JP4062573B2 - 用紙搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、用紙搬送装置及びこの用紙搬送装置が用いられる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の給紙トレイを備える用紙搬送装置が用いられている画像形成装置がある。一般に、各給紙トレイには、それぞれ異なるサイズの用紙が収納されるが、使用頻度の高いサイズの用紙は複数の給紙トレイに渡って収納されていることもある。
【0003】
複数の給紙トレイに同じサイズの用紙が収納されている場合は、例えば、或るサイズの用紙の連続給紙中に給紙トレイが空になってしまったら、同じサイズの用紙が収納されている他の給紙トレイに自動的に切り替えるという処理が可能であり、従来行われている。
【0004】
複数ある給紙トレイを自動的に切り替えて用いている画像形成装置の一例としては、特開平7-104541号公報記載の画像形成装置がある。ここでは、例えば一台の画像形成装置にネットワークで複数の端末を繋いで用い、各端末のユーザが用いるそれぞれにサイズが異なる用紙を複数の給紙トレイにそれぞれ収納したような場合を想定している。
【0005】
そして、互いに異なるサイズの用紙を別々の給紙トレイから連続的に給紙する場合に、先に給紙された用紙の後端と次に給紙される用紙の先端との間隔が略同じになるように給紙開始のタイミングを計る、という内容である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の複数の給紙トレイを備える用紙搬送装置が用いられている画像形成装置では、連続給紙中に給紙トレイが空になった場合に同じサイズの用紙が収納されている給紙トレイに自動的に切り替えて引き続き給紙するという処理は行われているが、給紙トレイが空になった場合以外、例えば、紙詰まりが起こった場合などには、給紙が不可能になってしまい、その結果、画像形成処理が中断されてしまっている。
【0007】
また、特開平7-104541号公報記載の画像形成装置では、サイズが異なる用紙をそれぞれ異なる給紙トレイから給紙することに関しては記載してあるが、同一サイズの用紙の連続給紙中の用紙切れ及び紙詰まり等に際しての対応については記載されていない。
【0008】
本発明は、複数の給紙トレイを備える用紙搬送装置及びこの用紙搬送装置が用いられる画像形成装置で、或るサイズの用紙の連続給紙にあたって、紙詰まり等が発生しても連続給紙の続行を可能にするとともに、詰まった紙を取り除くことを可能にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の用紙搬送装置は、画像形成装置へ用紙を給紙する用紙搬送装置であって、用紙を収納する複数の給紙トレイをそれぞれ備える複数の給紙トレイ群と、前記複数の給紙トレイ群にそれぞれ設けられて、当該給紙トレイ群の各給紙トレイからの用紙が搬送される給紙搬送路と給紙搬送路に沿って用紙を移動させる搬送機構とからなる複数の搬送ユニットと、前記複数の搬送ユニットの各給紙搬送路から搬送されてくる用紙を画像形成装置へ送り込む合流搬送路と、前記複数の搬送ユニットの各給紙搬送路にそれぞれ設けられて、該給紙搬送路での紙詰まりを検出する複数のジャム検出手段と、前記合流搬送路での紙詰まりを検出する合流部ジャム検出手段と、前記複数のジャム検出手段のずれで紙詰まりが検出されたとき他のジャム検出手段及び前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ、紙詰まり中の給紙搬送路以外の給紙搬送路で給紙される給紙トレイ群の中から、給紙中の用紙と同じサイズの用紙を収納している給紙トレイを探す探索手段と、前記探索手段により該当する前記給紙トレイが探し出された場合、当該給紙トレイから用紙を給紙する切替手段とを備える。
【0010】
したがって、例えば、或る給紙トレイ群が備える給紙トレイの一つから或るサイズの用紙を連続給紙している途中で紙詰まりが起こると、給紙搬送路で紙詰まりが起こった場合にはこれをジャム検出手段が検出し、合流部ジャム検出手段が紙詰まりを検出していなければ、他の給紙トレイ群で同じサイズの用紙が収納されている給紙トレイを探索手段が探し、該当する給紙トレイが探し出された場合にはこの探し出された給紙トレイから用紙を給紙するように切替手段により切り替える。
【0011】
さらに、請求項1記載の発明の用紙搬送装置は、前記複数の搬送ユニットにそれぞれ設けられて、該搬送ユニットを覆うカバー位置と少なくとも前記給紙搬送路を開放する開放位置とのいずれかに選択的に位置させられる複数のカバーと、前記複数のカバーにそれぞれ設けられて、該カバーがカバー位置にあるか否かを検知する複数の開閉検知部と、前記開閉検知部により或る前記カバーがカバー位置から開放位置へ移動されたことが検知されると、開放された前記搬送ユニットへの電力供給を遮断し、開放位置にあった前記カバーがカバー位置へ戻されると、前記搬送ユニットへの電力供給を再開する電力遮断手段とを備える。
【0012】
したがって、紙詰まりが起こったら、他の搬送ユニットに切り替えて引き続き給紙を行うとともに、紙詰まりが起こった方だけを開放して詰まった紙を取り除くということが可能となり、カバーが開放された方の搬送ユニットでは、カバーが開放されたことが開閉センサにより検知されて電力遮断手段により電力供給が遮断される。
【0013】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の用紙搬送装置において、前記給紙トレイ群とし て、用紙を収納する給紙トレイを複数備える第一給紙トレイ群と、用紙を収納する給紙トレイを複数備える第二給紙トレイ群とを備え、前記搬送ユニットとして、前記第一給紙トレイ群が備える各前記給紙トレイから前記画像形成装置へ向けて用紙が搬送される第一給紙搬送路とこの第一給紙搬送路に沿って用紙を移動させる第一搬送機構とを有する第一搬送ユニットと、前記第二給紙トレイ群が備える各前記給紙トレイから前記画像形成装置へ向けて用紙が搬送される第二給紙搬送路とこの第二給紙搬送路に沿って用紙を移動させる第二搬送機構とを有する第二搬送ユニットとを備え、前記ジャム検出手段として、前記第一給紙搬送路での紙詰まりを検出する第一ジャム検出手段と、前記第二給紙搬送路での紙詰まりを検出する第二ジャム検出手段とを備え、前記探索手段として、前記第一ジャム検出手段で紙詰まりが検出されたとき前記合流部ジャム検出手段及び第二ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ給紙中の用紙と同じサイズの用紙を収納している前記給紙トレイを前記第二給紙トレイ群から探す第一探索手段と、前記第二ジャム検出手段で紙詰まりが検出されたとき前記合流部ジャム検出手段及び第一ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ給紙中の用紙と同じサイズの用紙を収納している前記給紙トレイを前記第一給紙トレイ群から探す第二探索手段とを備え、前記切替手段として、前記第一探索手段により該当する前記給紙トレイが探し出された場合にはこの探し出された前記給紙トレイから用紙を給紙する第一切替手段と、前記第二探索手段により該当する前記給紙トレイが探し出された場合にはこの探し出された前記給紙トレイから用紙を給紙する第二切替手段とを備える。
【0014】
したがって、例えば、第一給紙トレイ群(又は第二給紙トレイ群)が備える給紙トレイの一つから或るサイズの用紙を連続給紙している途中で紙詰まりが起こると、第一給紙搬送路(又は第二給紙搬送路)で紙詰まりが起こった場合にはこれを第一ジャム検出手段(又は第二ジャム検出手段)が検出し、合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ、第二給紙トレイ群(又は第一給紙トレイ群)で同じサイズの用紙が収納されている給紙トレイを第一探索手段(又は第二探索手段)が探し、該当する給紙トレイが探し出された場合にはこの探し出された給紙トレイから用紙を給紙するように第一切替手段(又は第二切替手段)により切り替える。
【0015】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の用紙搬送装置において、前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されている場合と前記複数のジャム検出手段で紙詰まりが検出されている場合とに、画像形成装置の表示部に紙詰まりを知らせるメッセージを表示する報知手段を備える。
【0016】
したがって、報知手段は、或る給紙搬送路で紙詰まりが起こっていても、合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、紙詰まりが起こっている旨を表示せず、全ての給紙搬送路で紙詰まりが起こっていたり合流搬送路で紙詰まりが起こっている場合に紙詰まりが起こっている旨を表示する。
【0017】
請求項4記載の発明は、請求項1、2又は3記載の用紙搬送装置が用いられ、静電潜像をトナーで現像したトナー画像を用紙搬送装置で給紙された用紙に加熱することによって定着させる定着ユニットとこの定着ユニットを定着工程に先立って予熱する予熱手段とを有する画像形成装置において、前記予熱手段は、前記複数のジャム検出手段と前記合流部ジャム検出手段とのうち、前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されている場合と前記複数のジャム検出手段の全てで紙詰まりが検出されている場合とには、前記定着ユニットの予熱を止め、前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていない場合であって前記複数のジャム検出手段のいずれかで紙詰まりが検出されていない場合には、前記定着ユニットの予熱を続行する。
【0018】
したがって、いずれかの給紙搬送路で紙詰まりが起こっていても、他の給紙搬送路及び 合流搬送路が紙詰まりしていなければ画像形成は可能であるので、定着ユニットの予熱を続行する。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項1、2又は3記載の用紙搬送装置が用いられる画像形成装置において、前記複数の搬送ユニットのいずれかでの給紙による画像形成中に前記給紙搬送路で紙詰まりが起こった場合には、他の前記搬送ユニットで、前記カバーがカバー位置に位置していて前記給紙搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、該搬送ユニットでの給紙に切り替えて画像形成処理を続行し、前記カバーがカバー位置にないか又は前記給紙搬送路で紙詰まりが起こっていれば画像形成処理を中断するコピー可否判定手段とを備える。
