JP4060951B2 - 空気浮上式ベルトコンベヤ - Google Patents

空気浮上式ベルトコンベヤ Download PDF

Info

Publication number
JP4060951B2
JP4060951B2 JP19502998A JP19502998A JP4060951B2 JP 4060951 B2 JP4060951 B2 JP 4060951B2 JP 19502998 A JP19502998 A JP 19502998A JP 19502998 A JP19502998 A JP 19502998A JP 4060951 B2 JP4060951 B2 JP 4060951B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
trough
air
air duct
belt
hollow screw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19502998A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000016549A (ja
Inventor
三樹男 飯尾
豊 大森
Original Assignee
株式会社三井三池製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三井三池製作所 filed Critical 株式会社三井三池製作所
Priority to JP19502998A priority Critical patent/JP4060951B2/ja
Publication of JP2000016549A publication Critical patent/JP2000016549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4060951B2 publication Critical patent/JP4060951B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Belt Conveyors (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンベヤのベルトをトラフの上面に空気で浮上させて走行させる空気浮上式ベルトコンベヤに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のベルトコンベアにあっては、走行するベルトは円筒状のローラで支持されているものが一般的であるが、このベルトコンベヤは、ベルトとローラの摩擦により部品の摩耗が早いうえに、ローラの騒音も激しいので、これに代わってベルトをコンベヤトラフの上面に空気で浮上させて走行させる空気浮上式ベルトコンベヤが種々提案されている(例えば、特開昭64−53908号公報、特開平6−110132公報等)。
【0003】
5図は、従来周知の一般的な空気浮上式ベルトコンベヤの一例の断面を示すものであり、圧縮空気が送られる上下平行する長大な空気室50、50aの上面に断面円弧状のトラフ51、51aを形成し、このトラフ51、51aの底に空気通過孔52、52aを設け、前記空気通過孔52、52aから噴出する圧縮空気でトラフ51、51aの上面に沿って走行するベルト53、53aとの間に空気膜形成しベルト53、53を浮上させるようになっている。この図示した従来例は、載荷側ベルト53と戻り側ベルト53aが共にトラフ51、51aの上面に沿って空気浮上する構成となっている。
【0004】
上記図示した空気浮上式ベルトコンベヤは、所定間隔をおいて底に空気通過孔52、52aを穿設したトラフ51、51aの下面に、断面上向コの字形の溝状の空気室部材54、54aを互いの長さ方向両縁部で溶接して中空の空気室50、50aを直接形成したものである。この空気浮上式ベルトコンベヤのベルト53,53aを、トラフ51,51a上面に沿って円滑に浮上走行させるには、トラフ51,51aの高い精度が要求されるとともに、空気が無駄なく安定した圧力で空気通過孔52,52aからトラフ51、51aの上面に供給されるには、空気洩れのない空気室50,50aを必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の各トラフ51,51aと各空気室部材54,54aとの溶接による各空気室50,50aの形成手段は、その接合部55,55aの溶接時にトラフ51,51aの精度を損うことがあると共に、接合部55,55aに溶接灼けと不完全な接合部分が残り易く、その部分から空気洩れを生じることがある。そして、この溶接作業は高度な注意力と熟練を必要とする労働負担の大きい面倒なものであり、溶接の不完全部分の補修には多くの費用と時間を必要とした。
【0006】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、トラフの精度を損なうことなく、トラフの下面に空気洩れの心配のないエアーダクトを簡単に設けることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上面に無端ベルトが浮上走行するトラフと、前記無端ベルトを浮上させる圧縮空気を送るパイプ状のエアーダクトと、軸線中心の通気孔が穿設された中空螺子とを備え、前記トラフの下面の長さ方向に沿って前記エアーダクトを前記中空螺子で螺着接合し、前記エアーダクト内と前記トラフの上面とを前記中空螺子の通気孔で連通させて構成し、エアーダクトの形成に溶接作業による部分を一掃した。
【0008】
