JP3171618B2 - 自動原稿給送装置 - Google Patents

自動原稿給送装置

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JP3171618B2
JP3171618B2 JP28634091A JP28634091A JP3171618B2 JP 3171618 B2 JP3171618 B2 JP 3171618B2 JP 28634091 A JP28634091 A JP 28634091A JP 28634091 A JP28634091 A JP 28634091A JP 3171618 B2 JP3171618 B2 JP 3171618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像形成装置に適用さ
れる自動原稿給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の画像形成装置において、従来
から種々の自動原稿給送装置が提案されている。自動原
稿給送装置は、大別して2通りの方式がある。
【0003】1つは、ADF(Automatic D
ocumento Feeder)と称される方式で、
セットされた原稿を各々1回だけ画像情報読取部まで自
動給送し、設定回数分、連続して複写するとの内容を有
する。
【0004】他の1つは、RDF(Recycle D
ocument Feeder)と称される方式で、セ
ットされた原稿を各々設定された複写回数に到達するま
で循環給送し、画像情報読取部では1回ずつ複写すると
の内容を有する。
【0005】以上2つとも、原稿給送方式は異なるもの
の、複写機への原稿セットの煩わしさを解消し、原稿入
れ替えの所要時間を短縮し、操作性、生産性を大幅に向
上させることができる。
【0006】ところで、原稿には、規格サイズのまま何
ら折り目のない原稿(以下、折り無し原稿という)だけ
の場合と、折り無し原稿に混在させてZ字状に折られた
Z折り原稿が含まれる場合がある。
【0007】ここで、Z折り原稿とは、例えば長方形に
カットされたシートを横長に広げた状態から、これを長
手方向1/2の位置にて2つに折り返し、さらにこの折
り返しにより、上になったシート部分を該シート部分の
前記長手方向1/2の位置にて外側に折り返した原稿を
いい、折り目の折線方向から見ると略Z字状に見えるこ
とからZ折り原稿と称する。またこの折り返しの最初の
折り部を第1折り部、次の折り部を第2折り部と称す
る。
【0008】ある原稿をZ折りした場合、その下のサイ
ズの原稿とサイズを揃えることができることから、この
ような折り方がされる。例えばA3サイズの原稿をZ折
りすればA4サイズとなり、A4サイズの折り無し原稿
にサイズを合わせることができる。
【0009】つまり、A4横とA3縦またはB5横とB
4縦なる組合せの混在原稿があるとき、ファイリング上
の関係からA3またはB4原稿は、Z折りにされ、各々
A4またはB5にされている場合が多い。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の自動原稿給送装
置は、確かに便利なものには違いないが、いまだに以下
に述べるような問題点を有していた。
【0011】先ず、Z折り原稿に対する操作性、取扱性
が悪いことである。 1.自動原稿給送装置を用いて混在原稿を複写する場
合、Z折り状態となっているA3またはB4原稿をオペ
レータが原稿の中から探しだすことが必要となり、さら
に、Z折り状態となっている原稿を1枚々オペレータが
手で引き伸ばしてから自動原稿給送装置にセットしなけ
ればならず、極めて煩わしい面倒な作業となっていた。
【0012】2.また、混在原稿であるにも拘らず、不
用意にZ折り状態の原稿を引き伸ばさずに自動原稿給送
装置にセットしてしまうと、給送時に、原稿にしわがよ
ってしまったり、ひどい場合には原稿ジャムにより、原
稿が破損してしまうこともあった。
【0013】3.さらに、複写終了後に引き伸ばされた
状態にあるA3またはB4サイズの原稿をオペレータが
1枚々再び折りたたまねばならず、大変に面倒であっ
た。
【0014】本発明はこれらの問題を解消すること、つ
まり、所定の折り伸ばし処理をするに際し、折り原稿と
折り無し原稿との混載原稿から、折り原稿のみを的確に
検知すること、また、読み取り後に折り状態に戻さねば
ならないことの煩雑さを等を解消することのできる自動
原稿給送装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明では、 (1).シートの中間部で折られた折り原稿と折り無し
原稿とを識別する識別手段を有すると共に、原稿を画像
情報読み取り位置に給送し、画像情報読み取り完了後、
排出する機能を有する自動原稿給送装置において、前記
識別手段を用いて搬送原稿について、折り原稿、折り無
し原稿を識別し、この識別結果に応じて、搬送される原
稿のジャム検知タイミングを変更することとした(請求
項1)。 (2).シートの中間部で折られた折り原稿と折り無し
原稿とを識別する識別手段を有すると共に、原稿を画像
情報読み取り位置に給送し、画像情報読み取り完了後、
排出する機能を有する自動原稿給送装置において、前記
識別手段を用いて搬送原稿について折り原稿、折り無し
原稿を識別し、前記折り無し原稿のときには第1搬送速
度で搬送させ、折り原稿のときには前記第1搬送速度よ
り遅い第2搬送速度で搬送させることとした(請求項
2)。 (3).(2)記載の自動原稿給送装置において、原稿
を前記画像情報読み取り位置に搬送する前に、折り原稿
の折り状態を引き伸ばす折り引き伸ばし手段を備え、前
記折り引き伸ばし手段による折り原稿の引き伸ばし動作
中に原稿を前記第2搬送速度で搬送させ、前記折り引き
伸ばし手段による折り原稿の引き伸ばし動作終了後に原
稿を前記第1搬送速度で搬送させることとした(請求項
3)。 (4).シートの中間部で折られた折り原稿と折り無し
原稿とを識別する識別手段を有すると共に、原稿を画像
情報読み取り位置に給送し、画像情報読み取り完了後、
排出する機能を有する自動原稿給送装置において、原稿
の画像情報を記録紙に画像形成する画像形成手段を備
え、前記識別手段を用いて搬送原稿について、折り原
稿、折り無し原稿を識別し、前記折り原稿のときは前記
画像形成手段による記録紙への画像形成時に特定の画像
処理を実行することとした(請求項4)。 (5).(4)記載の自動原稿給送装置において、前記
特定の画像処理は、画像情報縮小処理、或いは画像情報
縮小処理と画像情報回転処理をして記録紙に画像形成す
る処理とした(請求項5)。 (6).(4)記載の自動原稿給送装置において、前記
特定の画像処理は、画像情報を2つに分割して2枚の記
録紙に画像形成する処理とした(請求項6)。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【作用】以後の折り伸ばし操作の前提として、折り原稿
の折り部が識別手段により識別される。
【0024】
【実施例】以下に本発明の一実施例として、自動原稿給
送装置を備えた電子写真複写機について説明する。以下
の説明は、§1:全体構成、§2:折り伸ばし系、§
3:排紙折り系、§4:制御・モード、§5:複写動
作、§6:補足説明、の全6章からなり、本発明はこの
うち、§2(特に§2−1)、§3(特に§3−1)、
§4(特に§4−4)、§6に主に関係するものである
が、全体の把握が本発明の理解にとって必要と考えられ
るので敢えて全体を説明するものである。
【0025】§1:全体構成(図28、図29参照) 原稿のセットの仕方に関し、画像面を下にしてセット
する方法(以下、フェースダウンという)と、上にし
てセットする方法(以下フェースアップという)があ
る。
【0026】また、原稿の送り出しの順位として、下
の方から送り出す方法(以下、下給紙という)と、上
の方から送り出す方法(以下、上給紙という)がある。
【0027】さらに、原稿の露光を含む読み取り後の原
稿を排出する方法として、読み取り態位のまま排出す
る方法(以下ストレート排紙という)と、読み取り時
の態位から反転させた状態で排紙する方法(以下、反転
排紙という)がある。
【0028】これらの組合せのうち、(フェースダウ
ン・下給紙・ストレート排紙)の自動原稿給送装置と、
(フェースアップ・下給紙・反転排紙)の自動原稿給
送装置を代表例として項を分けて説明する。
【0029】§1−1.(フェースダウン・下給紙・ス
トレート排紙)の自動原稿給紙装置を搭載した複写装置
の例(図28参照) 図28において、複写機1−1の上に自動原稿給送装置
2−1が搭載され、また、大量給紙部を有する大量給紙
ユニット3が付帯されて複写装置全体が構成されてい
る。
【0030】§1−1.(A)自動原稿給送装置の概要 図28において、Z折り原稿Gzを含む原稿は所定の原
稿載置部20に載せられる。複写開始とともに、原稿は
1枚分離されて送り出されZ折り原稿Gzに関してはZ
折り原稿引き伸ばし部21にてZ折れの部分が引き伸ば
されて、原稿読取部たるコンタクトガラス4部に送られ
る。
【0031】ここで、露光を終えたZ折り原稿は、搬送
ベルト22により送り出され、再Z折り部23にて元の
通りにZ折りされてから、原稿排紙トレイ24に送り出
される。折り無し原稿に関しても、前記伸ばしの工程と
再Z折りの工程が無いことを除けばZ折り原稿の場合と
同様である。
【0032】§1−1.(B)複写機の概要 この複写機は周知のものであるので、主な部材名称を示
し、詳細の説明は省略する。原稿読み取り手段に関して
は、コンタクトガラス4、露光ランプ5、結像レンズ6
等からなる。これらのうち、露光ランプ5及びミラーM
はスキャナーを構成する。
【0033】画像形成プロセス部に関しては、感光体ド
ラム7の周囲にその回転方向順に主帯電器8、現像器
9、転写分離帯電器10、クリーニング器11等が配置
されていて、さらに主帯電器8とクリーニング器11と
の間の感光体ドラム上に原稿の光像が結像されるように
なっている。
【0034】記録紙の給紙系に関しては、大量給紙ユニ
ット3の給紙部の他に、給紙部12、13があり、原稿
サイズに適合する各種サイズの記録紙が収納されてい
る。原稿サイズに応じて選択されたこれら給紙部からの
記録紙は、紙の搬送経路をたどり、レジストローラ対1
4で待機して感光体ドラム上のトナー像の到来と同期し
たタイミングで送り出され、転写される。
【0035】定着排紙系に関しては、前記転写後の記録
紙は定着器15を経て排紙部16に排出される。なお、
両面記録等のため、適宜、他の搬送経路も用意されてい
る。
【0036】§1−2.(フェースアップ・下給紙・反
転給紙)の自動原稿給紙装置を搭載した複写装置の例
(図29参照) 図30において、複写機1−2の上に自動原稿給送装置
2−2が搭載されている。
【0037】§1−2.(A)自動原稿給送装置の概要 図29において、Z折り原稿Gzを含む原稿は所定の原
稿載置部30に載せられる。複写開始とともに、原稿は
1枚分離されて送り出されZ折り原稿Gzに関してはZ
折り原稿引き伸ばし部31にてZ折れの部分が引き伸ば
されて、原稿読取部たるコンタクトガラス4部に送られ
る。
【0038】ここで、露光を終えたZ折り原稿は、搬送
ベルト22により送り出され、再Z折り部3にて元の
通りにZ折りされてから、反転手段35を経て原稿排紙
トレイ34に送り出される。折り無し原稿に関しても、
前記伸ばしの工程と再Z折りの工程が無いことを除けば
Z折り原稿の場合と同様である。
【0039】§1−2.(B)複写機の概要 この複写機は前記図28に準ずるので同一機能部材には
同一の符号を付し説明は省略する。両面記録等のため、
適宜、他の搬送経路も用意されている。
【0040】§2:折り伸ばし系 本章は、Z折り原稿の折りを伸ばす折り伸ばし手段に係
る。
【0041】§2−1.フェースダウン下給紙の場合
(図30乃至図4参照) 原稿のコピーする面を下向きにセットし、下側から順次
給紙するフェースダウン下給紙のZ折り原稿の伸ばし部
について、図30、図1を用いて説明する。
【0042】図30において、Z折り原稿Gzは傾斜し
た原稿トレイ102上に載置され、さばきコロ103に
より、ブレード104とローラ105からなる分離部へ
搬送され、さらに搬送ベルト106により排紙部へ搬送
される。
【0043】原稿トレイ102とさばきコロ103の間
には、原稿トレイ102と180゜以下の角度で交わ
る、つまりは、原稿トレイ102より傾斜の緩い斜面に
なる、開閉自在のガイド板107が設けられる。
【0044】Z折り原稿がある場合、ガイド板107は
図30に実線で示すように開状態で待機する。また、原
稿トレイGzの延長線上、ガイド板107の下方、分離
部の手前には原稿伸ばしスペース108が設けられ、さ
らに原稿トレイ102とガイド板107に略平行で一定
間隔を有し、伸ばしスペース108に対向する位置に屈
曲部が形成された開閉自在の上ガイド板109が設けら
れる。
【0045】Z折り原稿は分離部で1枚ずつ分離された
後、搬送されるに従い図1に示すようにZ折り原稿Gz
の第2折り部の先端がスペース108へ導かれる。
【0046】原稿トレイ102とガイド板107が鈍角
を成し、ガイド板107が開状態であれば、Z折り原稿
Gzは上ガイド板109に沿って曲げられながら搬送さ
れるので、第2折り部の先端は自動的にスペース108
に導かれる。
【0047】Z折り原稿Gzがさらに搬送されると、こ
れに従い、図2に示すように開口のシャッター機能と原
稿の案内機能を兼用するガイド板107の先端に設けた
丸め部110に沿って第2折り部は円滑に伸ばされ、搬
送ベルト106へ受け継がれる。
【0048】本実施例では、分離後に、下側で折り伸ば
しを行なうよう、構成されているので、原稿トレイ10
2にZ折り原稿とZ折りのない通常の原稿、つまり折り
無し原稿を混載しても、上側に積載されている原稿が邪
魔することなく確実に最下紙のZ折り原稿を分離、伸ば
し、及び搬送できる。なお、フェースアップ上給紙のと
きは、伸ばし部を上側に設けることもできる。
【0049】本実施例では、Z折りのない原稿は薄紙の
場合を除くと、原稿の一部が伸ばしスペース108に突
入することはない。薄紙(例えば45K紙程度)では搬
送されるに従い、後端部が伸ばしスペース108にさし
かかった時に後端が垂れ下がってスペース108に突入
する。
【0050】一方、Z折り原稿は、搬送され、原稿の中
央部がスペース108にさしかかった時に折り曲げ部が
スペース108に突入する。本実施例では、伸ばしスペ
ース108導入口近傍に設けたZ折り原稿検知センサ1
11により、分離されてからすぐに紙突入が検知された
場合、Z折り原稿と認識し、他のZ折りのない原稿とを
区別している。
【0051】ガイド板107は、図3に示すように固定
部107−a上で可動部107−bが平行にスライド可
能で構成される。可動部107−bの一端側は緊縮性の
スプリング112で引かれ、他端側はシャッター開閉ソ
レノイド113でひかれるようにそれぞれが取付けられ
ている。よって、該ソレノイド113がオンのときにガ
イド板107が開き、オフのときにスプリング112の
力により閉ざされる。
【0052】具体的には、図30に示す原稿セットセン
サ114が原稿を検知していない時、または電流オフ時
には、スプリング112の引張力により可動部107−
bは右方向位置、図30における1点鎖線で示す位置、
つまり、閉じ状態で停止する。
【0053】この時、可動部107−bはオペレータに
よる原稿挿入のシートガイドの役割を担う。センサ11
4が原稿を検知するとソレノイド113が引かれ、可動
部107−bが左方向に移動し、ガイド板107は開状
態になり、前記のようにZ折り原稿に対して、折り伸ば
し動作が行なわれる。
【0054】前記のように、伸ばしスペース108に
は、Z折り原稿を伸ばすとき、又は薄原稿時の後端部以
外に原稿が進入することはない。よって、非複写動作中
にセンサ111が原稿を検知した場合はジャム防止のた
め、例えば、プリントキー内のランプを点灯して赤にす
る等、表示部に警告表示を発し、複写動作を禁止するよ
うに制御する。
【0055】本実施例では、ガイド板107を傾斜さ
せ、伸ばしスペース108をコンタクトガラス面より上
方、つまりはスキャナーと干渉しない位置に設けてい
る。
【0056】なお、原稿の全面を一時に露光するフラッ
シュ露光等の、スキャナーが干渉しない方式の場合は、
図4に示すように、ガイド板107を略水平とし、伸ば
しスペース108をコンタクトガラス面より下方に設け
ることにより、装置をコンパクトに構成することができ
る。図4において、符号7´はベルト状の感光体を示
す。
【0057】§2−2.フェースアップ下給紙の場合
(図5乃至図8参照) 原稿のコピーする面を上向きにセットし、下側から順次
給紙する方式のZ折り原稿伸ばし部について、図5乃至
図8を参照しながら説明する。
【0058】図5において、原稿トレイ121上に載置
されたZ折り原稿Gzは送りローラ123aとリバース
ローラ123bから成る分離部123で1枚ずつ分離搬
送された後、ターンローラ124で約180゜方向転換
され、さらに搬送ベルト125により排紙部へ導かれ
る。
【0059】ターンローラ124の原稿搬送路を挾んで
対向する位置、原稿面側に、切り換えガイド126が設
けられ、支点127を中心に図示しない切換ガイドソレ
ノイド等を介して回転駆動される。
【0060】切り換えガイド126は、通常、図5に実
線で乃至図6に示す解放状態を保ち、ターンローラ12
4の曲面と当間隔の間隙を保持する。この時は原稿を1
80゜ターン搬送するようにガイドする。
【0061】一方、切換ガイドソレノイドが引かれる
と、切り換えガイド126はその先端部がターンローラ
124に近接した状態、図中、2点鎖線で示す閉状態と