【0020】
したがって、或る搬送ユニットが給紙不可能な状態でも他の搬送ユニットから給紙可能であれば画像形成処理が続行される。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明の用紙搬送装置及びこの用紙搬送装置を用いた画像形成装置の実施の一形態について、図1〜図7に基づいて説明する。
【0022】
まず、図1は、用紙搬送装置1を備える画像形成装置2の内部構造を概略的に示す縦断正面図である。用紙搬送装置1は、第一・第二給紙トレイ群3,4と、第一・第二搬送ユニット5,6とを備えている。第一給紙トレイ群3は、第一〜第三給紙トレイ7〜9を備えており、第二給紙トレイ群4は第四〜第六給紙トレイ10〜12を備えている。また、第一〜第六給紙トレイ7〜12の上方にはそれぞれ給紙ローラ7a〜12aが備えられている。
【0023】
第一搬送ユニット5は、第一〜第三給紙トレイ7〜9に収納された用紙Sが画像形成装置2へ向けて搬送される経路である第一給紙搬送路13と、この第一給紙搬送路13に沿って用紙Sを移動させる第一搬送機構14とを備えている。第一搬送機構14は、第一給紙搬送路13を挟む複数組のローラ対15を有している。
【0024】
第二搬送ユニット6は、第四〜第六給紙トレイ10〜12に収納された用紙Sが画像形成装置2へ向けて搬送される経路である第二給紙搬送路16と、この第二給紙搬送路16に沿って用紙Sを移動させる第二搬送機構17とを備えている。第二搬送機構17は、第二給紙搬送路16を挟む複数組のローラ対18を有している。
【0025】
そして、第一給紙搬送路13と第二給紙搬送路16とは合流搬送路19で合流する。合流搬送路19は、画像形成装置2の用紙搬送路20に連結されており、その連結位置には、用紙搬送路20へ用紙Sを送り出すレジストローラ対21が設けられている。
【0026】
第一搬送ユニット5は、第一ジャム検出手段22として、第一〜第三給紙トレイ7〜9から第一給紙搬送路13へ繰り出される用紙を検出する給紙検知センサ23と、合流搬送路19の手前に配設された中継センサ24とを備えている。同じく第二搬送ユニット6は、第二ジャム検出手段25として、第四〜第六給紙トレイ10〜12から第二給紙搬送路16へ繰り出される用紙を検出する給紙検知センサ26と、合流搬送路19の手前に配設された中継センサ27とを備えている。さらに、合流搬送路19のレジストローラ対21の手前に、合流部ジャム検出手段であるレジストセンサ28が配設されている。
【0027】
画像形成装置2は、装置上面に設けられたスキャナ部29とその下に設けられた画像形成部30とを備えている。
【0028】
スキャナ部29は、原稿が載置されるコンタクトガラス31と、コンタクトガラス31上の原稿を押さえる押さえ板としての役割を兼ねるオートシートフィーダ32と、コンタクトガラス31を介して原稿に対抗する位置に配設された第一走査ユニット33、第二走査ユニット34、結像レンズ35、CCD36を備えている。
【0029】
第一走査ユニット33は、原稿に光を照射する光源37と、コンタクトガラス31に対して45°傾けて配設されて原稿からの反射光をコンタクトガラス31に平行な所定方向へ導く第一ミラー38とを備えている。
【0030】
第二走査ユニット34は、第一ミラー38に平行に対向し第一ミラー38からの反射光を受ける第二ミラー39と、第二ミラー39と90°をなし第二ミラー39からの反射光を受ける第三ミラー40とを備えている。ここで、第一走査ユニット33と第二走査ユニット34との移動速度の比は、2:1である。第三ミラー40で反射された光は、結像レンズ35を介してCCD36に入射する。
【0031】
画像形成部30は、軸心が用紙搬送路20を搬送される用紙Sの進行方向に直交するように配設されて、用紙搬送路20上に表面の一部を位置させた感光体ドラム41と、CCD36で読み取られた画像に基づいた静電潜像を感光体ドラム41に書き込む書込ユニット42と、感光体ドラム41に書き込まれた静電潜像をトナーで可視化してトナー像とする現像ユニット43と、感光体ドラム41に用紙搬送路20を介して対向し用紙Sを搬送しながら感光体ドラム41に圧接させる転写ベルト44と、用紙Sを加熱することにより用紙Sに転写されたトナー像を用紙Sに定着させる定着ユニット45とを備えている。定着ユニット45は、予熱手段である定着ヒータ(図示せず)で定着工程に先立って所定のタイミングで予熱される。
【0032】
なお、画像形成部30は、用紙Sに両面印字する場合に、一方の面に印字された用紙Sを引き込んで反転させてから再度、用紙搬送路20へ戻す再給紙用搬送路46を備えている。
【0033】
また、画像形成装置2には、操作者の操作を受ける操作部(図示せず)と、画像形成装置2及び用紙搬送装置1の稼動状態を表示する表示部(図示せず)とが設けられている。
【0034】
図示しないが、第一給紙搬送路13は第一カバーで覆われ、第一カバーは、第一給紙搬送路13を覆うカバー位置と第一給紙搬送路13を開放する開放位置との間で移動自在に設けられている。また、第二給紙搬送路16は第二カバーで覆われ、第二カバーは、第二給紙搬送路16を覆う位置と第二給紙搬送路16を開放する位置との間で移動自在に設けられている。
【0035】
図2は、第一カバーがカバー位置にあることを検知する第一開閉検知部であるカバースイッチ47と、第二カバーがカバー位置にあることを検知する第二開閉検知部であるカバースイッチ48とを含む回路図である。
【0036】
第一搬送ユニット5の負荷装置ドライブ回路49と、第二搬送ユニット6の負荷装置ドライブ回路50とが、それぞれ、カバースイッチ47・カバースイッチ48を介して、直流電源51に並列に接続されている。したがって、第一給紙搬送路13(又は第二給紙搬送路16)の紙詰まりの発生に対応する場合など第一カバー(又は第二カバー)を開放するとカバースイッチ47(又はカバースイッチ48)が切れて第一搬送ユニット5(又は第二搬送ユニット6)の負荷装置ドライブ回路49(又は負荷装置ドライブ回路50)への電力供給が断たれる。つまり、この図2に示す回路の構造を持って、第一・第二電力遮断手段が実現される。
【0037】
図3は、二枚連続給紙する際のタイミングチャートである。ここで、これらのタイミングチャートは、理論値で示されている。
【0038】
例えば、第二給紙トレイ8に収納されている用紙を給紙するとすると、まず、第二給紙トレイ給紙イベント信号が発せられ(A時点)、これをもってシーケンス処理がスタートし、第二給紙トレイ用紙搬送処理が開始される。つまり、第二給紙トレイ8の給紙ローラ8aが回転し、第一給紙搬送路13のローラ対15も回転する。
【0039】
A時点から所定時間が経過したB時点からの所定時間、用紙Sが第二給紙トレイ8の給紙検知センサ23に検知される。ここで、給紙検知センサ23に用紙Sが検知されるはずの時間になってから時間mが経過すると、後述する給紙検知センサジャムチェック(図4参照)が行われる。
【0040】
B時点から所定時間が経過したC時点からの所定時間、用紙Sが第一給紙搬送路13の中継センサ24に検知される。ここで、中継センサ24に用紙Sが検知されるはずの時間になってから時間mが経過すると、後述する中継センサジャムチェック(図5参照)が行われる。
【0041】
ここで、中継センサ24で一枚目の用紙Sが検知されている最中に、次の第二給紙トレイ給紙イベント信号が発せられ(A'時点)、二枚目の用紙Sの給紙が開始される。
【0042】
C時点から所定時間が経過したD時点からの所定時間、用紙Sがレジストセンサ28に検知される。ここで、レジストセンサ28に用紙Sが検知されるはずの時間になってから時間mが経過すると、レジストセンサジャムチェックが行われる。レジストセンサジャムチェックでは、レジストセンサ28で用紙Sが検知されているか否かを検出し、レジストセンサ28で用紙Sが検知されていない場合に、エラーメッセージを表示部に表示する。
【0043】
D時点から時間nが経過すると、第二給紙トレイ用紙搬送処理が一旦停止する。この時間nは、レジストローラ対21に用紙Sの先端が突き当てられるのに充分な時間が設定されている。そして、第二給紙トレイ用紙搬送装置が停止されると、一枚目の用紙S及び二枚目の用紙Sが停止する。
【0044】
その後、所定のタイミング(E時点)で、レジストローラ対21の回転駆動が開始されるとともに、第二給紙トレイ用紙搬送処理が再開される。レジストローラ対21の回転は、用紙Sが通過するまでの所定時間続けられる。
【0045】
第二給紙トレイ用紙搬送処理が再開されることにより二枚目の用紙Sの搬送が再開されて、B'時点で第二給紙トレイ8の給紙検知センサ23に検知され、C'時点で中継センサ24に検知され、D'時点でレジストセンサ28に検知される。
【0046】
D'時点から時間nが経過すると、第二給紙トレイ用紙搬送処理が一旦停止される。そして、所定のタイミング(E'時点)で、レジストローラ対21の回転駆動が開始されるとともに、第二給紙トレイ用紙搬送処理が再開される。第二給紙トレイ用紙搬送処理は、用紙Sの後端が少なくとも中継センサ24を通過するまで続けられ、レジストローラ対21の回転は、一枚目のときと同様に、二枚目の用紙Sが通過するまでの所定時間続けられる。
【0047】
次に、図4のフローチャートに基づいて、前述した各給紙トレイ7〜12における給紙検知センサジャムチェックについて説明する。まず、給紙検知センサ23又は26がONであるか否か判別し(S1)、ONであれば(S1のY)、その時点では紙詰まりが起こっていないと判断されるので、そのまま終了する。
【0048】
ステップS1でONでなかった場合は(S1のN)、使用している給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかであれば(S2のY)、第一搬送ユニット5の駆動を停止し(S3)、第一給紙搬送路13で紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示し(S4)、後述するジャム時のトレイ切替処理(図6参照)を行う(S5)。
【0049】
ステップS2で使用している給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかでなければ(S2のN)、第二搬送ユニット6の駆動を停止し(S6)、第二給紙搬送路16で紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示し(S7)、ステップS5に戻る。
【0050】
次に、図5のフローチャートに基づいて、前述の中継センサジャムチェックについて説明する。これは、図4の給紙センサジャムチェックと略同じで、まず、中継センサ24又は27がONであるか否か判別し(S11)、ONであれば(S11のY)、その時点では紙詰まりが起こっていないと判断されるので、そのまま終了する。
【0051】
ステップS11でONでなかった場合は(S11のN)、使用している給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかであれば(S12のY)、第一搬送ユニット5の駆動を停止し(S13)、第一給紙搬送路13で紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示し(S14)、後述するジャム時のトレイ切替処理(図6参照)を行う(S15)。
【0052】
ステップS2で使用している給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかでなければ(S12のN)、第二搬送ユニット6の駆動を停止し(S16)、第二給紙搬送路16で紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示し(S17)、ステップS15に戻る。
【0053】
次に、図6のフローチャートに基づいて、前述のジャム時のトレイ切替処理について説明する。紙詰まりが検出された場合には、まず、使用中の給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかであったら(S21のY)、第二給紙搬送路16で紙詰まりが起こっていたり又は第二カバーが開放されていたりしないかを判別し(S2)、そういう事実が検出されなければ(S22のN)、第四〜第六給紙トレイ10〜12の中から使用中の給紙トレイに収納されている用紙Sのサイズと同じサイズの用紙Sが収納されている給紙トレイを探す(S23)。そして、同じサイズの用紙Sが収納された給紙トレイがあった場合には(S24のY)、探し出された給紙トレイから引き続き給紙を行う(S25)。
【0054】
ステップS21で、使用中の給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかではないと判断された場合、つまり、第四から第六給紙トレイ10〜12のどれかを使用中だった場合(S21のN)、第一給紙搬送路13で紙詰まりが起こっていたり又は第一カバーが開放されていたりしないかを判別し(S26)、そういう事実が検出されなければ(S26のN)、第一〜第三給紙トレイ7〜9の中から使用中の給紙トレイに収納されている用紙Sのサイズと同じサイズの用紙Sが収納されている給紙トレイを探す(S27)。そして、同じサイズの用紙Sが収納された給紙トレイがあった場合には(S24のY)、探し出された給紙トレイから引き続き給紙を行う(S25)。
【0055】
そして、ステップS22で第二給紙搬送路16で紙詰まりが起こっていたり又は第二カバーが開放されていた場合(S22のY)、ステップS26で第一給紙搬送路13で紙詰まりが起こっていたり又は第一カバーが開放されていた場合(S26のY)、ステップS24で該当する給紙トレイが探し出されなかった場合(S24のN)には、定着ヒータ消灯・ジャム表示点灯などプリント中断処理を行って(S28)終了する。
【0056】
ここで、ステップS23を実行する手段が第一探索手段であって、ステップS25を実行する手段が第一切替手段及び第二切替手段であって、ステップS27を実行する手段が第二探索手段であって、ステップS28を実行する手段が報知手段である。
【0057】
なお、本実施の形態の用紙搬送装置1及び画像形成装置2は、コピー可否判定手段を有している。図7のフローチャートに基づいて、ジャム時のコピー可否判断処理について説明する。まず、使用中の給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかであって(S31のY)、第二給紙搬送路16が紙詰まり中でなく且つ第二カバーが開放されていない場合(S32のN)、画像形成装置2を稼動可能状態とする(S33)。
【0058】
使用中の給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかでない場合つまり第四〜第六給紙トレイ10〜12のどれかであって(S31のN)、第一給紙搬送路13が紙詰まり中でなく且つ第一カバーが開放されていない場合(S34のN)も、画像形成装置2を稼動可能状態とする(S33)。
【0059】
また、使用中の給紙トレイが第一〜第三給紙トレイ7〜9のどれかであって(S31のY)、第二給紙搬送路16が紙詰まり中であるか又は第二カバーが開放されている場合(S32のN)、画像形成装置2を稼動不可能状態とする(S35)。
【0060】
そして、使用中の給紙トレイが第四〜第六給紙トレイ10〜12のどれかであって(S31のN)、第一給紙搬送路13が紙詰まり中であるか又は第一カバーが開放されている場合(S34のN)も、画像形成装置2を稼動不可能状態とする(S35)。
【0061】
このような構成において、本実施の形態では、第一給紙トレイ群3が備える各給紙トレイ7〜9のそれぞれに収納された用紙と同じサイズの用紙を第二給紙トレイ群4が備える各給紙トレイ10〜12に収納する。すなわち、第一給紙トレイ7と第四給紙トレイ10とに収納された用紙のサイズは同じである。また、第二給紙トレイ8と第五給紙トレイ11とに収納された用紙のサイズは同じである。そして、第三給紙トレイ9と第六給紙トレイ12に収納された用紙のサイズは同じである。
【0062】
