では、スライドプレート7Aがセット位置から移動する際には、凸部81がガイド溝6の底部から押圧され、図8中破線に示すように架橋部7bが内側に弾性変形する。そして、凸部81が再度凹部82に嵌合する際には、架橋部7bの弾発力によって凸部81が凹部82に押し込まれ、凸部81と凹部82とが係止した状態となる。
したがって、本実施形態にかかるスライドプレート7Aによれば、スリット83を設けたことで可撓性の高められた架橋部7bに凸部81を設けたため、凸部81を凸没させやすくなる。このため、スライドプレート7Aの設置場所の変更作業をより容易に行うことができる。
(第4実施形態)図9は、第4実施形態にかかるスライドプレートの斜視図である。
本実施形態にかかるスライドプレート7Bは、第1実施形態のスライドプレート71,72,73および第2実施形態のスライドプレート74,75に替えて使用することができる。
ここで、本実施形態にかかるスライドプレート7Bは、側縁部7a毎に複数(本実施形態では2個)の凸部81を有している。凸部81は、各側縁部7aに、所定間隔Mをもって、上下対称位置に突設してある。また、本実施形態でも、各凸部81は、上記第3実施形態と同様に、スリット83を設けることで形成された架橋部7bに設けられている。
このため、図示省略したが、スライドプレート7Bの側縁部7aを受け容れるガイド溝には、スライドプレート7Bが各セット位置にあるときに、これら2つの凸部81に対応する2つの凹部82(図2参照)が形成される。
したがって、本実施形態によれば、側縁部7aに複数の凸部81を設けることで、側縁部7aに設けた凸部81が一つ壊れたとしても他で係止機能を確保することができ、係止機構8の係止機能の信頼性を高めることができる。
(第5実施形態)図10〜図12は、第5実施形態にかかるスイッチ保護カバーを示している。図10は、スイッチ保護カバーの斜視図、図11は、カバー本体の開口部の開口態様を(a),(b)にそれぞれ示す斜視図である。
スイッチ保護カバー1Bは、上記第1実施形態と同様に、装着部2が設けられたボディ3と、このボディ3の前面にヒンジ部4を介して開閉可能に取り付けられたカバー本体5と、を備えている。
ただし、本実施形態では、スライド方向の長さがスライドプレート71,73(第1のスライドプレート)の半分となるスライドプレート(第3のスライドプレート)72A,72Bを設けてある。なお、詳細には図示しないが、これらスライドプレート72A,72Bにも、上記第4実施形態にかかるスライドプレート7Aと同様の凸部81が設けられている。
そして、これらスライドプレート71,73,72A,72Bを適宜に組み合わせることにより、図11(a)に示すようにカバー本体5の開口部51の上半分を開口させた状態と、図11(b)に示すように開口部51の下半分を開口させた状態とを設定できる。つまり、本実施形態によれば、スライドプレート71,73(第1のスライドプレート)と、スライド方向の長さが当該スライドプレート71,73の半分となるスライドプレート(第3のスライドプレート)72A,72Bを用いることで、スイッチ設置領域Sに上中下3段のスイッチS1〜S3が配置される場合と、上下2段のスイッチS4,S5が配置される場合との両方に対応することができる。すなわち、本実施形態によれば、スライドプレート7の種類を減らすことができて製造コスト低減に資するとともに、交換の手間を省くことができるという効果が得られる。
なお、図11はスライドプレートの配置の一例を示したものであって、スライドプレートを取り付ける位置や順序が、図11の例に限定されないことはもちろんである。また、図11に示すように、不要なスライドプレートを取外すことで、スライドプレート同士の不必要な重なりを無くして、見栄えを良くすることができる。
そして、図12はスイッチ保護カバーにおけるスライドプレートの使用形態を示す説明図である。
本実施形態にかかるスイッチ保護カバー1Bでは、上記第1実施形態で用いたスライドプレート71,72,73、上記第2実施形態で用いたスライドプレート74,75、および、上述したハーフサイズのスライドプレート72A,72Bの全てを使用することができる。
ここで、図12の(II)に示すように、スライドプレート71,72,73のスライド方向の長さは、開口部51のスライド方向の長さの略1/3となっている。すなわち、スライドプレート71,72,73は、本発明の第1のスライドプレートに相当する。
また、図12の(I)に示すように、スライドプレート74,75のスライド方向の長さは、開口部51のスライド方向の長さの略1/2となっている。すなわち、スライドプレート74,75は、本発明の第2のスライドプレートに相当する。
そして、図12の(III)に示すように、スライドプレート72A,72Bのスライド方向の長さは、上述したように、スライドプレート71,72,73(第1のスライドプレート)のスライド方向の長さの略1/3となっている。すなわち、スライドプレート72A,72Bは、本発明の第3のスライドプレートに相当する。
