JP4061460B2 - ヘッドレスト - Google Patents

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    • B29L2031/3005Body finishings
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Seats For Vehicles (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ステーおよび該ステーを揺動自在に支持するフレームとからなり、これらステーおよびフレームを成形型にセットしたもとで、前記フレームの外側に発泡材料から所要形状のパッドを発泡成形するようにしたヘッドレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車等においては、追突事故の発生時に乗員の頭部を保護するために、シートのシートバックにヘッドレストが装着されている。このヘッドレストは、シートバックに対して上下調節が可能なタイプや、上下調節および前後調節が可能なタイプ等が実施されている。ここで、前後調節が可能とされる後者の所謂「可倒式ヘッドレスト」は、例えば図6および図7に示すように、所要間隔で設けた2本の脚部20,20および両脚部20,20に上方で連なる所要長の支軸22からコ字状に形成されるステー12と、このステー12を両側から挟むことで該ステー12を前記支軸22において揺動自在に支持するフレーム14と、このフレーム14の外側に固着された弾力性を有するパッド16とから構成されている。なおパッド16の外面には、ファブリックや樹脂シート等からなる表皮材18が被着されている。
【0003】
ここで前記フレーム14は、図7に示すように、鉄板を所要形状にプレス成形した2つのフレーム部材24,24から構成され、前記ステー12を挟んで両側からフレーム部材24,24を相互に端部接合して組付けることで、該ステー12の前記支軸22を支承する円筒状の軸支持部26と、前記両脚部20,20を収容した状態で該脚部20が所要角度だけ揺動するのを許容する三角筒状のスカート28,28とが両側に形成される。但し図7に例示のものは、両フレーム部材24,24が軸支持部26の端縁部で接合された一体タイプであり、この端縁部において相互合掌状に折畳むことで端部接合されるようになっている。
【0004】
脚部20,20を延出させた状態で前記ステー12を前記フレーム14内にセットした際には、図8に示すと共に前述したように、軸支持部26が前記支軸22を支承するようになるから、両脚部20が対応のスカート28,28内を移動し得る範囲内でステー12に対してフレーム14が揺動(回動)可能となる。従って、シートのシートバック52に装着したヘッドレスト10は、ステー12に対してフレーム14が前後方向へ所要角度だけ回動するようになるから、該フレーム14の外側に形成したパッド16の姿勢が前後に変位するようになる(図6)。
【0005】
このような可倒式のヘッドレスト10は、図9に示すように、予備成形(加工)された前記ステー12およびフレーム14を、パッド16を成形するための発泡成形型40にセットし、このもとで前記パッド16を成形することで製造される。すなわち、前述した如くステー12にフレーム14を組付けた状態で、これらステー12およびフレーム14を発泡成形型40のキャビティ42に臨むよう予めセットし、このもとで該キャビティ42内に注入した発泡材料Uを発泡・硬化させれば、前記フレーム14の外側にキャビティ42の形状に合致した外形形状の前記パッド16が発泡成形されるに至る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述した発泡成形型40による前記パッド16の成形に際しては、該パッド16を成形するための前記発泡材料Uが、前記スカート28,28に形成された開口部分30および/または各フレーム部材24,24の接合部分32を介してフレーム14の内部へ侵入することを阻止できず、該フレーム14内で発泡・硬化してしまう不都合があった。すなわち、前記スカート28,28内に侵入した発泡材料Uが硬化すれば、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が該スカート28,28内に形成されることになり、シートのシートバック52に装着したヘッドレスト10のパッド16が前後にスムーズに変位しなくなってしまう。このため、発泡材料Uがフレーム14内へ侵入するのを防止するために、パッド16の発泡成形作業に先立ち、前記フレーム部材24,24の開口部分30や接合部分32をテープ材やシール材等で目止めする煩雑な前作業が必要となり、作業工数増加や製造時間延長等によりコストアップを招来する問題を内在していた。
