JP4063044B2 - スクリーン印刷システムおよびスクリーン印刷方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装ラインは、一般に基板にクリーム半田を印刷する印刷装置と、印刷後の基板に電子部品を実装する電子部品搭載装置と、電子部品搭載後の基板を加熱することにより電子部品を基板に半田接合するリフロー装置を連結して構成される。
【0003】
このクリーム半田の印刷装置として、スクリーン印刷装置が広く用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたスクリーンマスクを基板に当接させ、スクリーンマスク上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。このような構成のスクリーン印刷装置において、従来より、基板搬送機構や基板をカメラで撮像して認識する基板認識機構などのレイアウトを合理的に設定することにより、無駄時間を排除してタクトタイムを短縮する種々の試みが実行されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−38876号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スクリーン印刷においては、マスクプレートの装着や、マスクプレート上でスキージを摺動させるスキージング動作およびスキージング動作後にマスクプレートと基板を分離させる版離れ動作を各基板について実行する必要があることから、タクトタイムの短縮には限界があった。このため、電子部品実装ラインの生産効率がスクリーン印刷装置のタクトタイムによって制約され、このことが電子部品実装ラインの更なる生産性向上を阻害する場合があった。
【0006】
そこで本発明は、タクトタイムを短縮することができるスクリーン印刷システムおよびスクリーン印刷方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスクリーン印刷システムは、基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムであって、前記スクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたスクリーンマスクを基板に当接させ、このスクリーンマスク上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板保持部に載置された前記基板にペーストを印刷する印刷作業を実行する印刷部と、上流側から基板を受け取り前記印刷部に基板を搬入する搬入部と、前記印刷部から基板を受け取り下流側に搬出する搬出部と、前記印刷部、搬入部および搬出部を制御して、前記搬入部に搬入された各基板について、前記印刷作業を実行した後に前記搬出部によって当該基板を搬出する印刷実行動作もしくは前記印刷作業を実行することなくそのまま前記搬出部によって当該基板を搬出する通過動作のいずれかを選択的に実行させる制御手段とを備えた。
【0008】
請求項2記載のスクリーン印刷システムは、請求項1記載のスクリーン印刷システムであって、上流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段は、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態を示す装置状態教示信号に基づいて前記制御を実行する。
【0009】
請求項3記載のスクリーン印刷システムは、請求項1記載のスクリーン印刷システムであって、前記スクリーン印刷装置は搬入された各基板について印刷作業実行済みか否かを判定する印刷検査手段を備え、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段は、前記印刷検査手段の判定結果に基づいて前記制御を実行する。
【0010】
請求項4記載のスクリーン印刷システムは、請求項1記載のスクリーン印刷システムであって、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段は、上流側のスクリーン印刷装置から伝達される信号であって搬入された各基板について当該下流側のスクリーン印刷装置における印刷要否を示す印刷要否信号に基づいて前記制御を実行する。
【0011】
請求項5記載のスクリーン印刷システムは、請求項1乃至4記載のスクリーン印刷システムであって、2台のスクリーン印刷装置から構成される。
【0012】
請求項6記載のスクリーン印刷方法は、基板にペーストを印刷する印刷作業を実行する印刷部と、上流側から基板を受け取り前記印刷部に基板を搬入する搬入部と、印刷後の基板を印刷部から受け取り下流側に搬出する搬出部と、前記印刷部、搬入部および搬出部を制御して、前記搬入部に搬入された各基板について、前記印刷作業を実行した後に前記搬出部によって当該基板を搬出する印刷実行動作もしくは前記印刷作業を実行することなくそのまま前記搬出部によって当該基板を搬出する通過動作のいずれかを選択的に実行させる制御手段とを備えたスクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムによって基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、上流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態を示す装置状態教示信号に基づいて前記制御を実行する工程と、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、上流側のスクリーン印刷装置から伝達される信号であって搬入された各基板について当該下流側のスクリーン印刷装置における印刷要否を示す印刷要否信号に基づいて前記制御を実行する工程とを含む。
【0013】
請求項7記載のスクリーン印刷方法は、基板にペーストを印刷する印刷作業を実行する印刷部と、上流側から基板を受け取り前記印刷部に基板を搬入する搬入部と、印刷後の基板を印刷部から受け取り下流側に搬出する搬出部と、前記印刷部、搬入部および搬出部を制御して、前記搬入部に搬入された各基板について、前記印刷作業を実行した後に前記搬出部によって当該基板を搬出する印刷実行動作もしくは前記印刷作業を実行することなくそのまま前記搬出部によって当該基板を搬出する通過動作のいずれかを選択的に実行させる制御手段とを備えたスクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムによって基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、上流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態を示す装置状態教示信号に基づいて前記制御を実行する工程と、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、搬入された各基板について印刷作業実行済みか否かを判定する印刷検査手段の判定結果に基づいて前記制御を実行する工程とを含む。
【0014】
本発明によれば、スクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムにおいて、搬入部によって搬入された各基板について、印刷作業を実行した後に搬出部によって基板を搬出する印刷実行動作と、印刷作業を実行することなくそのまま搬出部によって当該基板を搬出する通過動作とを選択的に実行させる制御手段を備えることにより、複数台のスクリーン印刷装置によって効率よく印刷作業を実行することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の電子部品実装ラインの構成図、図2は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の正面図、図3は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の側面図、図4は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の平面図、図5は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の制御系の構成を示すブロック図、図6は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置のプログラム記憶部の記憶内容を示す図、図7は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷システムの作業振り分け処理の機能ブロック図、図8は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷方法のフロー図、図9,図10,図11は本発明の実施の形態1のスクリーン印刷方法の工程説明図である。
【0016】
まず図1を参照して、基板に電子部品を実装する電子部品実装ラインの構成について説明する。図1において、電子部品実装ラインは、2台のスクリーン印刷装置1,2(以下、単に「印刷機1」、「印刷機2」と略記)より成るスクリーン印刷システムの上流側、下流側に、それぞれ基板ストッカ3A、チップマウンタ3Bを連結した構成となっている。基板ストッカ3Aから供給された基板は、印刷機1、印刷機2内を縦通する搬送機構によって下流側に搬送される。そしてこの過程において、印刷機1、印刷機2のいずれかによって基板に対して半田印刷が行われ、半田印刷後の基板に対して、チップマウンタ3Bによって電子部品が実装される。
【0017】
次に図2、図3および図4を参照して、印刷機1、印刷機2の構造を説明する。印刷機1、印刷機2は同一構造となっており、複数台を連結して稼動させることができるようになっている。図1、図2において、基板位置決め部4は、Y軸テーブル4YおよびX軸テーブル3Xよりなる移動テーブル上にθ軸テーブル4θを段積みし、さらにその上にZ軸テーブル4Zを配設して構成されている。Z軸テーブル4Z上には基板保持部5が設けられており、基板保持部5はクランパ7によって挟み込まれた基板6を下方から保持する。
【0018】
印刷対象の基板6は、図2,図4に示す搬入コンベア15によって基板位置決め部4に設けられた印刷コンベア16に渡され、基板保持部5によって保持される。基板位置決め部4を駆動することにより、基板6はXY方向に移動し、後述する印刷位置、基板認識位置に位置決めされる。印刷後の基板6は、印刷コンベア16から搬出コンベア17に渡され、さらに下流側へ搬出される。
【0019】
搬入コンベア15は、印刷コンベア16に渡される前の基板6が一時待機する待機ステージとなっており、待機ステージにおける基板6の有無は、搬入コンベア15に設けられた第1の基板検出センサ18Aによって検出される。また印刷コンベア16の印刷位置には第2の基板検出センサ18Bが設けられており、印刷位置における基板6の有無は、第2の基板検出センサ18Bによって検出される。
【0020】
基板位置決め部4の上方には、スクリーンマスク10が配設されており、スクリーンマスク10はホルダ11にマスクプレート12を装着して構成されている。基板6は基板位置決め部4によってマスクプレート12に対して位置合わせされ下方から当接する。スクリーンマスク10上には、スクリーン印刷部13が配設されている。図3に示すように、スクリーン印刷部13は、2つのスキージ14aを備えたスキージヘッド14を水平方向に往復動自在に配設した構成となっている。
【0021】
基板6がマスクプレート12の下面に当接した状態で、マスクプレート12上にクリーム半田8を供給し、スキージヘッド14のスキージ14aをマスクプレート12の表面に当接させて摺動させることにより、基板6の印刷面にはマスクプレート12に設けられたパターン孔を介してクリーム半田8が印刷される。上述の構成において、基板位置決め部4およびスクリーン印刷部13は、基板6にクリーム半田8を印刷する印刷部を構成する。搬入コンベア15は、上流側から基板を受け取り印刷部に搬入する搬入部となっており、また搬出コンベア17は、印刷部から基板を受け取り下流側へ搬出する搬出部となっている。
【0022】
スクリーンマスク10の上方には、撮像手段であるカメラ20が設けられている。図4に示すように、カメラ20はX軸テーブル21およびY軸テーブル22によってXY方向に水平移動する。X軸テーブル21およびY軸テーブル22は、カメラ20を移動させるカメラ移動手段となっている。カメラ20をカメラ移動手段によってマスクプレート12に対して移動させることにより、カメラ20はマスクプレート12の任意の位置を撮像する。
【0023】
基板位置決め部4は、図3に示すようにY軸テーブル4Yによってスクリーンマスク10の下方からY方向に移動して保持した基板6を基板認識位置まで移動させることができるようになっており、この状態でカメラ20を基板位置決め部4上の基板6に移動させることにより、カメラ20によって基板6の任意の位置を撮像することができる。
【0024】
次に、図5を参照してスクリーン印刷装置の制御系の構成について説明する。図5において、演算部23はCPUであり、プログラム記憶部24に記憶された各種プログラムを実行することにより、後述する各種演算・処理を行う。これらの演算・処理においては、データ記憶部25に記憶された各種のデータが用いられる。
【0025】
操作・入力部26は、キーボードやマウスなどの入力手段であり、各種の制御コマンドやデータの入力を行う。表示部27はディスプレイ装置であり、カメラ20によって取得された画像や、各種の操作画面などの表示を行う。通信部28は電子部品実装ラインを構成する他装置との間でデータの授受を行う。画像処理部30は、搬入された各基板を撮像したカメラ20による撮像データを画像処理する。
【0026】
基板検出部31は、第1の基板検出センサ18A、第2の基板検出センサ18Bからの信号に基づき、搬入コンベア15の待機位置における基板6の有無、および基板保持部5の印刷位置における基板6の有無を検出する。後述するように、上流側装置に対する基板要求信号は、搬入コンベア15の待機位置における基板6の有無に基づいて出力され、また印刷中BUSY信号は、基板保持部5における基板6の有無を参照して出力される。
【0027】
印刷機構駆動部32は、基板位置決め部4や、スクリーン印刷部13を駆動する。これにより、基板6に対する印刷動作が実行される。搬送機構駆動部33は、搬入コンベア15,印刷コンベア16および搬出コンベア17を駆動する。これにより、基板ストッカ3Aから渡された基板を、印刷機1,印刷機2を通過させて下流側へ搬送する搬送動作が実行される。
【0028】
次に図6を参照して、プログラム記憶部24に記憶されるプログラムについて説明する。プログラム記憶部24には、搬送処理プログラム24a、印刷処理プログラム24b、印刷検査プログラム24c、作業振り分け処理プログラム24dが記憶されている。搬送処理プログラム24aは、搬入コンベア15,印刷コンベア16および搬出コンベア17を駆動する処理を行うためのプログラムである。印刷処理プログラム24bは、基板位置決め部4およびスクリーン印刷部13の動作を制御して基板6へのクリーム半田8の印刷を行う印刷動作実行のためのプログラムである。
【0029】
印刷検査プログラム24cは、基板6の画像を画像処理部30によって画像処理することによって得られた認識結果に基づき、基板6に既に半田印刷が行われているか否かを判定する処理を行うためのプログラムである。従って、カメラ20,画像処理部30および印刷検査プログラム24cを演算部23が実行することによって実現される機能は、搬入された各基板について印刷作業実行済みか否かを判定する印刷検査手段となっている。この印刷検査手段は、後述するように、印刷機1,印刷機2のうち、必要とされる印刷機においてのみ使用される。