また、トラフとエアーダクトの間隙に中空螺子の配列を中心に挟んで長さ方向に沿って接着材ブロックを配設し、前記接着材ブロックを介して前記トラフと前記エアーダクトを接着してトラフとエアーダクトの接合を強化することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
図1乃至図4は、本発明の空気浮上式ベルトコンベヤの実施の形態を示しており、上面に無端ベルト1が浮上走行するトラフ2と、前記無端ベルト1を浮上させる圧縮空気を送るパイプ状のエアーダクト3と、軸線中心の通気孔5が穿設された中空螺子4とを備えて構成されている。本実施の形態では、無端ベルト1の載荷側ベルト1aと、その下方で逆走行する戻り側ベルト1bは、共に空気浮上式としているが、戻り側ベルト1bを旧来のローラ式とする場合もある。
【0011】
無端ベルト1は、ヘッドプーリーとテールプーリーに掛け渡され駆動プーリー(プーリー等の駆動機構は図示省略)によってエンドレス走行し、所定区間載荷物を搬送する周知の弾性材によるベルトである。
【0012】
載荷側ベルト1aが浮上走行する断面円弧状の載荷側トラフ2aは、その中央長さ方向に所定間隔を置いて螺子孔8が設けられており、長さ方向両端縁部6、6でフレーム7の上端に支持され、ビス止めされて固定されている。そして、載荷側トラフ2aの下面中央部には長さ方向に沿って角形パイプからなる上部エアーダクト3aが付設されている。
【0013】
本実施の形態におけるエアーダクト3は、溶接による空気洩れの心配のないトラフ2とは別体に形成されたパイプを使用している。このエアーダクト3に使用するパイプは、断面形状が図示の角形に限らず、円、楕円でもよい。また、市販の既製パイプを利用してもよい。
【0014】
上部エアーダクト3aは、載荷側トラフ2aの螺子孔8に頭部を埋め込んでねじ込まれた軸線中心の通気孔5が穿設された中空螺子4で載荷側トラフ2aの下面に螺着接合されており、上部エアーダクト3a内と載荷側トラフ2aの上面とは中空螺子4の通気孔5で連通している。
【0015】
中空螺子4は、トラフ2とエアーダクト3を接合すると共に、無端ベルト1を空気浮上させるトラフ2の通気孔5を形成する縦穴付きの皿形螺子であり、腐食によって通気孔5が目詰りしないように、その材質はステンレスや真鍮を使用したり、メッキを施したものが使用される。また、その頭部9上面にはドライバ等の工具が使用できるように十字溝10が設けられている。
【0016】
また、トラフ2の裏面凸曲面形状によって生ずるトラフ2とエアーダクト3の間隙には、取り付けた中空螺子4の配列を中心に挟んで長さ方向に沿って防振性護謨等による接着材ブロック11が適宜間隔を置いて配設してある。この接着材ブロック11には、その上下面に接着剤が塗布されており、トラフ2とエアーダクト3を接着してトラフ2とエアーダクト3の接合を強化するとともに、コンベヤの駆動に伴う振動を吸収して螺子弛みを防止している。
【0017】
また、積載側ベルト1aを浮上させる積載側の空気浮上機構の下方に、戻り側ベルト1bを浮上させる積載側トラフ2aよりもフラットな戻り側トラフ2bとその下面に取りつけられた下部エアーダクト3bによる戻り側の空気浮上機構がフレーム7に取りつけられて設けられている。この戻り側空気浮上機構は基本的に積載側の空気浮上機構と同様であるのでその説明は省略する。
【0018】
以上の説明で明らかのように、本実施の形態におけるエアーダクト3はトラフ3とは別体に形成されたパイプであり、これをトラフ2へ取り付けるには、トラフ2とエアーダクト3の間隙に接着材11を介在させて中空螺子4をドライバ等の工具を使って締め込めばよく、螺子止めによりトラフ2とエアーダクト3は接着材ブロック11を挟んでがたつくことなく強固に固定される。
【0019】
従って、この組立には空気洩れの原因となりやすい注意力や熟練を要する溶接作業がなく、トラフ2とエアーダクト3の接合作業でトラフ2の精度を損なうようなことがない。
【0020】
また、中空螺子4を皿形螺子にしてその頭部9をトラフ2の螺子孔8に埋め込むように取り付けてあるので、中空螺子4の頭部9で走行する無端ベルト1の裏面を傷つけることもない。
【0021】
本実施の形態にあっては、圧縮空気発生装置(図示省略)で発生させた圧縮空気はエアーダクト3を固定した中空螺子4の通気孔5からトラフ2の上面に無駄なく供給され、無端ベルト1はトラフ2上面に確実に浮上走行する。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したような形態で実施される本発明の空気浮上式ベルトコンベヤは、以下に記載されるような効果を奏する。
【0023】
トラフの下面の長さ方向に沿ってパイプ状に形成された別部材からなるエアーダクトを中空螺子で接合し、エアーダクト内とトラフの上面とを中空螺子の通気孔で連通させた構成としたので、トラフの下面に溶接によってエアーダクトを一体に設ける従来の空気浮上式ベルトコンベヤに比較して、組立作業が簡単なうえに、エアーダクトからの空気洩れの心配がなく、補修も用意である。
【0024】
従って、熟練者でなくとも点検、補修維持が可能であり、その経費や時間を節約し、労働負担を軽減することができる。
【0025】
また、トラフとエアーダクトとの空隙に接着材ブロックを介在させることにより、トラフとエアーダクトとの微震を吸収して強固に固定することができると共に、断面形状を問わない多様なエアーダクトとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気浮上式ベルトコンベヤを示す断面図。
【図2】図1の主要部を拡大して示す断面図。
【図3】図2に使用されている中空螺子の平面図。
【図4】本実施の形態のベルトコンベヤのトラフを示す平面図。
【図5】従来例を示す断面図。
【符号の説明】
1 無端ベルト,2 トラフ,3 エアーダクト,4 中空螺子,5 通気孔11 接着剤ブロック,