具体的な一例として、第二給紙トレイ8から連続給紙を行う場合について説明する。まず、第二給紙トレイ給紙イベント信号が発せられることにより第一搬送機構14が駆動し始め、第二給紙トレイ8から用紙Sが給紙され始める。用紙Sは第一給紙搬送路13に沿って進んでゆき、紙詰まりが発生していなければ用紙Sが給紙検知センサ23で検知され、さらに進むと中継センサ24で検知される。
【0063】
ここで、給紙検知センサ23(又は中継センサ24)で検知され始める筈の理論上のタイミングから時間mが経過すると、ジャムチェックタイミングとなり、給紙検知センサ23(又は中継センサ24)が用紙Sを検知しているか否かが判断される。このとき給紙検知センサ23(又は中継センサ24)が用紙Sを検知していなかった場合には、第一給紙搬送路13において紙詰まりが発生したと判断されて、ジャム時のトレイ切替処理が行われる。
【0064】
トレイ切替処理では、第二給紙トレイ8と同じサイズの用紙が収納されている給紙トレイを第二給紙トレイ群4の中から探す。今の例で言うと、第五給紙トレイ11が探し出される。そして、第五給紙トレイ11に切り替えて引き続き給紙を行う。
【0065】
もしここで、第五給紙トレイ11が空だった場合など、同じサイズの用紙Sを収納した給紙トレイが存在しない場合には、画像形成を中断し、エラーメッセージを表示部に表示する。
【0066】
またここで、第五給紙トレイ11に用紙Sがあったとしても、第二給紙搬送路16で紙詰まり中であったり又は第二カバーが開放されていて電力供給が断たれている場合には、第二搬送ユニット6が使用不可状態であるので、やはり画像形成を中断し、エラーメッセージを表示部に表示する。
【0067】
紙詰まりなど起こらずに滞りなく第一給紙搬送路13を進んで行った用紙Sは、レジストセンサ28に検知される。ここで、レジストセンサ28で用紙Sが検知され始める筈の理論上のタイミングから時間nが経過すると、第一搬送機構14が駆動を停止する。
【0068】
またここで、レジストセンサ28で検知され始める筈の理論上のタイミングから時間mが経過すると、レジストセンサジャムチェックタイミングとなり、レジストセンサ28が用紙Sを検知しているか否かが判断される。このときレジストセンサ28が用紙Sを検知していなかった場合には、合流搬送路19において紙詰まりが発生したと判断される。
【0069】
合流搬送路19で紙詰まりした場合には、どのタイミングであっても、第一・第二搬送ユニット5,6のどちらからも給紙不可能となるので、画像形成を中断し、エラーメッセージを表示部に表示する。
【0070】
そして、紙詰まりなど起こらずに滞りなくレジストローラ対21まで進んだ用紙Sは、所定のタイミングでレジストローラ対21及び第一搬送機構14が駆動を開始し、用紙Sが画像形成部30へと送り出される。
【0071】
画像形成部30では、スキャナ部29で読み込まれた原稿画像に基づいて書込ユニット42が感光体ドラム41に静電潜像を書き込み、この静電潜像を現像ユニット43が可視化してトナー像とし、このトナー像が用紙搬送路20を転写ベルト44で搬送される用紙Sに転写されて定着ユニット45で用紙Sに定着される。
【0072】
本実施の形態では、図4および図5に示すように、二つの搬送ユニットのうち一方の搬送ユニットを用いての連続給紙中に、この一方の搬送ユニットが紙詰まり等により使用不可能な状態となっても、他方の搬送ユニットが使用可能な状態であって合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、自動的に使用可能な他方の搬送ユニットに切り替えて、引き続き連続給紙を行うことができる。
【0073】
また、本実施の形態では、図6に示すように、一方の搬送ユニットの給紙搬送路で紙詰まりが起こっていても、他方の搬送ユニットの給紙搬送路及び合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示せず、且つ、定着ユニットの予熱を続行し、両方の給紙搬送路で紙詰まりが起こっていたり合流搬送路が紙詰まりした場合に、紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示し、且つ、定着ユニットの予熱を中断する。これにより、紙詰まりに際してのジャム紙除去・画像形成装置のウォームアップにかかるダウンタイムを短縮できる。
【0074】
また、本実施の形態では、各搬送ユニットを覆うカバーを別々に設けたので、一方の搬送ユニットで紙詰まりが起こっても、紙詰まりした搬送ユニットだけを開放できる。
【0075】
また、本実施の形態では、図2に示すように、カバーが開放された方の搬送ユニットへの電力供給だけ遮断されるので、カバーが開放されていない方の搬送ユニットでは給紙可能とできる。
【0076】
そして、本実施の形態では、図7に示すように、いずれかの搬送ユニットからの給紙が可能であれば、画像形成装置を使用可能状態に置くので、これにより、画像形成装置のウォームアップにかかるダウンタイムを短縮できる。
【0077】
なお、本実施の形態では第一・第二開閉検知部をカバースイッチとし、第一・第二電力遮断手段を図2の回路構造で実現しているが、実施にあたっては、第一・第二開閉検知部を第一・第二カバーの開閉状態を検知して状態に応じた信号を発する光センサ等とし、第一・第二電力遮断手段を前記光センサからの信号に応じて電力の供給・遮断を行うプログラムで実現してもよい。
【0078】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、複数の搬送ユニットのうち或る搬送ユニットを用いての連続給紙中に、この搬送ユニットが紙詰まり等により使用不可能な状態となっても、他の搬送ユニットが使用可能な状態であって合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、自動的に使用可能な搬送ユニットに切り替えて、引き続き連続給紙を行うことができ、従って、ジャム紙除去作業で連続給紙が中断される不都合を無くし、ジャム紙除去作業に伴う画像形成装置の再ウォームアップによるタイムロスを短縮できる。さらに、カバーが開放された方の搬送ユニットへの電力供給だけ遮断されるので、カバーが開放されていない方の搬送ユニットでは給紙可能とできる。従って、或る搬送ユニットで紙詰まりが起こった場合、他の搬送ユニットで給紙を続行するとともに、紙詰まりした搬送ユニットのジャム紙除去を行うことができる。
【0079】
請求項2記載の発明によれば、二つの搬送ユニットのうち一方の搬送ユニットを用いての連続給紙中に、この一方の搬送ユニットが紙詰まり等により使用不可能な状態となっても、他方の搬送ユニットが使用可能な状態であって合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、自動的に使用可能な他方の搬送ユニットに切り替えて、引き続き連続給紙を行うことができ、従って、ジャム紙除去作業で連続給紙が中断される不都合を無くし、ジャム紙除去作業に伴う画像形成装置の再ウォームアップによるタイムロスを短縮できる。
【0080】
請求項3記載の発明によれば、或る搬送ユニットの給紙搬送路で紙詰まりが起こっていても、他の搬送ユニットの給紙搬送路及び合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示せず、両方の給紙搬送路で紙詰まりが起こっていたり合流搬送路が紙詰まりした場合に、紙詰まりが起こっている旨を表示部に表示する。従って、紙詰まりに際してのジャム紙除去・画像形成装置の再ウォームアップによるタイムロスを短縮できる。
【0081】
請求項4記載の発明によれば、或る搬送ユニットの給紙搬送路で紙詰まりが起こっていても、他の搬送ユニットの給紙搬送路及び合流搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、定着ユニットの予熱を続行し、両方の給紙搬送路で紙詰まりが起こっていたり合流搬送路が紙詰まりした場合に、定着ユニットの予熱を中断する。従って、紙詰まりに際してのジャム紙除去・画像形成装置の再ウォームアップによるタイムロスを短縮できる。
【0082】
請求項5記載の発明によれば、いずれかの搬送ユニットからの給紙が可能であれば、画像形成装置を使用可能状態に置くので、これにより、画像形成装置のウォームアップにかかるダウンタイムを短縮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の用紙搬送装置及びこの用紙搬送装置が用いられる画像形成装置の実施の一形態の概略的構造を示す縦断正面図である。
【図2】第一・第二開閉検知部を含み第一・第二電力遮断手段を実現する回路図である。
【図3】二枚の用紙を連続給紙する場合の各部の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】給紙検知センサジャムチェックの流れを示すフローチャートである。
【図5】中継センサジャムチェックの流れを示すフローチャートである。
【図6】ジャム時のトレイ切替処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】ジャム時のコピー可否判断処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 用紙搬送装置
2 画像形成装置
3 (第一)給紙トレイ群
4 (第二)給紙トレイ群
5 (第一)搬送ユニット
6 (第二)搬送ユニット
7〜9 (第一給紙トレイ群の)給紙トレイ
10〜12 (第二給紙トレイ群の)給紙トレイ
13 (第一)給紙搬送路
14 (第一)搬送機構
16 (第二)給紙搬送路
17 (第二)搬送機構
19 合流搬送路
22 (第一)ジャム検出手段
25 (第二)ジャム検出手段
28 合流部ジャム検出手段
45 定着ユニット
47 (第一)開閉検知部
48 (第二)開閉検知部
49 (第一搬送ユニットの)駆動系及び電装系
50 (第二搬送ユニットの)駆動系及び電装系
S23 (第一)探索手段
S25 (第一・第二)切替手段
S27 (第二)探索手段
S28 報知手段

Claims (5)

  1. 画像形成装置へ用紙を給紙する用紙搬送装置であって、
    用紙を収納する複数の給紙トレイをそれぞれ備える複数の給紙トレイ群と、
    前記複数の給紙トレイ群にそれぞれ設けられて、当該給紙トレイ群の各給紙トレイからの用紙が搬送される給紙搬送路と給紙搬送路に沿って用紙を移動させる搬送機構とからなる複数の搬送ユニットと、
    前記複数の搬送ユニットの各給紙搬送路から搬送されてくる用紙を画像形成装置へ送り込む合流搬送路と、
    前記複数の搬送ユニットの各給紙搬送路にそれぞれ設けられて、給紙搬送路での紙詰まりを検出する複数のジャム検出手段と、