【0007】
なお前記フレーム14を、ブロー成形技術またはインジェクション成形技術に基いて成形した合成樹脂成形部材とすれば、前記接合部分32および開口部分30の目止めを図ることが可能とされている。しかしながら、成形コストが嵩んでヘッドレストの製造コストのアップを招来してしまい、現実的には実用化に難点があった。
【0008】
【発明の目的】
本発明は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたもので、ステーおよびフレームを成形型にセットしたもとでパッドを発泡成形するに際し、前記ステーの動きを阻害する発泡体が前記フレーム内に形成されるのを防止しヘッドレストを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決して、所期の目的を達成するため本発明は、所要間隔で設けた2本の脚部および両脚部に上方で連なる所要長の支軸からコ字状に形成されるステーと、このステーを両側から挟むことで該ステーを前記支軸において揺動自在に支持すると共に、前記夫々の脚部を収納した状態で該脚部が所要角度だけ揺動するのを許容するスカートを両側に設けたフレームと、前記ステーにセットした前記フレームの外側に、発泡材料から発泡成形した所要形状のパッドとを備えるヘッドレストにおいて、
前記ステーにセットした前記フレームの外側に装着され、前記パッドの内側で該フレームを全体的に被包すると共に、前記スカートから前記脚部が延出する開口部分を被覆するシート材を備え、
前記シート材は、前記発泡材料 (U) が前記フレーム側へ滲出するのを許容する多数の空隙を有する通気性材料からなり、
前記シート材のフレーム側へ滲出した発泡材料が該フレームの外面に接着した状態で硬化して、 前記パッドが該フレームに固着されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係るヘッドレストにつき、好適な実施例を挙げ、添付図面を参照しながら以下説明する。なお、図6〜図9に既出の部材や部位と同一の部材および部位については、同一の符号を付して説明する。
【0012】
本実施例のヘッドレスト10は、図6に示すと共に前述したように、シートのシートバック52に対して前後方向への調整が可能な可倒式のものであって、ステー12と、このステー12を揺動自在に支持するフレーム14と、このフレーム14の外側に固着されるパッド16とから構成されたものである。すなわち、ステー12にセットしたフレーム14に設けた三角筒状のスカート28,28には、該ステー12の脚部20を外方へ延出させるための開口部分30が形成されていると共に、ステー12に対して当該フレーム14が回動するに際して前記脚部20の移動を許容する空間が画成されている。
【0013】
前記ステー12は、例えば所要長の細長棒材(中実タイプまたは中空タイプ)を所要位置で屈曲させることで適度の剛性を有するコ字状に成形され、前記2本の脚部20,20および両脚部20,20の上方間に支軸22が形成される。また前記フレーム14は、薄肉鉄板等を所要形状にプレス成形した2つのフレーム部材24,24から構成され、両フレーム部材24,24を相互に端部接合することで、前記ステー12の支軸22を支承する軸支持部26と、該ステー12の夫々の脚部20,20に対応した前記スカート28,28とを形成するようになる。これらスカート28,28は、前述したように、対応の脚部20を収納した状態で該脚部20が所要角度だけ揺動するのを許容し得る。
【0014】
前記パッド16は、後述する発泡成形型40を利用してウレタン等の発泡材料Uから所要形状に発泡成形されたもので、適度の弾力性を具有している。このパッド16は、前記フレーム14における各フレーム部材24,24の外面に固着されることで、前記ステー12に対して該フレーム14と一体的に回動するようになっている。そして追突事故の発生時には、その反動で後方へ移動する乗員の頭部を当て受け、当該乗員の頸部負傷を防止するよう機能する。
【0015】