ここで、本実施形態にかかるスイッチ保護カバー1Bのカバー本体5Bでは、各ガイド溝61,62,63に、開口部51をスライド方向に6分割した領域A(長さ2a)のスライド方向の中央となる位置Bに、凹部82を設けてある。これら凹部82の間隔は2aとなる。
よって、図12の(I)に示すように、スライドプレート(第2のスライドプレート)74,75については、各側縁部に、ガイド溝6に設けた凹部82の一つおきに対応する二つの凸部81(間隔4a)を設ける。また、図12の(II)に示すように、スライドプレート(第2のスライドプレート)74,75については、各側縁部に、ガイド溝6に設けた相互に隣接する二つの凹部82に対応する二つの凸部81(間隔2a)を設ける。さらに、図12の(III)に示すように、スライドプレート(第3のスライドプレート)72A,72Bについては、各側縁部のスライド方向の中央に凸部81を設ける。こうすることで、これら全てのスライドプレート71,72,72A,72B,73,74,75を、カバー本体5Bで使用できるようになり、多様な組み合わせについて、カバー本体5Bを共用することができる。
なお、いずれのスライドプレート71,72,72A,72B,73,74,75にあっても、上下両端から最も近い凸部81までの間隔はaとなっている。
このように、本実施形態によれば、縦列配置した三つのスイッチS1,S2,S3が収まるスイッチ設置領域Sと、縦列配置した二つのスイッチS4,S5が収まるスイッチ設置領域Sとの面積がほぼ等しいスイッチプレートPsについては、カバー本体5Bを共用化でき、スライドプレート71,72,72A,72B,73,74,75を変更するだけで対応可能となる。これにより、カバー本体5Bの汎用性が高まり、さらなる製造コスト低減に資する。また、カバー本体5Bの仕様が減る分、その設置作業をより容易に行うことができる。
(第6実施形態)図13は、本実施形態にかかるスライドプレートの正面図である。本実施形態では、スライドプレート7Cの前面(表面)7fに梨地状のシボ9を形成してある。このため、スライドプレート7Cを移動させるために、手指等で前面7fに触れた場合でも、指紋などの手指の跡が残りにくく、かつ目立ちにくくなって、美観が損なわれるのを抑制することができる。
なお、このスライドプレート7Cでは、裏面にネームNが印刷されており、シボ9は、当該ネームNが判別できる程度のスペックとしてある。また、裏面を平坦面としておくことで、印刷しやすくなるという利点もある。
また、図14は、本実施形態の変形例にかかるスライドプレートの正面図である。この変形例では、スライドプレート7C’の中央部の所定エリアPは、シボ9を付けることなく透明なクリア面としてある。このため、前面7fまたは裏面に印刷したネームNをより鮮明に判読できるようになる。
(第7実施形態)図15は、本実施形態にかかるスイッチ保護カバーの背面斜視図である。
本実施形態にかかるスイッチ保護カバー1Dでは、ボディ3Dの裏面3aに、スイッチプレートPsに取り付けるための粘着テープ(例えば両面テープ)を貼着する平坦面として、粘着テープ設置領域Tが設定されている。具体的には、開口部51の幅方向両外側に、所定幅で細長い帯状の平面領域が確保される。
こうすることで、スイッチ保護カバー1DをスイッチプレートPsの前面に粘着テープ(図示せず)を用いて貼着することができるため、スイッチプレートPs側にスイッチ保護カバー1Dを取り付けるための特別な構造が不要となって、スイッチプレートPsの製造コストの上昇を抑えるとともに、スイッチ保護カバー1Dの汎用性を高めることができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
例えば、ガイド溝内に凸部を形成して、スライドプレートの側縁部に凹部を形成し、これら凸部と凹部とで係止機構を構成するようにしてもよい。架橋部に凹部を設けることももちろん可能である。
また、スイッチプレートにおけるスイッチの数が4個以上となる場合に対しても本発明を適用可能であることはもちろんである。