    前記合流搬送路での紙詰まりを検出する合流部ジャム検出手段と、
    前記複数のジャム検出手段のいずれかで紙詰まりが検出されたとき他のジャム検出手段及び前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ、紙詰まり中の給紙搬送路以外の給紙搬送路で給紙される給紙トレイ群の中から、給紙中の用紙と同じサイズの用紙を収納している給紙トレイを探す探索手段と、
    前記探索手段により該当する給紙トレイが探し出された場合には、当該給紙トレイから用紙を給紙する切替手段と、
    前記複数の搬送ユニットにそれぞれ設けられて、該搬送ユニットを覆うカバー位置と少なくとも前記給紙搬送路を開放する開放位置とのいずれかに選択的に位置させられる複数のカバーと、
    前記複数のカバーにそれぞれ設けられて、該カバーがカバー位置にあるか否かを検知する複数の開閉検知部と、
    前記開閉検知部により或る前記カバーがカバー位置から開放位置へ移動されたことが検知されると開放された前記搬送ユニットへの電力供給を遮断し、開放位置にあった前記カバーがカバー位置へ戻されると前記搬送ユニットへの電力供給を再開する電力遮断手段と、
    を備えることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記給紙トレイ群として、用紙を収納する給紙トレイを複数備える第一給紙トレイ群と、用紙を収納する給紙トレイを複数備える第二給紙トレイ群とを備え、
    前記搬送ユニットとして、前記第一給紙トレイ群が備える各前記給紙トレイから前記画像形成装置へ向けて用紙が搬送される第一給紙搬送路とこの第一給紙搬送路に沿って用紙を移動させる第一搬送機構とを有する第一搬送ユニットと、前記第二給紙トレイ群が備える各前記給紙トレイから前記画像形成装置へ向けて用紙が搬送される第二給紙搬送路とこの第二給紙搬送路に沿って用紙を移動させる第二搬送機構とを有する第二搬送ユニットとを備え、
    前記ジャム検出手段として、前記第一給紙搬送路での紙詰まりを検出する第一ジャム検出手段と、前記第二給紙搬送路での紙詰まりを検出する第二ジャム検出手段とを備え、
    前記探索手段として、前記第一ジャム検出手段で紙詰まりが検出されたとき前記合流部ジャム検出手段及び第二ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ給紙中の用紙と同じサイズの用紙を収納している前記給紙トレイを前記第二給紙トレイ群から探す第一探索手段と、
    前記第二ジャム検出手段で紙詰まりが検出されたとき前記合流部ジャム検出手段及び第一ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていなければ給紙中の用紙と同じサイズの用紙を収納している前記給紙トレイを前記第一給紙トレイ群から探す第二探索手段とを備え、
    前記切替手段として、前記第一探索手段により該当する
    前記給紙トレイが探し出された場合にはこの探し出された前記給紙トレイから用紙を給紙する第一切替手段と、
    前記第二探索手段により該当する前記給紙トレイが探し出された場合にはこの探し出された前記給紙トレイから用紙を給紙する第二切替手段とを備えることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されている場合と前記複数のジャム検出手段の全てで紙詰まりが検出されている場合とに、画像形成装置の表示部に紙詰まりを知らせるメッセージを表示する報知手段を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の用紙搬送装置。
  4. 請求項1、2又は3記載の用紙搬送装置が用いられ、静電潜像をトナーで現像したトナー画像を用紙搬送装置で給紙された用紙に加熱することによって定着させる定着ユニットとこの定着ユニットを定着工程に先立って予熱する予熱手段とを有する画像形成装置において、
    前記予熱手段は、前記複数のジャム検出手段と前記合流部ジャム検出手段とのうち、前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されている場合と前記複数のジャム検出手段全てで紙詰まりが検出されている場合とには、前記定着ユニットの予熱を止め、前記合流部ジャム検出手段で紙詰まりが検出されていない場合であって前記複数のジャム検出手段のいずれかで紙詰まりが検出されていない場合には、前記定着ユニットの予熱を続行することを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1、2又は3記載の用紙搬送装置が用いられる画像形成装置において、
    前記複数の搬送ユニットのいずれかでの給紙による画像形成中に前記給紙搬送路で紙詰まりが起こった場合には、他の搬送ユニットで、前記カバーがカバー位置に位置していて給紙搬送路で紙詰まりが起こっていなければ、該搬送ユニットでの給紙に切り替えて画像形成処理を続行し、前記カバーがカバー位置にないか又は前記給紙搬送路で紙詰まりが起こっていれば画像形成処理を中断するコピー可否判定手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
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