次に、前述のように構成された可倒式のヘッドレスト10を製造する方法につき具体的に説明する。図1は、本発明の好適実施例に係るヘッドレストの製造方法を、発泡成形型によりパッドを成形している状態で示す概略断面図であり、図2は、ステー12および該ステー12にセットしたフレーム14を、発泡成形型にセットした状態を示す概略斜視図である。実施例の製造方法では、予備成形(加工)された前記ステー12および該ステー12にセットしたフレーム14を、パッド16を成形するための発泡成形型40のキャビティ42に臨むようにセットするに先立ち、前記フレーム14の外側に該フレーム14を全体的に被包し得る適宜シート材34を装着して、前記スカート28,28から前記脚部20,20を延出させる開口部分30,30を被覆し、この状態で前記パッド16の成形を行なうようにしたものである。すなわち、前記シート材34によりフレーム14の開口部分30,30を被覆したもとで前記パッド16の発泡成形を行なうため、該パッド16を成形するための発泡材料Uが、前記開口部分30,30からフレーム14の内部へ侵入するのを適宜阻止することが可能となっている。
【0016】
前記シート材34は、図3に示すように、例えば前記フレーム14を完全に収納し得る袋状を呈しており、収納した該フレーム14を完全に被包し得るサイズとされている。そして、前記フレーム14を完全に収納した後には、図2に示すように、開口端縁を例えばテープやステープラー等の係止部材54で留めることで、シート材34の外側にはステー12の脚部20,20だけが露出するようになっている。すなわち、フレーム14における前記スカート28,28の開口部分30,30および接合部分32は、当該シート材34により完全に被覆されるから、後述するように発泡成形型40によりパッド16を成形するに際し、発泡材料Uがこれら開口部分30および/または接合部分32からフレーム14の内部へ自由に侵入するのを阻止し得る。
【0017】
なお前記シート材34は、必ずしも前記フレーム14の全体を被包し得る形状・サイズのものとする必要はなく、少なくとも該フレーム14の必要部分、すなわち前記開口部分30,30および接合部分32を被覆し得る形状・サイズのものとしてもよい。
【0018】
前記シート材34は、多数の空隙38を有する通気性材料からなり、該通気性材料は発泡反応中の前記発泡材料Uがその裏側へ滲出するのを許容するようになっている。但し、この通気性材料は、前記発泡材料Uが裏側から完全に抜け出てしまうことを規制するようになっており、該発泡材料Uを前記空隙38内に保持し得るものとされている。このような前記通気性材料としては、具体的に種々の織布(例えば寒冷紗等)、不織布、編布、または連通気泡構造を有する発泡材等が採用可能である。
【0019】
例えば図4および図5は、縦糸36Aおよび横糸36Bからなる織布36をシート材34として実施した場合の概略説明図であって、適切なサイズの編目(空隙)38を有する該織布36を使用することにより、当該シート材34の表側(図示左側)で発泡反応する発泡材料Uが裏側(図示右側)へ適度に滲出するのを許容すると同時に、滲出した該発泡材料Uが該シート材34の裏側へ抜け出ないよう保持することを概略的に例示している。これにより、シート材34が前記フレーム14の外面に接触した部分では(図4(a))、該シート材34の裏側へ滲出した発泡材料Uが該フレーム14の外面に接着した状態で硬化するようになり、これによりパッド16を、シート材34を介してフレーム14の外面に固着させ得るようになっている(図4(b))。
【0020】
一方、シート材34において、前記フレーム14の開口部分30,30に位置する部分(フレーム14の外面に接触していない部位)では(図5(a))、該シート材34の裏側へ滲出した発泡材料Uが滲出した状態で硬化するようになり、当該シート材34から分離して抜け出ることは殆どない(図5(b))。これにより、発泡材料Uがフレーム14の開口部分30,30を介してスカート28の内部へ侵入するのが適宜阻止され、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が該スカート28(フレーム14)内に形成されるのを防止し得るようになる。同じく図示しないが、フレーム14を構成する夫々のフレーム部材24,24における接合部分32でも、発泡材料Uが該接合部分32を介してフレーム14内へ侵入するのが適宜阻止され、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が該フレーム14内に形成されるのを防止し得るようになる。
【0021】