なり、このときはZ折り原稿の2番目の折り曲げ部であ
る第2折り部が図7に示すように一時的にストレート搬
送の経路に導かれるようにガイドする。
【0062】Z折り原稿は、折られた状態のまま分離部
123で1枚ずつ分離され搬送されるに従い、図6に示
すように、先端が解放状態を保つ切り換えガイド126
とターンローラ124間へ導かれる。つまり、解放状態
の切り換えガイド126はターン部への用紙導入のため
のガイド機能を有する。
【0063】先端が両者間に導かれてから一定時間後、
折り曲げ部が両者間に進入する前に切換ガイドソレノイ
ドが引かれ、図7に示すように切り換えガイド126は
閉状態となり、前記した如く、ターンローラ124に軽
く接する状態を保持する。
【0064】切換ガイドソレノイドを引くタイミング
は、原稿先端が切り換えガイド126を通過後t(se
c),但し、t<a/4÷b(a:Z折りを伸ばし状態
での原稿搬送長さ(mm)、b:搬送速度(mm/se
c))となるよう制御される。
【0065】実施例では、上記タイミングを第1原稿搬
送センサ128が原稿先端を検知してから一定時間カウ
ントすることにより得る。原稿ターン部の対向する位
置、切り換えガイド126の上方には、折り伸ばしスペ
ース129が設けられている。
【0066】Z折り原稿Gzの折り部は、切り換えガイ
ド126が閉状態であれば、ターンローラ124の曲率
により、この折り伸ばしスペース129へ自動的に導か
れる。
【0067】Z折り原稿Gzは搬送されるに従い、図8
に示すように折り部が切り換えガイド先端の丸め部に沿
って円滑に伸ばされ、搬送ベルト125へ導かれる。つ
まり、閉状態の切り換えガイド126はZ折り伸ばしガ
イド機能を有する。
【0068】本実施例では、Z折り原稿と折り無し原稿
が混載されても、折り伸ばしは分離後になされるので、
最下紙のZ折り原稿を確実に伸ばすことができる。
【0069】切り換えガイド126は、Z折りのない原
稿を搬送する場合も同等の動作(開から閉へ切り換え)
を繰り返すが、Z折り原稿の場合と異なり、切り換えガ
イド126が閉状態でも先端が切り換えガイドとターン
ローラ間に導かれていれば、原稿が折り伸ばしスペース
129へ侵入することはない。
【0070】よって、伸ばしスペース129導入口近傍
に設けたセンサ130により前記の折り曲げ部を検知す
ることにより、Z折り原稿と折り無し原稿を識別するこ
とができる。
【0071】切り換えガイド126の動作は、Z折り原
稿の折り部が折り曲げスペース129へ突入するときだ
け、一旦閉状態とし、その後、原稿後端が切り換えガイ
ド126を通過するまで開状態を保っていてもよい。
【0072】この方式でも同様に良好な折り伸ばしが行
なえ、かつ、切り換えガイド126の原稿に接触する時
間を短くすることができるので、原稿保護の見地から、
良好な結果が得られる。
【0073】§2−3.フェースアップ上給紙の場合
(図9参照) 原稿のコピーする面を上向きにセットし、上側から順次
給紙するフェースアップ上給紙の場合のZ折り原稿の伸
ばし部について図10を参照しながら説明する。
【0074】本例では、図5で示したフェースアップ下
給紙と比べ、分離部123が上給紙に置き代わっただけ
で、他の構成部品、切り換えガイドやターン部等は同等
に設けられる。各構成部品の動作制御も同等に行なわれ
る。
【0075】Z折り原稿は折られた状態のまま分離部で
1枚ずつ分離され、折り曲げ部が折り伸ばしスペースへ
導かれるよう、切り換えガイドが回転駆動される。この
実施例においても、折り伸ばしは分離後なので、Z折り
のない原稿と混載されても、最上紙のZ折り原稿を確実
に伸ばすことができる。また、折り伸ばしスペースに設
けたセンサにより、Z折り原稿を前記と同様に識別する
ことができる。
【0076】§3:排紙系における再Z折り 前記§2の折り伸ばし系で折り曲げ状態から引き伸ばさ
れたZ折り原稿は、コンタクトガラス部、つまり原稿読
取部に送られてそこで露光走査を施され、しかる後、元
のZ折り状態に折り曲げられてから、原稿排紙トレイに
排出される。この排紙折り系では、元のZ折り状態に折
り曲げる手段に係る構成が主となる。
【0077】原稿のコピーする面を上にしてセットし、
下側から順次、給紙する方式の排紙折り系について図1
0乃至図18を用いて説明する。
【0078】§3−1.フェースアップ下給紙の場合 原稿のコピーする面を上にしてセットし、下側から順
次、給紙する方式の排紙折り系について図10乃至図1
8を用いて説明する。
【0079】図9で説明したように、Z折り原稿Gzは
給紙部にて検知され、伸ばされた状態でベルト125に
よりコンタクトガラス4へ搬送される。ここで原稿は読
み取られた後、搬送ベルト125により、排紙部へ搬送
される。
【0080】図10において、原稿が反転ローラ202
を通過し、反転排紙検知センサ203が原稿後端を検知
した後、所定時間後、グリップローラ204に原稿後端
がグリップされている状態で一時、グリップローラ対2
04、搬送ローラ対205、206、207を停止させ
る。この状態は、図25で原稿排紙モータの駆動線図が
立ち下がることで示される。また、この動作は、図14
のstepO:,step1:が該当する。
【0081】次にグリップローラ対204は停止した状
態で、3対の搬送ローラを逆転させる。これは図25で
原稿排紙モータの駆動線図が逆転方向に立ち上がること
で示される。同時に図10に示すように、中間ガイド板
208を搬送ローラ軸209を中心に図示しないソレノ
イドをオンにして、下方向へ開き、再Z折りするための
空間を設ける。
【0082】そして、折りが済んだことが再Z折り検知
センサ218により検知されてから元の閉じ状態に戻
る。この動作タイミングは、図25において、中間ガイ
ド板駆動モータの駆動で示される。
【0083】この様に、動作させることにより、Z折り
原稿は、折りぐせがついているために図11に示す状態