【0030】
作業振り分け処理プログラム24dは、上流側装置から渡される基板について、印刷作業を当該印刷機において行うか否かを決定し、決定結果に応じた動作を各部に行わせるために必要な処理を行うプログラムであり、これにより、順次供給される基板について、印刷作業を印刷機1、印刷機2のどちらで行うかを決定する作業振り分けが行われる。この作業振り分け処理につて、図7の機能ブロック図を参照して説明する。
【0031】
図7において、搬送処理部40A、40B、印刷処理部41A,41B、印刷検査処理部42A、42B、作業振り分け処理部43A,43Bは、それぞれ印刷機1、2において、搬送処理プログラム24a、印刷処理プログラム24b、印刷検査プログラム24c、作業振り分け処理プログラム24dを演算部23が実行することによる機能を示している。
【0032】
搬送処理部40A、40Bによるそれぞれの印刷機1,2における基板搬送動作実行に際しては、また印刷処理部41A,41Bによるそれぞれの印刷機における印刷動作実行に際しては、いずれの場合も、作業振り分け処理部43A,43Bからの指令によって、2つの動作モードを選択的に実行するようになっている。
【0033】
すなわち、搬入コンベア15に搬入された各基板について、印刷作業を実行した後に搬出コンベア17によって当該基板を搬出する印刷実行動作モードと、印刷作業を実行することなくそのまま印刷コンベア16を通過させた後に搬出コンベア17によって当該基板を搬出するパスモード(通過動作モード)が選択的に実行される。従って、作業振り分け処理部43A,43B、搬送処理部40A、40B、印刷処理部41A,41Bは、印刷部、搬入部および搬出部を制御して、搬入部に搬入された各基板について、前述の印刷実行モードと通過動作モードとを選択的に実行させる制御手段となっている。
【0034】
ここで、搬送処理部40A、40B、印刷処理部41A,41B、印刷検査処理部42A、42Bについては、それぞれ上流側、下流側に位置する印刷機1,印刷機2によって実行する処理が異なっている。搬送処理部40Aは、搬入コンベア15の待機位置に基板が存在しないことが基板検出部31によって検出されたならば、搬送処理部40Aは基板ストッカ3Aへ基板要求信号(矢印a)を伝達する。これにより、新たな基板が印刷機1の搬入コンベア15に搬入される。また搬送処理部40Bは、下流側のチップマウンタ3Bからの基板要求信号(矢印d)に基づいて、印刷後の基板6を下流側へ印刷機2から搬送する。
【0035】
上記搬送動作において、印刷機1に新たな基板6が供給されたとき、作業振り分け処理部43Aから指令される動作モードが印刷実行動作モードならば、印刷処理部41Aによって当該基板を対象として印刷処理が行われ、パスモードであれば、搬送処理部40Aによって当該基板を印刷機2に渡す。そして搬入された基板に対して印刷機1によって印刷作業が実行された場合には、印刷処理部41Aはこの基板が印刷機2に渡される際には、当該基板については既に印刷作業済みであって印刷機2において印刷作業が不要であることを示す印刷済み信号(矢印b)を、印刷機2の作業振り分け処理部43Bに対してを伝達する。
【0036】
この印刷済み信号を受けると、作業振り分け処理部43Bはパスモードを選択し、搬送処理部40Bおよび印刷処理部41Bに対して指示する。これにより、印刷機2において当該基板に対しては印刷作業が実行されず、そのまま下流側へ搬送される。すなわち、印刷機2における前述の制御手段は、上流側の印刷機1から伝達される信号であって搬入された各基板について当該下流側の印刷機2における印刷要否を示す印刷要否信号に基づいて、印刷機2の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する。
【0037】
また印刷処理部41Bは、基板検出部31が基板保持部5の印刷位置において基板6の存在を検出し且つ印刷動作実行中であるならば、作業振り分け処理部43Aに対して、印刷機2において印刷動作実行中であることを示す印刷中BUSY信号(矢印c)を伝達する。この印刷中BUSY信号を受けると、作業振り分け処理部43Aは印刷実行動作モードを選択し、搬送処理部40Aおよび印刷処理部41Aに対して指示する。これにより、印刷機1において新たに搬入された基板または待機中の基板に対して印刷動作が実行される。印刷機1における前述の制御手段は、下流側の印刷機2の特定状態(印刷中)を示す装置状態教示信号(印刷中BUSY信号)に基づいて、印刷機1の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する。
【0038】
次に、上述のスクリーン印刷システムによるスクリーン印刷方法について、図9〜図12を参照して、図8のフローに沿って説明する。図9〜図12においては、各基板に搬入順に従って追番号を付して区別している。前述のように印刷機1によって印刷された印刷済みの基板が印刷機2に渡されるタイミングにおいて、印刷機1から印刷済信号が印刷機2に対して出力され、また印刷機2からは、印刷機2で印刷作業が実行されている間中、印刷機1に対して印刷中BUSY信号が出力されるようになっており、図9〜図12の各図においては、これらの信号の出力ON、出力OFFが表示されている。
【0039】