なお前記シート材34とされる通気性材料の空隙の大きさは、前記発泡材料Uの特性(流動性、粘性等)を前提として決定されるものである。例えば、ポリプロピレン(PP)からなる不織布の場合では、目付量が15〜30g/m程度が適当とされる。
【0022】
実施例の製造方法に使用される前記発泡成形型40は、従来実施例のものがそのまま採用可能であり、左右に開放・型閉め可能な第1金型44および第2金型46と、型閉めした両金型44,46の上方に型閉めされる蓋状の第3金型48とからなる分割タイプであって、これら第1〜第3の金型44,46,48を型閉めすることで前記パッド16の外形形状に合致する前記キャビティ42が内部に画成される。また前記第3金型48には、前記ステー12の脚部20,20を固定するステー保持孔50が穿設されると共に、前記発泡材料Uの注入口が設けられている(図示せず)。
【0023】
【実施例の作用】
本実施例に係るヘッドレストの製造方法では、予備成形(加工)された前記ステー12に組付けたフレーム14の外側に、該フレーム14を全体的に被包し得る前記シート材34を装着して、前記スカート28,28から前記脚部20,20が延出する開口部分30,30およびフレーム部材24,24の接合部分32を被覆したもとで、これらステー12およびシート材34に被包されたフレーム14を前記発泡成形型40にセットする。これにより、キャビティ42内に臨んでいる前記フレーム14は、前記シート材34で外面全体が完全に被包されている(図2)。
【0024】
そして、前記表皮材18を予めセットした前記キャビティ42内に注入した所要量の発泡材料Uが、適宜時間後に発泡反応を開始して該表皮材18の内側で徐々に膨張するようになる。この際に、発泡反応中の発泡材料Uは、フレーム14を被包した前記シート材34に接触し、その一部は該シート材34の各空隙38内へ入り込んで裏側へ徐々に滲出していく(図4,図5)。
【0025】
このときシート材34において、前記フレーム14の外面に接触した部分では、該シート材34の裏側へ滲出した発泡材料Uが該フレーム14(フレーム部材24)の外面に接着した状態で硬化するようになり、これにより成形されたパッド16がシート材34を介してフレーム14の外面に固着される(図4(b))。一方、シート材34において、前記フレーム14の開口部分30に位置する部分では、該シート材34の裏側へ滲出した発泡材料Uが滲出した状態で硬化するようになり、発泡材料Uが開口部分30,30を介して該フレーム14の内部へ殆ど侵入しないから、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が該スカート28(フレーム14)内に形成されない(図5(b))。同様にシート材34において、前記フレーム14を構成する夫々のフレーム部材24,24の接合部分32に位置する部分でも、該シート材34の裏側へ滲出した発泡材料Uがそのまま硬化するようになり、この接合部分32を介して発泡材料Uが該フレーム14内へ殆ど侵入しないから、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が該スカート28(フレーム14)内に形成されない。
【0026】
このように本実施例に係るヘッドレストの製造方法では、予備成形(加工)された前記ステー12に組付けたフレーム14の外側に、該フレーム14を全体的に被包し得る適宜シート材34を装着したもとで、発泡成形型40によりパッド16の発泡成形を行なうようにしたので、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が該スカート28(フレーム14)内に形成されるのを好適に防止し得る。従って、成形完了後のヘッドレスト10では、前記フレーム14(スカート28)の内部に、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が存在してないので、該ステー12に対するパッド16の可倒量が確保される。また、フレーム14における前記軸支持部26の内部にも、前記ステー12の動きを阻害する発泡体が存在しないので、前記ステー12のスムーズな回動(揺動)が阻害されることもない。
【0027】
また前記シート材34は、多数の空隙38を有する通気性材料であるから裏面に発泡材料Uが適度に滲出するのを許容するようになっており、該シート材34の裏面に滲出した発泡材料Uが前記フレーム14に接着されるので、成形されたパッド16がシート材34を介してフレーム14の外面に固着される。従って、成形完了後のヘッドレスト10では、パッド16全体をシートの前後方向へ位置調節する際等に、フレーム14に対して該パッド16だけがずれ動いてしまう不都合が発生することがない。