から図13に示す状態、すなわちZ折り状態に復帰す
る。なお、搬送ローラ対(原稿排紙モータ)が逆転して
いる時間は、原稿のサイズによって異なる。確実に再Z
折りするため、原稿長手方向の1/2の長さ或いは1/
2の長さに若干プラスした長さ分、逆転させる必要があ
る。ここまでの動作は、図14のstep2:が該当す
る。
【0084】原稿が、Z折りの状態に復帰した後、図2
6に示すように原稿排紙モータの正転に伴い、搬送ロー
ラ対205、206、207及びグリップローラ対20
4は再び正転し、搬送ローラ対210、排紙ローラ対2
11を経て排紙トレイ212に排出される。この動作
は、図15のstep4:が該当する。
【0085】なお、4対の搬送ローラ対及び排紙ローラ
は、適度な圧力で接しており、Z折り原稿の折りを確実
化させている。この排紙折り系の搬送路は第1反転部2
13、第2反転部214、第3反転部215を有してい
るが、Z折りの不安定な第2反転部214において、そ
の屈曲方向はZ折り部分が原稿の内側になる方向であ
り、再折りし易いよう構成し、また、折りのない面がガ
イド板に接触しながら搬送されるため、搬送品質が安定
する。
【0086】第1反転部213には、両面原稿用切換爪
216があり、両面原稿の場合に、該両面原稿用切換爪
を図示の状態よりも反時計回りの向きに回動させて、原
稿を反転させて再びベルト125とコンタクトガラス4
の間に送り込み、該ベルト125を逆送りして所定の原
稿読み取り位置に送り、そこで原稿裏面の読み取りを行
なうことができるようになっている。
【0087】片面原稿の場合は、図10に示すとおりの
態位にて、グリップローラ対204に送る。第3反転部
215は、原稿のページ順を狂わせないために設けられ
ている。グリップローラ対204直後の固定ガイド板2
17は、Z折り原稿の後端部が下方へ垂れ下がる現象を
防止し、確実に再Z折りするための補助をしている。
【0088】また、この固定ガイド板217はグリップ
ローラ対204を覆う様、構成されており、再Z折りさ
れた原稿の中央折り部が、グリップローラ対204に接
触し、巻き込まれる現象を防止している。
【0089】さらに、この固定ガイド板217には、セ
ンサ218が取付けられており、再折りされた原稿の中
央折部を検知する様構成されている。即ち、再Z折り工
程にて、搬送ローラ逆転開始後、所定時間経過しても、
原稿の中央折り部を検知しない場合には、再Z折り不良
とし、原稿ジャムと判断する。この動作は、図15のs
tep3:が該当する。
【0090】中間ガイド板208は固定とし、下方へ開
放しなくとも再Z折りできる空間を予め設ける様、構成
することも可能であるが、搬送品質向上のため、通常搬
送時は、ある程度狭いギャップとし、原稿が不安定に動
く所謂あばれを規制した方がよく、可動とすることが望
ましい。
【0091】開放した中間ガイド板208が、復帰する
タイミングは、再Z折り原稿後端部にダメージを与えな
い様、搬送ローラ対205乃至207が再正転開始後、
所定時間経過した後で、次の原稿が来るまでに復帰する
(図25参照)。なお、この動作は、図16のフロー図
が該当する。
【0092】§3−2.フェースダウン下給紙の場合及
びフェースアップ上給紙の場合 原稿のコピーする面を下にしてセットし、下側から順
次、給紙するフェースダウン下給紙の場合の排紙折り系
を図17に示す。
【0093】また、原稿のコピーする面を上向きにセッ
トし、上側から順次給紙するフェースアップ上給紙の場
合の排紙折り系を図18に示す。
【0094】これらにおいても、再折り部の動作は全て
前記図10のタイプに準ずる。ただ、図10の構成と比
較して第3反転部215を有する必要がないことからこ
れを有しておらず、原稿のZ折り部が外側になる屈曲部
が無いため、さらに搬送品質が安定する。また、Z折り
部が下側にあるため、原稿のスタッキング性もよい。
【0095】§4:制御・モード §4−1.フェースダウン下給紙(図30参照) Z折り原稿を含んだ原稿束が原稿載置部20にセットさ
れ、プリントキーが押されると、原稿は、1枚ずつコン
タクトガラス4上に搬送され、原稿読み取りがされる。
【0096】このZ折り原稿を含んだ場合の給紙は、原
稿が原稿載置部20にセットされたことが原稿セットセ
ンサ114により検知されると、シャッター機能を有す
るガイド板107の駆動用、つまりシャッター開閉ソレ
ノイド113(図3参照)が駆動され、ガイド板が開き
状態になる(図19参照)。
【0097】その後、原稿は、ブレード104、原稿給
紙のローラ105により1枚ずつ分離搬送される。折り
無し原稿の場合は、シャッターの開閉に関係なく送られ
るが、Z折り原稿は、このシャッターが開いていること
により、折り部がシャッターにより開けられた開口に入
り込み、Z折り原稿検知センサ111により、Z折り原
稿であることが検知される。
【0098】Z折り原稿は、そこで折れを伸ばされる
が、折りの伸ばし過程でもそれまでの搬送速度と同じだ
と折りの伸ばしに際し原稿を傷めることが懸念される。
そこで、このセンサにより検知されると、原稿搬送モー
タの搬送速度が落される。
【0099】この関係を、図26により説明すると、原
稿の送りに関しては、さばきコロ103、ローラ105
等の駆動源たる原稿給紙モータとベルト4の駆動源たる
原稿搬送モータとが同時に立上り、駆動されることを示
している。
【0100】この送り過程で原稿の先後端を第2原稿搬
送センサ115が検知するわけであるが、先端検知後、
Z折り原稿検知センサ111により、Z折り原稿である
ことが検知されると、原稿搬送モータの速度が折りが伸
ばされるまでの間、立ち下げられる。
【0101】これにより、A3サイズをZ折りしたA3
Z折り原稿の後端検知の時点と折り無しのA3サイズの
原稿(A3Z折り原稿を伸ばしたときのサイズ)とを比
較すると搬送時間にΔtの遅れを生じることがわかる。
しかし、原稿を傷つけることなく折りが伸ばされる利点
がある。
【0102】折りが伸ばされた後は、再び、原稿搬送モ