まず図9(a)に示すように、基板ストッカ3A(図1参照)より印刷機1へ基板(1)が搬入される(ST1)。次いで、図9(b)に示すように、基板(1)は印刷機1内を下流に向かって搬送され、これと並行して新たな基板(2)が搬入される。ここで、印刷機1は印刷機2の印刷中BUSY信号を確認する(ST2)。そして、印刷中BUSY信号がOFF状態である場合には、作業振り分け処理部43Aはパスモードを選択する。これにより、印刷機1において基板(1)は印刷を実施されることなく、図9(c)に示すように下流側へ搬出され(ST3)、印刷機1より印刷機2へ搬入される(ST5)。このとき、印刷機2の作業振り分け処理部43Aは印刷機1の印刷済信号を確認する(ST6)。
【0040】
ここで、印刷済信号がOFFである場合、すなわち図9(c)に示す状態であれば、印刷機2の作業振り分け処理部43Aは印刷動作実行モードを選択し、これにより、図10(a)に示すように、印刷機2によって基板(1)に対して印刷が実施される(ST8)。そしてこの印刷実施を承けて、印刷機2は印刷中BUSY信号を出力する。
【0041】
また図9(c)に示す状態においては、基板(2)が印刷機1内を下流に向かって搬送され、さらにこれと並行して新たな基板(3)が搬入される。このとき印刷機1は印刷機2の印刷中BUSY信号を確認し、ここでは、印刷中BUSY信号がOFF状態であることから、印刷機1は基板(2)に対して印刷を実施することなく下流側へ搬送する。そして印刷機2に搬入された基板(2)は、印刷機2にて待機し、図10(c)に示すように、印刷機2において基板(1)の印刷が完了して、印刷機2よりチップマウンタ3B(図1参照)へ搬出(ST9)されたならば、基板(2)が印刷位置に搬入されて印刷が実施される。
【0042】
基板(3)が印刷機1内の印刷位置内に搬入されるタイミングでは、図10(a)に示すように、(ST2)の印刷中BUSY信号の確認において印刷機2の印刷中BUSY信号がON状態であることから、図10(b)に示すように、印刷機1にて基板(3)に対して印刷が実施される(ST3)。このとき、新たに搬入された基板(4)が、待機中の状態にある。
【0043】
そして図10(c)に示すように、印刷後の基板(3)は印刷機1から印刷機2へ搬入される(ST5)。このとき、印刷機1から印刷機2に対して、基板(3)についての印刷済信号が出力される。そして印刷機2によって印刷済み信号を確認し(ST6)、ここで印刷済信号がON状態であることから、印刷機2は基板(3)についてパスモードを選択して搬出する(ST7)。
【0044】
図11(a)に示すように、基板(2)を印刷中の印刷機2に搬入された基板(3)が待機状態にある間、印刷機1では、基板(4)の印刷が実施されており、さらに新たな基板(5)が搬入され、待機する。次いで図11(b)に示すように、印刷機2において基板(2)の印刷が完了したならば、基板(2)は下流側へ搬出され、これとともに、既に印刷済みの基板(3)もパスモードによって下流側へ搬送される。
【0045】
そして印刷機1による印刷が完了した基板(4)が印刷機2に搬入されると、印刷機1の印刷済信号が確認され、ここで印刷済信号がONであることから、同様にパスモードによって下流側へ搬出される。また図11(b)において待機中の基板(5)は、印刷機2の印刷中BUSY信号を確認した結果がOFFであることから、パスモードで印刷機1を通過して、印刷機2にて印刷を行うために搬入される。そしてこれ以降同様の処理が反復され、基板ストッカ3Aから順次供給される基板に対して、2台の印刷機によって印刷作業が実施される。
【0046】
上述のスクリーン印刷方法は、上流側の印刷機1の制御手段によって、下流側の印刷機の特定状態(印刷中)を示す装置状態教示信号(印刷中BUSY信号)に基づいて、印刷実行動作モード、パスモードを選択的に実行するために印刷機1の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する工程と、下流側の印刷機2の制御手段によって、上流側の印刷機1から伝達される信号であって搬入された各基板について当該下流側の印刷機における印刷要否を示す印刷要否信号に基づいて、印刷実行動作モード、パスモードを選択的に実行するために印刷機2の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する工程とを含む形態となっている。
【0047】
そして、電子部品実装ラインを構成し複数台の印刷機を直列に配置して成るスクリーン印刷システムにおける作業振り分け処理を、上述のような方法で行うことにより、順次供給される基板を各印刷機における待機時間を極力排した合理的な方法で各印刷機に振り分けることができ、スクリーン印刷システム全体としての印刷作業のタクトタイムを短縮することができる。
【0048】
これにより、従来よりスクリーン印刷装置のタクトタイムによって制約されがちとなっていた電子部品実装ラインの生産効率を向上させることができる。また印刷機を直列に配置してスクリーン印刷システムを構成していることから、複数の印刷機を並列配置して作業振り分けを行う従来のスクリーン印刷システムと比較して、フロア専有面積を極力少なくすることができるととも、専用の基板振り分け機構を必要としないため、低設備コストでコンパクトな電子部品実装ラインが実現される。
【0049】
なお上記実施の形態においては、2台の印刷機でスクリーン印刷システムを構成る例を示しているが、もちろん3台以上の印刷機を接続するようにしてもよい。しかしながら、直列に接続する台数が増加するに従って、必要とされる作業振り分け処理が複雑となることから、実用的な見地からは2台の印刷機を接続する構成が最も合理的且つ効率的な構成ということができる。
【0050】
(実施の形態2)
図12は本発明の実施の形態2のスクリーン印刷システムの作業振り分け処理の機能ブロック図、図13は本発明の実施の形態2のスクリーン印刷方法のフロー図、図14,図15は本発明の実施の形態2のスクリーン印刷方法の工程説明図である。
【0051】
本実施の形態2は、実施の形態1と同様構成のスクリーン印刷システムにおいて、2台の印刷機の間での作業振り分け処理を、以下に説明する方法によって行うようにしたものである。この作業振り分け処理について、図12の機能ブロック図を参照して説明する。図12において、搬送処理部40A、40B、印刷処理部41A,41B、印刷検査処理部42A、42B、作業振り分け処理部43A,43Bは、実施の形態1と同様に、印刷機1、2において、印刷処理プログラム24a、搬送処理プログラム24b、印刷検査プログラム24c、作業振り分け処理プログラム24dを演算部23が実行することによる機能を示している。
【0052】
また搬送処理部40A、40Bによるそれぞれの印刷機1,2における基板搬送動作実行に際しては、また印刷処理部41A,41Bによるそれぞれの印刷機における印刷動作実行に際しては、いずれの場合も実施の形態1と同様に、作業振り分け処理部43A,43Bからの指令によって、印刷実行動作モードと、パスモードとの2つの動作モードを選択的に実行するようになっている。
【0053】
従って、作業振り分け処理部43A,43B、搬送処理部40A、40B、印刷処理部41A,41Bは、実施の形態1と同様に、印刷部、搬入部および搬出部を制御して、搬入部に搬入された各基板について、前述の印刷実行動作モードと通過動作モードとを選択的に実行させる制御手段となっている。
【0054】
次に、作業振り分け処理部43A,43B、搬送処理部40A、40B、印刷処理部41A,41B、印刷検査処理部42A、42Bの処理内容のうち、実施の形態1と異なる内容について説明する。搬送処理部40Bは、基板検出部31の基板検出信号によって、印刷機2の搬入コンベア15における待機位置に基板6が存在するか否かを判断し、基板が存在しないならば印刷機2への基板の搬入を許容する基板要求信号(矢印e)を印刷機1の作業振り分け処理部43Aに対して出力する。
【0055】
そして作業振り分け処理部43Aは、この基板要求信号に基づいて、印刷機1における作業モードの選択を行う。すなわち、上流側の印刷機1の前述の制御手段は、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態(待機位置における基板の有無)を示す装置状態教示信号(基板要求信号)に基づいて、印刷機1の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する。
【0056】
印刷検査処理部42Bは、印刷機2に搬入された基板の認識結果に基づき、当該基板が既に半田印刷がされた既印刷基板であるか否かを判定する機能を有しており、ここで既に半田印刷済みである場合には、作業振り分け処理部43Bに判定結果信号(矢印f)を出力する。そして、作業振り分け処理部43Bは、この判定結果信号に基づいて、印刷機2における作業モードの選択を行う。すなわち、下流側の印刷機2の前述の制御手段は、印刷検査手段の判定結果に基づいて、印刷機2の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する。
【0057】
次に、上述のスクリーン印刷システムによるスクリーン印刷方法について、図14,図15を参照して、図13のフローに沿って説明する。図14,図15においても、実施の形態1と同様に、各基板に搬入順に従って追番号を付して区別する。ここで、印刷機2から印刷機1に対しては、前述のように印刷機2の待機位置における基板の有無に基づいて、基板要求信号が出力されるようになっている。
【0058】
まず図14(a)に示すように、基板ストッカ3A(図1参照)より印刷機1へ基板(1)が搬入される(ST11)。ここで印刷機1は印刷機2の基板要求信号を確認する(ST12)。このとき、印刷機2にはまだ基板が存在しないことから、印刷機2からは基板要求信号が出力されており、基板要求信号がONであることから、作業振り分け処理部43Aはパスモードを選択する。これにより、印刷機1において基板(1)は印刷を実施されることなく、図14(b)に示すように下流側へ搬出され(ST13)、印刷機1より印刷機2へ搬入される(ST15)。このとき、これと並行して新たな基板(2)が搬入される。
【0059】
そして印刷機2に搬入された基板(1)は基板認識位置に移動し、ここでカメラ20によって撮像されることにより、半田認識が実施される(ST16)。ここでは、半田認識の結果、基板の所定位置に半田がある場合には既印刷基板であると判定し、半田が無い場合には既印刷基板ではないと判定する。この間、印刷機2の待機位置には基板が滞留していないことから、基板要求信号が継続して出力される。これにより、基板(2)も同様に印刷機1をパスモードで通過し、印刷機2に搬入される。この搬送と並行して、印刷機1には新たな基板(3)が搬入される。