【0028】
【発明の効果】
以上説明した如く、本発明に係るヘッドレストによれば、ステーに組付けたフレームの外側に、該フレームの必要部分または全体を被包し得る適宜シート材を装着したので、前記ステーの動きを阻害する発泡体が該フレーム内に形成されるのを好適に防止できる利点がある。従って成形完了後のヘッドレストでは、フレーム内にステーの動きを阻害する発泡体が存在していないので、該ステーの揺動(回動)が全く規制されないと共にパッドのスムーズな揺動および可倒量を確保し得る有益な効果を奏する。
【0029】
また前記シート材は、多数の空隙を有する通気性材料とすることにより、裏面に発泡材料が適度に滲出するのを許容するので、該シート材の裏面に滲出した発泡材料が前記フレームの外面に接着され、成形されたパッドがシート材を介してフレームの外面に固着される。従って成形完了後のヘッドレストでは、フレームに対して該パッドだけがずれ動いてしまう不都合が発生しない利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の好適実施例に係るヘッドレストを、発泡成形型によりパッドを成形している状態で示す概略断面図である。
【図2】ステーおよび該ステーにセットしたフレームを、発泡成形型にセットした状態を示す概略斜視図である。
【図3】ステーにセットしたフレームに、シート材を被包する状態を示す概略斜視図である。
【図4】織布をシート材として実施した場合の説明断面図であって、(a)は、フレームの外面に密着したシート材の部分を示し、(b)は、発泡反応した発泡材料がシート材の裏側へ滲出することで、成形されたパッドが該シート材を介してフレームの外面に固着された状態を示している。
【図5】織布をシート材として実施した場合の説明断面図であって、(a)は、フレームの開口部分に位置したシート材の部分を示し、(b)は、発泡反応した発泡材料がシート材の裏側へ滲出するものの、裏側へ抜け出ることなく硬化した状態を示している。
【図6】ステー、フレームおよびパッドから構成される可倒式のヘッドレストを、シートのシートバックに装着した状態で一部破断して示す説明図である。
【図7】ステーにフレームをセットする状態を示す斜視図である。
【図8】ステーにフレームをセットした状態を示す斜視図である。
【図9】従来のヘッドレストの製造方法を、発泡成形型によりパッドを成形している状態で示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドレスト
12 ステー
14 フレーム
16 パッド
20 脚部
22 支軸
28 スカート
30 開口部分
32 接合部分
34 シート材
38 空隙
40 発泡成形型(成形型)
U 発泡材料

Claims (1)

  1. 所要間隔で設けた2本の脚部 (20,20) および両脚部 (20,20) に上方で連なる所要長の支軸 (22) からコ字状に形成されるステー (12) と、このステー (12) を両側から挟むことで該ステー (12) を前記支軸 (22) において揺動自在に支持すると共に、前記夫々の脚部 (20) を収納した状態で該脚部 (20) が所要角度だけ揺動するのを許容するスカート (28) を両側に設けたフレーム (14) と、前記ステー (12) にセットした前記フレーム (14) の外側に、発泡材料 (U) から発泡成形した所要形状のパッド (16) とを備えるヘッドレストにおいて、
    前記ステー (12) にセットした前記フレーム (14) の外側に装着され、前記パッド (16) の内側で該フレーム (14) を全体的に被包すると共に、前記スカート (28) から前記脚部 (20) が延出する開口部分 (30) を被覆するシート材 (34) を備え、
    前記シート材 (34) は、前記発泡材料 (U) が前記フレーム (14) 側へ滲出するのを許容する多数の空隙 (38) を有する通気性材料からなり、
    前記シート材 (34) のフレーム (14) 側へ滲出した発泡材料 (U) が該フレーム (14) の外面に接着した状態で硬化して、前記パッド (16) が該フレーム (14) に固着されている
    ことを特徴とするヘッドレスト。
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