ータは搬送速度は元に戻り、コンタクトガラス上への原
稿セット時間の短縮に寄与する。
【0103】原稿サイズ及びジャム検知は、次のように
動作する。図21(a)を参照するに、まず、原稿載置
部上のサイドフェンスにより一方の長さを検知する。こ
の場合、例えば、B5長手方向とB4短手方向の長さ、
A4の長手方向とA3の短手方向とは、それぞれ等しい
ので、その識別は搬送時に行なう。原稿搬送時に、第2
原稿搬送センサ115(図30参照)が原稿先端を検知
すると、サイズ検知タイマーが動作を開始し、原稿後端
検知までの時間を測定する。
【0104】次に、図21(b)を参照するに、折り無
し原稿(通常の原稿)の場合は、時間×搬送速度により
用紙長が求まる。Z折り原稿の場合は、搬送速度が変化
するため、同サイズの折り無し原稿と比べると、測定時
間は長くなるが、搬送速度の時間積分により、搬送距離
が求められるため、その時間によりサイズが決定され
る。
【0105】ジャムか否かの判断は、前記により決定さ
れる時間より所定時間長い時間が経過しても第2原稿搬
送センサ115により後端が検知されない場合は、ジャ
ムと判断する。
【0106】Z折り原稿検知センサ111により、Z折
れ原稿であることが検知された場合は、前記したとおり
搬送速度を切り換えるため、Z折り原稿検知時点で、ジ
ャム検知タイミングを切り換える。ジャムを検知した場
合、原稿搬送モータは、即座に停止し、表示部にジャム
表示をする。
【0107】前記Z折り原稿給紙においては、原稿を伸
ばすために、原稿載置部に設けられた、開口部を開くわ
けであるが、Z折り原稿でない原稿も、その後端が開口
部に落ち、Z折り原稿検知センサ111により、Z折り
原稿であると検知される場合もある。
【0108】その場合は、Z折り原稿同様、原稿搬送モ
ータの速度を落すわけであるが、Z折り原稿でないた
め、前記サイズ検知タイマーによる測定時間は、正常搬
送時と比べて速度を落とした分長くなるが、Z折リ原稿
とせず、折り無し原稿として、以後の処理を行なう。
【0109】また、Z折り原稿と同サイズの折り無し原
稿は、後端が開口部に落ちるタイミングは、Z折り原稿
検知センサ111が検知するタイミングより遅いので、
Z折り原稿の検知の時間を限定することで、容易に判断
できる。
【0110】シャッターの閉じ動作は、原稿セットセン
サ114のオフ信号による原稿無しとの判断に基づき行
なう(図20参照)。
【0111】従って、コピー動作中であっても、原稿給
紙の完了ににより、開口部は閉ざされる。これは、原稿
セット時に、開口部に原稿が挿入されるのを防止するた
めである。さらに、誤操作防止として、非複写動作中、
開口部への進入により、Z折り原稿検知センサ111が
オンした場合は、警告表示とともに、プリントキーを赤
にし、複写動作を禁止している。
【0112】§4−2.フェースアップ下給紙・上給紙 この場合の動作を、図5、図21乃至図23により説明
する。原稿給紙が開始され、Z折り原稿検知センサ13
0により、原稿先端が検知されると、タイマーが0から
動作を開始する(step0:)。
【0113】step1:でサイズによって異なる、切
換ガイド126駆動用の切換ガイドソレノイドがオンに
なる時間になると、このソレノイドはオンにされる。そ
の後、所定時間経過後、切換ガイドソレノイドをオフに
し、同時にZ折り原稿検知センサ130をチェックし、
オンであればZ折り原稿であるから、原稿搬送モータの
速度を切り換えて、一旦、タイマーをクリアする。オフ
であれば、折り無し原稿であるので、処理を終了し、再
び次の原稿に備える。
【0114】Z折り原稿の場合は、図23に示すste
p2:で所定時間経過後、一旦、落とした搬送速度を元
に戻して終了する。
【0115】§4−3.再Z折り処理 前記により、搬送された原稿が、Z折り原稿の場合は、
排出時、再Z折り手段により、Z折りする(図24参
照)。この処理は、給紙原稿がZ折り原稿であると認識
したときに、Z折り原稿フラグをセットしておき、画像
読み取り動作完了後、原稿排出時に前記フラグが立って
いる場合のみ、再Z折り手段を動作させ、立っていない
場合は、動作させないよう制御している。
【0116】この再折り処理のタイミングを説明したの
が図25であり、前記§3−1において説明したとおり
である。
【0117】§4−4.制御システム 以上の実施例において、Z折り原稿の処理が可能な自動
原稿給紙装置の制御は図27に示す構成により行なわれ
る。フェースダウン下給紙場合も、フェースアップ下給
紙の場合もほぼ共通であるので、同じ図を用いて一緒に
説明する。
【0118】前記各フロー図で示された内容はCPU2
00により行なわれる。このCPU200は、モータ制
御回路201、ドライバー202、入力ポート203と
上方の授受がなされるようになっている。
【0119】モータ制御回路201には、原稿給紙モー
タ、原稿搬送モータ、原稿排紙モータ、中間ガイド板駆
動モータ等が接続されている。このうち、原稿給紙モー
タはは原稿載置部の原稿から原稿を分離給送し、搬送ベ
ルト125に受け継ぐまでの搬送に係る駆動源としての
モータが該当する。
【0120】原稿搬送モータは、搬送ベルト125の駆
動源たるモータのことである。原稿排紙モータは、搬送
ベルト125から受け継がれた原稿を排紙トレイに送り
込むまでの搬送に係る駆動源としてのモータが該当す
る。中間ガイド板駆動モータはフェースアップ下給紙
(図10の例)における排紙系に使用されるもので、中
間ガイド板208の駆動源としてのモータである。
【0121】ドライバー202には、シャッタ開閉ソレ
ノイド、切換ガイドソレノイド、排紙切換ガイドソレノ
イド等が接続されている。このうち、シャッタ開閉ソレ
ノイドはフェースダウン下給紙(図10参照)における
給紙系のガイド板107の駆動に用いられるソレノイド
である。
【0122】切換ガイドソレノイドは、フェースアップ
下給紙(図5参照)における給紙系の切換ガイド126