本発明の第1実施形態にかかるスイッチ保護カバーの斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるスイッチ保護カバーの要部を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるスライドプレートを手指等で押圧した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態にかかるカバー本体の開口部の開口態様を(a)〜(g)にそれぞれ示す斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるスイッチ保護カバーの斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかるカバー本体の開口部の開口態様を(a)〜(c)にそれぞれ示す斜視図である。 本発明の第3実施形態にかかるスライドプレートの斜視図である。 図7中A部の拡大正面図である。 本発明の第4実施形態にかかるスライドプレートの斜視図である。 本発明の第5実施形態にかかるスイッチ保護カバーの斜視図である。 本発明の第5実施形態にかかるカバー本体の開口部の開口態様を(a),(b)にそれぞれ示す斜視図である。 本発明の第5実施形態にかかるスイッチ保護カバーにおけるスライドプレートの使用形態を示す説明図である。 本発明の第6実施形態にかかるスライドプレートの正面図である。 本発明の第6実施形態の変形例にかかるスライドプレートの正面図である。 本発明の第7実施形態にかかるスイッチ保護カバーの背面斜視図である。
図である。
符号の説明
1,1A,1B,1D スイッチ保護カバー
5,5A,5B カバー本体
51 開口部
6,61,62,63 ガイド溝
7,7A,7B,7C,7C’ スライドプレート
7a 側縁部
7b 架橋部
7s 側端縁
71,72,73 スライドプレート(第1のスライドプレート)
74,75 スライドプレート(第2のスライドプレート)
72A,72B スライドプレート(第3のスライドプレート)
8 係止機構
81 凸部
82 凹部
83 スリット
9 シボ
Ps スイッチプレート
S スイッチ設置領域
S1〜S5 スイッチ
T 粘着テープ設置領域

Claims (8)

  1. 複数のスイッチを並べて設置可能なスイッチ設置領域を有するスイッチプレートの前面側を覆うように取り付けられるスイッチ保護カバーにおいて、
    前記スイッチ設置領域に対応して一括して開口する開口部が形成されたカバー本体と、
    前記開口部に架設された状態でスライドできるよう前記カバー本体に支持されるとともに、当該スライド方向に沿う複数のセット位置で当該カバー本体に係止可能なスライドプレートと、
    を備えることを特徴とするスイッチ保護カバー。
  2. 前記カバー本体に、前記スライドプレートの相互に対向する一対の側縁部を摺動可能に受け容れる少なくとも一対のガイド溝を形成し、
    前記セット位置のそれぞれで前記側縁部と前記ガイド溝とを係止する係止機構を設けたことを特徴とする請求項1に記載のスイッチ保護カバー。
  3. 前記係止機構は、前記側縁部およびガイド溝のうち一方に設けた凸部と、他方に形成した凹部とを有し、
    前記スライドプレートに、前記側縁部の側端縁に沿う有限長のスリットを設けることで架橋部を形成し、
    前記凸部または凹部を前記架橋部に設けたことを特徴とする請求項2に記載のスイッチ保護カバー。
  4. 前記係止機構は、前記側縁部およびガイド溝のうち一方に設けた凸部と、他方に形成した凹部とを有し、
    前記ガイド溝には、前記開口部をスライド方向に6分割した領域のスライド方向の中央となる位置に、前記凸部または凹部を設け、
    一つの前記カバー本体で、スライド方向の長さが前記開口部のスライド方向の長さの略1/3であり各側縁部に前記ガイド溝に設けた相互に隣接する二つの凸部または凹部に対応する二つの凹部または凸部を有する第1のスライドプレートと、スライド方向の長さが前記開口部のスライド方向の長さの略1/2であり各側縁部に前記ガイド溝に設けた凸部または凹部に一つおきに対応する二つの凹部または凸部を有する第2のスライドプレートと、が使用できるようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載のスイッチ保護カバー。
  5. 前記スライドプレートとして、スライド方向の長さが前記第1のスライドプレートの略半分であり各側縁部のスライド方向の中央に凹部または凸部を有する第3のスライドプレートを有することを特徴とする請求項4に記載のスイッチ保護カバー。
  6. 前記スライドプレートとして、その側縁部に複数の凸部または凹部を有するスライドプレートを含むことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか一つに記載のスイッチ保護カバー。
  7. 前記スライドプレートの前面に梨地状のシボを形成したことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか一つに記載のスイッチ保護カバー。
  8. 前記スイッチプレートに取り付けるための粘着テープを貼着する粘着テープ設置領域が形成されたことを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか一つに記載のスイッチ保護カバー。
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