【0060】
そして(ST16)にて基板(1)が半田無し、すなわち既印刷基板ではないと判定されることにより、図15(a)に示すように、印刷機2にて基板(1)に印刷が実施される(ST18)。そしてこの間、基板(2)は印刷機2において待機状態にある。これにより、印刷機2からの基板要求信号がOFF状態となり、(ST12)にて基板要求信号OFFが確認されることにより、基板(3)について印刷機1で印刷が実施される(ST14)。 そして図15(b)に示すように、印刷完了後の基板(1)は、印刷機2よりチップマウンタ3Bに搬出され(ST19)、基板(1)が印刷機2から搬出されたたならば、基板(2)が待機位置から基板認識位置に移動し、ここで基板(2)を対象とした印刷検査が実行される。印刷機1では、印刷完了した基板(3)が印刷機2に搬送され、また新たな基板(4)が搬入される。
【0061】
そして(ST16)にて基板(2)が半田無しと判定されることにより、図15(c)に示すように、印刷機2にて基板(2)に印刷が実施され、基板(3)は印刷機2に待機する。これにより、印刷機2からの基板要求信号がOFF状態となり、(ST12)にて基板要求信号OFFが確認されることにより、基板(4)について印刷機1で印刷が実施される。そしてこの間に新たな基板(5)が印刷機1に搬入され、これ以降、同様の処理が反復実施される。
【0062】
上述のスクリーン印刷方法は、上流側の印刷機1の前述の制御手段によって、下流側の印刷機2の特定状態(待機位置に基板無し)を示す装置状態教示信号(基板要求信号)に基づいて、印刷機1の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する工程と、下流側の印刷機2の前述の制御手段によって、搬入された各基板について印刷作業実行済みか否かを判定する印刷検査手段の判定結果に基づいて印刷機2の各部(印刷部、搬入部および搬出部)の制御を実行する工程とを含む形態となっている。
【0063】
上述の方法によっても、実施の形態1と同様に、順次供給される基板を各印刷装置における待機時間を極力排した合理的な方法で各印刷装置に振り分けることができ、スクリーン印刷システム全体としての印刷作業のタクトタイムを短縮することができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、スクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムにおいて、搬入部によって搬入された各基板について、印刷作業を実行した後に搬出部によって基板を搬出する印刷実行動作と、印刷作業を実行することなくそのまま搬出部によって当該基板を搬出する通過動作とを選択的に実行させる制御手段を備えたので、複数台のスクリーン印刷装置によって効率よく印刷作業を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の電子部品実装ラインの構成図
【図2】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の正面図
【図3】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の側面図
【図4】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の平面図
【図5】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置の制御系の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷装置のプログラム記憶部の記憶内容を示す図
【図7】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷システムの作業振り分け処理の機能ブロック図
【図8】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷方法のフロー図
【図9】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷方法の工程説明図
【図10】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷方法の工程説明図
【図11】本発明の実施の形態1のスクリーン印刷方法の工程説明図
【図12】本発明の実施の形態2のスクリーン印刷システムの作業振り分け処理の機能ブロック図
【図13】本発明の実施の形態2のスクリーン印刷方法のフロー図
【図14】本発明の実施の形態2のスクリーン印刷方法の工程説明図
【図15】本発明の実施の形態2のスクリーン印刷方法の工程説明図
【符号の説明】
1,2 印刷機1、印刷機2(スクリーン印刷装置)
4 基板位置決め部
6 基板
8 クリーム半田
12 マスクプレート
13 スクリーン印刷部
15 搬入コンベア
16 印刷コンベア
17 搬出コンベア
20 カメラ
23 演算部
40A,40B 搬送処理部
41A,41B 印刷処理部
42A,42B 印刷検査処理部
43A,43B 作業振り分け処理部
Claims (7)
- 基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムであって、前記スクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたスクリーンマスクを基板に当接させ、このスクリーンマスク上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、前記パターン孔を介して基板保持部に載置された前記基板にペーストを印刷する印刷作業を実行する印刷部と、上流側から基板を受け取り前記印刷部に基板を搬入する搬入部と、前記印刷部から基板を受け取り下流側に搬出する搬出部と、前記印刷部、搬入部および搬出部を制御して、前記搬入部に搬入された各基板について、前記印刷作業を実行した後に前記搬出部によって当該基板を搬出する印刷実行動作もしくは前記印刷作業を実行することなくそのまま前記搬出部によって当該基板を搬出する通過動作のいずれかを選択的に実行させる制御手段とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷システム。
- 上流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段は、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態を示す装置状態教示信号に基づいて前記制御を実行することを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷システム。
- 前記スクリーン印刷装置は搬入された各基板について印刷作業実行済みか否かを判定する印刷検査手段を備え、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段は、前記印刷検査手段の判定結果に基づいて前記制御を実行することを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷システム。
- 下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段は、上流側のスクリーン印刷装置から伝達される信号であって搬入された各基板について当該下流側のスクリーン印刷装置における印刷要否を示す印刷要否信号に基づいて前記制御を実行することを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷システム。
- 2台のスクリーン印刷装置から構成されることを特徴とする請求項1乃至4記載のスクリーン印刷システム。
- 基板にペーストを印刷する印刷作業を実行する印刷部と、上流側から基板を受け取り前記印刷部に基板を搬入する搬入部と、印刷後の基板を印刷部から受け取り下流側に搬出する搬出部と、前記印刷部、搬入部および搬出部を制御して、前記搬入部に搬入された各基板について、前記印刷作業を実行した後に前記搬出部によって当該基板を搬出する印刷実行動作もしくは前記印刷作業を実行することなくそのまま前記搬出部によって当該基板を搬出する通過動作のいずれかを選択的に実行させる制御手段とを備えたスクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムによって基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、上流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態を示す装置状態教示信号に基づいて前記制御を実行する工程と、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、上流側のスクリーン印刷装置から伝達される信号であって搬入された各基板について当該下流側のスクリーン印刷装置における印刷要否を示す印刷要否信号に基づいて前記制御を実行する工程とを含むことを特徴とするスクリーン印刷方法。
- 基板にペーストを印刷する印刷作業を実行する印刷部と、上流側から基板を受け取り前記印刷部に基板を搬入する搬入部と、印刷後の基板を印刷部から受け取り下流側に搬出する搬出部と、前記印刷部、搬入部および搬出部を制御して、前記搬入部に搬入された各基板について、前記印刷作業を実行した後に前記搬出部によって当該基板を搬出する印刷実行動作もしくは前記印刷作業を実行することなくそのまま前記搬出部によって当該基板を搬出する通過動作のいずれかを選択的に実行させる制御手段とを備えたスクリーン印刷装置を複数台直列に連結して成るスクリーン印刷システムによって基板にペーストを印刷するスクリーン印刷方法であって、上流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、下流側のスクリーン印刷装置の特定状態を示す装置状態教示信号に基づいて前記制御を実行する工程と、下流側のスクリーン印刷装置の前記制御手段によって、搬入された各基板について印刷作業実行済みか否かを判定する印刷検査手段の判定結果に基づいて前記制御を実行する工程とを含むことを特徴とするスクリーン印刷方法。
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