の駆動に用いられるソレノイドである。排紙切換ガイド
ソレノイドは、フェースアップ下給紙(図10参照)に
おける排紙系の切換爪216の駆動に用いられるソレノ
イドである。
【0123】入力ポート203には、原稿セットセン
サ、原稿サイズセンサ、Z折り原稿検知センサ、第1原
稿搬送センサ、第2原稿搬送センサ、反転排紙検知セン
サ、再Z折り検知センサ等が接続されている。このう
ち、原稿セットセンサは、符号114で示したもの(図
30参照)若しくは符号141(図5参照)が該当す
る。
【0124】原稿サイズ検知センサは、具体的には図示
を省略したが、原稿載置部に設けられていて、原稿のサ
イズの検知するためのセンサである。Z折り原稿検知セ
ンサは、符号111で示したもの(図30参照)若しく
は符号130で示したもの(図5参照)が該当する。
【0125】第1原稿搬送センサは、符号128で示し
たもの(図5参照)が該当する。第2原稿搬送センサ
は、符号115で示したもの(図30参照)若しくは符
号140で示したもの(図5参照)が該当する。
【0126】反転排紙検知センサは、図17、図18に
符号203で示したもの、再Z折り検知センサは、同図
において符号218で示したものがそれぞれ該当する。
【0127】§5:複写動作 以上説明した実施例に係る原稿自動給送装置を使用する
ことにより、Z折り原稿を含む原稿束であっても、その
ままセットするだけで、コピーすることができ、排出時
には、再び折られた状態になっている。
【0128】ところが、コピーされた用紙は、サイズの
異なったものとなってしまう。これを防ぐために以下の
方法が考えられる。 (1)Z折り原稿を縮小し、サイズを合わせる。例えば
71%の縮小をした場合には、A4をA5に、或いはB
4をB5になしうる。 (2)Z折り原稿を半分の大きさの2枚の用紙にコピー
する。 (1)の場合は、通常の複写機の場合においては、用紙
の方向が変わってしまうが、サイズを同じにすることが
できる。
【0129】ページメモリを有するデジタル複写機の場
合は、90°回転を使用することで最も望ましい状態に
することが可能である。但しこの場合は、1頁目からコ
ピーする場合と最終頁からコピーする場合とでは、原稿
の右半分からコピーするか、左半分からコピーするかが
かわる。この方法をとる場合は、画像欠けが生じないよ
う、少し縮小するとさらによい。
【0130】
【0131】識別手段は、例えば搬入部と検知部で構成
される。搬入部としては§2−1で述べた伸ばしスペー
ス108、検知部としては§2−1で述べたZ折り原稿
検知センサ111が該当する。
【0132】原稿載置手段としては、§2−1で述べた
原稿トレイ102が、分離給送手段としては§2−1で
述べたブレード104及びローラ105が、検知部とし
ては§2−1で述べたZ折り原稿検知センサ111が、
判別手段としては§4−4で述べたCPU200が該当
する。
【0133】原稿載置手段としては、§2−1で述べた
原稿トレイ102が、分離給送手段としては§2−1で
述べたブレード104及びローラ105が、搬入部とし
ては§2−1で述べた伸ばしスペース108が、検知部
としては§2−1で述べたZ折り原稿検知センサ111
が、判別手段としては§4−4で述べたCPU200が
該当する。
【0134】再Z折り手段としては、§3−1で述べた
グリップローラ対204、中間ガイド板208、搬送ロ
ーラ対205、206、207、中間ガイド板208等
が、検知部としては§3−1で述べた再Z折り検知セン
サ218が該当する。
【0135】逆転搬送手段としては、§3−1で述べた
搬送ローラ対205、206、207が、再Z折り部と
しては、§3−1で述べたグリップローラ対204、中
間ガイド板208、検知部としては§3−1で述べた再
Z折り検知センサ218が該当する。
【0136】再Z折り手段としては、§3−1で述べた
グリップローラ対204、中間ガイド板208、搬送ロ
ーラ対205、206、207、中間ガイド板208等
が、検知部としては§3−1で述べた再Z折り検知セン
サ218、制御手段としては§4−4で述べたCPU2
00が該当する。
【0137】識別手段としては§2−1で述べた伸ばし
スペース108及びZ折り原稿検知センサ111が、再
Z折り手段としては§3−1で述べたグリップローラ対
204、中間ガイド板208、搬送ローラ対205、2
06、207、中間ガイド板208等が、制御手段とし
ては§4−4で述べたCPU200が該当する。
【0138】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、折り原
稿、折り無し原稿に拘わらず、適正なジャム表示をする
ことができる。請求項2記載の発明によれば、折り原
稿、折り無し原稿にそれぞれ応じた適正な搬送速度によ
り原稿を傷めることなく搬送することができる。請求項
3記載の発明によれば、折り原稿について原稿を傷めず
に折りの伸ばしを行なうことができる。請求項4乃至6
記載の発明によれば、折り原稿に基づいて形成された画
像について用紙内に画像欠けを生ずることなく適正に画
像を収めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図30の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸
ばされる過程の説明図である。
【図2】図30の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸
ばされる過程の説明図である。
【図3】ガイド板の開閉機構の説明図である。
【図4】全面フラッシュ露光を行なう複写機におけるガ
イド板の構成の説明図である。
【図5】フェースアップ下給紙の給紙系を主体とした自
動原稿給紙装置の説明図である。
【図6】図5の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸ば
される過程の説明図である。
【図7】図5の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸ば
される過程の説明図である。
【図8】図5の構成に基づく、Z折り原稿の折りが伸ば
される過程の説明図である。
【図9】フェースアップ上給紙の給紙系を主体とした自
動原稿給紙装置の説明図である。
【図10】フェースアップ下給紙の排紙系を主体とした
自動原稿給紙装置の説明図である。
【図11】図10の構成に基づく、再Z折り過程の説明
図である。
【図12】図10の構成に基づく、再Z折り過程の説明
図である。
【図13】図10の構成に基づく、再Z折り過程の説明
図である。
【図14】図10の構成に基づく、再Z折り過程のフロ
ー図である。
【図15】図10の構成に基づく、再Z折り過程のフロ
ー図である。
【図16】図10の構成に基づく、再Z折り過程のフロ
ー図である。
【図17】フェースダウン下給紙の場合の排紙折り系の
説明図である。
【図18】フェースアップ上給紙の場合の排紙折り系の
説明図である。
【図19】図30の構成に基づく、折り伸ばし過程のフ
ロー図である。
【図20】図30の構成に基づく、折り伸ばし過程のフ
ロー図である。
【図21】図5乃至図9の構成に基づく、折り伸ばし過
程のフロー図である。
【図22】図5乃至図9の構成に基づく、折り伸ばし過
程のフロー図である。
【図23】図5乃至図9の構成に基づく、折り伸ばし過
程のフロー図である。
【図24】図11乃至図13の構成に基づく、再Z折り
過程のフロー図である。
【図25】図10の構成に基づく、再Z折り過程におけ
る中間ガイド板の駆動のタイミングの説明図である。
【図26】Z折り原稿の送り速度を一時的に遅くするこ
とを説明した図である。
【図27】自動原稿給送装置の実施に適する制御ブロッ
ク図である。
【図28】フェースダウン下給紙、ストレート排紙の自
動原稿給送装置を搭載した複写装置の説明図である。
【図29】フェースアップ下給紙、反転排紙の自動原稿
給送装置を搭載した複写装置の説明図である。
【図30】フェースダウン下給紙の給紙系を主体とした
自動原稿給送装置の説明図である。
【符号の説明】
111 (識別手段を構成する)Z折り原稿検知セン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 黒鳥 恒夫 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 轡田 正郷 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 特開 昭63−288850(JP,A) 特開 平2−138047(JP,A) 特開 昭62−205948(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 7/02 G03G 15/00 107

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの中間部で折られた折り原稿と折り
    無し原稿とを識別する識別手段を有すると共に、原稿を
    画像情報読み取り位置に給送し、画像情報読み取り完了
    後、排出する機能を有する自動原稿給送装置において、 前記識別手段を用いて搬送原稿について折り原稿、折り
    無し原稿を識別し、この識別結果に応じて、搬送される
    原稿のジャム検知タイミングを変更することを特徴とす
    る自動原稿給送装置。
  2. 【請求項2】シートの中間部で折られた折り原稿と折り
    無し原稿とを識別する識別手段を有すると共に、原稿を
    画像情報読み取り位置に給送し、画像情報読み取り完了
    後、排出する機能を有する自動原稿給送装置において、 前記識別手段を用いて搬送原稿について折り原稿、折り
    無し原稿を識別し、前記折り無し原稿のときには第1搬
    送速度で搬送させ、前記折り原稿のときには前記第1搬
    送速度より遅い第2搬送速度で搬送させることを特徴と
    する自動原稿給送装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の自動原稿給送装置におい
    て、 原稿を前記画像情報読み取り位置に搬送する前に、折り
    原稿の折り状態を引き伸ばす折り引き伸ばし手段を備
    え、前記折り引き伸ばし手段による折り原稿の引き伸ば
    し動作中に原稿を前記第2搬送速度で搬送させ、前記折
    り引き伸ばし手段による折り原稿の引き伸ばし動作終了
    後に原稿を前記第1搬送速度で搬送させることを特徴と
    する自動原稿給送装置。
  4. 【請求項4】シートの中間部で折られた折り原稿と折り
    無し原稿とを識別する識別手段を有すると共に、原稿を
    画像情報読み取り位置に給送し、画像情報読み取り完了
    後、排出する機能を有する自動原稿給送装置において、 原稿の画像情報を記録紙に画像形成する画像形成手段を
    備え、 前記識別手段を用いて搬送原稿について、折り原稿、折
    り無し原稿を識別し、前記折り原稿のときは前記画像形
    成手段による記録紙への画像形成時に特定の画像処理を
    実行することを特徴とする自動原稿給送装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記特定の画像処理は、画像情報縮小処理、或いは画像
    情報縮小処理と画像情報回転処理をして記録紙に画像形
    成する処理であることを特徴とする自動原稿給送装置。
  6. 【請求項6】請求項4記載の自動原稿給送装置におい
    て、 前記特定の画像処理は、画像情報を2つに分割して2枚
    の記録紙に画像形成する処理であることを特徴とする自
    動原稿給送装置。
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