Claims (2)

  1. 上面に無端ベルトが浮上走行するトラフと、前記無端ベルトを浮上させる圧縮空気を送るパイプ状のエアーダクトと、軸線中心の通気孔が穿設された中空螺子とを備え、前記トラフの下面の長さ方向に沿って前記エアーダクトを前記中空螺子で螺着接合し、前記エアーダクト内と前記トラフの上面とを前記中空螺子の通気孔で連通させたことを特徴とする空気浮上式ベルトコンベヤ。
  2. トラフとエアーダクトの間隙に中空螺子の配列を中心に挟んで長さ方向に沿って接着材ブロックを配設し、前記接着材ブロックを介して前記トラフと前記エアーダクトを接着したことを特徴とする請求項1記載の空気浮上式ベルトコンベヤ。
JP19502998A 1998-06-25 1998-06-25 空気浮上式ベルトコンベヤ Expired - Fee Related JP4060951B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19502998A JP4060951B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 空気浮上式ベルトコンベヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19502998A JP4060951B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 空気浮上式ベルトコンベヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000016549A JP2000016549A (ja) 2000-01-18
JP4060951B2 true JP4060951B2 (ja) 2008-03-12

Family

ID=16334358

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19502998A Expired - Fee Related JP4060951B2 (ja) 1998-06-25 1998-06-25 空気浮上式ベルトコンベヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4060951B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190046967A (ko) * 2016-09-16 2019-05-07 브룩스 락우드 엘엘씨 공기-지지형 벨트 컨베이어 및 시스템과 이들을 사용하는 방법

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001328716A (ja) * 2000-05-22 2001-11-27 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 空気浮上式ベルトコンベヤ
JP4547319B2 (ja) * 2005-08-31 2010-09-22 工藤 裕次 螺子型ノズル、およびそれを用いた流体散布器ならびに消雪装置
JP2007230738A (ja) * 2006-03-02 2007-09-13 Shinko Electric Co Ltd エア浮上ユニット、およびエア浮上ユニットの製造方法
NL1036555C2 (nl) * 2009-02-11 2009-12-03 Jan Boonman Een windvlakconstructie ten behoeve van omzetting van windenergie in mechanische energie.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190046967A (ko) * 2016-09-16 2019-05-07 브룩스 락우드 엘엘씨 공기-지지형 벨트 컨베이어 및 시스템과 이들을 사용하는 방법
KR102426651B1 (ko) * 2016-09-16 2022-07-28 브룩스 락우드 엘엘씨 공기-지지형 벨트 컨베이어 및 시스템과 이들을 사용하는 방법
US11420824B2 (en) 2016-09-16 2022-08-23 Bruks Rockwood, Llc Air-supported belt conveyors and systems and methods of using same

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000016549A (ja) 2000-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3571001B2 (ja) 空気浮上式ベルトコンベヤのトラフ接続構造
US6695087B2 (en) Snowmobile engine mount
JP4060951B2 (ja) 空気浮上式ベルトコンベヤ
JP2017518242A (ja) ベルト取付具及びシステム
JP2000142945A (ja) ローラレスコンベア
JP3485407B2 (ja) 空気浮上式ベルトコンベア装置
JP3476005B2 (ja) 空気浮上式ベルトコンベア装置
JP3338668B2 (ja) 空気浮上式コンベヤ
JPH10316244A (ja) 空気浮上式ローラレスベルトコンベヤのトラフ接続構造
KR100448822B1 (ko) 사이드멤버와 서브프레임결합부의 구조
JPH11263422A (ja) 空気浮上式ベルトコンベア
JP4601194B2 (ja) 空気浮上式ベルトコンベア装置
JP2000289821A (ja) 空気浮上式ベルトコンベヤ
JP2001294313A (ja) 空気浮上式ベルトコンベヤ
JP4145109B2 (ja) 空気浮上式ベルトコンベア装置
JP3979025B2 (ja) 浮上式ベルトコンベヤ装置
JPH09226918A (ja) 空気浮上式ベルトコンベア
JPH09169418A (ja) 上下分離型空気浮上式ベルトコンベア
JPH0443303Y2 (ja)
KR200267713Y1 (ko) 롤러컨베이어의궤도수송장치
CA3229165A1 (en) Drive member assembly for a vibratory screen
JP2004224551A (ja) 空気浮上式ベルトコンベア装置
JP2001315934A (ja) 空気浮上式ベルトコンベヤ用搬送ベルト
JP2001058710A (ja) 浮上式ベルトコンベヤ装置
JP2001310810A (ja) 空気浮上式ベルトコンベヤ用搬送ベルト

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050624

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070530

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071221

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111228

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees